JP2793916B2 - イメージデータ伝送方法およびその装置 - Google Patents

イメージデータ伝送方法およびその装置

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JP2793916B2
JP2793916B2 JP41256790A JP41256790A JP2793916B2 JP 2793916 B2 JP2793916 B2 JP 2793916B2 JP 41256790 A JP41256790 A JP 41256790A JP 41256790 A JP41256790 A JP 41256790A JP 2793916 B2 JP2793916 B2 JP 2793916B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データの保護を必要と
するイメージデータの送受信を行なうイメージデータ伝
送方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、イメージデータを送受信する通信
装置、たとえばファクシミリ装置が一般に普及するにつ
れ、誤送信が増加してきている。また、故意に通信をモ
ニターされる可能性が生じている。このため、ファクシ
ミリ装置等の通信装置には、通信データ(画データ)の
保護を行なうことが重要な課題となってきた。
【0003】このような通信データの保護を行なう場
合、従来は次の2つの方法で対処していた。第1の方法
は、誤送信を防止するために送信時に、パスワードや電
話番号を認識して相手を選別する方法である。第2の方
法は、通信のモニターを防止するために、暗号装置をフ
ァクシミリ装置に接続して送信データを暗号化して送信
する方法である。前者は、特別な回路を必要とせず、ソ
フトのみで対応することができるという利点があった。
後者の場合は、暗号通信を行なうために、ハードの追加
が必要であり、モデム(変復調回路)の前段にインタフ
ェース回路を設けて、その暗号装置を接続していた。
【0004】ところで、一般的なファクシミリ装置で
は、原稿から読み取ったイメージデータを送信時圧縮し
て送信している。たとえばグループIII(GIII) 型または
グループIV(GIV)型では、原稿から読み取ったイメー
ジデータをライン毎に、前ラインのデータに基づいて順
次符号化して送信している。この場合、最初のラインの
参照ラインとして全白ラインが用いられていた。符号化
されたデータは、パラレルシリアル変換回路(P/S 変換
回路)にてシリアルデータに変換された後、モデム(変
復調回路)に送られる。モデムでは送信クロックに同期
して送信データを送信する。受信時には、モデムにて受
信したシリアルデータをシリアルパラレル変換回路(S/
P 変換回路)にてパラレルデータに変換した後、システ
ムのメモリに転送する。モデムは受信クロックに同期し
て受信データを受信する。
【0005】暗号送信を行なう場合、暗号装置は、モデ
ムとP/S 変換回路またはS/P 変換回路との間に、RS-232
C 用のドライバー、レシーバを介して接続される。RS-2
32C ケーブルには、装置本体側およびモデム側に切換回
路がそれぞれ接続される。
【0006】この暗号化伝送の場合、P/S 変換回路のデ
ータはその切換回路によりRS-232C のドライバーを経由
して暗号装置に送られる。この暗号装置で符号化された
データは、RS-232C 用のレシーバを通じて切換回路を介
してモデムに送られ、送信される。受信時は、モデムに
て受信した信号が切換回路を介して暗号装置に送られ
て、復号化された後、切換回路を通じてS/P 変換回路に
送られる。
【0007】以上のように暗号装置にてイメージデータ
を暗号化して通信することにより、他者に通信データを
モニター(解読)されることなく、データの送信、受信
を行なうことができた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の2つの方式には次のような問題点があった。
1.手順時にパスワードや電話番号等を識別して処理す
る第1の方式(以下手順方式と記す)には、次の(a),
(b) の問題があった。 (a) パスワード、電話番号等の手順信号を300bpsの極め
て遅い速度で送受信するため、簡単にモニターして解析
することができる。 (b) 通信中の送信データをモニターすることに対して保
護が完全でなかった。つまり、送信データをモニターし
て通常のファクシミリ装置と同様な装置にて、最初のラ
インを白ラインを参照ラインとして順次解析することに
より簡単に復号化して画像を得ることができる。2.暗
号装置を外付けする方式(以下外付け方式)には、次の
(c) 〜(e) の問題があった。 (c) 暗号装置が非常に高価であり、一般向きではない。 (d) RS-232C ケーブルのドライバ、レシーバや切換回路
等のインタフェース回路およびそのソフトが必要(RS-2
32C)となり、装置が複雑になる。 (e) 暗号装置は余り普及していないため、相手が限定さ
れる。 本発明は上述のような従来技術の課題を解決し、特に手
順方式でイメージデータの信号をモニターされた場合、
保護が十分でないことを解決しつつ、外付け方式のコス
ト高、インタフェースの煩雑さを解消し、簡単な回路
で、しかも優れた通信データ保護を行なうことができる
イメージデータ伝送方およびその装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決するために、イメージデータをライン毎にそれぞれ
前ラインのデータに基づいて符号化して送信し、このデ
ータを受信する際に、ライン毎に前ラインのデータに基
づいてそれぞれ復号化するイメージデータ伝送方にお
いて、送信側および受信側にてイメージデータの符号化
および復号化のための擬似参照ラインのデータを複数種
記憶して、これら複数種の擬似参照ラインに識別符号を
設定しておき、送信側にてイメージデータの伝送の際
に、識別符号のうちのいずれかを入力することにより、
該当する擬似参照ラインのデータを読み出して、このデ
ータに基づいてイメージデータを符号化し、これら符号
化したイメージデータとともにその際に使用した識別符
号を所定の伝送形態にて送信して、受信側においては、
伝送されてきたデータから識別符号を抽出して、この識
別符号に該当する擬似参照ラインを読み出して、この擬
似参照ラインに基づいて伝送されてきたイメージデータ
を復号化していくことを特徴とする。
【0010】この場合、識別符号は、IDナンバーおよび
ブロックナンバーなどからなる複数の番号の組み合わせ
にて構成されていることを特徴とする。
【0011】また、原稿から読み取ったイメージデータ
をライン毎に前ラインのデータに基づいて符号化して送
信するイメージデータ伝送方式における送信装置におい
て、読み取ったイメージデータを符号化するための擬似
参照ラインのデータを複数種記憶する参照ライン記憶手
段と、この参照ライン記憶手段に記憶した擬似参照ライ
ンのデータを外部から入力された識別符号に基づいて選
択する選択手段と、この選択手段にて選択した擬似参照
ラインのデータに基づいてイメージデータをライン毎に
順次符号化する符号化手段と、この符号化手段にて符号
化したデータと識別符号とを同期信号等を付加した所定
の伝送形態に構成して送信する送信手段とを備えている
ことを特徴とする。
【0012】この場合符号化手段に、擬似参照ラインの
データおよびイメージデータを全白ラインを最初の参照
ラインとして符号化する MMR符号化回路を使用した場合
に、擬似参照ラインの符号化データを送信データから除
去する除去回路を備えたことを特徴とする。
【0013】さらにこの送信装置は、擬似参照ラインの
ライン長が読み取ったイメージデータのライン長より短
い場合に、所定のデータにて擬似参照ラインのライン長
を補完するライン長補完手段を備えたことを特徴とす
る。
【0014】また、伝送されてきたイメージデータをラ
イン毎に前ラインのデータに基づいて復号化するイメー
ジデータ伝送方式における受信装置において、送信側に
て付加された識別符号と符号化されたイメージデータと
を分離する分離手段と、この分離手段にて分離された識
別符号に該当する擬似参照ラインのデータを記憶した参
照ライン記憶手段と、この参照ライン記憶手段に記憶さ
れた擬似参照ラインのデータを前記分離手段にて分離さ
れた識別符号に基づいて読み出す参照ライン読出手段
と、この参照ライン読出手段にて読み出された擬似参照
ラインを符号化する擬似参照ライン符号化手段と、この
擬似参照ライン符号化手段の符号化データを参照ライン
として受信したイメージデータを復号化する復号手段と
を備えていることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明に係るイメージデータ伝送方およびそ
の装置によれば、送信側にて、識別符号を入力すること
により、その識別符号に対応する複数種の擬似参照ライ
ンの中から該当する擬似参照ラインが選択されて読み出
され、その擬似参照ラインにて読み取られたイメージデ
ータが順次符号化されて、これら符号化データとともに
入力された識別番号とが送信される。これにより、受信
側においては、受信した識別符号に対応する擬似参照ラ
インを読み出して、この擬似参照ラインに基づいて送信
されてきた符号化データを順次復号化していく。したが
って、送信データがモニターされても、送信側と受信側
とであらかじめ登録された識別符号に該当する擬似参照
ラインを選択しないかぎり、イメージデータを復号化す
ることが困難となる。
【0016】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明によるイメー
ジデータ伝送方およびその装置の実施例を詳細に説明
する。
【0017】図1は本発明によるイメージデータ伝送方
式が適用されたファクシミリ装置の送信部の実施例を示
すブロック図である。この図において、送信されるイメ
ージデータは読取センサとそのコントロール回路を備え
た読取部10にて1ライン毎に白黒の2値画像データとし
て読み取られる。この読取部10の読取センサは、CCD
(荷結合素子) や反射型光電変換素子にて構成されてい
る。
【0018】この読取部10にて読み取られたイメージデ
ータは、1ライン毎に切替回路12を介して画像処理部14
に転送される。切替回路12は、読取部10から1ライン毎
に送出されるイメージデータをシリアルに入力する入力
端子Aと、その符号化のための擬似参照ラインをシリア
ルに入力する入力端子Bとを備え、そのいずれかを選択
して出力端子Yからシリアルに出力するマルチプレクサ
等によって構成されている。この場合、擬似参照ライン
は、読み取ったイメージデータの前に切替回路12を介し
て画像処理部14に転送される。
【0019】この擬似参照ラインは、第1の記憶回路(R
OM)16 に、あらかじめ格納されている。このROM16 に
は、図2に示すように、複数種の擬似参照ラインのデー
タが格納されている。その格納構成は、たとえばIDナン
バーIDNO-001〜IDNO-256が付された複数のテーブルのそ
れぞれに擬似参照ラインが複数種格納されている。それ
ぞれのテーブル001 〜256 において、擬似参照ラインの
データにそれぞれブロックナンバー0〜255 が付されて
いる。したがって、いずれかの擬似参照ラインを選択す
る場合には、テーブルを選択するIDナンバー1〜256
と、その中の1つのブロックを選択するブロックナンバ
ー0〜255 とを指定することによって、1つの擬似参照
ラインが決定される。 この実施例の場合、その組み合
わせは、256X256 通りの組み合わせがある。
【0020】ROM16 に格納された擬似参照ラインのデー
タのパターンは、それぞれ8個の符号(たとえば黒4
個、白4個)にて構成されている。各符号は、8ビット
単位のデータであり、上位1ビット目が白または黒の属
性を示し、残り7ビットにてそのランレングスを表わし
ている。図の場合、WまたはBの記号にて白または黒を
表示し、ランレングスの部分を16進数にて表わしてい
る。なお、この擬似参照ラインのライン長は、たとえば
A4版の紙幅に相当しており、読取部10にて読み取ったデ
ータのライン長を必ずしも保証していない。したがっ
て、読取部10にてたとえばB4版等の紙面からイメージデ
ータを得た場合には、後の回路にて補完が行なわれ、デ
ータの全ランレングスを一致させている。
【0021】再び図1に戻って、これら擬似参照ライン
を選択するためのIDナンバーおよびブロックナンバーの
指定は、オペレーションインタフェース18と、第2の記
憶部(RAM)20 と、制御回路(CPU)22とを介して行なわれ
る。 オペレーションインタフェース部18にはキーボー
ド等の入力装置が接続されて、操作者により数字または
記号等の符号が入力される。RAM20 には、オペレーショ
ンインタフェース18を介して入力されるIDナンバーおよ
びブロックナンバーが記憶される。CPU22 は、RAM20 に
登録されたIDナンバーおよびブロックナンバーを解読し
て、ROM16 に格納された擬似参照ラインのデータを読み
出す。このCPU22 は、擬似参照ラインの選択、読み出し
の後に、各部のシーケンス制御を行なう中央処理装置で
もある。ROM16 から読み出された擬似参照ラインのデー
タは、イメージ変換部24にて、白黒のイメージデータに
変換される。イメージ変換部24は、擬似参照ラインのイ
メージデータ変換を行なうイメージ変換回路と、パラレ
ルに読み込まれたデータをシリアルに送出するためのパ
ラレルシリアル(以下P/S と記す)変換を行なうP/S 変
換回路とを備えている。このイメージ変換部24において
は、擬似参照ラインのデータの変換後のライン長が、読
み取りライン長と一致していない場合に、そのライン長
を一致させるために白データにて補完処理を行なう参照
ライン補完機能を備えている。イメージデータに変換さ
れた擬似参照ラインのデータは、切替回路12を介して画
像処理部14に転送される。
【0022】画像処理部14は、符号化回路と、1st ライ
ン除去回路と、S/P 変換回路とを備えている。符号化回
路は、MMR(モデファイド・モデファイド・リード)モー
ドにて、切替回路12を介して読み込んだイメージデータ
をライン毎に順次符号化する回路である。ここで採用さ
れているMMR モードは、仮想的に全白ラインを参照ライ
ンとして符号化するモードである。つまり、この符号化
回路は、図3に示すように、擬似参照ラインのイメージ
データを読み込むと、そのデータを仮想的な参照用白ラ
インを参照ラインとして符号化する。さらに、この符号
された擬似参照ラインのデータを参照ラインとして読み
取ったイメージデータの1ライン目を符号化し、順次1
ライン毎に前ラインにて符号化されたデータを参照して
符号化する。 1st ライン除去回路は、符号化回路にて
図3に示すように符号化されたイメージデータから最初
の1ライン、すなわち擬似参照ラインを除去して図4に
示すように読み取ったイメージデータのみ後の回路へ通
過させる参照ライン除去手段である。これら通過した符
号化データは、S/P 変換回路にてシリアルパラレル変換
されて、図1(B) に示す符号化データバッファ26に一時
格納される。
【0023】この符号化データバッファ26は、RAM によ
って構成されている。 この符号化データバッファ26に
格納されたデータは、シリアルI/O(以下SIO と記す)28
に読み込まれる。このSIO28 は、符号化データバッファ
26に格納された符号化データを読み込む前に、第2の記
憶回路(RAM)20 に登録されたIDナンバーおよびブロック
ナンバーを読み込んでいる。このSIO28 は、これらデー
タを送信するための所定のフレーム構成に形成する回路
である。つまり、このSIO28 は、図6に示すように同期
フラッグFおよび誤りチェックのためのCRC 符号を入力
データに付加して、HDLC(ハイレベル・データリンク手
順)フレームに構成してモデム30へ送出する。モデム30
は、HDLCフレームにて構成された送信データを所定の変
調周波数にて変調して一般公衆回線に送出する送信回路
である。
【0024】一方、図6は、本発明によるイメージデー
タ伝送方式が適用されたファクシミリ装置の受信部を示
すブロック図である。この図において、モデム32は、回
線から入力する信号を復調してシリアルI/O(SIO)34に転
送する受信処理を行なう回路である。
【0025】シリアルI/O34 は、HDLCフレーム中の CRC
符号に基づいて、受信フレームの誤りチェックを行なう
機能を有する。このシリアルI/O34 は、チェックの結
果、フレームが正常でないと判断した場合に、受信フレ
ームを破棄して送信側へ再送を要求する信号を送出する
機能を有する。これは MMRモードでは、1次元ラインは
存在しないのでエラーから復帰できないため、この処理
を行なう必要がある。また、SIO34 においては、モデム
32にて復調したHDLCフレームからIDナンバーとブロック
ナンバーとを符号化データから分離して、RAM36 に転送
する分離機能を有する。符号化データは、符号化データ
バッファ38に転送される。
【0026】RAM36 に格納されたIDナンバーとブロック
ナンバーは、制御回路40にてチェックが行なわれる。閉
域通信の場合は、RAM36 にあらかじめ登録されている自
分のIDナンバーと比較され、一致しなければ通信を中断
する処理が行なわれる。このCPU40 は、両ナンバーが正
常であると判断すると、これらのナンバーからROM42 に
格納されている該当擬似参照ラインのデータを読み出す
処理を行なう。
【0027】このROM42 には、送信側と同様に、図2に
示すように複数のテーブルにそれぞれ複数種の擬似参照
ラインが格納されている。
【0028】RAM36 から読み出された擬似参照ラインの
データは、データ変換部44に読み込まれる。データ変換
部44は、擬似参照ラインのデータを受信したデータと同
様なMMR 符号に符号化する符号データ変換回路と、読み
込んだ擬似参照ラインのデータをパラレル−シリアル変
換して切替回路46に送出するP/S 変換回路とを備えてい
る。データ変換部44における符号データ変換回路では、
送信側の符号化回路と同様に、データを全白ラインを参
照ラインとして擬似参照ラインをMMR モードにて変換す
る。P/S 変換回路は、このデータを切替回路46を介して
シリアルに復号化回路48へ転送する回路である。復号化
回路48は、このデータを初期データとして後に読み込ま
れるイメージデータの符号化データを順次ライン毎に復
号化する回路である。
【0029】符号化データバッファ38に一時格納された
符号化データは、P/S 変換回路50にてシリアルに切替回
路46を介して複号化回路48に転送される。
【0030】復号化されたイメージデータは1ライン毎
に、印刷部50に転送される。この印刷部50は、1ライン
目の擬似参照ラインのデータを破棄して送信されたデー
タのみを順次印刷していく機能を有する。
【0031】以上のような構成において、この実施例に
おけるイメージデータ伝送方式は、送信部にてイメージ
データの伝送の際に、IDナンバーおよびブロックナンバ
ーがキーボード等を介して入力されることにより、該当
する擬似参照ラインのデータがROM42 から読み出され
て、このデータに基づいて読み取ったイメージデータが
画像処理装置14にて符号化される。この符号化されたデ
ータと、IDナンバーおよびブロックナンバーとは、SIO2
8 にてHDLCフレームに構成されて、モデム30を介して回
線に送信される。
【0032】受信部においては、伝送されてきたHDLCフ
レームをモデム32にて復調してSIO34に転送する。このS
IO34 は、このフレームからIDナンバーおよびブロック
ナンバーを分離してRAM36 へ転送する。CPU40 は、その
IDナンバーおよびブロックナンバーに該当する擬似参照
ラインをRAM42 から読み出して、データ変換部44に転送
する。データ変換部44にて擬似参照ラインのデータが符
号化され、この擬似参照ラインに基づいて伝送されてき
たイメージデータが複号化回路48にて順次復号化されて
いく。
【0033】したがって、この実施例においては、各種
の擬似参照ラインにてイメージデータそのものを変換し
たので、通信中にデータをモニターされても、簡単に複
号化されることを防止することができる。この場合、MM
R モードによる符号化であるので、受信側にて同じダミ
ーの参照ラインを持たない限り、1ラインも正常に受信
できない。またIDナンバーとブロックナンバーの組み合
わせが256X256 通りもあるので重複する確立はほとんど
ない。IDナンバーとブロックナンバーの階層管理ができ
るので、閉域通信と個別使用の両方で使用可能である。
外付けの暗号装置を必要としないので、インタフェース
回路および煩雑なソフトを削減することができる。した
がって、コストも削減することができる。外付けの暗号
化装置と違って、本装置内に実装できるので、工事等の
作業を削減することができる。
【0034】なお、上記実施例においては、画像処理装
置の符号化回路および複号化回路に白ラインを参照ライ
ンとして符号化または復号化するMMR モードの符号化お
よび復号化回路を適用したが、最初から擬似参照ライン
を指定することができる符号化回路および複号化回路を
使用することにより、画像処理装置の1st ライン除去回
路を省いて、画像処理装置および受信部のデータ符号化
回路を簡単化することができる。また、上記実施例にお
いては、送信部および受信部の各回路を異なる符号を付
して説明したが、もちろんこの発明においては、両回路
を内蔵したファクシミリ装置に適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のイメー
ジデータ伝送方およびその装置によれば、送信側およ
び受信側に複数種の擬似参照ラインを備え、それらに識
別符号を付与して、この識別符号に基づいて擬似参照ラ
インを選択して、この擬似参照ラインに基づいてイメー
ジデータを符号化および複号化するので、以下の効果を
得ることができる。 (a)複数種の擬似参照ラインの中から受信側に合った
擬似参照ラインにて、イメージデータそのものを変換し
たので、通信中にデータをモニターしても、符号化に使
用した同じ擬似参照ラインを使用しない限り、そのデー
タを復号化することが困難となる。 (b)識別符号をIDナンバーとブロックナンバー等の複
数の符号の組み合わせによって構成することにより、擬
似参照ラインの解読をさらに複雑にしてモニターにおけ
る復号化をさらに困難にしている。 (c)識別符号を複数の符号にて組み合わせることによ
り、階層管理を行なうことができるので、閉域通信と個
別使用の両方で使用可能である。 (d)外付けの暗号装置を必要としないので、インタフ
ェース回路および煩雑なソフトを削減することができ
る。したがってコストも削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるイメージデータ伝送方式が適用さ
れたファクシミリ装置の送信部の実施例を示すブロック
図である。
【図2】本発明によるイメージデータ伝送方式の実施例
における擬似参照ラインテーブル構成例を示す概略図で
ある。
【図3】本発明によるイメージデータ伝送方式の実施例
における符号化データの構成例を示す概略図である。
【図4】図4における符号化データから擬似参照ライン
の符号化データを除去した状態を示す符号化データの概
略構成図である。
【図5】本発明によるイメージデータ伝送方式の実施例
における伝送フレームの構成を示す概略図である。
【図6】本発明によるイメージデータ伝送方式が適用さ
れたファクシミリ装置の受信部の実施例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10 読取部 12、46 切替回路 14 画像処理装置 16、42 第1の記憶回路(ROM) 18 オペレーションインタフェース部 20、36 第2の記憶回路(RAM) 22、40 制御回路(CPU) 24、44 データ変換部 26、38 符号化データバッファ 28、34 シリアルI/O 30、32 モデム 48 復号化回路 52 印刷制御回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージデータをライン毎にそれぞれ前
    ラインのデータに基づいて符号化して送信し、該データ
    を受信する際に、ライン毎に前ラインのデータに基づい
    てそれぞれ復号化するイメージデータ伝送方におい
    て、 送信側および受信側にて、イメージデータの符号化およ
    び復号化のための擬似参照ラインのデータを複数種記憶
    して、かつ該複数種の擬似参照ラインにそれぞれ識別符
    号を設定しておき、 送信側にてイメージデータの伝送の際に、前記識別符号
    のうちのいずれかを入力することにより、該当する擬似
    参照ラインのデータを読み出して、該データに基づいて
    イメージデータをライン毎に順次符号化して、該符号化
    したデータとともにその符号化の際に前記擬似参照ライ
    ンを選択した識別符号を所定の伝送形態にて送信して、 受信側においては、伝送されてきたデータから前記識別
    符号を抽出して、該識別符号に該当する擬似参照ライン
    を読み出して、該擬似参照ラインに基づいて伝送されて
    きたイメージデータを復号化していくことを特徴とする
    イメージデータ伝送方
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のイメージデータ伝送方
    において、前記識別符号は、IDナンバーおよびブロッ
    クナンバーなどからなる複数の符号の組み合わせにて構
    成されていることを特徴とするイメージデータ伝送方
  3. 【請求項3】 原稿から読み取ったイメージデータをラ
    イン毎に前ラインのデータに基づいて符号化して送信す
    るイメージデータ伝送方式における送信装置において、 読み取ったイメージデータを符号化するための擬似参照
    ラインのデータを複数種記憶する参照ライン記憶手段
    と、 該参照ライン記憶手段に記憶した擬似参照ラインのデー
    タを外部から入力された識別符号に基づいて選択する選
    択手段と、 該選択手段にて選択した擬似参照ラインのデータに基づ
    いて前記イメージデータをライン毎に順次符号化する符
    号化手段と、 該符号化手段にて符号化したイメージデータと前記識別
    符号とを同期信号等を付加した所定の伝送形態に構成し
    て送信する送信手段とを備えていることを特徴とする送
    信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の送信装置において、前
    記符号化手段に、全白ラインを最初の参照ラインとして
    擬似参照ラインのデータおよびイメージデータを順次符
    号化する MMR符号化回路を使用した場合に、前記擬似参
    照ラインの符号化データを送信データから除去する除去
    回路を備えたことを特徴とする送信装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の送信装置において、前
    記擬似参照ラインのライン長が読み取ったイメージデー
    タのライン長より短い場合に、所定のデータにて擬似参
    照ラインのライン長を補完するライン長補完手段を備え
    たことを特徴とする送信装置。
  6. 【請求項6】 伝送されてきたイメージデータをライン
    毎に前ラインのデータに基づいて復号化するイメージデ
    ータ伝送方式における受信装置において、 送信側にて付加された識別符号と符号化されたイメージ
    データとを分離する分離手段と、 該分離手段にて分離された識別符号に該当する擬似参照
    ラインのデータを記憶した参照ライン記憶手段と、 該参照ライン記憶手段に記憶した擬似参照ラインのデー
    タを前記分離手段にて分離した識別符号に基づいて読み
    出す参照ライン読出手段と、 該参照ライン読出手段にて読み出された擬似参照ライン
    を符号化する擬似参照ライン符号化手段と、 該擬似参照ライン符号化手段の符号化データを参照ライ
    ンとして、受信したイメージデータを復号化する復号手
    段とを備えていることを特徴とする受信装置。
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