JP2793895B2 - 射出成形機の速度指令装置 - Google Patents

射出成形機の速度指令装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、射出成形機の速度指令装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来、加熱シリンダ内で加熱され流動化された成形材
料を高圧により金型内に射出し、その中で冷却固化又は
硬化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出すように
した射出成形機においては、モータを駆動することによ
ってスクリュを加熱シリンダの中で前後進させるように
しているが、モータ駆動用制御装置からサーボモータに
送出する射出用速度指令に加減速時間を設け、射出速度
の指令値に対して実際の値の追従性を良好にしている。
そして、高い射出速度が要求される場合には、加速時
間を金型の形状や樹脂の特性に応じて変えて、射出速度
の指令値に対する実際の値の追従性を悪化させない範囲
で加減速時間を短くし、全体の射出時間を短くするよう
にしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の射出成形機の速度指令装置
においては、加速時間と減速時間を異なる値に設定する
ことができない。
ここで、サーボモータを用いた電動射出成形機につい
て説明する。
第5図は従来の射出成形機の速度指令装置における射
出速度パターン及びトルクパターンを示す図である。
図に示すように、加速時間t1において、加速に必要な
加速トルクTaと負荷トルクTLを合わせた実際のモータ必
要トルク(Ta+TL)をそのサーボ系におけるモータの出
しうる最大トルクとすると、減速時間t3(t3=t1)にお
いては、減速トルクT4と負荷トルクTLを合わせた実際の
モータ必要トルク(Td−TL)となる。したがって、減速
時は、加速時に比べて (Ta+TL)−(Td−TL)=2TL ∵Ta=Td のトルクの余裕があることになる。すなわち、モータの
トルクを最大限に利用することができない。
本発明は、上記従来の射出成形機の速度指令装置の問
題点を解決して、減速時においてもモータの最大のトル
クを利用することができ、射出時間を短くすることがで
きる射出成形機の速度指令装置を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) そのために、本発明の射出成形機の速度指令装置にお
いては、射出速度、並びに該射出速度に対応させて設定
された加速時間及び減速時間を入力するためのマンマシ
ンコントローラと、上記射出速度、加速時間及び減速時
間に基づいて、各サンプル時間ごとの速度変化量を演算
する演算手段と、上記速度変化量に基づいて速度指令パ
ターンを作成するパターン作成手段と、上記速度指令パ
ターンに基づいてモータを駆動するモータ駆動用制御装
置と、上記射出速度の指令値及び実際の射出速度をモニ
タするためのモニタ装置とを有する。
本発明の他の射出成形機の速度指令装置においては、
さらに、上記射出速度の指令値を複数個設定する手段
と、上記各指令値ごとに別個の加速時間及び減速時間を
入力するための手段とを有する。
(作用) 本発明によれば、上記のように射出成形機の速度指令
装置においては、射出速度、並びに該射出速度に対応さ
せて設定された加速時間及び減速時間を入力するための
マンマシンコントローラと、上記射出速度、加速時間及
び減速時間に基づいて、各サンプル時間ごとの速度変化
量を演算する演算手段と、上記速度変化量に基づいて速
度指令パターンを作成するパターン作成手段と、上記速
度指令パターンに基づいてモータを駆動するモータ駆動
用制御装置と、上記射出速度の指令値及び実際の射出速
度をモニタするためのモニタ装置とを有する。
この場合、操作者がマンマシンコントローラを介して
射出速度、並びに該射出速度に対応させて設定された加
速時間及び減速時間を入力すると、加速時間及び減速時
間内においてモータの加減速が終了するように速度変化
量が設定される。
そして、該速度変化量から速度指令パターンが作成さ
れ、該速度指令パターンに基づいてモータが駆動され
る。
本発明の他の射出形成機の速度指令装置においては、
さらに、上記射出速度の指令値を複数個設定する手段
と、上記各指令値ごとに別個の加速時間及び減速時間を
入力するための手段とを有する。
この場合、必要に応じて所定の指令値を選択し、該指
令値における加減速のパターンを選択することができ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図は本発明の射出成形機の速度指令装置の概略図
である。
図において、1はモニタ装置、2はMMC(マンマシン
コントローラ)、3はMPU(Micro Processing Unit)、
4はモータ駆動用制御装置、5は速度検出器、6はサー
ボモータ、7はベルト、8はプーリ、9はボールねじ、
10はスクリュである。
上記MMC2は、射出速度、該射出速度指令の加速時間及
び減速時間、その他の成形条件を入力するためのもので
ある。MPU3は、上記成形条件の入力を監視し、シーケン
スに応じて出力する。そして、成形条件に基づき射出速
度指令パターンを作成し、モータ駆動用制御装置4を介
してサーボモータ6に速度指令を与える。
サーボモータ6の回転運動は、ベルト7、プーリ8、
ボールねじ9を介してスクリュ10に伝達され、該スクリ
ュ10を前後進させる。また、射出速度指令及び射出速度
の実際の値はモニタ装置1によってモニタすることがで
きるような構成となっている。
上記構成の射出成形機の速度指令装置において、MMC2
から射出速度、加速時間、減速時間がMPU3に入力される
と、MPU3は次の方法で速度指令パターンを作成する。
第2図は本発明の射出成形機の速度指令装置によって
設定された速度パターン図、第2図(A)は加速時の速
度パターン図、第2図(B)は減速時の速度パターン図
である。
まずMPU3は加速時においては、第2図(A)に示すよ
うに1サンプルにおける速度の増分ΔVaを ΔVa=(V/t1)×τ の式によって求める。
また、減速時も同様に第2図(B)に示すように1サ
ンプルにおける速度の減少分ΔVdを Vd=(−V/t3)×τ の式によって求める。
そして、これら加速時における増分ΔVa、減速時にお
ける減速分ΔVdから速度指令パターンを作成することが
できる。
第3図は本発明の射出成形機の速度指令装置において
追従性が悪い場合の射出速度パターン及びトルクパター
ンを示す図、第3図(A)は射出速度パターン図、第3
図(B)はトルクパターンを示す図である。
実際に成形を行う場合には、オペレータはモニタ装置
1によって射出速度の指令値と実際の値とを比較し、追
従性が良好になるような最小加速時間及び最小減速時間
をMMC2を介してMPU3に入力する。
この場合、加速時間及び減速時間の設定値が小さすぎ
て実線で示す指令値に対して破線で示す実際の値が追従
することができない。
第4図は本発明の射出成形機の速度指令装置において
追従性が良好の場合の射出速度パターン及びトルクパタ
ーンを示す図、第4図(A)は射出速度パターン図、第
4図(B)はトルクパターンを示す図である。
この場合、加速時間及び減速時間の設定値が適性で実
線で示す指令値に対して破線で示す実際の値が追従して
いる。
したがって、サーボモータ6の持つトルクが有効に利
用されている。
すなわち、第3図に示すような場合は第4図のパター
ンになるように加減速時間を長くすればよい。
また、射出速度の指令値を複数個設定し、各指令値ご
とに別個の加速時間及び減速時間を入力することもでき
る。その場合、必要に応じて所定の指令値を選択し、該
指令値における加減速のパターンを選択することができ
る。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能
であり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、射出成
形機械の速度指令装置においては、射出速度、並びに該
射出速度に対応させて設定された加速時間及び減速時間
を入力するためのマンマシンコントローラと、上記射出
速度、加速時間及び減速時間に基づいて、各サンプル時
間ごとの速度変化量を演算する演算手段と、上記速度変
化量に基づいて速度指令パターンを作成するパターン作
成手段と、上記速度指令パターンに基づいてモータを駆
動するモータ駆動用制御装置と、上記射出速度の指令値
及び実際の射出速度をモニタするためのモニタ装置とを
有する。
この場合、射出速度に対応させて加速時間及び減速時
間を別々に設定することができるので、減速時間を短縮
することが可能になる。したがって、減速時においても
モータの最大のトルクを利用することができ、射出時間
を短くすることができる。
そして、樹脂がゲート部に到達したときに迅速に減速
することができるので、高速かつ高圧で射出を行うこと
ができる。また、射出時間が短くなるので、樹脂の金型
内への充填性も良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の射出成形機の速度指令装置の概略図、
第2図は本発明の射出成形機の速度指令装置によって設
定された速度パターン図、第2図(A)は加速時の速度
パターン図、第2図(B)は減速時の速度パターン図、
第3図は本発明の射出成形機の速度指令装置において追
従性が悪い場合の射出速度パターン及びトルクパターン
を示す図、第3図(A)は射出速度パターン図、第3図
(B)はトルクパターンを示す図、第4図は本発明の射
出成形機の速度指令装置において追従性が良好の場合の
射出速度パターン及びトルクパターンを示す図、第4図
(A)は射出速度パターン図、第4図(B)はトルクパ
ターンを示す図、第5図は従来の射出成形機の速度指令
装置における射出速度パターン及びトルクパターンを示
す図である。 1……モニタ装置、2……MMC、3……MPU、4……モー
タ駆動用制御装置、5……速度検出器、6……サーボモ
ータ、7……ベルト、8……プーリ、9……ボールね
じ、10……スクリュ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)射出速度、並びに該射出速度に対応
    させて設定された加速時間及び減速時間を入力するため
    のマンマシンコントローラと、 (b)上記射出速度、加速時間及び減速時間に基づい
    て、各サンプル時間ごとの速度変化量を演算する演算手
    段と、 (c)上記速度変化量に基づいて速度指令パターンを作
    成するパターン作成手段と、 (d)上記速度指令パターンに基づいてモータを駆動す
    るモータ駆動用制御装置と、 (e)上記射出速度の指令値及び実際の射出速度をモニ
    タするためのモニタ装置とを有することを特徴とする射
    出成形機の速度指令装置。
  2. 【請求項2】(a)上記射出速度の指令値を複数個設定
    する手段と、 (b)上記各指令値ごとに別個の加速時間及び減速時間
    を入力するための手段とを有する請求項1に記載の射出
    成形機の速度指令装置。
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JPS62218120A (ja) * 1986-03-20 1987-09-25 Fanuc Ltd 射出速度の加減速時間が変更できる射出成形機
JP2596989B2 (ja) * 1988-10-31 1997-04-02 三菱重工業株式会社 射出成形機のスクリュ回転制御装置
JP2539014B2 (ja) * 1988-10-31 1996-10-02 三菱重工業株式会社 射出成形機

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