JP2539014B2 - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JP2539014B2 JP63275446A JP27544688A JP2539014B2 JP 2539014 B2 JP2539014 B2 JP 2539014B2 JP 63275446 A JP63275446 A JP 63275446A JP 27544688 A JP27544688 A JP 27544688A JP 2539014 B2 JP2539014 B2 JP 2539014B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スクリュ回転を樹脂特性に応じて制御する
装置を有する射出成形機に関する。
(従来の技術) 電動機を用いてスクリュの回転駆動を行う場合にサー
ボモータ、インバータ等が用いられるが、ここではイン
バータを用いたスクリュの回転速度制御の1例を第4図
乃至第6図により説明する。
射出成形機の可塑化工程におけるスクリュ回転は、以
下のような動作をとる。
ホッパ6には粒状の樹脂ペレット8が貯留されてい
る。スクリュ1は適当な減速比をもつ減速機を介して誘
導電動機4により回転駆動される。このときの回転数指
令は制御装置10からインバータ11に与えられ、誘導電動
機4の回転数はインバータ11の周波数制御によりコント
ロールされる。樹脂ペレット8は、スクリュ1の回転に
よる剪断発熱とスクリュシリンダ2に巻かれたバンドヒ
ータ5による加熱とにより、溶融しながら前方へ移送さ
れ、1回の射出に必要な量の溶融樹脂がスクリュ前部A
に貯留される。この溶融樹脂は、図示しない油圧シリン
ダ等によりスクリュ1を前進させることで、スクリュシ
リンダ2先端のノズル3より図示しない金型に注入さ
れ、そこで冷却固化して成形品となる。
さて、インバータ11による制御においては、インバー
タ11の過電流を防止するため、回転の指令周波数を0か
ら所定の回転数が得られる周波数まで、例えば4Pモータ
の場合でスリップを無視して、所定の回転数を1800r.p.
m.とすると、0から60Hzまで徐々に上昇させる。
こうすることで指令周波数に基づく回転数と実際の回
転数との差、即ちスリップ過大による過電流を過渡的に
防止し、インバータを保護している。
この周波数を上昇させるカーブは、第5図に示すよう
な直線的な加・減速や第6図に示すようなS字カーブ状
の加・減速曲線が利用される。
加・減速のこのカーブのパターンはインバータ内部に
固定定数として設定保有している。
(発明が解決しようとする課題) ところで、射出成形機は一般に汎用機がその殆んどで
あり、従って使用する樹脂も多岐にわたり軽負荷の樹脂
(例えば、PS樹脂)から重負荷の樹脂(例えば、PC樹
脂)に至るまで同一成形機が使用され、回転数も高速か
ら低速まで広範囲にわたる。
これに対し上記の如く同一の加・減速パターンに固定
されていると、例えば軽負荷樹脂の低速回転に基づき加
・減速パターンを設定した場合には、重負荷樹脂に対す
る高速回転時には過電流が流れることになって、直ちに
保護機能が働き運転が不能となる。また、その逆の場合
を設定すると、加速時間が長くかかり、その分成形サイ
クル時間が長くなる欠点を有している。
こうした点を回避しようとして、従来の加・減速パタ
ーンを重負荷樹脂に合わせて設定し、同パターンで広範
な樹脂に対応させているのが現状であり、その結果、総
じて成形サイクルが長くなるという問題点があった。
本発明はこうした点を排除し、異なる成形条件に対応
し、夫々最適な加・減速パターンに基づいてスクリュ回
転を制御することを可能にした制御装置を具備する射出
成形機を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) このため、本発明は成形条件に応じ制御部を介してス
クリュ回転を制御する射出成形機において、教示モード
切換手段及びスクリュ駆動手段と、教示モードに切換え
られスクリュが予め設定された速度で回転駆動されたと
き使用樹脂の負荷特性を検出する手段と、同検出手段か
らの検出信号により同樹脂に適したスクリュ回転の加速
時間及び減速時間を演算記憶する手段と、教示モードが
解除されて通常成形運転に戻されると、前記演算記憶手
段により演算記憶した加速時間及び減速時間に基づいて
スクリュ駆動部に操作指令を発する制御手段とを具備す
ることを構成とし、これを上記課題の解決手段とするも
のである。
(作用) 所望の樹脂原料をホッパを介してスクリュシリンダ内
に投入し、例えば操作盤の教示モード選択スイッチをON
し、スクリュ駆動スイッチをONすると、予め設定された
回転時間内スクリュが回転する。例えばこの設定時間の
経過中に樹脂の負荷特性を検出する検出手段によって、
例えばインバータの電流変化が検出され、このデータが
制御部の演算記憶手段に入力される。演算記憶手段では
前記データと他のデータに基づき所定の演算式に従って
上記樹脂の負荷特性に適合するスクリュ回転の加速時間
及び減速時間を演算記憶する。
ここで、教示モード手段を実成形運転モードに切換え
ると、以後、制御部からは他の成形条件と共に前記記憶
された加・減速時間に沿った操作指令がインバータ等に
発せられ電動機の回転、即ちスクリュ回転の制御がなさ
れることになる。
(実施例) 以下、本発明を図示実施例に基づいて説明する。
第1図〜第3図は本発明の代表的な実施例に関し、第
1図は同構成図、第2図は同ティーチング操作のフロー
チャート、第3図(a)(b)はスクリュ加・減速パタ
ーン及び周波数領域毎のトルク演算式を示す説明図であ
る。
第1乃至第3図によりこれを説明する。
本実施例はインバータを介して誘導電動機の回転を制
御する場合の例である。射出成形機のインバータによる
スクリュ回転駆動方法の一般的な説明は従来と同一のた
め、ここではその説明を省略する。
本発明は、従来例の欠点である「射出成形機は使用す
る樹脂が多岐にわたっており、同一の加・減速パターン
で広範な樹脂に対応するには、加・減速時間、成形サイ
クル時間が総じて長くなる」ことを解消することにあ
る。そのため本発明は、射出成形機のスクリュ回転制御
装置にティーチング機能を加え、ティーチング操作でス
クリュ回転中における樹脂の種類別の負荷特性を検出
し、これに基づき、スクリュ回転の加・減速パターンを
自動的に演算設定できるようにしたものである。
第1図において、スクリュ1は減速機付誘導電動機4
によって駆動されるが、その回転数はインバータ11によ
る周波数制御によりコントロールされる。10はインバー
タ11にスクリュ回転の加・減速パターン指令信号を送る
制御装置であり、同制御装置10は従来の制御装置と同等
の機能を有する外に、樹脂の負荷特性に基づくスクリュ
回転時の加速時間と減速時間を演算記憶する加・減速演
算部が内蔵されており、同演算部にはティーチング時に
おけるインバータ11の出力電流値が自動的に入力される
ようになっている。また同制御装置10はこれも従来と同
様に操作盤12と連結されているが、該操作盤12には新た
にティーチングモード選択スイッチ12a及びスクリュ回
転スイッチ12bが設けられ、これらのスイッチがONされ
ると、制御装置10が通常運転モードからティーチングモ
ードに切換えられて、前記演算部では樹脂の負荷特性に
沿ったスクリュ回転の加・減速時間が演算され、これが
自動的に設定されるようになっており、前記各スイッチ
12a,12bをOFFにすると新たに設定された加・減速パター
ン指令がインバータ11に発せられ、同パターンに基づい
て減速機付誘導電動機との回転が制御される。
以上の構成において、ティーチング操作は第2図のフ
ローに従ってなされる。即ち、或る負荷特性をもつ樹脂
を使う実成形に入る前に、操作盤12のティーチングモー
ド選択スイッチ12aをONしてからスクリュ回転スイッチ1
2bをONすると、まず加・減速時間演算部に予め設定され
ている充分長い加・減速時間をもつ加・減速パターン指
令と実成形時の回転数指令が制御装置10からインバータ
11に送られ、減速機誘導電動機4を回転させる。ティー
チングモードにおいて設定された加速時間より若干長い
時間が経過した後に制御装置10はインバータ11の出力電
流値を自動的に読み取り、実成形運転の加・減速時間を
加・減速時間演算部で演算記憶してこれを設定する。そ
の後、ティーチングモード選択スイッチ12aをOFFするこ
とでティーチング操作は終了する。
次に第3図を参照しながら上記加・減速時間演算部に
おける加速時間Ta及び減速時間Tbの演算式を説明する。
モータに発生するトルクTL対電流ILの関係は非線形で
あり、しかも周波数nにより異なるため、第3図(b)
のように、各周波数範囲n1<n≦n2,n2<n≦n3……、
電流範囲IL11≦IL≦IL12,IL12<IL≦IL13……、IL21≦I
L≦IL22,IL22<IL≦IL23……では夫々直線に近似した演
算式を第1図における制御装置10の加・減速時間演算部
内のテーブルに保有しておく。インバータ11から検出し
た電流値IL、設定周波数nにより前記のテーブルを参照
しながら演算式を選択し、負荷トルクTLを算出する。
さて、こうして算出された負荷トルクTLからの加速時
間Ta及び減速時間Tbの演算は次の演算式を使って行う。
ただし、k1は定数で、モータ、スクリュ等のGD2が含
まれている。α、βは定数であるが、運転周波数Nによ
り異なるため周波数範囲でα、βの値を前記テーブルに
保有しておく。TMはモータ定格トルクである。
上記式により算出された加・減速時間Ta,Tbは制御装
置10に設定され、ティーチングモード選択スイッチ12a
のOFFにより、ティーチング運転モードから通常運転モ
ードに復帰する。これ以降の運動は、ティーチング運転
モードにより上記演算設定された加・減速時間Ta,Tb
基づく加・減速パターン指令が制御装置10から出力さ
れ、インバータ11を介して減速機付誘導電動機4を駆動
制御する。
(発明の効果) 以上、詳細に説明した如く本発明によれば、スクリュ
回転の加・減速時間を樹脂の種類に対応してティーチン
グ操作で自動的に演算・設定できるため、所定のスクリ
ュ設定回転数の下で樹脂の負荷特性に適合した加・減速
ができ、成形サイクルの短縮が計れる。
従って、従来の如く成形サイクルの短縮を計るため、
重負荷樹脂に対するスクリュ回転の加速を短時間で出来
る電動機やインバータの選定が必要なくなり、同時に電
動機等の小型化が計れる。
また、本発明では教示モードに切換えるだけの簡単な
操作で、自動的に加・減速パターンの設定がなされるた
め、樹脂の種類毎にきめの細かいスクリュ回転制御が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の代表的な実施例に係るスクリュ回転駆
動部を示す構成図、第2図はティーチング操作のフロー
図、第3図は加・減速時間の演算図、第4図は従来のス
クリュ回転駆動部を示す構成図、第5図は一般的な直線
加・減速パターン図、第6図は同S字カーブ加・減速パ
ターン図である。 図の主要部分の説明 4……減速機付誘導電動機 10……制御装置 11……インバータ 12……操作盤 12a……ティーチングモード選択スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形条件に応じ制御部を介してスクリュ回
    転を制御する射出成形機において、教示モード切換手段
    及びスクリュ駆動手段と、教示モードに切換えられスク
    リュが予め設定された速度で回転駆動されたとき使用樹
    脂の負荷特性を検出する手段と、同検出手段からの検出
    信号により同樹脂に適したスクリュ回転の加速時間及び
    減速時間を演算記憶する手段と、教示モードが解除され
    て通常成形運転に戻されると、前記演算記憶手段により
    演算記憶した加速時間及び減速時間に基づいてスクリュ
    駆動部に操作指令を発する制御手段とを具備することを
    特徴とする射出成形機。
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KR100436963B1 (ko) 1998-06-17 2004-06-23 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 사출성형기의 스크루 구동 제어방법

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