JP2793206B2 - テレビジョン多重信号受信回路 - Google Patents

テレビジョン多重信号受信回路

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JP2793206B2 JP63278043A JP27804388A JP2793206B2 JP 2793206 B2 JP2793206 B2 JP 2793206B2 JP 63278043 A JP63278043 A JP 63278043A JP 27804388 A JP27804388 A JP 27804388A JP 2793206 B2 JP2793206 B2 JP 2793206B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はテレビジョン多重信号受信回路に関し、特
に、テレビジョン信号に音声信号及びファクシミリ信号
が多重されたことによる音声信号の劣化を低減するよう
にしたテレビジョン多重信号受信回路に関する。
(従来の技術) 従来のテレビジョン放送では音声信号、即ち主チャン
ネル信号のほかに副チャンネル信号及び、その副チャン
ネル信号の種類を示すパイロット信号が多重化された、
いわゆる音声多重放送が行われている。更に、近時、テ
レビジョン信号にファクシミリ信号を重畳して放送する
ことが決定された。
第2図はファクシミリ信号が重畳されたテレビジョン
多重信号のベースバンドの各信号を示すスペクトル図で
ある。音声多重信号の主チャンネル信号は0乃至fHKHz
のAF(可聴周波数)帯域の信号であり、ステレオ放送時
においてはL(左音声信号)+R(右音声信号)信号と
なる。副チャンネル信号は、2fHKHz(約31.5KHz)を副
搬送波の搬送波周波数とするFM変調信号であり、ステレ
オ放送時にはL−R信号となる。また、パイロット信号
は3.5fHKHz(55.07KHz)を搬送波周波数とするAM変調信
号であり、テレビジョン音声信号が2カ国語放送である
か又はステレオ放送であるかを示す判別信号である。
一方、ファクシミリ信号は、第2図に示すように、パ
イロット信号よりも高い周波数の4.5fHKHz(約70.9KH
z)を搬送波周波数としており、FM変調されて多重伝送
されている。
第3図はファクシミリ信号が重畳されていないテレビ
ジョン音声多重信号の受信回路を示し、上述した主チャ
ンネル信号、副チャンネル信号及びパイロット信号を夫
々分離するようにしたのものである。
入力端子1に導入されたテレビジョン音声多重信号は
ローパスフィルタ(以下、LPFという)2、トラップ回
路3とバンドパスフィルタ(以下、BPFという)4とで
成る直列回路、及びBPF6に夫々供給される。LPF2は周波
数fHよりも高い周波数を減衰させ主チャンネル信号を出
力端子7に出力する。トラップ回路3に導入された音声
多重信号は、トラップ回路3において周波数がfH,3fH,
3.5fH近傍の信号が夫々減衰され、BPF4で副チャンネル
信号が取り出される。従って、主チャンネル信号及びパ
イロット信号による妨害が抑圧されて出力端子8に出力
される。バンドパスフィルタ6は搬送波周波数が3.5fH
のパイロット信号を通過させて出力端子9に導出してい
る。
テレビジョン音声多重信号にファクシミリ信号が重畳
された場合には、第4図に示す従来のテレビジョン多重
信号受信回路が採用される。
入力端子1に導入されるテレビジョン多重信号はトラ
ップ回路10を介して第3図と同一構成の音声信号分離回
路に供給されると共に、BPF11にも供給される。BPF11は
ファクシミリ信号を通過させ出力端子12に導出する。一
方、トラップ回路10は4.5fH近傍周波数のファクシミリ
信号をトラップするものであり、音声信号分離回路にフ
ァクシミリ信号が混入することを防止し、これにより、
ファクシミリ信号成分が音声信号に妨害を与えることを
低減させている。
ところが、トラップ回路10のトラップ動作は副チャン
ネル信号の周波数特性及び位相特性に悪影響を与えてし
まい、副チャンネル信号の品位が低下し、また、ステレ
オ放送時のセパレーションの悪化等が発生してしまうと
いう問題がある。
これを第5図を参照して説明する。第5図の実線は副
チャンネル信号の取り出し経路での周波数特性を示し、
fH,3fH,3.5fHの点でトラップを生じ、2fH付近でピーク
を生じる特性となっている。これに対しトラップ回路10
を前段に挿入した場合、そのトラップ回路10は第5図の
点線のような特性を有しているため、副チャンネル信号
の一部(斜線部)を欠損することになる。従って、上記
エネルギ欠損により副チャンネル信号に歪みを生じて品
位を低下し、セパレーションを悪化する訳である。
(発明が解決しようとする課題) このように、上述した従来のテレビジョン多重信号受
信回路においては、ファクシミリ信号成分がテレビジョ
ン音声信号に妨害を与えることを防止するためにトラッ
プ回路を挿入すると、副チャンネル信号が悪影響を受け
てしまうという問題点があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、ファクシミリ信号をトラップするトラップ回路によ
る副チャンネル信号の品位の劣化を低減することができ
るテレビジョン多重信号受信回路を提供することを目的
とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、音声信号及びファクシミリ信号が多重化さ
れたテレビジョン多重信号を受信可能な回路であって、
前記テレビジョン多重信号から音声主チャンネル信号,
音声副チャンネル信号,及びパイロット信号を取り出す
ためのフィルタ手段を含む音声多重信号処理回路と、前
記テレビジョン多重信号からファクシミリ信号を取り出
すためのフィルタ手段を含むファクシミリ信号処理回路
と、前記音声多重信号処理回路の前段に設けられ、前記
ファクシミリ信号を除去するためのトラップ回路と、前
記ファクシミリ信号処理回路からの信号を利用してファ
クシミリ信号の有無を検出する信号検出回路と、前記信
号検出回路の出力によって制御され、前記テレビジョン
多重信号にファクシミリ信号が多重化されているときの
みこのテレビジョン多重信号を前記トラップ回路を介し
て前記音声多重信号処理回路に供給し、前記テレビジョ
ン多重信号にファクシミリ信号が多重化されていないと
きにはこのトラップ回路を介さずに前記音声多重信号処
理回路に供給するスイッチ手段とを具備したものであ
る。
(作用) 本発明において、信号検出回路はテレビジョン多重信
号にファクシミリ信号が重畳されているか否かを判断す
る。スイッチ手段はファクシミリ信号が重畳されている
場合にはテレビジョン多重信号をトラップ回路を介して
音声多重信号処理回路に供給し、ファクシミリ信号が重
畳されていない場合にはトラップ回路を介することなく
供給する。これにより、ファクシミリ信号が重畳されて
いる場合にはファクシミリ信号が主チャンネル信号及び
副チャンネル信号に与える悪影響を低減することがで
き、ファクシミリ信号が重畳されていない場合にはトラ
ップ回路によって副チャンネル信号に与える悪影響を除
去することができる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。第1
図は本発明に係るテレビジョン多重信号受信回路の一実
施例を示すブロック図である。第1図において第4図と
同一の構成要素には同一の符号を付してある。
入力端子1にはテレビジョン多重信号が導入される。
主チャンネル信号を分離するLPF2、副チャンネル信号を
分離するトラップ回路3とBPF4との直列回路、パイロッ
ト信号を分離するBPF6、ファクシミリ信号を分離するBP
F11及びファクシミリ信号を減衰させるトラップ回路10
の構成は従来と同一である。
本実施例においては、スイッチ13が設けられており、
スイッチ13の端子aには入力端子1からテレビジョン多
重信号が供給され、端子bには入力端子1からトラップ
回路10を介してテレビジョン多重信号が供給されるよう
になっている。スイッチ13のコモン端cはLPF2、トラッ
プ回路3及びBPF6に接続され、スイッチ13は制御信号の
ローレベル(以下、“L"という)で端子aを選択し、制
御信号のハイレベル(以下、“H"という)で端子bを選
択する。
BPF11の出力は出力端子12に導出されると共に、検波
回路14にも供給されている。検波回路14はBPF11によっ
て取り出された周波数が4.5fHの信号成分をピーク検波
(AM検波)し、検波出力をスイッチ制御回路15に出力す
る。スイッチ制御回路15は検波出力のレベルから、テレ
ビジョン多重信号にファクシミリ信号が重畳されている
か否かを判断し、ファクシミリ信号が重畳されている場
合には、“H"の制御信号をスイッチ13に与え、重畳され
ていない場合には、“L"の制御信号をスイッチ13に与え
るようになっている。
次に、このように構成された実施例回路の動作につい
て説明する。
いま、入力端子1に導入されるテレビジョン多重信号
にファクシミリ信号が重畳されていない場合には、スイ
ッチ制御回路15は検波回路14の検波出力に基づいて“L"
の制御信号をスイッチ13に与える。これにより、スイッ
チ13は端子aを選択し、テレビジョン多重信号はトラッ
プ回路10を介することなくLPF2、トラップ回路3及びBP
F6に入力される。従って、音声信号の分離に当たって
は、テレビジョン多重信号をトラップ回路10を介するこ
となく導入でき、出力端子8から出力される副チャンネ
ル信号の品位が劣化することを防止することができる。
一方、ファクシミリ信号が重畳されたテレビジョン多
重信号が入力端子1に導入された場合には、スイッチ制
御回路15は検波回路14の検波出力により、“H"の制御信
号をスイッチ13に与える。そうすると、スイッチ13は端
子bを選択し、音声信号分離回路にはトラップ回路10に
よりファクシミリ信号が減衰されたテレビジョン多重信
号が導入されることになり、ファクシミリ信号による音
声信号への悪影響を低減することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、ファクシミリ信
号が重畳されている場合にはそのファクシミリ信号が音
声多重信号に与える悪影響を防ぐことができ、ファクシ
ミリ信号が重畳されていない場合には、トラップ回路10
を切り離すことでより良好な音声信号を取り出すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るテレビジョン多重信号受信回路の
一実施例を示すブロック図、第2図はテレビジョン多重
信号のベースバンドの構成を示すスペクトル図、第3図
は音声多重信号受信回路を示すブロック図、第4図は従
来のテレビジョン多重信号受信回路を示すブロック図、
第5図は従来例の問題点を説明するための説明図であ
る。 1……入力端子、2……LPF、 3,5,10……トラップ回路、4,6,11……BPF、 7〜9,12……出力端子、13……スイッチ、 14……検波回路、15……スイッチ制御回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号及びファクシミリ信号が多重化さ
    れたテレビジョン多重信号を受信可能な回路であって、 前記テレビジョン多重信号から音声主チャンネル信号,
    音声副チャンネル信号,及びパイロット信号を取り出す
    ためのフィルタ手段を含む音声多重信号処理回路と、 前記テレビジョン多重信号からファクシミリ信号を取り
    出すためのフィルタ手段を含むファクシミリ信号処理回
    路と、 前記音声多重信号処理回路の前段に設けられ、前記ファ
    クシミリ信号を除去するためのトラップ回路と、 前記ファクシミリ信号処理回路からの信号を利用してフ
    ァクシミリ信号の有無を検出する信号検出回路と、 前記信号検出回路の出力によって制御され、前記テレビ
    ジョン多重信号にファクシミリ信号が多重化されている
    ときのみこのテレビジョン多重信号を前記トラップ回路
    を介して前記音声多重信号処理回路に供給し、前記テレ
    ビジョン多重信号にファクシミリ信号が多重化されてい
    ないときにはこのトラップ回路を介さずに前記音声多重
    信号処理回路に供給するスイッチ手段とを具備したこと
    を特徴とするテレビジョン多重信号受信回路。
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