JP2792946B2 - オートローディングディスクプレーヤ - Google Patents

オートローディングディスクプレーヤ

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JP2792946B2
JP2792946B2 JP1272574A JP27257489A JP2792946B2 JP 2792946 B2 JP2792946 B2 JP 2792946B2 JP 1272574 A JP1272574 A JP 1272574A JP 27257489 A JP27257489 A JP 27257489A JP 2792946 B2 JP2792946 B2 JP 2792946B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はオートローディングディスクプレーヤに関す
る。
背景技術 第8図に示す如く、ターンテーブル及びピックアップ
を含む演奏手段を囲繞したプレーヤハウジング1に開口
部1aを有し、この開口部1aを通じて突出収納自在なディ
スク担持部2上にディスク(図示せず)を載置して該デ
ィスク担持部を移動せしめることにより該ディスクを演
奏手段による演奏位置に搬送するオートローディングデ
ィスクプレーヤが知られている。かかるオートローディ
ングディスクプレーヤにおいては、ディスク演奏中にお
けるターンテーブルの高速回転に伴なう風切り音が上記
の開口部を経て外部に漏洩することによりユーザの不快
感を誘うことなどを防止するために、開口部1aを閉塞す
るための蓋体4が枢動自在に設けられている。
かかる構成のオートローディングディスクプレーヤに
おいて、上述の如き不快音の漏洩防止を完璧に近いもの
とするために図示の如く、蓋体4が当接する開口部縁部
の当接面にゴムなどから成る環状の気密部材5を設ける
ことが考えられる。しかしながら、この構成では第9図
に示す如く、蓋体4が枢動する毎に蓋体4の縁部4aと気
密部材5の表面とが互いに擦れ合い、柔らかな気密部材
5が次第に摩耗してしまいその機能が損なわれる懸念が
ある。
発明の概要 〔発明の目的〕 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、
その目的とするところは気密部材を介在してなる蓋体の
閉塞機能が損なわれることがなく、しかもこの機能維持
を低コストにて達成したオートローディングディスクプ
レーヤを提供することである。
〔発明の構成〕
本発明によるオートローディングディスクプレーヤに
おいては、演奏手段を囲繞したプレーヤハウジングに設
けられた開口部を通じて突出収納自在で情報記録ディス
クを担持するディスク担持部を駆動力を付与されて所定
方向において往復動する可動部材の作動により移動せし
めて演奏さるべき情報記録ディスクを演奏位置に搬送す
るディスク搬送機構と、前記開口部縁部の当接面に当接
することにより前記開口部を閉塞する蓋体と、前記蓋体
を前記当接面に当接せしめる蓋体移動機構とを有するオ
ートローディングディスクプレーヤであって、前記蓋体
と前記当接面との間に気密部材が介装され、前記蓋体移
動機構は前記蓋体の裏面に一端部にて結合したアーム部
材と、前記アーム部材の他端部を枢動自在に且つ前記当
接面に対して略垂直な方向において少許移動自在に案内
する枢支案内部、前記他端部が案内される方向に平行で
前記アーム部材の中間部を案内する平行案内部及び前記
平行案内部に連続し且つ前記アーム部材の枢動中心を曲
率中心として伸長して前記中間部を案内する弧状案内部
を有する案内部材とを有し、前記可動部材の移動に応じ
て前記アーム部材が平行移動及び枢動せしめられること
を特徴としている。
〔発明の作用〕
かかる構成のオートローディングディスクプレーヤに
おいては、ディスクをプレーヤ外から演奏位置に向け
て、又逆に演奏位置からプレーヤ外に向けて搬送せしめ
るべくディスク担持部をして突出収納動作をなさしめる
ための可動部材の往復動によりアーム部材が作動せしめ
られ、蓋体が開口部縁部の当接面に当接した当接位置と
これから僅かに離間した位置との間の範囲を移動すると
きにはアーム部材は該当接面に対して略垂直に平行移動
して蓋体がこれに追従して平行移動し、蓋体が該範囲外
を移動するときにはアーム部材が枢動して蓋体も枢動す
るのである。
実 施 例 以下、本発明の実施例としてのオートローディングデ
ィスクプレーヤを添付図面を参照しつつ説明する。
第1図及び第2図に示すように、プレーヤハウジング
11の前面部すなわちフロントパネル12には、ディスク担
持部としての略矩形板状のトレイ13が該プレーヤハウジ
ングに対して突出及び収納し得るように左右方向に伸長
する長方形の開口部12aが設けられている。但し、矢印
X方向が左方であり、また、矢印Y及びZは夫々前方及
び上方を示す。フロントパネル12上には当該ディスクプ
レーヤの操作なすためのスイッチ群15と共に、開口部12
aの縁部の当接面12bに当接することにより該開口部を閉
塞する矩形板状の蓋体16が設けられている。開口部12a
の当接面12bにはゴムなどから成る気密部材18が設けら
れており、蓋体16の裏面縁部がこの気密部材18に当接可
能となっている。気密部材18は、開口部12aの縁部全周
に亘って連続して設けられており、全体としては矩形環
状に形成されている。また、気密部材18は、開口部12a
の当該面12bに形成された溝内に嵌着されている。
蓋体16の左右両端部裏面には一対のアーム部材19がそ
の一端部にて一体的に結合している。なお、図には左側
のアーム部材のみを示している。以下、この左側のアー
ム部材19とこれに関連する周辺機構についてのみ説明す
るが、右側のアーム部材及びその周辺機構はこれらと同
様に構成されている。
第2図に示す如く、アーム部材19の他端部には左右方
向において突出するピン19aが設けられており、案内部
材21の前端部に形成された枢支案内部21aにこのピン19a
にて枢支されている。案内部材21は鋼板などを矩形板状
に成形してなり、フロントパネル12の裏面にねじ(図示
せず)等により固着され、前後方向において延在してい
る。案内部材21に形成されてアーム部材19のピン19aを
枢支した枢支案内部21aは、開口部12aの縁部の当接面12
bに対して垂直に伸長する長孔であり、それ故に、ピン1
9aすなわちアーム部材19の他端部は枢動自在であると共
に該長孔内において摺動自在である。
案内部材21には、上記の枢支案内部21aに平行な平行
案内部21bと、該平行案内部の前端に連続してアーム部
材19の枢動中心を曲率中心として伸長する弧状案内部21
cとが形成されている。アーム部材19の中間部に上記の
ピン19aと平行に他のピン19bが突説されており、該平行
案内部21b及び弧状案内部21cにこのピン19bが摺動自在
に嵌合している。
アーム部材19の端部近傍には直線状に形成されたリン
ク部材23が配設されており、且つ、その一端部が上記の
ピン19bに枢着されている。リンク部材23の他端部には
ピン19bと平行にピン23aが固設されており、案内部材21
に前後方向すなわち開口部12aの当接面12bに対して垂直
な方向において伸長すべく形成された直線状案内部21d
にこのピン23aが摺動自在に嵌合せしめられている。
なお、図示してはいないが、蓋体16を閉方向に向けて
付勢する付勢手段が設けられている。具体的には、該付
勢手段はコイルスプリングから成り、その一端がピン19
bに連結され、他端が案内部材21の後部に連結されてい
る。
ここで、トレイ13を含むディスク搬送機構について説
明する。
第1図及び第2図に示すように、トレイ11は、プレー
ヤハウジング11内にターンテーブル24のディスク担持面
に対して直角な方向すなわち上下方向(矢印Z方向及び
その反対方向)において移動自在に設けられた略平板状
のコンテナ25によって前後方向(矢印Y方向及びその反
対方向)において移動自在に支持されている。なお、図
示してはいないが、トレイ11をコンテナ25に対して前後
に往復動せしめるトレイ駆動手段が設けられている。コ
ンテナ25の左右両側部には上方に伸びる一対の立面部25
aが形成されており、該各立面部の外側面には一対ずつ
のピン25bが前後方向において離間して且つ外側に向け
て突設されている。トレイ11との間にコンテナ25の立面
部25aを挾むように左右一対の矩形板状のカム部材26す
なわち可動部材が設けられている。各カム部材26はプレ
ーヤハウジング2に対して前後方向において往復動自在
に設けられたものである。また、全体としては図示して
はいないが、これら両カム部材26を同期して往復動せし
めるカム部材駆動手段が設けられている。第2図に示す
如く、カム部材26の前端部下辺部には該カム部材の移動
方向に沿ってラック部26aが形成されており、該ラック
部にピニオン28が噛合している。このピニオン28は図示
せぬモータにより減速機構を介して回転駆動せしめられ
る。これらモータ、減速機構、ピニオン28及びラック部
26aによって、上記のカム部材駆動手段が構成されてい
る。
第2図に示す如く、コンテナ25の立面部25aに突設さ
れた各ピン25bは、各カム部材26に形成されたカム溝26b
に摺動自在に係合している。カム溝26bは全体として前
方(矢印Y方向)に向って下方(矢印Zの反対の方向)
に傾斜するように形成されている。即ち、各カム部材26
が前後に往復動せしめられることにによって、コンテナ
25がその支持したトレイ13と共に上下動すなわちターン
テーブル24のディスク担持面に対して垂直な方向に移動
せしめられるように構成されているのである。
上記したカム部材駆動手段とカム部材26とを、コンテ
ナ25をその支持したトレイ13と共に上下動せしめるコン
テナ駆動手段と総称する。また、該コンテナ駆動手段
と、コンテナ25と、トレイ13と、トレイ13をコンテナ25
に対して水平移動せしめる前述のトレイ駆動手段とによ
って、演奏されるべき光学式情報記録ディスク29(第1
図に図示)あるいは30をターンテーブル24及び光学式ピ
ックアップ(図示せず)を含む演奏手段による演奏位置
に搬送し、又逆に該演奏位置からプレーヤハウジング外
へ返送するディスク搬送機構が構成されている。
翻って、前述した蓋体16の開閉動作は上記の可動部材
たるカム部材26により行なわれる。即ち、第2図に示す
如く、蓋体16を担持したアーム部材19の中間部にその一
端が枢着されたリンク部材23の他端部にはローラ23bが
取り着けられており、カム部材26の前端26dがこのロー
ラ23bに当接せしめられているのである。従って、リン
ク部材23がカム部材26の往復動に伴なって作動し、これ
により蓋体16の開閉動作がなされるのである。なお、後
述するが、この蓋体16の開閉動作に際し、該蓋体を支持
したアーム部材19は枢動動作と共に、開口部12aの縁部
の当接面12bに対して垂直な方向における平行移動をも
行なう。
また、第2図から特に明らかな如く、アーム部材19
は、蓋体16の裏面から遠ざかる方向に突出した後、蓋体
16の表面に向う方向に湾曲するように形成されており、
全体としてコの字状に形成されている。かかる形状の
故、アーム部材19は開口部12aの縁部と干渉することな
く自在に枢動し得るのである。
なお、上記のアーム部材19と、蓋体16の案内をなす案
内部材21とによって、蓋体16を気密部材18に対して当該
せしめ且つ離間せしめるべく移動させるための蓋体移動
機構が構成されている。
次いで、プレーヤハウジング11を含む筐体構造につき
第3図ないし第5図に基づき説明する。
第3図ないし第5図に示す如く、プレーヤハウジング
11は全体として直方体状に形成されており、該プレーヤ
ハウジング内には、樹脂から成る殻部材33が固設されて
いる。なお、プレーヤハウジング11の底板部下面の四隅
には4つのインシュレータ34が取り付けられている。
図示の如く、殻部材33は、ターンテーブル24を支承す
る受け部材36を担持する担持部33aと、該担持部の外周
部に結合して下方に伸びる脚部33bとを有している。担
持部33aの左右両側部には上方に伸長する側壁部33cが形
成されている。これら両側壁部33cの上端部間には鋼板
あるいは樹脂などから成る板状の遮蔽部材36ないし38が
架設されている。各遮蔽部材36ないし38はその両側部が
略直角に折り曲げて形成されており、これにより全体と
しての剛性が増大している。なお、前述したディスク搬
送機構はターンテーブル24と共に、上記の担持部33a、
側壁部33c並びに各遮蔽部材36ないし38により形成され
る隔壁により囲まれる。なお、前述の如くトレイ13がプ
レーヤハウジング11に対して突出収納自在であるが故、
該隔壁に囲まれる空間は前方(矢印Y方向)に向けて開
放している。また、該空間は後方に向けても開放せしめ
られている。そして、この後方開放端に対向するプレー
ヤハウジング11の背面部11aには多数の通気孔(図示せ
ず)が形成されている。かかる構成においては、ターン
テーブル24の回転によるディスク29の回転に伴なって上
記の空間内で空気の対流が生じ、この通気孔を通じて該
空間内に外気が流入し、又、該空間内の空気が外部に流
出する。この対流により、ターンテーブル24を回転駆動
するスピンドルモータ37より発生する熱が有効に外部に
導かれ、プレーヤハウジング11内の温度の上昇が抑えら
れるのである。
また、上記の如く通気孔が形成されたプレーヤハウジ
ング背面部11aと殻部材33の後端の脚部33bとにより囲む
ように、電源トランス39及び40を配置している。トラン
スをこの位置に配設したことにより、各トランス39及び
40から発せられる熱は上記の対流の作用によりプレーヤ
外へ有効に発散せしめられる。また、上記の如く、ター
ンテーブル24及び光学式ピックアップ(図示せず)から
成る演奏手段とこれらトラントとの間には、殻部材33の
後端の脚部33bが介在している故、トランス39及び40が
発する熱が該演奏手段に及ぶことはない。
なお、第3図から明らかな如く、各トランス39及び40
は、プレーヤの後端部であって該プレーヤの左右方向に
おける中央部に配設されている。比較的重量の大なるト
ランスをこのように配置したことによって、プレーヤの
左右の重量のバランスが保たれる。
第3図ないし第5図に示すように、ターンテーブル24
の上方には当該ディスクプレーヤの動作制御をなすため
の回路を担持した回路基板42が、ターンテーブル24のデ
ィスク担持面と平行に設けられている。前述した遮蔽部
材36はターンテーブル24のディスク担持面とこの回路基
板42との間に介在している。
ところで、演奏に供されるディスク29が反りを生じて
いる場合、ターンテーブル24の回転に伴なってプレーヤ
ハウジング内の空気がこの反りに起因する脈動を生ずる
場合がある。当該ディスクプレーヤにおいては上記の如
く、ターンテーブル24とその上方の回路基板42との間に
遮蔽部材36が介装されている故、この脈動が回路基板42
に及ぶことはない。
上記した回路基板42の他に、数枚の回路基板43ないし
46などが設けられている。回路基板43及び44は、殻部材
33の左右両側壁部33cの外側面に沿って配設されてい
る。プレーヤの右側に配置された回路基板43は例えば当
該ディスクプレーヤの機能の1つであるオーディオ再生
用のものであり、また、プレーヤの左側に設けられた他
の回路基板44はビデオ再生用のものである。また、前述
した各トランス40及び39のうち右側のトランス40はオー
ディオ再生用として寄与し、他方のトランス39はビデオ
再生用として作用する。これらの構成から明らかなよう
に、ディスク搬送機構(前述)を挾んで、プレーヤの右
と左にオーディオ再生系とビデオ再生系とが別けて設け
られているのである。
次に、上記した構成のオートローディングディスクプ
レーヤの動作を第6図及び第7図をも参照しつつ簡単に
説明する。
まず、第1図及び第2図に示すようにトレイ13をプレ
ーヤハウジング外に突出させ、該トレイ上に演奏される
べきディスク、例えばディジタルビデオディスク29を載
置する。なお、トレイ13のプレーヤハウジング11外への
突出動作は以下に述べる収納動作の全く逆の過程を辿っ
てなされるので詳述はしない。
ディスク29をトレイ13上に載置したら、フロントパネ
ル12上のスイッチ群15のうちディスクローディング用の
スイッチを操作する。すると、トレイ13がプレーヤハウ
ジング11内に引き込まれ収納位置に達する。これに続い
て、図示せぬモータが回転し、可動部材としてのカム部
材26の後方(矢印Yとは反対の方向)への移動が開始さ
れる。このカム部材26の初動により蓋体16の閉動作がな
される。
即ち、第2図において、カム部材26が後方に僅かに動
くと、図示せぬコイルスプリングにより後方に向けて付
勢されているリンク部材23がカム部材26に追従するが如
く後方に向けて移動する。従って蓋体16を支持したアー
ム部材19がピン19aを中心として第2図における時計方
向に枢動せしめられ、第6図の状態に至る。このとき、
アーム部材19の中間部とリンク部材23の一端部を互いに
枢着せしめているピン19bは案内部材21の弧状案内部21c
に沿って摺動し、弧状案内部21cとこれに連続する平行
案内部21bとの交差部に達し、これによりアーム部材19
の枢動が規制されるのである。
第6図に示す状態に至った後もカム部材26の後方への
移動は続く故、リンク部材23は更に後方部へ引かれ、ピ
ン19aは枢支案内部21aに沿って、またピン19bは平行案
内部21bに沿って移動し、アーム部材19は後方に向けて
平行移動する。従って蓋体16の裏面が気密部材18に圧着
せしめられる。
この後、カム部材26は更に後方に移動せしめられ、こ
れによって、コンテナ25に突設されたピン25bがカム部
材26のカム溝26bの作用により下降し、コンテナ25がそ
の搭載したトレイ13と共に下降する。よって、ディスク
29はターンテーブル24上に載置され、且つ、図示せぬク
ランプ機構によってターンテーブル24に対してクランプ
される。この状態でカム部材26を移動せしめていたモー
タは停止し、ターンテーブル24が回転してディスクの演
奏が開始される。
演奏が終了すると上記とは逆の過程を辿ってディスク
29はプレーヤハウジング11外へ返送され、回収される。
なお、この返送過程において、蓋体16は上記の閉動作と
は全く逆に、一旦前方(矢印Y方向)に向けて平行移動
せしめられた後、ピン19aを中心として第2図における
反時計方向に枢動せしめられる。
尚、上記した実施例においては、蓋体16の開閉動作を
行なわしめるための可動部材としてカム部材26を利用し
ているが、蓋体16をして開閉動作をなさしめるに足る移
動ストロークを有する他の可動部材により蓋体16の開閉
を行なう構成とすることも可能である。また、その場
合、この可動部材の移動ストロークが比較的小さくてカ
ム部材26の如くリンク部材23から離れて更に後方に移動
する必要のないものであれば、該可動部材の前端部をリ
ンク部材23に枢着せしめてもよい。この場合、上記の実
施例において設けられているような蓋体16を閉位置に向
けて付勢するコイルスリング(図示せず)は不要とな
る。但し、このように枢着せしめると該可動部材の移動
ストロークとアーム部材19のストロークとを高精度に整
合させる必要がある故、上記の如くこれら両者の間にコ
イルスプリングを介在させる構成の方が好ましい。
また、上記の実施例において設けられているリンク部
材23は必ずしも必要なものではなく、カム部材26の前端
部をアーム部材19と直接係合させる構成とすることも可
能である。但し、このようにすると、アーム部材19の枢
動時にアーム部材19とカム部材26の前端部とが擦れ合う
状態が生じる。上記の実施例の構成においては、カム部
材26とアーム部材19とが、リンク部材23を介したまわり
対偶により係合するため、両者の擦れ合いが防止されて
いる。
発明の効果 以上詳述した如く、本発明によるオートローディング
ディスクプレーヤにおいては、蓋体とこれが閉塞すべき
開口部の縁部当接面との間に気密部材を介装し、蓋体の
裏面に一端部にて結合させてアーム部材を設け、該アー
ム部材を案内して蓋体の移動経路を定める案内部材を設
け、該案内部材が該アーム部材の他端部を枢駆動自在に
且つ上記当接面に対して略垂直な方向において少許移動
自在に案内する枢支案内部と、該他端部が案内される方
向に平行でアーム部材の中間部を案内する平行案内部
と、該平行案内部に連続し且つアーム部材の枢動中心を
曲率中心として伸長して該中間部を案内する弧状案内部
とを有することとし、蓋体が開口部縁部の当接面に当接
した当接位置と該当接位置から僅かに離間した位置との
間を移動するときにはアーム部材が該当接面に対して略
垂直に平行移動して蓋体が平行移動するようになしてい
る。
従って、蓋体は気密部材に対して圧着するだけで蓋体
と気密部材が擦れ合うことはなく、気密部材の摩耗が防
止されて蓋体の閉塞機能が長期に亘って損なわれること
がないのである。
また、本発明によるオートローディングディスクプレ
ーヤにおいては、ディスクをプレーヤ外から演奏位置に
向けて、又逆に演奏位置からプレーヤ外に向けて搬送す
べくディスク担持部をして突出収納動作をなさしめるた
めの可動部材によってアーム部材の移動をなすことと
し、該可動部材に駆動力を付与する駆動源をアーム部材
及び蓋体の駆動源として活用している。よって、蓋体を
開閉動作せしめるための専用の駆動源を設ける必要がな
く、駆動源の数が少なく抑えられてプレーヤ全体として
のコストの低減及び小型化が達成されているのである。
また、かかる構成においては、蓋体が閉じると上記の
枢支案内部及び平行案内部の作用によってアーム部材の
枢動が規制されて蓋体はプレーヤハウジングに対してロ
ック状態となる故、蓋体をロックするための特別な装置
を設ける必要がなく、更なるコストの低減が達成されて
いるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るオートローディングディスクプレ
ーヤの斜視図、第2図は第1図に示したオートローディ
ングディスクプレーヤの内部機構の一部の拡大図、第3
図は、第1図に示したオートローディングディスクプレ
ーヤの筐体構造の一部断面を含む平面図、第4図及び第
5図は第3図に関する各々IV−IV断面図及びV−V断面
図、第6図及び第7図は第1図及び第2図に示したオー
トローディングディスクプレーヤの動作説明図、第8図
及び第9図は従来のオートローディングディスクプレー
ヤの要部の拡大図である。 主要部分の符号の説明 11……プレーヤハウジング 12……フロントパネル 13……トレイ、16……蓋体 18……気密部材、19……アーム部材 21……案内部材、23……リンク部材 24……ターンテーブル、25……コンテナ 26……カム部材 29,30……ディスク 33……殻部材、36……遮蔽部材 39,40……電源トランス 42,43,44,45,46……回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 亮 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイ オニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 渡辺 勲 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイ オニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 阿部 要 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイ オニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 瀬戸 泰彦 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイ オニア株式会社所沢工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 17/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】演奏手段を囲繞したプレーヤハウジングに
    設けられた開口部を通じて突出収納自在で情報記録ディ
    スクを担持するディスク担持部を駆動力を付与されて所
    定方向において往復動する可動部材の作動により移動せ
    しめて演奏さるべき情報記録ディスクを演奏位置に搬送
    するディスク搬送機構と、前記開口部縁部の当接面に当
    接することにより前記開口部を閉塞する蓋体と、前記蓋
    体を前記当接面に当接せしめる蓋体移動機構とを有する
    オートローディングディスクプレーヤであって、前記蓋
    体と前記当接面との間に気密部材が介装され、前記蓋体
    移動機構は前記蓋体の裏面に一端部にて結合したアーム
    部材と、前記アーム部材の他端部を枢動自在に且つ前記
    当接面に対して略垂直な方向において少許移動自在に案
    内する枢支案内部、前記他端部が案内される方向に平行
    で前記アーム部材の中間部を案内する平行案内部及び前
    記平行案内部に連続し且つ前記アーム部材の枢動中心を
    曲率中心として伸長して前記中間部を案内する弧状案内
    部を有する案内部材とを有し、前記可動部材の移動に応
    じて前記アーム部材が平行移動及び枢動せしめられるこ
    とを特徴とするオートローディングディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】前記中間部に一端部にて枢着されて他端部
    が前記可動部材の移動方向に沿って案内せしめられるリ
    ンク部材を有し、前記可動部材は前記リンク部材の前記
    他端部に係合することを特徴とする請求項1記載のオー
    トローディングディスクプレーヤ。
  3. 【請求項3】前記蓋体を閉位置に向けて付勢する付勢手
    段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のオー
    トローディングディスクプレーヤ。
  4. 【請求項4】前記アーム部材は、前記蓋体の裏面から遠
    ざかる方向に突出した後前記蓋体の表面に向う方向に湾
    曲していることを特徴とする請求項1ないし3のうちい
    ずか1記載のオートローディングディスクプレーヤ。
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