JP2792894B2 - ヘテロ環骨格を有する液晶物質 - Google Patents

ヘテロ環骨格を有する液晶物質

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JP2792894B2 JP1071776A JP7177689A JP2792894B2 JP 2792894 B2 JP2792894 B2 JP 2792894B2 JP 1071776 A JP1071776 A JP 1071776A JP 7177689 A JP7177689 A JP 7177689A JP 2792894 B2 JP2792894 B2 JP 2792894B2
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【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 産業上の利用分野 本発明は、カイラルスメクチック液晶の電界への応答
を利用した電気光学素子に使用するに適する液晶物質、
特にピリミジン環を含む強誘電性液晶物質及び三安定状
態を示す液晶物質に関するものである。
従来技術、発明の解決しようとする構成 液晶表示素子は、1)低電圧作動性 2)低消費電力性
3)薄形表示 3)受光型などの優れた特長を有するた
め、現在まで、TN方式、STN方式、Gest−Host方式など
が開発され実用化されている。
しかし、現在広く利用されているネマチック液晶を用
いたものは、応答速度が数msec〜数十msecと遅い欠点が
あり、応用上種々の制約を受けている。
これらの問題を解決するため、STN方式や薄層トラン
ジスタなどを用いたアクティブマトリックス方式などが
開発されたが、STN型表示素子は、表示コントラストが
視野角などの表示品位は優れたものとなったが、セルギ
ャップやチルト角の制御に高い精度を必要とすることや
応答がやや遅いことなどが問題となっている。
このため、応答性のすぐれた新しい液晶表示方式の開
発が要望されており、光学応答時間がμsecオーダーと
極めて短かい超高速デバイスが可能になる強誘電性液晶
の開発が試みられていた。
強誘電性液晶は、1975年、Meyer等によりDOBAMBC〔p
−デシルオキシベンジリデン−p−アミノ−2−メチル
ブチルシンナメート〕が初めて合成された。
さらに、1980年ClarkとLagawallによりDOBAMBCのサブ
マイクロ秒の高速応答、メモリー特性など表示ディバイ
ス上の特性が報告されて以来、強誘電性液晶が大きな注
目を集めるようになった。 (N.A.Clark,etal.,Appl.Phys.Lett.36,899(198
0)) しかし、彼らの方式には、実用化に向けて多くの技術
的課題が有り、特に室温で強誘電性液晶を示す材料は無
く、表示ディスプレーに不可欠な液晶分子の配列制御に
有効かつ実用的な方法も確立されていなかった。
この報告以来、液晶材料/デバイス両面からの様々な
試みがなされ、ツイスト二状態間のスイッチングを利用
した表示デバイスが試作されたが、高いコントラストや
適正なしきい値特性が得られていない。
このような視点から他のスイッチング方式についても
探索され、過渡的な散乱方式が提案された。その後、19
88年に本発明者らによる三安定状態液晶の三状態スイッ
チング方式が報告された**** (A.D.L.Chandani,T.Hagiwara,Y.Suzuki etal.,Jap
an.J.of Appl.Phys.,27,(5),L729−L732(1988)) 三状態スイッチング方式は、液相分子配向において従
来の双安定状態とは基本的に異なる三安定状態を示す液
晶相S(3)が示す駆動電圧に対する明確なしきい特
性とヒステリシス特性を応用するものであり、単純マト
リックス方式で大画面の動画像表示が実現できる画期的
な駆動方法と考えられる。
これらの三安定状態を示す相S(3)を相系列に有
する液晶化合物は、特許の開示において、本発明者の開
示した特願昭63−21159、特願昭63−21160、特願昭63−
53805、特願昭63−70212以外には報告されていない。
(本発明の目的) 本発明は上記の問題点に鑑み、複素環を含む液晶化合
物について鋭意検討した結果、ヘテロ環としてピリミジ
ン環を含む液晶化合物が、化学的・光化学的に安定で、
しかも大きい誘電異方性を有し、さらに従来の強誘電性
液晶では得られなかった室温を含む非常に広い範囲で三
安定状態を示す液晶相S(3)相を示すことを見い出
した。三安定状態を示すS(3)相を利用した新しい
電気光学素子や液晶ディスプレーなどに応用が期待でき
る、新規な液晶化合物を提供するものである。
ロ.発明の構成 構成を解決するための手段 本発明は、一般式 〔式中; R1は、炭素数1〜20のアルキル基;R2は炭素数1〜20
のアルキル基; Xはフルオロアルキル基; YおよびZは、 −OCH2−または−CH2O〕 で表わされるピリミジン環骨格を有する液晶物質に関す
るものである。
上記式で表わされる本発明の化合物中、代表的なもの
は次のようである。
R1およびR2はアルキル基で、式CnH2n+1で表わされ、C
nH2n+1は、ヘキシル基(C6H13)、オクチル基(C
8H17)、ノニル基(C9H19)およびデシル基(C10H21
である。
Xは、フルオロアルキル基で、好ましいものは、C
F3、CHF2、CH2F、CClF2、CCl2FまたはC2F5基である。特
に好ましいものはCF3基である。
本発明の目的化合物の好ましい具体例は例えば、 (式中R1はヘキシル基、オクチル基およびデシル基;R2
はヘキシル基、オクチル基、ノニル基およびデシル基;X
はCF3、CHF2、CH2F、CClF2、CCl2FまたはC2F5基であ
る。) 本発明の化合物の合成法の一例を示すと次のようであ
る。
(式中R1、R2およびXは上記と同意味を有する) すなわち 1)4−ベンジルオキシベンゾニトリルにアルコールと
塩化水素とを加え、さらにアンモニアを加えて、4−
(ベンジルオキシ)ベンズアミジン塩酸塩(1)を得
た。
次に化合物(1)にナトリウムアルコラートの存在下
でアルキル(R2)マロン酸ジエチルを加え、さらに得ら
れた化合物をハロゲン化剤で処理し、次に接触還元して
2−(4−ヒドロキシフェニル)−5−アルキルピリミ
ジン(2)を得た。
2)次にテレフタル酸に塩化チオニルを加えてテレフタ
ル酸クロリドを得た。これに、光学活性な1−フルオロ
アルキル−アルカノールを加え、塩化メチレンおよびピ
リジン中で氷冷下反応させて4−(1−フルオロアルキ
ルアルコキシカルボニル)安息香酸(3)を得た。
3)上記化合物(2)と上記化合物(3)とをエステル
化して本発明の目的化合物である4−(1−フルオロア
ルキルアルコキシカルボニル)安息香酸−4−(5−ア
ルキル−2−ピリミジル)−フェニルエステル(4)を
得た。
4)市販の4′−n−アルキル−4−シアノ−ピリミジ
ルフェニルをジエチレングリコール中で水酸化カリウム
と共に還流した後、メタノール−濃塩酸=2:1の混合溶
媒中に反応液を入れかきまぜる。生成した結晶を集めエ
タノールにて再結晶し、4−(5−n−アルキル−2−
ピリミジル)安息香酸(5)を得る。次に化合物(5)
を過剰の塩化チオニル中にて還流し、塩化物(6)を得
る。
5)ベンジルオキシ安息香酸を過剰の塩化チオニル中で
還流し、その塩化物(7)を得る。これに光学活性な1
−フルオロアルキル−アルカノールを加え、塩化メチレ
ン中トリエチルアミンの存在下で1−フルオロアルキル
−2−アルキル 4−ベンジルオキシベンゾエート
(8)を得る。次に接触還元をして、1−フルオロアル
キル−2−アルキル 4−ヒドロキシベンゾエート
(9)を得る。
6)上記(6)と(9)の化合物を塩化メチレン中、ト
リエチルアミンの存在下にて反応させ、本発明の目的化
合物である4−(1−フルオロアルキルアルコキシカル
ボニル)フェニル4′−(5−アルキル−2−ピリミジ
ニル)ベンゾエート(10)を得た。
実施例 次に本実施例を掲げて本発明を説明するが、これに限
定されるものではない。
実施例1 1)2−(4−ヒドロキシフェニル)−5−オクチルピ
リミジン(2)の合成 4−ベンジルオキシベンゾニトリル63gをメタノール3
00mlに加え、乾燥塩化水素ガスを3℃以下の温度を維持
しつつ加えた。室温にて48時間撹拌したのち、溶媒を留
去して白色固体を得た。
次にこのものをエタノールに溶解し、飽和アンモニア
−エタノール溶液225mlを室温にて滴下して、さらに72
時間撹拌した後、溶媒を留去して、4−(ベンジルオキ
シ)−ベンズアミジン塩酸塩(1)63gを得た。
メタノール500mlに金属ナトリウム17gを加えて溶解し
たものに、上記アミジン塩酸塩(1)63gを加え、次い
で氷冷下、オクチルマロン酸ジエチルエステル77gを徐
々に滴下して18時間還流下反応させた反応液を水に注
ぎ、濃硫酸にて中和し、ジヒドロキシピリミジン化合物
の白色結晶55gを得た。
このものを、ジエチルアニリン39mlおよびオキシ塩化
リン260mlに加え、21時間還流下で反応させた。反応混
合物を氷水に注ぎ、エーテルにて抽出し、有機層を希水
酸化ナトリウムにて洗滌し、中性になるまで飽和食塩水
にて洗滌をくり返した。エーテルを留去してジクロロピ
リミジン化合物25gを得た。
この化合物をメタノールに加え、さらに10%担持−Pd
−炭素約1gおよび酸化マグネシウム3gを加て、水素加圧
下水添し、上記目的化合物(2)14gを得た。
2)4−(1−トリフルオロメチルノニルオキシカルボ
ニル)安息香酸(3)の合成 テレフタル酸33gを過剰の塩化チオニルに加え、110
℃、5時間反応させ、過剰の塩化チオニルを留去してテ
レフタル酸クロリド40gを得た。
この酸クロリドを塩化メチレンに溶解し、光学活性な
1−トリフルオロメチル−ノナノール42gとピリジン15.
8gを氷冷下滴下した後、室温に戻してさらに8時間反応
させた。
反応液に水を加え、塩化メチレンにて抽出をくり返
し、有機層を希塩酸−水−1N炭酸ナトリウム−水で順次
洗滌して中性にした後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、溶媒を留去してさらにクロロホルム−シリカゲルク
ロマト処理し、上記目的化合物(3)18gを得た。
3)4−(1−トリフルオロメチルノニルオキシカルボ
ニル)安息香酸−4′−(5−オクチルピリミジル−
2)−フェニルエステル(4)の合成 上記化合物(2)14g、上記化合物(3)18gとジシク
ロヘキシルカルボジイミド12.5gをテトラヒドロフラン
(THF)溶媒に加え、室温にて10時間反応させた。反応
液を水に注ぎ、塩化メチレン抽出を行ない、有機層を希
塩酸−水−1N無水硫酸ナトリウムにて順次洗滌して中性
にした後、溶媒を留去して、さらに常法によりシリカゲ
ルクロマト処理し、エチルアルコールにて再結晶をくり
返して上記目的化合物(4)10.5gを得た。
本発明の目的化合物(4)の赤外線吸収スペクトル図
は第1図に示した。
本発明の化合物は液晶相を示し、その相転移は次のよ
うである。
実施例2 4−(5−n−デシル−2−ピリミジル)フェニル 4
−(1,1,1−トリフルオロ−2−オクチルオキシカルボ
ニル)−ベンゾエート 実施例1の1)のオクチルマロン酸ジエチルエステル
の代りにデシルマロン酸ジエチルエステルを使用し、実
施例1の2)で使用した光学活性な1−トリフルオロメ
チル−ノナノールの代りに光学活性な1−トリフルオロ
メチル−ヘプタノールを使用し、実施例1と同様の方法
にて合成し、目的化合物を得た。
その比施光度は▲〔α〕20 D▼=+32.0゜であり、そ
の相転移温度はホットステージによる顕微鏡観察により
次のようである。
その赤外線吸収スペクトル(KBr)を第2図に示し、
核磁気共鳴スペクトル結果を第1表に示す。
実施例3 4′−(1,1,1−トリフルオロ−2−オクチルオキシカ
ルボニル)−4−ビフェニル 4−(5−n−ノニル−
2−ピリミジル)安息香酸 1) メチル 4′−ヒドロキシビフェニル−4−カル
ボキシレート 4′−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸5.0gと
0.2gの濃硫酸とを150mlのメタノール中に入れ、24時間
還流した。反応液を大量の水中に入れ、結晶を析出さ
せ、採集した。結晶を真空乾燥し、5.0gの目的物を得
た。
2) メチル 4′−ベンジルオキシビフェニル−4−
カルボキシレート 1)で合成したメチル4′−ヒドロキシビフェニル−
4−カルボキシレート4.1gを100mlのジメチルホルムア
ミド中に溶解し、次に無水炭酸カリウム3.6gを加え、11
0℃まで加温した後、4.1gのベンジルブロマイドを1時
間で滴下する。滴下後、140℃にて4時間かきまぜた。
反応溶液を大量の水中に入れ、結晶を析出させた。結晶
を集め、乾燥して目的物6.6gを得た。
3) 4′−ベンジルオキシビフェニル−4−カルボン
水酸化カリウム2.26gを含有しているメタノール200ml
と水20mlとからなるアルカリ性混合溶媒中に2)で合成
したメチル4′−ベンジルオキシビフェニル−4−カル
ボキシレート5.0gを入れ、24時間還流した。大量の水中
に反応混合物を入れ、結晶を析出させた。水溶液が完全
に酸性になるまで塩酸を加え、5分間還流した後、結晶
を採集した。結晶を水洗、乾燥し、目的物4.6gを得た。
4) 4′−ベンジルオキシビフェニル−4−カルボン
酸塩化物 3)で合成した4′−ベンジルオキシビフェニル−4
−カルボン酸4.0gを塩化チオニル23.5g中に入れ、ジメ
チルホルムアミド一滴を加えた後、4時間還流した。過
剰の塩化チオニルを留去し、目的の塩化物約4gを得た。
5) 1,1,1−トリフルオロ−2−オクチル 4′−ベ
ンジルオキシビフェニル−4−カルボキシレート 光学活性な1,1,1−トリフルオロ−2−オクタノール
2.0gとトリエチルアミン1.1gとを150mlの二塩化エタン
に溶かす。4)で合成した4′−ベンジルオキシビフェ
ニル−4−カルボン酸塩化物3.9gを20mlの二塩化エタン
に溶解したものを室温にて滴下した。さらにジメチルア
ミノピリジン1.3gを加え、室温にて3日間かきまぜた。
反応液を水中に入れ、中性にした後、二塩化エタンにて
抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、二塩化
エタンを留去した。残査物をシリカゲルカラムクロマト
グラフにて精製し、目的物0.74gを得た。
6) 1,1,1−トリフルオロ−2−オクチル 4′−ヒ
ドロキシビフェニル−4−カルボキシレート 5)で合成した1,1,1−トリフルオロ−2−オクチル
4′−ベンジルオキシビフェニル−4−カルボキシレ
ート0.5gを50mlのエタノール中に入れ、10%担持パラジ
ウム−カーボン0.1gを加え、水素雰囲気下、室温にて24
時間はげしくかきまぜた。触媒を除去し、エタノールを
留去して、目的物0.2gを得た。
7) 4−(5−n−ノニル−2−ピリミジル)安息香
4′−n−ノニル−4−シアノピリミジルフェニル2.
0gを15mlのジエチルグリコールと1.0gの水酸化カリウム
共に3日間還流した。反応混合物を100ml、濃塩酸50ml
の混合液中に入れ、加熱下で半日かきまぜた。析出した
結晶を集め、水洗した後、エタノールにて再結晶し、目
的物2.0gを得た。
8) 4−(5−n−ノニル−2−ピリミジル)安息香
酸塩化物 7)で合成した4−(5−n−ノニル−2−ピリミジ
ル)安息香酸2.0gを塩化チオニル12.0g中に入れ、ジメ
チルホルムアミド一滴を加えた。
4時間還流した後、過剰の塩化チオニルを留去し、目
的の塩化物を約2gを得た。
9) 4′−(1,1,1−トリフルオロ−2−オクチルオ
キシカルボニル)−4−ビフェニル 4−(5−n−ノ
ニル−2−ピリミジル)ベンゾエート 6)で合成した1,1,1−トリフルオロ−2−オクチル
4′−ヒドロキシビフェニル−4−カルボキシレート
0.2gとトリエチルアミン0.06gとを8mlの二酸化エタン中
に溶解する。8)で合成した4−(5−n−ノニル−2
−ピリミジル)安息香酸塩化物0.2gを6mlの二塩化エタ
ンに溶解した。溶液をかきまぜながら室温にて滴下す
る。ジメチルアミノピリジン0.02gをごく少量の二塩化
エタンに溶解し、さらにこれを加える。室温にて約4日
間かきまぜた後、反応混合物を水中に入れ、pHを中性に
した後、二塩化エタンにて抽出する。無水硫酸マグネシ
ウムにて乾燥後二塩化エタンを留去する。残査をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフにて精製し、目的物0.2gを得
た。
その比施光度は▲〔α〕20 D▼=+35.6゜である。そ
の相転移温度はホットステージによる顕微鏡観察により
次のようである。
ここで▲S* (3)▼は三安定状態液晶相を示す。その赤
外線吸収スペクトル(KBr)を第3図に示した。
実施例4 4−(1,1,1−トリフルオロ−2−オクチルオキシカル
ボニル)フェニル 4−(5−n−デシル−2−ピリミ
ジル)ベンゾエート 1) 1,1,1−トリフルオロ−2−オクチル 4−ベン
ジルオキシベンゾエートの合成 4−ベンジルオキシ安息香酸クロリド4.3gを塩化メチ
レン50mlに溶解させ、次いで光学活性な1,1,1−トリフ
ルオロ−2−オクタノール2.9gとジメチルアミノピリジ
ン0.6gとトリエチルアミン1.7gとを塩化メチレン50mlに
溶解した溶液を氷例下にて少量づつ加えた。
反応混合物を室温に戻し、一昼夜反応させ、反応液を
氷水に投入し、塩化メチレンにて抽出し塩化メチレン相
を希塩酸、水、1N炭酸ナトリウム水溶液、水にて順次洗
浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥して溶媒を留去
し、粗生成物を得た。これをトルエン−シリカゲルクロ
マトグラフで処理し、さらにエタノールにて再結晶して
目的物3.8gを得た。
2) 1,1,1−トリフルオロ−2−オクチル 4−ヒド
ロキシベンゾエートの合成 1)で得られた化合物をメタノール100mlに溶解し、1
0%担持Pb−カーボン0.4gを加え、水素雰囲気下水添反
応を行ない、目的化合物2.8gを得た。
3) 4−(n−デシル−2−ピリミジル)安息香酸 実施例3の7)の4′−n−ノニル−4−シアノピリ
ミジルフェニルの代りに4′−n−デシル−4−シアノ
ピリミジルフェニルを使用して合成した。
4) 4−(n−デシル−2−ピリミジル)安息香酸ク
ロリド 3)で合成した4−(n−デシル−2−ピリミジル)
安息香酸3.4gを18.0gの塩化チオニル中に入れ、ごく少
量のN,N−ジメチルホルムアミドを加え、4時間還流し
た。過剰の塩化チオニルを留去して目的化合物約3.4gを
得た。
5) 4−(1,1,1−トリフルオロ−2−オクチルオキ
シカルボニル)フェニル 4−(5−n−デシル−2−
ピリミジル)ベンゾエート 2)で合成した光学活性は1,1,1−トリフルオロ−2
−オクチル−4−ヒドロキシベンゾエート2.5gとトリエ
チルアミン0.87gとを100mlの塩化メチレン中に入れ溶解
する。
4)で合成した4−(n−デシル−2−ピリミジル)
安息香酸クロリド3.23gを100mlの塩化メチレンに溶解
し、それを少しずつ滴下する。さらにジメチルアミノピ
リジン1.18gを50mlの塩化メチレンに溶解したものを加
える。室温にて3日間かきまぜる。反応混合物を水中に
入れ、pHを中性に調整した後、塩化メチレン層を分離す
る。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、塩化メチレン
を留去する。残渣物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
(ヘキサン−酢酸エチル=96:4容量比)にて精製し、目
的化合物2.97gを得た。
その比施光度は▲〔α〕20 D▼=+29.9゜である。
その相転移温度はホットステージによる顕微鏡観察に
より次のようである。
ここで▲S* (3)▼は三安定状態液晶相を示す。
その赤外線吸収スペクトル(KBr)を第4図に示し、
核磁気共鳴スペクトル結果を第2表に示す。
上記実施例4の4)で使用した4−(n−デシル−2
−ピリミジル)安息香酸の代りに 4−(n−オクチル−2−ピリミジル)安息香酸およ
び 4−(n−ノニル−2−ピリミジル)安息香酸を用い
て、実施例4と同様にして次の本発明の目的化合物を得
た。
6) 4−(1,1,1−トリフルオロ−2−オクチルオキ
シカルボニル)フェニル 4−(5−n−オクチル−2
−ピリミジル)ベンゾエート 比施光度▲〔α〕20 D▼=+31.9゜ 7) 4−(1,1,1−トリフルオロ−2−オクチルオキ
シカルボニル)フェニル 4−(5−n−ノニル−2−
ピリミジル)ベンゾエート 比施光度▲〔α〕20 D▼=+28.3゜ ここで▲S* (3)▼は三安定状態液晶相を示す。
本発明の目的化合物の赤外線吸収スペクトル(KBr)
を第5図と第6図に、核磁気共鳴スペクトル結果を第3
表と第4表に示す。
実施例5 4−(1,1,1−トリフルオロ−2−オクチルオキシカル
ボニル)フェニル 4−(5−n−デシル−2−ピリミ
ジル)フェニルエーテル 1) 1,1,1−トリフルオロ−2−オクチル 4−モノ
ブロモメチル安息香酸 4−モノブロモメチル安息香酸1.0gと光学活性な1,1,
1−トリフルオロ−2−オクタノール0.7gとを50mlのテ
トラヒドロフラン中に溶解する。ジシクロヘキシルカル
ボジイミド1.9gとごく少量のジメチルアミノピリジンを
入れ室温にて約1日かきまぜる。テトラヒドロフランを
留去し、残渣物に水を加え、pHを中性にした後、エーテ
ルにて抽出する。無水硫酸マグネシウムにて脱水した
後、エーテルを留去する。残渣物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフにて精製し、目的物0.25gを得た。
2) 2−(4−ヒドロキシフェニル)−5−デシルピ
リミジン 実施例1の1)のオクチルマロン酸ジエチルエステル
の代りにデシルマロン酸ジエチルエステルを使用し、実
施例1と同様の方法にて合成した。
3) 4−(1,1,1−トリフルオロ−2−オクチルオキ
シカルボニル)フェニルメチル 4−(5−n−デシル
−2−ピリミジル)フェニルエーテル 40mlのテトラヒドロフラン中に0.02gの水素化ナトリ
ウムをけんだくさせる。その中に2)で合成した2−
(4−ヒドロキシフェニル)−5−デシルピリミジン0.
2gを少量のテトラヒドロフランに溶解して滴下する。室
温にて1時間かきまぜた後、1)で合成した1,1,1−ト
リフルオロ−2−オクチル 4−モノブロモメチル安息
香酸0.25gを少量のテトラヒドロフランに溶解して滴下
する。さらに2.5gのジメチルスルホキシドを加え、室温
にて6時間かきまぜる。希塩酸を加えた後、エーテルに
て抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。
エーテルを留去、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフにて精製し、目的物0.24gを得た。
その比施光度は▲〔α〕20 D▼=+28.8゜である。
その相転移温度はホットステージによる顕微鏡観察に
より次のようである。
ここで▲S* (3)▼は三安定状態液晶相を示す。
その赤外線吸収スペクトル(KBr)を第7図に示す。
実施例6 ラピング処理したポリイミド配向膜をITO電極基盤上
に有するセル厚1.7μmの液晶セルに、実施例4の6)
で得られた液晶化合物4−(1,1,1−トリフルオロ−2
−オクチルオキシカルボニル)フェニル 4−(5−n
−オクチル−2−ピリミジル)ベンゾエートをIsotropi
c相において充填し、液晶薄膜セルを作成した。
この薄膜セルを0.1〜1.0℃/1分間の温度勾配にて徐冷
し、SA相を配向させ、±30V、1Hzの矩形波を印加し、フ
ォトマルチプライヤー付偏光顕微鏡にて電気光学的応答
動作を検出したところ、第8図に示すように、SA相にお
いて印加電界に対して光学応答するエレクトロクリニッ
ク効果を観察した。
実施例7 実施例6と全く同様の方法にて作成した液晶セルを2
枚の偏光板を直交させたフォトマルチプライヤー付き偏
光顕微鏡に、無電圧印加時の分子長軸方向と偏光子が2
2.5゜をなす状態に配置した。この液晶セルを0.1〜1.0
℃/1分間の温度勾配にてSC 相まで徐冷した。さらに冷
却してゆき、70.4℃〜52.9℃の温度範囲において、±30
V、1Hvの三角波電圧を印加した場合を第9図に示した。
印加電圧がマイナス域での暗状態、0ボルト域での中間
状態、プラス域での明状態と光透過率が三つの状態に変
化していることを観察し、三つの安定な液晶分子の配向
状態があることを確認した。
実施例8 ラピング処理したポリイミド配向膜をITO電極基板上
に有するセル厚1.6μmの液晶セルに、実施例4の7)
で得られた液晶化合物4−(1,1,1−トリフルオロ−2
−オクチルオキシカルボニル)フェニル 4−(5−n
−ノニル−2−ピリミジル)ベンゾエートをIsotropic
相において充填し、液晶薄膜セルを作成した。
この薄膜セルを0.1〜1.0℃/1分間の温度勾配にて徐冷
し、SA相を配向させ、±30V、1Hzの矩形波を印加し、フ
ォトマルチプライヤー付偏光顕微鏡にて電気光学的応答
動作を検出したところ、第10図に示すように、SA相にお
いて印加電界に対して光学応答するエレクトロクリニッ
ク効果を観察した。
実施例9 実施例8と全く同様の方法にて作成した液晶セルを2
枚の偏光板を直交させたフォトマルチプライヤー付き偏
光顕微鏡に、無電圧印加時の分子長軸方向と偏光子が2
2.5゜をなす状態に配置した。この液晶セルを0.1〜1.0
℃/1分間の温度勾配にてSC 相まで徐冷した。さらに冷
却してゆき、77.5℃〜40.8℃の温度範囲において、±30
V、1Hzの三角波電圧を印加した場合を第11図に示した。
印加電圧がマイナス域での暗状態、0ボルト域での中間
状態、プラス域での明状態と光透過率が三つの状態に変
化していることを観察し、三つの安定な液晶分子の配向
状態があることを確認した。
実施例10 ラピング処理したポリイミド配向膜をITO電極基板上
に有するセル厚1.8μmの液晶セルに、実施例4の5)
で得られた液晶化合物4−(1,1,1−トリフルオロ−2
−オクチルオキシカルボニル)フェニル 4−(5−n
−デシル−2−ピリミジル)ベンゾエートをIsotropic
相において充填し、液晶薄膜セルを作成した。
この薄膜セルを0.1〜1.0℃/1分間の温度勾配にて徐冷
し、SA相を配向させ、±20V、1Hzの矩形波を印加し、フ
ォトマルチプライヤー付偏光顕微鏡にて電気光学的応答
動作を検出したところ、第12図に示すように、SA相にお
いて印加電界に対して光学応答するエレクトロクリニッ
ク効果を観察した。
他の実施例の化合物のSA 相においても同一の効果が
観察された。
実施例11 実施例10と全く同様の方法にて作成した液晶セルを2
枚の偏光板を直交させたフォトマルチプライヤー付き偏
光顕微鏡に、無電圧印加時の分子長軸方向と偏光子が2
2.5゜をなす状態に配置した。この液晶セルを0.1〜1.0
℃/1分間の温度勾配にてSC 相まで徐冷した。さらに冷
却してゆき、76.3℃〜47.0℃の温度範囲において、±20
V、1Hzの三角波電圧を印加した場合を第13図に示した。
印加電圧がマイナス域での暗状態、0ボルト域での中間
状態、プラス域での明状態と光透過率が三つの状態に変
化していることを観察し、三つの安定な液晶分子の配向
状態があることを確認した。
他の実施例の化合物S(3) 相においても同一の効果が
観察された。
ハ 発明の効果 本願発明の化合物は (1) 三安定状態をとる液晶相が観察される。
(2) エレクトロクリニック効果を示す。
(3) 自発分極が大きい。
(4) 高速の応答性を示す。
(5) 配向性が良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の目的化合物の赤外線吸収
スペクトル図である。 第8,10,12図は実施例4の化合物のエレクトロクリニッ
ク効果を示したもので、液晶電気光学素子に印加した交
番電圧に対する光透過率の変化を示したものである。 第9,11,13図は実施例4の化合物の三安定状態スイッチ
ングを示したもので、液晶電気光学素子に印加した三角
波電圧に対する光透過率の変化を示したものである。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 239/26 C07D 239/34 C09K 19/34 G02F 1/13 500 CA(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中; R1は、炭素数1〜20のアルキル基;R2は炭素数1〜20の
    アルキル基 Xはフルオロアルキル基; YおよびZは、 −OCH2−または−CH2O〕 で表わされるピリミジン環骨格を有する液晶物質。
  2. 【請求項2】一般式 〔式中; R1は、炭素数5〜15のアルキル基;R2は炭素数5〜15の
    アルキル基である; Xは−CF3; で表わされるピリミジン環骨格を有する三安定状態を示
    す液晶物質。
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