JP2792622B2 - 巻取りボビンの断線叩き確認装置 - Google Patents

巻取りボビンの断線叩き確認装置

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JP2792622B2
JP2792622B2 JP8916594A JP8916594A JP2792622B2 JP 2792622 B2 JP2792622 B2 JP 2792622B2 JP 8916594 A JP8916594 A JP 8916594A JP 8916594 A JP8916594 A JP 8916594A JP 2792622 B2 JP2792622 B2 JP 2792622B2
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wire
rotation
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勝雄 佐藤
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Fujikura Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、巻取り装置などにお
いて、断線した線材の端部が巻取りボビンを叩き、最外
層の線材に損傷を与えたかどうかを確認する装置に関す
るものであり、特に、プルーフテスタを備えた巻取り装
置の一部に組み込むのに好適な断線叩き確認装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ボビンに線材を巻装させる場合にその線
材に一定強度の張力を付与して強度試験を行うため、プ
ルーフテスタが開発され使用されている。そしてこのプ
ルーフテスタを使用して線材の張力試験を行っていく場
合に、その線材が切断されたままボビンが一定時間以上
そのまま空回転を続けると、線材の切断端末部が既にボ
ビンに巻装されている最上巻の線材に強く接触してその
最上巻の線材を叩くような恰好(以下断線叩きとよぶ)
となり、線材の損傷等をもたらすので、できるだけ速や
かにモータの駆動を停止させるとともに、ボビンの回転
を停止させることが好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この線
材に断線が発生した際に瞬時にボビンの回転動作を停止
させるように適宜の手段を付設させてあればあまり問題
ないが、そうでないと断線叩きが発生したかどうかの確
認が取れないので、断線のたびに最上巻の線材等を詳細
に検査せねばならない。そこで、この発明は、上記した
欠点に鑑み、効率よく、しかも確実に断線叩きの有無を
確認することができる巻取りボビンの断線叩き確認装置
を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、巻取
りボビンの回転検出手段と、巻取りボビンに巻取られる
線材の張力測定手段と、断線した線材の端部による巻取
りボビンの断線叩きが発生したことを検出・確認する断
線叩き確認手段を具備し、前記断線叩き確認手段は、回
転検出手段と張力測定手段からの出力信号をモニタし、
断線発生時に巻取りボビンの回転を停止させるととも
に、断線発生時からのボビン回転量を測定し、当該回転
量が所定値以上になった場合に線材の端部による巻取り
ボビンの断線叩きが発生したことを検出・確認するもの
である。
【0005】
【作用】この発明は、断線叩き確認手段は、回転検出手
段と張力測定手段からの出力信号をモニタし、断線発生
時に巻取りボビンの回転を停止させるとともに、断線発
生時からのボビン回転量を測定し、当該回転量が所定値
以上になった場合に線材の端部による巻取りボビンの断
線叩きが発生したことを検出・確認することができる。
【0006】
【実施例】以下、この発明について添付図面を参照しな
がら説明する。図1はこの発明にかかる巻取りボビンの
断線叩き確認装置を示すブロック図である。この実施例
の巻取りボビンの断線叩き確認装置は、張力測定手段1
と、断線叩き確認手段2とを備えている。尚、図中符号
3はモータ、4はこのモータ3により回転・駆動して巻
取りボビン5を回転する巻取り軸を示すものである。
【0007】張力測定手段1は、図示外のプルーフテス
タにより検出した張力Tが図2に示すように一定値T0
以下に低下すると断線であると判断して所定の信号(検
出信号)を出力するものであり、張力検出部11と、基
準信号出力部12と、これらから出力される双方の信号
を比較するコンパレタ13とから構成されている。
【0008】断線叩き確認手段2は、図3において張力
測定手段1から出力される所定の信号を一定数以上入力
すると切断された線材の端末部による断線叩きが生じた
こと検出・確認して所定の信号(確認信号)を出力する
ものである。即ちこの実施例の断線叩き確認手段2は、
断線時から巻取りボビン5が停止するまでの巻取りボビ
ン5の回転数を検出する回転検出手段であるエンコーダ
21と、このエンコーダ21からの出力信号とコンパレ
タ13からの出力信号とを入力するゲート回路部22
と、このゲート回路部22から出力される信号をカウン
トするカウンタ部23と、このカウンタ部23から出力
される信号に基づき断線叩きが発生したか否かを確認す
るCPU24とから構成されている。
【0009】CPU24は、この断線叩きが発生したか
否かを確認するとともに断線が検出されたときに直ちに
巻取りボビン5駆動用モータの作動を停止させるため、
コンパレタ13及び電気的に作動する制動手段(図略)
とも接続されている。なお、この実施例のエンコーダ2
1としては、巻取り軸4の一端に形成した円板部4Aに
取り付けた突起4Bを光学的に検出する発光部及び受光
部から構成されているが、勿論これに限定されるもので
はない。
【0010】さて、例えばプルーフテスタにより張力検
査を行っていく際に、張力検出部11からは検出した張
力に応じた信号がコンパレタ13ヘ出力される。また、
基準信号出力部12からは、基準信号T0 がコンパレタ
13ヘ出力され、これらの信号を入力したコンパレタ1
3からは、断線のため張力に対応して張力検出部11か
ら出力される信号が急激に低下して所定の値T0 以下に
なると,これを検出して検出信号がゲート回路部22へ
出力される。
【0011】一方、巻取りボビン5に巻装されていく線
材に断線が発生すると、コンパレタ13から出力される
検出信号によりCPU24からモータ3へ停止信号が出
力されるとともに、電気的制動手段を作動させるように
なっているので、巻取りボビン5も直ちに回転が停止す
る。
【0012】しかしながら、何らかの理由で、たとえば
大きな慣性力のため、回転動作が停止するまでに比較的
時間を要するときには、巻取りボビン5が回転動作を行
っている間、エンコーダ21から所定の巻取パルス信号
がゲート回路22へ出力される。同時にこのゲート回路
22には、コンパレタ13から検出信号が入力されるの
で、これら双方の信号を入力したゲート回路22からは
所定の信号、つまり断線時刻t0 以降の巻取パルス信号
Pがカウンタ部23へ出力される。そしてこのカウンタ
部23でその巻取パルス信号数がカウントされてその数
に応じた信号がCPU24へ出力される。このCPU2
4では、予め設定された基準数とその入力された数とを
比較・判断して、例えば基準数よりも上回る数値の場合
には断線叩きが発生したとの判断・確認を行い、所定の
確認信号が表示部25へ出力されるので、その表示部2
5によりこれを確認することができるのである。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、張力測定手段により検出された張力が一定値以下
になると断線叩き確認手段が断線であると判断し、巻取
りボビンの回転検出手段が検出する回転量が所定値以上
になると、切断された線材の端末部による断線叩きが生
じたことを、断線叩き確認手段が検出・確認することが
できるので、断線叩きにともなう煩わしい線材の損傷確
認作業が一掃できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プルーフテスタの断線叩き確認装置を示すブロ
ック図。
【図2】プルーフテスタで得られた張力の変化を示すグ
ラフ。
【図3】同装置のコンパレタから出力される検出信号を
示す波形図。
【図4】同装置のエンコーダから出力される検出信号を
示す波形図。
【符号の説明】
1 張力測定手段 2 断線叩き確認手段 4 巻取り軸 5 巻取りボビン 21 エンコーダ(回転検出手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取りボビンの回転検出手段と、巻取り
    ボビンに巻取られる線材の張力測定手段と、断線した線
    材の端部による巻取りボビンの断線叩きが発生したこと
    を検出・確認する断線叩き確認手段を具備し、 前記断線叩き確認手段は、回転検出手段と張力測定手段
    からの出力信号をモニタし、断線発生時に巻取りボビン
    の回転を停止させるとともに、断線発生時からのボビン
    回転量を測定し、当該回転量が所定値以上になった場合
    に線材の端部による巻取りボビンの断線叩きが発生した
    ことを検出・確認する巻取りボビンの断線叩き確認装
    置。
JP8916594A 1994-04-04 1994-04-04 巻取りボビンの断線叩き確認装置 Expired - Lifetime JP2792622B2 (ja)

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JPH07277599A JPH07277599A (ja) 1995-10-24
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JP4821655B2 (ja) * 2007-02-28 2011-11-24 マックス株式会社 線材カートリッジ及び用紙処理装置

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