JP2792331B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2792331B2
JP2792331B2 JP4121527A JP12152792A JP2792331B2 JP 2792331 B2 JP2792331 B2 JP 2792331B2 JP 4121527 A JP4121527 A JP 4121527A JP 12152792 A JP12152792 A JP 12152792A JP 2792331 B2 JP2792331 B2 JP 2792331B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に関し、
特に、並列テストモード機能を備えた半導体記憶装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体記憶装置に大容量化が進
み、出荷試験の長時間化が問題となってきた。そこで、
複数の記憶素子に並列に同一データを書き込んだ後、こ
れらデータを読み出し、この読み出しの際、読み出され
たデータが一致しているか否かを判定し、一致していれ
ば動作良好とするテストモードを備える場合が多い。
【0003】例えば、4ビットの記憶素子を並列に試験
すると、その試験時間は1/4に短縮される。
【0004】一方、半導体記憶装置の多ビット化も、大
容量化による傾向の一つである。
【0005】出荷試験を行う際の試験装置には、普通多
くのデータ入出力用ビンが備えられていて、これで複数
の半導体記憶装置を同時に試験することができるように
なっている。
【0006】例えば、データ入出力用ピンが32本備え
られた試験装置により、4ビット入出力構成の半導体記
憶装置を試験する際には、他に制限される要因がなけれ
ば、8個の半導体記憶装置を同時に試験することができ
るが、16ビット入出力構成の半導体記憶装置を試験す
る際には、同時に2個しか試験することができず、出荷
試験の効率を悪化させる要因となる。
【0007】そこで、例えば、16ビットのデータを、
前述の並列テスト方法を用いて、4ビットのデータの一
致,不一致テスト結果のデータに圧縮して見かけ上4ビ
ット入出力構成の半導体記憶装置として効率良く出荷試
験を行う方法が考案されている。
【0008】図3は従来のこの種の半導体記憶装置の一
例を示す回路図である。
【0009】この半導体記憶装置は、複数(この例では
4)の記憶素子からの互いに相補のレベル関係をもつデ
ータDI1T,DI1N〜DI4T,DI4Nをそれぞ
れ対応して増幅しこれらデータと対応するデータD1〜
D4を出力する複数(4)のデータ増幅器DA1〜DA
4と、これらデータ増幅器DA1〜DA4のうちのDA
1,DA3の出力D1,D3のレベルをそれぞれ反転し
て出力するインバータIV1,IV2、及びDA1,D
A4の出力D2,D4のレベルをバス制御信号DBSW
が第1のレベル(高レベル)のときそれぞれそのレベル
を反転して出力し第2のレベル(低レベル)のときは高
レベルに固定して出力するNANDゲートNA1,NA
2を備えた切換回路1aと、この切換回路1aの出力デ
ータD21〜D24を入力するNANDゲートNA5及
びNORゲートNO9,NANDゲートNA5のデータ
を反転するインバータIV5、並びにインバータIV5
及びNORゲートNO9の出力データを入力するNOR
ゲートNO10を備え出力データD21〜D24のレベ
ルが全て一致しているときは低レベル、1つでも異なる
ものがあると高レベルの比較信号CPRを出力する比較
回路と、切換回路1aの出力データD21〜D24とそ
れぞれ対応して設けられこれら出力データD21〜D2
4と対応する出力データDO1〜DO4を出力する出力
回路OC1〜OC4と、NORゲートNO1〜NO8、
インバータIV3,IV4、及びNANDゲートNA
3,NA4を備え比較信号CPRが高レベルのときは各
出力回路OC1〜OC4の出力端を高インピーダンス状
態とし低レベルのときはバス制御信号DBSWが高レベ
ルであれば切換回路1aの出力データD21〜D24を
出力回路OC1〜OC4に伝達して対応する出力データ
DO1〜DO4を出力するようにし低レベルであれば出
力回路OC2,OC4の出力端を高インピーダンス状態
とする出力制御回路3aとを有する構成となっている。
【0010】4ビット構成として使用するときは、バス
制御信号DBSWは高レベルであり、切換回路1aから
はデータ増幅器DA1〜DA4の出力データD11〜D
14の反転データが出力データD21〜D24として出
力される。
【0011】比較回路2bにおいて、これら出力データ
D21〜D24が全て一致していれば比較信号CPRは
低レベルとなり出力データD21〜D24及びその反転
信号がNORゲートNO1〜NO8を通過反転し、出力
回路OC1〜OC4のトランジスタQ1,Q2に伝達さ
れる。これら出力回路OC1〜OC4の出力データDO
1〜DO4は全て同一のデータであるので、このうちの
1つのデータを取出しこのデータの検証を行えばよい。
【0012】また、出力データD21〜D24のうち1
つでも他と異なるものがあれば比較信号CPRは高レベ
ルとなりNORゲートNO1〜NO8の出力端は低レベ
ルとなるので、出力回路OC1〜OC4のトランジスタ
Q1,Q2はオフ状態となり、出力回路OC1〜OC4
の出力端は高インピーダンス状態となる。
【0013】2ビット構成で使用するときは、バス制御
信号DBSWを低レベルにする。この結果、NANDゲ
ートNA1〜NA4の出力端は高レベルとなるので、N
ORゲートNO3,NO4,NO7,NO8の出力端は
低レベルとなり、出力回路OC2,OC4の出力端が高
インピーダンス状態となる。こうすることにより、使用
しない出力回路OC2,OC4に電流の供給を停止し消
費電流の削減をはかっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この従来の半導体記憶
装置では、ビット構成を後工程で2ビット構成に切り換
えた際に、不要となった出力回路OC2,OC4の出力
端を高インピーダンス状態にするべく、出力データD2
2,D24を高レベルに固定しているので、この比較回
路2bの構成では出力データD21〜D24の一致,不
一致が判断できないという問題点があった。
【0015】本発明の目的は、何れのビット構成であっ
ても出力データの一致,不一致が判別でき、かつ使用し
ない出力回路の出力端を高インピーダンス状態とするこ
とができる半導体記憶装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、複数のデータ源からのデータをそれぞれ対応して増
幅し互に相補のレベル関係を持つ第1及び第2のデータ
を出力する複数のデータ増幅器と、バス制御信号が第1
のレベルのときは前記各データ増幅器の第1及び第2の
出力データをそれぞれ対応して第1及び第2のデータと
して出力し第2のレベルのときは前記複数のデータ増幅
器のうちの特定のデータ増幅器の第1及び第2の出力デ
ータを共に所定のレベルに固定して第1及び第2のデー
タとして出力しかつ前記所定のデータ増幅器以外のデー
タ増幅器の第1及び第2の出力データをそれぞれ対応し
て第1及び第2のデータとして出力する切換回路と、こ
の切換回路の第1のデータの全て及び第2のデータの全
ての少なくとも一方が一致しているときアクティブレベ
ル、これら第1及び第2のデータ内に共に一致していな
いものがあるときインアクティブレベルとなる比較信号
を出力する比較回路と、前記比較信号がアクティブレベ
ルのときは前記切換回路の各第1及び第2の出力データ
をそれぞれ対応して第1及び第2のデータとして出力し
インアクティブレベルのときは前記切換回路の各第1及
び第2の出力データをそれぞれ所定のレベルに固定して
対応する第1及び第2のデータとして出力する出力制御
回路と、前記各データ増幅器とそれぞれ対応して設けら
れ前記出力制御回路の対応する第1及び第2の出力デー
タが所定のレベルに固定されているときは出力端を高イ
ンピーダンス状態とし所定のレベルに固定されていない
ときはこれら対応する第1及び第2の出力データと対応
したレベルのデータを出力する複数の出力回路とを有し
ている。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施例を示す回路図
である。
【0019】この実施例は、複数(この実施例では4)
の記憶素子からの互いに相補のレベル関係をもつデータ
DI1T,DI1N〜DI4T,DI4Nをそれぞれ対
応して増幅し互いに相補のレベル関係をもつ第1及び第
2のデータD11I,D11N〜D14T,D14Nを
出力する複数(4)のデータ増幅器DA1〜DA4と、
インバータIV1〜IV4及びNANDゲートNA1〜
NA4を備え、バス制御信号DBSWが高レベルのとき
は各データ増幅器の第1及び第2の出力データD11
T,D11N〜D14T,D14Nをそれぞれ対応して
第1及び第2のデータD21T,D21N〜D24T〜
D24Nとして出力し低レベルのときはデータ増幅器D
A1〜DA4のうちの特定のデータ増幅器DA2,DA
4の第1及び第2の出力データD12T,D12N,D
14T,D14Nを共に高レベルに固定して第1及び第
2のデータD22T,D22N,D24T,D24Nと
して出力しかつデータ増幅器DA1,DA3の第1及び
第2の出力データD11T,D11N,D13T,D1
3Nをそれぞれ対応して第1及び第2のデータD21
T,D21N,D23T,D23Nとして出力する切換
回路1と、切換回路1の各第1の出力データD21T〜
D24Tを入力する第1のNANDゲートNA5、切換
回路1の各第2の出力データD21N〜D24Nを入力
する第2のNANDゲートNA6、第1及び第2のNA
NDゲートNA5,NA6の出力データを入力する第3
のNANDゲートNA7、及びこのNANDゲートNA
7の出力データを反転するインバータIV5を備え、切
換回路1の第1の出力データの全て及び第2の出力デー
タの全ての少なくとも一方が一致しているときアクティ
ブレベル(低レベル)、これら第1及び第2の出力デー
タの内に共に一致していないものがあるときインアクテ
ィブレベル(高レベル)となる比較信号CPRを出力す
る比較回路2と、NORゲートNO1〜NO8を備え、
比較信号CPRがアクティブレベルのときは切換回路1
の各第1及び第2の出力データD21T,D21N〜D
24T,D24Nをそれぞれ反転して第1及び第2のデ
ータとして出力しインアクティブレベルのときは各第1
及び第2の出力データD21T,D21N〜D24T,
D24Nをそれぞれ低レベルに固定して対応する第1及
び第2のデータとして出力する出力制御回路3と、デー
タ増幅器DA1〜DA4とそれぞれ対応して設けられ出
力制御回路3の対応する第1及び第2の出力データが低
レベルに固定されているときは出力端を高インピーダン
ス状態とし低レベルに固定されていないときはこれら対
応する第1及び第2の出力データと対応したレベルのデ
ータDO1〜DO4を出力する複数の出力回路OC1〜
OC4とを有する構成となっている。
【0020】この実施例において、4ビット構成のとき
はバス制御信号DBSWが高レベルとなっており、デー
タ増幅器DA1〜DA4の各第1,第2の出力データD
11T,D11N〜D14T,D14Nは切換回路1に
よりそれぞれ反転されて第1,第2の出力データD21
T,D21N〜D24T,D24Nとして出力される。
これら第1の出力データD21T〜D24Tの全て、第
2の出力データD21N〜D24Nの全てが同一データ
であれば必ずNANDゲートNA5,NA6の出力は一
方が高レベル、他方が低レベルとなるので、比較信号C
PRは必ず低レベルとなる。従ってNORゲートNO1
〜NO8は出力データD21T,D21N〜D24T,
D24Nを反転して通過させ出力回路OC1〜OC4へ
伝達する。
【0021】第1の出力データD21T〜D24Tの
内、第2の出力データD21N〜D24Nの内に他と異
なるデータがあると、NANDゲートNA5,NA6の
出力は共に高レベルとなるので、比較信号CPRは必ず
高レベルとなる。こうしてデータの一致,不一致が判別
できる。
【0022】また、2ビット構成のときはバス制御信号
DBSWが低レベルとなるので、出力データD22T,
D22N,D24T,D24Nは高レベルに固定され
る。このとき、第1の出力データD21T,D23T、
第2の出力データD21N,D23Nが共に一致してい
ればNANDゲートNA5,NA6の出力は必ず一方が
高レベル、他方が低レベルとなる。従って比較信号CP
Rは必ず低レベルとなる。
【0023】第1の出力データD21T,D23Tのう
ち、第2の出力データD21N,D23Nのうちに、異
なるものがあれば、NANDゲートNA5,NA6の出
力は共に高レベルとなるので、比較信号CPRは高レベ
ルとなる。こうして2ビット構成の場合でもデータの一
致,不一致を判別することができる。しかも使用しない
出力回路OC2,OC4の出力端は高インピーダンス状
態となっており、これらには電流が流れない状態となっ
ている。
【0024】図2は本発明の第2の実施例の比較回路の
回路図である。
【0025】この実施例の比較回路2aは、切換回路1
の各第1の出力データD21T〜D24Tを入力する第
1のANDゲートと、各第2の出力データD21N〜D
24Nを入力する第2のANDゲートと、これら第1,
第2のANDゲートの出力データを入力するNORゲー
トとから成る複合論理ゲート21により構成されてい
る。
【0026】基本的な動作及び効果は第1の実施例と同
一であるほか、比較回路2aが複合論理ゲート21で構
成されているため、高速動作ができるという利点があ
る。
【0027】これら実施例においては、2ビット構成の
とき出力データD22T,D22N,D24T,D24
Nを高レベルに固定したが低レベルに固定することもで
き、この場合は比較回路2,2aのNANDゲート,A
NDゲートをNORゲート,ORゲートとすればよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、各データ
増幅器を互いに相補の第1,第2の出力データを出力す
る回路とし、切換回路によりこれら複数の第1,第2の
出力データのうちの特定のものをバス制御信号に従って
所定のレベルに固定し、比較回路により、第1の出力デ
ータ,第2の出力データの少なくとも一方が一致してい
るときアクティブレベルの比較信号を出力し、出力制御
回路を、比較信号に応じて各第1,第2の出力データを
対応する出力回路に伝達する構成とすることにより、異
なるビット構成の何れにおいてもデータの一致,不一致
を判別することができ、かつ使用しない出力回路を高イ
ンピーダンス状態にしてこれらに電流の供給を停止し消
費電流を削減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例の比較回路の回路図であ
る。
【図3】従来の半導体記憶装置の一例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1,1a 切換回路 2,2a,2b 比較回路 3,3a 出力制御回路 21 複合論理ゲート DA1〜DA4 データ増幅器 IV1〜IV5 インバータ NA1〜NA7 NANDゲート NO1〜NO10 NORゲート OC1〜OC4 出力回路 Q1,Q2 トランジスタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ源からのデータをそれぞれ
    対応して増幅し互に相補のレベル関係を持つ第1及び第
    2のデータを出力する複数のデータ増幅器と、バス制御
    信号が第1のレベルのときは前記各データ増幅器の第1
    及び第2の出力データをそれぞれ対応して第1及び第2
    のデータとして出力し第2のレベルのときは前記複数の
    データ増幅器のうちの特定のデータ増幅器の第1及び第
    2の出力データを共に所定のレベルに固定して第1及び
    第2のデータとして出力しかつ前記所定のデータ増幅器
    以外のデータ増幅器の第1及び第2の出力データをそれ
    ぞれ対応して第1及び第2のデータとして出力する切換
    回路と、この切換回路の第1のデータの全て及び第2の
    データの全ての少なくとも一方が一致しているときアク
    ティブレベル、これら第1及び第2のデータ内に共に一
    致していないものがあるときインアクティブレベルとな
    る比較信号を出力する比較回路と、前記比較信号がアク
    ティブレベルのときは前記切換回路の各第1及び第2の
    出力データをそれぞれ対応して第1及び第2のデータと
    して出力しインアクティブレベルのときは前記切換回路
    の各第1及び第2の出力データをそれぞれ所定のレベル
    に固定して対応する第1及び第2のデータとして出力す
    る出力制御回路と、前記各データ増幅器とそれぞれ対応
    して設けられ前記出力制御回路の対応する第1及び第2
    の出力データが所定のレベルに固定されているときは出
    力端を高インピーダンス状態とし所定のレベルに固定さ
    れていないときはこれら対応する第1及び第2の出力デ
    ータと対応したレベルのデータを出力する複数の出力回
    路とを有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 比較回路が、切換回路の各第1の出力デ
    ータを入力する第1のNANDゲートと、前記切換回路
    の各第2の出力データを入力する第2のNANDゲート
    と、前記第1及び第2のNANDゲートの出力データを
    入力する第3のNANDゲートとを備えて構成された請
    求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 比較回路が、切換回路の各第1の出力デ
    ータを入力する第1のANDゲートと、前記切換回路の
    各第2の出力データを入力する第2のANDゲートと、
    前記第1及び第2のANDゲートの出力データを入力す
    るNORゲートとから成る複合論理ゲートを備えて構成
    された請求項1記載の半導体記憶装置。
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