JP2791885B2 - 金属線条体用係止具 - Google Patents

金属線条体用係止具

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JP2791885B2
JP2791885B2 JP9065338A JP6533897A JP2791885B2 JP 2791885 B2 JP2791885 B2 JP 2791885B2 JP 9065338 A JP9065338 A JP 9065338A JP 6533897 A JP6533897 A JP 6533897A JP 2791885 B2 JP2791885 B2 JP 2791885B2
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薫 藤岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リールに巻装し
た金属線条体の端末部の係止のための係止具に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、主に巻胴とフランジから構成され
る一般的なリールRとしては、図5に示す如く、巻胴部
(図示せず)に巻装が終了した金属線条体Wの端末部W
aを係止するため、リ−ルフランジ11の外周部分に、
金属線条体Wの端末部Waの径より若干大きい径をもっ
て穿設させられた線条体の導出孔12と、当該導出孔1
2に近接するリ−ルフランジ11の外端面でその外周縁
13に固着されたクリップ状の係止具14を備えたもの
であった。
【0003】上述の従来技術のリールRは、巻胴部に巻
装した金属線条体Wの端末部Waを導出孔12より導出
して、係止具14にて係止しているので、端末部Waが
リ−ルフランジ11の外側に存在し、このため、運搬・
保管時等において邪魔になるばかりか、解線する場合に
端末部Waを係止具14より外して、導出孔12より巻
胴部側に移さなければならず、解線作業に手数を要して
いた。
【0004】又、スチールコード等の金属線条体Wを導
出孔12に挿入するにあたり、スチールコードの端末部
Waの先端は、通常ばらけているケ−スが多く、この場
合には先端を修正する必要が生じ、このため、端末部W
a先端を導出孔12に案内誘導することに関しては、自
動化することが困難であり、人手による方法しかなく大
きな作業負荷となっていた。
【0005】更に、上述のリールRで巻取られた金属線
条体Wを用いて、タイヤで代表されるゴム等の複合体を
製造する圧延工程におけるリールRから金属線条体Wを
引き出す作業において、解線時の金属線条体Wの端末部
Waを導出孔12内を通過させる時、捲き終わり端に連
続するリールRに捲きつけられた金属線条体Wがその弾
性力で巻付けが緩むケ−スが多い。従って、導出孔12
を通過させた金属線条体WをリールRから引き出すにお
いて、前述の連続した緩んだ金属線条体Wの下を通過し
て引き出してしまう場合があり、この場合、交差即ち金
属線条体W同士が絡まって引き出すようことになり、圧
延工程において金属線条体Wの断線という問題点があっ
た。
【0006】リ−ルRの巻胴部に巻装した金属線条体W
の端末部Waを係止する技術については、例えば、実開
平3−62069号公報に等に提案されている。しかる
に、かかる技術にあっては、金属線条体Wの端末部Wa
の一部が抽出可能な長孔をフランジの外周縁に沿って穿
設し、かつ長孔に近接するフランジ外端面に係止片を設
けたリールRであって、この方法によると解線に要する
手数を省略することが出来ても、係止するときは従来と
同じように長孔に金属線条体を通過させなければなら
ず、依然として手数を要するという欠点があり、又、リ
ールRに巻かれたコードが緩み易く、係止片からコード
が外れ易いという欠点があった。
【0007】本出願人は、この従来技術に対して全く新
規な金属線条体用リ−ルを提案した(特願平3−353
237号)。かかる発明によれば、フランジに設けた導
出孔に金属線条体を通過させることなく、簡単に係止、
解線することができるリ−ルであって、作業性を大幅に
向上させた極めて都合のよいものとなっている。
【0008】図6は既提案の金属線条体用リ−ルRの断
面図であり、図7はその機能を示す同様の断面図であ
る。図中、21はリ−ルフランジ、22はそこにあけら
れた覗き孔である。そして係止具は固定部23、把持部
24、これをつなぐ架橋部25とよりなっており、金属
線条体Wの係止の際には把持部24と共に架橋部25を
一体に変形させ、把持部24を覗き孔22よりフランジ
の内側に突出することになる。この係止具の把持部24
は、金属線条体Wの巻取り時は係止具は少なくともリ−
ルフランジ21の内端面にはないため、金属線条体Wは
係止具に接触すること無く巻き取ることができる。
【0009】しかしながら、これにも更に改良が必要な
点がある。即ち、架橋部25を一体に変形させることよ
り、その変形力は大きくなり、かつ覗き孔22の形状を
大きくしなければならなくなる。更に、図6に示すよう
に覗き孔22の概略中央以上金属線条体Wを巻き込んで
しまうと、架橋部25の内側への変形は困難になり、把
持部24の内側への突出はできなくなってしまう。従っ
て、金属線条体の巻装量をそれだけ少なくしなければな
らないこととなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これを更に
実用的に改良したものであって、リ−ルのフランジ外端
面に止着される金属線条体を係止するための新規な係止
具を提供するもので、この係止具はリ−ルのフランジ外
端面への固定方法に特徴があり、その固定も極く簡単に
行われることになる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の金属線条体用係止具は次のような構造と
なっている。即ち、一端がリ−ルフランジの外周端に形
成された外向きの折り返し部内に挿入されて固定される
平脚部と、この平脚部の他端側よりリ−ルフランジの折
り返し部側に向かって立ち上がる架橋部と、この架橋部
の先端にリ−ルフランジ面に向かって金属線条体を係止
する把持部と、からなることを特徴とする金属線条体用
係止具にかかるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明にあっては、係止具の平脚
部をリ−ルフランジの外向きの折り返し部内に挿入して
固定した点に最も特徴があり、このため、固定が容易で
あると共に、この係止具を採用することにより比較的小
さな力で作動でき、更にリ−ルフランジ面に設けた覗き
孔は極く小さくし、リ−ルへの金属線条体の巻装量も十
分に確保できる等の特徴あるリ−ルを提供できるものと
なったものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面をもって更に詳細に説明
する。図1は、本発明の第1実施例における金属線条体
用係止具Aの正面図であり、図2は、この係止具Aをリ
−ルフランジに固定した際の中央断面図を示すものであ
る。かかる係止具Aは全体として弾発性のある鋼板30
を用い、その中央部に2条のカット31を行い、この部
位を前記した係止具Aの架橋部2及び把持部3の形状と
したものである。そして、鋼板30の周囲を平脚部1と
なし、その一端301 をリ−ルフランジ4の先端の外側
への折り返し部5に挟み込んだ後、ポンチ加工を施して
固定したものであり、この固定方法が本発明の最も特徴
点であると言える。そして、前記架橋部2は鋼板30の
他端302 側より折り返し部5側に向かって立ち上が
り、その先端がリ−ルフランジ4面に向かって金属線条
体用把持部3が備えられている。尚、平脚部1の一部を
更にリ−ルフランジ4面との固定に供することは自由で
ある。
【0014】かかる係止具Aにあって、架橋部2の好ま
しくは把持部3側をリ−ルフランジ4面側に軽く押圧
(F1 )することによって、把持部3が簡単にリ−ルフ
ランジ4の内側で口を開けた状態に曲げられ、簡単に金
属線条体Wの端末部Waをこの把持部3に嵌め合わせる
ことができる。そして、この状態で前記の押圧力を解除
すれば、金属線条体Wの端末部Waは把持部3とリ−ル
フランジ4の内面とによって狭持されて、簡単に係止す
ることができる。
【0015】図3は、本発明の第2実施例における金属
線条体用係止具Bの正面図であり、図4は、この係止具
Bをリ−ルに固定した際の中央断面図を示すものであ
る。かかる係止具Bは棒状のばね材からなり、棒状の両
端40がハ字状に配置されてその先端部401 を平脚部
1とし、その頂部が約5mm程度の間隔をもって逆ハ字
状41に折り返されている。そして、更にこの頂部が前
記両端部401 、401 に対してほぼ直角になるように
曲げられ、更にその先端がU字状に曲げ加工されてい
る。この頂部が金属線条体Wの端末部Waを把持する把
持部3であり、更に逆ハ字状に折り返された部位41が
架橋部2となる。
【0016】かかる係止具Bを用いたリ−ルにおいて、
棒状の両端即ち平脚部1はリ−ルフランジ4の先端の外
側への折り返し部5に挟み込んだ後、ポンチ加工を施し
て固定される。一方、U字状に曲げ加工部即ち把持部3
に対向して、リ−ルフランジ4に覗き孔5が形成される
ものである。
【0017】係止具Bの棒状のばね材はその直径は1m
mであり、棒状の両端即ち固定部1が覗き孔6より20
mmの部位で固着され、ハ字状に25mmの長さをもっ
て架橋部2折り返されている。この折り返し部位は徐々
に高さを増すように折り返され、覗き孔6の上では約5
mm程度の高さとなっている。そして、この覗き孔6に
向かってほぼ直角に、更にU字状に曲げ加工されて把持
部3が構成されたもので、U字部は直径3mmの半円形
をなして金属線条体Wの端末Waの受部とされている。
【0018】金属線条体Wの端末Waとの関係にあって
は、架橋部2である逆ハ字状部の、好ましくは把持部3
に近い側をリ−ルフランジ4側に軽く押圧(F2 )する
ことによって、前記例と同様に把持部3であるU字状の
曲げ加工部が簡単にリ−ルフランジ4の内側で口を開け
た状態に曲げられ、そして、金属線条体Wの端末部Wa
をこの把持部3に嵌め合わせ、その後この押圧力を解除
すれば、金属線条体Wの端末Waは把持部3とリ−ルフ
ランジ4の内面とによって挟持されて係止することとな
る。
【0019】
【発明の効果】この発明の係止具は、上述の構成になし
たので、平脚部をリ−ルフランジの折り返し部に挟み込
んで固定するものであってその固定方法は極く簡単であ
る。そして、かかる係止具を用いたリ−ルにあっては、
リ−ルフランジに形成した孔に金属線条体を通過させる
作業を省略することができ、又、リ−ルフランジ内端面
で金属線条体の端末部を係止するので、金属線条体に外
部からの力により傷つけることもなく、運搬、保管、解
線等の作業性が大幅に向上し、更に、従来のリールでは
困難であった金属線条体のリール係止の自動化を可能に
する効果を奏する。更に、金属線条体をリ−ルの巻胴部
に十分巻装させることができるものであって、係止具も
比較的小さな力で弾発変形できるのでその作業性は極め
て良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1例の金属線条体用係止具の
正面図である。
【図2】図2は図1の係止具をリ−ルフランジに固定し
た際の中央断面図である。
【図3】図3は本発明の第2例の金属線条体用係止具の
正面図である。
【図4】図4は図3の係止具をリ−ルフランジに固定し
た際の中央断面図である。
【図5】図5は従来のリ−ルの係止具を示す部分拡大図
である。
【図6】図6は既提案の金属線条体用リ−ルの断面図で
ある。
【図7】図7は図6の金属線条体用リ−ルの機能を示す
断面図である。
【符号の説明】
A、B‥‥係止具、 W‥‥金属線条体、 Wa‥‥金属線条体の端末部、 1‥‥平脚部、 2‥‥架橋部、 3‥‥把持部、 4‥‥リ−ルフランジ、 5‥‥フランジの先端の折り返し部、 6‥‥覗き孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がリ−ルフランジの外周端に形成さ
    れた外向きの折り返し部内に挿入されて固定される平脚
    部と、この平脚部の他端側よりリ−ルフランジの折り返
    し部側に向かって立ち上がる架橋部と、この架橋部の先
    端にリ−ルフランジ面に向かって金属線条体を係止する
    把持部と、からなることを特徴とする金属線条体用係止
    具。
JP9065338A 1997-03-04 1997-03-04 金属線条体用係止具 Expired - Lifetime JP2791885B2 (ja)

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