JP2791809B2 - 充填重量計測装置 - Google Patents

充填重量計測装置

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JP2791809B2
JP2791809B2 JP31462589A JP31462589A JP2791809B2 JP 2791809 B2 JP2791809 B2 JP 2791809B2 JP 31462589 A JP31462589 A JP 31462589A JP 31462589 A JP31462589 A JP 31462589A JP 2791809 B2 JP2791809 B2 JP 2791809B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液体、粉粒体、粘性体等の物品を回転式充
填機によって容器へ充填したとき、充填物品の重量を計
測する装置に関する。
[従来の技術及びその問題点] 上述したような物品を容器に充填する際には、未充填
容器を回転させている間に、一定体積の物品を未充填容
器に充填する回転式一定体積充填方式を採用することが
多い。このように一定体積充填方式とすると、充填され
た物品が最終的に所定重量あるか検査し、所定重量より
も充填重量が少ない場合には、その物品を不良品として
除去する必要がある。そのため、回転式一定体積充填機
から送りだされた充填済容器を、1台の計量手段を備え
る直線状の計量コンベヤによって順次計量し、その計量
値に基づいて選別することが行われていた。しかし、こ
れでは、回転式充填機が高能力なもので、単位時間当り
に回転式充填機から送りだされる充填済容器の数が多い
と、それに応じて計量コンベヤの処理能力を高めるため
に、計量コンベヤの搬送速度も速くする必要がある。そ
れ故に充填済容器が計量コンベヤの計量載台上に滞在す
る時間が短くなるので、充分な計量時間を取れず、計量
速度が悪くなっていた。
回転式充填機の高能力に対応するために、特公昭63−
7610号公報に開示されているような高速計量コンベヤを
使用することも考えられる。しかし、この高速計量コン
ベヤは、n台のコンベヤを並列に配置し、各コンベヤご
と1台、合計n台の計量手段を用い、一列に配列された
物品のうち1番目の物品は1台目の計量手段によって計
量されるように1台目の計量手段用の計量ステージに載
置され、2番目の物品は2台目の計量手段によって計量
されるように2台目の計量手段用の計量ステージに載置
され、‥‥n番目の物品はn台目の計量手段によって計
量されるようにn台目の計量手段用の計量ステージに載
置されるものであるので、1つの計量手段に注目すれ
ば、その頻度は1/nとなるので、計量時間を長くするこ
とができるが、搬送速度は高速のままであり、外乱の発
生要因は多く、高い計量精度を期待することはできな
い。さらに、上述したように、特定の計量手段で計量す
る物品は特定のステージに載置する必要があるので、回
転式充填機と高速計量コンベヤとの間に、タイミングを
とるために、タイミングスクリューコンベヤを設ける必
要がある。しかし、タイミングスクリューコンベヤの回
転とこれへの物品の供給タイミングとは一致していない
ので、タイミングスクリューコンベヤに物品が供給され
た瞬間に、物品がタイミングスクリューの谷へ抵抗なく
収まるとは限らず、タイミングスクリューの山の部分に
物品が衝突することがある。特に、回転式充填機が高能
力の場合、回転式充填機から送り出される物品は、高速
であり、しかも充填済の容器であって相当な重量を有す
るので、その直進力は相当大きくなる。従って、容器が
アルミ缶のような柔らかいものであると、スクリューの
山に反発することなく押込まれ、スクリューとガイドと
の間に噛み込んだり、容器の周壁が傷ついたり、変形し
たりする。従って、或る程度以上の質量を有し、高速に
搬送される物品を円滑にタイミングスクリューへ入力す
るのは極めて困難である。
また、回転式充填機における容器の支持台の秤の載台
にして、これを計量手段によって支持し、回転しながら
容器に物品を充填しつつ、その重量を計測し、計量値が
所定値になると、充填を停止し、充填完了後に、再度そ
の重量を計測し、過量、適量、軽量を判定するものもあ
る(特開昭59−13195号公報)。このような装置では、
計量精度を高めるため、充填時間を長くとって、計量手
段を衝撃外乱を与えないようにする必要がある。このよ
うにしながら、単位時間当りの処理能力を高めるために
は、回転体に取り付ける充填用のバルブの数を、一定体
積充填方式のものの場合に回転体に取り付ける充填バル
ブの数よりも多くしなければならない。また、この装置
によれば、全充填バルブ数の約1/2が同時に充填中の計
量または、充填完了後の静止計量中の状態となるので、
常時多数の秤に対してA/D変換や演算処理を並列に実行
しなければならず、計測、演算回路の構成が複雑にな
り、コストモ高くなる。また、回転体が回転している時
間のほとんどを充填中の計量に割かねばならず、充填完
了後の静止計量に割当てる時間が少なくなり、高精度な
計量値が得られにくい。
本発明は上記の各問題点を解決した充填重量計測装置
を提供することを課題とする、 [課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、第1発明では、充填容
器に物品を充填した充填済容器が順次取り出される充填
設備を有し、この充填設備は、物品回転手段を含み、物
品回転手段は、第1の回転軸の周方向に沿ってほぼ等角
度ごとに処理手段を有し、上記各処理手段の回転軌跡に
おける所定位置に取り出し口を設けたものである。これ
ら処理手段は、未充填の容器に物品を充填する充填手段
であることもあるし、充填済容器を封止するための封止
手段であることもある。
さらに、第1発明は、回転式計量手段を有し、これは
第2の回転軸の周方向に沿ってほぼ等角度ごとに計量手
段を設け、各計量手段の回転軌跡上に各計量手段に物品
を供給する供給口を設け、第2の回転体の回転軌跡にお
ける供給口とは異なる位置に各計量手段から物品を取り
出す取り出し口を設けたものである。
さらに、第1発明は、回転式供給手段を有し、これ
は、充填設備と回転式計量手段の供給口との間に設けら
れ、回転式計量手段から取り出された充填済容器を順次
回転式計量手段の供給口に供給するものである。
さらに、第1発明は、計量信号読取り手段を有し、こ
れは各計量手段が供給口から所定角度回転して計量信号
がほぼ安定した地点に到達するごとに計量信号を読取る
ものである。
さらに、第1発明は、物品回転手段と、回転式計量手
段と、供給手段との回転を同期させる手段を有してい
る。
また、第2発明も、充填設備を有し、これは一定間隔
ごとに未充填容器の供給を供給口より受け一定間隔ごと
に充填済み容器を取り出し口から排出するものであり、
充填設備は内部に各未充填容器が回転している間に各未
充填容器に物品を充填する回転式充填手段を有してい
る。また、これに回転式の容器封止手段を付属させる場
合もある。
さらに第2発明は、第1の回転式計量手段を有し、こ
れは、この充填設備の供給口側に設けられており、第1
の回転軸の周方向に沿ってほぼ等角度ごとに未充填容器
を計量する計量手段を設け、各計量手段の回転軌跡上に
各計量手段に未充填容器を供給する供給口を設け、第1
の回転軸の回転軌跡における供給口とは異なる位置に各
計量手段から未充填容器を取り出す取り出し口を設けて
ある。
さらに、第2発明は、第1の回転式供給手段を有し、
これは充填設備の供給口と第1の回転式計量手段の取り
出し口との間に設けられ、第1の回転式計量手段から充
填設備に未充填容器を供給するものである。
さらに、第2発明は、第2の回転式計量手段を有し、
これは第1の充填設備の取り出し口側に設けられ、充填
済容器を計量する以外、第1の回転式計量手段を同様に
構成されている。
さらに、第2発明は、第2の回転式供給手段を有し、
これは充填設備の取り出し口と第2の回転式計量手段の
供給口との間に設けられ、充填済容器を充填設備から第
2の回転式計量手段の供給口に供給する。
さらに、第2発明は、未充填容器計量手段及び充填済
容器計量手段が、供給口から所定角度回転し計量信号が
ほぼ安定した地点に到達するごとに計量信号を読取る手
段を有している。
また、第2発明は、第1及び第2の回転式計量手段、
第1及び第2の供給手段並びに上記回転充填手段の同期
を少なくとも取る手段とを有している。
[作用] 第1発明によれば、充填設備より送りだされた充填済
容器は、回転式供給手段によって回転式計量手段に供給
され、回転しながら計量手段によって計量され、各計量
手段の計量信号が安定する位置に各計量手段が到達する
ごとに読取られる。そして、各充填設備の回転手段も回
転式供給手段も回転式計量手段も全て回転が同期させら
れている。
第2発明によれば、各未充填容器が第1の回転式計量
手段によって順次回転しながら計量され、第1の回転式
供給手段によって充填設備が供給され、ここで充填され
た後に、第2の回転式供給手段によって第2の回転式計
量手段に供給され、ここで回転しながら計量される。第
1及び第2の回転式計量手段での計量信号の読取りは、
計量信号が安定した地点に各計量手段が到達するごとに
行われる。そして、各第1及び第2の回転式計量手段に
よる計量信号を演算することによって充填重量が得られ
る。また、第1及び第2の回転式計量手段、第1及び第
2の回転式供給手段、充填設備の回転手段の回転は、全
て同期が取られている。
[実施例] 第1図乃至第7図に第1の実施例を示す。第1図にお
いて、2は回転式一定体積の液体充填機、4は回転式重
量選別機、6、8、10はスターホイールである。液体充
填機2は、その周縁部に64個の充填バルブ3を等間隔に
有し、スターホイール6、8、10は、16個の物品収容部
をそれぞれ有するもので、液体充填機2とスターホイー
ル6とは、一ケ所で接するように配置され(この位置が
液体充填機2の供給口となる。)、液体充填機2とスタ
ーホイール8とは一ケ所で接するように配置され(この
位置が液体充填機2の取り出し口となる。)、このスタ
ーホイール8と回転式重量選別機とは一ケ所で接するよ
うに配置され(この位置が回転式重量選別機4の供給口
となる。)、回転式重量選別機4とスターホイール10と
は一ケ所で接するよう配置されている(この位置が回転
式重量選別機4の取り出し口となる)。これら液体充填
機2、回転式重量選別機4、スターホイール6、8、10
は、モータ12を駆動源とし、チェーン、ギア、スプロケ
ット等の力伝達機構(図示せず)を介して連結され、同
期して回転するように構成されている。スターホイール
6から液体充填機2に供給された空の容器は、この液体
充填機2によって回転させられているうちに内容物が充
填され、スターホイール8によって出力されて、回転式
重量選別機4に供給され、ここで回転しながら、計量さ
れて、スターホイール10によって送りだされる。なお、
13、14、16はガイドである。
ここで、液体充填機2、回転式重量選別機4、スター
ホイール6、8、10は、その回転が同期させられている
ので、空の容器、充填済の容器は滑らかに運搬される。
回転式重量選別機4は、第2図に拡大して示すよう
に、液体充填機2と相似の形状に形成され、周縁部に等
角度間隔に設けられた16台の計量載台18を有している。
これら計量載台18は、回転軸20に支持されている。また
各計量載台18は、回転軸20に取り付けた取り付け台上に
設けてもよい。無論、これら計量載台18には計量手段、
例えばロードセルが設けられいる。液体充填機2、スタ
ーホイール6、8、10、回転式重量選別機4は、上述し
たように同期回転しているので、充填済の容器は、スタ
ーホイール8から円滑に、しかも正確なタイミングで各
計量載台18へ送り込まれ、計量載台18に載った状態で回
転する。
第2図から明らかなように、1台の計量載台18の有効
計量範囲は、充填容器が渡ガイド20から離れたスターホ
イール10に接触するまでである。ここで、液体充填機2
の回転数を例えば10prmとすると、回転式重量選別機4
の計量載台数は16で、液体充填機2の充填バルブ数は64
であるので、回転式重量選別機4の回転数は40rpmとな
る。従って、回転式重量選別機4が1周するのに要する
時間は、1.5秒となる。有効計量範囲は第2図から見て
明らかなように1周の長さの約7/16であるので、計量時
間は約656m秒となる。この程度の時間があると、計量載
台18に充填済容器を送り込んだときに生じた外乱も充分
に安定し、計量載台に取り付けられているロードセルと
充填済容器との相対速度とは0であるので、ほぼ静止状
態での計量と同一の条件が得られ、高精度に計量でき
る。
第3図は回転式重量選別機4のブロック図で、221
至2216は、各計量載台18に設けられているロードセル、
241乃至2216は、ロードセル221乃至2216の出力から外乱
成分を除去するためのフィルタ、261乃至2616は、各フ
ィルタ241乃至2216の出力を増幅する増幅器、281乃至28
16は、増幅器261乃至2616の出力をA/D変換器30に選択的
に供給するためのアナログスイッチである。これらアナ
ログスイッチ281乃至2816及びA/D変換器30は制御部32に
よって制御され、またA/D変換器30の出力は制御部32に
供給される。制御部32はCPU、ROM、RAM、インターフェ
ース及びパルス発生器等からなり、このパルス発生器の
パルス信号Taは、A/D変換器30によってA/D変換されたデ
ィジタル計量信号をCPUに取り込むための割込信号とし
てCPUに与えられる。また、ディジタル計量信号の読み
込みは、各計量載台18が第2図に示すa〜b区間に到達
したときに行う。そのため第4図(a)、(b)に示す
ように等間隔に設けた16個の孔34と1回転検出用の1個
の切欠き36とを有する環状板38を回転式重量選別機4の
回転軸40の周囲に同心に固定し、回転軸40からその半径
方向に突出させた支持体42に孔34を検出するための光学
検出器44aと、切欠き36を検出するための光学検出器44b
が設けられている。なお、環状板38の切欠き36は、第2
図におけるaの位置に位置するように設けられている。
従って、各計量載台18がaの位置に到達するごとに光学
検出器44aが孔34を検出し、パルスTPを発生する。ま
た、各計量載台18が1回転すると、光学検出器44bが切
欠き36を検出し、パルスRPを発生する。これらパルスT
P、RPはCPUに供給される。CPUはパルス信号Taが発生す
るごとに、第5図及び第6図にフローチャートで示すよ
うな演算処理をして、順次ロードセル221乃至2216の出
力信号のディジタル値を得る。
この演算では、パルス信号Taが発生するごとに第5図
に示す割込ルーチンが実施され、まずTPFフラグが1で
あるか判断する(ステップS2)。当初このフラグは0と
されているので、ステップS2の判断はNOとなり、パルス
TPが1であるか即ち、パルスTPが発生しているか判断す
る(ステップS4)。この判断がYESであるとすると、TPF
フラグを1とし(ステップS6)、パルスRPが1である
か、即ちパルスRPが発生しているか判断する(ステップ
S8)。この判断がYESであると、ロードセルの番号カウ
ント用のカウンタSSCの値を1とし(ステップS10)、こ
のカウンタSSCの値に対応するアナログスイッチをオン
とする(ステップS12)、そして、WAITフラグを1と
し、カウンタWCの値を0とし(ステップS14、16)、こ
の割込ルーチンを終了する。ここで、WAITフラグを1と
し、カウンタWCの値を0とするのは、アナログスイッチ
をオンとした直後にA/Dデータを読み込むと誤差が生じ
る恐れがあるので、一定時間経過後にA/Dデータを読み
込むための事前準備である。
次にパルスTaが発生したとき、ステップS2の判断はYE
Sとなるので、アナログスイッチをオンしてから一定時
間経過後に1とされWEIGFフラグが1であるか判断する
(ステップS18)。この答はNOであるので、WAITFフラグ
が1であるか判断する(ステップS20)。この判断はYES
であるので、カウンタWCの値を1進め(ステップS2
2)、カウンタWCの値が所定値qに等しいか判断する
(ステップS24)。この判断でNOであると、この割込ル
ーチンを終了する。
以下、パルスTaが発生するごとに、ステップS24の答
がYESになるまで、即ちアナログスイッチをオンとして
から所定時間が経過するまで、ステップS2、18、20、2
2、24が繰り返される。ステップS24の判断がYESになる
と、カウンタWCを0とし、WAITFフラグを0とし、WEIGF
フラグを1とし(ステップS26、28、30)、この割込ル
ーチンを終了する。
次にパルスTaが発生すると、ステップS2を経てステッ
プS18を実行するが、このステップS18の答はYESとな
り、A/DデータWiを読み込み(ステップS32)、このWiを
累計器ΣWiに累計させ、その累計数をカウントするWEC
カウンタの値を1進め、その値が所定値mに等しいか判
断する(ステップS34、36、38)。ステップS38の答えが
NOであると、この割込ルーチンを終了する。
以下、パルス信号Taが発生するごとに、ステップS2、
18、32、34、36、38を実行し、順次A/Dデータを累計す
る。そして、累計数がmとなったとき、即ちステップS3
8がYESになったとき、累計器ΣWiの値を記憶器WINTに移
し、カウンタSSCの値を記憶器SSRに移す(ステップS4
0)。そして計量完了が完了したので、WEGFフラグを1
とし、WEIGFフラグを0とし、累計器ΣWi、カウンタWEC
を0とし(ステップS42、44)、この割込ルーチンを終
了する。
一方、メインルーチンでは、第6図に示すようにWEGF
フラグが1であるか判断しており(ステップS46)、NO
である間には他の処理を行い、YESになると、WEGFフラ
グを0とし(ステップS48)、WINT(A/DデータWiのm個
の累計値)をmで除算して平均値Wiaveを算出する(ス
テップS50)。この平均値WiaveにSSR記憶器の記憶値
(アナログスイッチの番号、ひいては計量載台18の番
号)を付してWiyとし、これをシリアルラインより出力
する(ステップS52、54)。このようにA/DデータWiの平
均値を求めているのは、計量精度を高めるためである。
以下、同様に各計量載台18が点aに到達するごとに、
上述したようにして、その計量載台に付属しているロー
ドセルの出力が平均されて、その計量載台の番号と共に
出力される。そのため、ステップS8を実行した際にパル
スRPが発生していないと、カウンタSSCの値が1進めら
れる(ステップS56)。なお、パルスTaが発生したとき
に、まだパルスTPが発生していない場合、この割込ルー
チンを終了させるために、ステップS58が設けられてい
る。
このようにして出力された計量データは図示しない別
の制御部に供給される。この制御部は、各計量データが
液体充填機2のどの充填バルブで充填されたものか判別
するために液体充填機2からパルスRRPを入力する。こ
のパルスRRPは、液体充填機2が一回転するごとに発生
するもので、その発生タイミングは第7図に示すように
パルスRPの発生時期と一致したものである。このパルス
RRPは、例えば、液体充填機2の回転部に磁石を設け、
固定側に磁気検出センサを設けることによって発生させ
ることができる。液体充填機2が64個の充填バルブ3を
有し、スターホイール8が16の凹部を有し、回転式重量
選別機4が16台の計量載台18を有しているので、計量載
台18、スターホイール8の凹部の4倍の数だけ液体充填
機2は充填バルブ3を有している。従って、液体充填機
2の充填バルブ3、計量載台18への番号の付け方を考慮
することによって、或る充填バルブで充填された充填容
器は必ず同じ計量載台18によって計量される。例えばバ
ルブ番号1、17、33、49を付した充填バルブ3で充填さ
れた充填済容器は1番目の計量載台18によって計量され
る。
図示しない制御部での処理のフローチャートを第8図
に示す。この制御部では、パルスRRPが発生するごとに
割込が掛かり、RRPフラグを1とする(ステップS60)。
一方、メインルーチンでは、制御部30よりデータが供給
されるごとに、そのデータを読み込む(ステップS6
2)。そして、このデータが重量データWiyであるか判断
し(ステップS64)、重量データWiyでなければ他の処理
を行う。重量データWiyであると、それのうち計量載台
の番号を表わしているyを取り出し(ステップS66)、
併せてRRPFフラグを読み込む(ステップS68)。そし
て、yとRRPFフラグの値とのアンドをとり、それが1で
あるか判断する(ステップS70)。この判断がYESである
と、その計量データWiは,1番目の充填バルブで充填され
たものであって、1番目の計量載台18で計量されたもの
であるので、充填バルブの番号カウント用のカウンタVC
の値を1とし、RRPFフラグを0とする(ステップS72、7
4)。ステップS70の答がNOであると、その計量データは
1番目の充填バルブで計量されたものでないので、カウ
ンタVCの値を1進め、その計量データWiが充填された充
填バルブの番号とする(ステップS76)。これに続いて
またはステップS74に続いて、WiとyとVCとによって計
量データと充填バルブ番号と計量載台の番号とを1組と
するデータを作る(ステップS78)。
このようにして、組にされたデータを用いて、制御部
では(1)バルブ番号別の良品、不良品の数値管理や重
量設定ランク別重量管理、(2)バルブ番号別の計量値
の或るサンプル数分の平均値を求め、バルブ番号別の充
填重量の傾向の検査、(3)テスト充填時に、バルブ番
号別の重量または平均値を表示して、各バルブの充填量
の調整等を行う。
このような装置によれば、どのバルブで充填されたも
のに不良品が多いかということが判明するので、速やか
に対応することができる。また、いずれのバルブで充填
されたものが、どの計量手段で計量されるか決定してい
るので、特定の複数のバルブ群の充填重量が揃って異常
があれば(特定の複数のバルブ群の充填重量が、いずれ
も全バルブの平均充填重量より大きいとか、いずれも不
良が極めて多いとかの場合)、特定の計量手段の異常と
して判断することができる。
第2の実施例を第9図に示す。この実施例は、配置の
関係上、液体充填機2と回転式重量選別機4との間に距
離をあける必要がある場合のもので、液体充填機2側の
スターホイール8aと回転式重量選別機4側のスターホイ
ール8bとの間に、タイミングスクリュー40を設けたもの
である。無論、この場合にもタイミングスクリュー50、
スターホイール8a、8b、液体充填機2、回転式重量選別
機4の回転は全て同期が取られている。
第3の実施例を第10図に示す。この実施例は、パルス
RP、TPを発生するためのパルスジェネレータ54を遊星歯
車52に設けた以外、第1または第2の実施例と同様に構
成されている。
第4の実施例を第11図に示す。この実施例は、液体充
填機2の前段に回転式重量測定機4aを設け、後段に第1
の実施例を示した液体回転式重量選別機4を設け、これ
らと液体充填機2とをスターホイール6、8によって連
結したものである。回転式重量測定機4aは、回転式重量
選別機4と同様に構成されたもので、容器の重量がかな
り大きくばらつくような場合に、容器重量を測定し、後
段の重量選別器4側で容器重量と充填重量との総重量を
測定し、この総重量から容器重量を減算して充填重量を
求めて、チェックする。キャッパーが接続されている場
合には、、キャップの重量も減ずる。この場合も、第1
の実施例と同様にパルスTP、RP、RRPを用いているの
で、容器重量、充填バルブ番号、充填済の容器重量を対
応させることができる。なお、パルスTP、RPを発生させ
るための装置は、回転式重量測定機4aにも設けてもよい
が、同期パルスの数が増加するので、全てのパルスTP、
RP、RRPの発生装置を外部に設け、スリップリングを介
して各制御部に供給するようにしてもよい。
第12図及び第13図に第5の実施例を示す。この実施例
は、液体充填機2の充填バルブ3の数が16で、回転式重
量選別機4の計量載台18の数が6と、載置バルブ数が計
量載台数の整数倍になっていない場合の例で、この場合
にも各計量載台18上の充填済容器がいずれの充填バルブ
で充填されたものか判別できるようにしたものである。
そのため、計測位置aにある載台(ハッチを付した載
台)の番号を1とし、これからスターホイール8の回転
方向を逆にたどって16個目にあたる回転式充填器2の充
填バルブ(ハッチを付したバルブ)を1番目の充填バル
ブとする。そして、第1の実施例と同様に、充填機側に
RRPパルスの発生装置を、回転式重量選別機4にTP、RP
のルス発生装置を設ける。この場合、RRPパルスとRPパ
ルスとは、RPパルスが8発、RPPパルスが3発発生する
ごとに重なって発生する。従って、この重なって発生す
るごとに、充填バルブの番号をカウントするカウンタVC
の値を1に調整し、番号ずれを防いでいる。
即ち、第13図のフローチャートに示すように、第9図
のフローチャートと同様にステップS62乃至70を実行す
る。ここで、ステップS70の答がYESになるのは、上述し
たようにRRPパルスとRPパルスとが重なった発生した場
合で、このときにはステップS72、74を実行する。即
ち、VCカウンタの値を1とする。またNOの場合、VCカウ
ンタの値が16であるか判断し(ステップS80)、NOであ
ると、液体充填機2はまだ1回転していないので、VCカ
ウンタの値を1進める(ステップS82)。NOの場合、1
回転したので、VCカウンタの値を1とする(ステップS8
4)。そしてステップS78を実行して、重量データ、バル
ブ番号、計量載台版を1組として出力する。
上記の各実施例では、液体充填機2からの充填済容器
を直ちに回転式重量選別機4に供給したが、液体充填機
2からの充填済容器を回転式のシーマーやキャッパに供
給して、蓋を閉じてから回転式重量選別機4に供給する
ようにしてもよい。無論、この場合、シーマやキャッパ
も回転式重量選別機4や液体充填機2と同期回転させる
必要がある。
[発明の効果] 以上のように、第1及び第2の発明によれば、回転式
の充填設備と回転式の重量測定装置と回転式供給装置は
同期回転しているので、充填設備から送り出された充填
済の容器は正確なタイミングで回転式重量測定装置に供
給される。従って、充填済容器が回転式供給装置に噛み
込んだりすることはなく、また充填済容器の周壁が損傷
したり、破損することなく、充填済容器が搬送中に倒れ
ることも防止できる。しかも、充填と計量とを別々に行
っているので、計量時間を長くとることができるので、
外乱も充分安定し、しかも計量手段と充填済の容器との
相対速度は零であるので、たとえ充填済の容器を高速度
で搬送していても、高精度の重量計測を行うことができ
る。また、上記の実施例では、複数の充填バルブと計量
手段の対応が決定されているので、充填物品の良・不良
のみならず、計量手段自信の良・不良も判定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による充填重量測定装置の第1の実施例
の概略構成図、第2図は同第1の実施例の主要部の部分
省略拡大図、第3図は同実施例のブロック図、第4図
(a)は同第1の実施例に使用するパルス発生装置の平
面図、第4図(b)は同パルス発生装置の正面図、第5
図は第1の実施例の制御部32の割込ルーチンのフローチ
ャート、第6図は第1の実施例の制御部32のメインルー
チンのフローチャート、第7図は第1の実施例のタイミ
ング図、第8図は第1の実施例の制御部32とは別の制御
部のフローチャート、第9図は第2の実施例の概略構成
図、第10図は第3の実施例のパルス発生装置を示す図、
第11図は第4の実施例の概略構成図、第12図は第5の実
施例の概略構成図、第13図は第5の実施例のフローチャ
ートである。 2……回転式充填機、4……回転式重量選別機、6、8
……スターホイール(回転式供給機)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の回転軸の周方向に沿ってほぼ等角度
    ごとに処理手段を有し、上記各処理手段の回転軌跡にお
    ける所定位置に取り出し口を設けた物品回転手段を少な
    くとも有し上記取り出し口から取り出される物品は充填
    容器に物品を充填したものである充填設備と、 第2の回転軸の周方向に沿ってほぼ等角度ごとに計量手
    段を設け、上記各計量手段の回転軌跡上に上記各計量手
    段に物品を供給する供給口を設け、第2の回転体の回転
    軌跡における供給口とは異なる位置に上記各計量手段か
    ら物品を取り出す取り出し口を設けてなる回転式計量手
    段と、 上記充填設備と上記回転式計量手段の供給口との間に設
    けられ上記回転式計量手段から取り出された充填済容器
    を順次上記回転式計量手段の供給口に供給する回転式供
    給手段と、 上記各計量手段が上記供給口から所定角度回転して計量
    信号がほぼ安定した地点に到達するごとに計量信号を読
    取る手段と、 上記物品回転手段と、上記回転式計量手段と、上記供給
    手段との回転を同期させる手段とを、 有する充填重量計測装置。
  2. 【請求項2】一定間隔ごとに未充填容器の供給を供給口
    より受け上記一定間隔ごとに充填済容器を取り出し口か
    ら排出する充填設備であって、内部に上記各未充填容器
    が回転している間に上記各未充填容器に物品を充填する
    回転式充填手段または回転式充填手段を含む回転式処理
    手段を有する充填設備と、 この充填設備の供給口側に設けられており、第1の回転
    軸の周方向に沿ってほぼ当角度ごとに上記未充填容器を
    計量する計量手段を設け、上記各計量手段の回転軌跡上
    に上記各計量手段に未充填容器を供給する供給口を設
    け、第1の回転軸の回転軌跡における上記供給口とは異
    なる位置に上記各計量手段から上記未充填容器を取り出
    す取り出し口を設けてなる第1の回転式計量手段と、 上記充填設備の供給口と第1の回転式計量手段の取り出
    し口との間に設けられ、第1の回転式計量手段から上記
    充填設備に上記未充填容器を供給する第1の回転式供給
    手段と、 上記充填設備の取り出し口側に設けられ、第2の回転軸
    の周方向に沿ってほぼ等角度ごとに上記充填済容器を計
    量する計量手段を設け、これら各充填済容器計量手段の
    回転軌跡上に上記各充填済計量手段に上記充填済容器を
    供給する供給口を設け、第2の回転軸の回転軌跡におけ
    る上記供給口とは異なる位置に上記各充填済計量手段か
    ら上記充填済容器を取り出す取り出し口を設けてなる第
    2の回転式計量手段と、 上記充填設備の取り出し口と第2の回転式計量手段の供
    給口との間に設けられ、上記充填設備から第2の回転式
    計量手段に上記充填済容器を供給する第2の回転式供給
    手段と、 上記未充填容器計量手段及び上記充填済容器計量手段
    が、上記各供給口からそれぞれ所定角度回転し計量信号
    がほぼ安定した地点に到達するごとに上記計量信号を読
    取る手段と、 第1及び第2の回転式計量手段、第1及び第2の供給手
    段並びに上記回転充填手段の同期を取る手段とを、 有する充填重量計測装置。
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