JP2791656B2 - 仏 壇 - Google Patents

仏 壇

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JP2791656B2
JP2791656B2 JP24855796A JP24855796A JP2791656B2 JP 2791656 B2 JP2791656 B2 JP 2791656B2 JP 24855796 A JP24855796 A JP 24855796A JP 24855796 A JP24855796 A JP 24855796A JP 2791656 B2 JP2791656 B2 JP 2791656B2
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altar
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順二 桑原
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、仏壇に関し、特
に、開閉部等の可動部に特徴がある仏壇に関する。
【従来の技術】従来、荘厳性が要求される仏壇には、柱
の一部や仏壇にのせる仏像に白檀等の香木が用いられる
ことがあった。香木はそれ自体から香りを発散させる。
これらの柱や仏像は露出しており、表面が空気にさらさ
れたり、日に焼けたりして表面が乾燥すると香木の香り
の発散が減少する。このとき、柱や仏像の表面を研磨す
ると再び香木の香りが発散されるようになる。
【発明が解決しようとする課題】この点に着目し、比較
的ひんぱんに摩擦が生じる箇所に香木を用いれば、継続
的に香木の香りが発散され、仏壇及び仏壇近傍にも該香
りが漂い、仏壇の荘厳性をみたすことができる。本発明
は、上記事実を考慮し、比較的継続的に香木の香りが発
散され、この発散によって仏壇近傍にも該香りが漂うこ
とを可能とする仏壇を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、仏
壇における可動部の移動の際に擦る部分の少なくとも一
部が香木からなり、前記可動部の移動の際に前記香木が
移動によって擦れることにより前記香木の香りが漂うこ
とを特徴とする仏壇からなる。請求項1の本発明によれ
ば、仏壇における引出し、扉、開戸等の可動部を動かす
ときに擦る部分の少なくとも一部に香木を用いている。
該可動部を動かすときにその移動によって香木が仏壇の
該可動部の香木と擦れる部分と擦れる。香木は表面が擦
れることによって香木の香りが発散される。香木の香り
が発散されると、該可動部付近に香りが漂い、仏壇及び
仏壇近傍にも香りが漂う。請求項2の本発明は、前記香
木は白檀の木からなり、該白檀の木は非塗装であること
を特徴とする請求項1の仏壇からなる。請求項2の本発
明によれば、前記香木は非塗装の白檀の木からなるの
で、可動部を動かすときにその移動によって非塗装の白
檀の木の表面が擦れる。これによって、白檀の木の香り
が発散され、該可動部付近に該香りが漂い、仏壇及び仏
壇近傍にも該香りが漂う。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は仏壇2の正面図である。仏壇
2において、本発明が適用される3つの実施の形態を説
明する。第1の実施の形態は仏壇2の引出し4に関する
ものである。図2乃至図5を用いて第1の実施の形態を
説明する。図2は引出し4及び引出し4が収納される箱
体12の斜視図である。引出し4は直方体をしており、
上部に壁がない幅方向断面凹型をしている。引出し4の
表側(人が端座する側)には前板34が設けられてお
り、前板34の表側にはかまぼこ形の凹部が形成されて
いる。前板34の向かい側には後板36が設けられてお
り、両側面には各々側板28が設けられ、底面には底板
26が設けられている。前板34の凹部の上辺(山形の
辺)の裏側には引き出す際に手を掛けるための凹部が形
成されている。箱体12は表側に開口を有する直方体の
箱型をしている。表側以外の5面は壁が形成されてい
る。箱体12の内側の底部には幅方向両端部に長手方向
に沿って第1レール14及び第2レール16が配設され
ている。第1レール14及び第2レール16は図5に示
すように長手方向に連続して配設されているが、各レー
ル14、16は途中のくぼみ24を境に独立している。
第1レール14及び第2レール16は細長い四角柱の形
状をしているが、第2レール16の箱体開口部方向は先
端が斜めに傾斜している。第1レール14及び第2レー
ル16は下半分が箱体12の内側の底部にはめ込まれて
おり、該レール14、16の底面が該底部と軽く接着さ
れている。但し、該レール14、16の底面は該底部と
全く接着させなくてもよい。第1レール14は白檀の木
からなり、塗装がされていない。第2レールは通常の木
材からなる。図4は引出し4の底面図である。引出し4
の底面幅方向両端部には引出し4の長手方向に沿って摩
擦部18が形成されている。摩擦部18は、引出し4の
側板28の底面であるので、細長い長方形をしており、
木材からなる。引出し4の底面の前側(仏壇2の表側)
及び後ろ側(仏壇2の裏側)にはそれぞれ前底部30、
後底部32が設けられている。前底部30、後底部32
は各々前板34、後板36の底面である。底板26に
は、前底部30、後底部32、摩擦部18に囲まれるよ
うに形成され、前底部30、後底部32、摩擦部18よ
りも一段高く位置している(即ち、一段内側に形成され
ている)。第1の実施の形態の作用を説明する。図3は
引出し4を箱体12に出し入れするときに摩擦部18と
第1レール14とが擦り合う部分の拡大斜視図である。
引出し34を引き出すときは、前板34に設けられた凹
部に手を掛ける。引出し34が引き出されている間、摩
擦部18は第1レール14及び第2レール16を擦る。
擦ることによって第1レール14は擦られる面が研磨さ
れる状態になる。第1レール14は白檀の木からなるの
で、擦れたときに香りを発する。引出し4の底板26は
摩擦部18、前底部30、後底部32に囲まれており、
箱体12の内側の底面との間に一つの空間を形成する。
従って、引出し34が引き出されている間、擦れたこと
により発した香りは該空間に収容されつつ移動し、引出
し34が引き出されると共に該空間の外に放出され、仏
壇2及び仏壇2の近傍に香りが漂うのである。逆に、引
き出した引出し34を押し込めるときも、摩擦部18が
第1レール14を擦るので、擦れたときに香りを発す
る。引出し4が箱体12に入るときには該香りを有した
空気が引出し4の後板36等によって押し出され、引出
し4と箱体12との隙間を通って該香りが引出し4及び
箱体12の外に放出されるので、仏壇2及び仏壇2の近
傍に香りが漂う。第1レール14が擦れて減ったときに
は、くぼみ24に指をかけて第1レール14をはずし、
新しい第1レール14を取り付ければよい。これによっ
て、引出し4の出し入れの際に永続的に白檀の香りを漂
わせることができる。又、本実施の形態のようにレール
を第1レール14と第2レール16とに分けて独立さ
せ、引出し4と長い距離に亘って擦れる部分(第1レー
ル14)のみ白檀の木を用い、擦れる距離が小さい部分
(第2レール16)に通常の木材を用いれば、必要最小
限度に高価な白檀の木を用いることで済むので、経済的
である。さらに、第1レール14と、第1レール14を
取りつける箱体12の内側底部との間に図示しない板ば
ねを取りつけて第1レール14を上方に付勢させれば、
摩擦部18と第1レール14との摩擦力が大きくなり、
白檀の香りが大きく発せられる。また、箱体12の一部
に穴をあけて、引出し4を出し入れするときの空気の出
入口(通気口)を作れば、白檀の香りが該通気口から放
出されることができる。さらに、摩擦部18の方に白檀
の木を用いてもよいし、第1レール14と摩擦部18の
両方に白檀の木を用いてもよい。また、レールを用いな
いで、箱体12の内側の底部自体に白檀の木を用いて、
引出し4の底面と擦らせるようにしてもよい。本発明の
第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態は仏壇
2の開戸8に関するものである。図1及び図6を用いて
第2の実施の形態を説明する。図6は仏壇2に向かって
左右の開戸8を閉じた状態の下部の斜視図である。開戸
8は2枚共板体から構成されており、底面は面状になっ
ている。図1に示すように、開戸8は観音開きになるよ
うに仏壇2に取り付けられている。開戸8が閉じた状態
の左右の開戸8が合わさる箇所の下部にはストッパー6
が設けられている。ストッパー6は非塗装の白檀の木か
らできており、両開戸のちょうつがい方向の端部に各々
ねじ穴20が形成されていて、該ねじ穴20を介して図
示しないねじにより仏壇2に固着されている。ストッパ
ー6の表側には端座する側が低く、仏壇2の奥行き側が
高くなっているなだらかな坂が形成されており、開戸8
を閉じるときに開戸8がスムーズにストッパー6でとま
るようになっている。ストッパー6の表面には仏壇2の
奥行き方向に数本の溝が形成されている。第2の実施の
形態の作用を説明する。左右の開戸8を閉じるとき、左
右の開戸8の底面の仏壇中央方向端部がストッパー6に
擦れる。ストッパー6は白檀の木からできているので、
擦れたときに白檀の香りが発し、仏壇のまわりに白檀の
香りが漂う。ストッパー6の表面にはなだらかな坂が形
成されているので、開戸8を閉じる際に開戸8はスムー
ズにストッパー6に擦れて、所定位置で止まる。ストッ
パー6の表面の溝もこのスムーズな動きに役立つ。スト
ッパー6は開戸8が閉じられる毎に擦られるので、その
都度表面がきれいにされ、擦れるたびに香りを発しつづ
ける。ストッパー6が減ったときは図示しないねじをは
ずしてストッパー6を取りかえればよい。これによっ
て、いつもストッパー6と開戸8の底面とが擦れる状態
に保つことができ、開戸8を閉じる際に白檀の香りをい
つも発しさせることができる。本発明の第3の実施の形
態を説明する。第3の実施の形態は仏壇2の引戸10に
関するものである。図1及び図7を用いて第3の実施の
形態を説明する。図7は仏壇2に向かって引戸10をみ
た場合の引戸10及び桟22の拡大斜視図である。引戸
10は2枚共板体から構成されており、底面は面状にな
っている。引戸10の下には桟22が設けられている。
桟22には長細い2本の浅い平らな桟溝38が形成され
ている。桟溝38は非塗装の白檀の木から構成されてい
る。第3の実施の形態の作用を説明する。引戸10を動
かすと、引戸10の底面が桟溝38に擦れる。桟溝38
は白檀の木からできているので、擦れたときに白壇の香
りが発し、仏壇のまわりに白壇の香りが漂う。桟溝38
は引戸10が動かされる毎にこすられるので、その都度
表面がきれいにされ、擦られるたびに香りを発しつづけ
る。なお、本形態では桟溝38に白檀の木を用いたが、
引戸10の底面の方に白檀の木を用いてもよいし、桟溝
38と引戸10の底面の両方に白檀の木を用いてもよ
い。なお、上記3つの実施の形態で示した以外の仏壇の
部分でも、可動部であれば本発明を適用できる。
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、仏壇の日常
の開閉動作により仏壇及び仏壇近傍に香木の香りが漂
い、仏壇の荘厳性が満たされる。請求項2の本発明によ
れば、仏壇及び仏壇近傍に白檀の木の香りが漂い、仏壇
の荘厳性が満たされる。なお、本発明は仏壇に限らず、
仏具、神棚、神具、各種葬祭具、高級家具等にも適用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 仏壇の正面図。
【図2】 引出し及び箱体の斜視図。
【図3】 引出しを箱体に出し入れするときに擦り合う
部分の拡大斜視図。
【図4】 引出しの底面図。
【図5】 第1レール及び第2レールの側面図。
【図6】 開戸8を閉じた状態の開戸下部付近の斜視
図。
【図7】 引戸及び桟の拡大斜視図。
【符号の説明】
2 仏壇 4 引出し 6 ストッパー 8 開戸 10 引戸 12 箱体 14 第1レール 18 摩擦部 22 桟 38 桟溝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仏壇における可動部の移動の際に擦る部分
    の少なくとも一部が香木からなり、前記可動部の移動の
    際に前記香木が移動によって擦れることにより前記香木
    の香りが漂うことを特徴とする仏壇。
  2. 【請求項2】前記香木は白檀の木からなり、該白檀の木
    は非塗装であることを特徴とする請求項1の仏壇。
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