JP2791447B2 - 測定値処理方法 - Google Patents

測定値処理方法

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JP2791447B2
JP2791447B2 JP3042934A JP4293491A JP2791447B2 JP 2791447 B2 JP2791447 B2 JP 2791447B2 JP 3042934 A JP3042934 A JP 3042934A JP 4293491 A JP4293491 A JP 4293491A JP 2791447 B2 JP2791447 B2 JP 2791447B2
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隆 小松
高橋  清
猛夫 田中
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SHOKUHIN SANGYO ONRAIN SENSAA GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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SHOKUHIN SANGYO ONRAIN SENSAA GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は定常状態を乱す程度の外
乱を受ける系から得られる物理量の測定値を処理する方
法に関する。
【0002】
【従来技術】運転中のある系の物理量(温度や速度ある
いは厚みなど)を測定し、その測定値を処理して系の運
転状態を制御するような系がいくつか知られている。
【0003】このような系においては、何らかの外から
の影響で予測測定値をはるかに越える測定値を示すこと
がよくある。このような場合操作すべき量を決定するた
めの測定値としてこのとび出した測定値を平均化した測
定値を使うと、制御すべき量が適当でなく正確な制御が
できなくなるおそれがある。このため、このとび出した
測定値の影響を受けないような処理が好ましい。
【0004】図1はこのような系の一例で、うどんやそ
ばのような麺帯の製造に用いられる麺帯の厚さ制御装置
である。
【0005】図において、1は麺帯、2は麺帯1の厚さ
を調節するための一対の圧延ローラ、3は厚さが調節さ
れた麺帯1を案内するガイドローラ、4a,4bは麺帯
1の各側近傍に配置された厚さ測定用の光学センサ、5
は麺帯1を一定長さごとに切断するカッター、6は切断
された麺帯から麺線1′を作るための切刃ロールであ
る。
【0006】7は光学センサ4a及び4bの出力から麺
帯1の厚さ値を算出し、厚さ設定値との差分を出力する
コントローラ、8はコントローラ7から出力される厚さ
調整信号に応じて回転するモータ、9はモータ8により
回転されるスクリューであり、厚さ調整用の圧延ローラ
2はこのスクリュー9の回転量に応じた距離だけ接近ま
たは離間して麺帯1の厚さを調整するようになってい
る。
【0007】次に図2を参照して麺帯の厚さ測定の原理
を説明する。
【0008】図示したように、麺帯1(厚さd)の両側
でそれぞれ距離x1 ,x2 だけ離れた位置に光学センサ
4a,4bを配置し、各光学センサ4a,4bから麺帯
1に向けてパルス光を発光し、その反射光を受光する
と、発光と受光の時間のずれから距離x1 とx2 を求め
ることができる。そこで両光学センサ4aと4bの間の
距離をyとすると、麺帯の厚さdは次の式から算出でき
る。
【0009】d=y−(x1 +x2
【0010】図1の厚さ制御装置においては、このよう
な方法で検出した麺帯1の厚さdを利用して厚さ調整用
圧延ローラ2の間隙を調整することにより麺帯1の厚さ
を制御しているが、麺帯1はカッター5により一定の長
さで切断されるため、その切断時の麺帯1の揺れが外乱
となって光学センサ4a、4bの出力から算出した厚さ
dはほぼ一定のタイミングで外乱の影響を受けて第3図
に示すようにその時点t、t、tで大きく変動す
る。そのために、コントローラ7では外乱を受けたとき
の厚さの測定値は圧延ローラ2による厚さ制御には用い
ないように信号処理する必要があるが、そのための処理
回路が必要になるし、外乱を受けるタイミングが不規則
になると信号処理が厄介になる。
【0011】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、定常状態を乱す程度の外乱が不規則に与えられる
系から得られる測定値から外乱による影響を排除するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記目
的を達成するために、時間的に変化する物理量を測定す
る際に、予想される測定値の最大幅を適宜数にランク分
けし、短時間に連続して得られた測定値に対応するラン
クの頻度を数え、最大頻度を有するランクに相当する物
理量をこの時間の測定値と定めるようにした。
【0013】
【作用】連続して得られる複数個の測定値についてラン
クごとの頻度分布を求めることにより、短時間の外乱に
よる測定値への影響を結果として排除することができ
る。
【0014】
【実施例】以下に本発明による測定値処理について第4
図を参照して説明する。
【0015】実施例として麺帯の厚さを測定して得られ
る測定値の処理について説明するが、本発明は他の同種
の外乱を含む測定値の処理にも適用できることは言うま
でもない。
【0016】麺帯の厚さデータは、図1に示した系にお
いて、光学センサ4aおよび4bの出力を一定ごとに処
理することにより得られる。
【0017】処理に当って、まず縦がM、横がNの配列
D(N,M)を用意し(F−1)、配列の変数をX,Y
とする(ただし0<X≦N、0<Y≦M)。ここでMは
測定値と予想されるばらつきとを考えて適当な数に分割
する。このMは測定精度に関係する数である。Nは総測
定回数を分割した数でデータの変動の周期を考慮してき
める。区間測定回数Nに対してその区間の順序数j(1
≦j≦N)はそれまでの総測定回数Aより A=N・k+j(ただしkは繰り返し周期の回数で0を
含む整数) として求められる。次に厚さデータを初期化するために
配列の各マス目M×N個を0とする(F−2)。
【0018】さて、測定開始後一定時間ごとに得られる
厚さデータN個を順次コントローラ7内のレジスタに記
憶する(F−3)。いまj番目の厚さデータをSk
(j)とし、このSk(j)に対する変数X,Yのうち
変数Yの値を次のようにして求める(F−4)。外乱に
よる最大予測厚さデータをSk(MAX)とすると、Y
値は次の式で求めることができる。 なお、INT[B]は値Bの整数部分を求める演算であ
る。こうして求めたY値と測定順序を表わすXとで配列
D(j,Yj )上の位置が求まる。たとえば1番目の厚
さデータSk(1)を用いて上式から求めた値をY1
すると、配列上の位置(1,Y1 )が定まる(F−
5)。そしてこの位置に1を入れる。この演算をN番目
の厚さデータまで繰り返し行なう(F−6)。
【0019】いまN=10、M=8とすると、配列D
(10,8)は第5図に示すようなマス目となり、ステ
ップ(F−4)から(F−6)で求めたY値に相当する
マス目に“1”を埋めていく。
【0020】次にこうしてj=1〜NについてN個の厚
みデータのYj 値が求まり、第5図に示したD配列表の
マス目が埋まったところで、今度はD配列のマス目の各
横欄(k=1〜M)についてj=1〜Nまでを合計し、
得られた値を第5図に示すような別に用意したD′配列
に格納する(F−7)。すなわち k=1〜8についてD′( k)を求めると、上のD配列
の右側に並べたようになる。このD′配列は頻度分布を
表わす。
【0021】こうして作成されたD′配列の中から最大
頻度を与えるkを求める(F−9)。上の例では、D′
配列の最大頻度「4」を与えるkの値は「4」である。
そこでYMAX =4とし(F−9)、厚さデータSkを次
の式から求める(F−10)。
【0022】Sk=(YMAX /M)×予想最大値 この厚さデータSkをプロットする(F−11)。
【0023】その後はjを1だけ増して(F−12)j
=2〜11までの厚さデータについて同様にD’配列を
求め、最大頻度を与えるkの値を求め、厚さデータSk
を算出し、プロットする。なお、D’配列としては、上
述したj=2〜11までの厚さデータと、=3〜12
までの厚さデータとをj=1〜10までの厚さデータの
D’配列に並べて示した。こうしてプロットの連続で麺
帯の厚さが得られる。測定値の精度は測定間隔を増やす
だけでなく、ばらつき幅を分割するMの値を大きくする
ことにより上げることができる。
【0024】図6(a)は本発明により処理して得られ
た麺帯の厚さを、処理しない従来の場合(b)と比較し
て示しており、本発明による処理を行なった場合は外乱
の影響をほとんど受けないのに対して、処理を行なわな
い場合は外乱の影響を受けることがよくわかる。
【0025】上記実施例は、麺帯の厚さ制御に関するも
のであるが、これは一例であって、本発明は不規則な外
乱により測定値が影響を受ける系であれば、いかなる系
にも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、時間的に変化する物理量を測定し、該物理量の変化
の予想最大値に対する各測定値の割合を求め、前記予想
最大値に対応させて予めランク分けした所定数のランク
のうち前記割合に該当するランクの頻度を各測定値ごと
に単位量だけ高め、連続して得られる複数個の測定値に
ついてランクごとの頻度分布を求め、最大頻度を有する
ランクに相当する物理量を測定値と定めるようにしたの
で、測定値が不規則な外乱により受ける影響を信号処理
だけで簡単に排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による測定値処理方法を適用する系の一
例としての麺帯の厚さ制御装置の要部を示す線図であ
る。
【図2】麺帯の厚さ測定の原理を説明する図である。
【図3】麺帯の厚さ測定値を表わす図である。
【図4】本発明による測定値処理方法のフローチャート
である。
【図5】本発明で用いられるデータの配列を示す配列表
である。
【図6】(a)は本発明方法により処理された麺帯の厚
さ、(b)は従来の麺帯の厚さを示す。
【符号の説明】
1 麺帯 2 厚さ調節ローラ 3 ガイドローラ 4a,4b 光学センサ 5 カッター 6 切刃ローラ 7 コントローラ 8 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 1/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間的に変化する物理量を測定する際
    に、測定値の変化の予想される最大幅を複数の区分枠に
    区分しておき、 所定 時間内に連続して得られる複数の測定値の各々が前
    記区分枠のいずれに該当するかを判断し、 前記各区分枠ごとの前記測定値の該当数を集計し、 該当数の集計値が最大となる区分枠に相当する測定値を
    前記所定時間における 測定値と定めることを特徴とした
    測定値処理方法。、
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06186060A (ja) * 1992-12-18 1994-07-08 Hitachi Ltd データの表示方法及び装置
JP5613603B2 (ja) * 2011-03-28 2014-10-29 株式会社東芝 原子炉内機器形状計測装置および原子炉内機器形状計測方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0612282B2 (ja) * 1983-01-21 1994-02-16 日本電装株式会社 移動体のための液量計
JPH087055B2 (ja) * 1988-04-08 1996-01-29 株式会社日立製作所 幅を有する測定対象部の長さ測定方法

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