JP2791025B2 - ラックピニオン式ステアリングギア用のパワーアシスト装置 - Google Patents
ラックピニオン式ステアリングギア用のパワーアシスト装置Info
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- JP2791025B2 JP2791025B2 JP29885287A JP29885287A JP2791025B2 JP 2791025 B2 JP2791025 B2 JP 2791025B2 JP 29885287 A JP29885287 A JP 29885287A JP 29885287 A JP29885287 A JP 29885287A JP 2791025 B2 JP2791025 B2 JP 2791025B2
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- Japan
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- auxiliary
- rack bar
- pinion
- housing
- power assist
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/04—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/04—Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
- B62D5/0421—Electric motor acting on or near steering gear
- B62D5/0424—Electric motor acting on or near steering gear the axes of motor and final driven element of steering gear, e.g. rack, being parallel
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/19—Gearing
- Y10T74/19642—Directly cooperating gears
- Y10T74/1967—Rack and pinion
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Description
【発明の詳細な説明】
＜産業上の利用分野＞
本発明は、主ハウジングの長手方向に移動可能な主ラ
ックバー及び前記主ハウジングに回転可能に取付けら
れ、前記主ラックバーの歯に噛合し、ステアリング入力
に応答して回転し、前記主ラックバーの長手方向の移動
を行なう主ピニオンを有しているラックピニオン式ステ
アリングギア用のパワーアシスト装置に関するものであ
る。 ＜従来の技術＞ この種のステアリングギアにパワーアシストを与える
ことはよく知られており、パワーアシストはステアリン
グ入力に応答して作用し、ラツクバーの移動に対して所
定のアシストを与える。従来、パワーアシストはラムま
たはピストン及びシリンダー装置の流体式の作動により
達成されるが、近年、電気モータを用いる提案もある。
しかしながら、これらの場合においてはパワーアシスト
装置はステアリングギアの一体部として考えられる。従
って、パワーアシスト装置が故障するとステアリングギ
ア全体を交換しなければならない。さらに、パワーアシ
スト装置は通常ステアリングギア装置と一体の高価な部
品として考えられており、マニユアルステアリングギア
をパワーアシスト装置にすることは一般的には実用的で
なく不経済なものとして考えられている。従つて、自動
車が製造されてステアリングギアをマニユアルまたはパ
ワーアシストにするかを決定するときステアリングギア
の特定の様式は自動車の全寿命中変更できないものであ
つた。 ＜発明の目的＞ 本発明の目的は、上述の欠点を解消したパワーアシス
ト装置を提供することである。 ＜問題点を解決するための手段＞ 本発明によると、主ハウジングの長手方向に移動可能
な主ラツクバー及び前記主ハウジングに回転可能に取付
けられ、前記ラツクバーの歯に係合し、ステアリング入
力に応答して回転し、前記ラツクバーの長手方向の移動
を行なう主ピニオンを有しているラツクピニオン式ステ
アリングギア用のパワーアシスト装置において、補助ハ
ウジング内を長手方向に移動可能な補助ラツクバーと、
前記補助ハウジングに回転可能に取付けられ、前記補助
ラツクバーの歯と係合する補助ピニオンと、前記補助ハ
ウジングに支持され、１つの入力駆動を提供し、前記補
助ラツクバーを移動させる前記補助ピニオンを回転させ
る電気モータ装置と、前記主ハウジングに相対的に固定
された位置に前記補助ハウジングを取外し可能に取付け
る取付け装置と、前記主ラツクバーと一体に移動するよ
うに前記補助ラックバーを主ラックバーに分離可能に結
合する結合装置と、前記電気モータ装置の作動を制御
し、前記ステアリング入力に応答可能であり、前記補助
ラツクバーが前記主ラツクバーと一体に前記電気モータ
装置により駆動されてパワーアシストを提供する切換え
装置とを有することを特徴とするラツクピニオン式ステ
アリングギア用のパワーアシスト装置が提供される。 本発明によるパワーアシスト装置は、ステアリングギ
アが自動車に組込まれているか、特定の自動車に対して
パワーアシストステアリングを設けることが望まれる場
合に、既存のラツクピニオン式ステアリングギアに取付
けることのできるほぼ電気式のラツクピニオン装置の形
になつている。このパワーアシスト装置はアフターマー
ケツトにおいて販売されるコンバージヨンキツトとして
の形にもなる。本発明の特徴によると、電気式モータ装
置が１つの入力駆動を提供し、補助ピニオンを回転させ
るので、マニユアル入力、例えば、ステアリングコラム
の回転によりピニオンが回転するように連結された従来
のラツクピニオン式ステアリングギアの構造を用いる必
要がなくなる。従つて、パワーアシスト装置は従来の形
式のラツクピニオン式ステアリングギアを変更すること
なく従来のギアとステアリング入力との結合に適用する
ことができる。もちろん、補助ピニオンは電気モータ装
置の１つの入力駆動を有しているが、ピニオンは主ラツ
クバーと一緒に交換可能であり、その結果電気モータ装
置はステアリング操作中作動不能に維持される。特定の
自動車の電気系統は、切換え装置の制御により出力を電
気モータ装置に与えるように変更できる。切換え装置は
自動車のステアリングコラムに組込まれ、切換え装置は
ステアリング入力トルクに応答し、モータを所望の操縦
方向に作動させる。パワーアシスト装置を容易にラツク
ピニオン式ステアリングギアに組込めることにより、パ
ワーアシスト装置は容易に交換できて、故障した場合で
も自動車の基本的なラツクピニオン式ステアリングギア
を変更する必要がない。 ＜実施例＞ 以下、本発明を図面に基づいて説明する。 第１図に全体を、第２図に要部が示されている装置
は、長手方向に移動可能なラツクバー３を収容するハウ
ジング２（筒状延長部を有している）を有する従来のラ
ツクピニオン式ステアリングギア１を備えている。ハウ
ジング２に回動可能に取付けられている主ピニオンの歯
はラツクバー３のラツクに係合しており、ピニオンの回
転によりラツクバー３はハウジング２に対して相対的に
長手方向に移動可能である。ラツクバー３の端部は自動
車のリンク機構の一部として従来の連結様式と同様にボ
ールジヨイント４を介してタイロツド５に連結されてい
る。ギア１のピニオンは、参照番号７で全体が示されて
いるステアリングコラムからのステアリング入力に応答
して回転するように連結された軸６を有している。フレ
キシブルベローズ８により、状況に応じハウジング２ま
たは2aとそれぞれに隣接するタイロツド５との対向する
長手端との間のシール室が形成されている。ばね付勢ヨ
ーク等の付勢装置がハウジング2b内に設けられておりラ
ツクバー３の支持体として働きラツクバー３の歯をピニ
オンの歯と従来の様式により係合させている。 ラツクバー３と平行にハウジング２に補助ラツクピニ
オン装置９が取付けられており、本発明によるパワーア
シスト装置の一部を形成している。補助ラツクピニオン
装置９はその中を補助ラツクバー11が長手方向に摺動す
る補助ハウジング10を有している。補助ピニオン12がハ
ウジング10内に回動可能に設けられており、補助ピニオ
ン12の歯はラツクバー11のラツク13と係合し、補助ピニ
オン12の回転により補助ラツクバー11がハウジング10に
相対的に長手方向に移動する。補助ハウジング10はブラ
ケツト14を支持しており、ブラケツト14を介してハウジ
ング10は主ハウジング2aに参照番号15で示される位置に
固くボルト締めされている。補助ラツクバー11の一端は
長手延長部11aに固着されている。補助ハウジング10か
ら最も遠い延長部11aの端部はカツプリングブラケツト1
6にボルト止めされている。ブラケツト16は主ラツクバ
ー３の端部近くにおいてベローズ８を介して密封状態で
延在しており、主ラツクバー３に固く連結されている
（ラツクバー３の端部近くのシヨルダー部と隣接したボ
ールジヨイント４との間に挟持されるようにしてもよ
い）。 補助ハウジング10内において補助ラツクバー11はねじ
調整式、ばね付勢ヨークまたはベアリング17によりその
ラツク歯を補助ピニオンの歯に係合させるように付勢さ
れている。補助ピニオン12は軸18を有しており、ピニオ
ンは補助ハウジング10の対抗する壁21にそれぞれニード
ルベアリング19とボールベアリング20を介して取付けら
れている。ピニオン軸18は電気モータ23用の永久磁石22
を支持するローターを形成している。モータ23は壁21と
巻線24とを通過するボルト26により対抗する壁21の円筒
状のフランジ部25の間に挟持されたステータ巻線部24を
有している。 電気モータ23は駆動力を補助ピニオン12を回転するう
ように与え、補助ラツクバー11を移動させる。モータ23
が励起されると補助ラツクバー11はハウジング10及び２
に対して相対的に長手方向に、かつ主ラツクバー３と平
行に移動し主ラツクバー３はブラケット16の連結を介し
て長手方向の移動がアシストされる。さらに補助ラツク
バー11が移動する長手方向はステータ巻線24を介して電
流が流れる方向により決定される。 電気モータ23の励起とステータ巻線24を通過する電流
の方向とは主ピニオンの軸６のカツプリング部（ステア
リングコラム７）に取付けられた回転（トルク）応答式
のスイツチ27に制御される。スイツチ27は自動車の電気
系統28に組込まれており、自動車に組込まれたステアリ
ング装置が作動して、ステアリングコラム７が回転し、
主ピニオンを回転し、一方向またはその反対方向に主ラ
ツクバー３を駆動すると電流は電気モータ23に供給さ
れ、補助ピニオン12を回転し、主ラツクバー３が駆動さ
れる対応する方向に補助ラツクバー11を駆動し、その結
果電気モータの駆動力はラツクバー３の移動方向に所定
のパワーアシストを与え、操縦が達成される。 自動車の電気系統または電気モータ23が故障した場
合、主ラツクピニオン式ステアリングギア１が従来の様
式で働き、補助ラツクバー11がピニオンローターシヤフ
トが単にステータ巻線内において回動しながら主ラツク
バー３とともに移動することは明らかである。補助ラツ
クピニオン式ステアリングギア９は単純にブラケット14
及び16のボルトをはずすことにより修理または交換用に
容易に取りはずされることも明らかである。 フレキシブルベローズ29は補助ハウジング10と補助ラ
ツクバー11またはその延長部11aとの間に密閉室を形成
している。 必要に応じ補助ラツクバー11は２つの延長部を有する
ことも可能であり、各端部における延長部11aに類似す
るものと主ラツクバー３の対抗する端部に係合するもの
とを有することができる。
ックバー及び前記主ハウジングに回転可能に取付けら
れ、前記主ラックバーの歯に噛合し、ステアリング入力
に応答して回転し、前記主ラックバーの長手方向の移動
を行なう主ピニオンを有しているラックピニオン式ステ
アリングギア用のパワーアシスト装置に関するものであ
る。 ＜従来の技術＞ この種のステアリングギアにパワーアシストを与える
ことはよく知られており、パワーアシストはステアリン
グ入力に応答して作用し、ラツクバーの移動に対して所
定のアシストを与える。従来、パワーアシストはラムま
たはピストン及びシリンダー装置の流体式の作動により
達成されるが、近年、電気モータを用いる提案もある。
しかしながら、これらの場合においてはパワーアシスト
装置はステアリングギアの一体部として考えられる。従
って、パワーアシスト装置が故障するとステアリングギ
ア全体を交換しなければならない。さらに、パワーアシ
スト装置は通常ステアリングギア装置と一体の高価な部
品として考えられており、マニユアルステアリングギア
をパワーアシスト装置にすることは一般的には実用的で
なく不経済なものとして考えられている。従つて、自動
車が製造されてステアリングギアをマニユアルまたはパ
ワーアシストにするかを決定するときステアリングギア
の特定の様式は自動車の全寿命中変更できないものであ
つた。 ＜発明の目的＞ 本発明の目的は、上述の欠点を解消したパワーアシス
ト装置を提供することである。 ＜問題点を解決するための手段＞ 本発明によると、主ハウジングの長手方向に移動可能
な主ラツクバー及び前記主ハウジングに回転可能に取付
けられ、前記ラツクバーの歯に係合し、ステアリング入
力に応答して回転し、前記ラツクバーの長手方向の移動
を行なう主ピニオンを有しているラツクピニオン式ステ
アリングギア用のパワーアシスト装置において、補助ハ
ウジング内を長手方向に移動可能な補助ラツクバーと、
前記補助ハウジングに回転可能に取付けられ、前記補助
ラツクバーの歯と係合する補助ピニオンと、前記補助ハ
ウジングに支持され、１つの入力駆動を提供し、前記補
助ラツクバーを移動させる前記補助ピニオンを回転させ
る電気モータ装置と、前記主ハウジングに相対的に固定
された位置に前記補助ハウジングを取外し可能に取付け
る取付け装置と、前記主ラツクバーと一体に移動するよ
うに前記補助ラックバーを主ラックバーに分離可能に結
合する結合装置と、前記電気モータ装置の作動を制御
し、前記ステアリング入力に応答可能であり、前記補助
ラツクバーが前記主ラツクバーと一体に前記電気モータ
装置により駆動されてパワーアシストを提供する切換え
装置とを有することを特徴とするラツクピニオン式ステ
アリングギア用のパワーアシスト装置が提供される。 本発明によるパワーアシスト装置は、ステアリングギ
アが自動車に組込まれているか、特定の自動車に対して
パワーアシストステアリングを設けることが望まれる場
合に、既存のラツクピニオン式ステアリングギアに取付
けることのできるほぼ電気式のラツクピニオン装置の形
になつている。このパワーアシスト装置はアフターマー
ケツトにおいて販売されるコンバージヨンキツトとして
の形にもなる。本発明の特徴によると、電気式モータ装
置が１つの入力駆動を提供し、補助ピニオンを回転させ
るので、マニユアル入力、例えば、ステアリングコラム
の回転によりピニオンが回転するように連結された従来
のラツクピニオン式ステアリングギアの構造を用いる必
要がなくなる。従つて、パワーアシスト装置は従来の形
式のラツクピニオン式ステアリングギアを変更すること
なく従来のギアとステアリング入力との結合に適用する
ことができる。もちろん、補助ピニオンは電気モータ装
置の１つの入力駆動を有しているが、ピニオンは主ラツ
クバーと一緒に交換可能であり、その結果電気モータ装
置はステアリング操作中作動不能に維持される。特定の
自動車の電気系統は、切換え装置の制御により出力を電
気モータ装置に与えるように変更できる。切換え装置は
自動車のステアリングコラムに組込まれ、切換え装置は
ステアリング入力トルクに応答し、モータを所望の操縦
方向に作動させる。パワーアシスト装置を容易にラツク
ピニオン式ステアリングギアに組込めることにより、パ
ワーアシスト装置は容易に交換できて、故障した場合で
も自動車の基本的なラツクピニオン式ステアリングギア
を変更する必要がない。 ＜実施例＞ 以下、本発明を図面に基づいて説明する。 第１図に全体を、第２図に要部が示されている装置
は、長手方向に移動可能なラツクバー３を収容するハウ
ジング２（筒状延長部を有している）を有する従来のラ
ツクピニオン式ステアリングギア１を備えている。ハウ
ジング２に回動可能に取付けられている主ピニオンの歯
はラツクバー３のラツクに係合しており、ピニオンの回
転によりラツクバー３はハウジング２に対して相対的に
長手方向に移動可能である。ラツクバー３の端部は自動
車のリンク機構の一部として従来の連結様式と同様にボ
ールジヨイント４を介してタイロツド５に連結されてい
る。ギア１のピニオンは、参照番号７で全体が示されて
いるステアリングコラムからのステアリング入力に応答
して回転するように連結された軸６を有している。フレ
キシブルベローズ８により、状況に応じハウジング２ま
たは2aとそれぞれに隣接するタイロツド５との対向する
長手端との間のシール室が形成されている。ばね付勢ヨ
ーク等の付勢装置がハウジング2b内に設けられておりラ
ツクバー３の支持体として働きラツクバー３の歯をピニ
オンの歯と従来の様式により係合させている。 ラツクバー３と平行にハウジング２に補助ラツクピニ
オン装置９が取付けられており、本発明によるパワーア
シスト装置の一部を形成している。補助ラツクピニオン
装置９はその中を補助ラツクバー11が長手方向に摺動す
る補助ハウジング10を有している。補助ピニオン12がハ
ウジング10内に回動可能に設けられており、補助ピニオ
ン12の歯はラツクバー11のラツク13と係合し、補助ピニ
オン12の回転により補助ラツクバー11がハウジング10に
相対的に長手方向に移動する。補助ハウジング10はブラ
ケツト14を支持しており、ブラケツト14を介してハウジ
ング10は主ハウジング2aに参照番号15で示される位置に
固くボルト締めされている。補助ラツクバー11の一端は
長手延長部11aに固着されている。補助ハウジング10か
ら最も遠い延長部11aの端部はカツプリングブラケツト1
6にボルト止めされている。ブラケツト16は主ラツクバ
ー３の端部近くにおいてベローズ８を介して密封状態で
延在しており、主ラツクバー３に固く連結されている
（ラツクバー３の端部近くのシヨルダー部と隣接したボ
ールジヨイント４との間に挟持されるようにしてもよ
い）。 補助ハウジング10内において補助ラツクバー11はねじ
調整式、ばね付勢ヨークまたはベアリング17によりその
ラツク歯を補助ピニオンの歯に係合させるように付勢さ
れている。補助ピニオン12は軸18を有しており、ピニオ
ンは補助ハウジング10の対抗する壁21にそれぞれニード
ルベアリング19とボールベアリング20を介して取付けら
れている。ピニオン軸18は電気モータ23用の永久磁石22
を支持するローターを形成している。モータ23は壁21と
巻線24とを通過するボルト26により対抗する壁21の円筒
状のフランジ部25の間に挟持されたステータ巻線部24を
有している。 電気モータ23は駆動力を補助ピニオン12を回転するう
ように与え、補助ラツクバー11を移動させる。モータ23
が励起されると補助ラツクバー11はハウジング10及び２
に対して相対的に長手方向に、かつ主ラツクバー３と平
行に移動し主ラツクバー３はブラケット16の連結を介し
て長手方向の移動がアシストされる。さらに補助ラツク
バー11が移動する長手方向はステータ巻線24を介して電
流が流れる方向により決定される。 電気モータ23の励起とステータ巻線24を通過する電流
の方向とは主ピニオンの軸６のカツプリング部（ステア
リングコラム７）に取付けられた回転（トルク）応答式
のスイツチ27に制御される。スイツチ27は自動車の電気
系統28に組込まれており、自動車に組込まれたステアリ
ング装置が作動して、ステアリングコラム７が回転し、
主ピニオンを回転し、一方向またはその反対方向に主ラ
ツクバー３を駆動すると電流は電気モータ23に供給さ
れ、補助ピニオン12を回転し、主ラツクバー３が駆動さ
れる対応する方向に補助ラツクバー11を駆動し、その結
果電気モータの駆動力はラツクバー３の移動方向に所定
のパワーアシストを与え、操縦が達成される。 自動車の電気系統または電気モータ23が故障した場
合、主ラツクピニオン式ステアリングギア１が従来の様
式で働き、補助ラツクバー11がピニオンローターシヤフ
トが単にステータ巻線内において回動しながら主ラツク
バー３とともに移動することは明らかである。補助ラツ
クピニオン式ステアリングギア９は単純にブラケット14
及び16のボルトをはずすことにより修理または交換用に
容易に取りはずされることも明らかである。 フレキシブルベローズ29は補助ハウジング10と補助ラ
ツクバー11またはその延長部11aとの間に密閉室を形成
している。 必要に応じ補助ラツクバー11は２つの延長部を有する
ことも可能であり、各端部における延長部11aに類似す
るものと主ラツクバー３の対抗する端部に係合するもの
とを有することができる。
【図面の簡単な説明】
第１図はラツクピニオン式ステアリングギアとそれに取
付けられたパワーアシスト装置との組合せを示す側面
図、第２図は電気モータ装置と補助ラツクピニオン装置
とを有するラツクピニオン式ステアリングギアの一部断
面側面図、第３図は本発明によるパワーアシスト装置の
一部を形成する補助ハウジング、補助ラツクバー及び補
助ピニオンであつて第１図に示す装置に組込まれたもの
を示す長手断面図、及び第４図は第２図の線IV−IVに沿
つた断面図であつて、第３図に示されたパワーアシスト
装置の電気モータ、補助ハウジング、補助ラツクバー及
び補助ピニオンを示す図である。 １…ラツクピニオン式ステアリングギア、２…ハウジン
グ、2a…延長部、2b…ハウジング部、３…ラツクバー、
４…ボールジヨイント、５…タイロツド、６…軸、７…
ステアリングコラム、８…ベローズ、９…補助ラツクピ
ニオン装置、10…補助ハウジング、11…補助ラツクバ
ー、12…補助ピニオン、13…ラツク、14…ブラケツト、
16…ブラケツト、17…ヨークまたはベアリング、18…ピ
ニオン軸、19,20…ベアリング、21…壁、22…永久磁
石、23…電気式モータ、24…ステータ巻線、25…フラン
ジ部、27…スイツチ、29…ベローズ。
付けられたパワーアシスト装置との組合せを示す側面
図、第２図は電気モータ装置と補助ラツクピニオン装置
とを有するラツクピニオン式ステアリングギアの一部断
面側面図、第３図は本発明によるパワーアシスト装置の
一部を形成する補助ハウジング、補助ラツクバー及び補
助ピニオンであつて第１図に示す装置に組込まれたもの
を示す長手断面図、及び第４図は第２図の線IV−IVに沿
つた断面図であつて、第３図に示されたパワーアシスト
装置の電気モータ、補助ハウジング、補助ラツクバー及
び補助ピニオンを示す図である。 １…ラツクピニオン式ステアリングギア、２…ハウジン
グ、2a…延長部、2b…ハウジング部、３…ラツクバー、
４…ボールジヨイント、５…タイロツド、６…軸、７…
ステアリングコラム、８…ベローズ、９…補助ラツクピ
ニオン装置、10…補助ハウジング、11…補助ラツクバ
ー、12…補助ピニオン、13…ラツク、14…ブラケツト、
16…ブラケツト、17…ヨークまたはベアリング、18…ピ
ニオン軸、19,20…ベアリング、21…壁、22…永久磁
石、23…電気式モータ、24…ステータ巻線、25…フラン
ジ部、27…スイツチ、29…ベローズ。
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フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名)
B62D 5/22
B62D 5/04
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．主ハウジングの長手方向に移動可能な主ラックバー
及び前記主ハウジングに回転可能に取付けられ、前記主
ラックバーの歯に噛合し、ステアリング入力に応答して
回転し、前記主ラックバーの長手方向の移動を行なう主
ピニオンを有しているラックピニオン式ステアリングギ
ア用のパワーアシスト装置において、補助ハウジング内
を長手方向に移動可能な補助ラックバーと、前記補助ハ
ウジング内に回転可能に取付けられ、且つ前記補助ラッ
クバーの歯と噛合する補助ピニオンと、前記補助ハウジ
ングに支持され、且つ１つの入力駆動を提供して、前記
補助ラックバーを移動させるために前記補助ピニオンを
回転させる電気モータ装置と、前記主ハウジングに対し
て固定された位置に前記補助ハウジングを取外し可能に
取付ける取付け装置と、前記主ラックバーと一体に移動
するように前記補助ラックバーを主ラックバーに分離可
能に結合する結合装置と、前記電気モータ装置の作動を
制御し、且つ前記ステリング入力に応答可能であり、前
記補助ラックバーが前記主ラックバーと一体に前記電気
モータ装置により駆動されてパワーアシストを提供する
切換え装置とを有することを特徴とするラックピニオン
式ステアリングギア用のパワーアシスト装置。 ２．特許請求の範囲第１項記載のパワーアシスト装置に
おいて、前記補助ピニオンが前記電気モータ装置のロー
ターに組込まれた軸を有しており、前記電気モータ装置
が前記補助ハウジングに支持されたステータ巻線を有し
ていることを特徴とするラックピニオン式ステアリング
ギア用のパワーアシスト装置。 ３．特許請求の範囲第１項または第２項記載のパワーア
シスト装置において、前記補助ハウジングが前記補助ラ
ックの前記歯を前記補助ピニオンに噛合させるように付
勢する付勢装置を支持していることを特徴とするラック
ピニオン式ステアリングギア用のパワーアシスト装置。 ４．特許請求の範囲第１項から第３項までのいずれか１
項記載のパワーアシスト装置において、前記取付け装置
が、前記補助ハウジング上のブラケットであり、且つ前
記補助ハウジングを前記主ハウジングにボルト締めする
ブラケットであることを特徴とするラックピニオン式ス
テアリングギア用のパワーアシスト装置。 ５．特許請求の範囲第１項から第４項までのいずれか１
項記載のパワーアシスト装置において、前記結合装置が
前記補助ラックバーから延びていて、且つ前記主ラック
バーに分離可能に固定されるブラケットを有しているこ
とを特徴とするラックピニオン式ステアリングギア用の
パワーアシスト装置。 ６．特許請求の範囲第１項から第５項までのいずれか１
項記載のパワーアシスト装置において、ベローズが前記
補助ハウジングと補助ラックバーとの間に延在してい
て、前記補助ハウジングと前記補助ラックバーとの間を
密封していることを特徴とするラックピニオン式ステア
リングギア用のパワーアシスト装置。
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