JP2790504B2 - 密閉型圧縮機のバルブ装置 - Google Patents

密閉型圧縮機のバルブ装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は密閉型圧縮機のバルブ装置に関するものであ
る。
従来の技術 近年密閉型圧縮機は高効率と共に低騒音が望まれてお
り、その圧縮機のバルブ装置はその達成のための研究が
進んできている傾向にある。
以下図面を参照しながら、従来のバルブ装置について
説明する。
第6図は特公昭64−5187号公報に示されているバルブ
装置で、第7図,第8図はバルブプレートを示す平面
図、第9図は第7図のA−A線で切ったバルブプレート
の断面図で、1はシリンダ、2はピストン、3はバルブ
プレート、4はシリンダヘッド、5はヘッドガスケッ
ト、6はプレートガスケット、7はシリンダボデー、8
は吸入口、9及び10は放出口、11はバルブリード、12は
放出バルブ、13は掛止片、14はピン、15は横部材、16は
保持ばね、17は放出室、18は吸引室、19はピン穴であ
る。
シリンダ1内を往復するピストン2によって、吸引室
18の冷媒は吸入口8を通りシリンダ1内に入り、圧縮さ
れた冷媒は放出口9及び10を通ってバルブリード11を圧
力により弾性変形させながら放出室17に達する。そして
圧縮が止った時にバルブリード11は弾性復帰し、放出口
10をふさぐ。シリンダヘッド4とバルブプレート3のシ
ールは、ヘッドガスケット5によって、バルブプレート
3とシリンダボデーのシールは、プレートガスケット6
によってなされている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、放出バルブ12の
バルブリード11の非対称弾性変形を作り出すため、放出
口9,10のうち一方を小さくせねばならない。放出口の総
面積は、放出口を通過する圧縮された冷媒の通過抵抗に
関係し、総面積が小さい時には、抵抗が大きく、圧縮機
の効率を低下させる。すなわち上記構成では、放出口9
の径が小さくなるために、放出口総面積が減少してしま
う。またそれを補うため、もう一方の放出口10の径を大
きくすると、放出バルブ12のバルブリード11でのシール
が困難となるため、バルブリード11の幅を拡げる必要が
あり、放出バルブ12が大型化してしまう。さらに放出口
9,10の径の違いを小さくすれば、バルブリード11への非
対称弾性変形を作り出す効果を失い騒音を減少させる効
果を失うという課題を有していた。
本発明は上記課題に鑑み、吐出抵抗を損することなく
高効率で騒音減少させることのできる、密閉型圧縮機の
バルブ装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 以上のような課題を解決するために本発明の密閉型圧
縮機のバルブ装置は、往復動作するピストンを内蔵する
シリンダの上端面を閉鎖するとともに2個の放出口を有
する板状のバルブプレートと、前記放出口の上方をおお
う薄板状のバルブリードと、前記バルブリードの両端を
前記プレートとの間で挟持する掛止片を有し、前記バル
ブプレートの、前記2個の放出口の周囲にトレパンシー
ル部を設けるとともに、前記トレパンシール部を各々の
放出口と同心円形状でありかつ、各々の径寸法が異なる
ように構成したものである。
作用 本発明は、上記した構成により、バルブプレートの2
つの放出口の径を同径とすることで、放出口の合成総面
積を確保することができるために、圧縮された冷媒が放
出口を通過する際の抵抗を軽減し、効率が向上すること
になる。また放出口の周囲に設けたトレパンシール部が
各々異径であるので、バルブリードの受ける、冷媒によ
る押上げる力は、トレパンシール部の作る面積に比例す
ることになる。故に、バルブリードの変形が漸進的に行
なわれるために圧縮機の圧縮のサイクル毎にバルブリー
ドの動きが安定したくり返しになると共に、バルブプレ
ートへの接触も衝撃的要素が軽減されるために、バルブ
装置で発生する騒音を低減させることになる。
実 施 例 以下本発明の一実施例の密閉型圧縮機のバルブ装置に
ついて説明する。尚、従来例と同一部品は同一符号を用
いて説明し、構成動作の同じところは省略する。
第1図において、3はバルブプレート、9及び10は放
出口、20及び21はトレパンシール部でその径は、21の方
が20より小さい。22はトレパンオイル溜めである。第2
図は、第1図のB−B線、第3図はC−C線で切ったバ
ルブプレートの要部断面図である。
以上のような構成において、圧縮された冷媒は放出口
9及び10を通ってバルブリード11に達するが、バルブリ
ード11は放出口9及び10の周囲にもうけた、トレパンシ
ール部20,21に接触しシールしている。放出口9及び10
は、同径であってもトレパンシール部20の径がトレパン
シール部21よりも小さくなっているので、バルブリード
11を押上げる力は、トレパンシール部20の方の部所が、
トレパンシール部21の部所より大きくなる。従ってバル
ブリード11は、トレパンシール部20の所から先に変形さ
せられ放出口9を開く、そしてその後放出口10が開く。
この現象はピストン2による圧縮の毎にくり返される。
またバルブリードが閉じる時にも、トレパンシール部21
の方から先に閉じ、続いてトレパンシール部20の方が閉
じるようにバルブリード11の動きは漸進的なものとな
る。トレパンシール部が仮に上述したような異径でない
場合には、どちらの放出口が開くか不安定で、場合によ
っては、一度一方が開いても他方が開くと再び最初に開
いた方が閉じるといった現象がくり返し生じることにな
り、バルブリードの動きは不安定で騒音の発生要因とな
るが、本実施例のようなトレパンシール部20,21が異径
の場合では、バルブリード11の動きが安定したものとな
り、バルブプレート3への接触も衝撃的要素が軽減され
ることになる。トレパンシール部20,21を異径にするこ
とによって、バルブリードの動きを規制することができ
るので、バルブプレート3の放出口9、10は異径にする
必要がなく、同形とすることができ、放出口9,10の合計
総面積を確保することができることになる。故に圧縮さ
れた冷媒が放出口9,10を通過する際の抵抗を軽減し、効
率を向上させることになる。
従って、吐出抵抗を損することなく高効率で騒音を減
少させることができる。
前記実施例の効果確認のデータの一部を第4図,第5
図に示す。
同一の圧縮機械・モータ部を用い、バルブプレートの
み、組替え同一条件下で比較を行ったものである。2つ
のバルブプレートの相異は、第4図が本案で、第5図が
従来を示すものである。結果によれば、全体騒音レベル
dB(A)評価では7dB(A)、特定の周波数2KHz帯域で
は8〜9dBの低減になっている。なお、バルブプレート
の2個の放出口は同径で、圧縮機の能力は同一であっ
た。
発明の効果 以上のように本発明は、密閉型圧縮機のバルブ装置に
用いるバルブプレートの放出口の周囲にトレパンシール
部を設けるとともに、前記トレパンシール部は各々の放
出口と同心円形状でありかつ、各々の径寸法が異なるよ
うにすることにより、放出口の合計総面積を必要十分に
確保し、圧縮した冷媒の通過抵抗を減少させ、バルブ装
置のバルブリードに非対称の力を加え、前記バルブリー
ドの変形を漸進的で安定した動きにすることになるの
で、圧縮機の効率を高め、バルブ装置で発生する騒音を
低減することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例における密閉型圧縮機のバル
ブ装置のバルブプレートの平面図、第2図は第1図のB
−B線で切った要部断面図、第3図は第1図のC−C線
で切った要部断面図、第4図は同径放出口,同径トレパ
ンシール部の周波数特性図、第5図は従来の同径放出
口,同径トレパンシール部の周波数特性図、第6図は従
来の密閉型圧縮機のバルブ装置の断面図、第7図,第8
図は第4図のバルブプレート図、第9図は第7図のA−
A線で切ったバルブプレートの断面図である。 3……バルブプレート、9……放出口、10……放出口、
10a……放出口、11……バルブリード、15……掛止片、2
0,21……トレパンシール部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】往復動作するピストンを内蔵するシリンダ
    の上端面を閉鎖するとともに2個の放出口を有する板状
    のバルブプレートと、前記放出口の上方をおおう薄板状
    のバルブリードと、前記バルブリードの両端を前記プレ
    ートとの間で挟持する掛止片とを有し、前記バルブプレ
    ートの、前記2個の放出口の周囲にトレパンシール部を
    設けるとともに、前記トレパンシール部を各々の放出口
    と同心円形状でありかつ、各々の径寸法が異なることを
    特徴とする密閉型圧縮機のバルブ装置。
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