JP2787976B2 - 二線式送受電通信方法及び装置 - Google Patents

二線式送受電通信方法及び装置

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JP2787976B2
JP2787976B2 JP6066330A JP6633094A JP2787976B2 JP 2787976 B2 JP2787976 B2 JP 2787976B2 JP 6066330 A JP6066330 A JP 6066330A JP 6633094 A JP6633094 A JP 6633094A JP 2787976 B2 JP2787976 B2 JP 2787976B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二本の電力線を用いて
送受電と相互通信を行う二線式送受電通信方法及びこの
方法を実現する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二本の電力線を用いて送受電と相互通信
を行う方式として、従来、送電側装置が数100KH
の高周波信号を電力線に重畳して送電し、受電側装置で
は、高周波のバンドパスフィルタを通して高周波信号の
みを検出することが行われている。この方式は、高周波
重畳方式と呼ばれる。また、親局が直流二線の電力線に
位相変調したパルス信号を重畳して送電し、子局側でパ
ルストランス等を使用してパルス信号を分離する方式
や、直流二線の電力線の片側を周期的に断続したり、シ
ョートさせることで直流電力をパルス状に変形して送電
する方式も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高周波
重畳方式は、高周波信号が本質的に有する漏洩と耐ノイ
ズ性の問題をクリアすることができない。そのため、復
調に際して複雑な回路構成や特性の良い回路部品を使用
しなければならず、コストが格段に高くなる問題があっ
た。また、直流二線の電力線にパルス信号を重畳して送
電する方式のうち、位相変調を伴うものは、位相分離を
必要とすることから伝送速度の点で限界があり、電力線
の片側を断続したり、ショートする方式では、回路構成
は簡略化できるが、ノイズが常に伴う欠点があった。し
かもいずれの場合も伝送効率を考慮すると多くの受電側
装置を使用することができない問題があった。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑み、送電電力
の漏洩が無く、高速且つ高耐ノイズの相互通信が可能
で、しかも複数の受電側装置を使用し得る二線式送受電
通信方法を提供することを目的とする。本発明の他の目
的は、簡易な構成にて上記方法を実現する二線式送受電
通信装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が提供する二線式
送受電通信方法は、二本の電力線を介して接続された装
置間において、以下の段階を経て送受電及び相互通信を
行う (a1) 送電側装置が、所定電力レベルの直流電力を前
記二本の電力線給電するとともに、各電力線上の電力
レベルを、受電側装置宛の指示データを含む第一のパル
ス群データの個々のデータレベルの変化に従い逐次遅延
反転させ平衡パルス状となし、前記第一のパルス群デ
ータが終了した時点で前記給電停止して各電力線から
の受電状態を形成する (a2) 前記受電側装置は、前記二本の電力線から受電
した前記平衡パルス状電力を整流し、該整流電力を用
いて前記平衡パルス状の電力が表す前記第一のパルス群
データ成分の解読処理を行いながら前記整流電力を蓄電
しておき、前記受電停止を検出した時点で前記蓄電
れた電力を前記二本の電力線給電するとともに各電力
線上の電力レベルを前記送電側装置宛の返答データを含
む第二のパルス群データの個々のデータレベルの変化に
従い逐次遅延反転させて平衡パルス状となす。 (a3)前記受電状態の送電側装置に於いて前記二本の
電力線上の平衡パルス状電力が表す第二のパルス群デー
タ成分の解読処理を行う。
【0006】また、送電側装置と複数の受電側装置との
間で送受電及び相互通信を行う場合は、各装置間に於い
て以下のような段階を経る。 (b1)送電側装置が、所定電力レベルの直流電力を前
記二本の電力線に給電するとともに、各電力線上の電力
レベルを、通信相手の指定アドレス及び該通信相手とな
る受電側装置宛の指示データを含む 第一パルス群デー
の個々のデータレベルの変化に従い逐次遅延反転させ
平衡パルス状となし、前記第一のパルス群データが終
了した時点で前記給電を停止して各電力線からの受電状
態を形成する。 (b2)少なくとも前記通信相手となる受電側装置が、
前記二本の電力線から受電した前記平衡パルス状の電力
を整流し、該整流電力を用いて前記平衡パルス状の電力
が表す前記第一のパルス群データ成分を解読して自装置
の指定アドレスの有無を検出するとともに前記整流電力
を蓄電する。 (b3)自装置の指定アドレスを検出した受電側装置
が、前記受電の停止を検出した時点で前記蓄電された電
力を前記二本の電力線に給電するとともに、各電力線上
の電力レベルを、自装置アドレスと前記送電側装置宛の
返答データとを含む第二のパルス群データの個々のデー
タレベルの変化に従って逐次遅延反転させて平衡パルス
状となす。 (b4)前記受電状態の送電側装置に於いて前記二本の
電力線から受電した平衡パルス状の電力が表す第二のパ
ルス群データ成分の解読処理を行う。
【0007】また、本発明が提供する二線式送受電通信
装置は、前記送電側装置として使用される装置であっ
て、二本の電力線を介して接続される少なくとも一つの
相手側装置との間で、以下の要素ないし手段により送受
電及び相互通信を行う。 (c1)通信相手を定める 相手側装置の指定アドレス及
該相手側装置宛の指示データを含む第一パルス群デ
ータを生成するとともに、入力された論理情報に基づく
データ成分の解読処理を行うデータ処理部 (c2) 所定電力レベルの直流電力を出力する電源 (c3)前記 直流電力を前記二本の電力線給電すると
ともに各電力線上の電力レベルを前記第一のパルス群デ
ータの個々のデータレベルの変化に従い逐次遅延反転さ
せて平衡パルス状となし、前記第一のパルス群データの
終了を契機に前記給電を停止する電力制御手段、 (c4)給電停止中における 各電力線の電力レベルの
転情報を検出して論理情報に変換し、変換した論理情報
を前記データ処理部へ導く受信バッファ回路。
【0008】また、本発明が提供する他の二線式送受電
通信装置は、前記受電側装置として使用される装置であ
って、二本の電力線を介して接続される相手側装置との
間で、以下の要素ないし手段により送受電及び相互通信
を行う。 (d1)前記相手側装置が指定した通信相手の指定アド
レス及び当該通信相手に対する指示データを含む第一の
パルス群データ成分を表す所定電力レベルの 平衡パルス
状電力を前記二本の電力線から受電して整流する整流
(d2)前記整流器から出力された整流 電力を蓄電する
蓄電器 (d3)前記第一のパルス群データ成分の 電力レベルの
反転情報を検出して論理情報に変換する受信バッファ回
(d4)前記整流電力により、少なくとも、 前記受信バ
ッファ回路で変換された論理情報から自装置宛の指定ア
ドレスの有無を検出し、前記指定アドレスを検出した場
合は自装置アドレス及び所定の返答データを含む第二の
パルス群データを生成する処理と、前記受電の停止検出
を契機に前記蓄電器蓄電された電力の前記二本の電力
への給電制御を行うとともに各電力線上の電力レベル
を前記第二のパルス群データのレベル変化に従って逐次
遅延反転させて平衡パルス状となす 処理とを行うデータ
処理手段。
【0009】なお、前記他の二線式送受電通信装置にお
いて、 (e1) 起動開始時の二本の電力線上の電力レベルを検
し、検出結果に応じて前記起動開始時以降の論理情報
期レベルを論理High又は論理Lowのいずれか
一方に統一的に設定するレベル設定手段を備えることが
望ましい。
【0010】
【作用】電側装置では、電力制御手段が、電源から出
力される直流電力を二本の電力線に給電するとともに、
各電力線上の電力レベルを、例えばデータ処理部で生成
され第一のパルス群データに則って逐次遅延反転させ
る。これにより各電力線上に、第一のパルス群データの
個々のデータレベル変化に対応してその電力レベルが変
化する平衡パルス状電力形成される。電力制御手段
は、第一のパルス群データが終了した時点、すなわち最
終データについての電力形成が終了した時点で給電
する。その後、受電側装置からの給電(データ送出)
を待つ。
【0011】電側装置では、各電力線から受電した平
衡パルス状電力を整流器で整流し、これにより得られた
整流電力を蓄電器に蓄電する。また、整流電力を用いて
次のような動作を行う。まず、受信バッファ回路が、受
電した平衡パルス状電力から第一のパルス群データ成
分の電力レベルの反転情報を検出して論理情報に変換す
。データ処理手段は、この論理情報から自装置宛の指
定アドレスの有無を検出し、該指定アドレスを検出した
場合は、自装置アドレス及び返答データを含む第二のパ
ルス群データを生成し、受電停止検出を契機に蓄電器
に蓄電された電力の二本の電力線への給電を開始する。
また、各電力線上の電力レベルを第二のパルス群データ
に則って逐次遅延反転させる。これにより各電力線上に
第二のパルス群データの個々のデータレベル変化に対応
してその電力レベルが変化する平衡パルス状電力形成
される。一方、受電状態の送電側装置では、二本の電力
線から受電した平衡パルス状の 電力が表す第二のパルス
群データ成分、すなわち通信相手として指定した受電側
装置からのデータ成分の解読処理を行う。
【0012】なお、受電側装置がレベル設定手段を備え
る構成では、起動開始時の電力線上の電力レベルがどの
ような状態であっても、起動開始時以降の論理情報の初
期レベルが論理High又は論理Lowのいずれか一方
に統一的に設定されるので、受電側装置は、起動開始時
点の電力レベル状態を意識する必要が無くなる。
【0013】
【実施例】次に図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例に係る二線式送受
電通信方式の構成図であり、一つの送電側装置(以下、
親局と称する)1と複数の受電側装置(以下、子局と称
する)とを二本の電力線(以下、バスと称する)3で接
続した例を示す。子局2はそれぞれ同一構成なので、一
つのみを例示してある。
【0014】親局1は、直流電力(電圧値)Vccを出力
する電源(図示省略)と、この直流電力Vccとバス3と
の導通を規制するスイッチ群11と、これらスイッチ群
11の開閉制御を行う電力制御回路12と、子局2の
定アドレス及び該子局2宛の指示データを含むパルス群
データを生成するとともに所要のデータ処理を行うデー
タ処理部13と、バス3の電力レベルの反転情報を論理
情報に変換してこれをデータ処理部13に導く受信バッ
ファ回路14とを少なくとも備えて成る。データ処理部
13は、図示しない外部入出力端子を介して外部機器類
との情報転送をも行う。なお、スイッチ群11と電力制
御回路12とで送電側の電力制御手段を構成している。
【0015】また、子局2は、バス3から受電した電力
を直流電力(電圧)に変換するブリッジ整流器21と、
整流された電圧が予め定めた電圧値Vdd(<Vcc)以上
か否かを判定する電圧比較回路22と、整流された電圧
がVdd以上のときに蓄電する電解コンデンサ(蓄電器)
23と、外部電力入出力端子(図示省略)と、バス3上
の電力のレベル反転情報を論理1及び論理0の組み合わ
せからなる論理情報に変換する受信バッファ回路25
と、変換された論理情報からバス3上の電力レベルを判
定して初期論理レベルを論理1(論理0でも良い)に統
一的に設定する極性設定回路26と、自局の識別データ
及び親局1宛の返答データを含むパルス群データを生成
するとともに所要のデータ処理を行うデータ処理部24
とを有している。
【0016】このデータ処理部24は、また、受信バッ
ファ回路25で変換された論理情報から自局宛の指定ア
ドレスと、受電停止データすなわち後述するデリミタ
(データ送信終了符号)とを検出する公知のデータ比較
処理部(図示省略)と、上記各データの検出時に電解コ
ンデンサ23から電力を取り込んでバス3に対する給電
制御信号を生成する制御部(図示省略)をも有する。
【0017】子局2は、更に、上記給電制御信号と極性
設定回路26の出力信号とに基づいてバス3への実際の
給電制御を行う送信バッファ回路27を有し、この送信
バッファ回路27とデータ処理部24とで受電側の電力
制御手段を構成している。なお、受信バッファ回路1
4,25及び送信バッファ回路27は、構築するネット
ワークに応じて例えば公知のRS485インタフェース
回路やRS422インタフェース回路等を用いることが
できる。
【0018】子局2によって整流された電力は、図示し
ない外部入出力端子を介して外部機器、例えばランプに
導かれ、その点灯等に使用することができる。また、デ
ータ処理部24から出力される信号に基づいて上記ラン
プ点灯制御等を行うことができ、また、外部機器の監視
信号等をデータ処理部24に入力して親局1に送信する
こともできる。
【0019】図2は上記構成の親局1におけるデータ処
理部13の処理手順を示すフローチャートであり、パワ
ーONリセット(ステップ(以下、S)21)を契機に
送電開始処理(S22)及び送信CPU(データ処理部
13を構築するためのハード ウエア)の初期化を行い
(S23)、電力制御回路12にデータ送信を行う(S
24)。この送信データは、前述の子局識別データ及び
指示データを含むデータ群である。データ送信後は、バ
ス3をハイインピーダンスにして応答を待つ(S2
5)。ハイインピーダンス制御は、具体的には、例えば
データ処理部13により制御される電力制御回路12が
スイッチ群11を全開にして直流電力Vccの給電を断に
することにより行う。この状態のときに受信バッファ回
路14を通じて子局2からのデータを受信する(S2
6)。そして、受信終了後は、再び送電を開始する(S
27)。以後、この処理を繰り返す。
【0020】図3は子局2側のデータ処理部24におけ
る処理手順を示すフローチャートである。ここでは、親
局1からデータ送信の指示を受けた子局の例を示す。ま
ず、受電を開始し、パワーONリセットする(S3
1)。そしてCPU(データ処理部24を構築するため
のハードウエア)を初期化するとともに極性設定回路2
6の出力に基づいて極性判定を行う(S32)。その後
親局1からの給電とそれに伴うデータの受信を行う(S
33)。受電停止を検出したときは(S34)電解コン
デンサ23に蓄えられた蓄電電力を取り込み、これに基
づいてデータ送信を行う(S35)。データ送信は、具
体的には蓄電電力の親局1への送電により行う。これに
ついては後述する。データ送信後は親局1からの受電を
再開し(S36)、以後、S33以降の処理を繰り返
す。
【0021】実際のデータ送受信の様子を図4に示す。
この図において、(a)は親局1から子局2への送電及
び指示データの送信の様子を示し、(b)は子局2から
親局1への返答データの送信の様子を示す。
【0022】図示のように、本実施例では、親局1側の
パルス群データを、ヘッダ、通信相手を定める指定アド
レス、指示データ、デリミタの順に構成し、他方、子局
2側のパルス群データを、ヘッダ、自局アドレス、返答
データ、デリミタの順に構成し、これらパルス群データ
に則って直流電力のON/OFF制御を行う。これらパ
ルス群データのフォーマットは、各々のデータ処理部1
3,24に予め格納されてあり、必要に応じてコード化
するとともに相手局から受信したときにその解読を行う
デコード手段も備えてある。なお、図4(b)は子局
(#1)2から親局1に返答データを送信する例であ
る。他の子局#2〜#nは待機状態となっているが、こ
れは親局1からの指定アドレスが子局(#1)2を指示
したためである。
【0023】次に、各子局2における極性判定までの処
理を図5を参照して説明する。この図において、D,
E,F2,J,Kは図1の該当部位における電力レベル
又は論理レベルを示し、(a)は起動時のバスのレベル
が論理1(High)のときの動作タイミング例を示す
ものである。このときは、子局側のパワーONリセット
時にF2点及びJ点が既に論理1になっているので、極
性設定回路26は、これをそのままデータ処理部24に
送る。また極性に変更がないので、K点の論理レベルは
そのままとなっている。ここに極性とは、便宜上、論理
1と論理0のレベルの相違を意味するものとする。
【0024】他方、(b)は起動時のバスのレベルが論
理0(Low)のときの動作タイミング例であり、この
ときは、リセット直後の極性が逆極性であるから、極性
設定回路26は、以後のデータの極性を反転させてデー
タ処理部24に送る。このとき、極性に変更があるの
で、K点の論理レベルも同時に反転している。このよう
に極性設定回路26を設けることにより、子局2側では
データの極性を意識することなく双方向通信を行うこと
ができる。
【0025】次に、実際に送受電と双方向のデータ送受
信を行う場合の各部の動作とそのときのデータあるいは
電力波形の変化について、図6を参照して説明する。図
6において、A〜Iは、図1における該当部位のデータ
あるいは電力レベルを示す。
【0026】まず、親局1のデータ処理部13が、電力
制御回路12に対して送信データを送る(A点)。電力
制御回路12は、スイッチ群11の開閉を制御してバス
3に平衡パルス状電力を給電する(B1・B2・C1・
C2点)。このとき、図示のように、一方のバス上の
レベル反転後に他方のバス上の電力レベルを時間tだ
け遅延させて反転させる。その結果、送信データを表す
D点及びE点での電力波形は、図示のように平衡パルス
状となり、しかも一方及び他方のバス3上の電力が反転
する際に時間tの間隔ができるので、短絡防止が図ら
れ、高調波の発生も抑制される。これによりノイズの発
生が抑えられる。データ処理部13からの1サイクルの
データ送信が終了すると、電力制御回路12はスイッチ
群11を一時的に全開してハイインピーダンス状態を形
成し、子局2からの給電(データ送出)を待つ。
【0027】一方、子局2のデータ処理部24は、受電
停止状態の検出時点、例えば親局1からのデリミタ(デ
ータ送信終了符号)を検出したとき、あるいは電圧比較
回路22でバス3の電力低下を検出したときに、電解コ
ンデンサ23に蓄電された波高値Vddの蓄電電力を使
用して返答データを含むパルス群データに基づく電力波
形を生成し、極性設定回路26を経て送信バッファ回路
27にこれを導く。同時に制御信号を送信バッファ回路
27に送出して当該送信バッファ回路27をアクティブ
にし、バス3に対して図示のような平衡パルス状電力を
送電する。平衡パルス状電力の生成過程は親局1の場合
と略同様であるが、本実施例ではこれをデータ処理部2
4内で行う。なお、データ処理部24は、起動開始時の
バス上の極性を把握しており、データ送信は、この極性
に基づいて行う。
【0028】上記一連のデータ送受信時の各受信バッフ
ァ回路14,25の出力(F1・F2点)、電圧比較回
路22の出力(G点)、送信バッファ回路27の入力
(H点)及びゲート入力(I点)の波形は、図6下段の
ようになる。
【0029】このように、本実施例によれば、二本のバ
ス3のみで送受電及び親局1と子局2とのデータの相互
通信が可能になるので、配線作業が簡略化される。ま
た、親局1からアドレスを指定することで通信相手とな
る子局2を特定できるので、子局2の数を容易に増やす
ことができ、更に、平衡パルス状電力を通じて送電及び
通信を行うので、電力のロスが回避され、ノイズの発生
も抑制される。また、復調用の専用回路を設ける必要が
無いので、通信速度が従来に比べて格段に高速化され
る。従って、画期的に安価なネットワークを実現するこ
とができ、適用用途も広がる利点が生じる。
【0030】本実施例は以上のとおりであるが、本発明
は上記実施例の構成に限定されず、その要旨を逸脱しな
い範囲の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の二線式送受電通信方法によれば、平衡パルス状電力を
用いて送電とデータ通信が行われるので、二線式のもの
であっても送電電力のロスや通信時のノイズ発生が抑制
される効果がある。しかもこの効果は簡易な装置構成で
実現することができ、コスト的にも格段に有利となる。
【0032】また、本発明の二線式送受電通信装置、特
に受電側装置として使用される装置に、起動開始時点の
電力線上の電力レベルに応じて起動開始時点以降の論理
情報の初期レベルを論理High又は論理Lowのいず
れか一方に統一的に設定するレベル設定手段を設けるこ
とで、送電側装置あるいは受電側装置がどのような電力
状態で電力線に接続されても常に統一的なレベルで送受
電及び双方向通信が可能になる。このように、本発明に
よれば、汎用性が高く、更に全ての電力を使用する機器
のリモートコントロールや双方向ディジタル通信も可能
になり、画期的に安価なネットワークを構築することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る送受電通信方式の構成
図。
【図2】本実施例による親局側データ処理部の処理手順
を示すフローチャート。
【図3】本実施例による子局側データ処理部の処理手順
を示すフローチャート。
【図4】実際のデータ送受信の説明図であり、(a)は
親局から子局への送電及び指示データの送信、(b)は
子局から親局への返答データの送信の様子を示す。
【図5】各子局における極性判定までの処理タイミング
例の説明図で、(a)は起動時のバスのレベルが論理1
(High)のときの動作タイミング例、(b)は起動
時のバスのレベルが論理0(Low)のときの動作タイ
ミング例を示す。
【図6】実際に送電とデータ送受信を行う場合の各部の
動作とそのときのデータあるいは電力波形の変化の説明
図。
【符号の説明】
1 親局(送電側装置) 11 スイッチ群 12 電力制御回路 13 データ処理部 14 受信バッファ回路 2 子局(受電側装置) 21 ブリッジ整流器 22 電圧比較回路 23 電解コンデンサ(蓄電器) 24 データ処理部 25 受信バッファ回路 26 極性設定回路 27 送信バッファ回路 3 二線式バス(電力線)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−254816(JP,A) 特開 平1−129555(JP,A) 特開 平6−244846(JP,A) 特開 平3−41842(JP,A) 特開 平5−276572(JP,A) 実開 平3−69945(JP,U) 特公 平6−5844(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/76 - 3/44 H04B 3/50 - 7/015 H04L 12/40 - 12/417 H04L 25/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二本の電力線を介して接続された装置間
    で送受電及び相互通信を行う方法であって; 送電側装置が、所定電力レベルの直流電力を前記二本の
    電力線給電するとともに各電力線上の電力レベルを
    電側装置宛の指示データを含む第一のパルス群データ
    個々のデータレベルの変化に従い逐次遅延反転させて平
    衡パルス状となし、前記第一のパルス群データが終了し
    た時点で前記給電を停止して各電力線からの受電状態を
    形成する段階と 前記受電側装置が、前記二本の電力線から受電した前記
    平衡パルス状電力を整流し、該整流電力を用いて前記
    平衡パルス状の電力が表す前記第一のパルス群データ成
    分の解読処理を行いながら前記整流電力を蓄電してお
    き、前記受電の停止を検出した時点で前記蓄電された電
    力を前記二本の電力線に給電するとともに各電力線上の
    電力レベルを前記送電側装置宛の返答データを含む第二
    パルス群データの個々のデータレベルの変化に従い逐
    遅延反転させて平衡パルス状となす段階と 前記受電状態の送電側装置に於いて前記二本の電力線上
    の平衡パルス状電力が表す第二のパルス群データ成分の
    解読処理を行う段階と; を有することを特徴とする二線式送受電通信方法。
  2. 【請求項2】 二本の電力線を介して接続された送電側
    装置と複数の受電側装置との間で送受電及び相互通信を
    行う方法であって; 前記送電側装置が、所定電力レベルの直流電力を前記二
    本の電力線に給電するとともに、各電力線上の電力レベ
    ルを、通信相手の指定アドレス及び該通信相手となる受
    電側装置宛の指示データを含む 第一パルス群データ
    個々のデータレベルの変化に従い逐次遅延反転させて
    衡パルス状となし、前記第一のパルス群データが終了し
    た時点で前記給電を停止して各電力線からの受電状態を
    形成する段階と; 少なくとも前記通信相手となる受電側装置が、前記二本
    の電力線から受電した 前記平衡パルス状の電力を整流
    し、該整流電力を用いて前記平衡パルス状の電力が表す
    前記第一のパルス群データ成分を解読して 自装置宛の指
    定アドレスの有無を検出するとともに前記整流電力を蓄
    電する段階と、 自装置宛の指定アドレスを検出した受電側装置が、前記
    受電の停止を検出した時点で前記蓄電された電力を前記
    二本の電力線に給電するとともに、各電力線上の電力レ
    ベルを、自装置アドレスと前記送電側装置宛の返答デー
    タとを含む 第二のパルス群データの個々のデータレベル
    の変化に従って逐次遅延反転させて平衡パルス状となす
    段階と; 前記受電状態の送電側装置に於いて前記二本の電力線か
    ら受電した平衡パルス状の電力が表す第二のパルス群デ
    ータ成分の解読処理を行う段階と; を有することを特徴とする二線式送受電通信方法。
  3. 【請求項3】 二本の電力線を介して接続される少なく
    とも一つの相手側装置との間で送受電及び相互通信を行
    う装置であって;通信相手を定める相手側装置の指定アドレス及び該相手
    側装置宛の指示データを含む 第一のパルス群データを生
    成するとともに、入力された論理情報に基づくデータ成
    分の解読処理を行うデータ処理部と 所定電力レベルの直流電力を出力する電源と; 記直流電力を前記二本の電力線に給電するとともに
    電力線上の電力レベルを前記第一のパルス群データの個
    々のデータレベルの変化に従い逐次遅延反転させて平衡
    パルス状となし、前記第一のパルス群データの終了を契
    機に前記給電を止する電力制御手段と 給電停止中における各 電力線の電力レベルの反転情報
    検出して論理情報に変換し、変換した論理情報を前記デ
    ータ処理部へ導く受信バッファ回路と を備える ことを特徴とする二線式送受電通信装置。
  4. 【請求項4】 二本の電力線を介して接続される相手側
    装置との間で送受電及び相互通信を行う装置であって 前記相手側装置が指定した通信相手の指定アドレス及び
    当該通信相手に対する指示データを含む第一のパルス群
    データ成分を表す所定電力レベルの 平衡パルス状電力を
    前記二本の電力線から受電して整流する整流器と 前記整流器から出力された整流 電力を蓄電する蓄電器
    前記第一のパルス群データ成分の電力レベルの反転情報
    を検出して論理情報に変換する受信バッファ回路と 前記整流電力により、少なくとも、 前記バッファ回路で
    変換された論理情報から自装置宛の指定アドレスの有無
    を検出し、該指定アドレスを検出した場合は自装置アド
    レス及び所定の返答データを含む第二のパルス群データ
    を生成する処理と、前記受電の停止検出を契機に前記蓄
    電器に蓄電された電力の前記二本の電力線への給電制御
    を行うとともに各電力線上の電力レベルを前記第二のパ
    ルス群データのレベル変化に従って逐次遅延反転させて
    平衡パルス状となす処理とを行うデータ処理手段と; を備える ことを特徴とする二線式送受電通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の二線式送受電通信装置に
    おいて、 更に、起動開始時の前記二本の電力線上の電力レベルを
    検出し、検出結果に応じて前記起動開始時以降の論理情
    報の期レベルを論理High又は論理Lowのいずれ
    か一方に統一的に設定するレベル設定手段を備えたこと
    を特徴とする二線式送受電通信装置。
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