JP2016535489A - バス上にパルス電力とデータを供給するための方法およびシステム - Google Patents

バス上にパルス電力とデータを供給するための方法およびシステム Download PDF

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Abstract

メイン制御ユニット(420)から第1のバス(430)を介してスレーブユニット(415)にパルス電力およびデータを供給するための方法およびシステムである。メイン制御ユニットは、スレーブユニット(415)に電力を供給するためのバス上に複数の第1のパルス(P1)を供給するための交流信号発生器(414)を含む。各スレーブユニットは、第1のパルス(P1)を第2のパルス(P2)に変換するために配置された第1の直列キャパシタ(419)を介してバスに交流結合されている。メイン制御ユニットからスレーブユニットへのデータの通信は、第1のパルス(P1)を変調し、第2のパルス(P2)を復調することによって確立される。変調は、パルス位置変調、パルス幅変調、パルス数変調、パルス振幅変調に基づいてもよい。第1のパルスごとに、ゼロ、1、または複数のビットが通信されてもよい。必要に応じて、スレーブユニットは、第2のバス(440)を介してメイン制御ユニットに通信してもよい。

Description

発明の分野
本発明は、一般的にメイン制御ユニット(マスター)から少なくとも1つのスレーブユニット(スレーブ)にバスを介してパルス電力およびデータを供給するための方法およびシステムの分野に関する。より具体的には、本発明は、たとえば、複数の再充電可能なセルを含む再充電可能なエネルギー貯蔵システムにマスターとスレーブとが直流的に分離されているシステムに関する。
発明の背景
単一のバス上で電力とデータを通信するための幾つかの技術は、当該分野で周知である。よく知られた例は、同時に交流電力を運ぶために使用される導電体上でデータが運ばれる「電力線通信」(PLC)である。具体的な例としては、既存の家庭用電気配線を介してネットワークをサポートする様々な電力線通信仕様のファミリ名である「ホームプラグ」である。そのようなシステムの特性は、電力が低周波交流信号(たとえば、50Hzで220V)であり、データ情報が高周波信号(たとえば、最大30MHz)で送信機側で重畳され、そのデータ信号が受信機側で適切なフィルタ技法によって電力信号から分離することができるということである。このようなシステムの欠点は、それが送信機と受信機側それぞれでモデムを必要とすることであり、いくつかの用途ではこのシステムを非常に高価とし、また(モデムを必要としないシステムと比較して)余分な基板スペースを必要とすることである。別の欠点は、バスに接続されたデバイスが、変圧器が使用されない限り、直流的にバスに結合されることであり、このことはまた、スレーブユニットを、このため、システムを大型で高価にする。
仏国特許出願公開第2612019A1号明細書は、たとえばシールドされたツイストペアといった二線バス、およびバスに接続された複数のユニットを含むシステムを開示する。バスには、一般的な電源変圧器が装備され、システムの各ユニットは、第1の変圧器によってバスに結合されている。各ユニットは、バスとユニットとの間でデジタル信号を転送することを意図した、フェライトコアを有する絶縁変圧器によって、バスに接続されている。このようなシステムの欠点は、各ユニットが電力を受信するための第1の変圧器と、データ通信を行うためのフェライトコアを有する絶縁変圧器とを必要とすることである。つまり、ユニット、このためシステムは、かさばり、重く、高価となる。
国際公開第2011/036147号公報は、図1に示すように、直列に結合された、たとえばバッテリーセルといった、複数の再充電可能なエネルギー貯蔵デバイス12上の電荷のバランスさせるためのシステムを記述している。スレーブデバイス(ここではバランスユニット15)は、直列キャパシタ19によって電力バス30から直流的に分離される。スレーブとメイン制御ユニット20との間のデータ通信は、たとえばCANバスといった別個のバス40上で発生する。スレーブ15は、異なる電位にあるので、それらは、CANバスに直接接続されることはできないが、たとえば、光カップリングを使用するインターフェース装置によってそれに接続されてもよく、このことは、基板スペースを必要とし、部品コストを増加させる。
図1は、ストリング11を形成するように直列に接続された複数のバッテリーセル12を再充電するためのシステム13を示し、各セル12は、バランスユニット15によって制御される。このシステムのメイン制御ユニット20は、直列キャパシタ19を通してスレーブユニット15に設けられているバス30上に電力パルスを供給するための交流信号発生器14を備える。その電力の一部は、スレーブユニットのローカル電源22のため、図2を参照して、ローカルマイクロコントローラ18に電力を供給するために使用される。マイクロコントローラ18は、対応するバッテリーセル12を充電および/または放電するために、スイッチSW1、SW2を開きおよび/または閉じるように構成される。電力パルスの別の部分は、対応するバッテリーセル12を充電または放電するために使用される。マイクロコントローラ18は、たとえば、バッテリーセル12の電圧を、内部A/D変換器21によってピンS+およびS−上の電圧差を測定することによって、測定することができる。第2のバス40を介して、電力バス30から分離され、メイン制御ユニット20は、たとえば、対応するバッテリーセル12のセル電圧を測定することを特定のスレーブユニットに指示するために、スレーブユニット15のそれぞれにコマンドを送信することができ、その値が測定され、A/D変換器21によりデジタル化されるとき、この特定のスレーブユニットは、データバス40を介してメイン制御ユニット20に測定された電圧値を送信することができる。関心のある読者は、詳細については欧州特許出願公開第2302757A1号明細書を参照されたい。
第2のバス40は、たとえば、(周知の)CANバスであることができる。しかし、スレーブユニット15が、直列に接続されている貯蔵要素12に接続されるため、スレーブ15は、異なる電位にあり、したがって、それらは、第2のバス40に直接接続されることはできず、たとえば光カップリングといった手段で直流的分離を介して接続される必要がある。
図2は、図1の再充電可能なエネルギー貯蔵システムのバランスユニット15の1つをより詳細に示す。スイッチSW1およびSW2の制御と目的は、欧州特許出願公開第2302757A1号明細書に記載されている。ノード「P」は、電力が直列キャパシタ19を介して電力バス30から注入される場所であり、ノード「C」は、マイクロコントローラ18とメイン制御ユニット20とが第2のバス40を介して通信できるノードである。通信インターフェースは、EP2302757A1には詳細に記載されていない。
バス上で電力とデータを供給するための他の方法およびシステムが必要である。
発明の概要
メイン制御ユニットに接続された個々のスレーブに対処するための代替的な方法およびシステムを提供することが本発明の実施形態の目的である。
この目的は、システムおよび本発明の実施形態に係る方法によって達成される。
第1の態様において、本発明は、メイン制御ユニットから少なくとも1つのスレーブユニットに第1のバスを介して電力およびデータ信号を供給するためのシステムを提供する。メイン制御ユニットは、第1のバスを介して少なくとも1つのスレーブユニットに電力を供給するための複数の第1のパルスを含む第1の交流信号を供給するように適合された第1の交流信号発生器を備え、各スレーブユニットは、第1の直列キャパシタ(または静電容量回路、または静電容量素子)を用いて第1のバスに交流結合され、各第1の直列キャパシタ(または静電容量回路、または静電容量素子)は、その入力において供給される第1のパルスをその出力において第2のパルスへ変換するために配置され、メイン制御ユニットは、複数の第1のパルスを変調することによって、少なくとも1つのスレーブユニットにデータを送信するように適合されており、少なくとも1つのスレーブユニットは、複数の第2のパルスを復調することによってデータを受信するように適合されている。電子部品を購入するのに経済的であるため、パルスは、好ましくは、ブロックまたは方形波パルスである。本発明の実施形態は、送信すべきデータ信号をパルス列に変換するための方法を使用してパルスシーケンスを変調し、復調する。パルスは、バイナリパルスであってもよく、すなわちそれらは「ハイ」と「ロー」値を有する。マスタユニットは、パルス発生器と、変調パルスを送信する送信機とを含み、スレーブは受信機を有する。パルスは、バイナリパルスとすることができ、マスターはバイナリパルス発生器と送信機とを有し、受信機は、バイナリパルス復調器を有する。データ情報は、信号の振幅といったパルスの検出可能な特性上で運ばれることができ、または情報は信号の時間軸に沿って運ばれることができる。本発明の実施形態は、パルス振幅変調、パルス位置変調(PPM)、パルス幅変調(PWM)、パルス周波数変調(PFM)、パルス間隔変調(PIM)、パルス数変調等を利用することができる。特に、パルスは、少なくとも1つのエッジまたは側面を有している。パルスは、受信された信号からのデータ情報の復調において基準点として使用することができる、立ち上がりまたは立ち下がりエッジまたは側面を有することができる。パルス振幅、またはパルスエッジまたは側面間の時間差は、受信されたデータ情報の一部であるビット値に関連付けることができる。好ましい実施形態では、パルスエッジまたは側面は、1つのパルス上の第1のパルスエッジまたは側面と第2のパルス上の第2のパルスエッジまたは側面とすることができる。パルスエッジまたは側面は、立ち上がりエッジまたは立ち上がりエッジであることができ、前エッジが好ましい。パルスエッジまたは側面は、1つのパルス上の第1のパルスエッジまたは側面と、同じパルス上の第2のパルスエッジまたは側面上することができる。これは、パルスの幅を規定する。
代替的に、パルス列は、スレーブユニットで受信されカウントされることができ、この場合カウント数は、あるビット値に関連付けされる。特定のパルスのハイ状態またはパルスの特定のロー状態(たとえば、区別可能なある長さが計数するための停止信号、および/または開始信号として使用されることができる。)
マスタユニットからスレーブユニットにデータおよび電力を送信するのと同様にまたはその代わりに、本発明のシステムは、スレーブからマスターへデータ情報を送信してもよく、同様のパルス列が使用されることができる。たとえば通信は、時間分割されてもよく、すなわち、マスターからデータスレーブユニットに送信されるべきデータに時間が割り当てられ、マスタユニットにおよび/または他のスレーブユニットにスレーブがデータを送信するために別の時間が割り当てられる。
スレーブユニットに関連付けられた単一の第1の直列キャパシタの代わりに、たとえば、2以上の直列キャパシタといった、キャパシタの組み合わせが使用されてもよいことに留意されたい。たとえば、回路の静電容量値を提供する部品の回路を使用することができる。回路または個別のキャパシタは、「静電容量素子」、または「静電容量回路」として説明され、静電容量値を有し、キャパシタのように作用するデバイスまたは回路を意味し、すなわち、それは直流電圧信号をブロックし、Dブロッキングキャパシタを通過した後の信号は歪められることがあるものの、交流信号を介して方形波のような信号を可能にする。
本実施形態によれば、電力パルスおよびデータは、たとえば配線といった、同一の物理的な導体上、すなわち、同じバス上に供給される。
実施形態では、システムは、1つのスレーブユニットのみを備える。別の実施形態では、システムは、たとえば、2つのスレーブユニット(1ビットによって一意にアドレス指定可能)、または3から4のスレーブユニット(2ビットによって一意にアドレス指定可能)、または5から8のスレーブユニット(3ビットによって一意にアドレス指定可能)、または8個以上のスレーブユニットのように、第1のバスに接続された複数のスレーブユニットを備える。これは、単一のバスがすべてのスレーブユニットに電力およびデータを供給するために使用され得る電力およびデータバスの利点である。この場合、プロトコルは、たとえば、ブロードキャストコマンド(すなわちすべてのスレーブのために意図されるコマンド)を使用すること、または1つのスレーブまたはスレーブのサブセットをアドレス指定するための特定のコマンドを送信することができる。
第1の直列キャパシタまたは第1の静電容量回路または第1の静電容量デバイスを介して、第1のバスと少なくとも1つのスレーブユニットとを連結することによって、少なくとも1つのスレーブユニットは直流第1のバスから直流的に分離される。これは、非接触の電力およびデータ伝送が要求される用途において、たとえば、薬剤を放出するためなどの身体外部のマスタデバイスと埋込装置との間の通信を確立するための医療用途において、または異なる電位にある多数のスレーブを有するシステムにおいて(たとえば、直列に接続された再充電可能なエネルギー貯蔵デバイスの列を含む再充電可能なエネルギー貯蔵システムにおいて)、または安全性の理由のためのメーターシステムにおいて、有用であり得る。
データ信号および電力信号の重ね合わせにより、単一のバス上で電力とデータを送信することは、従来技術で知られている。しかし、発明者が知る限り、直列キャパシタ、静電容量回路または静電容量デバイスを介して交流結合との組み合わせで、パルス電力信号自体を変調することにより、単一のバスを介してパルス電力およびデータを供給する先行技術の回路は、存在しない。可能な説明は、直列キャパシタの出力の信号が激しく歪むので、ベースバンドデータ信号として使用することは困難であるためであろう。しかし、本発明者らは、このような歪んだ信号は、電力およびデータの両方を供給するためにやはり有効に使用されることができることを見出した。本発明を可能にする要因の一つは、(1)タイミング特性など様々な変調特性を有する正方形またはブロック波を容易に生成可能とする、小さいプログラム可能なマイクロコントローラの経済的な価格の利用可能性と、(2)これが、(たとえば、立ち上がりエッジの到着、周波数変化、特別な停止パルス等の時間インスタンスを検出するなど、パルスの特性を検出する)入来する歪んだ信号のデジタル処理を可能にすることである。静電容量カップリングは、一般的に長い線(たとえば20.0メートル以上長い)に対してあまりよく動作しないが、この技術は非常によく、たとえば5.0mよりも小さい、好ましくは3.0メートルより小さい外寸法を有するバッテリパックなどのエネルギー貯蔵システムなどの用途に適していることを留意すべきである。
マスタユニットと各スレーブが、キャパシタよりも重く、かさばり、高価である変圧器を必要とする、仏国特許出願公開第2612019A1号明細書にたとえば記載されているような、直流的分離を提供せず、またより複雑なハードウェアも必要とする先行技術の回路とは対照的に、本発明の実施形態の主な利点の一つは、本発明のシステムが、(メイン制御ユニットによって)データを送信し、(スレーブによって)データを受信するための非常に簡単なハードウェアを用いて構築することができるということである。コストは、たとえば複数のバランシングユニットを有する再充電可能なバッテリシステムのように、複数のスレーブユニットが必要とされるシステムにおいて、非常に重要な因子である。
たとえば長方形パルス、三角パルスは、台形形状を有するパルスなど、異なる種類の第1のパルスが適用されることができるが、使用することができる電子部品の単純さのために長方形波または長方形パルスが好ましい。パルス波形は、パルス振幅変調、パルス数変調、パルス幅変調(PWM)またはパルス位置変調(PPM)などによって、いくつかの方法で調節することができ、これらの各々が本発明の実施の形態である。
バスを使用することによって、電力およびデータは、メイン制御ユニットが個々のスレーブユニットのそれぞれに接続されている場合に比べて、配線の数が減少した複数のスレーブユニットに送達されることができる。
個別のデータと個別の電力パルスとをたとえばインターリーブされた方法で使用されるシステムとは対照的に、電力が送信されると同時にデータが送信されることが可能となるため、電力パルスがデータを送信するためにそれ自体で調節されることが、本発明の実施の形態の利点である。電源(電力パルスを供給する)がデータ通信中に中断されない場合は、スレーブユニットではより少ないデカップリングが必要となる。
システムの実施形態では、メイン制御ユニットは、第1のパルスは立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジを有するように第1の交流信号を供給するように適合されており、メイン制御ユニットは、連続した第1のパルスの立ち上がりエッジ(または立ち下がり)とまたは1つのパルスの立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジとの間の振幅または時間間隔といった、これらのパルスの特性を変更することにより、データを送信するように適合され、少なくとも1台のスレーブユニットは、振幅または、たとえば連続した第2のパルスの立ち上がり(または立ち下がり)エッジ間、または1つのパルスの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの間といった、エッジ間の時間間隔のような、これらのパルスの特性を決定することにより、データを受信するように、および決定された時間間隔を対応するデータシンボルに変換するように適合される。
パルスの立ち上がり(または立ち下がり)の前エッジのみを検出することによって、第2のパルスに負の電圧レベルをとることができると仮定して、負のエッジを検出するための追加の回路は、省略することができる。これは、検出回路を簡素化する。時間間隔は、好ましくは、立ち上がり(または立ち下がり)エッジの連続するパルスのエッジ間で測定される。
本発明の実施形態では、負のエッジの位置は、データ通信のために重要である必要はない。すべてのパルスが同じ波形(特に、同じ幅)を持っている場合、この変調は、パルス位置変調として知られるが、それは、本発明では必須ではなく、パルスの幅は、一定であってもよいし、変化してもよい。
実施形態では、第1の交流信号発生器が実質的に長方形のパルスを生成するように適合される。
実質的に長方形の(第1の)パルスは、たとえば、スイッチと一定の直流電流源またはフリップフロップ回路とを用いて、容易に生成されることができる。そのようなパルスのタイミングは、適切な時間インスタンスでスイッチを開閉することによって容易に決定することができる。送信側では、そのような時間インスタンスは、マイクロプロセッサのタイマ割り込みを使用することによって容易に生成されることができる。受信機側で、立ち上がり(または立ち下がり)エッジ間の時間間隔は、入力端子における信号の立ち上がりエッジで割り込みが自動的に発生するような割り込み機能を有する入力ピンを用いて、容易に測定されることができる。これは、送信機と受信機側で、ほんの小さな、たとえば最小の処理能力を必要とし、既存のマイクロプロセッサ、たとえば、低コストのマイクロコントローラによって実現されてもよい。
実施形態では、メイン制御ユニットおよび少なくとも1つのスレーブユニットは、たとえば第1の、第2のデータシンボルそれぞれに対応する時間間隔といった、たとえば少なくとも第1および第2の所定のエッジのタイミングを検出し、なおかつ適用するように適合される。
たとえば、第1のデータシンボルがゼロビット「0」であることができ、第2のデータシンボルは、1ビット「1」であることができる。この場合、信号発生器は、各電力パルスと共に1データビットを送信することになる。たとえば、交流信号が10kHzの(変調された)パルス列である場合は、バス上の生のデータレート(すなわち、プロトコルのオーバーヘッドを含む)は、10キロビット/秒であろう。1つまたは複数のスレーブにマスタユニットが送信できる正味のデータレートは、使用されているプロトコルに依存する。正味のデータが送信されるべきではない場合には、当技術分野で知られているように、交流信号発生器は、バス上にたとえば「ダミーパケット」を送信してもよい。
実施形態では、メイン制御ユニットおよび少なくとも1つのスレーブユニットは、たとえば、第1の、第2、第3および第4のデータシンボルそれぞれに対応する時間間隔などの少なくとも、第1、第2、第3および第4の振幅またはエッジのタイミングを検出し、なおかつ適用するように適合されている。
この場合、信号発生器は、各電力パルスと共に2つのデータビットを送信することになる。たとえば、交流信号が10kHzの(変調)パルス列である場合は、バス上の生のデータレート(すなわち、プロトコルのオーバーヘッドを含む)は20キロビット/秒であろう。本発明は、しかしながら、シンボル当たり1または2データビットに限定されるものではなく、2以上のデータビット、たとえば3または4、または4ビット/パルス以上を使用してもよい。
実施形態では、メイン制御ユニットおよび少なくとも1つのスレーブユニットは、第1の、第2および第3のデータシンボルそれぞれに対応する時間間隔などの、少なくとも第1、第2、および第3の振幅または後エッジを検出し、なおかつ適用するように適合され、第3のデータシンボルは、ダミーデータシンボルである。
たとえば、第1のデータシンボルはゼロビット「0」とすることができ、第2のデータシンボルは、1ビット「1」とすることができ、ダミーデータシンボルは、ダミービットとすることができる。この場合、データが送信されるべきではなく電力のみが送信されるべきときに、信号発生器は第3のタイミングまたは振幅または電力パルス間の時間間隔を適用することができる。そのようなプロトコルは、ダミーデータを処理する必要がないので、受信側での復号化処理が簡単であるという利点を有し得、より少ない処理パワーを必要とし得る。たとえばダミーデータが異なるパケット間で送信される場合、そのような実施形態はまた、フレーミングエラーに対してより堅牢であり得る。
たとえば、データが8ビットずつのフレームまたは列またはコマンドで送信された場合、ダミーデータシンボルは、たとえば(スタートビットのような)コマンドの区切りまたはクロック信号として使用されてもよい。しかし、このプロトコルは、フレームごとに8ビット、またはフレームごとに8つ以上のビット未満を使用することができる。
実施形態では、システムは、直列に接続された再充電可能なエネルギー貯蔵デバイスの列を含む再充電可能なエネルギー貯蔵システムであり、各スレーブユニットは、再充電可能なエネルギー貯蔵デバイスを充電または放電するためのバランシングユニットである。
この例では、第1のバス上に配置された電力は、主に再充電可能なエネルギーデバイス(たとえばバッテリセル)を充填するためのものであり、第1のバスに注入される電力の一部のみが、バランシングユニット自体(たとえば、スイッチを制御するために、通信するために、電圧を測定するために)使用される。
実施形態では、システムはさらに、少なくとも1つのスレーブユニットからメイン制御ユニットへデータを通信するために、メイン制御ユニットおよび少なくとも1つのスレーブユニットの間に直流的デカップリング要素によって接続された、第2のバスを備える。
第2のバスは、第1のバスとは異なってもよい。好ましくは、第2のバスは、すべてのスレーブユニットに接続されている。第2のバス上のデータ通信は、例示的には、「アップリンク」と呼ばれ、第1のバス上のデータ通信は、例示的に、「ダウンリンク」と呼ばれるだろう。
第2のデータチャネルは、ICバス、またはCANバス、または当業者に公知の任意の他の単方向または双方向バス(この双方向バスは、単一方向で、すなわち特定の実施形態では、スレーブから主ユニットに使用され得るが)などとすることができ、直流的デカップリング要素は、たとえば、ICバスインタフェースまたはCANバスインタフェース、等を有する光デカップリング要素とすることができる。
このような実施形態は、1つまたは複数のスレーブユニットがメイン制御ユニットに戻る通信を可能にする。たとえば、複数のスレーブユニットを有する再充電可能なエネルギー貯蔵システムの場合には、スレーブユニットは、メイン制御ユニットに、対応するエネルギーセルの電圧レベルを通信することができる。
この実施形態は、(第1のバスを介してメインユニットからスレーブユニットへと、第2のバスを介してスレーブユニットからメインユニットへと)双方向通信が、直流的分離を用いて、両方向、すなわちメイン制御ユニットからスレーブユニット(複数可)への方向と戻る方向とに、光結合を使用することなく、可能であるという利点を提供する。
実施形態では、少なくとも1つのスレーブユニットは、たとえば、第1の交流信号に同期して、第2のバスを介してメイン制御ユニットにデータを送信するように構成される。
同期する実施形態では、スレーブの1つは、電力パルスの立ち上がりエッジを検出した後まもなく(たとえば直後に)、(フォトカプラなどを介して)第2のバス上にデータ(たとえば1ビット)を配置する。
パルス位置変調(PPM)は、第1のバス上および第2のバスの両方で使用することができるが、それは必須はなく、たとえば、第2のバスはまた、パルス幅変調(PWM)またはパルス振幅変調またはパルスカウント変調などの別の種類の変調を使用することができる。しかし、これらの場合の一部では、メインユニットは、スレーブユニットによって送信されたパルスの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方を検出することができなければならない。
メインユニットによって送信されたパルスの形状とスレーブによって送信されたパルスの形状とは、同じである必要はない。たとえば、メインユニットによって送信されたパルスは、三角形状であってもよく、スレーブによって送信されたパルスは、長方形であってもよいが、メインユニットとスレーブの両方で長方形パルスが送信されることが好ましい。
システムのいくつかの実施形態では、実際のデータは、メイン制御ユニットといずれのスレーブユニットとによって同時に送信されない。3つの定義済みの時間差を有する上記の例では、「データ無」に対応する第3の時間間隔は、スレーブの1つがアップリンクチャネルを介して通信しているときに、ダウンリンク上で使用されてもよい。データがあってもなくても、メインユニットからパルスを送信し続けることにより、すべてのユニットは、たとえばパルスをカウントすることにより、簡単かつ効率的に同期を維持することができ、スレーブからのデータの衝突は回避されることができる。第2のバス上のデータレートは、RS232タイミングプロトコルを使用する例と比較して増加されることができる。
第2のバスを有するシステムの実施形態では、直流的デカップリング要素は、第2の直列キャパシタ静電容量回路または静電容量デバイスであり、少なくとも1台のスレーブユニットは、立ち上がりエッジ(または立ち下がりエッジ)を有する複数の第3のパルスを含む第2の交流信号を第2の直列キャパシタ、静電容量性回路または静電容量素子に供給するように適合されており、それによって、たとえば連続した第3のパルスの立ち上がりエッジ(または立ち下がりエッジ)の間の時間間隔などの、振幅またはエッジのタイミングは、スレーブユニットからメイン制御ユニットに送信するデータに応じて変調される。メイン制御ユニットは、たとえば、第3のパルスがその入力に印加されたときの第2の直列キャパシタ、静電容量回路、または静電容量素子の出力に由来する第4のパルスの立ち上がり(または立ち下がり)エッジ間の時間間隔といった振幅またはエッジのタイミングを検出するように構成されている。
本実施形態の第1の例では、第2のバスと第1のバスとは、同一のバスであり、第2および第1のキャパシタ、静電容量回路、または静電容量素子は、同一のキャパシタ、静電容量回路または静電容量デバイスである。この例では、単一のバスは、メイン制御ユニットからスレーブへの電力および/またはデータ、スレーブからマスターへのデータを転送するために使用される。スレーブからのデータは、たとえば、メイン制御ユニットが沈黙しているとき、バス上に置くことができる。スレーブからのデータは、たとえば、メイン制御ユニットがバス上の電力パルスを入れられていない比較的短いまたは比較的長い期間の間など、メイン制御ユニットによって送信されるコマンドとの間に、たとえばインターリーブされてもよい。電力と順方向および逆方向との通信のための単一のバスを使用することは、単一のバスのみを要するという利点(このため、より少ない配線、より少ないハンドリング、より少ない接続、より低コストの利点)を提供する。
この実施形態の別の例では、第1のバスと第2のバスとは、互いとは別である。このことは、順方向および逆方向の通信が並列に発生してもよく、第2のバス上でいずれの電力パルスも発生しないという利点を提供し、このことは、ハードウェアでは、より低い振幅がスレーブによって送信されるパルスのために使用することができ、および/またはより少ない外乱がバス上で発生し、および/または第1のバス上へ電力供給を継続することができるために、スレーブにより少ない静電容量デカップリングが必要とされ、および/または、より少ないデータのバッファリングが必要になるので、および/またはソフトウェアでは、たとえば単純なプロトコルなど、単純かつ安価な実施を可能にすることができる。いずれの場合も、(スレーブからメイン制御ユニットへの)戻りの通信は、(電力パルスのバーストの間に)単一のバス上でまたは別個の第2のバス上で送信されても、第1の交流信号の周波数と実質的に同一のクロック周波数か、または異なるクロック周波数で発生する。
第2の直列キャパシタ、静電容量性回路、または静電容量デバイスを使用することは、ダウンリンクチャネルでも、アップリンクチャネルでも、光結合ユニットが全く必要とされないという、重要な利点を提供する。これは、コストを節約し、基板スペースを節約し、労働力を減少させ、信頼性を向上させる(より少ない部品の利点を有する)。
データを送信するためにスレーブユニットで使用される、たとえば、「0」または「1」などの各データシンボルの振幅、パルス数、または所定の時間間隔の長さ(またはパルス幅など)は、同じであってもよく、またはデータを送信する際にメイン制御ユニットによって使用される振幅、パルスカウントまたは時間間隔の長さとは異なってもよい。ダウンリンク通信に使用されるパルス当たりのビット数は、アップリンク通信のためのパルス当たりのビット数と同じであってもよく、または異なっていてもよい。
第2の態様によれば、本発明は、第1のバスを介してメイン制御ユニットから少なくとも1つのスレーブユニットに電力およびデータ信号を供給するための方法を提供し、少なくとも1つのスレーブユニットは、1つまたは複数の直列キャパシタ、静電容量性回路または静電容量素子を用いて第1のバスに交流結合され、方法は、a)複数の第1のパルスを含む第1の交流信号を生成することにより、また、第1のバスに第1の交流信号を印加することにより、メイン制御ユニットから少なくとも1つのスレーブユニットに組み合わされた電力およびデータ信号を供給し、b)1つまたは複数の直列キャパシタ、静電容量性回路、または静電容量素子の入力で第1のパルスを受信し、1つまたは複数の直列キャパシタ、静電容量性回路、または静電容量素子の出力で第2のパルスを供給し、c)複数の第1のパルスを変調することによって、メイン制御ユニットから少なくとも1つのスレーブユニットにデータを送信し、d)複数の第2のパルスを復調することにより、少なくとも1つのスレーブユニットでデータを受信する。好ましくは、少なくとも1つのスレーブユニットは、第1のバスに接続されている複数のスレーブユニットすべてである。
方法の実施形態では、第1の交流信号は、第1のパルスの立ち上がり(または立ち下がり)エッジを有するように生成され、第1のパルスの変調は、同一のまたは連続した第1のパルスの立ち上がり(または立ち下がり)エッジ間の時間間隔を変更することによって行われ、第2のパルスの復調は同一のまたは連続した第2のパルスの立ち上がり(または立ち下がり)エッジ間の時間間隔を検出することと、決定された時間間隔を対応するデータシンボルに変換することによって行われる。
実施形態では、第1の交流発生機は、第1および第2の所定の時間間隔のそれぞれを、第1のおよび第2のデータシンボルそれぞれを送信するために適用し、少なくとも1つのスレーブユニットは、同一のまたは連続する第2のパルスの立ち上がり(または立ち下がり)エッジ間の時間間隔を測定することと、測定された時間間隔に対応する2つの所定の時間間隔のいずれかを選択すること、第1および第2のデータシンボルを対応する選択された時間間隔に変換することによって第2のパルスを復調する。
「対応する」所定の時間間隔を選択することとは、例示的には、測定された時間間隔とデータシンボルに対応する所定の時間間隔のそれぞれとの間の差を計算することと、最小絶対差分値を有するものを選択することとにより行われるが、他の技術が利用されてもよい。
実施形態では、第1の交流発生機は、たとえば「0」、「1」、「x」といった、第1の、第2の、および第3のデータシンボルそれぞれを送信するために、第1、第2および第3の所定の時間間隔それぞれを適用し、第3のデータシンボルは、ダミーデータ信号である。少なくとも1つのスレーブユニットは、同一または連続する第2のパルスの立ち上がり(または立ち下がり)エッジ間の時間間隔を測定することと、測定された時間間隔に対応する第1、第2および第3の所定の時間間隔の1つを選択することと、選択された時間間隔を対応する第1、第2および第3のデータシンボルに変換することにより、第2のパルスを復調し、第3のデータシンボルは、ダミーデータ信号である。
実施形態では、少なくとも1つのスレーブユニットは、さらに直流的デカップリング要素によって第2のバスに通信可能に接続され、この方法は、さらに、第1の交流信号と同期してまたは非同期で、スレーブユニットの1つから第2のバスを介してメイン制御ユニットへデータを通信するステップを含む。
直流的デカップリング要素としてフォトカプラを使用する場合、スレーブのデータ出力は歪められず、メインユニットは、スレーブによって送信された長方形パルスの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジを容易に検出することができる。この場合、スレーブは、たとえば、パルス位置変調、またはパルス幅変調、またはRS−232変調を使用することができる。
静電容量結合がスレーブからメインユニットへの通信のために使用される場合、信号が歪み得る。スレーブが長方形パルスを送信し、パルス幅変調(PWM)を使用している場合、メインユニットは、データを復号するために立ち上がり、立ち下がりの両エッジを検出できるようにする必要があるだろう。スレーブがパルス位置変調(PPM)を使用している場合は、メインユニットは、立ち上がりエッジのみを検出する必要がある。振幅変調またはパルスカウント変調といった他の変調が使用されることができる。
スレーブユニットは、第1のパルスのために使用されたものと同じ(または実質的に同一の)クロック周波数をデータを送信するために使用することができるが、それは必須ではなく、スレーブユニットはまた、たとえば、ローカル発振器に基づいて、無関係のクロック周波数を使用することができる。異なるスレーブのクロック周波数は、しかし、実質的に同じでなければならない。
データレートが非同期通信の場合よりもはるかに高くなることができるということは、同期通信を使用することの利点である。
適切なプロトコルを使用して、戻りチャネル上のメッセージの衝突を回避することができる。いくつかのプロトコルは、たとえば、マスターが最初にある1つのスレーブにメッセージやコマンドを送信し、その後に1つのスレーブが第2のバスに応答するための時間が与えられる、プロトコルも可能である。第1のスレーブがデータを送信したときに、マスターは、次のスレーブをアドレス指定する等する。しかし、他のプロトコルを使用することもできる。
本発明の特定の好ましい態様は、添付された独立および従属クレームに記載されている。従属請求項からの特徴は、独立請求項の特徴と、および、単に請求項に明示していない他の従属請求項の特徴と適切に組み合わされてもよい。
本発明のこれらおよび他の態様は、以下に記載する実施形態(複数可)を参照して明らかになり、説明されるだろう。
当技術分野で知られている、直列に接続された再充電可能な複数のセルを備える、再充電可能なエネルギー貯蔵システムを示す。 図1の再充電可能なエネルギー貯蔵システムのバランスユニットの1つをより詳細に示す。 本発明の実施形態による再充電可能なエネルギー貯蔵システムを示す。 図3のシステムで使用することができる、スレーブユニットの一例を示す拡大ブロック図である。 スレーブユニットからメイン制御ユニットへの通信が、光カップリングデバイスを使用してどのように確立されることができるかを説明するために図4のスレーブユニットの一部の回路図を示し、第2のスイッチは、明瞭さの理由から図面において省略される。 立ち上がりエッジ(たとえば長方形パルスの急な立ち上がりエッジ)を有する第1のパルスが、立ち上がりエッジ(たとえば、レベルの衰退に続く急な立ち上がりエッジ)を有する第2のパルスにどのように変換されるかを説明するための、当該技術分野で知られている簡単なテスト回路の一例であり、第2のパルスの立ち上がりエッジは、第1のパルスの立ち上がりエッジと実質的に同時に起こる。 立ち上がりエッジを有する第1のパルスを含むパルス電力波形の一例を示す図であり、第1のパルスの立ち上がりエッジ間の間隔はメイン制御ユニット(マスター)からスレーブユニットに送信されるデータに応じて変調される。 図7Aの波形がその入力に印加されるときに、図6の回路の出力で得られる第2のパルスの例を示す図である。 パルス電力波形のさらなる実施形態を示す。 パルス電力波形のさらなる実施形態を示す。 パルス電力波形のさらなる実施形態を示す。 パルス電力波形のさらなる実施形態を示す。 パルス電力波形のさらなる実施形態を示す。 パルス電力波形のさらなる実施形態を示す。 デカップリングキャパシタの値がどのように算出されることができるかを示す。 メイン制御ユニットが複数のスレーブへ電力およびデータを送信するように適合されるが、スレーブからメインユニットへのリターンチャンネルが存在しない、本発明の態様に従ったシステムの実施形態を示す。 図8のシステムで使用することができる、スレーブユニットの一例を示す。 メイン制御ユニットが、バスを介して複数のスレーブへ電力およびデータを送信するように適合され、スレーブは、同じバスを介してメイン制御ユニットに選択的にデータを送信するために適合される、本発明の態様に従ったシステムの実施形態を示す。 図1のシステムで使用することができる、スレーブユニットの一例を示す図である。 メイン制御ユニットが第1のバスを介して複数のスレーブへ電力およびデータを送信するように適合され、スレーブが第1のバスとは異なる第2のバスを介してメイン制御ユニットに選択的にデータを送信するように適合される、本発明の態様に従ったシステムの実施形態を示す。 図12のシステムで使用することができる、スレーブユニットの一例を示す図である。
図面は、概略的であり、非限定的である。
図面において、幾つかの要素のサイズは誇張されてもよく、例示の目的のため正しい縮尺では描かれていない。
請求項における任意の参照符号は、特許請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではなく、異なる図面において、同じ参照符号は同じまたは類似の要素を指す。
例示的な実施形態の詳細な説明
本発明は、特定の実施形態に関しておよび特定の図面を参照して説明するが、本発明は、それによってではなく、特許請求の範囲のみ限定されるものではない。記載された図面は、概略的であり、非限定的である。図面において、幾つかの要素のサイズは誇張されてもよく、例示の目的のため正しい縮尺で描かれていない。寸法および相対寸法は、本発明の実施の実際の縮小には対応していない。
また、説明および請求項における第1、第2のといった用語は、類似の要素を区別するために使用され、必ずしも時間的、空間的、順位付け、または他の方法で配列を記述するために使用されるものではない。そのように使用される上記の用語は適切な状況下で交換可能であり、本明細書に記載の本発明の実施形態は、本明細書に記載または例示されるものとは異なる順序で動作可能であることが理解されるべきである。
また、説明および特許請求の範囲における上、下といった用語は、説明の目的のために使用され、必ずしも相対位置を記述するためのものではない。そのように使用される用語は適切な状況下で交換可能であり、本明細書に記載の本発明の実施形態は、本明細書に記載または例示されるものとは異なる向きで動作可能であることが理解されるべきである。
特許請求の範囲で使用される「備える」という用語は、その後に列挙される手段に限定されると解釈されるべきではなく、他の要素またはステップを排除するものではないことに留意されたい。このため、述べられた特徴、数値、ステップまたは構成要素の存在を特定するものとして解釈されるべきであるが、1つまたは複数の他の特徴、数値、ステップ、または構成要素、またはその群の存在または追加を排除するものではない。したがって、「手段AおよびBを含むデバイス」との記載の範囲は、構成要素AおよびBのみからなるデバイスに限定すべきではない。本発明に関して、装置の関連する構成要素がAおよびBのみであることを意味する。
本明細書における「一実施形態」または「実施形態」への参照は、実施形態に関連して記載される特定の特徴、構造、または特性が、本発明の1つまたは複数の実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通して様々な箇所での「一実施形態では」または「実施形態では」という句の出現は、必ずしもすべて同じ実施形態を参照しなくても、してもよい。さらに、本開示から当業者に明らかであるように、1つまたは複数の実施態様において、特定の特徴、構造または特性は、任意の適切な方法で組み合わせることができる。
同様に、本発明の例示的な実施形態の説明では、本発明の様々な特徴は、開示を合理化し、1つまたは複数の様々な発明の態様の理解を助ける目的で、単一の実施形態、図、またはその説明に一緒にグループ化されるときがあることが理解されるべきである。この開示の方法は、しかしながら、請求される発明が各請求項に明示的に記載されているよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものと解釈されるべきではない。むしろ、後述の請求項が反映するように、発明の態様は、単一の前述の開示された実施形態のすべての特徴より少ない。このため、詳細な説明、添付の特許請求の範囲はここに明示的に本発明の別個の実施形態として独立している各請求項と共に、この詳細な説明に組み込まれる。
さらに、本明細書に記載のいくつかの実施形態は、他の実施形態に含まれるいくつかの特徴を含み、他の特徴を含まないが、当業者によって理解されるように、異なる実施形態の特徴の組み合わせは、本発明の範囲内であり、異なる実施形態を形成することを意図する。たとえば、後述の特許請求の範囲において、請求される実施形態のいずれかは、任意の組み合わせと使用することができる。
本明細書で提供される説明において、多数の特定の詳細が記載される。しかしながら、本発明の実施形態はこれらの特定の詳細なしに実施できることを理解されたい。他の例において、周知の方法、構造、および技術は、この説明の理解を不明瞭にしないために詳細には示されていない。
本明細書において「データ」について参照する場合、記載は、たとえば、ペイロードデータ、アドレス情報、コマンド等のデータを含むあらゆる種類のデータを参照する。データが解釈される方法は、メイン制御ユニットとスレーブユニットとの間で使用される通信プロトコルの問題である。可能なプロトコルのいくつかの側面がより詳細に説明されるが、本発明はこれに限定されず、他のプロトコルも同様に使用することができる。
本書において、「ロー」電圧レベルから「ハイ」電圧レベルに変化する信号の「立ち上がりエッジ」の「立ち上がり時間」について参照される場合、参照は、信号がローレベルからハイレベルのステップの10%の値から90%の値に変更するためにとる時刻が参照される。パルス信号が(0Vと12Vとの間で変化する)12Vの振幅を有する長方形ブロック波である例では、立ち上がり時間は、1.20Vから10.80Vに信号が変化するために必要な時間として定義される。
実施形態は、立ち上がりエッジを使用して記載される場合、これらはまた、立ち下りエッジを用いて実施されることもできる。前エッジは、タイミングを決定する際に後エッジよりも好ましくあり得る。
本発明の実施形態は、エネルギー貯蔵システムと共に使用することができるが、本発明は、エネルギー貯蔵システム単体に限定されず、メイン制御ユニットは、1つまたは複数のスレーブユニットに、そこから直流的に分離されながら、電力およびデータを供給することを目的とする他の用途にも使用することができる。本発明の原理はまた、たとえば、1つまたは複数のスレーブデバイスが体内に埋め込まれ、身体の外部のメイン制御ユニットが、静電容量カップリングを介してスレーブデバイスに電力およびデータを供給する医療用途にも使用されてもよい。別の用途は、メイン制御ユニットがバッジ読取器の一部であり、スレーブユニットがアクセスカードの一部である、アクセス制御システムであってもよい。
第1の実施形態
図3〜図7は、本発明の実施形態の主な原理を説明するために使用されるだろう。
図3は、本発明の態様に従ったシステム113を示す。システム113は、図1のエネルギー貯蔵システム13の変形例であるが、これは、エネルギー貯蔵システムに本発明を限定することを意味するものではない。図3のブロック図を図1のものと比較すると、両方のシステム113、13の主な違いは、「電力およびデータ」と「データ」の矢印により示されているように、第2のバス140上を介する代わりに、第1のバス130上を介して、メイン制御ユニット120から1つまたは複数のスレーブユニット115へデータが発生することであることがすぐに明らかとなる。図3からは直接明らかではないが、このことは、第2のバス140が今度は双方向の代わりに単方向であることができるという、重要な利点を提供している。フォトカプラを使用する場合、2つのオプトカプラ(各方向に1つ)のいずれかは、スレーブ115ごとに省略することができることを意味する。これは、特に、たとえば少なくとも8つの、または少なくとも16つの、または少なくとも32のスレーブ、またはそれ以上を有する複数のスレーブを有するエネルギー貯蔵システムなどのシステムで、基板スペースおよび部品コストの点で大きな利点である。さらに、(図1のシステム13と比較して)第2のバス140上のトラフィックを低減することができ、このことは、たとえばより遅いオプトカプラといった、より遅いインタフェースデバイスを使用可能にすることができ、加えて、部品コストを減少させることができる。これは、ノイズ、EMC、およびEMI問題を低減し、このため、システムの信頼性を高めることができる。
本発明の重要な側面は、次に説明するように、直列キャパシタ119を介してスレーブ115から直流的に分離された同一のバス130を介して、電力とデータの両方が送信されることができる方法である。
図4は、図3に示すエネルギー貯蔵システム113に使用することができる、スレーブユニット115の実施形態を示す。(メイン制御ユニット120から発する)電力およびデータ信号は、「P」と付された入力を介して、スレーブユニット115に供給される。図1および図2に関連して説明したように、電力の一部は、ローカル電源122のために使用され、上記の従来技術で説明したと同様の方法で、SW1、SW2のスイッチを制御することにより、別の部分は、外部機器に、この場合バッテリーセル12(図4には図示せず)に転送されてもよい。マイクロコントローラ118は、ラインRXを介してメイン制御ユニット120からのデータを受信することができ、ラインTXを介してメイン制御ユニット120にデータを送信することができる。一方、図2では、通信ラインRXとTXの両方がノード「C」に進み、図4のスレーブユニットにおいて、(データを送信するための)TXだけがノード「C」に向かい、(データを受信するための)ラインRXはノード「P」に接続される。この差異の重要な利点は、図4のブロック図からすぐに明らかでないかもしれないが、たとえば図5に示されている概略図から明らかになるであろう。しかし、本発明はこの概略図のみに限定されるものではなく、他の概略図を使用することもできる。
図5は、第2のスイッチSW2から離れた図4のスレーブユニット115をより詳細に示し、いくつかのデカップリングキャパシタ、静電容量性回路、または静電容量デバイスは明確にするために省略されている。ローカル電源122はブロック図として示されているが、このような回路は、当技術分野で周知であるので、ここではさらに詳細に図示または説明する必要はない。C2は、直流成分を遮断しながら、ローカル電源122に電力を通過させ、バッテリーセル12(図示せず)を充電するための直列キャパシタ(または静電容量性回路、または静電容量性素子)である。キャパシタC2(または静電容量性回路、または静電容量性素子)は図3のキャパシタ119に相当するが、示されるように、第2のキャパシタC1(または静電容量性回路、または静電容量素子)は、通信の信頼性を高め、セル要素12の状態、スイッチSW1の状態にあまり依存しないために、必要に応じて、C2に並列に接続される。存在する場合、C1の値は、典型的には、C2よりも数桁小さい。代替的に、抵抗R1はC2の出力に接続される場合、キャパシタC1(または静電容量性回路、または静電容量素子)は省略されてもよいが、しかしこの場合、通信信号は、第1のスイッチSW1が閉じられ、また対応するセル12(図5に示されていない)の電圧が低くなるであろう場合には弱いであろう。バス130とスレーブユニット115との間の直列キャパシタC1(または静電容量性回路、または静電容量性素子)を介して別個のデータパスを追加することは、データを受信すべき場合に、スイッチSW1を開く必要がないという利点を提供する。このことは、通信の信頼性をより高くし、またマイクロプロセッサ118のソフトウェアを簡素化する。スイッチSW1は、たとえばバイポーラトランジスタ、またはFET、サイリスタ、または当技術分野で公知の任意の他の適切なスイッチとすることができる。光絶縁部品135の出力段は、電力信号PPによってメイン制御ユニット120から電力供給されることができる。マイクロコントローラ118は、好ましくは、その入力に、入力端子の電圧レベルがVDDを大きく(たとえば0.5V以上)超え、ローカルGNDを大きく(たとえば0.5V以上)下回ることを防止するための、クランプダイオード(図示せず)を有する。マイクロコントローラ118の接地端子GNDは、S−ノードを介してバッテリーセル12の低電圧レベルに例示的に接続される。このことは、キャパシタC1(または静電容量性回路、または静電容量素子)が、マイクロコントローラ118の入力ピンに、それを損傷することなく、単純な抵抗R1を介して結合されることを可能にする。これにより、パルスP2の負の部分は、(マイクロコントローラの内部上で)実質的に消えるであろう。このスレーブユニット115が図1の従来技術のシステム13において使用される場合、キャパシタC1(または静電容量性回路、または静電容量素子)と抵抗R1とは省略することができるが、別の(単方向の)光絶縁部品は、マイクロコントローラによって受信されたデータのために追加されなければならず、これはより多くの基板スペースを占有し、コストを増大させるだろう。
システム113、特にスレーブユニット11の構成を説明したが、その動作について、図を6および図7を参照して説明する。
まず、図6の簡単なテスト回路を用いて、メイン制御ユニット120と交流信号発生器114とによって生成された(図3参照)、たとえば長方形パルスの、第1のパルスP1が、直列キャパシタ119(または静電容量または静電容量素子)によって非長方形の第2のパルスP2にどのように変形され(歪められ)るかを、説明する。急な立ち上がりエッジのr1を有する長方形パルスP1は、第1のパルスP1の立ち上がりエッジr1と実質的に同時に起こる急な立ち上がりエッジr2を有する第2のパルスP2へと直列静電容量によって変形されるが、指数関数的に時間をかけて衰退することが当技術分野において周知である。第1および第2のパルスP1、P2の正確な大きさおよび形状は、パルスがスレーブユニット115への十分な量の電力を供給するのに適している限り、また情報を転送するために使用されるパルスの関連した特性がスレーブで抽出されることができる限り、本発明の実施形態が動作するために最重要ではない。たとえば、いくつかの実施形態では、スレーブユニット115は、さらに説明されるであろうように、十分な精度で連続するパルスP2の立ち上がりエッジr2aとr2bとの間の時間差を測定することができる。図1および図3の再充電可能なエネルギーシステム113で、電力パルスP1はたとえば、12Vなどの所定の振幅を有し、10kHzまたは25kHzなどの所定の周波数の、好ましくは約50%のデューティサイクルの所定のデューティサイクルを有する、長方形パルスである。しかし、たとえば5Vまたは約6Vまたは約24Vといった12Vよりも大きいまたは小さい他の振幅使用することができ、他の周波数とデューティサイクルとを使用することもできる。
図7A、図7Bおよび図7Cは、データは、本発明の実施形態において、メイン制御ユニット120からスレーブユニット115に通信する方法の原理を示す。たとえば、図3のシステム113において、電力パルス自体の調節がある。図7A、図7Bおよび図7Cは、第1のパルスP1のような一連の例を示し、パルスは立ち上がりエッジ、好ましくは特に急な立ち上がりエッジを有し、メイン制御ユニット120からスレーブユニット115に送信されるデータに応じて、後続の第1のパルスP1の立ち上がりエッジ間の間隔(時間差)が変調、特にベースバンド変調される。変調方式として、当技術分野で「PPM」として知られているパルス位置変調を使用することができる。しかし、この手法が使用されることは必須ではない。示されている波形はその変形であり、古典的なPPMのように各パルスの高い時間が同じであるが、このことは本発明の実施形態のために必須ではない。本発明の実施形態については、立ち上がりエッジの位置のみが重要である。他の実施形態では、トレーニングエッジを用いてもよい。図7Aは、交流信号発生器114によって生成される波形の例を示す。マスタユニットは、変調された交流信号を送信する送信機を有する。交流信号はバイナリ信号であってもよい。長方形パルスが第1のパルスのP1として使用されることは必須ではなく、たとえばのこぎり波からの三角パルスが、使用されることもできることに留意すべきである。しかし、長方形パルスは、それらがたとえば「0」と「1」との間のデジタル出力ピンをトグルし、いわゆるHブリッジの入力にそれを適用することによって、(メイン制御ユニット120の一部として)マイクロコントローラなどの簡単な電子回路によって生成することが極めて容易であるので有利である。このような回路は、一般的に、モータ制御回路で使用され、したがってここではさらに詳細に説明する必要はない。たとえば、Hブリッジの出力はアクティブ「ロー」、またはアクティブ「ハイ」、または「ハイインピーダンス」であることが知られている。
図7Bは、図7Aまたは図7Cの波形がその入力に印加されるときに、直列キャパシタ119(または静電容量性回路、または静電容量素子)の出力に現れる第2のパルスP2の一例を示す。第2のパルスP2の波形の正確な形状は、(スレーブ側)の静電容量の「後ろ」の回路の実際のインピーダンスに応じて、図6に示す理想的な波形からずれてもよい。たとえば、図6の回路では、インピーダンスは単一の抵抗であり、その場合、第2のパルスP2は指数関数として衰退する。しかし、図5の回路の場合、インピーダンスは、ダイオードD2、電源122、(開放または閉鎖することができる)スイッチSW1、また必要に応じてエネルギー貯蔵セル(図示せず)も備える、より複雑な回路のものである。しかしながら、これらの実施形態においてPPMといった適切な変調および復調手法を選択することによって、第2のパルスP2の正確な形状は、あまりまたはまったく重要ではなく、たとえば、変調されるパラメータである、連続するパルスの立ち上がりエッジr2a、r2bなどのパルスエッジ間の位置のみが重要である。
図7A、図7Bおよび図7Cに示す実施例では、連続するパルス間の時間差Δtは、たとえば3つの所定の値などの、いくつかの所定の値の1つを仮定することができ、データがマスター制御ユニット120からスレーブ115に一切送信されないとき、「データ無」または「ダミービット」に対応する、後続のパルス間の第3の所定の時間差Δt3が使用される。これらのパルスは、データを一切運ばず、電力のみを運ぶ。メイン制御ユニット120からスレーブ115に「1」ビットが送信されるとき、「1」ビットに対応する後続のパルス間の第2の所定の時間差Δt2が使用される。このようなパルスは、電力およびデータ情報の両方を運ぶ。メイン制御ユニット120からスレーブ115に「0」ビットが送信されるとき、「0」ビットに対応する後続のパルス間の第1の所定の時間差Δt1が使用される。このようなパルスもまた、電力およびデータ情報の両方を運ぶ。後続のパルス間の第2の所定の時間差Δt2は、たとえば、後続のパルス間の第1の所定の時間差Δt1より大きくてもよいし、後続のパルス間の第3の所定の時間差Δt3は、後続のパルス間の第1の所定の時間差Δt1より小さくてもよい。しかし、これは必須ではなく、逆であってもよいし、後続のパルス間の第2および第3の所定の時間差Δt2、Δt3の両方が、後続のパルス間の第1の所定の時間差Δt1より小さいか大きくてもよい。第1のバス上のパルスの周波数が約25kHzである場合の例では、Δt1とΔt2とΔt3とは、(たとえばそれぞれ1.5未満マイクロ秒ごとなどの公差で)約35、40、45マイクロ秒に等しく選択することができ、それぞれ「0」、「1」および「データ無」に対応してもよいが、他の値が使用されてもよい。
上記の説明は、パルス周波数変調の(すなわち、図7A、図7B、図7Cに関して示され、説明された)形態を使用するものとして説明することができる本発明の実施形態に関する。変調は、ビットを符号化するために、ブロック波の周期を変化させることによって達成される。1つの周期(Δt3)は、「アイドル」「ダミー」または「データ無」を送信する。他の期間は、1ビットまたはそれ以上の異なるビットの組み合わせを送信する。復調は、立ち上がりエッジの時間を測定し、異なる時間の長さをビット値に関連付けることによって達成される。
代替的にさらなる実施形態では、変調は、一定のパルス周期を維持するが、ブロック波(図7D、図7E)のオン、オフ時間を変化させることによって行われてもよい。これは、パルス幅変調の一形態である。復調するために、時間の経過は、各パルスの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの間で測定される。図6に示した回路の構成要素は、測定可能な立ち下がりエッジを保持するために寸法決めされている。再び、1つまたは複数のビット(図7E)の異なるビットの組み合わせは、帯域幅を増加させるために符号化されることができる。
本発明のさらなる実施形態によれば、2つの上記の技術の組み合わせを使用することができ、たとえば、アイドル信号が所定の時間T1によって生成される。これらのパルスは、電力だけを伝達する。データのために、異なる時間T2(図7F参照)が使用される。異なるデータ値の間の区別は、T2内部でデューティサイクルを変化させることによって達成される。これは、パルス幅変調が、T2のデューティサイクル内で使用されることを意味する。データが送信されているか否かを決定するために単純な周期測定が使用されることができるので、復調は幾分単純化される。データの受信が開始されると、復調は、測定を用いてパルスによって行われる。
本発明のさらに別の代替実施形態は、図7Gに示されている変調技術を使用する。本実施形態では、データ信号の供給は、ビット値を表すために、パルスの特定の数を作成することによる。復調のために、1つのパルス列内のパルスは、時間測定されるよりむしろ計数される。1つのパルス列がいつ開始または停止するかを示すために、パルス列での計数のため使用されるものよりも、より長い(図7G参照)またはより短いアイドル時間またはより長いまたはより短いパルスが使用されることができる。たとえば図7Gに示されるパルス列を用いて、パルス間の長い遅延、すなわちより長い低い値は、開始/停止信号として使用され、単純なタイムアウトカウンタは、いつパルスカウントをリセットするかを決定するために使用されることができる。この実施形態の利点は、受信側において処理能力を増加させる必要なく、キャリア周波数を高くすることができるということである(たとえば、×8)。このように、データ帯域幅は、前述の実施形態と比較して維持されているが、スレーブに送信される電力が増加されることができるか、カップリングキャパシタ(319)または静電容量性回路または静電容量素子のサイズが減少されることができる。
さらに別の実施形態では、変調は、複数の振幅を有するブロック波を用いて、異なる時間についてかなり同様に行われることができる。これは、振幅変調の一形態である。この場合、たとえば、変調は、ブロック波に対して異なる出力電圧を有する電源をスイッチングすることにより行われことができる。これは、送信側に追加のスイッチを必要とする。復調のための追加のコンパレータは、元の振幅を決定するために必要とされ得る。
本発明の実施形態はまた、双方向データ伝送のために使用されることができる。たとえば、スレーブは、たとえばブロードキャスト信号の形態で、マスターまたは他のスレーブに送信するためにパルスデータを生成することができる。たとえば、ハイインピーダンス状態は、元々生成されたブロック波タイミング内で生成されるか、または本発明のいずれの実施形態においても、たとえば、ブロック波の生成を停止することのない実施形態においても、任意の適切なタイムスロットで生成されてもよい。この場合、ブロック波は、スレーブからメインコントローラへの同期通信を可能にするクロックパルス列と考えることができる。スレーブは、ハイインピーダンス状態の間、データライン上に独自の種類のパルスを生成することによって通信する(図7H参照)。このパルスでは、ブロック波および/またはその長さに対する位置は、メイン制御ユニットによって検出されることができる。これらのパラメータは、ビットパターンに結び付けることができる。
本発明の実施形態のいずれにおいても、スレーブユニットまたは他の場所ではおけるデカップリングキャパシタのサイズ、図7Iを参照して以下のように決定されることができる。図5中C1のまたは図6中Cのキャパシタの値は、たとえば次式で計算されたキャパシタの放電電流から開始して計算することができる。
I=U/R
Iが分かっている場合、Cは次の式で計算することができる。
I=C×Δv/Δt
図7Iは、Δvがたとえば最大1Vからであることを示し、Δtは、生成されたブロック波から知られる。
スレーブユニット115のマイクロコントローラ118は、たとえば、立ち上がりエッジで割り込みを自動的に発生させる入力ピンを使用して、組み合わされた電力およびデータ信号を簡単に復号または復調することができ、マイクロコントローラは、たとえば、第1のパルスが発生したときの時間値(またはカウンタ値)を測定し、第2のパルスが発生したときの時間値(またはカウンタ値)を測定し、そしてこれらの時間インスタンス(またはカウンタ値)の間の差をΔtとして計算することによって、そして所定の値Δt1、Δt2とΔt3の1つとの最良の一致を見つけ、対応するビット「0」または「1」または「データビット無」を割り当てることによって、後続のパルス間の時間間隔を決定するしさえすればよい。
なお、上記が図3のハードウェア上で使用されることができる周知のOSIモデルの「物理層」の1つの可能な実施形態を特定するということは、当業者には明らかである。物理層は、「ビット」がデバイス間で通信される方法を指定する。この層は、典型的には、たとえば電圧、速度、およびケーブルの端子配置などのパラメータを指定する。
任意の適切な上位層プロトコルは、この物理層の上位で使用されることができるが、再充電可能なエネルギーシステム113での使用に適したプロトコルは、本発明に係るシステムを限定することなく、一つの実施形態として次に説明される。
実施例では、各マイクロコントローラ118およびこのため各スレーブユニット115は、バス上の固有のアドレス、たとえば32のスレーブユニットを有するシステムにおいて、たとえば5ビットのアドレスを有することになる。アドレスは、たとえば、スレーブソフトウェアにハードコードされるか、または不揮発性メモリ(スレーブに埋め込まれるか、またはそれに外部接続されたフラッシュまたはEEPOM)に書き込まれてもよく、またはプルアップ抵抗またはプルダウン抵抗を埋めることにより、またはディップスイッチを使用して、または他の方法でPCBレベルで設定することができてもよい。通信サイクルは、上述した「データビット無」に対応する「アイドル」状態から始まる。メイン制御ユニット120は、電力パルスのみを送信し、データを送信しない。スレーブユニット115は、連続したパルスの立ち上がりエッジ間の時間差Δtを測定することにより(この場合、それらはΔt3を検出するであろう)、バスを「リッスンして(聴いて)」いる。そして、メイン制御ユニット120は、指示情報およびアドレス情報を含む所定のビット数からなるデータパケットを送信する。ほんの一例として、メイン制御ユニット12は、命令に対して3ビット、アドレスに対して+5ビットを含む8ビットのデータパケットを送信することができる。このような8ビットのデータパケットは、8つの可能なコマンドおよび32のスレーブアドレスを提供する。もちろん、データパケットの長さは、ニーズに、すなわち、アドレスの数、特定の用途のために必要なコマンドの数に適合させることができる。可能なコマンドの1つは、「すべての第1のスイッチSW1を開く」であってもよく、この場合、アドレスフィールドは無関係であり、各スレーブユニット115は、第1のスイッチSW1を開くことになる。他のコマンドは次のように、「1つの第1のスイッチSW1を閉じる」であることができ、この場合アドレス指定されたスレーブユニットだけがその第1のスイッチを閉じる。別のコマンドは、「すべての電圧を測定」であることができる。各マイクロコントローラ118は、そのA/D変換器を使用することにより、その電気セル12の電圧を測定し、メモリに一時的に値を格納するであろう。別のコマンドは、「1つの測定された電圧を伝達する」であることができ、アドレス指定されたスレーブは、第2のバス40を介して測定された電圧を伝達するであろう。
第2のバス140上の通信は、第1のバス130の通信と同じ周波数に基づくことができる、たとえば、それと同期してもよいが、それは必須というわけではない。
同期する場合、各受信電力パルスは第2のバス140にデータを出力するためのクロック信号として使用され、すなわち、受信パルスの各立ち上がりエッジで、アドレス指定されたスレーブは、測定値のすべてのビットが送信されるまで、その光カプラ135に1つのビット値を送信する。マスター120は、第1のバス30上に第1のパルスP1を送信しているので、第2のバス140上のデータを容易に復号することができる。
非同期通信の一例として、各スレーブユニット115は、たとえば、光インターフェースを介してS232のようなタイミングプロトコルを使用して、たとえば、ローカル発振器から導出されるローカルクロックを用いて、自身のタイミングを使用することができる。もちろん、メイン制御ユニット120は、スレーブ115から受信したデータを復号するために、第2のバス140の受信側で同一のプロトコルを使用しなければならない。
一方、図7Aおよび図7Bに示した波形は、3つの時間差Δt1、Δt2、Δt3を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、既に上で示したように、他の実装も可能である。たとえば、さらなる可能な実施(図示せず)として、2つの時間差Δt1とΔt2だけを使用することができ、Δt1が「1」のビットに対応し、Δt2が「0」ビットに対応する。再び、適切なプロトコルを使用して、たとえば、ヘッダフィールド(たとえば、同期目的のために、たとえば16進数値0x47といった同期バイト)と、コマンドフィールド(たとえば、3ビット)と、アドレスフィールド(たとえば、5ビット)とを有するデータパケットを使用して、メイン制御ユニット120は、電力パルスを変調することによって第1のバス130を介して各スレーブユニット115と通信することができるであろう。この場合、データ情報が一切スレーブに送信されるべきではない場合、たとえば、「NOP」コマンド(ノーオペレーション)といったダミーパケットは、バス上で送信されることができ、これは、たとえば8つのコマンドの1つとして、任意の適切な方法で実施されることができるが、何のアクションも必要としない。上述されたように、他のプロトコルは、この物理層の上部で使用することができる。
さらに別の可能な実装(図示せず)として、4つの時間差Δt1、Δt2、Δt3、Δt4を使用することができ、Δt1は、2つのビットを含む「00」というシンボルに対応し、Δt2は「01」に対応し、Δt3は「10」というシンボルに対応し、およびΔt4は「11」というシンボルに対応する。このようなハードウェア層を使用することにより、2つのデータビットは、電力パルスごとに送信されることができる。可能なタイミングは、Δt1=約32.5マイクロ秒、Δt2=約37.5マイクロ秒、Δt3=約42.5マイクロ秒、Δt4=約47.5マイクロ秒(それぞれ+/−1〜5マイクロ秒以下の許容範囲を有する)であることができ、他のタイミングがまた、選択されてもよい。
さらに別の可能な実装(図示せず)として、5つの時間差Δt1、Δt2、Δt3、Δt4、Δt5を使用することができ、Δt1は、2つのビットを含む「00」というシンボルに対応し、Δt2は「01」に対応し、Δt3は「10」というシンボルに対応し、Δt4は「11」というシンボルに対応し、Δt5は、「データ無」というシンボルに対応してもよい。後者のシンボルは、たとえば、パケットの区切りとして使用されてもよい。これに関する利点は、全体のパッケージまたは所定の長さの複数のパケットであってもスキャンされる必要性がないので、同期損失の場合に再同期することが容易であるということである。
上記より、より多くの、たとえば、「000」、「001」、...「111」、任意の「データ無」に対応する、8つまたは9つの所定の時間差Δt1〜Δt8と任意のΔt9を使用することにより、電力パルスあたり2つ以上のデータビットを送信することも可能であることは、当業者に明らかである。第1のバス130上で信頼性の高い通信を実現するためには、立ち上がりエッジは、所定の間隔との関係で短い「立ち上がり時間」を有する、すなわち、急なことが好ましい。たとえば、立ち上がり時間は、好ましくは立ち上がりエッジ間の最小時間差の20%未満、好ましくは10%未満、より好ましくは5%未満、またはさらには3%未満であるべきである。一般に、第1のパルスP1のパルス周波数が高いほど、立ち上がり時間は、信頼性の高い通信を維持するために、短くなければならない。
第1の実施形態はエネルギー貯蔵システムとして説明されたが、説明したバス上でパルス電力とデータを供給するための方法およびシステムは、たとえば、上述した医療用埋込装置等の、上記メイン制御ユニットがバスに接続され、1つまたは複数のスレーブユニットが直列キャパシタを用いてバスに接続される他のシステムにも適用可能であることは明らかである。同様に、このようなシステムのスレーブユニットは、用途に応じて、バランスユニットである必要はない。たとえば、鉛蓄バッテリーセルは、一般に、個々のバランスを必要としないが、個々の監視が必要とされ得る。同じことは、燃料電池と、フローセルに適用される。
第2の実施形態:
図3から図7Iに関連して説明した第1の実施形態により、本発明の主要な原理を説明したが、本発明のさらなる実施形態が容易に理解されるであろう。以下では、第1の実施形態に関連するすべての開示は、ここで参照することにより本実施形態に含まれる。具体的には、図7A〜図7Hを参照して説明したすべてのパルス波形、変調および復調技術は、参照によって本実施の形態に含まれる。
図8は、本発明の態様に係るシステム213の第2の実施形態を示し、メイン制御ユニット220は、バス230を介して1つまたは複数のスレーブ215に組み合わされた電力およびデータパルスを送信するように適合され、スレーブ215は、直列キャパシタ219(または静電容量性回路、または静電容量性素子)を用いてバス230に接続されている。スレーブ215は、いずれかの方法で、またはたとえばマイクロコントローラ218によって見られる第2のパルスP2の立ち上がりエッジ間の時間差を測定することによって、(第1の実施形態)上述したものと同じ方法で、データを受信することができる。
第2の実施形態と第1の実施形態との主な違いは、スレーブ215がメイン制御ユニット220にデータを通信することができる第2のチャネルが、第2の実施形態では設けられていないことである。このため本発明は、単方向通信システムでも使用されることができる。
図9は、図8のシステム213において使用することができるスレーブユニット215の一例を示す。このスレーブユニット215は、フォトカプラをまったく必要とせず、このため、基板面積、部品点数およびコストをさらに低減することができ、システムの信頼性をさらに向上させることができることに留意すべきである。
第3の実施形態:
図10は、本発明の態様に係るシステム313の第3の実施形態を示し、メイン制御ユニット320は、バス330を介して1つまたは複数のスレーブユニット315に電力およびデータ信号を送信するように適合され、スレーブユニット315は直列キャパシタ319(または静電容量性回路、または静電容量性素子)を用いてバス330に接続される。 スレーブユニット315は、いずれかの方法で、または上述したものと同様に(第1の実施の形態)第2のパルスP2の立ち上がりエッジ間の時間差を測定することで、メイン制御ユニット320からデータを受信することができる。以下では上記の第1および第2の実施形態に関連するすべての開示は、ここで参照することにより本実施形態に含まれる。具体的には、図7A〜図7Hを参照して説明したすべてのパルス波形、変調および復調技術は、参照によって本実施の形態に含まれる。
第3の実施形態と第1の実施形態との主な違いは、スレーブユニット315が同じチャネル330を介しておよび同一の直列キャパシタ319(または静電容量性回路、または静電容量性素子)を通して、メイン制御ユニット320に戻って通信することができるということである。しかし、メイン制御ユニット320およびスレーブユニット315は、ベースバンド通信を使用しているので、同時に通信することができない(完全に二重ではない)が、たとえば所定の時間期間にわたって交互に通信してもよい。これは、スレーブが送信しているときに、交流信号発生器314の出力ドライバが高インピーダンス状態に置かれることを必要とし得る。しかし、交流信号発生器は、たとえばバス330と交流信号発生器314との間のスイッチ(図示せず)を介するなどいずれかの方法で、第1のバスからいずれかの方法で分離されることができる。
一例では、第1のメイン制御ユニット320は、上記のいずれかの方法または同様の方法で第1のパルスP1を送信することによって、十分なエネルギーと任意にデータをスレーブユニット315に供給し、その後パルスの送信を停止するであろう。続いて、スレーブの1つは、第3のパルスP3を、たとえば立ち上がりエッジを有する長方形パルスを、メイン制御ユニット320について上述したいずれかの方法でまたは同様の方法で、キャパシタ319(または静電容量性回路、または静電容量性素子)に供給するであろう。しかし、スレーブユニット315はデータをメイン制御ユニット320に電力なしで送信しさえすればよいので、第3のパルスP3は、第1のパルスP1と全く同じである必要はなく、したがって、パルスP3は、たとえば異なる振幅および/または形状および/またはタイミングを有してもよく、データは第1のパルスのために使用されるものとは異なる周波数で送信されてもよい。第3のパルスP3は、図6に示すのと同様の方法で、直列キャパシタ319(または静電容量性回路、または静電容量性素子)を介して第4のパルスP4に変換される。 第1の実施形態ではスレーブユニット315によって送信されるデータが第1のパルス(クロック)と同期し得るが、対照的に、それは図10の実施形態では可能ではない。代わりに、図10の実施形態のメイン制御ユニット320のマイクロプロセッサ(図示せず)は、第4のパルスP4の立ち上がりエッジ間の時間差Δtを測定し、それらをビットストリームに変換し、これは、第1の実施形態のスレーブユニットによって行われたのと同様に、その後使用されるプロトコルによって解釈されることができるであろう。所定の時間差の値(たとえばΔt1、Δt2、等)およびメイン制御ユニット320からのスレーブユニット315に向かう通信(すなわちダウンリンク)に使用するプロトコルは、必ずしもスレーブユニット315からメイン制御ユニット320への通信(すなわち、アップリンク)に使用されるものと同じである必要はないが、同じプロトコルを使用して実現するのが容易であり得る。
図11は、図10のシステム313において使用することができるスレーブユニット315の一例を示す。このスレーブユニット315は、メイン制御ユニット320に伝達するためのフォトカプラを必要としないが、第3のパルスP3(キャパシタ319(または静電容量性回路、または静電容量デバイス)によって第4のパルスP4に変換される)を生成するための追加の交流信号発生器345を必要としないことに留意されたい。この交流信号発生器345は、電圧バッファを備えるか電圧バッファで構成され、またはHブリッジを備えてもよく、または他の適切な回路を含んでもよい。メインユニットが電力および/またはデータを送信しているとき、またはラインTX(図示しない)が追加のスイッチを使用するなどの別の方法でPノードから切断されることができるときに、好ましくは、このバッファ345は、高インピーダンス状態に置かれる。
システム313がエネルギー貯蔵システムである場合(したがって、貯蔵セル、およびスイッチSW1、スイッチSW2を追加することによって)、そのシステムは、従来技術の回路13(図1)と同じ機能を提供しながら、よりコンパクトで、より低重量、低コストであり、より高いシステムの信頼性を有する。
第4の実施形態:
図12は、本発明の態様によるシステム413の第4の実施形態を示し、メイン制御ユニット420は、バス430を介して1つまたは複数のスレーブユニット415に電力およびデータ信号を送信するように適合され、スレーブユニット415は、直列キャパシタ419(または静電容量性回路、または静電容量性素子)を用いてバスに接続される。スレーブユニット415は、第2のパルスP2の立ち上がりエッジ間の時間差Δtを測定することにより、前述と同様に(第1の実施の形態)、メイン制御ユニット420からデータを受信することができる。以下では、第1から第3の実施形態に関連するすべての開示は、ここで参照することにより本実施例に含まれる。具体的には、図7A〜図7Hを参照して説明したすべてのパルス波形、変調および復調技術は、参照によって本実施の形態に含まれる。
第4の実施形態と(図3の)第1の実施形態との主な違いは、スレーブユニット415が第1のチャネル430とは異なる第2のチャネル440を介してメイン制御ユニット420に戻って通信するが、フォトカプラを使用する代わりに、第2の直列キャパシタ441(または静電容量性回路、または静電容量性デバイス)によって直流的分離が得られるということである。
一例では、第1のメイン制御ユニット420は、上述のいずれかの方法または同様の方法で第1のパルスP1を送信することによって、十分なエネルギーを、また任意にデータをスレーブユニット415へ供給するであろう。実装に応じて、特に、マイクロコントローラの処理能力に応じて、メインユニットはその後、スレーブユニットが復号や復調を必要としないようにパルスの送信を停止してもよく、または電力パルスのみを送信し続けてもよく、または電力とデータの送信とを継続してもよいが、スレーブのサブセットのためのみである。続いて、スレーブの1つは、メイン制御ユニット420について上述したいずれかの方法または同様の方法で、キャパシタ441(または静電容量性回路、または静電容量性素子)に第3のパルスP3、たとえば立ち上がりエッジを有する長方形パルスを供給するであろう。しかし、上述したように、スレーブユニット415はメイン制御ユニット420へ電力なしにデータを送信しさえすればよいため、第3のパルスP3は、第1のパルスP1と全く同じである必要はなく、このため、パルスP3は、たとえば、異なる振幅および/または形状および/またはタイミングを有することができる。第3のパルスP3は、図6に示すいずれかの方法または同様の方法で、直列キャパシタ441(または静電容量性回路、または静電容量性素子)を介して第4のパルスP4に変換されるであろう。第3のパルスP3は、たとえば、第1のパルスP1と実質的に同一のクロック周波数で送信されてもよく、または別のクロック周波数で、たとえばマイクロコントローラのローカルクロック周波数で送信されてもよい。所定の時間差の値(たとえばΔt1、Δt2等)およびメイン制御ユニット420からスレーブユニット415に向かう通信(すなわちダウンリンク)に使用されるプロトコルは、スレーブユニット415からメイン制御ユニット420への通信(すなわち、アップリンク)で使用されるものと、必ずしも同じである必要はないが、同じプロトコルを使用して実現するのが容易であり得る。
図13は、図12のシステム413において使用することができるスレーブユニット415の一例を示す。このスレーブユニット415は、メイン制御ユニット420に通信するためのフォトカプラが必要としないが、第3のパルスP3を生成するための追加の交流信号発生器445を必要とすることに留意すべきである。この交流信号発生器は電圧バッファを含むか電圧バッファで構成されてもよく、またはHブリッジを備えてもよく、または他の適切な回路を含んでもよい。交流信号発生器445は、ノード「P」ではなく、直列キャパシタ441(または静電容量性回路、または静電容量性素子)に接続するために別のノード「C」に接続される。
システム413が、エネルギー貯蔵システムである場合(このため貯蔵セル、およびスイッチSW1、スイッチSW2を追加することによって)、そのシステムは、従来技術の回路13(図1)と同じ機能を提供しながら、CANバスが除去され、すべてのオプトカプラがキャパシタ419、441(または静電容量性回路、または静電容量性素子)に置き換えられているために、よりコンパクトで、より低重量、低コストであり、より高いシステムの信頼性を有する。

Claims (21)

  1. メイン制御ユニット(120;220;320;420)から第1のバス(130;230;330;430)を介して少なくとも1つのスレーブユニット(115;215;315;415)へ電力およびデータ信号を供給するためのシステム(113;213;313;413)であって、
    −前記メイン制御ユニットは、前記第1のバスを介して前記少なくとも1つのスレーブユニットに電力を供給するために、複数の第1のパルス(P1)を備える第1の交流信号を供給するために適合された第1の交流信号発生器(114;214;314;414)を備え、
    −各スレーブユニットは、第1の直列キャパシタデバイス(119;219;319;419)を用いて前記第1のバスに交流結合され、各第1の直列キャパシタ素子は、その入力において供給される前記第1のパルス(P1)をその出力において第2のパルス(P2)に変換するために配置され、前記第2のパルスは、少なくとも1つのエッジまたは側面を有し、
    −前記メイン制御ユニットは、前記複数の第1のパルス(P1)を変調することによって、前記少なくとも1つのスレーブユニットにデータを送信するために適合され、
    −前記少なくとも1つのスレーブユニットは、パルス振幅または少なくとも1つのエッジまたは側面の受信の間の時間差を決定することによって、またはパルスを計数することによって、前記複数の第2のパルス(P2)を復調することで前記データを受信するために適合される、システム。
  2. 前記少なくとも1つのエッジまたは側面は、立ち上がりまたは立ち下がりエッジであり、前記スレーブユニットは、異なるパルスの前記立ち上がりまたは立ち下がりエッジの受信の間の時間差を決定するように適合される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記少なくとも1つのエッジまたは側面は、立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジであり、前記スレーブユニットは、パルスの立ち上がりエッジおよび後エッジの受信の間の時間差を前記スレーブユニットによって決定するように適合される、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記変調および復調は、パルス位置変調(PPM)、パルス幅変調(PWM)、PFM(パルス周波数変調)、パルスインターバル変調(PIM)、またはパルス数変調のいずれかまたはいずれかの組み合わせである、請求項1に記載のシステム。
  5. −前記メイン制御ユニット(120;220;320;420)は、前記第1のパルス(P1)が立ち上がりまたは立ち下がりエッジを有するように、前記第1の交流信号を供給するために適合され、
    −前記メイン制御ユニットは、連続する第1のパルスの前記立ち上がりまたは立ち下がりエッジの間の前記時間間隔(Δt)を変更することによりデータを送信するために適合され、
    −少なくとも1つのスレーブユニット(115;215;315;415)は、連続する第2のパルスの前記立ち上がりまたは立ち下がりエッジの間の前記時間間隔(Δt)を決定することによって前記データを受信し、前記決定された時間間隔(Δt)を対応するデータシンボルに変換するために適合される、請求項1または請求項2に記載のシステム(113;213;313;413)。
  6. 前記第1の交流信号発生器(114;214;314;414)は、実質的に長方形のパルスを生成するために適合される、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のシステム(113;213;313;413)。
  7. メイン制御ユニット(120;220;320;420)および前記少なくとも1つのスレーブユニット(115;215;315;415)は、第1および第2のデータシンボル(「0」、「1」)のそれぞれに対応する、少なくとも第1のおよび第2の所定の時間間隔(Δt1、Δt2)を検出し、かつ適用するために適合される、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のシステム(113;213;313;414)。
  8. 前記メイン制御ユニット(120;220;320;420)および前記少なくとも1つのスレーブユニット(115;215;315;415)は、第1、第2、第3および第4のデータシンボル(「00」、「01」、「10」、「11」)のそれぞれに対応する、少なくとも第1、第2、第3および第4の時間間隔(Δt1、Δt2、Δt3、Δt4)を検出し、かつ適用するために適合される、請求項7に記載のシステム(113;213;313;413)。
  9. 前記メイン制御ユニット(120;220;320;420)および前記少なくとも1つのスレーブユニット(115;215;315;415)は、複数のデータシンボルに対応する複数の時間間隔、特に第1、第2および第3のデータシンボル(「0」、「1」、「x」)のそれぞれに対応する少なくとも第1、第2および第3の時間間隔(Δt1、Δt2、Δt3)を検出し、かつ適用するために適合され、前記第3のデータシンボルは、ダミーのデータシンボルである、請求項7に記載のシステム(113;213;313;413)。
  10. 前記システムは、再充電可能なエネルギー貯蔵システムであり、直列に結合される再充電可能なエネルギー貯蔵デバイス(112)の列(111)を備え、各スレーブユニット(115;215;315;415)は、再充電可能なエネルギー貯蔵デバイス(112)の1つを充電または放電するためのバランシングユニットである、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のシステム(113;213;313;413)。
  11. 前記少なくとも1つのスレーブユニット(115;315;415)から前記メイン制御ユニット(120;320;420)にデータを通信するために、直流的デカップリング要素(135、319;441)を用いて前記メイン制御ユニット(120;320;420)および前記少なくとも1つのスレーブユニット(115;315;415)の間に接続される第2のバス(140;340;440)をさらに備える、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のシステム(113;313;413)。
  12. 前記少なくとも1つのスレーブユニット(115、315;415)は、前記メイン制御ユニット(120;320;420)に前記第2のバス(140;340;440)上に前記第1の交流信号と同期して、データを送信するために適合された請求項11に記載のシステム(113;313;413)。
  13. −前記直流的デカップリング要素は、第2の直列キャパシタデバイス(319、441)であり、
    −前記少なくとも1つのスレーブユニットは、立ち上がりまたは立ち下がりエッジを有する複数の第3のパルス(P3)を備える第2の交流信号を前記第2の直列キャパシタデバイスに供給するために適合され、連続する第3のパルスの前記立ち上がりまたは立ち下がりエッジの間の前記時間間隔(Δt)は、前記スレーブユニットから前記メイン制御ユニットに送信されるべきデータにしたがって変調され、
    −前記メイン制御ユニット(320;420)は、前記第2の直列キャパシタデバイス(319、441)の出力で生じる第4のパルス(P4)の前記立ち上がりまたは立ち下がりエッジの間の前記時間間隔(Δt)を検出するために適合され、前記第3のパルスは、その入力に適合される、請求項11に記載のシステム(313、413)。
  14. メイン制御ユニット(120;220;320;420)から第1のバス(130;230;330;430)を介して少なくとも1つのスレーブユニット(115;215;315;415)に電力およびデータ信号を供給するための方法であって、前記少なくとも1つのスレーブユニットは、1つまたは複数の直列キャパシタデバイス(119;219;319;419)を用いて前記第1のバスに交流結合され、前記方法は、
    a)前記メイン制御ユニット(120;220;320;420)から前記少なくとも1つのスレーブユニット(115;215;315;415)に、各パルスが少なくとも1つのエッジまたは側面を有する複数の第1のパルス(P1)を備える第1の交流信号を生成し、前記第1の交流信号を前記第1のバス(130;230;330;430)に適用することによって、組み合わされた電力およびデータ信号を供給するステップと、
    b)前記1つまたは複数の直列キャパシタデバイス(119;219;319;419)の前記入力で前記第1のパルス(P1)を受信し、前記1つまたは複数の直列キャパシタデバイスの前記出力で第2のパルス(P2)を供給するステップと、
    c)前記メイン制御ユニット(120;220;320;420)から前記少なくとも1つのスレーブユニットに(115;215;315;415)、前記複数の第1のパルス(P1)を変調することによって、データを送信するステップと、
    d)前記少なくとも1つのスレーブユニット(115;215;315;415)において、パルス振幅または前記少なくとも1つのエッジまたは側面の受信の間の時間差を決定することにより、またはパルスを計数することにより、前記複数の第2のパルス(P2)を復調することでデータを受信するステップとを備える、方法。
  15. 前記少なくとも1つのエッジまたは側面は、立ち上がりまたは立ち下がりエッジであり、前記スレーブユニットは、異なるパルスの前記立ち上がりまたは立ち下がりエッジの受信の間の時間差を決定するように適合される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記少なくとも1つのエッジまたは側面は、立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジであり、前記スレーブユニットは、パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの前記スレーブユニットによる受信の間の時間差を決定するように適合される、請求項14に記載の方法。
  17. 前記変調および復調は、パルス位置変調(PPM)、パルス幅変調(PWM)、PFM(パルス周波数変調)、パルスインターバル変調(PIM)またはパルス数変調のいずれかまたはいずれかの組み合わせである、請求項14に記載の方法。
  18. −前記第1の交流信号は、前記第1のパルス(P1)が立ち上がりまたは立ち下がりエッジを有するように生成され、
    −前記第1のパルス(P1)の前記変調は、連続する第1のパルスの前記立ち上がりまたは立ち下がりエッジの間の前記時間間隔(Δt)を変更することにより行われ、
    −前記第2のパルス(P2)の前記復調は、連続する第2のパルスの前記立ち上がりまたは立ち下がりエッジの間の前記時間間隔(Δt)を検出し、前記決定された時間間隔(Δt)を対応するデータシンボルに変換することによって行われる、請求項14から請求項17のいずれか1項に記載の方法。
  19. −前記第1の第1の交流信号発生器(114、214;314;414)は、第1および第2のデータシンボル(「0」、「1」)それぞれを送るための第1および第2の所定の時間間隔(Δt1、Δt2)それぞれを適用し、
    前記少なくとも1つのスレーブユニット(115;215;315;415)は、連続する第2のパルス(P2)の前記立ち上がりまたは立ち下がりエッジの間、前記時間間隔(Δt)を測定し、前記測定された時間間隔(Δt)に対応する前記2つの所定の時間間隔(Δt1、Δt2)の1つを選択し、前記選択された時間間隔(Δt1、Δt2)を対応する第1および第2のデータシンボル(「0」、「1」)に変換することによって前記第2のパルスを復調する、請求項14または請求項18に記載の方法。
  20. −前記第1の第1の交流信号発生器(114、214;314;414)は、第1、第2および第3のまたはそれ以上のデータシンボル(「0」、「1」、「x」)のそれぞれを送るために、第1の、第2のおよび第3のまたはそれ以上の所定の時間間隔(Δt1、Δt2、Δt3)それぞれを適用し、前記第3のデータシンボルは、ダミーのデータ信号であり、
    前記少なくとも1つのスレーブユニット(115;215;315;415)は、連続する第2のパルスの前記立ち上がりまたは立ち下がりエッジの間の前記時間間隔(Δt)を測定し、前記測定された時間間隔(Δt)に対応する前記第1の、第2のおよび第3のまたはそれ以上の所定の時間間隔(Δt1、Δt2、Δt3)を選択し、前記選択された時間間隔(Δt1、Δt2、Δt3)を対応する第1の、第2のおよび第3のまたはそれ以上のデータシンボル(「0」、「1」、「x」)に変換することによって、前記第2のパルス(P2)を復調し、前記第3のデータシンボルは、ダミーのデータ信号である、請求項19に記載の方法。
  21. 前記少なくとも1つのスレーブユニット(115;315;415)はさらに、直流的デカップリング要素(135、319;441)を用いて第2のバス(140;340;440)に通信可能に結合され、前記方法はさらに、
    −データを前記スレーブユニット(115;315;415)の1つから前記第2のバス(140;340;440)を介して前記メイン制御ユニット(120;320;420)に通信するステップを備える、請求項14から請求項20のいずれか1項に記載の方法。
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