JPH08228174A - 通信装置 - Google Patents
通信装置Info
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- JPH08228174A JPH08228174A JP3370095A JP3370095A JPH08228174A JP H08228174 A JPH08228174 A JP H08228174A JP 3370095 A JP3370095 A JP 3370095A JP 3370095 A JP3370095 A JP 3370095A JP H08228174 A JPH08228174 A JP H08228174A
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- JP
- Japan
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- pulse
- station
- slave station
- master station
- communication device
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内部回路の構成が簡単で、かつ、外部からの
ノイズの影響を受けにくい通信装置を得ること。 【構成】 1対のケーブルを媒体とする親局300と子
局320とからなる通信装置において、正方向のパルス
で親局から子局への電力を送出し、負方向のパルスで親
局と子局との間のデータの交信を行うようにし、伝送路
104と通信機内部回路312,336間との絶縁をト
ランス301,321で絶縁するようにした。
ノイズの影響を受けにくい通信装置を得ること。 【構成】 1対のケーブルを媒体とする親局300と子
局320とからなる通信装置において、正方向のパルス
で親局から子局への電力を送出し、負方向のパルスで親
局と子局との間のデータの交信を行うようにし、伝送路
104と通信機内部回路312,336間との絶縁をト
ランス301,321で絶縁するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、親局と子局との間で
データ及び制御信号を交信する通信装置に関するもので
ある。
データ及び制御信号を交信する通信装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開平4−268829
号公報に示された従来の通信装置の概略図である。従来
は図5に示すように、親局から子局へ伝送路を介して駆
動電力を供給するようにしたデータの通信装置において
は、親局から、波高値がデータ搬送用のデータパルスよ
り十分に高い電圧パルスを所定間隔で伝送路に送出し、
各子局では電源パルスの電荷をダイオード及びコンデン
サにより蓄積して子局の駆動電力とし、電源パルス間に
伝送するデータをデータパルスとして挿入しながら伝送
路に送出してデータ伝送を行なう方式が提案されてい
る。
号公報に示された従来の通信装置の概略図である。従来
は図5に示すように、親局から子局へ伝送路を介して駆
動電力を供給するようにしたデータの通信装置において
は、親局から、波高値がデータ搬送用のデータパルスよ
り十分に高い電圧パルスを所定間隔で伝送路に送出し、
各子局では電源パルスの電荷をダイオード及びコンデン
サにより蓄積して子局の駆動電力とし、電源パルス間に
伝送するデータをデータパルスとして挿入しながら伝送
路に送出してデータ伝送を行なう方式が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信装置は上記
のように構成されており、伝送路と内部回路との間を絶
縁することができず、外部からのノイズの影響を受け易
いという問題点があった。また、電源パルス間にデータ
伝送する必要があるため、内部回路が複雑になるという
問題点もあった。
のように構成されており、伝送路と内部回路との間を絶
縁することができず、外部からのノイズの影響を受け易
いという問題点があった。また、電源パルス間にデータ
伝送する必要があるため、内部回路が複雑になるという
問題点もあった。
【0004】この発明は上述のような課題を解決するた
めになされたもので、内部回路が簡単な構成の通信装置
を得るものである。また、外部からのノイズの影響を受
けにくい通信装置を得るものである。
めになされたもので、内部回路が簡単な構成の通信装置
を得るものである。また、外部からのノイズの影響を受
けにくい通信装置を得るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信装置
は、1対のケーブルを媒体とする親局と子局とからなる
通信装置において、第1の方向のパルスで親局から子局
への電力を送出し、第2の方向のパルスで親局と子局と
の間のデータの交信を行なうようにしたものである。
は、1対のケーブルを媒体とする親局と子局とからなる
通信装置において、第1の方向のパルスで親局から子局
への電力を送出し、第2の方向のパルスで親局と子局と
の間のデータの交信を行なうようにしたものである。
【0006】また、第1の方向のパルスを子局における
第2の方向のパルス信号の同期クロックとするようにし
たものである。
第2の方向のパルス信号の同期クロックとするようにし
たものである。
【0007】また、通信線と通信機内部回路間を絶縁す
るようにしたものである。
るようにしたものである。
【0008】さらに、通信線と通信機内部回路間との絶
縁をトランスで絶縁するとともに、このトランスの起電
力で信号を生成し、データの交信を行なうようにしたも
のである。
縁をトランスで絶縁するとともに、このトランスの起電
力で信号を生成し、データの交信を行なうようにしたも
のである。
【0009】
【作用】この発明における通信装置は、第1の方向のパ
ルスで親局から子局へ電力を送り第2の方向のパルスで
信号を送受する。
ルスで親局から子局へ電力を送り第2の方向のパルスで
信号を送受する。
【0010】また、正方向のパルスを子局において受信
信号の同期クロックとして受信する。
信号の同期クロックとして受信する。
【0011】また、通信線と内部回路間を電気的に絶縁
する。
する。
【0012】また、第1の方向のパルスに対するトラン
スの逆起電力を第2の方向の信号として送受する。
スの逆起電力を第2の方向の信号として送受する。
【0013】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図1、図2を用
いて説明する。図1はこの発明の実施例1に係る通信装
置の回路構成を示す図であり、図2はその動作説明図で
ある。
いて説明する。図1はこの発明の実施例1に係る通信装
置の回路構成を示す図であり、図2はその動作説明図で
ある。
【0014】図1,2において、200は親局、220
は子局であり、親局200と子局220は伝送路104
にて接続されている。親局200は送信用フォトカプラ
201,202、その駆動用インバータ209、AND
ゲート211、インバータ215、受信用フォトカプラ
203、受信信号から負方向パルスのみを取り出すダイ
オード204、DC/DCコンデンサ213にて構成さ
れている。子局220は送信用フォトカプラ222、そ
の駆動用バッファ234、受信用フォトカプラ221、
その逆電圧保護用ダイオード223、電流制限用抵抗2
24、受信信号から正方向パルスのみを取り出すダイオ
ード225、その正方向パルスから絶縁して電力を伝達
するトランス227、その磁束をリセットするスナバ回
路226、トランスの出力から5V電圧を取り出す平滑
安定化回路238、正方向パルスから受信クロックを取
り出すディレイ回路236から構成されている。
は子局であり、親局200と子局220は伝送路104
にて接続されている。親局200は送信用フォトカプラ
201,202、その駆動用インバータ209、AND
ゲート211、インバータ215、受信用フォトカプラ
203、受信信号から負方向パルスのみを取り出すダイ
オード204、DC/DCコンデンサ213にて構成さ
れている。子局220は送信用フォトカプラ222、そ
の駆動用バッファ234、受信用フォトカプラ221、
その逆電圧保護用ダイオード223、電流制限用抵抗2
24、受信信号から正方向パルスのみを取り出すダイオ
ード225、その正方向パルスから絶縁して電力を伝達
するトランス227、その磁束をリセットするスナバ回
路226、トランスの出力から5V電圧を取り出す平滑
安定化回路238、正方向パルスから受信クロックを取
り出すディレイ回路236から構成されている。
【0015】以下、図1と図2により、親局と子局間の
電力と信号のやり取りの動作について説明する。なお、
以下の実施例において、パルスの第1の方向が正、第2
の方向が負とする。まず、親局から子局へ電力と信号を
送る場合について説明する。親局は図2に示す送信デー
タSD(M)に同期して基準クロックCLK(M)を生
成する。このCLK(M)は”0”の状態でSD(M)
の情報を送るようにしているため、CLK(M)の”
1”の状態の時にSD(M)のビットの切り替わりがく
るように同期させている。このCLK(M)の”0”
/”1”に合わせて送信用フォトカプラ201がON/
OFFする。この時VA端子電圧は、フォトカプラ20
1がOFF状態では抵抗206を通して0Vにつながっ
ているので0Vとなり、ON状態ではVAは5Vにつな
がるため5Vとなる。従って、VA端子電圧の波形は図
2のVAのようになる。これにより電力を送る正方向パ
ルスを生成する。他方CLK(M)の反転と送信データ
SD(M)とのAND論理により送信用フォトカプラ2
02をON/OFFする。すなわち、CLK(M)が”
0”の状態で且つSD(M)が”1”の状態のみフォト
カプラ202がOFF状態となる。この時VB端子電圧
は、フォトカプラ202がOFF状態では抵抗を通して
5Vにつながっているため5Vとなり、ON状態ではV
Bは0Vにつながるため0Vとなる。従って、VB端子
電圧の波形は図2のVBのようになる。これにより子局
へ信号を送る負方向パルスを生成する。以上より、VA
端子、VB端子間の電圧波形はVA端子波形とVB端子
波形の引算となるため図2のVのようになる。
電力と信号のやり取りの動作について説明する。なお、
以下の実施例において、パルスの第1の方向が正、第2
の方向が負とする。まず、親局から子局へ電力と信号を
送る場合について説明する。親局は図2に示す送信デー
タSD(M)に同期して基準クロックCLK(M)を生
成する。このCLK(M)は”0”の状態でSD(M)
の情報を送るようにしているため、CLK(M)の”
1”の状態の時にSD(M)のビットの切り替わりがく
るように同期させている。このCLK(M)の”0”
/”1”に合わせて送信用フォトカプラ201がON/
OFFする。この時VA端子電圧は、フォトカプラ20
1がOFF状態では抵抗206を通して0Vにつながっ
ているので0Vとなり、ON状態ではVAは5Vにつな
がるため5Vとなる。従って、VA端子電圧の波形は図
2のVAのようになる。これにより電力を送る正方向パ
ルスを生成する。他方CLK(M)の反転と送信データ
SD(M)とのAND論理により送信用フォトカプラ2
02をON/OFFする。すなわち、CLK(M)が”
0”の状態で且つSD(M)が”1”の状態のみフォト
カプラ202がOFF状態となる。この時VB端子電圧
は、フォトカプラ202がOFF状態では抵抗を通して
5Vにつながっているため5Vとなり、ON状態ではV
Bは0Vにつながるため0Vとなる。従って、VB端子
電圧の波形は図2のVBのようになる。これにより子局
へ信号を送る負方向パルスを生成する。以上より、VA
端子、VB端子間の電圧波形はVA端子波形とVB端子
波形の引算となるため図2のVのようになる。
【0016】この信号Vを子局220は受けて、次のよ
うな動作をする。まず、子局は受信時はSD(R)を”
1”に固定しておき、フォトカプラ222をON状態と
しておく。信号Vの正方向パルスはダイオード225を
通じてトランス227の1次側に印加され、その電圧波
形に比例した電圧波形が2次側に発生する。その電圧波
形を平滑安定化回路238により安定化しDC5Vを発
生させる。このDC5Vで内部回路を動作させる。また
同時に、トランス227の2次側電圧波形からディレイ
回路236を通してCLK(R)を取り出す。他方、信
号Vの負方向パルスはダイオード223を通してフォト
カプラ221の一次側に印加されその2次側に図2に示
すようにRD(R)信号を取り出す。RD(R)信号は
内部回路237に導かれ、CLK(R)の立ち下がりに
同期して取り込まれる。
うな動作をする。まず、子局は受信時はSD(R)を”
1”に固定しておき、フォトカプラ222をON状態と
しておく。信号Vの正方向パルスはダイオード225を
通じてトランス227の1次側に印加され、その電圧波
形に比例した電圧波形が2次側に発生する。その電圧波
形を平滑安定化回路238により安定化しDC5Vを発
生させる。このDC5Vで内部回路を動作させる。また
同時に、トランス227の2次側電圧波形からディレイ
回路236を通してCLK(R)を取り出す。他方、信
号Vの負方向パルスはダイオード223を通してフォト
カプラ221の一次側に印加されその2次側に図2に示
すようにRD(R)信号を取り出す。RD(R)信号は
内部回路237に導かれ、CLK(R)の立ち下がりに
同期して取り込まれる。
【0017】次に子局から親局への信号のやり取りの動
作について説明する。まず、親局は子局に対してSD
(M)を常に”1”としておく。この場合、Vの波形は
図2のV’の波形の点線のように正負に交互に振る波形
となる。この信号の正方向パルスは前記のように電源用
のDC5Vと同期用クロックのCLK(R)を発生させ
る。他方、子局から親局への送信データSD(R)をC
RK(R)の立ち上がりに同期して生成すると、Vの負
方向パルスはフォトカプラ222がSD(R)が”0”
の時にはONとなって短絡され、”1”の時にはOFF
となって開放される。この時、フォトカプラ222の短
絡時には親局200のフォトカプラ204のLEDに電
流が流れてON状態となり、開放時にはOFF状態とな
る。そして、RD(M)はフォトカプラ203がOFF
時には抵抗205を介して5Vにつながっているた
め、”1”となり、ON時には0Vにつながるため”
0”となる。従って、RD(M)は図2のRD(M)の
波形となり、CLK(R)の立ち下がりに同期して内部
回路212に取り込まれる。
作について説明する。まず、親局は子局に対してSD
(M)を常に”1”としておく。この場合、Vの波形は
図2のV’の波形の点線のように正負に交互に振る波形
となる。この信号の正方向パルスは前記のように電源用
のDC5Vと同期用クロックのCLK(R)を発生させ
る。他方、子局から親局への送信データSD(R)をC
RK(R)の立ち上がりに同期して生成すると、Vの負
方向パルスはフォトカプラ222がSD(R)が”0”
の時にはONとなって短絡され、”1”の時にはOFF
となって開放される。この時、フォトカプラ222の短
絡時には親局200のフォトカプラ204のLEDに電
流が流れてON状態となり、開放時にはOFF状態とな
る。そして、RD(M)はフォトカプラ203がOFF
時には抵抗205を介して5Vにつながっているた
め、”1”となり、ON時には0Vにつながるため”
0”となる。従って、RD(M)は図2のRD(M)の
波形となり、CLK(R)の立ち下がりに同期して内部
回路212に取り込まれる。
【0018】実施例2.次に、この発明の実施例2を図
3、図4を用いて説明する。図3はこの発明の実施例2
に係る通信装置の回路構成を示す図であり、図4はその
動作説明図である。
3、図4を用いて説明する。図3はこの発明の実施例2
に係る通信装置の回路構成を示す図であり、図4はその
動作説明図である。
【0019】図3,4において、300は親局、320
は子局であり、親局300と子局320は伝送路104
にて接続されている。親局300は3つの巻線からなる
トランス301、その駆動用トランジスタ302、信号
反転用インバータ313、受信信号から負方向パルスの
みを取り出すダイオード304、その取り出した信号を
クランプするツェナーダイオード307,308、その
ツェナーダイオード308を短絡させるトランジスタ3
05、受信信号を取り出すバッファ311にて構成され
ている。子局320は3つの巻線からなるトランス32
1、そのトランスから正方向パルスを取り出すダイオー
ド322,326、その正方向パルスを平滑し5Vを取
り出す平滑安定化回路338、また正方向パルスからク
ロックを取り出すディレイ回路327、受信した信号の
負方向パルスを取り出すダイオード328、その負方向
パルスをクランプさせるツェナーダイオード331,3
32、そのツェナーダイオード332を短絡させるトラ
ンジスタ329、信号反転用インバータ339、受信信
号を取り出すバッファ335から構成されている。
は子局であり、親局300と子局320は伝送路104
にて接続されている。親局300は3つの巻線からなる
トランス301、その駆動用トランジスタ302、信号
反転用インバータ313、受信信号から負方向パルスの
みを取り出すダイオード304、その取り出した信号を
クランプするツェナーダイオード307,308、その
ツェナーダイオード308を短絡させるトランジスタ3
05、受信信号を取り出すバッファ311にて構成され
ている。子局320は3つの巻線からなるトランス32
1、そのトランスから正方向パルスを取り出すダイオー
ド322,326、その正方向パルスを平滑し5Vを取
り出す平滑安定化回路338、また正方向パルスからク
ロックを取り出すディレイ回路327、受信した信号の
負方向パルスを取り出すダイオード328、その負方向
パルスをクランプさせるツェナーダイオード331,3
32、そのツェナーダイオード332を短絡させるトラ
ンジスタ329、信号反転用インバータ339、受信信
号を取り出すバッファ335から構成されている。
【0020】以下、図3と図4により、親局と子局間の
電力と信号のやり取りの動作について説明する。まず、
親局から子局へ電力と信号を送る場合について説明す
る。まず親局は送信信号SD(M)と基準クロックCL
K(M)を生成する。SD(M)はCLK(M)が”
0”の状態時に信号として送るようにしているため、C
LK(M)が”1”の状態時に切り替わりるようにす
る。CLK(M)に同期してトランス301の巻線Mp
1をトランジスタ302でON/OFFさせる。トラン
ジスタ302をONさせると巻線Mp1に正方向の電圧
が印加され、その電圧に比例した電圧が巻線Ms1に発
生し、子局に電力を供給する正方向パルスを図4のV0
に示すように伝送路104に生成する。また、トランジ
スタがOFFする時にはトランス301の逆起電力が負
方向に発生する。この逆起電力はトランス301の巻線
のインダクタ成分に電流が流れることによって蓄えられ
たエネルギーを開放するために発生するもので、ON時
の巻線に印加される電圧と時間の積と、OFF時の逆起
電力による電圧と逆起電力の発生する時間の積が等しく
なる。このため、逆起電力を高い電圧でクランプすれば
逆起電力の発生している時間は短くなり、低い電圧でク
ランプすれば逆起電力の発生している時間は長くなる。
トランジスタ302がOFFした時に巻線Mp1に発生
する逆起電力は、トランスの各巻線にはそれぞれの電圧
が巻線数に比例して発生するため、巻線Mf1にも巻線
比に対応した逆起電力が発生し、巻線Mf1に接続され
たツェナーダイオード307,308によってクランプ
される。このクランプ電圧を送信信号SD(M)が”
0”の時にはツェナーダイオード1本分とし、”1”の
時にはツェナーダイオード2本分の電圧となるようにS
D(M)信号でツェナーダイオード308を短絡させる
トランジスタ305をON/OFFさせる。これによ
り、図4のV0に示すように、負方向の電圧はSD
(M)が”0”の時には低い電圧で幅は長く、SD
(M)が”1”の時には”1”の時の電圧は2倍で幅は
半分となる。
電力と信号のやり取りの動作について説明する。まず、
親局から子局へ電力と信号を送る場合について説明す
る。まず親局は送信信号SD(M)と基準クロックCL
K(M)を生成する。SD(M)はCLK(M)が”
0”の状態時に信号として送るようにしているため、C
LK(M)が”1”の状態時に切り替わりるようにす
る。CLK(M)に同期してトランス301の巻線Mp
1をトランジスタ302でON/OFFさせる。トラン
ジスタ302をONさせると巻線Mp1に正方向の電圧
が印加され、その電圧に比例した電圧が巻線Ms1に発
生し、子局に電力を供給する正方向パルスを図4のV0
に示すように伝送路104に生成する。また、トランジ
スタがOFFする時にはトランス301の逆起電力が負
方向に発生する。この逆起電力はトランス301の巻線
のインダクタ成分に電流が流れることによって蓄えられ
たエネルギーを開放するために発生するもので、ON時
の巻線に印加される電圧と時間の積と、OFF時の逆起
電力による電圧と逆起電力の発生する時間の積が等しく
なる。このため、逆起電力を高い電圧でクランプすれば
逆起電力の発生している時間は短くなり、低い電圧でク
ランプすれば逆起電力の発生している時間は長くなる。
トランジスタ302がOFFした時に巻線Mp1に発生
する逆起電力は、トランスの各巻線にはそれぞれの電圧
が巻線数に比例して発生するため、巻線Mf1にも巻線
比に対応した逆起電力が発生し、巻線Mf1に接続され
たツェナーダイオード307,308によってクランプ
される。このクランプ電圧を送信信号SD(M)が”
0”の時にはツェナーダイオード1本分とし、”1”の
時にはツェナーダイオード2本分の電圧となるようにS
D(M)信号でツェナーダイオード308を短絡させる
トランジスタ305をON/OFFさせる。これによ
り、図4のV0に示すように、負方向の電圧はSD
(M)が”0”の時には低い電圧で幅は長く、SD
(M)が”1”の時には”1”の時の電圧は2倍で幅は
半分となる。
【0021】この信号Vを子局320は受けて、次のよ
うな動作をする。信号V0の正方向パルスはトランス3
21の巻線Ms2からダイオード322を通して平滑安
定化回路338でDC5V電源となる。この電源により
子局320の内部回路を動作させる。また、信号V0の
正方向パルスはトランス321の巻線Ms2からダイオ
ード326を通してディレイ回路327を通して図4の
RD(R)に示す受信基準クロックCLK(R)とな
る。信号V0の負方向パルスはトランス321の巻線M
f2からダイオード328を通して抵抗333,334
に図4のV2に示すように電圧V2が印加される。その
V2を分圧して電圧を下げてバッファ335を介して受
信信号RD(R)をCLK(R)の立ち下がりに同期し
て内部回路336に取り込む。これにより、子局は親局
の送信データSD(M)をRD(R)として内部に取り
込む。
うな動作をする。信号V0の正方向パルスはトランス3
21の巻線Ms2からダイオード322を通して平滑安
定化回路338でDC5V電源となる。この電源により
子局320の内部回路を動作させる。また、信号V0の
正方向パルスはトランス321の巻線Ms2からダイオ
ード326を通してディレイ回路327を通して図4の
RD(R)に示す受信基準クロックCLK(R)とな
る。信号V0の負方向パルスはトランス321の巻線M
f2からダイオード328を通して抵抗333,334
に図4のV2に示すように電圧V2が印加される。その
V2を分圧して電圧を下げてバッファ335を介して受
信信号RD(R)をCLK(R)の立ち下がりに同期し
て内部回路336に取り込む。これにより、子局は親局
の送信データSD(M)をRD(R)として内部に取り
込む。
【0022】次に、子局から親局への信号のやり取りの
動作について説明する。まず、親局はSD(M)を常
に”1”としておく。この時伝送路に発生する電圧V0
の負方向パルスは親局300のトランス301の巻線M
f1でクランプする電圧がツェナーダイオード2本分と
なるため図4のV0’の点線に示すように高い電圧で幅
は狭くなる。しかし、この負方向パルスは子局320の
トランス321の巻線Mf2においてダイオード328
を通してツェナーダイオード331,332の両端に印
加されており、ここで、SD(R)が”0”の時にはツ
ェナーダイオード1本分の電圧でクランプされ、”1”
の時にはツェナーダイオード2本分の電圧でクランプさ
れる。このため、図4のV0’の実線に示すように負方
向パルスはSD(R)が”0”の時には低い電圧で幅が
広くなる。この電圧V0’は親局300のトランス30
1の巻線Mf1に同じ波形で出力されるので、負方向成
分は図4のV1の波形となり、抵抗分圧された後バッフ
ァ331を介して受信信号RD(M)が親局300の内
部回路312に取り込まれる。
動作について説明する。まず、親局はSD(M)を常
に”1”としておく。この時伝送路に発生する電圧V0
の負方向パルスは親局300のトランス301の巻線M
f1でクランプする電圧がツェナーダイオード2本分と
なるため図4のV0’の点線に示すように高い電圧で幅
は狭くなる。しかし、この負方向パルスは子局320の
トランス321の巻線Mf2においてダイオード328
を通してツェナーダイオード331,332の両端に印
加されており、ここで、SD(R)が”0”の時にはツ
ェナーダイオード1本分の電圧でクランプされ、”1”
の時にはツェナーダイオード2本分の電圧でクランプさ
れる。このため、図4のV0’の実線に示すように負方
向パルスはSD(R)が”0”の時には低い電圧で幅が
広くなる。この電圧V0’は親局300のトランス30
1の巻線Mf1に同じ波形で出力されるので、負方向成
分は図4のV1の波形となり、抵抗分圧された後バッフ
ァ331を介して受信信号RD(M)が親局300の内
部回路312に取り込まれる。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に示すような効果を奏する。
されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0024】電源供給と信号伝送とを同一のケーブルで
行うようにしたので、子局への外部電源供給が不要とな
り、親局と子局とのケーブル接続が簡単になる、といっ
た効果を奏する。また、電源パルスと信号パルスとを交
互に送るようにしたため、電源パルスが途切れることな
く、子局の電源部のコンデンサを小さくすることができ
る、といった効果もある。
行うようにしたので、子局への外部電源供給が不要とな
り、親局と子局とのケーブル接続が簡単になる、といっ
た効果を奏する。また、電源パルスと信号パルスとを交
互に送るようにしたため、電源パルスが途切れることな
く、子局の電源部のコンデンサを小さくすることができ
る、といった効果もある。
【0025】また、電源供給用のパルスを同期クロック
としたので、非同期方式のものと比較して内部回路が簡
単な構造となる、といった効果を奏する。
としたので、非同期方式のものと比較して内部回路が簡
単な構造となる、といった効果を奏する。
【0026】また、通信線と内部回路との間を絶縁した
ので、通信線に乗るノイズに対する耐量が大きくなる、
といった効果を奏する。
ので、通信線に乗るノイズに対する耐量が大きくなる、
といった効果を奏する。
【0027】さらに、トランスの逆起電力を信号生成に
利用したので、トランスのリセット回路が不要となり、
また、信号生成用の電源が不要となる、といった効果を
奏する。
利用したので、トランスのリセット回路が不要となり、
また、信号生成用の電源が不要となる、といった効果を
奏する。
【図1】 この発明の実施例1に係る通信装置の回路構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】 この発明の実施例1に係る通信装置の動作説
明図である。
明図である。
【図3】 この発明の実施例2に係る通信装置の回路構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図4】 この発明の実施例2に係る通信装置の動作説
明図である。
明図である。
【図5】 従来の通信装置の概略ブロック図である。
104 伝送路、200,300 親局、201,20
2,203,221,222 フォトカプラ、213,
237,312,336 内部回路、220,320
子局、227,301,321 トランス。
2,203,221,222 フォトカプラ、213,
237,312,336 内部回路、220,320
子局、227,301,321 トランス。
Claims (4)
- 【請求項1】 1対のケーブルを媒体とする親局と子局
とからなる通信装置において、第1の方向のパルスで親
局から子局への電力を送出し、第2の方向のパルスで親
局と子局との間のデータの交信を行うことを特徴とする
通信装置。 - 【請求項2】 第1の方向のパルスを子局における第2
の方向のパルス信号の同期クロックとすることを特徴と
する請求項1に記載の通信装置。 - 【請求項3】 通信線と通信機内部回路間を絶縁するこ
とを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 【請求項4】 通信線と通信機内部回路間との絶縁をト
ランスで絶縁するとともに、このトランスの起電力で信
号を生成し、データの交信を行うことを特徴とする請求
項3に記載の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3370095A JPH08228174A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3370095A JPH08228174A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08228174A true JPH08228174A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12393702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3370095A Pending JPH08228174A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08228174A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000252886A (ja) * | 1999-03-02 | 2000-09-14 | Fujitsu Ltd | 伝送路インタフェース・モジュール及び伝送システム |
JP5120579B1 (ja) * | 2012-03-02 | 2013-01-16 | 勝也 小谷 | 直流電力供給を伴う信号伝送装置 |
-
1995
- 1995-02-22 JP JP3370095A patent/JPH08228174A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000252886A (ja) * | 1999-03-02 | 2000-09-14 | Fujitsu Ltd | 伝送路インタフェース・モジュール及び伝送システム |
JP5120579B1 (ja) * | 2012-03-02 | 2013-01-16 | 勝也 小谷 | 直流電力供給を伴う信号伝送装置 |
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