JP2787905B2 - 送信出力制御方式 - Google Patents

送信出力制御方式

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JP2787905B2
JP2787905B2 JP7245692A JP24569295A JP2787905B2 JP 2787905 B2 JP2787905 B2 JP 2787905B2 JP 7245692 A JP7245692 A JP 7245692A JP 24569295 A JP24569295 A JP 24569295A JP 2787905 B2 JP2787905 B2 JP 2787905B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波通信の
送信出力制御方式に関し、特にダイバーシティ受信機の
位相補償誤動作による合成信号のレベル低下に対応する
送信出力制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の送信出力制御方式は、図
3に示すように、アンテナ1からの受信信号のレベルと
アンテナ4からの受信信号のレベルをそれぞれ検出する
ダイバーシティ受信機において、どちらか受信信号レベ
ルの高い方のレベル情報だけにより対向局の送信機17
の出力レベルを制御していた。
【0003】すなわち、アンテナ1からの受信信号のレ
ベルは、合成器7の入力前でレベル検出器11により検
出され、アンテナ4からの受信信号のレベルは、合成器
7の入力前でレベル検出器12により検出される。アラ
ーム検出器19で、どちらか信号レベルの高い方のレベ
ル情報だけを選択し、それが回線品質を劣化させるレベ
ル以下ならばレベル低下の情報信号をATPC回路15
へ出力する。ATPC回路15からの送信出力制御信号
は、アンテナ1(またはアンテナ4)から対向局へ送ら
れ、送信機17の送信出力を制御していた。
【0004】また、位相検波器9は、分波器3,6の出
力信号の各々の位相差を検出し、その位相差を補償する
よう移相器10の位相を制御し、合成器7の出力が同相
合成となるよう制御していた。また、以上の従来技術
は、例えば、特開昭56−103555号公報に記載が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の送信出力制
御方式では、2つの受信信号のどちらかレベルの高い方
のレベル情報だけで対向局の送信機の出力レベルを制御
しているため、例えば、移相器10の位相補償誤動作に
よる合成信号のレベル低下の場合には、送信出力を上げ
る動作を行わないため、回線品質が劣化してしまうとい
う問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の送信出力制御方
式では、2つの受信信号の合成前のレベルをそれぞれ検
出するレベル検出器と、合成後のレベルを検出するレベ
ル検出器と、その検出されたレベル情報により2つの受
信信号のどちらかレベルの高い方のレベル低下および位
相補償誤動作を検出し、ATPC回路に制御信号を送る
アラーム検出器とを設けている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明について図面を参照して説
明する。
【0008】本発明は、図1に示すように、アンテナ1
からの受信信号を受信処理する受信機2と、受信機2の
出力信号を分波する分波器3と、アンテナ4からの受信
信号を受信処理する受信機5と、受信機5の出力信号を
分波する分波器6と、分波器3と分波器6のそれぞれ一
方の出力信号を合成し、出力端8へ出力する合成器7
と、分波器3と分波器6のそれぞれもう一方の出力信号
が入力し、その2つの信号のあいだでの位相のずれを検
出し、その位相のずれの情報を制御信号として出力する
位相検波器9と、位相検波器9からの制御信号にもとづ
き分波器6へ入力される信号の位相を制御する移相器1
0と、合成器7の2つの入力信号のレベルをそれぞれ検
出し、そのレベル情報を出力するレベル検出器11,1
2と、合成器7の出力レベルを検出し、そのレベル情報
を出力するレベル検出器13と、レベル検出器11,1
2,13からのレベル情報信号により、2つの受信信号
のどちらかレベルの高い方のレベル低下および位相補償
誤動作を検出し、その検出結果に応じて制御信号を出力
するアラーム検出器14と、アラーム検出器14からの
制御信号により自動送信出力制御(ATPC)情報を出
力する自動送信出力制御(ATPC)回路15と、入力
端16からの変調信号を送信処理し、受信側から送信側
への伝送路で対向局に送られたATPC回路15からの
ATPC情報により送信出力を制御される対向局の送信
機17と、送信機17からの出力信号を送信する対向局
のアンテナ18とを有する。
【0009】次に本図における動作について説明する。
【0010】レベル検出器11で検出されたレベルをL
a 、レベル検出器12で検出されたレベルをLb 、レベ
ル検出器13で検出されたレベルをLs とする。
【0011】まず、La とLb とを比較する。アラーム
検出器14では、どちらかレベルの高い方が選ばれる。
高い方のレベルが回線品質を劣化させるレベルLD 以下
である場合は、その受信信号のレベル低下を検出して得
られるレベル低下情報信号がATPC回路15に出力さ
れ、対向局の送信出力を上げ受信信号のレベル低下を補
償する。
【0012】次に、La 又はLb のうち高い方のレベル
がLD より高い場合、La とLb とのベクトル電圧和L
csとLs とを比較する。Ls がLcsより低い場合に位相
補償誤動作が発生したと判別し、さらに、Ls がLD
下である場合に、以降補償誤動作によるレベル低下を検
出する。検出結果のレベル低下情報信号はATPC回路
15に出力され、対向局の送信出力を上げる。
【0013】以上示した動作は、図2に示されるフロー
チャートに記載されている。
【0014】位相補償誤動作によるレベル低下に対して
対向局の送信出力を上げることで、ノイズレベルLn
の比(S/N比)が改善され、回線品質の劣化を回避で
きることをLa ,Lb のベクトル図である図3を用いて
具体的に説明する。
【0015】いま、|La |=|Lb |=0.5とする
と、|Lcs|=1となる。完全に逆相合成ならば、|L
s |=0となる。図3は、La とLb の位相差がθ1
θ2の2通りの中間状態を示している。例えば、LD
0.4、Ln を0.1とすると、回線品質を劣化させる
限界でのS/N比はLD /Ln =4.0となるため、合
成後のS/N比=Ls /Ln が4.0以上となれば回線
品質を劣化させることはない。
【0016】位相差がθ1 =30°のとき、Ls は、 Ls =((La +Lb cosθ1 2 +(Lb sinθ1 2 1/2 =((0.5+0.5×cos30°)2 +(0.5×sin30°)2 1/2 =0.966 S/N比=Ls /Ln =9.66>4.0 となり、対向局の送信出力を上げる必要はない。
【0017】位相差がθ2 =135°のとき、Ls は、 Ls =((La −Lb cos(180°−θ2 ))2 +(Lb sin(180°−θ2 ))2 1/2 =((0.5−0.5×cos45°)2 +(0.5×sin45°)2 1/2 =0.383 S/N比=Ls /Ln =3.83 となり、回線品質は劣化している。そこで対向局の送信
出力を例えばΔLs =0.217だけ増加させる。この
場合、Ls =0.383+0.217=0.6となる。
【0018】この結果、 S/N比=6.0 となり、回線品質の劣化は回避される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による送信
出力制御方式は、受信信号の合成前のレベルと合成後の
レベルを検出し、その検出されたレベル情報により位相
補償誤動作が原因のレベル低下を検出できるため、回線
品質の劣化を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例における制御動作を示すフローチャー
トである。
【図3】本実施例におけるダイバーシティ合成を説明す
る図である。
【図4】従来の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 アンテナ 2 受信機 3 分波器 4 アンテナ 5 受信機 6 分波器 7 合成器 8 出力端 9 位相検波器 10 移相器 11 レベル検出器 12 レベル検出器 13 レベル検出器 14 アラーム検出器 15 ATPC回路 16 入力端 17 送信機 18 アンテナ 19 アラーム検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/02 - 1/04 H04B 1/60 H04B 3/46 - 3/48 H04B 7/00 H04B 7/02 - 7/12 H04B 17/00 - 17/02 H04L 1/02 - 1/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2の受信機出力より同相合成出
    力を得るダイバーシティ受信機と、 前記ダイバーシティ受信機の受信レベルを補償するため
    対向する送信局の送信出力を制御する送信電力制御部と
    を有する送信出力制御方式において、 前記第1、第2の受信機の受信信号レベルを検出する第
    1、第2のレベル検出器と、 前記同相合成出力の受信レベルを検出する第3のレベル
    検出器と、 前記第1、第2、第3のレベル検出器の出力を入力し、
    位相補償誤動作を検出して前記送信電力制御部へ出力す
    るアラーム検出器とを有することを特徴とする送信出力
    制御方式。
  2. 【請求項2】 第1のアンテナからの受信信号を受ける
    第1の受信機と、 前記第1の受信機の出力信号を分波する第1の分波器
    と、 第2のアンテナからの受信信号を受ける第2の受信機
    と、 前記第2の受信機の出力信号を分波する第2の分波器
    と、 前記第1の分波器と第2の分波器のそれぞれ一方の出力
    信号を合成し、出力端へ出力する合成器と、 前記第1の分波器と前記第2の分波器の出力信号の位相
    差を検出し、前記位相差を出力する位相検波器と、 前記位相検波器からの制御信号にもとづき前記第2の分
    波器へ入力される信号の位相を制御する移相器と、 前記合成器の2つの入力信号のレベルをそれぞれ検出
    し、そのレベル情報を出力する第1、第2のレベル検出
    器と、合成器の出力レベルを検出し、そのレベル情報を
    出力する第3のレベル検出器と、 前記第1、第2、第3のレベル検出器からのレベル情報
    信号により、2つの受信信号のどちらかレベルの高い方
    が回線品質を劣化させるレベル(LD )よりも低下した
    ことおよび位相補償誤動作を検出し、その検出結果に応
    じて制御信号を出力するアラーム検出器と、 前記アラーム検出器からの制御信号により自動送信出力
    制御情報を出力する自動送信出力制御回路と、 入力端からの変調信号を送信処理し、前記自動送信出力
    制御回路により送信出力を制御される対向局の送信機
    と、 前記送信機からの出力信号を送信する第3のアンテナと
    から構成されることを特徴とする送信出力制御方式。
  3. 【請求項3】 前記位相補償誤動作の検出は、前記第
    1、第2のレベル検出器の出力のうちどちらかレベルの
    高い方が前記LD よりも高い場合に、前記第3のレベル
    検出器の出力が前記第1、第2のレベル検出器の出力の
    電圧和及び前記LD よりも低い場合を検出することであ
    ることを特徴とする請求項1、2記載の送信出力制御方
    式。
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