JP2787834B2 - 内視鏡用保護装置 - Google Patents

内視鏡用保護装置

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JP2787834B2
JP2787834B2 JP2061203A JP6120390A JP2787834B2 JP 2787834 B2 JP2787834 B2 JP 2787834B2 JP 2061203 A JP2061203 A JP 2061203A JP 6120390 A JP6120390 A JP 6120390A JP 2787834 B2 JP2787834 B2 JP 2787834B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、内視鏡の挿入部および先端構成部が体液
等によって汚染されるのを防止するための内視鏡用保護
装置に関する。
[従来の技術] 従来、人体内の観察等に用いられる内視鏡において
は、人体内に挿入される先端構成部および挿入部に体液
等が付着するのを防止するために、保護装置が用いられ
ている。そのような保護装置としては、例えば第11図に
示すものがある。第11図に示す保護装置は、内視鏡の挿
入部1および先端構成部2を底部3aを有する透明な保護
チューブ3に挿入するようにしたものであり、保護チュ
ーブ3は締結バンド4によって先端構成部2に固定され
ている。なお、符号5は照明光用窓であり、符号6は観
察用窓である。
このような保護装置によれば、内視鏡の先端構成部2
および挿入部1に体液が付着するのを保護チューブ3に
よって防止することができる。しかも、内視鏡の使用後
は保護チューブ3を取り外し、新たな保護チューブと交
換することにより、挿入部1および先端構成部3を洗浄
する手間を省くことができる。
ところが、そのような保護チューブ3を用いた保護装
置においては、ハレーションが発生するため、観察が非
常に行いにくくなるという問題があった。
そこで、ハレーションの発生要因を追求したところ、
次の2つの要因があることが判明した。
1つの要因は、照明光用窓5から出射された照明光が
保護チューブ3の底部3aの内面3bで反射して観察用窓6
に入射することによってハレーションを発生させるもの
であり、他の1つの要因は、照明光用窓5から出射され
た照明光が一旦保護チューブ3の内部に入射し、底部3a
の内面3bと外面3cとの間を反射して観察用窓6に入射す
ることによってハレーションを発生させるものである。
前者の要因は、従来から周知であり、そのような点に
対処するために第11図に示す保護装置においては、照明
光用窓5と観察用窓6との間に突出部7を形成している
(実公昭63−33209号公報参照)。このような突出部7
を形成すると、第12図に示すように、底部3aの内面3bで
反射して観察用窓6へ向かう照明光は、突出部7によっ
て遮られる。したがって、保護チューブ3の内面3bで反
射した照明光によるハレーションは防止することができ
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、後者の要因、すなわち照明光用窓5か
ら出射された照明光が保護チューブ3の内部に入り込
み、そして内面3bと外面3cとの間を反射して(以下、こ
のように反射する照明光を反射光という。)観察用窓6
に入射し、これによってハレーションが発生する点につ
いては、そのような要因があるという認識さえなされて
おらず、ましてそれに対する対策は全く施されていなか
った。例えば、第12図に示すように、反射光は突出部7
によって遮られることが全くない。このため、従来の保
護装置では反射光によるハレーションを防止することが
できなかったのである。
この発明は、上記の追求に基づいてなされたものであ
り、照明光が保護チューブの内面と外面との間を反射し
て観察用窓に入射するのを防止し、そのような反射光に
よるハレーションを解消することができる内視鏡用保護
装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記の目的を達成するために、底部を有
する保護チューブに、照明光用窓および観察用窓が隣接
して形成された先端構成部とこの先端構成部に続く挿入
部とが挿入されてなる内視鏡用保護装置において、前記
保護チューブの前記照明光用窓と前記観察用窓との間に
位置する表面に、前記保護チューブの内部を伝わる光を
吸収または散乱する減光部を設けたことを特徴とするも
のである。
上記構成において、光の減光部は、保護チューブの表
面を印刷または塗料の塗布等によって暗色に着色した
り、あるいは保護チューブの表面に暗色の表面を有する
減光部材を固着することにより、また保護チューブの表
面を粗面とすることによって形成することができる。
なお、保護チューブ表面とは、保護チューブの内面お
よび/または外面をいうものである。
[作用] 照明光用窓から出射された照明光のうち、保護チュー
ブの内部に入り込んでその表面を反射しながら観察用窓
へ向かう反射光は、その大部分が減光部によって吸収ま
たは散乱される。したがって、反射光のうちの極く一部
のものしか観察用窓に達することがない。
[実施例] 以下、この発明の実施例について第1図ないし第10図
を参照して説明する。
第1図ないし第3図はこの発明の一実施例を示すもの
である。これらの図において、符号11は挿入部である。
この挿入部11は、柔軟性を有する筒状に形成されてお
り、その基端部が操作基体(図示せず)に取り付けられ
ている。一方、挿入部11の先端部には、先端構成部12が
取り付けられている。なお、挿入部11としては、硬質の
ものが用いられることもある。
先端構成部12には、その先端面13に開口する照明光用
窓14と観察用窓15とが互いに離間してそれぞれ形成され
ている。
照明光用窓14は、光ファイバの束からなるライトガイ
ド16を介して光源装置(図示せず)に接続されており、
光源装置からライトガイド16を介して供給された照明光
が照明光用窓14から前方へ照射されるようになってい
る。なお、符号17はライドガイド16を保護するためのカ
バーガラスである。このカバーガラス17については、そ
れに代えて集光または拡散用レンズが用いられることも
あり、省略されることもある。
上記観察用窓15は、対物レンズ18,19および光ファイ
バの束からなるイメージガイド20を介して操作基体に設
けられた接眼部(図示せず)に光学的に接続されてお
り、観察用窓15から入射した像を接眼部で観察すること
ができるようになっている。なお、符号21は対物レンズ
18を保護するためのカバーガラスである。このカバーガ
ラス21についても省略されることがある。
上記の挿入部11および先端構成部12は、保護チューブ
22の内部に挿入されている。保護チューブ22は、柔軟性
を有する透明な樹脂からなるものであり、筒部23とこの
筒部23の一端部を閉塞する底部24とを備えている。筒部
23は、この場合、内径が挿入部11および先端構成部12の
外径より若干大径に形成され、またその肉厚が0.1mmも
しくはそれ以下の薄肉に形成されているが、筒部23を伸
縮性を有するもので形成すれば、挿入部11および先端構
成部12より大径にする必要はない。また、厚さも0.1mm
以上のものでもよい。
このように構成された筒部23の内部には、先端構成部
12の先端面13が底部24に突き当たるまで先端構成部12お
よび挿入部11が挿入されており、挿入後、筒部23の開口
側端部が挿入部11の基端部または操作基体に締結バンド
(図示せず)等によって固定されている。勿論、前述し
た従来例のように筒部23の底部24側の端部を締結バンド
によって先端構成部12の外周面に固定するようにしても
よい。
一方、底部24の内面24aには、底部24の一側から照明
光用窓14と観察用窓15との間を通って他側まで延びる減
光部25が形成されている。この減光部25は、印刷によっ
て内面24aを着色することによって形成されたものであ
り、黒色等の暗色に着色されている。
上記のように構成された内視鏡用保護装置において
は、照明光用窓14から出射された照明光の一部が保護チ
ューブ22の底部24内に入射し、底部24の内面24aと外面2
4bとの間を反射しながら観察用窓15へ向かう。しかる
に、照明光用窓14と観察用窓15との間には減光部25があ
り、反射光は観察用窓14に達する前に減光部25に入射す
る。減光部25は、黒色等の暗色に着色されたものである
ため、反射光の大部分はこの減光部25において吸収され
る。したがって、反射光のうちの極く一部の光しか観察
用窓15に達することがない。よって、反射光によるハレ
ーションを防止することができる。
なお、この発明を前述した公報に記載のものと併用す
ることにより、ハレーションをより一層確実に十分に解
消することができる。
次に、この発明の他の実施例について説明する。な
お、上記実施例と同様な構成部分には同一符号を付して
その説明を省略する。また、以下の実施例においても上
記実施例と同様な効果が得られるのは勿論である。
第4図に示す保護装置は、保護チューブ22の底部24の
内面24aに、内面24aの一側から照明光用窓14と観察用窓
15との間を通って他側まで延びる凹部26を形成し、この
凹部26に黒色の表面を有するシート状の薄い減光部材27
を嵌め込んで固着したものであり、減光部材27と凹部26
の底面とは密に接触せしめられている。なお、減光部材
27については、その全体を黒色にしてもよいが、少なく
とも凹部26の底面と接する表面を黒色にしておけばよ
い。
第5図に示す保護装置は、保護チューブ22の底部24の
内面24aに、黒色の表面を有する比較的厚い板状の減光
部材28を固着する一方、先端構成部12の先端面13に照明
光用窓14と観察用窓15との間を通る凹部29を形成し、こ
の凹部29に減光部材28を挿入するようにしたものであ
る。
この保護装置においては、減光部材28によって反射光
を吸収することができるのみならず、内面24aと先端構
成部分12の先端面13との間を反射して観察用窓15へ向か
う照明光を減光部材28によって遮ることができる。した
がって、ハレーションをより一層確実に防止することが
できる。
第6図に示す保護装置は、第1図ないし第3図に示す
実施例と同様な構成の減光部30を、観察用窓15を囲むよ
うに形成したものである。
第7図に示す保護装置は、観察用窓15が先端構成部12
の先端面中央部に形成され、照明光用窓14が観察用窓15
を囲むように形成されたことに対応して、底部24の内面
24aで、観察用窓15と照明光用窓14との間のリング状の
部分に対向する箇所に減光部31を形成したものである。
また、第8図に示す保護装置は、この発明を側視用の
内視鏡に適用したものであり、この内視鏡においては、
先端構成部1の側面に照明光用窓14と観察用窓15とが先
端構成部1の長手方向に離間して形成されている。そし
て、照明光用窓14と観察用窓15との間の部分に対向する
保護チューブ22の筒部23の内面23aには、上記減光部25
と同様に構成された減光部32が形成されている。
さらに、第9図および第10図に示す保護装置は、第8
図に示すものと同様、側視用内視鏡に適用したものであ
るが、この実施例においては照明光用窓14と観察用窓15
とが先端構成部12の幅方向に離間して形成されている。
勿論、それらの間の部分に対向する保護チューブ22の筒
部23の内面23aには、減光部33が形成されている。
なお、上記の各実施例においては、保護チューブ22の
内面23a,24aを直接黒色に着色したり、あるいは黒色の
減光部材27,28を固着し、これによって反射光を吸収す
るようにしているが、反射光を散乱させるようにしても
よい。反射光を散乱させるためには、上記各実施例にお
いて減光部または減光部材が設けられた内面23a,24aを
梨地状の粗面、具体的にはすりガラスの表面のようにす
ればよい。このような粗面にすると、反射光が各方向へ
散乱される結果、反射光のうちの観察用窓15へ向かう光
は極く一部になる。したがって、ハレーションを防止す
ることができる。このような粗面とすることと、減光部
の形成とを同時に施せば、つまり粗面を暗色に着色すれ
ば、ハレーションをより一層確実に防止することができ
る。
また、上記の各実施例においては、保護チューブ22の
内面23a,24aに減光部を形成しているが、それに代えて
減光部が形成された内面23a,24aと対向する外面23b,24b
に減光部を形成してもよく、あるいは両者に形成しても
よい。
さらに、上記の各実施例においては、内視鏡に鉗子チ
ャンネルが形成されていないが、鉗子チャンネル、その
他の付属物を形成してもよいことは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の内視鏡用保護装置に
よれば、保護チューブの照明光用窓と観察用窓との間に
位置する表面に光を吸収または散乱する減光部を設けた
ものであるから、保護チューブの内面と外面との間を反
射して観察用窓へ向かう反射光の大部分を吸収または散
乱することができる。したがって、ハレーションの発生
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の一実施例を示すもの
で、第1図はその要部を示す縦断側面図、第2図は保護
チューブの底部を内面側から見た断面図、第3図は第1
図の要部を示す拡大図、第4図、第5図はそれぞれこの
発明の他の実施例を示す第3図と同様の図、第6図、第
7図はこの発明のさらに他の実施例を示す第2図と同様
の図、第8図はこの発明を側視用の内視鏡に適用した実
施例の要部を示す縦断側面図、第9図および第10図はこ
の発明を側視用の内視鏡に適用した他の実施例を示すも
ので、第9図はその要部を示す縦断側面図、第10図は第
9図のX−X矢視断面図、第11図および第12図は従来の
保護装置の一例を示すもので、第11図はその要部を示す
縦断側面図、第12図は第3図と同様の図である。 11……挿入部、12……先端構成部、14……照明光用窓、
15……観察用窓、22……保護チューブ、23a,24a……内
面(表面)、23b,24b……外面(表面)、25,30,31,32,3
3……減光部、28,29……減光部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部を有する保護チューブに、照明光用窓
    および観察用窓が隣接して形成された先端構成部とこの
    先端構成部に続く挿入部とが挿入されてなる内視鏡用保
    護装置において、前記保護チューブの前記照明光用窓と
    前記観察用窓との間に位置する表面に、前記保護チュー
    ブの内部を伝わる光を吸収または散乱する減光部を設け
    たことを特徴とする内視鏡用保護装置。
JP2061203A 1990-03-14 1990-03-14 内視鏡用保護装置 Expired - Lifetime JP2787834B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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