JP2787471B2 - 内視鏡用シース装置 - Google Patents
内視鏡用シース装置Info
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/12—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with cooling or rinsing arrangements
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- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00142—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with means for preventing contamination, e.g. by using a sanitary sheath
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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- A61B1/012—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor characterised by internal passages or accessories therefor
- A61B1/018—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor characterised by internal passages or accessories therefor for receiving instruments
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、内視鏡を介して患者から患者への感染が発
生することを防止するために、検査時に内視鏡の挿入管
に被覆して、使用後は取り外して廃棄することのできる
ようにした内視鏡用シース装置に関し、特に、シースを
空気で膨らませた状態で内視鏡の挿入管を挿脱するよう
にした内視鏡用シース装置に関する。
生することを防止するために、検査時に内視鏡の挿入管
に被覆して、使用後は取り外して廃棄することのできる
ようにした内視鏡用シース装置に関し、特に、シースを
空気で膨らませた状態で内視鏡の挿入管を挿脱するよう
にした内視鏡用シース装置に関する。
このような内視鏡用シース装置には、内視鏡の挿入管
を挿脱することのできる最適な膨らみを得、かつシース
の膨らみすぎによる破裂を防止するためにシースカバー
が設けられている。このシースカバーは、内視鏡検査を
行って汚染されたシースを体腔内から引き出した際に、
シースを外部環境から隔離するためにもなるものであ
る。
を挿脱することのできる最適な膨らみを得、かつシース
の膨らみすぎによる破裂を防止するためにシースカバー
が設けられている。このシースカバーは、内視鏡検査を
行って汚染されたシースを体腔内から引き出した際に、
シースを外部環境から隔離するためにもなるものであ
る。
［従来の技術］ 従来の内視鏡用シース装置においては、第5A図に示さ
れるように、シースカバー101は均一な内径を有するま
っすぐな筒状体で形成されており、シース102の外型が
シースカバー101の内径と同じになるまで、シース102を
膨らませるようになっていた。そして、外部の送気ポン
プに接続されている送気チューブを介して、シースを膨
らませるための空気がシース102内に送り込まれるよう
になっている。
れるように、シースカバー101は均一な内径を有するま
っすぐな筒状体で形成されており、シース102の外型が
シースカバー101の内径と同じになるまで、シース102を
膨らませるようになっていた。そして、外部の送気ポン
プに接続されている送気チューブを介して、シースを膨
らませるための空気がシース102内に送り込まれるよう
になっている。
［発明が解決しようとする課題］ 上述のような従来の内視鏡用シース装置においては、
シースカバー101が均一な内径に形成されていたので、
シースカバー101内でシース102を膨らませると、シース
102は径方向に膨らむとともに長軸方向にも伸び始め
る。そのため、シースカバー101に接する頃には、第5B
図に示されるように長軸方向に伸びたシース102の余分
な部分がシース102の先端側にめくれ上がり、しわにな
ってしまう。こうなってからシース内への送気を停止し
て、シース102内の空気を外部に逃がすにつれて、シー
ス102の径は縮小する。その結果、第5C図に示されるよ
うに、シース102がめくれ上がったままで内視鏡の挿入
管に被覆されてしまい、体腔内検査等への使用が不能に
なってしまう欠点があった。
シースカバー101が均一な内径に形成されていたので、
シースカバー101内でシース102を膨らませると、シース
102は径方向に膨らむとともに長軸方向にも伸び始め
る。そのため、シースカバー101に接する頃には、第5B
図に示されるように長軸方向に伸びたシース102の余分
な部分がシース102の先端側にめくれ上がり、しわにな
ってしまう。こうなってからシース内への送気を停止し
て、シース102内の空気を外部に逃がすにつれて、シー
ス102の径は縮小する。その結果、第5C図に示されるよ
うに、シース102がめくれ上がったままで内視鏡の挿入
管に被覆されてしまい、体腔内検査等への使用が不能に
なってしまう欠点があった。
また、使用するシース装置の種類などによって、シー
スを膨らませるのに必要な送気量や送気圧などが異な
り、これらに個々に正確に対応して送気圧力の調整を行
うことは非常に困難であった。そのため、送気圧力の調
整がうまくいかないと、空気を入れすぎてシースが破裂
してしまうことがあった。検査終了後のシースを取り外
す際にシースあるいはシースカバーが破裂してしまう
と、周囲に病原体などを撒き散らして、感染の危険性さ
えあった。
スを膨らませるのに必要な送気量や送気圧などが異な
り、これらに個々に正確に対応して送気圧力の調整を行
うことは非常に困難であった。そのため、送気圧力の調
整がうまくいかないと、空気を入れすぎてシースが破裂
してしまうことがあった。検査終了後のシースを取り外
す際にシースあるいはシースカバーが破裂してしまう
と、周囲に病原体などを撒き散らして、感染の危険性さ
えあった。
この発明は、そのような従来の欠点を解消し、シース
が異常な変形や破裂することなく、内視鏡の挿入管に良
好な状態でシースを挿脱することができる、内視鏡用シ
ース装置を提供することを目的とする。
が異常な変形や破裂することなく、内視鏡の挿入管に良
好な状態でシースを挿脱することができる、内視鏡用シ
ース装置を提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用シース
装置は、内部に送気することによって膨らみ、内視鏡の
挿入管に挿脱自在に被覆されるシースと、上記シースの
膨らみすぎを規制するために、上記シースとの間に間隔
をあけて上記シースを包囲する、筒状のシースカバーと
を有する内視鏡用シース装置において、上記シースを包
囲する所定位置に上記シースカバーをセットしたときに
上記シースの先端部分の周囲に位置する上記シースカバ
ーの筒状部分を、先細りのテーパ状に形成したことを特
徴とする。
装置は、内部に送気することによって膨らみ、内視鏡の
挿入管に挿脱自在に被覆されるシースと、上記シースの
膨らみすぎを規制するために、上記シースとの間に間隔
をあけて上記シースを包囲する、筒状のシースカバーと
を有する内視鏡用シース装置において、上記シースを包
囲する所定位置に上記シースカバーをセットしたときに
上記シースの先端部分の周囲に位置する上記シースカバ
ーの筒状部分を、先細りのテーパ状に形成したことを特
徴とする。
また、内部に送気することによって膨らみ、内視鏡の
挿入管に挿脱自在に被覆されるシースと、上記シースを
膨らませるために、上記シース内に送気をするための送
気路とを有する内視鏡用シース装置において、上向きに
大気に開口する通気孔と、その通気孔を上方から塞ぐよ
うに載せられたボール弁とを有する送気圧力調整手段を
上記送気路に設けたことを特徴とし、この場合には、上
記ボール弁を交換自在にし、或いは、ボール弁に加重を
かける交換自在な重りを設けてもよい。
挿入管に挿脱自在に被覆されるシースと、上記シースを
膨らませるために、上記シース内に送気をするための送
気路とを有する内視鏡用シース装置において、上向きに
大気に開口する通気孔と、その通気孔を上方から塞ぐよ
うに載せられたボール弁とを有する送気圧力調整手段を
上記送気路に設けたことを特徴とし、この場合には、上
記ボール弁を交換自在にし、或いは、ボール弁に加重を
かける交換自在な重りを設けてもよい。
［作用］ シースカバーにシースを挿入し、シース内に送気する
ことによって、シースをシースカバーに密着するまで膨
らませることができる。このとき、シースの先端部分
は、シースカバーのテーパ部に当接して、長軸方向への
伸びが順次押さえられて、軸方向へは伸び出さない。
ことによって、シースをシースカバーに密着するまで膨
らませることができる。このとき、シースの先端部分
は、シースカバーのテーパ部に当接して、長軸方向への
伸びが順次押さえられて、軸方向へは伸び出さない。
一方、送気圧力調整手段においては、送気圧力がボー
ル弁にかけられた加重より大きくなった場合、ボール弁
が浮き上がって通気孔が開放される。したがって、送気
圧力は加重により決まる一定圧力に保たれる。そして、
ボール弁を重さの異なるものに交換し、或いはボール弁
に加重をかける重りを交換したり、複数の重りを組合せ
ることによって、加重値をデジタル的に調整することが
できる。
ル弁にかけられた加重より大きくなった場合、ボール弁
が浮き上がって通気孔が開放される。したがって、送気
圧力は加重により決まる一定圧力に保たれる。そして、
ボール弁を重さの異なるものに交換し、或いはボール弁
に加重をかける重りを交換したり、複数の重りを組合せ
ることによって、加重値をデジタル的に調整することが
できる。
［実施例］ 図面を参照して実施例を説明する。
第２図は、実施例の外観図であり、第１図は、そのシ
ースカバー４内にシース２を挿入した状態の側面断面図
である。
ースカバー４内にシース２を挿入した状態の側面断面図
である。
図中、１は内視鏡の挿入管であり、８は観察窓、９は
照明窓である。
照明窓である。
シース２は、内視鏡の挿入管１に着脱自在に被覆され
て、挿入管１を外部環境から絶縁するためのものであ
る。このシース２は、筒状体21、チャンネル部22、先端
支持体23と口元支持体24によって構成されている。
て、挿入管１を外部環境から絶縁するためのものであ
る。このシース２は、筒状体21、チャンネル部22、先端
支持体23と口元支持体24によって構成されている。
筒状体21は、例えばシリコンゴムのように伸縮性のあ
る素材で薄肉円筒状に形成されており、その先端に、例
えば透明のスチロール樹脂等のような透明部材により形
成された先端支持体23が気密的に接続されている。筒状
体21の後端部分は、口元支持体24の先端部分にきつく接
合されて、筒状体21と口元支持体24とが気密的に接続さ
れている。
る素材で薄肉円筒状に形成されており、その先端に、例
えば透明のスチロール樹脂等のような透明部材により形
成された先端支持体23が気密的に接続されている。筒状
体21の後端部分は、口元支持体24の先端部分にきつく接
合されて、筒状体21と口元支持体24とが気密的に接続さ
れている。
チャンネル部22は、例えば四フッ化エチレン樹脂で形
成されており、鉗子チャンネルを兼ねる吸引チャンネル
22sと送気や送水を行うチャンネル（図示せず）が含ま
れている。
成されており、鉗子チャンネルを兼ねる吸引チャンネル
22sと送気や送水を行うチャンネル（図示せず）が含ま
れている。
チャンネル部22は、シース２内に全長にわたって挿入
されており、その後端側は口元支持体24から後方に延出
して、その延出端部にチャンネル接続具25が接続されて
おり、内視鏡側の操作機構（図示せず）に接続すること
ができる。26は、チャンネル接続具25から、さらに延び
て外部の吸引ポンプ（図示せず）に接続される吸引チャ
ンネルである。
されており、その後端側は口元支持体24から後方に延出
して、その延出端部にチャンネル接続具25が接続されて
おり、内視鏡側の操作機構（図示せず）に接続すること
ができる。26は、チャンネル接続具25から、さらに延び
て外部の吸引ポンプ（図示せず）に接続される吸引チャ
ンネルである。
先端支持体23の内側は、内視鏡の先端部がゆるく嵌入
される程度の大きさに形成されており、その先端面には
ノズル片27が突設されている。ノズル片27は、チャンネ
ル部22の各チャンネルを外方に開口するためのものであ
る。
される程度の大きさに形成されており、その先端面には
ノズル片27が突設されている。ノズル片27は、チャンネ
ル部22の各チャンネルを外方に開口するためのものであ
る。
口元支持体24においては、吸引チャンネル22sに連通
して鉗子挿入孔28が穿設されており、鉗子等の処置具を
吸引チャンネル22sに挿通することができる。29は、鉗
子等を気密的に通すための例えばゴム製の鉗子栓であ
り、その中央には、例えばマイナス形状のスリットが形
成されている。30は、鉗子栓29を押さえつけるために、
口元支持体24に着脱自在に取り付けられるキャップであ
る。
して鉗子挿入孔28が穿設されており、鉗子等の処置具を
吸引チャンネル22sに挿通することができる。29は、鉗
子等を気密的に通すための例えばゴム製の鉗子栓であ
り、その中央には、例えばマイナス形状のスリットが形
成されている。30は、鉗子栓29を押さえつけるために、
口元支持体24に着脱自在に取り付けられるキャップであ
る。
35は、内視鏡の挿入管１を通すための内視鏡挿通路で
あり、筒状体21とほぼ同軸になるように口元支持体24を
貫通して形成されている。
あり、筒状体21とほぼ同軸になるように口元支持体24を
貫通して形成されている。
31は、例えば独立した多数の微小な気泡を有する独立
気泡スポンジやシリコンゴムなど、気密性が高く、柔軟
で弾性に富む材料で形成されたパッキンであり、内視鏡
挿通路35の入口部分に設けられている。このパッキン31
には内視鏡の挿入管１の断面形状より少し小さい形状寸
法の孔31aが穿設されており、挿入管１を挿通したと
き、その外面との間を隙間なく密閉することができる。
32は、挿入管１の断面形状より少し大きい形状寸法の孔
が穿設されたパッキン押さえである。
気泡スポンジやシリコンゴムなど、気密性が高く、柔軟
で弾性に富む材料で形成されたパッキンであり、内視鏡
挿通路35の入口部分に設けられている。このパッキン31
には内視鏡の挿入管１の断面形状より少し小さい形状寸
法の孔31aが穿設されており、挿入管１を挿通したと
き、その外面との間を隙間なく密閉することができる。
32は、挿入管１の断面形状より少し大きい形状寸法の孔
が穿設されたパッキン押さえである。
33は、シース内に空気を送るために、内視鏡挿通路35
に挿通するように口元支持体24の外壁部に穿設された送
気口である。
に挿通するように口元支持体24の外壁部に穿設された送
気口である。
シースカバー４は、シース２に対して着脱自在に、シ
ース２の筒状部21との間に間隔をあけて筒状部21を包囲
するように設けられており、シース２の筒状部21が膨ら
みすぎるのを規制することができる。このシースカバー
４は、シースカバー筒状体41とシースカバー支持体42と
によって構成されている。
ース２の筒状部21との間に間隔をあけて筒状部21を包囲
するように設けられており、シース２の筒状部21が膨ら
みすぎるのを規制することができる。このシースカバー
４は、シースカバー筒状体41とシースカバー支持体42と
によって構成されている。
シースカバー筒状体41は、シース２の筒状体21が膨ら
む力に抗することのできる強度を有し、前端部が封止さ
れた筒状に形成されている。したがって、使用後に汚物
等が漏れ出さない。
む力に抗することのできる強度を有し、前端部が封止さ
れた筒状に形成されている。したがって、使用後に汚物
等が漏れ出さない。
そして、筒状体21を包囲する所定位置（即ち、シース
２をシースカバー４内にいっぱいに挿入した位置）にシ
ースカバー筒状体41をセットしたときにシース２の筒状
体21の先端部分の周囲に位置するシースカバー筒状体41
の筒状部分は、先細りのテーパ状に形成されている。テ
ーパ部より先側の細い部分の内径は、シース２の先端支
持体23がゆるく嵌め込める程度の径に形成されており、
テーパ部より基部側の太い部分の内径は、内視鏡の挿入
部１がゆるく挿脱でき、しかも筒状体21が膨らみ過ぎて
破裂する限界の径より細く形成されている。
２をシースカバー４内にいっぱいに挿入した位置）にシ
ースカバー筒状体41をセットしたときにシース２の筒状
体21の先端部分の周囲に位置するシースカバー筒状体41
の筒状部分は、先細りのテーパ状に形成されている。テ
ーパ部より先側の細い部分の内径は、シース２の先端支
持体23がゆるく嵌め込める程度の径に形成されており、
テーパ部より基部側の太い部分の内径は、内視鏡の挿入
部１がゆるく挿脱でき、しかも筒状体21が膨らみ過ぎて
破裂する限界の径より細く形成されている。
シースカバー支持体42は、シースカバー筒状体41の基
端部に接合されており、シース２の口元支持体24が嵌め
込まれる。43は、送気ポンプ70等に接続された送気チュ
ーブ44に接続するための送気ニップルであり、シース２
の口元支持体24の送気口33と連通している。そして、シ
ースカバー支持体42の内面に突設されて口元支持体24の
外周面に密着するシール部45によって、シールされてい
る。なお、送気チューブ44の先端には、送気ニップル43
との接続が安易にはずれないように、いわゆるルアーロ
ック型の口金52が取り付けられている。
端部に接合されており、シース２の口元支持体24が嵌め
込まれる。43は、送気ポンプ70等に接続された送気チュ
ーブ44に接続するための送気ニップルであり、シース２
の口元支持体24の送気口33と連通している。そして、シ
ースカバー支持体42の内面に突設されて口元支持体24の
外周面に密着するシール部45によって、シールされてい
る。なお、送気チューブ44の先端には、送気ニップル43
との接続が安易にはずれないように、いわゆるルアーロ
ック型の口金52が取り付けられている。
46は、送気チューブ44の途中に設けられて、送気圧力
を調整する送気圧調整具である。この送気圧調整具46に
は、送気チューブ44に連通する通気孔47が、上向きに大
気に開口するように形成されている。
を調整する送気圧調整具である。この送気圧調整具46に
は、送気チューブ44に連通する通気孔47が、上向きに大
気に開口するように形成されている。
48は、通気孔47の上端開口部に上方から載せられて、
通気孔47を塞ぐボール弁である。第４図に示されるよう
に、ボール弁48には、上から重り49が載せられて、送気
圧力に抗する加重がかけられている。そして、重り49に
は、送気圧力に押されてボール弁48が浮いたときに通気
孔47から流れ出す空気を外に逃がすための孔50が穿設さ
れている。
通気孔47を塞ぐボール弁である。第４図に示されるよう
に、ボール弁48には、上から重り49が載せられて、送気
圧力に抗する加重がかけられている。そして、重り49に
は、送気圧力に押されてボール弁48が浮いたときに通気
孔47から流れ出す空気を外に逃がすための孔50が穿設さ
れている。
51は、ボール弁48にさらに加重をかけるときに用いる
追加重りであり、重り49の上に載せられる。この追加重
り51には、各々重さの異なるものが複数あり、他の追加
重り51に取替えたり、複数の追加重り51を組合せること
によって、ボール弁48にかかる加重をデジタル的に変化
させることができる。なお、ボール弁48自体を異なる重
さのものに交換することによって、送気圧力に抗する加
重をデジタル的に変化させてもよい。
追加重りであり、重り49の上に載せられる。この追加重
り51には、各々重さの異なるものが複数あり、他の追加
重り51に取替えたり、複数の追加重り51を組合せること
によって、ボール弁48にかかる加重をデジタル的に変化
させることができる。なお、ボール弁48自体を異なる重
さのものに交換することによって、送気圧力に抗する加
重をデジタル的に変化させてもよい。
次に、上記実施例の動作について説明する。
まず第２図の矢印に示されるように、シースカバー
４内に、シース２を挿入し、第１図に示されるように、
シース２の筒状体21をシースカバー筒状体41で包囲す
る。このとき、口元支持体24がシースカバー支持体42内
に嵌め込まれて、送気口33と送気ニップル43とが連通す
る。
４内に、シース２を挿入し、第１図に示されるように、
シース２の筒状体21をシースカバー筒状体41で包囲す
る。このとき、口元支持体24がシースカバー支持体42内
に嵌め込まれて、送気口33と送気ニップル43とが連通す
る。
そして、送気ニップル43に送気チューブ44を接続す
る。なお、シースカバー４内にシース２を挿入する前に
送気ニップル43に送気チューブ44を接続しておいてもよ
い。
る。なお、シースカバー４内にシース２を挿入する前に
送気ニップル43に送気チューブ44を接続しておいてもよ
い。
次いで、送気ポンプ70を作動させてシース２内に送気
しながら、第２図の矢印に示されるように、シース２
の基端部から内視鏡の挿入管１の先端部のみをシース２
内に挿入すると、パッキン31と挿入管１の外面との間が
密閉されて、筒状体21が膨らみ始める。このとき、筒状
体21の先端部分は、シースカバー筒状体41のテーパ部に
当接して、長軸方向への伸びが順次押えられ、軸方向へ
は伸び出さない。
しながら、第２図の矢印に示されるように、シース２
の基端部から内視鏡の挿入管１の先端部のみをシース２
内に挿入すると、パッキン31と挿入管１の外面との間が
密閉されて、筒状体21が膨らみ始める。このとき、筒状
体21の先端部分は、シースカバー筒状体41のテーパ部に
当接して、長軸方向への伸びが順次押えられ、軸方向へ
は伸び出さない。
筒状体21がシースカバー筒状体41の内周面にぶつかる
まで膨らんだら、第３図に示されるように、内視鏡の挿
入管１をシース２の先端支持体23に向って挿入してゆ
き、挿入管１の先端がシース２の先端支持体23部分に達
したら、送気ポンプ70を止めて送気を停止する。そし
て、シース２が完全にしぼんで挿入管１に密着してか
ら、シースカバー４をシース２から抜き取る。このと
き、送気ニップル43に接続された送気チューブ44は、シ
ースカバー４に接続されたままであり、シースカバー４
と共にシース２からはずされる。
まで膨らんだら、第３図に示されるように、内視鏡の挿
入管１をシース２の先端支持体23に向って挿入してゆ
き、挿入管１の先端がシース２の先端支持体23部分に達
したら、送気ポンプ70を止めて送気を停止する。そし
て、シース２が完全にしぼんで挿入管１に密着してか
ら、シースカバー４をシース２から抜き取る。このと
き、送気ニップル43に接続された送気チューブ44は、シ
ースカバー４に接続されたままであり、シースカバー４
と共にシース２からはずされる。
内視鏡による検査が終了したら、再びシース２にシー
スカバー４を取り付けて、シース２内に送気することに
よってシース２を膨らませ、内視鏡の挿入管１をシース
２内から抜去する。このとき、送気チューブ44は、挿入
管１をシース２に挿入するときから送気ニップル43に接
続したままなので、あらためて送気チューブ44を送気ニ
ップル43に接続する必要がない。
スカバー４を取り付けて、シース２内に送気することに
よってシース２を膨らませ、内視鏡の挿入管１をシース
２内から抜去する。このとき、送気チューブ44は、挿入
管１をシース２に挿入するときから送気ニップル43に接
続したままなので、あらためて送気チューブ44を送気ニ
ップル43に接続する必要がない。
送気圧力調整具46においては、送気圧力がボール弁48
にかけられた加重より大きくなった場合、ボール弁48が
浮き上がって通気孔47が開放され、空気が外に放出され
る。したがって、送気圧力は加重により決まる一定圧力
に保たれる。使用するシース２の種類を変えたときなど
には、追加重り51を異なる重さのものに取替えて、送気
圧力を最適の状態に調整することができる。
にかけられた加重より大きくなった場合、ボール弁48が
浮き上がって通気孔47が開放され、空気が外に放出され
る。したがって、送気圧力は加重により決まる一定圧力
に保たれる。使用するシース２の種類を変えたときなど
には、追加重り51を異なる重さのものに取替えて、送気
圧力を最適の状態に調整することができる。
なお、筒状体21は送気圧力が高いほど破裂しやすくな
り、高い圧力で破裂した際にはそれだけ病原体等を広く
まき散らす危険性が増すので、送気圧力は筒状体21を膨
らませることのできる最小の圧力でよい。
り、高い圧力で破裂した際にはそれだけ病原体等を広く
まき散らす危険性が増すので、送気圧力は筒状体21を膨
らませることのできる最小の圧力でよい。
なお、送気ポンプ70として、ダイヤフラム式ポンプ等
を使用する場合には、送気に脈動が生じるので、送気チ
ューブ44の送気圧調整具46と送気ポンプ70との間におい
て、その脈動を吸収する吸収装置を付加すればよい。
を使用する場合には、送気に脈動が生じるので、送気チ
ューブ44の送気圧調整具46と送気ポンプ70との間におい
て、その脈動を吸収する吸収装置を付加すればよい。
また、上記実施例ではシースカバー筒状体41の前端部
が封止され、使用後のシース２に付着した汚物などが外
に漏れ出ないようにしているが、汚染の可能性が小さい
場合や、他の適当な汚染防止手段がある場合などは、シ
ースカバー筒状体41の前端部は開放されていてもよい。
が封止され、使用後のシース２に付着した汚物などが外
に漏れ出ないようにしているが、汚染の可能性が小さい
場合や、他の適当な汚染防止手段がある場合などは、シ
ースカバー筒状体41の前端部は開放されていてもよい。
また、上記実施例では、送気ニップル43はシースカバ
ー支持体42に設けられているが、これに限定されるもの
ではなく、例えば口元支持体24に設けられていてもよ
い。
ー支持体42に設けられているが、これに限定されるもの
ではなく、例えば口元支持体24に設けられていてもよ
い。
［発明の効果］ 本発明の内視鏡用シース装置によれば、シースカバー
にテーパ部が形成されているので、シースを膨らませる
際に、シースの軸方向への伸びが規制される。そして、
シースはシースカバーの形状に沿って滑らかな形状に膨
らむので、内視鏡の挿入管をシース内の先端までスムー
ズに挿入することができる。
にテーパ部が形成されているので、シースを膨らませる
際に、シースの軸方向への伸びが規制される。そして、
シースはシースカバーの形状に沿って滑らかな形状に膨
らむので、内視鏡の挿入管をシース内の先端までスムー
ズに挿入することができる。
また、簡単な構造の送気圧力調整手段により、送気圧
力をデジタル的に調整することができるので、送気圧力
の調整が容易であり、各種シースに対してシース内に空
気を入れすぎないように簡便に対処することができる。
これは、実際の臨床において極めて有益である。
力をデジタル的に調整することができるので、送気圧力
の調整が容易であり、各種シースに対してシース内に空
気を入れすぎないように簡便に対処することができる。
これは、実際の臨床において極めて有益である。
したがって、本発明の内視鏡用シース装置によれば、
シースがめくれ上がって変形したり、空気を入れすぎて
破裂することなく、良好な状態で内視鏡の挿入管をシー
ス内に挿脱することができる優れた効果を有する。
シースがめくれ上がって変形したり、空気を入れすぎて
破裂することなく、良好な状態で内視鏡の挿入管をシー
ス内に挿脱することができる優れた効果を有する。
第１図は実施例の側面断面図、 第２図は実施例の外観図、 第３図は実施例の側面断面図、 第４図は実施例の部分拡大断面図、 第5A図ないし第5C図は従来技術の説明図である。 １……挿入管、２……シース、４……シースカバー、21
……筒状体、24……口元支持体、41……シースカバー筒
状体、42……シースカバー支持体、43……送気ニップ
ル、44送気チューブ、46……送気圧力調整具、47……挿
通孔、48……ボール弁、49……重り、51……追加重り。
……筒状体、24……口元支持体、41……シースカバー筒
状体、42……シースカバー支持体、43……送気ニップ
ル、44送気チューブ、46……送気圧力調整具、47……挿
通孔、48……ボール弁、49……重り、51……追加重り。
Claims (4)
- 【請求項１】内部に送気することによって膨らみ、内視
鏡の挿入管に挿脱自在に被覆されるシースと、 上記シースの膨らみすぎを規制するために、上記シース
との間に間隔をあけて上記シースを包囲する、筒状のシ
ースカバーとを有する内視鏡用シース装置において、 上記シースを包囲する所定位置に上記シースカバーをセ
ットしたときに上記シースの先端部分の周囲に位置する
上記シースカバーの筒状部分を、先細りのテーパ状に形
成したことを特徴とする内視鏡用シース装置。 - 【請求項２】内部に送気することによって膨らみ、内視
鏡の挿入管に挿脱自在に被覆されるシースと、 上記シースを膨らませるために、上記シース内に送気す
るための送気路とを有する内視鏡用シース装置におい
て、 上向きに大気に開口する通気孔と、その通気孔を上方か
ら塞ぐように載せられたボール弁とを有し、上記ボール
弁から上記通気孔に加わる加重によって上記シース内へ
の送気圧力を一定以下に保つ送気圧力調整手段を上記送
気路に設けたことを特徴とする内視鏡用シース装置。 - 【請求項３】上記ボール弁が交換自在である請求項２記
載の内視鏡用シース装置。 - 【請求項４】上記ボール弁へ加重をかける交換自在な重
りを有する請求項２又は３記載の内視鏡用シース装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1172698A JP2787471B2 (ja) | 1989-07-04 | 1989-07-04 | 内視鏡用シース装置 |
| US07/547,054 US4991564A (en) | 1989-07-04 | 1990-07-02 | Sheath device for endoscope |
| US07/617,179 US5105800A (en) | 1989-07-04 | 1990-11-23 | Sheath device for endoscope |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1172698A JP2787471B2 (ja) | 1989-07-04 | 1989-07-04 | 内視鏡用シース装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0337030A JPH0337030A (ja) | 1991-02-18 |
| JP2787471B2 true JP2787471B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=15946692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1172698A Expired - Fee Related JP2787471B2 (ja) | 1989-07-04 | 1989-07-04 | 内視鏡用シース装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US4991564A (ja) |
| JP (1) | JP2787471B2 (ja) |
Cited By (2)
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