JP2786995B2 - 画像処理回路 - Google Patents

画像処理回路

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JP2786995B2
JP2786995B2 JP6107009A JP10700994A JP2786995B2 JP 2786995 B2 JP2786995 B2 JP 2786995B2 JP 6107009 A JP6107009 A JP 6107009A JP 10700994 A JP10700994 A JP 10700994A JP 2786995 B2 JP2786995 B2 JP 2786995B2
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浩二 村岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像のデータを処理す
る画像処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶はCRT と異なり独立した画素から構
成されている。従って、コンピュータが生成した画像の
信号を液晶表示部に表示する場合、その画素構成によっ
て真円率が変化する。例えば、コンピュータが生成した
水平640 ×垂直480 の画素構成である画像の信号を水平
720 ×垂直480 の画素構成である液晶表示部に表示せし
める場合、その真円率は0.89:1となり、全体に縦長の
画面になる。従って真円率を保持し、液晶の画素を有効
に使用して表示するためには、画像を水平方向に拡大す
ることが必要となる。
【0003】図11は従来の画像処理回路のブロック図で
ある。図において11は画信号が入力される入力端子であ
り、この入力端子へ入力された画信号はA/D 変換器12で
A/D変換され、S/P 変換器13で直並列変換されてメモリ6
a及びメモリ6bへ記憶される。両メモリの書き込み側ク
ロックジェネレータWR-TMG 14 は与えられたクロックCK
1 を、A/D 変換クロックとなしてA/D 変換器12へ与え、
S/P 変換クロックとなしてS/P 変換器13へ与え、書き込
みクロックとなしてメモリ6a,6b へ与える。A/D 変換
器12でディジタル値に変換された画信号{D1 (第1ビ
ット),D2 (第2ビット),D3 (第3ビット),D4 (第
4ビット) …}は、S/P 変換器13で奇数番目のビットは
メモリ6aに、偶数番目のビットはメモリ6bに振り分けら
れ、書き込みクロックに応じて両メモリ6a,6b に交互に
書き込まれる。即ちメモリ6aには画信号D1 , D3 …が
書き込まれ、メモリ6bには画信号D2 , D4 …が書き込
まれる。
【0004】両メモリ6a,6b の動作周波数が画素周波数
に比較して低い場合、このように両メモリを並列に構成
し、その入力側にS/P 変換器を置き、連続した奇数番目
及び偶数番目のビットを交互に両メモリに書き込むこと
により、書き込み速度を画素周波数の速度に整合するこ
とができる。同様に出力側にP/S 変換器を置き、読み出
したビットの列をP/S 変換することにより、読み出し速
度を画素周波数の速度に整合することができる。
【0005】両メモリの読み出し側クロックジェネレー
タRD-TMG 15 は、与えられたクロックCK2 を読み出しク
ロックとなして両メモリ6a,6b へ与え、P/S 変換クロッ
クとなしてP/S 変換器7へ与え、D/A 変換クロックとな
してD/A 変換器8へ与える。読み出しクロックの立ち上
がり時点において、両メモリ6a,6b に記憶された画信号
は、1ビットづつ読み出され、P/S 変換器7でP/S 変換
クロックの“H” (又は“L”) の期間にメモリ6a (又
は6b) から読み出されたビットが選択されることによ
り、並直列変換され、D/A 変換器8でD/A 変換クロック
の立ち上がり時点又は立ち下がり時点においてD/A 変換
され、アナログ信号としての画信号D1 ,D2 , D3 ,
4 …となり、インターフェースI/F 9を介して液晶表
示部10へ与えられ、画像として表示される。TMG 16は、
画信号を表示するため、与えられたクロックCK2 に基づ
き液晶表示部10を駆動し、画面を垂直走査する。書き込
みクロックと読み出しクロックとは、夫々相互に独立し
ている。
【0006】次に動作について説明する。図12は読み出
しクロック, P/S 変換クロック及びD/A 変換クロックの
周波数が等しい場合において、ディジタル値に変換され
た画信号を両メモリ6a,6b から読み出し、アナログ値に
変換して出力する動作を示すタイムチャートである。図
において、(a) は読み出しクロックを示し、(b) はメモ
リ6aから読み出されたビット値を示し、(c) はメモリ6b
から読み出されたビット値を示し、(d) はP/S 変換クロ
ックを示し、(e) はP/S 変換器7の出力を示し、(f) は
D/A 変換クロックを示し、(g) はD/A 変換器8の出力を
示す。
【0007】読み出しクロックが立ち上がる時点t1
おいてメモリ6aからビット値D1 が読み出され、メモリ
6bからビット値D2 が読み出される。P/S 変換クロック
は、そのデューティ比が50%であって、読み出しクロッ
クに同期して立ち上がり、P/S 変換器7はメモリ6aから
のビット値D1 を選択する。D/A 変換クロックはそのデ
ューティ比が50%であって、読み出しクロックに同期し
て立ち上がり、D/A 変換器8はビット値D1 をD/A 変換
して出力する。P/S 変換クロックがたちさがる時点t2
においてP/S 変換器7はメモリ6bからのビット値D2
選択する。D/A変換クロックはP/S 変換クロックに同期
して立ち下がり、D/A 変換器8はビット値D2 をD/A 変
換する。以下同様にD/A 変換器8はビット値D3 , D4
…をD/A変換して出力する。
【0008】このようにしてメモリ6aから読み出された
奇数番目のビット値D1 (D3 …)及びメモリ6bから読
み出された偶数番目のビット値D2 (D4 …) の2ビッ
トは直列となり、D/A 変換され、D1 , D2 (D3 , D
4 …) のように2ビットに相当したアナログ値として出
力され、原画像の画信号が液晶表示部10へ原画像と等し
い倍率で表示される。
【0009】図13は読み出しクロック及びP/S 変換クロ
ックの周波数がD/A 変換クロックの周波数の1/2 である
場合において、ディジタル値に変換された画信号を両メ
モリ6a,6b から読み出し、アナログ値に変換して出力す
る動作を示すタイムチャートである。D/A 変換クロック
の周波数は図12(f) に示すものと同一の周波数である。
図において(a) は読み出しクロックを示し、(b) はメモ
リ6aから読み出されたビット値を示し、(c) はメモリ6b
から読み出されたビット値を示し、(d) はP/S変換クロ
ックを示し、(g) はD/A 変換器8の出力を示す。
【0010】読み出しクロックが立ち上がる時点t3
おいてメモリ6aからビット値D1 が読み出され、メモリ
6bからビット値D2 が読み出される。P/S 変換クロック
は、そのデューティ比が50%であって、読み出しクロッ
クに同期して立ち上がり、P/S 変換器7はメモリ6aから
のビット値D1 を選択する。D/A 変換クロックは、その
デューティ比が50%であって、読み出しクロックに同期
して立ち上がり、D/A変換器8はビット値D1 をD/A 変
換して出力する。
【0011】D/A 変換クロックが立ち下がる時点t4
おいて、D/A 変換器8は同じくビット値D1 をD/A 変換
して出力する。P/S 変換クロックが立ち下がる時点t5
において、P/S 変換器7はメモリ6bからのビット値D2
を選択する。D/A 変換クロックは立ち上がり、D/A 変換
器8はビット値D2 をD/A 変換して出力する。D/A 変換
クロックが立ち下がる時点t4 においてD/A 変換器8は
同じくビット値D2 をD/A 変換して出力する。このよう
にしてメモリ6aから読み出された奇数番目のビット値D
1 (D3 …) 及びメモリ6bから読み出された偶数番目の
ビット値D2 (D4 …) の2ビットは直列となりD/A 変
換され、D1 , D1 , D2 , D 2 (D3 , D3 , D4 ,
4 …) のように4ビットに相当したアナログ値として
出力され、原画像の画信号が液晶表示部10へ水平方向に
2倍に拡大されて表示される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように画
像を任意の倍率で拡大する場合、任意の分周比でクロッ
クを分周する分周器が必要である。それ故、読み出しク
ロック又はP/S 変換クロックを生成するためにクロック
ジェネレータROM を使用する場合がある。これは水平方
向に拡大する倍率に応じたP/S 変換クロックのパターン
を予めデータとしてROM に記憶させておき、そのROM の
アドレスを指定し、D/A 変換クロックに同期させてROM
の内容を読み出し、P/S 変換クロックとして使用するも
のである。従って、異なるパターンを、他のメモリ領域
に記憶させ、その領域の先頭アドレスを指定すれば、異
なる倍率で画像を水平方向に拡大することができる。し
かし、この方法では画像を連続的に拡大するためには、
その倍率に応じて相当な数のパターンを予めROM に記憶
させておかなければならないので、大きい記憶容量のRO
M を必要とするという問題点がある。
【0013】また表示装置が液晶表示部に限定される場
合にあっては、画像を拡大するために液晶駆動回路のク
ロックを切り換えてP/S 変換クロックとして使用するこ
とが特願平4-79811 号公報に示されている。この方法は
液晶の駆動条件の制約などのため、画像を拡大する倍率
は2〜3倍が限度であるという問題点がある。
【0014】本発明は、このような問題点を解決し、従
来から存在する任意分周器を使用して読み出しクロック
及びP/S 変換クロックを生成し、バランスのとれた画像
を表示できる画像処理回路を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る画像処
理回路は、読み出しクロックで複数のメモリから画像の
データを並列に読み出し、読み出した並列データを並直
列変換クロックで直列データに変換し、画像をM(Mは
1以上の実数)倍に拡大すべく処理する画像処理回路に
おいて、原クロックを分周する分周比を1/(2M)に設定す
る設定手段と、該設定手段が設定した分周比で原クロッ
クを分周する第1分周器と、該第1分周器の出力でリセ
ットされ原クロックを1/(2L) (LはM以上の整数の最小
値) の分周比で分周する第2分周器と、前記第1分周器
の出力及び前記第2分周器の出力の論理和を出力する論
理和出力部とを備え、該論理和出力部の出力を前記読み
出しクロック及び前記並直列変換クロックとして用いる
ことを特徴とする。
【0016】第2の発明に係る画像処理回路は、Mが2
未満であることを特徴とする。第3の発明に係る画像処
理回路は、読み出しクロックで複数のメモリから画像の
データを並列に読み出し、読み出した並列データを並直
列変換クロックで直列データに変換し、画像をN(Nは
2以上の実数)倍に拡大すべく処理する画像処理回路に
おいて、原クロックを分周する分周比を 1/Nに設定する
設定手段と、該設定手段が設定した分周比で原クロック
を分周する第1分周器と、該第1分周器の出力を 1/2の
分周比で分周する第2分周器とを備え、該第2分周器の
出力を前記読み出しクロック及び前記並直列変換クロッ
クとして用いることを特徴とする。
【0017】第4の発明に係る画像処理回路は、読み出
しクロックで複数のメモリから画像のデータを並列に読
み出し、読み出した並列データを並直列変換クロックで
直列データに変換し、画像をM(Mは1以上の実数)倍
に拡大すべく処理する画像処理回路において、原クロッ
クを分周する分周比を1/(2M)に設定する第1設定手段
と、該設定手段が設定した分周比で原クロックを分周す
る第1分周器と、該第1分周器の出力でリセットされ原
クロックを 1/4の分周比で分周する第2分周器と、前記
第1分周器の出力及び前記第2分周器の出力の論理和を
出力する論理和出力部と、原クロックを分周する分周比
を 1/Mに設定する第2設定手段と、該設定手段が設定し
た分周比で原クロックを分周する第3分周器と、該第3
分周器の出力を 1/2の分周比で分周する第4分周器と、
Mが2未満の場合は前記論理和出力部の出力を選択し、
Mが2以上の場合は前記第4分周器の出力を選択する選
択部とを備え、該選択部が選択した出力を前記読み出し
クロック及び前記並直列変換クロックとして用いること
を特徴とする。
【0018】第5の発明に係る画像処理回路は、前記第
1分周器がDDA アルゴリズムに基づく分周器であること
を特徴とする。第6の発明に係る画像処理回路は、前記
第1分周器及び前記第3分周器がDDAアルゴリズムに基
づく分周器であることを特徴とする。第7の発明に係る
画像処理回路は、前記第1分周器がオーバーフロー型の
分周器であることを特徴とする。第8の発明に係る画像
処理回路は、第1分周器及び前記第3分周器がオーバー
フロー型の分周器であることを特徴とする。
【0019】
【作用】第1発明において、設定手段は原クロックを分
周する分周比を1/(2M)に設定し、第1分周器は設定手段
が設定した分周比で原クロックを分周し、第2分周器は
第1分周器の出力でリセットされ、原クロックを1/(2L)
(LはM以上の整数の最小値) の分周比で分周し、論理
和出力部は第1分周器の出力及び第2分周器の出力の論
理和を出力する。そして、その出力を読み出しクロック
及び並直列変換クロックとして用いている。それ故、画
像はM倍に拡大される。
【0020】第2発明において、第1発明におけるMが
2未満として作用している。第3発明において、設定手
段は原クロックを分周する分周比を 1/Nに設定し、第1
分周器は設定手段が設定した分周比で原クロックを分周
し、第2分周器は第1分周器の出力を1/2 の分周比で分
周する。そして、その出力を読み出しクロック及び並直
列変換クロックとして用いている。それ故、画像は2N倍
に拡大される。
【0021】第4発明において、第1設定手段は原クロ
ックを分周する分周比を1/(2M)に設定し、第1分周器は
第1設定手段が設定した分周比で原クロックを分周し、
第2分周器は第1分周器の出力でリセットされ、原クロ
ックを1/4 の分周比で分周し、論理和出力部は第1分周
器の出力及び第2分周器の出力の論理和を出力し、第2
設定手段は原クロックを分周する分周比を1/M に設定
し、第3分周器は第2設定手段が設定した分周比で原ク
ロックを分周し、第4分周器は第3分周器の出力を1/2
の分周比で分周し、選択部はMが2未満の場合は論理和
出力部の出力とを選択し、Mが2以上の場合は第4分周
器の出力を選択する。そして、その選択した出力を読み
出しクロック及び並直列変換クロックとして用いてい
る。それ故、画像はM倍に拡大される。
【0022】第5発明において、第1分周器はDDA アル
ゴリズムに基づく分周器として動作する。第6発明にお
いて、第1分周器及び第3分周器はDDA アルゴリズムに
基づく分周器として動作する。第7発明において、第1
分周器はオーバーフロー型の分周器として動作する。第
8発明において、第1分周器及び第3分周器はオーバー
フロー型の分周器として動作する。
【0023】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
き具体的に説明する。図1は第1実施例に係る画像処理
回路のブロック図である。図においてCKはD/A 変換クロ
ックであって、任意分周器1、1/4 分周器2及びD/A 変
換器8へ与えられる。図2はDDA(Digital Differential
Analize) アルゴリズムに基づく分周器の1例を示すブ
ロック図である。図において、分周されるべきクロック
INはゲート27を介してデータセレクタ23, ラッチ回路
25, D-FF26へ与えられる。図示しないCPU は被減数に相
当する値Aを被減数レジスタ21へ格納し、減数に相当す
る値Bの符号を反転した−Bを減数レジスタ22へ格納す
る。
【0024】ラッチ回路25は、その初期値が0であり、
加算器24から与えられる値をクロックFINの立ち下がり
時にラッチし、ラッチした値が負である (又は負でな
い) 場合に1 (又は0) を出力してD-FF26へ与える。そ
して、ラッチ回路25は、ラッチした値をクロックFIN
立ち上がり時に加算器24へ与え、また図示しない経路を
介してデータセレクタ23へ与える。データセレクタ23は
ラッチ回路25の内容が負である (又は負でない) 場合、
被減数レジスタ21 (又は減数レジスタ22) を選択し、ク
ロックFINの立ち上がり時に選択したレジスタの内容を
加算器24へ与える。加算器24はラッチ回路25及びデータ
セレクタ23から与えられる2つの値を加算し、ラッチ回
路25へ与える。D-FF26はクロックFINの立ち上がり時に
ラッチ回路25から与えられる値を取り込みゲート回路27
を介してクロックFOUT として出力する。
【0025】図3はDDA アルゴリズムを説明するフロー
チャートである。図においてReg は図9のラッチ回路25
に相当する。先ずReg に初期値0を代入する(S1)。次に
減数の値Bを減算し(S2)、Reg の内容が負か否かを判定
し(S3)、NOの場合はステップS2へ移行し、YES の場合は
Reg の内容に被減数値Aを加算し(S4)、FOUT としてパ
ルスを出力し(S5)、別に定めた規程に基づいてアルゴリ
ズムの進行を終了するか否かを判定し(S6)、NOの場合は
ステップS2へ移行し、YES の場合は終了する。
【0026】次に図2に示す任意分周器の動作について
説明する。図4は被減数レジスタ21に被減数の値Aとし
て3を入力し、減数レジスタ22に減数の値Bとして+1
の符号を反転した−1を入力した場合における動作を示
すタイムチャートである。図において(a) はクロックF
INを示し、(b) はデータセレクタ23が出力する値を示
し、(c) はラッチ回路25の内容を示し、(d) はゲート27
が出力するクロックFOUT を示し、TはクロックFIN
周期を示す。
【0027】クロックFINが立ち上がる時点t11におい
て、ラッチ回路25の内容は初期値0である故、データセ
レクタ23は減数レジスタ22を選択し−1を出力して加算
器24へ与える。加算器24は、その与えられた−1及びラ
ッチ回路25が出力する0を加算し、加算した結果−1を
ラッチ回路25へ与える。
【0028】クロックFINが立ち下がる時点t12におい
て、ラッチ回路25は加算結果−1をラッチし、ラッチし
た値が負であることを図示しない経路を介してデータセ
レクタ23へ与え、D-FF26へ1を与え、加算器24へ−1を
与える。次にクロックFINが立ち上がる時点t13におい
て、ラッチ回路25の内容が負である故、データセレクタ
23は被減数レジスタ21を選択し、3を出力して加算器24
へ与える。加算器24は、その与えられた3及びラッチ回
路25が出力する−1を加算し、加算した結果2をラッチ
回路25へ与える。
【0029】次にクロックFINが立ち下がる時点t14
おいて、ラッチ回路25は加算結果2をラッチし、ラッチ
した値が負でないことを図示しない経路を介してデータ
セレクタ23へ与え、D-FF26へ0を与え、加算器24へ2を
与える。以下同様にしてクロックFINの立ち下がりに応
じてラッチ回路25の内容は1,0, −1, 2…と変化
し、−1の期間に1を出力する。D-FF26はラッチ回路25
の出力より 0.5×Tの期間遅延したクロックFOUT をゲ
ート27を介して出力する。このクロックFOUT は、その
周期が4Tであり、その期間に1個のパルスが存在し、
そのパルス幅は等しい。そしてクロックFOUT の周波数
はクロックFINの周波数×1/4である。
【0030】それ故、クロックFOUT をP/S 変換クロッ
クとして使用した場合、メモリ6aから読み出すべき奇数
番目のビット値は期間Tの間読み出され、メモリ6bから
読み出すべき偶数番目のビット値は期間3Tの間読み出
しされる。それ故、奇数番目及び偶数番目のビット値が
D/A 変換器8から出力される期間の比は1:3となる。
従ってD/A 変換器8の出力を液晶表示部10へ表示した場
合、その画像は原画像に比較して水平方向に不自然に
示される。
【0031】表1は図2における被減数レジスタ21に被
減数の値Aとして5を入力し、減数レジスタ22に減数の
値Bとして1, 2…5の符号を反転した−1, −2…−
5を夫々入力した場合における任意分周器の分周比, ク
ロックFOUT の波形 (実線はクロックFOUT の1周期の
期間の波形を示す),クロックFOUT の1周期においてP/
S 変換器7へ入力されるビット数, 同じくクロックF
OUT の1周期においてP/S 変換器7が出力するビット数
及び水平方向に拡大される画面の倍率並びに各値を一般
式として示したものである。
【0032】
【表1】
【0033】図5はオーバーフロー型の任意分周器の1
例を示すブロック図である。図において分周されるべき
クロックFINは第1ラッチ回路25及び第2ラッチ回路28
へ与えられる。分子レジスタ29は分子に相当する値Bを
図示しないCPU より格納され、その値Bを加算器24へ与
える。加算器24はnビットの加算器であって、分子レジ
スタ29及びラッチ回路25から与えられる2つの値を加算
し、加算した結果をラッチ回路25へ与え、キャリ出力を
第2ラッチ回路28へ与える。ここに2n の値が分母の値
Aとなる。第1ラッチ回路25はクロックFINの立ち上が
り時点において加算器24の出力をラッチし、ラッチした
値を加算器24へ与える。第2ラッチ回路28はクロックF
INの立ち上がり時点において、キャリ出力をラッチ
る。キャリ出力が“0”の場合、ラッチした値をリセッ
トし、パルスを発生する。このパルスがクロックFOUT
である。
【0034】次に動作について説明する。図6は図5に
おいて分子レジスタ21に分子の値Bとして、即ち2進
数「01」を入力し、加算器24を2ビットで構成した場合
における動作を示すタイムチャートである。図において
(a) はクロックFINを示し、(b) は第1ラッチ回路25の
内容を2進数で示し、(c) は加算器24のキャリ出力を示
し、(d) は第2ラッチ回路28の出力FOUT を示し、そし
てTはクロックFINの周期を示す。第1ラッチ回路25の
初期値は0である。
【0035】加算器24は第1ラッチ回路25が出力する0
及び分子入力レジスタ22が出力する「01」を加算し、加
算した結果「01」を第1ラッチ回路25へ与える。キャリ
出力は0である。クロックFINが立ち上がる時点t21
おいて第1ラッチ回路25は加算結果「01」をラッチし、
その内容「01」を加算器24へ与える。加算器24は第1ラ
ッチ回路が出力する「01」及び分子入力レジスタ22が出
力する「01」を加算し、加算した結果である2進数「1
0」を第1ラッチ回路25へ与え、キャリ出力を第2ラ
ッチ回路28へ与える。
【0036】次にクロックFINが立ち上がる時点t 22
おいて、第1ラッチ回路25は加算結果「10」をラッチ
し、第2ラッチ回路28はキャリ出力をラッチし、F
OUT として出力する。そして第1ラッチ回路25は、その
内容「10」を加算器24へ与える。加算器24は第1ラッチ
回路25が出力する「10」及び分子入力レジスタ22が出力
する「01」を加算し、加算した結果である2進数「11
を第1ラッチ回路25へ与え、キャリ出力を第2ラッチ
回路28へ与える。
【0037】次にクロックF IN が立ち上がる時点t 23
おいて第1ラッチ回路25は加算結果「11」をラッチし、
第2ラッチ回路28は、キャリ出力0をラッチし、F OUT
として出力する。そして第1ラッチ回路25は、その内容
「11」を加算器24へ与える。加算器24は第1ラッチ回路
25が出力する「11」及び分子入力レジスタ22が出力する
「01」を加算し、加算した結果である2進数「00」を第
1ラッチ回路25へ与え、キャリ出力1を第2ラッチ回路
28へ与える。 次にクロックF IN が立ち上がる時点t 24
おいて第1ラッチ回路25は加算結果「00」をラッチし、
第2ラッチ回路28はキャリ出力1をラッチし、F OUT
して出力する。そして第1ラッチ回路25はその内容「0
0」を加算器24へ与える。加算器24は第1ラッチ回路25
が出力する「00」及び分子入力レジスタ22が出力する
「01」を加算し、加算した結果である2進数「01」を第
1ラッチ回路25へ与えキャリ出力0を第2ラッチ回路28
へ与える。 次にクロックF IN が立ち上がる時点t 25 にお
いて、第1ラッチ回路25は加算結果「01」をラッチし、
第2ラッチ回路28はキャリ出力0をラッチし、加算器24
は第1ラッチ回路25が出力する「01」及び分子入力レジ
スタ22が出力する「01」を加算し、キャリ出力0を第2
ラッチ回路28へ与える。以下、同様にしてクロックFIN
の立ち上がり及び立ち下がりに応じて加算が繰返され、
加算器24がオーバーフローする都度、キャリ出力がクロ
ックFOUT として出力される。このクロックFOUT は、
その周期が4Tであり、そのパルス幅は等しくデューテ
ィ比は1:3である。
【0038】それ故、クロックFOUT をP/S 変換クロッ
クとして使用した場合、メモリ6aから読み出した奇数番
目のビット値及びメモリ6bから読み出された偶数番目の
ビット値がD/A 変換器8から出力される期間の比は1
3となる。従ってD/A 変換器8の出力を液晶表示部10へ
表示した場合、その画像は原画像に比較して水平方向に
不自然に表示されることになる。
【0039】このようにオーバーフロー型の任意分周器
は分子の値としてBを分子入力レジスタ22に格納し、加
算器24をnビットで構成した場合、分母の値Aは2n
なり、クロックFINの周波数をB/A=B/2n に分周
する。このFOUT のデューティ比は一定ではなく、
OUT をP/S 変換クロックとして使用した場合、画像は水
平方向に不自然に表示される。この度合は一般に1:
(2 n −1)である。
【0040】図1に戻り説明する。任意分周器1はD/A
変換クロックCKを分周比B/ (A+B) で分周して、そ
の分周したクロックをORゲート3へ与え、1/4 分周器2
をリセットすべく1/4 分周器2へ与える。1/4 分周器2
は分周開始時点において“L”を出力する分周器であっ
て、D/A 変換クロックCKを1/4 に分周しORゲート3へ与
える。ORゲート3は両分周器1, 2の出力の論理和を読
み出しクロックとしてメモリ6a及びメモリ6bへ与え、P/
S 変換クロックとしてP/S 変換器7へ与える。
【0041】アナログ信号である画信号がディジタル値
に変換されたビット値D1 (第1ビット),D2 (第2ビ
ット),D3 (第3ビット),D4 (第4ビット) …のう
ち、奇数番目のビット値D1 ,D3 …はメモリ6aに書き
込まれ、偶数番目のビット値D 2 , D4 …はメモリ6bに
書き込まれている。ORゲート3の出力が立ち上がる時点
において、両メモリ6a,6b に記憶された画信号は1ビッ
トづつ読み出される。P/S 変換器7はORゲート3の出力
が“H” (又は“L”) である期間においてメモリ6aか
ら読み出されたビット (又はメモリ6bから読み出された
ビット) を選択してP/S 変換を行い、D/A 変換器8へ与
える。D/A 変換器8はD/A 変換クロックCKの立ち上がり
時点において与えられたビットをD/A 変換し、アナログ
信号としての画信号D1 ,D2 , D3 , D4 …として出
力し、図示しない液晶表示部へ与えて画像として表示さ
せる。
【0042】次に動作について説明する。図7は、図1
に示すORゲート3の出力を読み出しクロック及びP/S 変
換クロックとして使用した場合、読み出された画信号の
ビット値が、並直列変換される動作を示すタイムチャー
トである。図において(a) はD/A 変換クロックCKを示
し、(b) は任意分周器1の出力を示し、(c) は1/4 分周
器2の出力を示し、(d) はORゲート3の出力を示し、
(e) はメモリ6aから読み出されたデータを示し、(f) は
メモリ6bから読み出されたデータを示し、(g) はP/S 変
換器7の出力を示す。
【0043】D/A 変換クロックCKがたち上がる時点t31
において、任意分周器1の出力は立ち上がる。この任意
分周器1の出力は、1/4 分周器2をリセットして、その
立ち上がりを許さず、またORゲート3を介して“H”を
出力し、読み出しクロックとして両メモリ6a,6b に与え
られ、ビット値D1 ,D2 を読み出し、P/S 変換クロッ
クとしてP/S 変換器7に与えられ、ビット値D1 を選択
させて、D/A 変換器8へ与えしめる。なおD/A 変換器8
は与えられたビット値D1 をA/D 変換し、アナログ信号
として出力する。
【0044】次にD/A 変換クロックが立ち上がる時点t
32において、任意分周器1の出力は立ち下がり、1/4 分
周器2はリセットを解除され、分周のカウントを開始す
る。ORゲート3は“L”を出力し、P/S 変換器7にビッ
ト値D2 を選択させ、D/A 変換器8へ与えしめる。なお
D/A 変換器8は与えられたビット値D2 をD/A 変換し、
アナログ信号として出力する。
【0045】その次のD/A 変換クロックが立ち上がる時
点t33において、状況は変化せず、ビット値D2 がアナ
ログ信号として出力される。その次のD/A 変換クロック
が立ち上がる時点t34において、両分周器1, 2及びOR
ゲート3の動作は、時点t31の場合と同様であって、両
メモリ6a,6b からビット値D3 , D4 が読み出され、P/
S 変換器7はビット値D3 を選択し、D/A 変換器8へ与
える。なお、D/A 変換器8は与えられたビット値D3
D/A 変換し、アナログ信号として出力する。
【0046】その次にD/A 変換クロックが立ち上がる時
点t35において、両分周器1, 2及びORゲート3の動作
は時点t32の場合と同様であって、ORゲート3は“L”
を出力し、P/S 変換器7はビット値D4 を選択し、D/A
変換器8へ与える。なお、D/A 変換器8はビット値D4
をD/A 変換し、アナログ信号として出力する。
【0047】その次にD/A 変換クロックが立ち上がる時
点t36において、状況は変化せず、ビット値D4 がアナ
ログ信号として出力される。その次のD/A 変換クロック
が立ち上がる時点t37において、任意分周器1の出力は
“L”である故、1/4 分周器2は立ち上がり、ORゲート
3の出力も立ち上がる。従って両メモリ6a,6b からビッ
ト値D5 , D6 が読み出され、P/S 変換器7はビット値
5 を選択し、D/A 変換器8へ与える。なおD/A 変換器
8はビット値D5 をD/A 変換し、アナログ信号として出
力する。
【0048】その次にD/A 変換クロックが立ち上がる時
点t38において、任意分周器1の出力は立ち上がり、1/
4 分周器2はリセットされ、その出力は立ち下がる。OR
ゲート3は、任意分周器1の出力を通過させる。それ
故、ORゲートの出力は“H”を継続し、メモリからの読
み出し及びP/S 変換の状況は変化せず、ビット値D5
アナログ信号として出力される。
【0049】その次にD/A 変換クロックが立ち上がる時
点t39において、任意分周器1の出力は立ち下がり、1/
4 分周器2は分周のカウントを開始する。ORゲート3の
出力は立ち下がり“L”となり、P/S 変換器7はビット
値D6 を選択し、D/A 変換器8へあたえる。なおD/A 変
換器8はビット値D6 をD/A 変換して出力する。以下同
様に動作し、ORゲート3の出力に応じてビット値D7 ,
8 , D9 , D10…がD/A 変換されて出力する。
【0050】このようにP/S 変換器7に入力された奇数
番目のビット値及び偶数番目のビット値がP/S 変換器7
から出力される割合は、任意分周器1の出力をP/S 変換
クロックとした場合は、1:2又は1:3となり、アン
バランスであるが、ORゲート3の出力をP/S 変換クロッ
クとした場合は、1:2又は2:2となり、画面の表示
はバランスしている。
【0051】本実施例はDDA アルゴリズムに基づく任意
分周器に適用するものとして説明したが、オーバーフロ
ー型の任意分周器に適用できるものであることは言うま
でもない。なお、本実施例において画面を拡大する倍率
が2倍以上の場合、正常に動作しない。
【0052】拡大する倍率が2以上3未満の場合、1/4
分周器2の分周率を1/6 として1/6分周器とし、拡大す
る倍率が3以上4未満の場合、1/4 分周器2の分周率を
1/8として1/8 分周器とする。即ち拡大する倍率が (L
−1) 以上L未満 (Lは2以上の自然数) である場合1/
4 分周器2の分周比を1/(2L)とすることにより拡大率の
幅を広げることができる。しかし画像処理回路の規模は
大きくなるので得策ではない。
【0053】図8は第2実施例に係る画像処理回路のブ
ロック図である。図においてCKはD/A 変換クロックであ
って、D/A 変換器8及び任意分周器1へ与えられる。任
意分周器1は2 に示すDDA アルゴリズムに基づく分周器
であり、目的とする倍率Nに応じてA及びBを設定す
る。即ちN= (A+B) / (2B) とするには分周比を
B/ (A+B) として設定する。分周された出力は1/2
分周器4で1/2 に分周され、読み出しクロックとしてメ
モリ6a及びメモリ6bへ与えられ、P/S 変換クロックとし
てP/S 変換器7へ与えられる。
【0054】1/2 分周器4は分周開始時点において、
“H”を出力する分周器であって、1/2 分周器4の出力
が立ち上がる時点において、両メモリ6a,6b に記憶され
た画信号は1ビットづつ読み出される。また1/2 分周器
4の出力が“H” (又は“L”) である期間において、
メモリ6a (又はメモリ6b) から読み出されたビットがP/
S 変換器7で選択され、D/A 変換器8へ与えられる。そ
の他は図1と同様の構成であるので、同一部分に同一符
号を付して説明を省略する。
【0055】次に動作について説明する。図9は目的と
する倍率Nを11/3とすべく (分周比は3/11) Aを8、B
を3に設定した場合、読み出された画信号のビット値が
並直列変換される動作を示すタイムチャートである。図
において、(a) はD/A 変換クロックCKを示し、(b) は任
意分周器1の出力を示し、(c) は1/2 分周器4の出力を
示し、(d) はメモリ6aから読み出されたデータを示し、
(e) はメモリ6bから読み出されたデータを示し、(f) は
P/S 変換器7の出力を示す。D/A 変換クロックCKが立ち
上がる時点t41において、任意分周器1の出力は立ち上
がり、1/2 分周器4の出力は立ち上がる。両メモリ6a,6
b からビット値D1 ,D2 が読み出され、P/S 変換器7
はビット値D1 を選択して出力する。
【0056】任意分周器1の出力が立ち下がる時点t42
において、1/2 分周器4は任意分周器1の出力を分周
し、出力を変化させない。次に任意分周器1の出力が立
ち上がる時点t43において、1/2 分周器4の出力は立ち
下がりP/S 変換器7はビット値D2 を選択して出力す
る。次に任意分周器1の出力が立ち下がる時点t44にお
いて、1/2 分周器4は任意分周器1の出力を分周し出力
を変化させない。
【0057】次に任意分周器1の出力が立ち上がる時点
45において、1/2 分周器4の出力は立ち上がり、両メ
モリ6a,6b からビット値D3 , D4 が読み出され、P/S
変換器7はビット値D3 を選択して出力する。次に任意
分周器1の出力が立ち下がる時点t46において、1/2 分
周器4は任意分周器1の出力を分周し、出力を変化させ
ない。
【0058】次に任意分周器1の出力が立ち上がる時点
47において、1/2 分周器4の出力は立ち下がりP/S 変
換器7はビット値D4 を選択して出力する。時点t41
ら時点t47までが任意分周器1の出力の1周期であって
この期間に3ビットD1 ,D 2 , D3 が11ビット相当分
のデータとして出力されている。従って倍率は11/3倍で
ある。このように画面を2倍以上に拡大できる。そし
て、奇数番目のビット値及び偶数番目のビット値がP/S
変換器7から出力される割合は3:4又は4:4であ
り、画面の表示はバランスしている。本実施例はオーバ
ーフロー型の任意分周器に適用できるものであることは
言うまでもない。
【0059】図10は、第3実施例に係る画像処理回路の
ブロック図である。図において任意分周器1は図2に示
すDDA アルゴリズムに基づく分周器であり、D/A 変換ク
ロックを分周比B/ (A+B) で分周する。分周された
出力は1/2 分周器4で1/2 に分周されマルチプレクサ5
へ与えられる。ORゲート3の出力はマルチプレクサ5へ
与えられる。CPU 15は画像を拡大する倍率に応じて任意
分周器1の分周比を設定し、マルチプレクサ5の切換動
作を制御する。マルチプレクサ5は分周器1に設定する
被除数がA、除数がBであって、 1< (A+B) / (2B) <2 の場合、ORゲート3の出力を選択し、 2≦ (A+B) / (2B) の場合、1/2 分周器4の出力を選択し、その出力をメモ
リ6a, メモリ6b及びP/S変換器7へ与える。その他の構
成は図1と同様であるので、同一部分に同一符号を付し
て説明を省略する。
【0060】次に動作について説明する。倍率Nを11/6
とすべくAとして8、Bとして3を入力した場合、任意
分周器1は分周比を3/11として設定し、CPU 15は 1<11/6<2 である故、マルチプレクサ5に対しORゲート3の出力を
選択させるよう制御する。従って動作のタイムチャート
は図2と同様である。倍率Nを11/3とすべくAとして
8、Bとして3を入力した場合、任意分周器1は分周比
を3/11として設定し、CPU 15は 2<11/3 である故、マルチプレクサ5に対し1/2 分周器4の出力
を選択させるよう制御する。従って動作のタイムチャー
トは図4と同様である。このようにA, Bの設定値が同
じ場合であっても、倍率の設定に応じてCPU 15のマルチ
プレクサ5に対する制御は異なる。このように本実施例
においては画面を1倍以上に拡大でき、画面の表示はバ
ランスしている。
【0061】
【発明の効果】第1発明によれば、原クロックを1/(2M)
(Mは1以上の実数) に分周したクロックと、そのクロ
ックでリセットした分周器で原クロックを1/(2L) (Lは
M以上の整数の最小値) に分周したクロックとの論理和
を読み出しクロック及び並直列変換クロックとして用い
ているので画像をM倍に拡大した画面が平衡した画像と
なる。
【0062】第2発明によれば、第1発明においてMを
2未満としているので画像を2倍未満に拡大した画面に
おいて画像が平衡して表示される。
【0063】第3発明によれば、原クロックを1/N(Nは
2以上の実数) の分周比で分周し、更に1/2 の分周比で
分周したクロックを読み出しクロック及び並直列変換ク
ロックとして用いているので、画像を2倍以上に拡大し
た画面において画像が平衡して表示される。
【0064】第4発明によれば、画像を拡大する倍率が
2未満の場合、第2発明を適用し、画像を拡大する倍率
が2以上の場合、第3発明を適用するので、画像を1倍
以上に拡大した画面において画像が平衡して表示され
る。
【0065】第5発明及び第6発明によれば、DDA アル
ゴリズムに基づく分周器を使用することにより、画像を
拡大した画面において画像が平衡して表示される。第7
発明及び第8発明によれば、オーバーフロー型の分周器
を使用することにより、画像を拡大した画面において画
像が平衡して表示される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る画像処理回路のブロック図で
ある。
【図2】図1における任意分周器1としてのDDA アルゴ
リズムに基づく分周器のブロック図である。
【図3】図2におけるDDA アルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【図4】図2に示す分周器の動作を示すタイムチャート
である。
【図5】図1における任意分周器1としてのオーバーフ
ロー型の分周器のブロック図である。
【図6】図5に示す分周器の動作を示すタイムチャート
である。
【図7】図1に示す画像処理回路の動作を示すタイムチ
ャートである。
【図8】第2実施例に係る画像処理回路のブロック図で
ある。
【図9】図8に示す画像処理回路の動作を示すタイムチ
ャートである。
【図10】第3実施例に係る画像処理回路のブロック図
である。
【図11】従来の画像処理回路のブロック図である。
【図12】従来の画像処理回路の動作を示すタイムチャ
ートの1例である。
【図13】従来の画像処理回路の動作を示すタイムチャ
ートの他の1例である。
【符号の説明】
1 任意分周器 2 1/4 分周器 3 ORゲート 4 1/2 分周器 5 マルチプレクサ 6a,6b メモリ 7 P/S 変換器 8 D/A 変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/907 H04N 5/907 B

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み出しクロックで複数のメモリから画
    像のデータを並列に読み出し、読み出した並列データを
    並直列変換クロックで直列データに変換し、画像をM
    (Mは1以上の実数)倍に拡大すべく処理する画像処理
    回路において、 原クロックを分周する分周比を1/(2M)に設定する設定手
    段と、 該設定手段が設定した分周比で原クロックを分周する第
    1分周器と、 該第1分周器の出力でリセットされ原クロックを1/(2L)
    (LはM以上の整数の最小値) の分周比で分周する第2
    分周器と、 前記第1分周器の出力及び前記第2分周器の出力の論理
    和を出力する論理和出力部とを備え、 該論理和出力部の出力を前記読み出しクロック及び前記
    並直列変換クロックとして用いることを特徴とする画像
    処理回路。
  2. 【請求項2】 Mが2未満である請求項1記載の画像処
    理回路。
  3. 【請求項3】 読み出しクロックで複数のメモリから画
    像のデータを並列に読み出し、読み出した並列データを
    並直列変換クロックで直列データに変換し、画像をN
    (Nは2以上の実数)倍に拡大すべく処理する画像処理
    回路において、 原クロックを分周する分周比を 1/Nに設定する設定手段
    と、 該設定手段が設定した分周比で原クロックを分周する第
    1分周器と、 該第1分周器の出力を 1/2の分周比で分周する第2分周
    器とを備え、 該第2分周器の出力を前記読み出しクロック及び前記並
    直列変換クロックとして用いることを特徴とする画像処
    理回路。
  4. 【請求項4】 読み出しクロックで複数のメモリから画
    像のデータを並列に読み出し、読み出した並列データを
    並直列変換クロックで直列データに変換し、画像をM
    (Mは1以上の実数)倍に拡大すべく処理する画像処理
    回路において、 原クロックを分周する分周比を1/(2M)に設定する第1設
    定手段と、 該設定手段が設定した分周比で原クロックを分周する第
    1分周器と、 該第1分周器の出力でリセットされ原クロックを 1/4の
    分周比で分周する第2分周器と、 前記第1分周器の出力及び前記第2分周器の出力の論理
    和を出力する論理和出力部と、 原クロックを分周する分周比を 1/Mに設定する第2設定
    手段と、 該設定手段が設定した分周比で原クロックを分周する第
    3分周器と、 該第3分周器の出力を 1/2の分周比で分周する第4分周
    器と、 Mが2未満の場合は前記論理和出力部の出力を選択し、
    Mが2以上の場合は前記第4分周器の出力を選択する選
    択部とを備え、 該選択部が選択した出力を前記読み出しクロック及び前
    記並直列変換クロックとして用いることを特徴とする画
    像処理回路。
  5. 【請求項5】 前記第1分周器がDDA アルゴリズムに基
    づく分周器である請求項1、2又は3記載の画像処理回
    路。
  6. 【請求項6】 前記第1分周器及び前記第3分周器がDD
    A アルゴリズムに基づく分周器である請求項4記載の画
    像処理回路。
  7. 【請求項7】 前記第1分周器がオーバーフロー型の分
    周器である請求項1、2又は3記載の画像処理回路。
  8. 【請求項8】 前記第1分周器及び前記第3分周器がオ
    ーバーフロー型の分周器である請求項4記載の画像処理
    回路。
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