JP2786385B2 - 廃材部排出装置 - Google Patents
廃材部排出装置Info
- Publication number
- JP2786385B2 JP2786385B2 JP4362149A JP36214992A JP2786385B2 JP 2786385 B2 JP2786385 B2 JP 2786385B2 JP 4362149 A JP4362149 A JP 4362149A JP 36214992 A JP36214992 A JP 36214992A JP 2786385 B2 JP2786385 B2 JP 2786385B2
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- Japan
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- waste material
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- work
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- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス加工されたワー
クから切断された廃材部をプレス型の側方に排出する廃
材部排出装置に関する。
クから切断された廃材部をプレス型の側方に排出する廃
材部排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス加工されたワークの外周の廃材部
は、ワークから切断され、更に分割切断されてプレス型
の側方に排出される。
は、ワークから切断され、更に分割切断されてプレス型
の側方に排出される。
【0003】従来、分割切断された廃材部は、受け台に
載置された後、シリンダ等から成る押出装置によって受
け台が押上げられて排出されたり、取出装置によって把
持されて取出されたり、或いは工具等の使用によって手
作業で取出されたりすることが知られている。
載置された後、シリンダ等から成る押出装置によって受
け台が押上げられて排出されたり、取出装置によって把
持されて取出されたり、或いは工具等の使用によって手
作業で取出されたりすることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、設置
スペースの限られた狭い場所に廃材部の受け台や押出装
置、又は取出装置等を設置しなければならず装置が複雑
になったり、手作業で廃材部を取出す場合には作業者の
負担が大きく省力化や省人化に反するという問題点を有
していた。
スペースの限られた狭い場所に廃材部の受け台や押出装
置、又は取出装置等を設置しなければならず装置が複雑
になったり、手作業で廃材部を取出す場合には作業者の
負担が大きく省力化や省人化に反するという問題点を有
していた。
【0005】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、簡便な構成でワークから切断された廃材部を下
型の外方へ排出する廃材部排出装置を提供しようとする
ものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、簡便な構成でワークから切断された廃材部を下
型の外方へ排出する廃材部排出装置を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、プレス加工されたワークから切断された廃材部
を下型の外方に排出する廃材部の排出装置において、一
端に錘を固着し他端に前記廃材部を載置するアームと、
このアームの中央部に設けた支点ピンと、この支点ピン
を軸支する支柱とからシーソーを構成し、このシーソー
を前記錘が前記下型の外方にあるように前記下型の側面
に付設すると共に、前記錘の重量は前記ワークより軽く
前記廃材部より重いこととした。
発明は、プレス加工されたワークから切断された廃材部
を下型の外方に排出する廃材部の排出装置において、一
端に錘を固着し他端に前記廃材部を載置するアームと、
このアームの中央部に設けた支点ピンと、この支点ピン
を軸支する支柱とからシーソーを構成し、このシーソー
を前記錘が前記下型の外方にあるように前記下型の側面
に付設すると共に、前記錘の重量は前記ワークより軽く
前記廃材部より重いこととした。
【0007】また、前記廃材部を前記下型に設けた分割
刃部で複数の廃材片に分割し、分割した廃材片毎に前記
シーソーを備えるとよい。
刃部で複数の廃材片に分割し、分割した廃材片毎に前記
シーソーを備えるとよい。
【0008】
【作用】上型の下降によって下型に載置されたワークか
ら廃材部が切断され、更に廃材部が複数の廃材片に分割
されると廃材片がアームに載置され、次に上型が上昇す
ると錘の重量でシーソーが回動してアームに載置された
廃材片が下型の外方へ跳ね出される。
ら廃材部が切断され、更に廃材部が複数の廃材片に分割
されると廃材片がアームに載置され、次に上型が上昇す
ると錘の重量でシーソーが回動してアームに載置された
廃材片が下型の外方へ跳ね出される。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明に係る廃材部排出装置を備えた
切断工程にワークが搬送されてきた状態の断面図、図2
は同じく切断工程の下型にワークがセットされた状態の
平面図、図3は同じく切断工程の下型にワークがセット
された状態の断面図、図4は同じく切断工程でワークか
ら廃材部が切断された状態の断面図、図5は同じく切断
工程で廃材部が排出される状態の断面図である。
説明する。図1は本発明に係る廃材部排出装置を備えた
切断工程にワークが搬送されてきた状態の断面図、図2
は同じく切断工程の下型にワークがセットされた状態の
平面図、図3は同じく切断工程の下型にワークがセット
された状態の断面図、図4は同じく切断工程でワークか
ら廃材部が切断された状態の断面図、図5は同じく切断
工程で廃材部が排出される状態の断面図である。
【0010】薄鋼板をプレス加工して所望のワークを成
形する場合には、ワークの外周に廃材部が生じる。この
廃材部は、一般に切断工程で切断され排出される。
形する場合には、ワークの外周に廃材部が生じる。この
廃材部は、一般に切断工程で切断され排出される。
【0011】切断工程1は、図1及び図2に示すように
上型2と下型3から成り、上型2にはワーク4の外周の
廃材部5を切断する刃部6が形成され、内部にスプリン
グ7を介在させてたパット8が設けられ、下型3には廃
材部5を8個の廃材片9に分割切断する分割刃部10が
設けられている。
上型2と下型3から成り、上型2にはワーク4の外周の
廃材部5を切断する刃部6が形成され、内部にスプリン
グ7を介在させてたパット8が設けられ、下型3には廃
材部5を8個の廃材片9に分割切断する分割刃部10が
設けられている。
【0012】また、下型3の側面には8個の廃材片9に
対応して8台の廃材部排出装置11が設けられている。
対応して8台の廃材部排出装置11が設けられている。
【0013】廃材部排出装置11は、短冊状のアーム1
2と、アーム12の一端下面に固着した錘13と、アー
ム12の中央部下面にブラケット14を介して取付けら
れた支点ピン15と、支点ピン15を軸支する支柱16
とからシーソー17を構成している。
2と、アーム12の一端下面に固着した錘13と、アー
ム12の中央部下面にブラケット14を介して取付けら
れた支点ピン15と、支点ピン15を軸支する支柱16
とからシーソー17を構成している。
【0014】そして、シーソー17を錘13が下型3の
外方に存在するように支柱16を下型3の側面に固着さ
せることによって下型3の側面に付設すると共に、錘1
3の重量をワーク4より軽く廃材片9より重くしてい
る。
外方に存在するように支柱16を下型3の側面に固着さ
せることによって下型3の側面に付設すると共に、錘1
3の重量をワーク4より軽く廃材片9より重くしてい
る。
【0015】18は、ワーク4が下型3にセットされて
いない状態でアーム12が下型3の外方に傾き過ぎない
ようにするため支柱16に設けられたストッパである。
いない状態でアーム12が下型3の外方に傾き過ぎない
ようにするため支柱16に設けられたストッパである。
【0016】以上のように構成された廃材部排出装置1
1の動作について説明する。
1の動作について説明する。
【0017】先ず、図1に示すように上型2が上昇して
いる状態の切断工程1に、ワーク4が搬送されてくる。
この時、アーム12には、何も載置されていないので錘
13の重量によりシーソー17は支点ピン15を支点と
して矢印B方向に回動し、アーム12の下面がストッパ
18に当接している。
いる状態の切断工程1に、ワーク4が搬送されてくる。
この時、アーム12には、何も載置されていないので錘
13の重量によりシーソー17は支点ピン15を支点と
して矢印B方向に回動し、アーム12の下面がストッパ
18に当接している。
【0018】そして、ワーク4が下降して下型3にセッ
トされると、アーム12の先端部12aはストッパ18
によって廃材部5の真下に存在するので、廃材部5がワ
ーク4の重量でアーム12の先端部12aを押圧するた
めシーソー17は支点ピン15を支点として矢印A方向
に回動して図3に示すような状態になる。
トされると、アーム12の先端部12aはストッパ18
によって廃材部5の真下に存在するので、廃材部5がワ
ーク4の重量でアーム12の先端部12aを押圧するた
めシーソー17は支点ピン15を支点として矢印A方向
に回動して図3に示すような状態になる。
【0019】次に、上型2が下降すると、図4に示すよ
うに刃部6によってワーク4の外周の廃材部5が、切断
される。パット8はワーク4に当接して下降端となる
が、上型2は内部のスプリング7を圧縮しながら、更に
下降してワーク4から切断された廃材部5を押圧し、下
型3に設けられた分割刃部10によって廃材部5が8個
の廃材片9に分割切断される。この時、シーソー17は
上型2の下降に伴って支点ピン15を支点として矢印A
方向に回動する。
うに刃部6によってワーク4の外周の廃材部5が、切断
される。パット8はワーク4に当接して下降端となる
が、上型2は内部のスプリング7を圧縮しながら、更に
下降してワーク4から切断された廃材部5を押圧し、下
型3に設けられた分割刃部10によって廃材部5が8個
の廃材片9に分割切断される。この時、シーソー17は
上型2の下降に伴って支点ピン15を支点として矢印A
方向に回動する。
【0020】分割切断された廃材片9は、アーム12に
載置される。
載置される。
【0021】次に、図5に示すように上型2とワーク4
が上昇すると、錘13の重量によりシーソー17は支点
ピン15を支点としてアーム12の下面がストッパ18
に当接するまで矢印B方向に回動することになる。ここ
で、アーム12の回動力は錘13の重量により決定され
るので、その重量は必要に応じて設定すればよい。
が上昇すると、錘13の重量によりシーソー17は支点
ピン15を支点としてアーム12の下面がストッパ18
に当接するまで矢印B方向に回動することになる。ここ
で、アーム12の回動力は錘13の重量により決定され
るので、その重量は必要に応じて設定すればよい。
【0022】錘13の重量は、各アーム12が対応する
廃材片9の重量よりも重く設定するが、少し重く設定し
た場合にはアーム12はゆっくり回動し、より重く設定
した場合にはアーム12は勢いよく矢印B方向に回動す
ることになる。
廃材片9の重量よりも重く設定するが、少し重く設定し
た場合にはアーム12はゆっくり回動し、より重く設定
した場合にはアーム12は勢いよく矢印B方向に回動す
ることになる。
【0023】そして、アーム12に載置された廃材片9
は、アーム12の回動によって若干跳ね上げられ且つア
ーム12の上面を滑りながら下型3の外方へ排出され、
不図示の廃材回収コンベア或いは回収容器に自動的に投
入される。
は、アーム12の回動によって若干跳ね上げられ且つア
ーム12の上面を滑りながら下型3の外方へ排出され、
不図示の廃材回収コンベア或いは回収容器に自動的に投
入される。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
便な構成でワークから切断された廃材部を下型の外方へ
切断毎に確実に排出することができる。
便な構成でワークから切断された廃材部を下型の外方へ
切断毎に確実に排出することができる。
【図1】本発明に係る廃材部排出装置を備えた切断工程
にワークが搬送されてきた状態の断面図
にワークが搬送されてきた状態の断面図
【図2】本発明に係る廃材部排出装置を備えた切断工程
の下型にワークがセットされた状態の平面図
の下型にワークがセットされた状態の平面図
【図3】本発明に係る廃材部排出装置を備えた切断工程
の下型にワークがセットされた状態の断面図
の下型にワークがセットされた状態の断面図
【図4】本発明に係る廃材部排出装置を備えた切断工程
でワークから廃材部が切断された状態の断面図
でワークから廃材部が切断された状態の断面図
【図5】本発明に係る廃材部排出装置を備えた切断工程
で廃材部が排出される状態の断面図
で廃材部が排出される状態の断面図
1…切断工程、2…上型、3…下型、4…ワーク、5…
廃材部、6…刃部、9…廃材片、10…分割刃部、11
…廃材部排出装置、12…アーム、13…錘、15…支
点ピン、16…支柱、17…シーソー
廃材部、6…刃部、9…廃材片、10…分割刃部、11
…廃材部排出装置、12…アーム、13…錘、15…支
点ピン、16…支柱、17…シーソー
Claims (2)
- 【請求項1】 プレス加工されたワークから切断された
廃材部を下型の外方に排出する廃材部排出装置におい
て、一端に錘を固着し他端に前記廃材部を載置するアー
ムと、このアームの中央部に設けた支点ピンと、この支
点ピンを軸支する支柱とからシーソーを構成し、このシ
ーソーを前記錘が前記下型の外方にあるように前記下型
の側面に付設すると共に、前記錘の重量は前記ワークよ
り軽く前記廃材部より重いことを特徴とする廃材部排出
装置。 - 【請求項2】 前記廃材部を前記下型に設けた分割刃部
で複数の廃材片に分割し、分割した廃材片毎に前記シー
ソーを備えた請求項1記載の廃材部排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4362149A JP2786385B2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 廃材部排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4362149A JP2786385B2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 廃材部排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06179028A JPH06179028A (ja) | 1994-06-28 |
JP2786385B2 true JP2786385B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=18476071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4362149A Expired - Fee Related JP2786385B2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 廃材部排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2786385B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101382349B1 (ko) * | 2008-03-13 | 2014-04-08 | 현대자동차 주식회사 | 프레스용 스크랩 취출장치 |
DE102011116715A1 (de) * | 2011-10-22 | 2013-04-25 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Vorrichtung und Verfahren zum Warmformen/Presshärten und Schneiden eines Blechmaterials in einem Werkzeug mit automatisierter Entnahme des Blechabfalls |
KR101502324B1 (ko) * | 2014-05-13 | 2015-03-13 | (주)나재 | 원터치 세팅용 스키드바 장치 |
CN104801613B (zh) * | 2015-05-07 | 2016-08-24 | 广东美的厨房电器制造有限公司 | 冲压模具 |
CN113649491B (zh) * | 2021-08-10 | 2023-05-09 | 鄂尔多斯市冠盛汽车部件有限公司 | 汽车车身内板件连续冲压设备 |
-
1992
- 1992-12-09 JP JP4362149A patent/JP2786385B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06179028A (ja) | 1994-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980519 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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