JP2786342B2 - ビタビ復号器 - Google Patents

ビタビ復号器

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JP2786342B2 JP13583791A JP13583791A JP2786342B2 JP 2786342 B2 JP2786342 B2 JP 2786342B2 JP 13583791 A JP13583791 A JP 13583791A JP 13583791 A JP13583791 A JP 13583791A JP 2786342 B2 JP2786342 B2 JP 2786342B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビタビ復号器に関
し、特に送信側での畳み込み符号化器の符号化率変更に
応じ自動的に符号化率を変更することが可能なビタビ復
号器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は畳み込み符号化器およびビタビ復
号器を用いたディジタル通信の構成系統図を示す図であ
り、図において、18および19は送信側20を構成す
る畳み込み符号化器および変調器である。22および2
3は受信側24を構成する復調器およびビタビ復号器で
ある。
【0003】次にディジタル衛星通信の概要について説
明する。送信側20において、畳み込み符号器18によ
り畳み込み符号化し、符号化したデータを削減(パンク
チャード方式)し、PSK変調器等のディジタル通信用
変調器19により変調し、伝送路21を経由して受信側
24で受信する。該受信側24では、復調器22により
上記PSK変調された信号を復調し、さらにビタビ復号
器23において、位相不確定除去,ダミーデータ挿入等
によるデータの復号を行い、誤り訂正復号し、データと
して出力する。
【0004】このビタビ復号器23の誤り訂正復号と
は、復調した信号を一定数だけ蓄積し、次に受信された
信号で得られる図5(c) に示したような出力信号の組合
せ(状態遷移)を考え、最も正しいと思われる状態を推
定する(最尤復号法)。この最尤復号法を実現するアル
ゴリズムとしてViterbi アルゴリズムがあり、ソフトデ
ィシジョン、即ち“0”または“1”という判定ではな
く、“0”と“1”の間をいくつかに分割し、精度を高
めた判定法を用いることにより大きな符号化利得を得る
ものである。
【0005】次にディジタル衛星通信を構成する上記各
部の機能について説明する。まず送信側20の畳み込み
符号化器18について、特に本発明の対象となるパンク
チャード畳み込み符号について簡単に説明する。
【0006】図5(a) は図4に示す畳み込み符号器18
の一例として拘束長3(K=3)、符号化率 1/2
(R=1/2)の畳み込み符号化器を示す。
【0007】上記拘束長(K)とは、出力の符号ビット
に影響を与える入力情報ビット数であり、シフトレジス
タの段数のことを意味する。また、この符号化率による
と入力データ1ビットごとに2ビットずつデータが出力
されるので、2倍のデータの伝送が必要となることも意
味している。
【0008】次に動作について説明する。入力されたデ
ータは各レジスa〜cに記憶され、過去3ビットのデ
ータの特定のビットを用いてmod2の加算を行う2種
の加算器よりPおよびQの2種のデータが出力される。
例えば、各レジスタa〜cの値がi1 〜i3 とすると、
P=i1 +i2 +i3 ,Q=i1 +i3 である。図5
(b) は各レジスタの状態遷移に対しての出力信号(P,
Q)の状態遷移を示す。このような符号器の出力の組合
せは図5(c) のようになる。同図では初期状態として総
てのシフトレジスタの値が“0”であると仮定し、3ビ
ット情報入力により出力信号の総ての組合せが得られて
いる。即ち、現在の出力信号は2ビット前の出力信号と
密接に関係しており、前の出力状態によってその次の入
力ビットが“0”または“1”であってもとりえない出
力信号が存在する。例えば、出力対(1,1)のあとに
は(1,0)または(0,1)の出力対のみが可能であ
り、(1,1)または(0,0)はありえない信号対と
なる。
【0009】また畳み込み符号化器18においては、上
述したように入力データ1ビットごとに2ビットずつデ
ータが出力されるので、2倍のデータの伝送が必要とな
り、データを伝送する場合には符号化データを削減する
ことも考えられる。
【0010】次に、この符号化データの削減(パンクチ
ャード)の方法について説明する。例えば図8(a) 〜
(f) は一例としてR=3/4のパンクチャード符号化方
法を示す。図8(a) は畳み込み符号化されたPおよびQ
データの時系列の変化を示し、図8(b) はパンクチャー
ド符号化のための削除するビット位置を“0“で示し、
図8(b) に従いパンクチャード化され並べ換えられた畳
み込み符号を図8(c) に示す。この方法により伝送する
情報は、畳み込み符号化器18の入力の4/3倍(2倍
×2/3倍)にまで削減される。削減されたデータは変
調器19により変調され、受信側24へ送信される。
【0011】次に受信側24のビタビ復号器23につい
て説明する。図6は図4に示すビタビ復号器23の一例
として従来の手動により符号化率が可変なビタビ復号器
の構成を示す図であり、ここでは符号化率がR=1/2
とR=3/4に可変な場合を例にとって説明する。図に
おいて、1は入力データおよびクロック(P,Q,CL
KI)、2は位相回転部、3は位相回転部出力データ、
4はダミーデータ挿入部、5はダミーデータ挿入部4の
出力データ、6はデコーダ部、7は出力データ、8はク
ロック発生部、9はクロック発生部8で生成された出力
クロック、10はデコーダ部からの同期検出判定用情
報、11は同期検出部、12は同期検出信号(LOCK
ON)、13は図7に示す制御を行う制御部、14は
位相回転制御信号(AMB)、15はダミーデータ挿入
位相制御信号(DUMMY PH)、17は符号化率に
応じ各部を制御するために外部より設定される符号化率
制御信号(RATE)である。
【0012】次に動作について説明する。ビタビ復号器
23では、主に位相回転部2による位相不確定性の除去
と、送信側20で削減(パンクチャード符号化)された
データを元に戻すためのダミーデータ挿入部4によるダ
ミーデータ挿入と、デコーダ部6によるビタビ復号との
動作がある。
【0013】まず、位相回転部2の位相不確定性の除去
について説明する。送信側20では図9(a) に示す破線
の4つの状態のうち、いずれかの状態で変調位相しデー
タを送信する。受信側24では上記のようなPSK信号
を同期検波によって復調器22により復調する場合、復
調されたディジタル符号がPSK信号のどの変調位相を
示しているか、一義的には決まらない。この位相不確定
性を取り除くためにビタビ復号器23の位相回転部2に
入力データP,Q,CLKI1を位相回転部2に入力
し、制御部13からの位相回転制御信号(以下AMBC
ONTと称す)14に応じて位相不確定性を除去する。
その方法としては、PSK信号系列中の既知の符号構成
を用いる方法、例えばTDMAにおけるユニークワード
やインテルサットSCPCにおけるSOMを用いる方法
がある。この方法は送信側20で挿入された既知の符号
パターンが受信側24で正しく復調されるように符号変
換を施すものである。ここで送信符号(p,q)の4相
PSK信号を同期検波する場合を例にとると、再生基準
搬送波ベクトルは、図9(a)に示された4つの状態のう
ちの1つをとり、これに応じて同図(b) に示される受信
符号が得られる。既知のパターンによってこの4つのう
ちのどの状態が受信されたかが分かれば、同図(c) の符
号変換によって送信符号と一致させることができる。
【0014】次にダミーデータ挿入部4によるダミーデ
ータ挿入について説明する。位相不確定性が除去された
データ3はダミーデータ挿入部4に入力される。例えば
符号化率がR=1/2の場合は、最低2ビットずつの組
合せにより送受信されるので、ダミーデータ挿入は不要
のためダミーデータ挿入部4はバイパスされる。次に、
例えば符号化率がR=3/4の場合は、図(d) に示す
通りパンクチャード符号化により削除されたビット位置
にダミーデータが挿入される。この場合パンクチャード
符号位相を図(e) に示す通り誤って認識すると同図に
示す通り原符号(a) とは異なった符号となり、デコーダ
部6で正しい復号が行えなくなるため制御部13からの
ダミーデータ挿入位相制御信号(以下DUMMY PH
と称す)15により正しい挿入位相となるように制御さ
れる。ダミーデータ挿入部4の出力データはデコーダ部
6によりビタビ復号され復号データ7が出力される。
【0015】また符号化率がR=3/4の場合は入力デ
ータ1に対しダミーデータが付加されるため、ダミーデ
ータ挿入部4の入出力のクロック速度が異なるので、入
力クロックより出力クロックがクロック発生部8におい
て生成される。また符号化率がR=1/2の場合は上記
入出力クロックは同一のためクロック発生部8からは入
力クロックと同一クロックが出力クロックとして生成さ
れる。
【0016】ビタビ復号のデコーダ部6の動作について
は本発明の本質部分ではないため省略する(V.K.B
HARGAVA et.al著 塚本 訳「最新ディジ
タル衛星通信」ジャテック出版の12.5章“vite
rbi 復号器の構成“参照)。
【0017】また上記デコーダ部6においては位相回転
部2およびダミーデータ挿入部4において正しい方法に
てデータへの処理がなされた時のみデコーダ部6が正し
く復号できる。この正しい復号が行われているかどうか
はデコーダ部6からの同期判定信号10を用いて同期検
出部11において判定され、同期検出時は同期検出信号
(以下LOCK ONと称す)12が出力される。
【0018】同期検出のためのしきい値は一般に符号化
率により異なるため符号化率制御信号(以後RATEと
称す)12に応じて、このしきい値が変更される。
【0019】制御部13においてはLOCK ON12
の信号よりデコーダ部6の同期、非同期を認識し非同期
時は図7(a) 〜(b) に示す手順により同期するまでAM
BCONT14およびDUMMY PH15をAMB
CONT14とDUMMYPH15の全組み合せについ
て順次変化させ各部への設定を繰り返す。非同期時にお
ける制御部13の上記手順を、まず符号化率R=1/2
の場合について図7(a) に沿って説明する。
【0020】ここで位相回転モードAMBについて、例
えば(0,0),(1,1)をAMB=0モードとし、
(0,1),(1,0)をAMB=1モードとする。
【0021】またダミービット挿入モードPHについ
て、先行データの組合せに挿入するものをPH=0モー
ドとし、後続するデータの組合せに挿入するものをPH
=0モードとする。
【0022】まず、同期判定を行い(S1 )、同期がと
れていれば(S2 )、デコーダ部6に入力し、同期がと
れていなければ(S3)、位相回転モードAMB=0と
して(S4 )、同期をとり(S5 )、同期がとれれば
(S6 )、上記同様デコーダ部6に入力する。同期がと
れていなければ(S7 )、位相回転モードAMB=1と
して(S8 )、同期判定を行う(S9 )。判定がとれれ
ば(S10)、上記同様デコーダ部6に入力し、判定がと
れていなければ、再度、位相回転モードAMB=0から
同期を取り直す(S11)。なお、符号化率R=1/2の
場合はダミーデータを挿入する必要はない。
【0023】次に符号化率R=3/4の場合について制
御部13の動作を図7(b) に沿って説明する。まず、同
期判定を行い(S1 )、同期がとれていれば(S2 )、
デコーダ部6に入力し、同期がとれていなければ
(S3 )、ダミーデータ挿入モードPH=0とし
(S4 )、位相回転モードAMB=0として(S5 )、
同期をとり(S6 )、同期がとれれば(S7 )、上記同
様デコーダ部6に入力する。同期がとれていなければ
(S8 )、位相回転モードAMB=1として(S9 )、
同期判定を行う(S10)。同期がとれれば(S11)、上
記同様デコーダ部6に入力する。同期がとれていなけれ
ば(S12)、次にダミーデータ挿入モードPH=0の正
誤性を判定する(S13)。ダミーデータ挿入モードPH
=0でなければ、再度ダミーデータ挿入モードPH=0
から同期を取り直す(S14)。ダミーデータ挿入モード
PH=0であれば(S15)、再度ダミーデータ挿入モー
ドPH=1として位相回転モードAMB=0から再度同
期を取り直す(S16)。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来のビタビ復号器は
以上のように構成されているので、符号化率を送信側で
変更した場合、その変更に応じて手動でビタビ復号器の
符号化率を変更しなければならないという問題点があっ
た。
【0025】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、送信側で符号化率を変更した場
合には、自動的に符号化率を変更するビタビ復号器を得
ることを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に係る符号化率
自動可変ビタビ復号器は、入力されたPおよびQのデー
タに対しその位相不確定を除去する位相回転部と、該位
相回転部から出力されたデータに対しパンクチャード符
号化方式に従いダミーデータを挿入するダミーデータ挿
入部と、該ダミーデータ挿入部の出力よりビタビ復号方
式に従いデータの復号を行うデコーダ部と、該デコーダ
部からの同期検出用情報を入力しデコーダ部の同期を検
出する同期検出部と、上記ダミーデータ挿入部および上
記デコーダ部へ送出するクロックを入力クロックより生
成するクロック発生部と、上記同期検出部から同期検出
情報が入力されるまで、それまでの動作モードとは無関
係にあらかじめ決められた順序に従い、上記位相回転
部,上記ダミーデータ挿入部,上記デコーダ部,上記同
期検出部,上記クロック発生部の各部に対して総ての設
定動作モードを順次設定変更するように制御を行う制御
部とを備え、上記制御部は、上記デコーダ部の同期が検
出されていた状態での,上記位相回転部,上記ダミーデ
ータ挿入部,上記デコーダ部,上記同期検出部,上記ク
ロック発生部の各部への設定動作モードをあらかじめ記
憶しておき、同期はずれ検出後一定時間はこの記憶され
た設定モードに応じて、ある特定の設定モードから総て
の動作モードを順次設定変更するように制御を行うこと
により、同期検出部から同期検出情報が入力されるま
で、それまでの動作モードとは全く無関係にあらかじめ
決められた順序に従い、上記各部に対して総ての設定動
作モードを順次設定変更するようにしたものである。
たデコーダ部の同期が検出されていた状態での各部への
設定動作モードをあらかじめ記憶しておき、同期はずれ
検出後一定時間はこの記憶された設定モードに応じて、
ある特定の設定モードから総ての動作モードを順次設定
変更するようにしたものである。
【0027】
【0028】
【作用】この発明においては、上述のように構成したこ
とにより、同期検出部より送出されるデコーダ部の同期
検出信号を用いて、デコーダ部の同期はずれを検出した
場合、同期検出がなされるまで、符号化率変更を含むビ
タビ復号器内の動作モードの設定変更を行い自動的に再
同期を達成することができる。またデコーダ部の同期が
検出されていた状態での各部への設定動作モードをあら
かじめ記憶することにより、再度同期するまでの時間を
短縮することができる。
【0029】
【0030】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本発明の第1の実施例による符号化率可変
ビタビ復号器の構成を示す。図において、1〜15は図
4と同一部分は同一名称,番号を付与しており説明を省
略する。16は符号化率に応じ各部を制御するため制御
部13より出力される符号化率制御信号(以後RATE
と称す)である。制御部13の動作および符号化率制御
信号16が外部からではなく制御部13より出力されて
いること以外は従来の符号化率可変ビタビ復号器と同一
動作であるため説明は省略する。
【0031】図2は制御部13の動作の一実施例を示し
たものでデコーダ部の同期はずれを検出した場合、それ
までの動作モードとは全く無関係に特定の動作モード
(例えば符号化率R=1/2、位相回転モード“0”、
ダミービット挿入モード“0”から同期検出されるまで
順次全ての動作モードの組合わせを設定していくもので
ある。ここで、従来例と同様、位相回転モードAMB=
0,AMB=1の2種類は、AMB=0は(0,0),
(1,1)とし、AMB=1は(0,1),(1,0)
とする。
【0032】また、ダミービット挿入モードPH=0,
PH=1の2種類は、PH=0は先行するデータの組合
せに挿入するとし、PH=1は後続するデータの組合せ
に挿入するとする。
【0033】また、上記位相回転モードと上記ダミービ
ット挿入モードに加え、新たに符号化率モードRM を導
入する。この符号化率モードRMは“0”と“1”の2
種類あり、符号化率モードRM =0は符号化率R=1/
2,符号化率モードRM =1は符号化率R=3/4とす
る。
【0034】まず図2(b) に示す表に従いSTATUS
=0(S1)の各モードは、符号化率モードRM =0、
即ち符号化率R=1/2,ダミービット挿入モードPH
=0、即ち2ビットずつのデータの組合せのうち、後の
データP,Qのいずれかに挿入するとし,位相回転モー
ドAMB=0、即ち(0,0),(1,1)とする。こ
の状態において(S1 )、同期判定を行う(S2 )。
【0035】同期がとれていれば(S3 )、デコーダ部
6に入力され、ビタビ復号される。同期がとれていなけ
れば(S4 )、STATUS=0(S5 )〜STATU
S=7(S8 )まで順次変化させて同図(b) に示す組合
せについて同期がとれるまで設定を繰り返す。それでも
なお、同期のとれない場合は(S11)、STATUSを
初期状態、即ちSTATUS=0に戻して(S12)、上
記同様にSTATUS=0(S5 )〜STATUS=7
(S8 )まで順次変化させて再度同期をとりなおす。
【0036】このように上記第1の実施例では、上記同
期検出部11から同期検出情報が入力されるまで、それ
までの動作モードとは全く無関係にあらかじめ決められ
た順序に従い、上記各部に対して総ての設定動作モード
を順次設定変更するようにしたので、送信側で符号化率
を変更しても、受信側でこの変更に応じ手動により符号
化率の変更が不要となり、運用面での自動化が可能とな
る。
【0037】なお上記実施例では、例えば符号化率R=
3/4で動作していたとし、何らかの理由で同期はずれ
となった場合には、符号化率R=1/2から再度動作モ
ードが設定されるため再同期するまで時間を要すること
が考えられる。これに対し、制御部13において同期は
ずれとなる以前の符号化率(図3ではR′と示す)を記
憶しておき、同期はずれ後一定時間内はこの記憶してあ
る符号化率としたまま各部の他の動作モードの全ての組
合わせを順次設定していく方法もある。この場合でも一
定時間後は符号化率を変更し、送信側で符号化率を変更
した場合でも再同期を可能としている。
【0038】このような第2の実施例について図3に沿
って説明する。何らかの理由で同期はずれとなり
(S3 )、制御部13において同期はずれとなる以前の
符号化率R′(例えば、R=3/4あるいはR=1/
2)として(S4 )、ある一定時間記憶するようにタイ
マーをスタートさせる(S5 )。この状態で、上記ダミ
ービット挿入モードPH=0(S6 , 上記位相回転モ
ードAMB=0(S7 )について同期判定を行う
(S8 )。同期がとれていれば(S9 )、デコーダ部6
へ入力され、ビタビ復号される。同期がとれていなけれ
ば(S10)、上記位相回転モードAMB=1(S11)と
して同期判定を行い(S12)、同期がとれていれば(S
13)、上記同様、デコーダ部6へ入力され、ビタビ復号
される。同期がとれていなければ(S14)、上記ダミー
ビット挿入モードPH=0であるか否かの判定を行う
(S15)。ダミービット挿入モードPH=0であれば
(S17)、PH=1とし(S18)、再度位相回転モード
AMB=0(S7 )から順次上記動作を繰り返す。ダミ
ービット挿入モードPH=0でなければ(S16)、PH
=0として(S 19)タイマー動作を終了しているか否か
を判定する(S20)。タイマー動作を終了していなけれ
ば、上記同様、再度位相回転モードAMB=0(S7
から順次上記動作を繰り返す(S21)。タイマー動作を
終了していれば(S22)、上記符号化率モードRM につ
いてRM =0、即ちR=1/2であるか否かを判定し
(S23)、符号化率モードRM =0でなければ
(S24)、RM =0とし、この符号化率モードをある一
定時間記憶するようにタイマーをスタートさせ
(S5 )、順次上記動作を再度繰り返し行う(S27)。
符号化率モードRM =0であれば(S25)、RM =0と
し、この符号化率モードをある一定時間記憶するように
タイマーをスタートさせ(S5 )、上記同様に、順次上
記動作を再度繰り返し行う(S27)。
【0039】このように上記第2の実施例では、デコー
ダ部6の同期が検出されていた状態での各部への設定動
作モードをあらかじめ記憶しておき、同期はずれ検出後
一定時間はこの記憶された設定モードに応じて、ある特
定の設定モードから総ての動作モードを順次設定変更す
るようにしたので、送信側で符号化率を変更しても、受
信側でこの変更に応じ手動により符号化率の変更が不要
となり、運用面での自動化が可能となる。また再同期す
るまでの時間を短縮することができる。
【0040】なお上記第1ないし第2の実施例では、符
号化率R=1/2とR=3/4の場合の自動可変を例に
とって説明したが、他の符号化率あるいは3種以上の符
号化率可変についても同様の考え方で符号化率自動可変
ビタビ復号器が実現でき、上記実施例と同様の効果を奏
する。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る符号化率
自動可変ビタビ復号器によれば、入力されたPおよびQ
のデータに対しその位相不確定を除去する位相回転部
と、該位相回転部から出力されたデータに対しパンクチ
ャード符号化方式に従いダミーデータを挿入するダミー
データ挿入部と、該ダミーデータ挿入部の出力よりビタ
ビ復号方式に従いデータの復号を行うデコーダ部と、該
デコーダ部からの同期検出用情報を入力しデコーダ部の
同期を検出する同期検出部と、上記ダミーデータ挿入部
および上記デコーダ部へ送出するクロックを入力クロッ
クより生成するクロック発生部と、上記同期検出部から
同期検出情報が入力されるまで、それまでの動作モード
とは無関係にあらかじめ決められた順序に従い、上記位
相回転部,上記ダミーデータ挿入部,上記デコーダ部,
上記同期検出部,上記クロック発生部の各部に対して総
ての設定動作モードを順次設定変更するように制御を行
う制御部とを備え、上記制御部は、上記デコーダ部の同
期が検出されていた状態での,上記位相回転部,上記ダ
ミーデータ挿入部,上記デコーダ部,上記同期検出部,
上記クロック発生部の各部への設定動作モードをあらか
じめ記憶しておき、同期はずれ検出後一定時間はこの記
憶された設定モードに応じて、ある特定の設定モードか
ら総ての動作モードを順次設定変更するように制御を行
うことにより、同期検出部から同期検出情報が入力され
るまで、それまでの動作モードとは全く無関係にあらか
じめ決められた順序に従い、上記各部に対して総ての設
定動作モードを順次設定変更するようにしたので、送信
側で符号化率を変更しても、受信側でこの変更に応じ手
動により符号化率の変更が不要となり、運用面での自動
化が可能となる効果がある。また何らかの理由で同期は
ずれとなった場合には、デコーダ部の同期が検出されて
いた状態での各部への設定動作モードをあらかじめ記憶
しておき、同期はずれ検出後一定時間はこの記憶された
設定モードに応じて、ある特定の設定モードから総ての
動作モードを順次設定変更するようにしたので、上記効
果に加え、再同期するまでの時間を短縮することもでき
る効果がある。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による符号化率自動可
変ビタビ復号器を示す系統図である。
【図2】この発明の第1の実施例による制御部の動作を
示す制御フローチャート図である。
【図3】この発明の第2の実施例による制御部の動作を
示す制御フローチャート図である。
【図4】従来の符号化率可変ビタビ復号器の構成を示す
構成図である。
【図5】従来の制御部の動作を示す制御フローチャート
図である。
【図6】従来の畳み込み符号化器の構成を示す構成図で
ある。
【図7】パンクチャード符号化および復号の際のダミー
ビット挿入方法を示す図である。
【図8】畳み込み符号化器およびビダビ復号器を用いた
ディジタル通信の構成系統図である。
【図9】既知符号パターンによる位相不確定除去の方法
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 入力データおよびクロック(P,Q,CLKI) 2 位相回転部 3 位相回転部出力データ 4 ダミーデータ挿入部 5 ダミーデータ挿入部出力データ 6 デコーダ部 7 出力データ 8 クロック発生部 9 クロック発生部で生成された出力クロック 10 デコーダ部からの同期検出判定用情報 11 同期検出部 12 同期検出信号(LOCK ON) 13 図5に示す制御を行う制御部 14 位相回転制御信号(AMB) 15 ダミーデータ挿入位相制御信号(DUMMY P
H) 16 制御部13より出力される符号化率制御信号 17 外部より設定される符号化率制御信号(RAT
E) 18 畳み込み符号器 19 変調器 20 送信側 21 伝送路 22 復調器 23 ビタビ復号器 24 受信側
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−44132(JP,A) 特開 昭64−90621(JP,A) Y.YASUDA,ET AL., ”DEVELOPMENT OF V ARIABLE−RATE VITER BI DECODER AND ITS PERFORMANCE CHARA CTERISTICS,” SIXTH INTERNATIONAL CON FERENCE ON DIGITAL SATELLITE COMMUNI CATIONS,1983,SEPT., P.▲XII▼−24−▲XII▼−31 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 13/00 - 13/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたPおよびQのデータに対しそ
    の位相不確定を除去する位相回転部と、 該位相回転部から出力されたデータに対しパンクチャー
    ド符号化方式に従いダミーデータを挿入するダミーデー
    タ挿入部と、 該ダミーデータ挿入部出力よりビタビ復号方式に従い
    データの復号を行うデコーダ部と、 該デコーダ部からの同期検出用情報を入力しデコーダ部
    の同期を検出する同期検出部と、 上記ダミーデータ挿入部および上記デコーダ部へ送出す
    るクロックを入力クロックより生成するクロック発生部
    上記同期検出部から同期検出情報が入力されるまで、そ
    れまでの動作モードとは無関係にあらかじめ決められた
    順序に従い、上記位相回転部,上記ダミーデータ挿入
    部,上記デコーダ部,上記同期検出部,上記クロック発
    生部の各部に対して総ての設定動作モードを順次設定変
    更するよう制御を行う制御部とを備え 上記制御部は、上記デコーダ部の同期が検出されていた
    状態での,上記位相回転部,上記ダミーデータ挿入部,
    上記デコーダ部,上記同期検出部,上記クロック発生部
    の各部への設定動作モードをあらかじめ記憶しておき、 同期はずれ検出後一定時間はこの記憶された設定モード
    に応じて、ある特定の設定モードから総ての動作モード
    を順次設定変更するように制御を行う ことを特徴とする
    ビタビ復号器。
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