JP2785801B2 - 多結晶シリコン薄膜トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents
多結晶シリコン薄膜トランジスタおよびその製造方法Info
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- JP2785801B2 JP2785801B2 JP11007596A JP11007596A JP2785801B2 JP 2785801 B2 JP2785801 B2 JP 2785801B2 JP 11007596 A JP11007596 A JP 11007596A JP 11007596 A JP11007596 A JP 11007596A JP 2785801 B2 JP2785801 B2 JP 2785801B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多結晶シリコン薄
膜トランジスタの製造方法に関し、特にLDDを有する
多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法に関する。
膜トランジスタの製造方法に関し、特にLDDを有する
多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大面積の硼珪酸ガラス基板上に、低温プ
ロセスで多結晶シリコン薄膜トランジスタを形成する技
術は、駆動回路一体型液晶ディスプレイまたは液晶ライ
トバルブ、および他のデバイスの駆動回路などを低コス
トで作製する技術として期待されている。
ロセスで多結晶シリコン薄膜トランジスタを形成する技
術は、駆動回路一体型液晶ディスプレイまたは液晶ライ
トバルブ、および他のデバイスの駆動回路などを低コス
トで作製する技術として期待されている。
【0003】これらのデバイスでは、多結晶シリコン薄
膜トランジスタにおいて逆バイアス条件下でのリーク電
流が低いことが要求されている。多結晶シリコン薄膜ト
ランジスタでは、ドレイン接合付近の結晶欠陥を介して
キャリアが移動するために、ドレイン電圧に依存した大
きなリーク電流が流れ易く、これを解決するためにLD
D(Lightly Doped Drain)構造を採用し、ドレイ
ン電界を緩和してリーク電流を抑えている。
膜トランジスタにおいて逆バイアス条件下でのリーク電
流が低いことが要求されている。多結晶シリコン薄膜ト
ランジスタでは、ドレイン接合付近の結晶欠陥を介して
キャリアが移動するために、ドレイン電圧に依存した大
きなリーク電流が流れ易く、これを解決するためにLD
D(Lightly Doped Drain)構造を採用し、ドレイ
ン電界を緩和してリーク電流を抑えている。
【0004】従来のLDD構造多結晶シリコン薄膜トラ
ンジスタは、例えば図4に製造工程を示したnチャネル
トランジスタのように作製される。まず、図4(A)に
示すように、絶縁基板21上に半導体薄膜22をパター
ン形成する(マスク1枚目)。次に基板全体にゲート絶
縁膜23を形成した後、半導体薄膜22のチャネル領域
24に対応してゲート電極25を形成する(マスク2枚
目)。
ンジスタは、例えば図4に製造工程を示したnチャネル
トランジスタのように作製される。まず、図4(A)に
示すように、絶縁基板21上に半導体薄膜22をパター
ン形成する(マスク1枚目)。次に基板全体にゲート絶
縁膜23を形成した後、半導体薄膜22のチャネル領域
24に対応してゲート電極25を形成する(マスク2枚
目)。
【0005】その後、図4(B)に示すように、ゲート
電極25をマスクとして、ドナー不純物26を低濃度に
イオン注入することにより、チャネル領域24以外の半
導体薄膜22に低濃度不純物領域27を形成する。
電極25をマスクとして、ドナー不純物26を低濃度に
イオン注入することにより、チャネル領域24以外の半
導体薄膜22に低濃度不純物領域27を形成する。
【0006】その後、図4(C)に示すように、フォト
リソグラフィー法でゲート電極25を覆ってフォトレジ
ストパターン28を形成し(マスク3枚目)、このフォ
トレジストパターン28をマスクとしてドナー不純物2
9を高濃度にイオン注入することにより、フォトレジス
トパターン28より外側の半導体薄膜22に高濃度不純
物領域30を形成する。このようにして、チャネル領域
24と高濃度不純物領域30の間のみに低濃度不純物領
域が形成されることになり、この領域31がLDD領域
と呼ばれる。
リソグラフィー法でゲート電極25を覆ってフォトレジ
ストパターン28を形成し(マスク3枚目)、このフォ
トレジストパターン28をマスクとしてドナー不純物2
9を高濃度にイオン注入することにより、フォトレジス
トパターン28より外側の半導体薄膜22に高濃度不純
物領域30を形成する。このようにして、チャネル領域
24と高濃度不純物領域30の間のみに低濃度不純物領
域が形成されることになり、この領域31がLDD領域
と呼ばれる。
【0007】この後、図4(D)に示すように、フォト
レジストパターン28を除去して、全面に層間絶縁膜3
2を形成し、この層間絶縁膜32とゲート絶縁膜23に
コンタクトホール33を開口し(マスク4枚目)、この
コンタクトホール33を通して高濃度不純物領域30に
接続するソース、ドレイン電極34を形成し(マスク5
枚目)、LDD構造薄膜トランジスタを完成させる。
レジストパターン28を除去して、全面に層間絶縁膜3
2を形成し、この層間絶縁膜32とゲート絶縁膜23に
コンタクトホール33を開口し(マスク4枚目)、この
コンタクトホール33を通して高濃度不純物領域30に
接続するソース、ドレイン電極34を形成し(マスク5
枚目)、LDD構造薄膜トランジスタを完成させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のLDD構造の薄膜トランジスタの作製方法にお
いては、フォトリソグラフィー法でフォトレジストパタ
ーン28を形成したときに、露光機のマスク目合わせず
れや基板の熱膨張のために、フォトレジストパターン2
8が、例えば図5に示すようにずれてしまい、その結
果、LDD領域31の長さ(寸法)が所望の長さからず
れるため、所望のトランジスタ特性が得られなくなると
いう問題を有していた。
た従来のLDD構造の薄膜トランジスタの作製方法にお
いては、フォトリソグラフィー法でフォトレジストパタ
ーン28を形成したときに、露光機のマスク目合わせず
れや基板の熱膨張のために、フォトレジストパターン2
8が、例えば図5に示すようにずれてしまい、その結
果、LDD領域31の長さ(寸法)が所望の長さからず
れるため、所望のトランジスタ特性が得られなくなると
いう問題を有していた。
【0009】この問題は、特に、目合わせずれや基板熱
膨張の影響の出やすい大型硼珪酸ガラス基板上で顕著で
あり、フォトレジストパターン28の基板内ばらつきが
大きいため、基板内デバイス特性が大きくばらつくとい
う問題を有している。
膨張の影響の出やすい大型硼珪酸ガラス基板上で顕著で
あり、フォトレジストパターン28の基板内ばらつきが
大きいため、基板内デバイス特性が大きくばらつくとい
う問題を有している。
【0010】また、従来の方法は、イオン注入工程と、
フォトリソグラフィー工程が、LDD構造を持たないト
ランジスタに比べて1回ずつ多いため、コスト高になる
という他の問題点も併せ持っている。
フォトリソグラフィー工程が、LDD構造を持たないト
ランジスタに比べて1回ずつ多いため、コスト高になる
という他の問題点も併せ持っている。
【0011】従って、本発明は上記事情に鑑みて為され
たものであって、その目的は、LDD構造多結晶シリコ
ン薄膜トランジスタにおいて、大面積基板上において
も、LDD領域の長さのばらつきを抑えると共に、さら
にフォトリソグラフィー工程や他の工程を増加させずに
LDD領域を形成するトランジスタ製造方法を提供する
ことにある。
たものであって、その目的は、LDD構造多結晶シリコ
ン薄膜トランジスタにおいて、大面積基板上において
も、LDD領域の長さのばらつきを抑えると共に、さら
にフォトリソグラフィー工程や他の工程を増加させずに
LDD領域を形成するトランジスタ製造方法を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シリコン膜への光照射による再結晶化で
形成された多結晶シリコン膜を活性層に用いるLDD
(Lightly Doped Drain)構造薄膜トランジスタの製
造方法において、(a)絶縁性基板上にドナー不純物又
はアクセプタ不純物が高濃度に添加されたソース、ドレ
イン用シリコン膜を形成する工程と、(b)活性層とな
るシリコン層を形成する工程と、(c)光照射アニール
時のカバー膜となる誘電体層を形成する工程と、(d)
前記誘電体カバー膜を通して光照射を行いシリコン層を
溶融再結晶化して多結晶シリコン層を形成する工程と、
を含み、前記誘電体カバー膜の膜厚が、トランジスタの
活性領域上と、ソース及びドレイン領域上と、で互いに
異なることを特徴としたものである。
め、本発明は、シリコン膜への光照射による再結晶化で
形成された多結晶シリコン膜を活性層に用いるLDD
(Lightly Doped Drain)構造薄膜トランジスタの製
造方法において、(a)絶縁性基板上にドナー不純物又
はアクセプタ不純物が高濃度に添加されたソース、ドレ
イン用シリコン膜を形成する工程と、(b)活性層とな
るシリコン層を形成する工程と、(c)光照射アニール
時のカバー膜となる誘電体層を形成する工程と、(d)
前記誘電体カバー膜を通して光照射を行いシリコン層を
溶融再結晶化して多結晶シリコン層を形成する工程と、
を含み、前記誘電体カバー膜の膜厚が、トランジスタの
活性領域上と、ソース及びドレイン領域上と、で互いに
異なることを特徴としたものである。
【0013】また、本発明においては、光照射アニール
時のカバー膜となる誘電体層が、TEOS(Tetra
ethoxysilane)、TRIES(Triet
hoxysilane)、TRMS(Trimetho
xysilane)、F−TRIES(Fluoro−
triethoxysilane)などの液体Siソー
スを材料にした各種CVD法により形成されていること
を特徴としている。
時のカバー膜となる誘電体層が、TEOS(Tetra
ethoxysilane)、TRIES(Triet
hoxysilane)、TRMS(Trimetho
xysilane)、F−TRIES(Fluoro−
triethoxysilane)などの液体Siソー
スを材料にした各種CVD法により形成されていること
を特徴としている。
【0014】さらに、本発明においては、光照射アニー
ル時のカバー膜となる誘電体層が、液体Siソースを材
料としたスピン塗布法により形成されていることを特徴
としている。
ル時のカバー膜となる誘電体層が、液体Siソースを材
料としたスピン塗布法により形成されていることを特徴
としている。
【0015】そして、本発明においては、光照射アニー
ル時のカバー膜となる誘電体層が、H2SiF6溶液をS
iソースとする液相堆積法により形成されていることを
特徴としている。
ル時のカバー膜となる誘電体層が、H2SiF6溶液をS
iソースとする液相堆積法により形成されていることを
特徴としている。
【0016】また、本発明に係る薄膜トランジスタ(T
FT)は、絶縁性基板上において、高濃度にドナー不純
物またはアクセプタ不純物を有するパターニングされた
ソース、ドレイン用薄膜と、低濃度にドナー不純物また
はアクセプタ不純物を有するLDD領域および活性領域
を含む多結晶シリコン膜と、ゲート絶縁膜、ゲート電極
およびソース、ドレイン配線電極を有する薄膜トランジ
スタにおいて、LDD領域が、高濃度に不純物を含むソ
ース、ドレイン用薄膜のパターンを覆うような構造を有
する。
FT)は、絶縁性基板上において、高濃度にドナー不純
物またはアクセプタ不純物を有するパターニングされた
ソース、ドレイン用薄膜と、低濃度にドナー不純物また
はアクセプタ不純物を有するLDD領域および活性領域
を含む多結晶シリコン膜と、ゲート絶縁膜、ゲート電極
およびソース、ドレイン配線電極を有する薄膜トランジ
スタにおいて、LDD領域が、高濃度に不純物を含むソ
ース、ドレイン用薄膜のパターンを覆うような構造を有
する。
【0017】本発明に係る薄膜トランジスタにおいて
は、LDD領域が高濃度に不純物を含むソース、ドレイ
ン用薄膜の上面から連続的に不純物濃度が減少するよう
な構造を有する。すなわち、絶縁性基板上に、高濃度に
ドナー不純物またはアクセプタ不純物を有するパターン
ニングされたソース、ドレイン用薄膜及び該基板を覆う
シリコン膜上に形成された誘電体膜カバーを通してレー
ザ光を照射することで溶融再結晶化により形成される多
結晶シリコン活性領域と、前記レーザ光の照射により溶
融再結晶化及び不純物拡散が行われて形成されるソース
及びドレイン多結晶シリコン領域と、を備えるととも
に、前記多結晶シリコン活性領域上にゲート絶縁膜を介
してゲート電極を備え、前記ソース、ドレイン領域にお
いて高濃度に不純物を含む前記ソース、ドレイン用薄膜
から前記シリコン膜の膜厚方向及び前記活性領域方向に
不純物濃度が徐々に減少してLDD領域を形成してい
る。
は、LDD領域が高濃度に不純物を含むソース、ドレイ
ン用薄膜の上面から連続的に不純物濃度が減少するよう
な構造を有する。すなわち、絶縁性基板上に、高濃度に
ドナー不純物またはアクセプタ不純物を有するパターン
ニングされたソース、ドレイン用薄膜及び該基板を覆う
シリコン膜上に形成された誘電体膜カバーを通してレー
ザ光を照射することで溶融再結晶化により形成される多
結晶シリコン活性領域と、前記レーザ光の照射により溶
融再結晶化及び不純物拡散が行われて形成されるソース
及びドレイン多結晶シリコン領域と、を備えるととも
に、前記多結晶シリコン活性領域上にゲート絶縁膜を介
してゲート電極を備え、前記ソース、ドレイン領域にお
いて高濃度に不純物を含む前記ソース、ドレイン用薄膜
から前記シリコン膜の膜厚方向及び前記活性領域方向に
不純物濃度が徐々に減少してLDD領域を形成してい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して以下に説明する。
を参照して以下に説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態を工程順に模
式的に示す素子断面図で、多結晶シリコン薄膜トランジ
スタの作製プロセスを示す。
式的に示す素子断面図で、多結晶シリコン薄膜トランジ
スタの作製プロセスを示す。
【0020】図1(A)に示すように、ガラス基板など
少なくとも表面が絶縁物質である基板1上にドナー不純
物またはアクセプタ不純物が高濃度に添加されたシリコ
ン膜2を形成し、パターニングする(マスク1枚目)。
少なくとも表面が絶縁物質である基板1上にドナー不純
物またはアクセプタ不純物が高濃度に添加されたシリコ
ン膜2を形成し、パターニングする(マスク1枚目)。
【0021】不純物添加シリコン膜2のドナー不純物
は、例えば燐、砒素であり、アクセプタ不純物は例えば
ボロン、アルミニウムである。どの不純物を用いるかに
より、作製されるトランジスタがnチャネルになるかp
チャネルになるかが決まる。また不純物添加シリコン膜
2は、非晶質シリコン膜、微結晶シリコン膜または多結
晶シリコン膜のいずれでもよい。
は、例えば燐、砒素であり、アクセプタ不純物は例えば
ボロン、アルミニウムである。どの不純物を用いるかに
より、作製されるトランジスタがnチャネルになるかp
チャネルになるかが決まる。また不純物添加シリコン膜
2は、非晶質シリコン膜、微結晶シリコン膜または多結
晶シリコン膜のいずれでもよい。
【0022】この高濃度不純物添加シリコン膜2の上に
シリコン膜3を形成し、さらに、誘電体膜6を、活性領
域4上と、ソース及びドレイン領域5上とで、その膜厚
が異なるように形成する。シリコン膜3は、非晶質シリ
コン膜、微結晶シリコン膜および多結晶シリコン膜のい
ずれでもよい。
シリコン膜3を形成し、さらに、誘電体膜6を、活性領
域4上と、ソース及びドレイン領域5上とで、その膜厚
が異なるように形成する。シリコン膜3は、非晶質シリ
コン膜、微結晶シリコン膜および多結晶シリコン膜のい
ずれでもよい。
【0023】本発明の実施の形態における誘電体膜6と
しては、例えば酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸窒
化シリコン膜などが用いられる。
しては、例えば酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸窒
化シリコン膜などが用いられる。
【0024】誘電体膜6を酸化シリコン膜とした場合の
形成法は、好ましくは、TEOS(Tetraetho
xysilane)と酸素を材料ガスとしたプラズマC
VD、TEOSとオゾンを材料ガスとした常圧CVD、
TRIES(Triethoxysilane)と酸素
を材料ガスとしたプラズマCVD、およびTRIESと
オゾンを材料ガスとした常圧CVD、TRMS(Tri
methoxysilane)と酸素を材料ガスとした
プラズマCVD、TRMSとオゾンを材料ガスとした常
圧CVD、F−TRIES(Fluoro−triet
hoxysilane)と酸素を材料ガスとしたプラズ
マCVD、F−TRIESとオゾンを材料ガスとした常
圧CVDなどのCVD法や、液体Siソースを材料とし
たスピン塗布法、H2SiF6をSi材料とした液相堆積
法などである。
形成法は、好ましくは、TEOS(Tetraetho
xysilane)と酸素を材料ガスとしたプラズマC
VD、TEOSとオゾンを材料ガスとした常圧CVD、
TRIES(Triethoxysilane)と酸素
を材料ガスとしたプラズマCVD、およびTRIESと
オゾンを材料ガスとした常圧CVD、TRMS(Tri
methoxysilane)と酸素を材料ガスとした
プラズマCVD、TRMSとオゾンを材料ガスとした常
圧CVD、F−TRIES(Fluoro−triet
hoxysilane)と酸素を材料ガスとしたプラズ
マCVD、F−TRIESとオゾンを材料ガスとした常
圧CVDなどのCVD法や、液体Siソースを材料とし
たスピン塗布法、H2SiF6をSi材料とした液相堆積
法などである。
【0025】モノシランと酸素を材料ガスとした低圧C
VD法などで形成された酸化シリコン膜6は、下地の凹
凸形状を受け継ぎ易いため、図2(A)に示すように、
活性領域4上とソース、ドレイン領域5上でほぼ同じ膜
厚となる。
VD法などで形成された酸化シリコン膜6は、下地の凹
凸形状を受け継ぎ易いため、図2(A)に示すように、
活性領域4上とソース、ドレイン領域5上でほぼ同じ膜
厚となる。
【0026】これに対し、前述したTEOSとオゾンを
材料ガスとした常圧CVD法などにより形成された酸化
シリコン膜は、下地の凹凸形状の受け継ぎ易さ、すなわ
ち活性領域4上の酸化シリコン膜の膜厚と、ソース及び
ドレイン領域5上の酸化シリコン膜厚の比を成膜圧力な
どの形成条件変化で調整できるため、図2(B)に示す
ように、活性領域4上で厚く、ソース及びドレイン領域
5上で薄くなるような、酸化シリコン膜6の成膜が可能
とされる。
材料ガスとした常圧CVD法などにより形成された酸化
シリコン膜は、下地の凹凸形状の受け継ぎ易さ、すなわ
ち活性領域4上の酸化シリコン膜の膜厚と、ソース及び
ドレイン領域5上の酸化シリコン膜厚の比を成膜圧力な
どの形成条件変化で調整できるため、図2(B)に示す
ように、活性領域4上で厚く、ソース及びドレイン領域
5上で薄くなるような、酸化シリコン膜6の成膜が可能
とされる。
【0027】次に、再び図1(A)を参照して、誘電体
膜6を通してシリコン膜3が吸収する波長のレーザ光7
を照射して、溶融再結晶化により多結晶シリコン活性領
域4と、ソース、及びドレイン多結晶シリコン領域5
と、を形成する。
膜6を通してシリコン膜3が吸収する波長のレーザ光7
を照射して、溶融再結晶化により多結晶シリコン活性領
域4と、ソース、及びドレイン多結晶シリコン領域5
と、を形成する。
【0028】ここで、誘電体膜6の膜厚は、活性領域4
上では、高TFT移動度を得るレーザ実効強度となるよ
うに設定され、ソース及びドレイン領域5上では、高濃
度不純物添加シリコン膜2から多結晶シリコン膜側に不
純物が拡散し(図1(A)矢印参照)、シリコン膜3の
膜厚と同程度の拡散長を得るレーザ実効強度となるよう
に、膜厚設定されている。
上では、高TFT移動度を得るレーザ実効強度となるよ
うに設定され、ソース及びドレイン領域5上では、高濃
度不純物添加シリコン膜2から多結晶シリコン膜側に不
純物が拡散し(図1(A)矢印参照)、シリコン膜3の
膜厚と同程度の拡散長を得るレーザ実効強度となるよう
に、膜厚設定されている。
【0029】すなわち、ソース、及びドレイン領域5に
対するレーザアニールは、シリコン膜3の溶融再結晶化
だけでなく、高濃度不純物添加シリコン膜2からシリコ
ン膜3への不純物拡散に寄与しており、この拡散プロフ
ァイルの調節を、シリコン膜3上の誘電体6の膜厚変化
によるレーザ実効強度の変化で行おうというものであ
る。拡散プロファイルを調節すれば、活性領域4とドレ
イン領域5の間のpn接合をなだらかにすることがで
き、LDDが形成されることになる。
対するレーザアニールは、シリコン膜3の溶融再結晶化
だけでなく、高濃度不純物添加シリコン膜2からシリコ
ン膜3への不純物拡散に寄与しており、この拡散プロフ
ァイルの調節を、シリコン膜3上の誘電体6の膜厚変化
によるレーザ実効強度の変化で行おうというものであ
る。拡散プロファイルを調節すれば、活性領域4とドレ
イン領域5の間のpn接合をなだらかにすることがで
き、LDDが形成されることになる。
【0030】このようにして、1回のレーザアニール工
程で多結晶シリコン活性領域とLDD領域が形成され
る。
程で多結晶シリコン活性領域とLDD領域が形成され
る。
【0031】以上の工程で形成されたLDD領域9は、
図1(B)に示すように高濃度不純物添加シリコン膜2
を覆うような形になり、またLDD領域内は高濃度不純
物添加シリコン膜2の上面から連続的に不純物濃度が低
くなっていくプロファイルを有している。
図1(B)に示すように高濃度不純物添加シリコン膜2
を覆うような形になり、またLDD領域内は高濃度不純
物添加シリコン膜2の上面から連続的に不純物濃度が低
くなっていくプロファイルを有している。
【0032】誘電体膜6を通さずにレーザアニールを行
い、活性領域の溶融再結晶化とソース、ドレイン領域の
元素拡散を行おうとすると、それぞれの領域に対する最
適レーザ実効強度が異なるため、活性領域多結晶シリコ
ン品質低下またはソース、ドレイン抵抗増大によるTF
T移動度の低下が生じてしまう。
い、活性領域の溶融再結晶化とソース、ドレイン領域の
元素拡散を行おうとすると、それぞれの領域に対する最
適レーザ実効強度が異なるため、活性領域多結晶シリコ
ン品質低下またはソース、ドレイン抵抗増大によるTF
T移動度の低下が生じてしまう。
【0033】図3は、多結晶シリコン膜上に二酸化シリ
コン膜を形成した多層膜に、波長308nmの光(Xe
Clエキシマレーザなど)を照射した場合の、酸化シリ
コン膜厚と反射率の関係を示したものである。
コン膜を形成した多層膜に、波長308nmの光(Xe
Clエキシマレーザなど)を照射した場合の、酸化シリ
コン膜厚と反射率の関係を示したものである。
【0034】この関係を利用して、活性領域4とソー
ス、ドレイン領域5のそれぞれに対して、最適なレーザ
実効強度となるよう誘電体膜6の膜厚設定をすれば良
く、この膜厚の調整は誘電体膜6の形成条件を変化させ
ることで行う。
ス、ドレイン領域5のそれぞれに対して、最適なレーザ
実効強度となるよう誘電体膜6の膜厚設定をすれば良
く、この膜厚の調整は誘電体膜6の形成条件を変化させ
ることで行う。
【0035】再び図1(B)を参照して、LDD領域の
長さ10のばらつきは、レーザ照射面内ばらつきが無視
できるようなビームサイズの大きいレーザでレーザアニ
ールを行えば、シリコン膜3の膜厚分布でほとんど決ま
るといえる。
長さ10のばらつきは、レーザ照射面内ばらつきが無視
できるようなビームサイズの大きいレーザでレーザアニ
ールを行えば、シリコン膜3の膜厚分布でほとんど決ま
るといえる。
【0036】シリコン膜3の膜厚分布は、例えば対角3
0インチの基板上で±7%程度にすることが可能であ
り、このためシリコン膜3の膜厚を500nmとして
も、LDD領域の長さのばらつきは高々70nmであ
る。
0インチの基板上で±7%程度にすることが可能であ
り、このためシリコン膜3の膜厚を500nmとして
も、LDD領域の長さのばらつきは高々70nmであ
る。
【0037】これに対し、対角30インチ基板上のレジ
ストマスクのずれは100nm〜200nmであり、フ
ォトレジストマスクで形成されるLDD領域の長さのず
れも100nm〜200nmとなる。
ストマスクのずれは100nm〜200nmであり、フ
ォトレジストマスクで形成されるLDD領域の長さのず
れも100nm〜200nmとなる。
【0038】従って、本発明の実施の形態により形成さ
れるLDD領域の長さの基板面内分布は非常に小さいこ
とがわかる。
れるLDD領域の長さの基板面内分布は非常に小さいこ
とがわかる。
【0039】次工程として、図1(C)に示すように、
素子分離のための島状パターニングを行い(マスク2枚
目)、続いてゲート絶縁膜用酸化シリコン膜11を形成
する。最後に、コンタクトホール12を開口し(マスク
3枚目)、ゲート電極13、ソース電極14、ドレイン
電極15を形成して(マスク4枚目)、LDD構造多結
晶シリコン薄膜トランジスタが完成する。
素子分離のための島状パターニングを行い(マスク2枚
目)、続いてゲート絶縁膜用酸化シリコン膜11を形成
する。最後に、コンタクトホール12を開口し(マスク
3枚目)、ゲート電極13、ソース電極14、ドレイン
電極15を形成して(マスク4枚目)、LDD構造多結
晶シリコン薄膜トランジスタが完成する。
【0040】本発明の実施の形態に係る薄膜トランジス
タは、4枚のマスクで形成可能であり、図4に示す自己
整合タイプの薄膜トランジスタに比べても、1枚マスク
が少ない。また、イオン注入工程は従来法で2回必要で
あったが、本発明では全く必要とせず、高濃度不純物添
加シリコン膜の成膜とパターニングの工程が増えただけ
である。
タは、4枚のマスクで形成可能であり、図4に示す自己
整合タイプの薄膜トランジスタに比べても、1枚マスク
が少ない。また、イオン注入工程は従来法で2回必要で
あったが、本発明では全く必要とせず、高濃度不純物添
加シリコン膜の成膜とパターニングの工程が増えただけ
である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は下記記載
の効果を奏する。
の効果を奏する。
【0042】その第1の効果は、大面積ガラス基板上に
おいてもLDD長さのばらつきの小さいLDD構造多結
晶シリコン薄膜トランジスタを形成できるということで
ある。これは、本発明に係る薄膜トランジスタ作製法に
おいては、LDD領域の長さが、パターンマスクではな
く、活性層多結晶シリコン薄膜の膜厚でほぼ決まり、薄
膜の膜厚分布は対角30インチのガラス基板上でも高々
±7%程度であることによる。
おいてもLDD長さのばらつきの小さいLDD構造多結
晶シリコン薄膜トランジスタを形成できるということで
ある。これは、本発明に係る薄膜トランジスタ作製法に
おいては、LDD領域の長さが、パターンマスクではな
く、活性層多結晶シリコン薄膜の膜厚でほぼ決まり、薄
膜の膜厚分布は対角30インチのガラス基板上でも高々
±7%程度であることによる。
【0043】本発明の第2の効果は、4枚のフォトレジ
ストマスクでLDD構造多結晶シリコン薄膜トランジス
タを形成でき、イオン注入工程が不要であるということ
である。また、本発明はその他の工程増加もなく、製造
工程の簡易化及び製造コストの低減を達成するものであ
る。これは、本発明の製造方法においては、LDD形成
がフォトレジストマスクによらず、レーザアニールの熱
による元素の拡散を用いたものであり、さらに、活性領
域およびソース、ドレイン領域それぞれに対するレーザ
アニール実効強度を、シリコン膜上の誘電体膜厚で調整
できるためである。
ストマスクでLDD構造多結晶シリコン薄膜トランジス
タを形成でき、イオン注入工程が不要であるということ
である。また、本発明はその他の工程増加もなく、製造
工程の簡易化及び製造コストの低減を達成するものであ
る。これは、本発明の製造方法においては、LDD形成
がフォトレジストマスクによらず、レーザアニールの熱
による元素の拡散を用いたものであり、さらに、活性領
域およびソース、ドレイン領域それぞれに対するレーザ
アニール実効強度を、シリコン膜上の誘電体膜厚で調整
できるためである。
【図1】本発明の実施の形態を説明するための図であ
り、LDD構造多結晶シリコン薄膜トランジスタの作製
法を製造工程順に模式的に示す断面図である。
り、LDD構造多結晶シリコン薄膜トランジスタの作製
法を製造工程順に模式的に示す断面図である。
【図2】光照射アニールのカバー誘電体膜の下地凹凸被
覆性を模式的に示す素子断面図である。
覆性を模式的に示す素子断面図である。
【図3】多結晶シリコン膜/二酸化シリコン多層膜に波
長308nmの光を酸化シリコン膜側から照射した場合
の、酸化シリコン膜厚と光反射率の関係を示す図である
長308nmの光を酸化シリコン膜側から照射した場合
の、酸化シリコン膜厚と光反射率の関係を示す図である
【図4】従来技術を説明するための図であり、LDD構
造多結晶シリコン薄膜トランジスタの作製法を製造工程
順に模式的に示す断面図である。
造多結晶シリコン薄膜トランジスタの作製法を製造工程
順に模式的に示す断面図である。
【図5】従来技術による、LDD構造多結晶シリコン薄
膜トランジスタにおいて、LDD形成のためのフォトレ
ジストマスクの目合わせがずれた場合の模式的断面図で
ある。
膜トランジスタにおいて、LDD形成のためのフォトレ
ジストマスクの目合わせがずれた場合の模式的断面図で
ある。
1、21 ガラス基板 2 高濃度不純物添加シリコン膜 3 シリコン膜 4 活性領域 5 ソース、ドレイン領域 6 誘電体膜 7 レーザ光 8 不純物の拡散 9 多結晶シリコン膜 10 LDD領域の長さ 11、23 ゲート絶縁膜用酸化シリコン膜 12、33 コンタクトホール 13、25 ゲート電極 14 ソース電極 15 ドレイン電極 22 半導体薄膜 24 チャネル領域 26、29 ドナー不純物 27 低濃度不純物領域 28 フォトレジストパターン 30 高濃度不純物領域 31 LDD領域 32 層間絶縁膜 34 ソース、ドレイン電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 27/12 H01L 29/78 627G (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 29/786 G02F 1/136 500 H01L 21/20 H01L 21/316 H01L 21/336 H01L 27/12
Claims (7)
- 【請求項1】シリコン膜への光照射による再結晶化で形
成された多結晶シリコン膜を活性層に用いるLDD(L
ightly Doped Drain)構造薄膜トランジスタの製造方
法において、 (a)絶縁性基板上にドナー不純物又はアクセプタ不純
物が高濃度に添加されたソース、ドレイン用シリコン膜
を形成する工程と、 (b)活性層となるシリコン層を形成する工程と、 (c)光照射アニール時のカバー膜となる誘電体層を形
成する工程と、 (d)前記誘電体カバー膜を通して光照射を行いシリコ
ン層を溶融再結晶化して多結晶シリコン層を形成する工
程と、 を含み、 前記誘電体カバー膜の膜厚が、トランジスタの活性領域
上と、ソース及びドレイン領域上と、で互いに異なるこ
とを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。 - 【請求項2】前記カバー膜となる誘電体層が平坦化され
た状態で形成されることを特徴とする請求項1記載の薄
膜トランジスタの製造方法。 - 【請求項3】前記光照射アニール時のカバー膜となる誘
電体層が、液体Siソースを材料としたCVD法により
形成されることを特徴とする請求項1記載の薄膜トラン
ジスタの製造方法。 - 【請求項4】前記光照射アニール時のカバー膜となる誘
電体層が、TEOS(Tetraethoxysila
ne)、TRIES(Triethoxysilan
e)、TRMS(Trimethoxysilan
e)、F−TRIES(Fluoro−trietho
xysilane)などの液体Siソースを材料とした
CVD法により形成されていることを特徴とする請求項
3記載の薄膜トランジスタの製造方法。 - 【請求項5】前記光照射アニール時のカバー膜となる誘
電体層が、液体Siソースを材料としたスピン塗布法に
より形成されていることを特徴とする請求項3記載の薄
膜トランジスタの製造方法。 - 【請求項6】前記光照射アニール時のカバー膜となる誘
電体層が、H2SiF6溶液をSiソースとする液相堆積
法により形成されていることを特徴とする請求項3記載
の薄膜トランジスタの製造方法。 - 【請求項7】シリコン膜への光照射による再結晶化で形
成された多結晶シリコン膜を活性層に用いるLDD(L
ightly Doped Drain)構造型の薄膜トランジスタにお
いて、 絶縁性基板上に、高濃度にドナー不純物またはアクセプ
タ不純物を有するパターンニングされたソース、ドレイ
ン用薄膜及び該基板を覆うシリコン膜上に形成された誘
電体膜カバーを通してレーザ光を照射することで溶融再
結晶化により形成される多結晶シリコン活性領域と、前
記レーザ光の照射により溶融再結晶化及び不純物拡散が
行われて形成されるソース及びドレイン多結晶シリコン
領域と、を備えるとともに、前記多結晶シリコン活性領
域上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を備え、 前記ソース、ドレイン領域において高濃度に不純物を含
む 前記ソース、ドレイン用薄膜から前記シリコン膜の膜
厚方向及び前記活性領域方向に不純物濃度が徐々に減少
してLDD領域を構成してなることを特徴とする薄膜ト
ランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11007596A JP2785801B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 多結晶シリコン薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11007596A JP2785801B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 多結晶シリコン薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09275215A JPH09275215A (ja) | 1997-10-21 |
JP2785801B2 true JP2785801B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=14526411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11007596A Expired - Lifetime JP2785801B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 多結晶シリコン薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2785801B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8299467B2 (en) * | 2009-12-28 | 2012-10-30 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Thin film transistor and fabrication method thereof |
KR101829309B1 (ko) * | 2010-01-22 | 2018-02-19 | 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 | 반도체 장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02291138A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-11-30 | Sony Corp | トランジスタの製造方法 |
-
1996
- 1996-04-05 JP JP11007596A patent/JP2785801B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09275215A (ja) | 1997-10-21 |
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