JP2785794B2 - ダイナミックチャネル割り当て方法とその装置 - Google Patents
ダイナミックチャネル割り当て方法とその装置Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W16/00—Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
- H04W16/02—Resource partitioning among network components, e.g. reuse partitioning
- H04W16/04—Traffic adaptive resource partitioning
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W72/00—Local resource management
- H04W72/50—Allocation or scheduling criteria for wireless resources
- H04W72/56—Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on priority criteria
- H04W72/563—Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on priority criteria of the wireless resources
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信方式、特
に、移動無線通信方式のチャネルにおける干渉が発生す
る場合に干渉の危険性を減少させるダイナミックチャネ
ル割り当て方法とその装置に関する。
に、移動無線通信方式のチャネルにおける干渉が発生す
る場合に干渉の危険性を減少させるダイナミックチャネ
ル割り当て方法とその装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、移動通信分野では、周波数の有効
利用のため各無線基地局（以下、単に、基地局と称す）
において干渉の発生を考慮し、置局設計の階段で固定的
に各基地局で使える周波数の制御を行う固定割り当て方
式を行ってきた。しかしながら、この固定割り当て方式
では、時々刻々と変化する呼に対して柔軟に対応できな
い状況になってきた。例えば、ある基地局Ｘでは全ての
チャネルが塞がっているが、隣接する基地局Ｙでは、十
分空きがあるような場合において、新たに基地局Ｘに対
して呼が発生すると、呼損となってしまう。基地局Ｘに
おいて基地局Ｙで空いているチャネルを利用できれば、
その呼は、呼損とならずにすむのである。
利用のため各無線基地局（以下、単に、基地局と称す）
において干渉の発生を考慮し、置局設計の階段で固定的
に各基地局で使える周波数の制御を行う固定割り当て方
式を行ってきた。しかしながら、この固定割り当て方式
では、時々刻々と変化する呼に対して柔軟に対応できな
い状況になってきた。例えば、ある基地局Ｘでは全ての
チャネルが塞がっているが、隣接する基地局Ｙでは、十
分空きがあるような場合において、新たに基地局Ｘに対
して呼が発生すると、呼損となってしまう。基地局Ｘに
おいて基地局Ｙで空いているチャネルを利用できれば、
その呼は、呼損とならずにすむのである。
【０００３】このような割り当て方式の欠点をなくすた
め、全てのチャネルを、各基地局が自由に使うことがで
きるような技術として、ダイナミックチャネル割り当て
方式がある。この方式にも種々な考え方があるが、基本
的には全ての基地局において自由にチャネルを使うこと
を許し、その代わり、各基地局において使おうとするチ
ャネルを、隣接する他の基地局で使用していないかを調
べてから、使用するというものである。すなわち、基地
局のサービスエリア構成を無視して独自にチャネルを選
択しようとすると、フェーディング等の影響により、干
渉を引き起こす可能性があるからである。
め、全てのチャネルを、各基地局が自由に使うことがで
きるような技術として、ダイナミックチャネル割り当て
方式がある。この方式にも種々な考え方があるが、基本
的には全ての基地局において自由にチャネルを使うこと
を許し、その代わり、各基地局において使おうとするチ
ャネルを、隣接する他の基地局で使用していないかを調
べてから、使用するというものである。すなわち、基地
局のサービスエリア構成を無視して独自にチャネルを選
択しようとすると、フェーディング等の影響により、干
渉を引き起こす可能性があるからである。
【０００４】これに対し、基地局が独自にサービスエリ
ア構成を学習し干渉を減少させるダイナミックチャネル
割り当てが提案されている。すなわち、古谷之綱他によ
る、「自律分散チャネル割り当て方式の提案、チャネル
棲み分け方式」昭和６１年度電子通信学会総合全国大会
１０−４７、及び特開昭６１−２４４１３７号公報で
ある。
ア構成を学習し干渉を減少させるダイナミックチャネル
割り当てが提案されている。すなわち、古谷之綱他によ
る、「自律分散チャネル割り当て方式の提案、チャネル
棲み分け方式」昭和６１年度電子通信学会総合全国大会
１０−４７、及び特開昭６１−２４４１３７号公報で
ある。
【０００５】以下、チャネル棲み分け方式のダイナミッ
クチャネル割り当て方式について説明する。
クチャネル割り当て方式について説明する。
【０００６】図４は一般的な移動体通信システムを示
す。図４において、制御回路１ａを有する移動体交換機
１が公衆電話網ＰＳＫとの呼接続を行うとともに複数、
例えば４つの基地局２−１〜２−４の呼接続分配制御を
行う。各基地局２−１〜２−４はアンテナ装置３−１〜
３−４に接続されている。
す。図４において、制御回路１ａを有する移動体交換機
１が公衆電話網ＰＳＫとの呼接続を行うとともに複数、
例えば４つの基地局２−１〜２−４の呼接続分配制御を
行う。各基地局２−１〜２−４はアンテナ装置３−１〜
３−４に接続されている。
【０００７】基地局２−１〜２−４のサービスエリア４
−１〜４−４は、例えば図５のように配置されている。
なお、図５において、５−１、５−２は無線移動局（以
下、単に移動局とする）である。この場合、サービスエ
リア４−３、４−４の重複エリアにおいて、同一時間に
同一周波数ｆ1を使用すると、相互に干渉波となる。し
かし、サービスエリア４−１、４−２が重複するエリア
において、異なる周波数ｆ2、ｆ3を使用した場合には、
干渉とはならない。
−１〜４−４は、例えば図５のように配置されている。
なお、図５において、５−１、５−２は無線移動局（以
下、単に移動局とする）である。この場合、サービスエ
リア４−３、４−４の重複エリアにおいて、同一時間に
同一周波数ｆ1を使用すると、相互に干渉波となる。し
かし、サービスエリア４−１、４−２が重複するエリア
において、異なる周波数ｆ2、ｆ3を使用した場合には、
干渉とはならない。
【０００８】各基地局のサービスエリアにおけるチャネ
ルＣ1、Ｃ2、・・・、Ｃi、・・・Ｃnに対して図６に示
すような優先度Ｐ1、Ｐ2、・・・、Ｐi、・・・、Ｐ
nを、初期において、隣接エリア相互には重ならないよ
うに配分して付与する。ここで、チャネルは時分割して
用いるスロットの概念も含むものとする。
ルＣ1、Ｃ2、・・・、Ｃi、・・・Ｃnに対して図６に示
すような優先度Ｐ1、Ｐ2、・・・、Ｐi、・・・、Ｐ
nを、初期において、隣接エリア相互には重ならないよ
うに配分して付与する。ここで、チャネルは時分割して
用いるスロットの概念も含むものとする。
【０００９】図６に示すＰ1、Ｐ2、・・・Ｐi、・・
・、Ｐnは図７に示すルーチンにより更新される。な
お、図７に示すルーチンは各基地局２−１〜２−４毎に
設けられているが、例としては、図４の制御回路１ａに
おいてすべての基地局２−１〜２−４に対する図７に示
すルーチンが格納されている。
・、Ｐnは図７に示すルーチンにより更新される。な
お、図７に示すルーチンは各基地局２−１〜２−４毎に
設けられているが、例としては、図４の制御回路１ａに
おいてすべての基地局２−１〜２−４に対する図７に示
すルーチンが格納されている。
【００１０】また、はじめに、優先度Ｐｉ（ｉ＝１、
２、・・・、ｎ）の初期値をシステムデータとして外部
メモリもしくは内部メモリに設定する（ステップ１００
１）。続いて優先度変更回数カウンタ値ａを０にする
（ステップ１００２）。移動局もしくは公衆網より交信
要求があると（ステップ１００３）、図６のテーブルを
メモリから読み出し、最大優先度を有するチャネルを選
択する（ステップ１００４）。ステップ１００４にて選
択されたチャネルが空きチャネルか否かを判別し（ステ
ップ１００５）、この結果、空きチャネルであれば、ス
テップ１００４にて選択されたチャネルの優先度Ｐを、 Ｐ←Ｐ＋△Ｐ（ａ） により増大させる（ステップ１００６）。ただし、△Ｐ
（ａ）は優先度変更回数カウンタの値ａにより定まる優
先度関数であって、例えば、図８に示すように、優先度
変更回数が小さい程、大きい。次いで、ステップ１００
４にて選択されたチャネルを割り当てる（ステップ１０
０７）。
２、・・・、ｎ）の初期値をシステムデータとして外部
メモリもしくは内部メモリに設定する（ステップ１００
１）。続いて優先度変更回数カウンタ値ａを０にする
（ステップ１００２）。移動局もしくは公衆網より交信
要求があると（ステップ１００３）、図６のテーブルを
メモリから読み出し、最大優先度を有するチャネルを選
択する（ステップ１００４）。ステップ１００４にて選
択されたチャネルが空きチャネルか否かを判別し（ステ
ップ１００５）、この結果、空きチャネルであれば、ス
テップ１００４にて選択されたチャネルの優先度Ｐを、 Ｐ←Ｐ＋△Ｐ（ａ） により増大させる（ステップ１００６）。ただし、△Ｐ
（ａ）は優先度変更回数カウンタの値ａにより定まる優
先度関数であって、例えば、図８に示すように、優先度
変更回数が小さい程、大きい。次いで、ステップ１００
４にて選択されたチャネルを割り当てる（ステップ１０
０７）。
【００１１】他方、ステップ１００５において、ステッ
プ１００４で選択されたチャネルが空きでなかったとき
は、ステップ１００４にて選択されたチャネルの優先度
Ｐを、 Ｐ←Ｐ−△Ｐ’（ａ） により減少させる。
プ１００４で選択されたチャネルが空きでなかったとき
は、ステップ１００４にて選択されたチャネルの優先度
Ｐを、 Ｐ←Ｐ−△Ｐ’（ａ） により減少させる。
【００１２】次いで、ステップ１００４において選択さ
れていないチャネルが残っているか否かを判別し（ステ
ップ１００９）、チャネルが残っていれば、選択済みの
チャネルを除外してステップ１００４に戻る（ステップ
１０１０）。もし、チャネルが残っていなければ、呼損
とし、ビジー信号を発生する（ステップ１０１１）。ス
テップ１００７、１０１１でのフローで選択されたチャ
ネルが割り当てられるか、ビジー音返しをすると、優先
度変更回数カウンタの値ａを＋１アップする（ステップ
１０１２）。ついで、優先度変更回数カウンタ値ａが上
限値ｎ＝ａ0たとえば２５６に達したか否かを判別する
（ステップ１０１３）。この結果、ａ＝ａ0であればス
テップ１００３に戻り、他方、ａ＞ａ0であれば、ステ
ップ１００２にて優先度変更回数カウンタをクリアして
からステップ１００３に進む。
れていないチャネルが残っているか否かを判別し（ステ
ップ１００９）、チャネルが残っていれば、選択済みの
チャネルを除外してステップ１００４に戻る（ステップ
１０１０）。もし、チャネルが残っていなければ、呼損
とし、ビジー信号を発生する（ステップ１０１１）。ス
テップ１００７、１０１１でのフローで選択されたチャ
ネルが割り当てられるか、ビジー音返しをすると、優先
度変更回数カウンタの値ａを＋１アップする（ステップ
１０１２）。ついで、優先度変更回数カウンタ値ａが上
限値ｎ＝ａ0たとえば２５６に達したか否かを判別する
（ステップ１０１３）。この結果、ａ＝ａ0であればス
テップ１００３に戻り、他方、ａ＞ａ0であれば、ステ
ップ１００２にて優先度変更回数カウンタをクリアして
からステップ１００３に進む。
【００１３】このように、各チャネルに対して優先度を
与え、優先度の高いチャネルを順に割り当てていく方式
で、優先順位の決定の仕方は、そのチャネルを使用する
度に優先度を増大させ、使用できなかった場合には、減
少させる。
与え、優先度の高いチャネルを順に割り当てていく方式
で、優先順位の決定の仕方は、そのチャネルを使用する
度に優先度を増大させ、使用できなかった場合には、減
少させる。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】上述のチャネル棲み分
け方式のダイナミックチャネル割り当て方式は、優先度
Ｐを算出するために優先度関数△Ｐ（ａ）を用いてい
る。優先度関数△Ｐ（ａ）は、種々なものが提案されて
いるが、基本的に優先度変更回数ａをパラメータとした
図８に示す△Ｐ（ａ）で示されるものが主流であり、簡
単に優先度Ｐを求めることができる。しかし、実際にこ
の関数を実現するためには優先度変更回数ａの値が無限
大まで発散してしまう、そこで、優先度変更回数ａの値
が上限値に達した時点で０にクリアしているが、この場
合には、過去の履歴の積み重ねが無駄になってしまい、
システム全体としての学習効果が発揮できなくなるとい
う課題がある。
け方式のダイナミックチャネル割り当て方式は、優先度
Ｐを算出するために優先度関数△Ｐ（ａ）を用いてい
る。優先度関数△Ｐ（ａ）は、種々なものが提案されて
いるが、基本的に優先度変更回数ａをパラメータとした
図８に示す△Ｐ（ａ）で示されるものが主流であり、簡
単に優先度Ｐを求めることができる。しかし、実際にこ
の関数を実現するためには優先度変更回数ａの値が無限
大まで発散してしまう、そこで、優先度変更回数ａの値
が上限値に達した時点で０にクリアしているが、この場
合には、過去の履歴の積み重ねが無駄になってしまい、
システム全体としての学習効果が発揮できなくなるとい
う課題がある。
【００１５】なお、優先度関数△Ｐ（ａ）は、カウンタ
値ａの値が小さい程大きく、大きい程小さいので、サー
ビスエリア構成を学習し始めでは、すばやく安定状態に
落ち着く特徴を有するが、サービスエリアが十分落ち着
いた時点からの急激な環境変化、例えばサービスエリア
内に新たに基地局を増設した場合に対して緩やかな反応
しかできず、良好適切な優先度を示す安定状態に達する
までに時間がかかる。たとえば、図８の優先度関数△Ｐ
（ａ）を用い、優先度変更回数５００回目より干渉検出
率が０．５から０．８に変化した場合のシュミレーショ
ン結果を図９に示す。
値ａの値が小さい程大きく、大きい程小さいので、サー
ビスエリア構成を学習し始めでは、すばやく安定状態に
落ち着く特徴を有するが、サービスエリアが十分落ち着
いた時点からの急激な環境変化、例えばサービスエリア
内に新たに基地局を増設した場合に対して緩やかな反応
しかできず、良好適切な優先度を示す安定状態に達する
までに時間がかかる。たとえば、図８の優先度関数△Ｐ
（ａ）を用い、優先度変更回数５００回目より干渉検出
率が０．５から０．８に変化した場合のシュミレーショ
ン結果を図９に示す。
【００１６】従って、本発明の目的は、過去の履歴を継
承するという利点を崩さずに、より具体的にチャネル割
り当てを実現させるダイナミックチャネル割り当て方法
を提案する。
承するという利点を崩さずに、より具体的にチャネル割
り当てを実現させるダイナミックチャネル割り当て方法
を提案する。
【００１７】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明は、優先度変更回数ａがオーバーフローもし
くは上限値ｎに達したときには、その時点での優先度値
ＰM1をメモリＭ＝Ｍ1に保持するとともに、優先度変更
回数ａを０にクリアする。以後チャネル選択であるキャ
リアセンスに用いる優先度はＭを用い、カウンタは、優
先度変更回数ａをキャリアセンスの度に１づつインクリ
メントさせ優先度値を変化させる。この時のカウンタを
動作させる優先度関数の初期値は、Ｍより開始する。優
先度変更回数ａが最大値ｎに達した場合、その時の優先
度値ＰM1を表の優先度値Ｍ＝Ｍ2に更新保持し、以後同
様に優先度変更回数ａを０にクリアしカウンタで優先度
を変化させる。つまり、常時使用する優先度値はＭを用
い変更回数ａが上限ｎに達する毎に最新の優先度値に置
き換えられることになる。
めに本発明は、優先度変更回数ａがオーバーフローもし
くは上限値ｎに達したときには、その時点での優先度値
ＰM1をメモリＭ＝Ｍ1に保持するとともに、優先度変更
回数ａを０にクリアする。以後チャネル選択であるキャ
リアセンスに用いる優先度はＭを用い、カウンタは、優
先度変更回数ａをキャリアセンスの度に１づつインクリ
メントさせ優先度値を変化させる。この時のカウンタを
動作させる優先度関数の初期値は、Ｍより開始する。優
先度変更回数ａが最大値ｎに達した場合、その時の優先
度値ＰM1を表の優先度値Ｍ＝Ｍ2に更新保持し、以後同
様に優先度変更回数ａを０にクリアしカウンタで優先度
を変化させる。つまり、常時使用する優先度値はＭを用
い変更回数ａが上限ｎに達する毎に最新の優先度値に置
き換えられることになる。
【００１８】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【００１９】図１は本発明に係るダイナミックチャネル
割り当て方法の一実施例のフローチャートである。
割り当て方法の一実施例のフローチャートである。
【００２０】図１は、従来例の図１０のフローチャート
のステップ１０１３の後に本発明のダイナミックチャネ
ル割り当て方法のフローであるステップ１０１から１１
３を付加したものである。
のステップ１０１３の後に本発明のダイナミックチャネ
ル割り当て方法のフローであるステップ１０１から１１
３を付加したものである。
【００２１】すなわち、ステップ１０１３において、優
先度変更回数カウンタａが上限値ｎに達したとき、Ｍ←
ＰM1 とし（ステップ１０１）、以後各チャネルともＭ
の値が保持されている場合は、Ｍの値を優先度値とし固
定する。一方、優先度変更回数カウンタを０リターンし
ａ＝０ （ステップ１０２）、以後ａの値は、直接キ
ャリアセンスを行う時の情報として用いられることなく
カウントを行い、交信要求があると優先度値の大きなチ
ャネルよりキャリアセンスを行う（ステップ１０４）。
この際Ｍの値が保存されているチャネルに対しては、Ｍ
の値を優先度値として用いる。ステップ１０４によって
選択したチャネルが空きチャネルであると判断した場合
は（ステップ１０５）、優先度変更回数ａに応じた△Ｐ
（ａ）だけ優先度値Ｐを増加させ（ステップ１０６）、
次のキャリアセンスに備える。また、優先度値Ｍが保存
されている場合は、Ｍは変化させず、Ｐの増加は実行す
るがキャリアセンスの対象とはしない。その後１０７に
おいてチャネル割り当て処理を行う（ステップ１０
７）。
先度変更回数カウンタａが上限値ｎに達したとき、Ｍ←
ＰM1 とし（ステップ１０１）、以後各チャネルともＭ
の値が保持されている場合は、Ｍの値を優先度値とし固
定する。一方、優先度変更回数カウンタを０リターンし
ａ＝０ （ステップ１０２）、以後ａの値は、直接キ
ャリアセンスを行う時の情報として用いられることなく
カウントを行い、交信要求があると優先度値の大きなチ
ャネルよりキャリアセンスを行う（ステップ１０４）。
この際Ｍの値が保存されているチャネルに対しては、Ｍ
の値を優先度値として用いる。ステップ１０４によって
選択したチャネルが空きチャネルであると判断した場合
は（ステップ１０５）、優先度変更回数ａに応じた△Ｐ
（ａ）だけ優先度値Ｐを増加させ（ステップ１０６）、
次のキャリアセンスに備える。また、優先度値Ｍが保存
されている場合は、Ｍは変化させず、Ｐの増加は実行す
るがキャリアセンスの対象とはしない。その後１０７に
おいてチャネル割り当て処理を行う（ステップ１０
７）。
【００２２】ステップ１０４で選択されたチャネルが使
用中のときは、優先度変更回数ａに応じて△Ｐ（ａ）だ
け優先度値Ｐを減少させ（ステップ１０８）、次のキャ
リアセンスに備える。また、優先度値Ｍが保存されてい
る場合は、Ｍは変化させないで、Ｐの減少は実行するが
キャリアセンスの対象にはしない。
用中のときは、優先度変更回数ａに応じて△Ｐ（ａ）だ
け優先度値Ｐを減少させ（ステップ１０８）、次のキャ
リアセンスに備える。また、優先度値Ｍが保存されてい
る場合は、Ｍは変化させないで、Ｐの減少は実行するが
キャリアセンスの対象にはしない。
【００２３】ステップ１０８での優先度値Ｐ減少後、ス
テップ１０４によるチャネル以外のチャネルの有無を判
断し（ステップ１０９）、あればステップ１０４による
選択チャネルを除外し（ステップ１１０）、ステップ１
０４に戻って、次のチャネル割り当て処理を繰り返す。
ステップ１０９で残りのチャネルが無いときは、ビジー
音返しをして接続を断念する（ステップ１１１）。
テップ１０４によるチャネル以外のチャネルの有無を判
断し（ステップ１０９）、あればステップ１０４による
選択チャネルを除外し（ステップ１１０）、ステップ１
０４に戻って、次のチャネル割り当て処理を繰り返す。
ステップ１０９で残りのチャネルが無いときは、ビジー
音返しをして接続を断念する（ステップ１１１）。
【００２４】ステップ１０７でチャネルを割り当て、ス
テップ１１１でビジー音返しをして接続をやめると優先
度変更回数ａを１インクリメントし、ａ＝ｎであれば１
０１にもどりＭにＰの増減が実行されていたＰMiの値
（ｉはａがｎに達した回数）を保存し直し、以下１０２
以降の処理を続け、ａ＜ｎの場合はステップ１０３に戻
って新たなチャネル割り当て要求に対応する（ステップ
１１３）。
テップ１１１でビジー音返しをして接続をやめると優先
度変更回数ａを１インクリメントし、ａ＝ｎであれば１
０１にもどりＭにＰの増減が実行されていたＰMiの値
（ｉはａがｎに達した回数）を保存し直し、以下１０２
以降の処理を続け、ａ＜ｎの場合はステップ１０３に戻
って新たなチャネル割り当て要求に対応する（ステップ
１１３）。
【００２５】よって、この操作により、変更回数がｎ回
毎に新しい優先度値に修正される。図１０は本発明のダ
イナミックチャネル割り当て装置の一実施例の主要部を
示すブロック図である。
毎に新しい優先度値に修正される。図１０は本発明のダ
イナミックチャネル割り当て装置の一実施例の主要部を
示すブロック図である。
【００２６】各チャネル毎にチャネル別優先度表示部６
iを有し、チャネル別優先度表示部６iはｎ回数毎に０ク
リアするｎ回０クリアカウンタ７と、各ｎ回毎にその時
の優先度を固定して保持する優先度固定部８と、ｎ回後
の優先度をキャリアセンス毎の増減を実行して格納して
いる優先度格納部９と、当該チャネルが使用中か空きか
を示す使用中表示部１０とを有し、また、チャネル選択
要求によりチャネル選択を行うチャネルセレクタ１１
と、選択されたチャネルが空きの場合、第１の優先度関
数だけ直前の優先度を増加するΔＰ（ａ）増算部１２
と、選択されたチャネルが使用中の場合、直前の優先度
から第２の優先度関数ΔＰ’（ａ）だけ減少させるΔ
Ｐ’（ａ）減算部１３を有している。
iを有し、チャネル別優先度表示部６iはｎ回数毎に０ク
リアするｎ回０クリアカウンタ７と、各ｎ回毎にその時
の優先度を固定して保持する優先度固定部８と、ｎ回後
の優先度をキャリアセンス毎の増減を実行して格納して
いる優先度格納部９と、当該チャネルが使用中か空きか
を示す使用中表示部１０とを有し、また、チャネル選択
要求によりチャネル選択を行うチャネルセレクタ１１
と、選択されたチャネルが空きの場合、第１の優先度関
数だけ直前の優先度を増加するΔＰ（ａ）増算部１２
と、選択されたチャネルが使用中の場合、直前の優先度
から第２の優先度関数ΔＰ’（ａ）だけ減少させるΔ
Ｐ’（ａ）減算部１３を有している。
【００２７】チャネルセレクタ１１は、チャネル要求あ
ると各チャネル別優先度表示部６iをスキャンして、最
大の優先度のチャネルを選択し、それが空いていると該
チャネルを使用を指示すると同時にΔＰ（ａ）増算部１
２に当該チャネル別優先度表示部の優先度格納部９を増
加させる。使用中の場合は、ΔＰ’（ａ）減算部１３に
当該チャネルのチャネル別優先度表示部の優先度格納部
９を減算させる。優先度のスキャンに際して、各チャネ
ル優先度表示部６iはカウンタ値ａが最初のｎに達する
までは優先度格納部９を読ませ、その後は優先度固定部
８を読ませると共に優先度格納部９の増減算を実行させ
る。
ると各チャネル別優先度表示部６iをスキャンして、最
大の優先度のチャネルを選択し、それが空いていると該
チャネルを使用を指示すると同時にΔＰ（ａ）増算部１
２に当該チャネル別優先度表示部の優先度格納部９を増
加させる。使用中の場合は、ΔＰ’（ａ）減算部１３に
当該チャネルのチャネル別優先度表示部の優先度格納部
９を減算させる。優先度のスキャンに際して、各チャネ
ル優先度表示部６iはカウンタ値ａが最初のｎに達する
までは優先度格納部９を読ませ、その後は優先度固定部
８を読ませると共に優先度格納部９の増減算を実行させ
る。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、各チャネ
ルの割り当てによる優先度変更回数がカウンタの上限値
ｎに達する都度その時の優先度をＭとしてそれ以降の優
先度として次のｎ回のチャネル割り当てに対応させるの
で、優先度変更回数のオーバーフローあるいは上限値に
達した場合の問題を解決し、過去の履歴を維持しながら
も、急激な環境の変化が生じた場合もすばやく安定点に
達することができる効果がある。
ルの割り当てによる優先度変更回数がカウンタの上限値
ｎに達する都度その時の優先度をＭとしてそれ以降の優
先度として次のｎ回のチャネル割り当てに対応させるの
で、優先度変更回数のオーバーフローあるいは上限値に
達した場合の問題を解決し、過去の履歴を維持しながら
も、急激な環境の変化が生じた場合もすばやく安定点に
達することができる効果がある。
【図１】本発明のダイナミックチャネル割り当て方法の
カウンタ値がｎまでのフローを示すフローチャートであ
る。
カウンタ値がｎまでのフローを示すフローチャートであ
る。
【図２】図１のフローに続くカウンタ値が最初のｎを超
えた後のフローを示すフローチャートである。
えた後のフローを示すフローチャートである。
【図３】本発明の実施例に係る優先度のシュミレーショ
ン結果を示す図である。
ン結果を示す図である。
【図４】一般的な移動体通信システムを示すブロック図
である。
である。
【図５】図３のシステムにおけるサービスエリアを説明
する図である。
する図である。
【図６】従来のダイナミックチャネル割り当て方式に用
いられる優先度のテーブルの例を示す図表である。
いられる優先度のテーブルの例を示す図表である。
【図７】従来のダイナミックチャネル割り当て方式を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図８】図７の優先度関数を示すグラフである。
【図９】図７の方式による優先度のシュミレーション結
果を示す図である。
果を示す図である。
【図１０】本発明のダイナミックチャネル割り当て装置
の一実施例の主要部のブロック図である。
の一実施例の主要部のブロック図である。
１ 移動体交換機 １ａ 制御回路 ２−１〜３−４ アンテナ装置 ４−１〜４−４ サービスエリア ５−１〜５−２ 移動局 ６i チャネル別優先度表示部 ７ ｎ回０クリアカウンタ ８ 優先度固定部 ９ 優先度格納部 １０ 使用中表示部 １１ チャネルセレクタ １２ ΔＰ（ａ）増算部 １３ ΔＰ’（ａ）減算部
Claims (6)
- 【請求項１】 無線基地局（２−１〜２−４）と無線移
動局（５−１〜５−２）との間の交信に使用されるチャ
ネルの割り当てのために、各チャネルに優先度（Ｐｉ）
を付与し、 前記チャネル割り当て要求毎に優先度の高いチャネルを
選択し、各チャネルが無線移動局に対して割り当てられ る都度、
１が加算される優先度変更回数カウンタを各チャネル別
に具備し、 選択されたチャネルが空きチャネルの時に該チャネルを
交信要求に割り当てるとともに、該チャネルの優先度を
優先度変更回数カウンタの値ａに応じた第１の優先度関
数値△Ｐ（ａ）だけ増大させるステップと、 割り当てられたチャネルが空きチャネルでないとき、該
チャネルの優先度を前記優先度変更回数カウンタの値ａ
に応じた第２の優先度関数値△Ｐ’（ａ）だけ減少さ
せ、次位の優先度のチャネルについて割り当て操作をす
るステップとを含む第１のキャリアセンスを有するダイ
ナミックチャネル割り当て方法において、優先度変更回
数カウンタの値ａが予め設定されている上限値ｎに達し
たか否かを累積的に判別するステップと、 前記優先度変更回数カウンタの値ａが最初の上限値ｎに
達すると、当該回数に達した時点に対応する優先度Ｍ1
＝ＰM1を以降ｎ回の優先度値としてチャネル選択に使用
し、順次、優先度変更回数カウンタの値ａがｉ度目のｎ
に達するとｎ×ｉ優先度変更回数に対応する優先度値Ｍ
i ＝Ｐ Mi を更新して以降ｎ回の優先度としてチャネル選
択に対応させて保持するステップと、 優先度値Ｍiを保持したときに優先度変更回数カウンタ
値ａを０にクリアするステップと、前記優先度Ｍ i ＝Ｐ Mi とするチャネルがＭ i を保持してい
る期間中にチャネル選択を受けると第１のキャリアセン
スを行って優先度の算出を継続して実行し、更新して格
納しておき、そのｎ×（ｉ＋１）優先度変更回数におけ
る結果をＭ i+1 ＝Ｐ Mi+1 と するステップとを有すること
を特徴とするダイナミックチャネル割り当て方法。 - 【請求項２】 前記第１、第２の優先度関数は前記優先
度変更回数の値が小さい程大きい請求項１に記載のダイ
ナミックチャネル割当て方法。 - 【請求項３】 前記第１、第２の優先度関数は同一であ
る請求項１に記載のダイナミックチャネル割当て方法。 - 【請求項４】 基地局が保有するチャネル毎に、チャネ
ルを割り当て要求が発生する都度、前記チャネルにカウ
ントを１だけ歩進するチャネル別優先度変更回数カウン
タと、他の基地局エリアからのインタフェアランスの少
ない順に付与した優先度の高い順にチャネルを選択する
手段と、該選択手段によって選択されたチャネルが空き
のとき該チャネルを割り当てるとともに、該チャネルの
優先度変更回数カウンタの値ａに応じた、第１の優先度
関数値ΔＰ（ａ）だけ優先度を増大させる手段と、前記
選択されたチャネルが空きチャネルでないとき、該チャ
ネルの優先度を優先度変更回数カウンタの値ａに応じた
第２の優先度関数値ΔＰ’（ａ）だけ減少させるととも
に次位の優先度のチャネルを選択して、優先度変更回数
カウンタの歩進と使用中の有無による優先度の変更を行
う第１のキャリアセンスを繰り返し、前記各チャネルの
優先度変更回数カウンタをその上限に達したとき０クリ
アする手段とを有する移動通信システムの基地局のダイ
ナミックチャネル割り当て装置において、 前記優先度変更回数カウンタの値ａが上限ｎに達する回
数をｉとしたとき、上限ｎに達した都度、その時点の優
先度値を順次ｎ×ｉの優先度値Ｍi＝ＰMiに更新してｎ
×ｉ回〜ｎ×（ｉ＋１）−１の間保持させその間のチャ
ネル選択に対応させる手段と、 優先度Ｍiに保持したときに優先度変更回数カウンタ値
ａを０にクリアする手段と、 優先度値Ｍiに保持する期間に中チャネルの選択を受け
ると第１のキャリアセンスによる優先度の変換の実行を
継続し、その結果を更新して格納しておき次のｎ×（ｉ
＋１）時に優先度Ｍi+1＝Ｐi+1として保持させる手段と
を有することを特徴とするダイナミックチャネル割り当
て装置。 - 【請求項５】 前記第１、第２の優先度関数は前記優先
度変更回数の値が小さい程大きい請求項４記載のダイナ
ミックチャネル割当て装置。 - 【請求項６】 前記第１、第２の優先度関数は同一であ
る請求項４記載のダイナミックチャネル割当て装置。
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