JP2850619B2 - 移動通信システムの送信電力制御方式 - Google Patents
移動通信システムの送信電力制御方式Info
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- JP2850619B2 JP2850619B2 JP4011478A JP1147892A JP2850619B2 JP 2850619 B2 JP2850619 B2 JP 2850619B2 JP 4011478 A JP4011478 A JP 4011478A JP 1147892 A JP1147892 A JP 1147892A JP 2850619 B2 JP2850619 B2 JP 2850619B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のセルにそれぞれ
設けられた基地局が、通話要求に対して、複数の通話チ
ャネルから通話チャネルを選択し、基地局及び移動局は
複数の送信電力の選択が可能であって、通話チャネルの
干渉波電力が一定値以下であり、かつ送信電力によって
通話チャネルにおける希望波対干渉波電力比が所要値以
上であった場合に通話チャネルを割り当てるセルラー方
式の移動通信システムの送信電力制御方式に関する。
設けられた基地局が、通話要求に対して、複数の通話チ
ャネルから通話チャネルを選択し、基地局及び移動局は
複数の送信電力の選択が可能であって、通話チャネルの
干渉波電力が一定値以下であり、かつ送信電力によって
通話チャネルにおける希望波対干渉波電力比が所要値以
上であった場合に通話チャネルを割り当てるセルラー方
式の移動通信システムの送信電力制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】コードレス電話システムのような移動通
信システムでは、基地局にチャネルを固定的に割り当て
ないで、基地局が通信毎にキャリアセンスを行って空き
と判断したチャネルを選んで使用するダイナミックチャ
ネル割当を行う。このようなダイナミックチャネル割当
を行うシステムにおいては、空きと判断して行おうとし
た通信が他の通信に干渉妨害を及ぼすことがある。この
ため通信中チャネル切り換え(以後、ハンドオフとよ
ぶ)が必要となる。このとき空きチャネルが存在しない
と強制的に切断される。この確率である強制切断率はサ
ービス上、呼損率に比べて十分に低く抑える必要があ
る。
信システムでは、基地局にチャネルを固定的に割り当て
ないで、基地局が通信毎にキャリアセンスを行って空き
と判断したチャネルを選んで使用するダイナミックチャ
ネル割当を行う。このようなダイナミックチャネル割当
を行うシステムにおいては、空きと判断して行おうとし
た通信が他の通信に干渉妨害を及ぼすことがある。この
ため通信中チャネル切り換え(以後、ハンドオフとよ
ぶ)が必要となる。このとき空きチャネルが存在しない
と強制的に切断される。この確率である強制切断率はサ
ービス上、呼損率に比べて十分に低く抑える必要があ
る。
【0003】この対策として全チャネルのうち一部のチ
ャネルは発呼には割り当てず、ハンドオフ専用とするこ
とによって、強制切断を減らす方法がある。
ャネルは発呼には割り当てず、ハンドオフ専用とするこ
とによって、強制切断を減らす方法がある。
【0004】また通信中の基地局で割当可能なチャネル
が存在しないときは、隣接する他の基地局に割当可能な
チャネルがあれば、そのチャネルに切り換えて強制切断
を減らす方法もある。
が存在しないときは、隣接する他の基地局に割当可能な
チャネルがあれば、そのチャネルに切り換えて強制切断
を減らす方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一部の
チャネルをハンドオフ専用とする方法では、ハンドオフ
専用チャネルの利用効率が低くなるため、同じ呼損率で
運ばれる呼量が少なくなるという問題点がある。
チャネルをハンドオフ専用とする方法では、ハンドオフ
専用チャネルの利用効率が低くなるため、同じ呼損率で
運ばれる呼量が少なくなるという問題点がある。
【0006】一方、隣接する他の基地局のチャネルに切
り換えて強制切断を減らす方法では、他の基地局との間
と連携した制御が必要となるだけでなく、隣のゾーンの
基地局と接続することで送信電力が大きくなることが多
いため、周囲の干渉波レベルが高くなり、周波数利用効
率が低下するという問題点がある。
り換えて強制切断を減らす方法では、他の基地局との間
と連携した制御が必要となるだけでなく、隣のゾーンの
基地局と接続することで送信電力が大きくなることが多
いため、周囲の干渉波レベルが高くなり、周波数利用効
率が低下するという問題点がある。
【0007】本発明の目的は上述の問題点を解決し、ハ
ンドオフ専用のチャネルを確保することなく、また周囲
の基地局へのハンドオフの制御も少なく、送信電力の増
加による周波数利用効率の低下を抑えた移動通信システ
ムの送信電力制御方式を提供することにある。
ンドオフ専用のチャネルを確保することなく、また周囲
の基地局へのハンドオフの制御も少なく、送信電力の増
加による周波数利用効率の低下を抑えた移動通信システ
ムの送信電力制御方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、複数のセ
ルにそれぞれ設けられた基地局が、通話要求に対して、
複数の通話チャネルから通話チャネルを選択し、基地局
及び移動局は複数の送信電力の選択が可能であって、前
記通話チャネルの干渉波電力が一定値以下であり、前記
通話チャネルにおける希望波対干渉波電力比が所要値以
上であった場合に前記通話チャネルを割り当てるセルラ
ー方式の移動通信システムの送信電力制御方式であっ
て、新たに発生した呼に対して通話チャネルを割り当て
る場合には、基地局及び移動局は希望波の受信電力を測
定し、前記希望波の受信電力が一定値以上となる最も小
さい送信電力をそれぞれ選択し、通話中に通話チャネル
を切り換えるときには、基地局及び移動局は希望波の受
信電力及び切り換え先として選択したチャネルの干渉波
の受信電力を測定し、前記希望波の受信電力が前記一定
値以上となり、かつ希望波対干渉波電力比が所要値以上
となる最も小さい送信電力をそれぞれ選択することを特
徴とする。
ルにそれぞれ設けられた基地局が、通話要求に対して、
複数の通話チャネルから通話チャネルを選択し、基地局
及び移動局は複数の送信電力の選択が可能であって、前
記通話チャネルの干渉波電力が一定値以下であり、前記
通話チャネルにおける希望波対干渉波電力比が所要値以
上であった場合に前記通話チャネルを割り当てるセルラ
ー方式の移動通信システムの送信電力制御方式であっ
て、新たに発生した呼に対して通話チャネルを割り当て
る場合には、基地局及び移動局は希望波の受信電力を測
定し、前記希望波の受信電力が一定値以上となる最も小
さい送信電力をそれぞれ選択し、通話中に通話チャネル
を切り換えるときには、基地局及び移動局は希望波の受
信電力及び切り換え先として選択したチャネルの干渉波
の受信電力を測定し、前記希望波の受信電力が前記一定
値以上となり、かつ希望波対干渉波電力比が所要値以上
となる最も小さい送信電力をそれぞれ選択することを特
徴とする。
【0009】第二の発明は、複数のセルにそれぞれ設け
られた基地局が、通話要求に対して、複数の通話チャネ
ルから通話チャネルを選択し、基地局及び移動局は複数
の送信電力の選択が可能であって、前記通話チャネルの
干渉波電力が一定値以下であり、前記通話チャネルにお
ける希望波対干渉波電力比が所要値以上であった場合に
前記通話チャネルを割り当てるセルラー方式の移動通信
システムの送信電力制御方式であって、新たに発生した
呼に対して通話チャネルを割り当てる場合には、基地局
及び移動局は希望波の受信電力を測定し、前記希望波の
受信電力が一定値以上となる最も小さい送信電力をそれ
ぞれ選択し、通話中に通話チャネルを切り換えるときに
は、基地局及び移動局は希望波の受信電力を測定し、前
記希望波の受信電力が一定値以上となる最も小さい送信
電力をそれぞれ選択し、使用可能な通話チャネルが存在
しない場合には、基地局及び移動局は希望波の受信電力
及び切り換え先として選択したチャネルの干渉波の受信
電力を測定し、前記希望波の受信電力が前記一定値以上
となり、かつ希望波対干渉波電力比が所要値以上となる
最も小さい送信電力をそれぞれ選択することを特徴とす
る。
られた基地局が、通話要求に対して、複数の通話チャネ
ルから通話チャネルを選択し、基地局及び移動局は複数
の送信電力の選択が可能であって、前記通話チャネルの
干渉波電力が一定値以下であり、前記通話チャネルにお
ける希望波対干渉波電力比が所要値以上であった場合に
前記通話チャネルを割り当てるセルラー方式の移動通信
システムの送信電力制御方式であって、新たに発生した
呼に対して通話チャネルを割り当てる場合には、基地局
及び移動局は希望波の受信電力を測定し、前記希望波の
受信電力が一定値以上となる最も小さい送信電力をそれ
ぞれ選択し、通話中に通話チャネルを切り換えるときに
は、基地局及び移動局は希望波の受信電力を測定し、前
記希望波の受信電力が一定値以上となる最も小さい送信
電力をそれぞれ選択し、使用可能な通話チャネルが存在
しない場合には、基地局及び移動局は希望波の受信電力
及び切り換え先として選択したチャネルの干渉波の受信
電力を測定し、前記希望波の受信電力が前記一定値以上
となり、かつ希望波対干渉波電力比が所要値以上となる
最も小さい送信電力をそれぞれ選択することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】第一の発明によれば新たに発生した呼に対して
は希望波レベルが小さいときに限って送信電力を大きく
し、希望波対干渉波電力比が小さいときは送信電力を大
きくすることがない。従って平均的な送信電力は低くな
り、干渉波レベルは全体に低くなる。ハンドオフに対し
ては希望波対干渉波電力比が低ければ送信電力を大きく
するが、干渉波レベルが低く、空きチャネルが存在しな
い確率が低いため強制切断率を低く抑えることができ
る。
は希望波レベルが小さいときに限って送信電力を大きく
し、希望波対干渉波電力比が小さいときは送信電力を大
きくすることがない。従って平均的な送信電力は低くな
り、干渉波レベルは全体に低くなる。ハンドオフに対し
ては希望波対干渉波電力比が低ければ送信電力を大きく
するが、干渉波レベルが低く、空きチャネルが存在しな
い確率が低いため強制切断率を低く抑えることができ
る。
【0011】第二の発明によればさらにハンドオフに対
して送信電力を上げないで使用できるチャネルが存在し
ないことを調べた後、送信電力を上げて使用可能なチャ
ネルを選択して割り当てる。従って高い送信電力でチャ
ネルを使用することが少なくなり、干渉波レベルを一層
低く抑え、強制切断率を一層小さくできる。
して送信電力を上げないで使用できるチャネルが存在し
ないことを調べた後、送信電力を上げて使用可能なチャ
ネルを選択して割り当てる。従って高い送信電力でチャ
ネルを使用することが少なくなり、干渉波レベルを一層
低く抑え、強制切断率を一層小さくできる。
【0012】
【実施例】次に図面を参照して本発明の実施例について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0013】図3は本発明の送信電力制御方式が用いら
れる移動通信システムの構成例を示している。この移動
通信システムは、基地局310,311、移動局32
0,321、制御装置330から構成される。また、D
up,Uup,Ddown,Udownはそれぞれ、基
地局310における上り希望波レベル、基地局310に
おける上り干渉波レベル、移動局320における下り希
望波レベル、移動局320における下り干渉波レベルで
ある。
れる移動通信システムの構成例を示している。この移動
通信システムは、基地局310,311、移動局32
0,321、制御装置330から構成される。また、D
up,Uup,Ddown,Udownはそれぞれ、基
地局310における上り希望波レベル、基地局310に
おける上り干渉波レベル、移動局320における下り希
望波レベル、移動局320における下り干渉波レベルで
ある。
【0014】送信電力は通信毎に制御量を変える。ここ
では1ステップの制御、即ち制御量0または一定値Aと
する場合を例にして説明する。制御量0のときの送信電
力をPとすると、制御量がAのときの送信電力はP−A
となる。本発明の送信電力制御方式では新たに発生した
呼に対して割り当てる通話チャネルと、ハンドオフに対
して割り当てる通話チャネルとで送信電力の選択方法が
異なる。
では1ステップの制御、即ち制御量0または一定値Aと
する場合を例にして説明する。制御量0のときの送信電
力をPとすると、制御量がAのときの送信電力はP−A
となる。本発明の送信電力制御方式では新たに発生した
呼に対して割り当てる通話チャネルと、ハンドオフに対
して割り当てる通話チャネルとで送信電力の選択方法が
異なる。
【0015】図1は第一の発明の送信電力制御方式の一
実施例である送信電力選択アルゴリズムである。
実施例である送信電力選択アルゴリズムである。
【0016】基地局310に近い移動局320にチャネ
ルの割当要求が発生した場合(ステップ101)、この
チャネル割当要求が新たに発生した呼に対するものであ
れば(ステップ102,103)、任意のアルゴリズム
で通話チャネルiを選択し(ステップ104)、基地局
310は上り干渉波レベルUupと、移動局320にお
ける下り干渉波レベルUdownを各々測定し、これら
が共に一定のキャリアセンスレベルC以下であるチャネ
ルを空きチャネルと判断する(ステップ105)。次に
上り希望波レベルDupを測定し、これと制御量の比
(Dup−A)が所要希望波レベルDreq以上であれ
ば上り送信電力PupをP−Aとし、それ以外はPとす
る(ステップ106,107,108)。下りも同様に
下り希望波レベルDdownを測定し、これと制御量の
比(Ddown−A)が所要希望波レベル以上であれば
下り送信電力PdownをP−Aとし、それ以外はPと
する(ステップ109,110,111)。そしてさら
に送信電力制御後の基地局310における上り希望波対
干渉波電力比(CIRup=Dup−(P−Pup)−
Uup)及び移動局320における下り希望波対干渉波
電力比(CIRdown=Ddown−(P−Pdow
n)−Udown)が所要値CIRreq以上であれば
(ステップ112)、これを割り当てて使用する(ステ
ップ128)。ステップ105で空きチャネルでないと
判断された場合と、ステップ112で希望波対干渉波電
力比が所要値以上でなかった場合には、全チャネルを選
択する(ステップ113)前まではパラメータiに1を
加え(ステップ114)、チャネル選択(ステップ10
4)から繰り返す。全チャネル選択後は、呼損となる
(ステップ115)。
ルの割当要求が発生した場合(ステップ101)、この
チャネル割当要求が新たに発生した呼に対するものであ
れば(ステップ102,103)、任意のアルゴリズム
で通話チャネルiを選択し(ステップ104)、基地局
310は上り干渉波レベルUupと、移動局320にお
ける下り干渉波レベルUdownを各々測定し、これら
が共に一定のキャリアセンスレベルC以下であるチャネ
ルを空きチャネルと判断する(ステップ105)。次に
上り希望波レベルDupを測定し、これと制御量の比
(Dup−A)が所要希望波レベルDreq以上であれ
ば上り送信電力PupをP−Aとし、それ以外はPとす
る(ステップ106,107,108)。下りも同様に
下り希望波レベルDdownを測定し、これと制御量の
比(Ddown−A)が所要希望波レベル以上であれば
下り送信電力PdownをP−Aとし、それ以外はPと
する(ステップ109,110,111)。そしてさら
に送信電力制御後の基地局310における上り希望波対
干渉波電力比(CIRup=Dup−(P−Pup)−
Uup)及び移動局320における下り希望波対干渉波
電力比(CIRdown=Ddown−(P−Pdow
n)−Udown)が所要値CIRreq以上であれば
(ステップ112)、これを割り当てて使用する(ステ
ップ128)。ステップ105で空きチャネルでないと
判断された場合と、ステップ112で希望波対干渉波電
力比が所要値以上でなかった場合には、全チャネルを選
択する(ステップ113)前まではパラメータiに1を
加え(ステップ114)、チャネル選択(ステップ10
4)から繰り返す。全チャネル選択後は、呼損となる
(ステップ115)。
【0017】ステップ101のチャネル割当要求がハン
ドオフに対するものであれば(ステップ103)、任意
のアルゴリズムで通話チャネルiを選択し(ステップ1
16)、基地局310は上り干渉波レベルUupと、移
動局320における下り干渉波レベルUdownを各々
測定し、これらが共に一定のキャリアセンスレベルC以
下であるチャネルを空きチャネルと判断する(ステップ
117)。次に上り希望波レベルDupを測定し、これ
と制御量の比(Dup−A)が所要希望波レベルDre
q以上であり、かつ希望波対干渉波電力比と制御量の比
(Dup−A−Uup)が希望波対干渉波電力比の所要
値CIRreq以上であれば上り送信電力PupをP−
Aとし、それ以外はPとする(ステップ118,11
9,120)。下りも同様に下り希望波レベルDdow
nを測定し、これと制御量の比(Ddown−A)が所
要希望波レベルDreq以上であり、かつ希望波対干渉
波電力比と制御量の比(Ddown−A−Udown)
が希望波対干渉波電力比の所要値CIRreq以上であ
れば下り送信電力PdownをP−Aとし、それ以外は
Pとする(ステップ121,122,123)。そして
さらに送信電力制御後の基地局310における上り希望
波対干渉波電力比(CIRup=Dup−(P−Pu
p)−Uup)及び移動局320における下り希望波対
干渉波電力比(CIRdown=Ddown−(P−P
down)−Udown)が所要値CIRreq以上で
あれば(ステップ124)、これを割り当てて使用する
(ステップ128)。ステップ117で空きチャネルで
ないと判断された場合と、ステップ124で希望波対干
渉波電力比が所要値以上でなかった場合には、全チャネ
ルを選択する(ステップ125)前まではパラメータi
に1を加え(ステップ126)、チャネル選択(ステッ
プ116)から繰り返す。全チャネル選択後は、強制切
断となる(ステップ127)。
ドオフに対するものであれば(ステップ103)、任意
のアルゴリズムで通話チャネルiを選択し(ステップ1
16)、基地局310は上り干渉波レベルUupと、移
動局320における下り干渉波レベルUdownを各々
測定し、これらが共に一定のキャリアセンスレベルC以
下であるチャネルを空きチャネルと判断する(ステップ
117)。次に上り希望波レベルDupを測定し、これ
と制御量の比(Dup−A)が所要希望波レベルDre
q以上であり、かつ希望波対干渉波電力比と制御量の比
(Dup−A−Uup)が希望波対干渉波電力比の所要
値CIRreq以上であれば上り送信電力PupをP−
Aとし、それ以外はPとする(ステップ118,11
9,120)。下りも同様に下り希望波レベルDdow
nを測定し、これと制御量の比(Ddown−A)が所
要希望波レベルDreq以上であり、かつ希望波対干渉
波電力比と制御量の比(Ddown−A−Udown)
が希望波対干渉波電力比の所要値CIRreq以上であ
れば下り送信電力PdownをP−Aとし、それ以外は
Pとする(ステップ121,122,123)。そして
さらに送信電力制御後の基地局310における上り希望
波対干渉波電力比(CIRup=Dup−(P−Pu
p)−Uup)及び移動局320における下り希望波対
干渉波電力比(CIRdown=Ddown−(P−P
down)−Udown)が所要値CIRreq以上で
あれば(ステップ124)、これを割り当てて使用する
(ステップ128)。ステップ117で空きチャネルで
ないと判断された場合と、ステップ124で希望波対干
渉波電力比が所要値以上でなかった場合には、全チャネ
ルを選択する(ステップ125)前まではパラメータi
に1を加え(ステップ126)、チャネル選択(ステッ
プ116)から繰り返す。全チャネル選択後は、強制切
断となる(ステップ127)。
【0018】図2は第二の発明の送信電力制御方式の一
実施例である送信電力選択アルゴリズムである。
実施例である送信電力選択アルゴリズムである。
【0019】基地局310に近い移動局320にチャネ
ルの割当要求が発生した場合(ステップ201)、任意
のアルゴリズムで通話チャネルiを選択し(ステップ2
02,203)、基地局310は上り干渉波レベルUu
pと、移動局320における下り干渉波レベルUdow
nを各々測定し、これらが共に一定のキャリアセンスレ
ベルC以下であるチャネルを空きチャネルと判断する
(ステップ204)。次に上り希望波レベルDupを測
定し、これと制御量の比(Dup−A)が所要希望波レ
ベルDreq以上であれば上り送信電力PupをP−A
とし、それ以外はPとする(ステップ205,206,
207)。下りも同様に下り希望波レベルDdownを
測定し、それと制御量の比(Ddown−A)が所要希
望波レベル以上であれば下り送信電力PdownをP−
Aとし、それ以外はPとする(ステップ208,20
9,210)。そしてさらに送信電力制御後の基地局3
10における上り希望波対干渉波電力比(CIRup=
Dup−(P−Pup)−Uup)及び移動局320に
おける下り希望波対干渉波電力比(CIRdown=D
down−(P−Pdown)−Udown)が所要値
CIRreq以上であれば(ステップ211)、これを
割り当てて使用する(ステップ229)。ステップ20
4で空きチャネルでないと判断された場合と、ステップ
211で希望波対干渉波電力比が所要値以上でなかった
場合には、全チャネルを選択する(ステップ212)前
まではパラメータiに1を加え(ステップ213)、チ
ャネル選択(ステップ203)から繰り返す。全チャネ
ル選択後は、ステップ201のチャネル割当要求が新た
に発生した呼に対するものであれば(ステップ21
4)、呼損となる(ステップ215)。
ルの割当要求が発生した場合(ステップ201)、任意
のアルゴリズムで通話チャネルiを選択し(ステップ2
02,203)、基地局310は上り干渉波レベルUu
pと、移動局320における下り干渉波レベルUdow
nを各々測定し、これらが共に一定のキャリアセンスレ
ベルC以下であるチャネルを空きチャネルと判断する
(ステップ204)。次に上り希望波レベルDupを測
定し、これと制御量の比(Dup−A)が所要希望波レ
ベルDreq以上であれば上り送信電力PupをP−A
とし、それ以外はPとする(ステップ205,206,
207)。下りも同様に下り希望波レベルDdownを
測定し、それと制御量の比(Ddown−A)が所要希
望波レベル以上であれば下り送信電力PdownをP−
Aとし、それ以外はPとする(ステップ208,20
9,210)。そしてさらに送信電力制御後の基地局3
10における上り希望波対干渉波電力比(CIRup=
Dup−(P−Pup)−Uup)及び移動局320に
おける下り希望波対干渉波電力比(CIRdown=D
down−(P−Pdown)−Udown)が所要値
CIRreq以上であれば(ステップ211)、これを
割り当てて使用する(ステップ229)。ステップ20
4で空きチャネルでないと判断された場合と、ステップ
211で希望波対干渉波電力比が所要値以上でなかった
場合には、全チャネルを選択する(ステップ212)前
まではパラメータiに1を加え(ステップ213)、チ
ャネル選択(ステップ203)から繰り返す。全チャネ
ル選択後は、ステップ201のチャネル割当要求が新た
に発生した呼に対するものであれば(ステップ21
4)、呼損となる(ステップ215)。
【0020】ステップ201のチャネル割当要求がハン
ドオフに対するものであれば(ステップ214)、任意
のアルゴリズムで通話チャネルiを選択し(ステップ2
17)、基地局310は上り干渉波レベルUupと、移
動局320における下り干渉波レベルUdownが共に
一定のキャリアセンスレベルC以下であるチャネルを空
きチャネルと判断する(ステップ218)。次に上り希
望波レベルDupと制御量の比(Dup−A)が所要希
望波レベルDreq以上であり、かつ希望波対干渉波電
力比と制御量の比(Dup−A−Uup)が希望波対干
渉波電力比の所要値CIRreq以上であれば上り送信
電力PupをP−Aとし、それ以外はPとする(ステッ
プ219,220,221)。下りも同様に下り希望波
レベルDdownと制御量の比(Ddown−A)が所
要希望波レベルDreq以上であり、かつ希望波対干渉
波電力比と制御量の比(Ddown−A−Udown)
が希望波対干渉波電力比の所要値CIRreq以上であ
れば下り送信電力PdownをP−Aとし、それ以外は
Pとする(ステップ222,223,224)。そして
さらに送信電力制御後の基地局310における上り希望
波対干渉波電力比(CIRup=Dup−(P−Pu
p)−Uup)及び移動局320における下り希望波対
干渉波電力比(CIRdown=Ddown−(P−P
down)−Udown)が所要値CIRreq以上で
あれば(ステップ225)、これを割り当てて使用する
(ステップ229)。ステップ218で空きチャネルで
ないと判断された場合と、ステップ225で希望波対干
渉波電力比が所要値以上でなかった場合には全チャネル
を選択する(ステップ226)前まではパラメータiに
1を加え(ステップ227)、チャネル選択(ステップ
217)から繰り返す。全チャネル選択後は、強制切断
となる(ステップ228)。
ドオフに対するものであれば(ステップ214)、任意
のアルゴリズムで通話チャネルiを選択し(ステップ2
17)、基地局310は上り干渉波レベルUupと、移
動局320における下り干渉波レベルUdownが共に
一定のキャリアセンスレベルC以下であるチャネルを空
きチャネルと判断する(ステップ218)。次に上り希
望波レベルDupと制御量の比(Dup−A)が所要希
望波レベルDreq以上であり、かつ希望波対干渉波電
力比と制御量の比(Dup−A−Uup)が希望波対干
渉波電力比の所要値CIRreq以上であれば上り送信
電力PupをP−Aとし、それ以外はPとする(ステッ
プ219,220,221)。下りも同様に下り希望波
レベルDdownと制御量の比(Ddown−A)が所
要希望波レベルDreq以上であり、かつ希望波対干渉
波電力比と制御量の比(Ddown−A−Udown)
が希望波対干渉波電力比の所要値CIRreq以上であ
れば下り送信電力PdownをP−Aとし、それ以外は
Pとする(ステップ222,223,224)。そして
さらに送信電力制御後の基地局310における上り希望
波対干渉波電力比(CIRup=Dup−(P−Pu
p)−Uup)及び移動局320における下り希望波対
干渉波電力比(CIRdown=Ddown−(P−P
down)−Udown)が所要値CIRreq以上で
あれば(ステップ225)、これを割り当てて使用する
(ステップ229)。ステップ218で空きチャネルで
ないと判断された場合と、ステップ225で希望波対干
渉波電力比が所要値以上でなかった場合には全チャネル
を選択する(ステップ226)前まではパラメータiに
1を加え(ステップ227)、チャネル選択(ステップ
217)から繰り返す。全チャネル選択後は、強制切断
となる(ステップ228)。
【0021】以上のように新たに発生した呼に対しては
希望波レベルが低いときのみ送信電力を高くし、ハンド
オフに対しては希望波対干渉波電力比が低いときも送信
電力を高くするので、チャネルが割り当てられない確率
を抑え、強制切断率を低減できる。
希望波レベルが低いときのみ送信電力を高くし、ハンド
オフに対しては希望波対干渉波電力比が低いときも送信
電力を高くするので、チャネルが割り当てられない確率
を抑え、強制切断率を低減できる。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように第一の発明に
よれば、ハンドオフに対する割当可能なチャネルが存在
しない確率が低く、強制切断率を低減できる。さらに第
二の発明によれば、一層強制切断率を低減できる。
よれば、ハンドオフに対する割当可能なチャネルが存在
しない確率が低く、強制切断率を低減できる。さらに第
二の発明によれば、一層強制切断率を低減できる。
【図1】第一の発明の送信電力制御方式の制御アルゴリ
ズムの一実施例を示す図である。
ズムの一実施例を示す図である。
【図2】第二の発明の送信電力制御方式の制御アルゴリ
ズムの一実施例を示す図である。
ズムの一実施例を示す図である。
【図3】移動通信システムの構成例を示す図である。
102,202,216 チャネル選択パラメータの初
期化 103,214 チャネル割当要求の種別による分岐 104,116,203,217 チャネルの選択 105,117,204,218 キャリアセンス 106〜111,118〜123,205〜210,2
19〜224 送信電力の選択 112,124,211,225 希望波対干渉波電力
比条件の判断 113,125,212,226 全チャネル選択の条
件判断 114,126,213,227 チャネル選択パラメ
ータの更新 310,311 基地局 320,321 移動局 330 制御装置
期化 103,214 チャネル割当要求の種別による分岐 104,116,203,217 チャネルの選択 105,117,204,218 キャリアセンス 106〜111,118〜123,205〜210,2
19〜224 送信電力の選択 112,124,211,225 希望波対干渉波電力
比条件の判断 113,125,212,226 全チャネル選択の条
件判断 114,126,213,227 チャネル選択パラメ
ータの更新 310,311 基地局 320,321 移動局 330 制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】複数のセルにそれぞれ設けられた基地局
が、通話要求に対して、複数の通話チャネルから通話チ
ャネルを選択し、基地局及び移動局は複数の送信電力の
選択が可能であって、前記通話チャネルの干渉波電力が
一定値以下であり、前記通話チャネルにおける希望波対
干渉波電力比が所要値以上であった場合に前記通話チャ
ネルを割り当てるセルラー方式の移動通信システムの送
信電力制御方式であって、 新たに発生した呼に対して通話チャネルを割り当てる場
合には、基地局及び移動局は希望波の受信電力を測定
し、前記希望波の受信電力が一定値以上となる最も小さ
い送信電力をそれぞれ選択し、 通話中に通話チャネルを切り換えるときには、基地局及
び移動局は希望波の受信電力及び切り換え先として選択
したチャネルの干渉波の受信電力を測定し、前記希望波
の受信電力が前記一定値以上となり、かつ希望波対干渉
波電力比が所要値以上となる最も小さい送信電力をそれ
ぞれ選択することを特徴とする移動通信システムの送信
電力制御方式。 - 【請求項2】複数のセルにそれぞれ設けられた基地局
が、通話要求に対して、複数の通話チャネルから通話チ
ャネルを選択し、基地局及び移動局は複数の送信電力の
選択が可能であって、前記通話チャネルの干渉波電力が
一定値以下であり、前記通話チャネルにおける希望波対
干渉波電力比が所要値以上であった場合に前記通話チャ
ネルを割り当てるセルラー方式の移動通信システムの送
信電力制御方式であって、 新たに発生した呼に対して通話チャネルを割り当てる場
合には、基地局及び移動局は希望波の受信電力を測定
し、前記希望波の受信電力が一定値以上となる最も小さ
い送信電力をそれぞれ選択し、 通話中に通話チャネルを切り換えるときには、基地局及
び移動局は希望波の受信電力を測定し、前記希望波の受
信電力が一定値以上となる最も小さい送信電力をそれぞ
れ選択し、 使用可能な通話チャネルが存在しない場合には、基地局
及び移動局は希望波の受信電力及び切り換え先として選
択したチャネルの干渉波の受信電力を測定し、前記希望
波の受信電力が前記一定値以上となり、かつ希望波対干
渉波電力比が所要値以上となる最も小さい送信電力をそ
れぞれ選択することを特徴とする移動通信システムの送
信電力制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4011478A JP2850619B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 移動通信システムの送信電力制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4011478A JP2850619B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 移動通信システムの送信電力制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05206927A JPH05206927A (ja) | 1993-08-13 |
JP2850619B2 true JP2850619B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=11779173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4011478A Expired - Lifetime JP2850619B2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 移動通信システムの送信電力制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2850619B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ZA965340B (en) | 1995-06-30 | 1997-01-27 | Interdigital Tech Corp | Code division multiple access (cdma) communication system |
JP2959458B2 (ja) * | 1996-01-19 | 1999-10-06 | 日本電気株式会社 | 送信電力制御方法 |
-
1992
- 1992-01-27 JP JP4011478A patent/JP2850619B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05206927A (ja) | 1993-08-13 |
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