JP2785197B2 - フロントシートスライド装置 - Google Patents

フロントシートスライド装置

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JP2785197B2
JP2785197B2 JP4804289A JP4804289A JP2785197B2 JP 2785197 B2 JP2785197 B2 JP 2785197B2 JP 4804289 A JP4804289 A JP 4804289A JP 4804289 A JP4804289 A JP 4804289A JP 2785197 B2 JP2785197 B2 JP 2785197B2
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seat
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mounting bracket
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昌宏 鈴木
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明はシートベルトの補強構造を備えたフロントシ
ートスライド装置に関する。
b.従来の技術 自動車のドアを閉めることでシートベルトが強制的に
着装状態となり、ドアを開けるとシートベルトが外れる
ようにしたパッシブシートベルトがある。
第7図のようなパッシブシートベルトで2点式のダイ
アゴナルタイプを採用した場合、マニュアル式のラップ
ベルトのリトラクタはロッカーパネルまたはシルサイド
等の車体側あるいはシート側へ取付けるようにしたもの
がある。2点式のダイアゴナルタイプとはショルダー部
とショルダー部から対角線(ダイアゴナル)の腰部まで
をパッシブベルトにし、腰部から反対側の腰部までをマ
ニュアル式としたものである。車体側にリトラクタを取
付けると乗員への密着性が悪いため、シート側に取付け
るようにしている。リトラクタをシート側に取付けると
強度的に不充分となるため、シートの外側フロアにリト
ラクタに加わる荷重を車体で受けるようにするための補
強用のアンカーバーを取付けている。
一方、2ドア車(フロントシートの横にのみドアがあ
り、リヤシートの横にはドアがない車)では、リヤシー
トへの乗り降りを容易にするために、フロントシートが
車両前方へ移動し、シートバックが前へ倒れる。この状
態をシートウォークイン(位置)という。
c.発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来技術によると、2ドア車で、
リヤシートに乗車する場合、シートウォークイン位置に
シートをスライドさせると、第8図のように、フロアに
設けられているアンカーバーが邪魔になる。
本発明は上記課題を解決し、シートベルトのリトラク
タ取付部の補強を図ることができると共に、シートウォ
ークイン位置ではアンカーバーを車体フロア側に倒して
収納させてリヤシート側への乗り降りを容易に行うこと
ができるフロントシートスライド装置を提供することを
目的とする。
d.課題を解決するための手段 本発明は、上記課題を解決するため、車体のフロアに
配設されたロアレールに対してシートに設けられたアッ
パーレールをスライド可能に設け、かつ該シート側にシ
ートベルトのリトラクタを装着したフロントシートスラ
イド装置において、上記ロアレールの外側のフロアに、
両端部を回動可能に支持されたリトラクタ補強用のアン
カーバーを設け、このアンカーバーの形状を、中間部を
矩形状に折曲げ、かつ車両前方側の一端部を上記中間部
と略同方向に立ち上がらせて形成し、該中間部の両端部
を取付ブラケットを介して車体フロアに回動自在に支持
させ、上記アンカーバーとシート側との間に、アンカー
バーの中間部をシート側に付勢する弾撥手段を設け、か
つ、アンカーバーの中間部が立ち上がった状態で、アン
カーバーと上下方向に係合可能なアンカープレートを上
記シートベルトのリトラクタと共にアッパーレールに装
着されたアンカープレート取付ブラケットに取付け、平
面視、略L字状に形成されたプッシュレバーを、上記ア
ンカープレート取付ブラケットの移動方向であって、上
記アンカーバーの一端立ち上がり部に係合する位置に配
設し、かつ、該プッシュレバーに、上記アンカープレー
ト取付ブラケットに係合する爪部を立設し、リヤシート
への乗り降りに際して、上記シートを、車体前方、シー
トウォークイン位置にスライドさせたとき、プッシュレ
バーの爪部を上記アンカープレート取付ブラケットによ
って回動し、該プッシュレバーの回動に伴って、プッシ
ュレバーのレバー部によってアンカーバーの一端立ち上
がり部を弾撥手段に抗してフロア側に回動させて、アン
カーバーの中間部がフロア側に倒れるように構成し、か
つシートを後方にスライドさせたとき、プッシュレバー
の爪部から上記アンカープレート取付ブラケットの係合
を解除してプッシュレバーを元の位置に復帰させ、アン
カーバーの一端立ち上がり部との係合を解除してアンカ
ーバーの中間部が上記弾撥手段によって立ち上がるよう
に構成したことにある。
e.作用 通常の状態では、アンカーバーは弾撥手段によってア
ンカープレートに当接して係合可能な状態にある。
アンカープレートはリトラクタと一体に共締めされて
いるので、リトラクタをアンカーバーを介して車体フロ
アに連繋させる。
シートウォークインに際してシートを前方へスライド
させると、アンカープレート取付ブラケットによってプ
ッシュレバーが回動されてアンカーバーを車体フロア側
に倒し、フロア面にアンカーバーを収納する。そして、
リヤシートへの乗車が容易となる。
また、シートを車体後方にスライドさせると、所定位
置でアンカープレート取付ブラケットの係合が解除され
て、プッシュレバーは元の位置に戻り、アンカーバーは
弾撥手段によって立ち上がり、アンカープレートに係合
可能な位置に戻る。
f.実施例 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら詳細に
説明する。
第1図はシートを最後方にスライドさせた状態を示す
概念図,第2図および第3図は第1図の部分断面図,第
4図はシートウォークイン位置にスライドさせた状態を
示す概念図,第5図はアンカーバーが倒れた状態を示す
概念図,第6図はアンカーバーの収納構造を示す分解斜
視図である。
第1図ないし第6図において、1はシートクッション
2およびシートバック3からなるシートで、下面にスラ
イド用のアッパーレール4が装着されている。アッパー
レール4が装着されるロアレール5は前後にブラケット
6,7が装着されており、このブラケット6,7を介して車体
フロア8に固定した車体ブラケット9,10にネジ留めされ
ている。アッパーレール4の側面にはアンカープレート
取付ブラケット11が装着されており、このアンカープレ
ート取付ブラケット11にリトラクタ12とアンカープレー
ト13がボルト14によってネジ留めされている。15は車体
フロア8に両端部を取付ブラケット16,17を介してボル
ト18締めされたアンカーバーであり、このアンカーバー
15は中間部19を矩形状に折り曲げ、かつ、一端を中間部
19と略同方向に立ち上がらせて形成してある。このアン
カーバー15の一端立ち上がり部15aは上記車体ブラケッ
ト9にボルト20を介して固定された取付ブラケット21と
の間をスプリング22によって連結させている。
アンカーバー15はスプリング22の付勢力によって常時
シート側に引っ張られアンカープレート13によって係止
されている。
23は取付ブラケット21の上面にスプリング24と共にボ
ルト25を介して共締めされた平面視、略L字状のプッシ
ュレバーであり、一端に爪部23aが立ち上げられてい
る。このプッシュレバー23は、アンカーバー15の中間部
19が立ち上がった状態でスプリング24によって常時は反
時計方向に付勢され、立ち上がり部15aと交叉する方向
に回動するものである。
これはシート1をウォークイン位置にスライドさせた
ときプッシュレバー23の爪部23aにアンカープレート取
付ブラケット11の先端(車両前方側)が当接してプッシ
ュレバー23を回動させ、中間部19は車体フロア8側に倒
れ、収納されるものである。
26はリトラクタ12から引き出されたシートベルトであ
る。
上記構成によると、シート1を車体後方、すなわち通
常、乗車位置にスライドさせたときは、第1図のように
アンカーバー15はスプリング22によってシート側に引か
れ立ち上がった状態(第2図参照)にある。この状態で
のアンカーバー15とアンカープレート取付ブラケット11
の係合はない。また、アンカーバー15の立ち上がり部15
aとプッシュレバー23の爪部23aとの係合もない。
アンカーバー15はアンカープレート13と係合可能な位
置にあり、アンカープレート13を介してリトラクタ12を
車体フロア8側に引留めることができる。
シート1をスライドさせた場合にもアンカープレート
13はアンカーバー15に沿って摺動し、その位置でアンカ
ーバー15に係合している。
次に、リヤシート側に乗車する為に、シート1をウォ
ークイン位置にスライドさせると、プッシュレバー23の
爪部23aにアンカープレート取付ブラケット11の先端が
当接してプッシュレバー23を回動させる。これにより、
アンカーバー15の立ち上がり部15aを回動させ、アンカ
ーバー15を車体フロア8側に倒し、収納する。
なお、第5図は、アンカープレート取付ブラケット11
の先端がプッシュレバー23の爪部23aに当接してプッシ
ュレバー23がボルト25を中心に回動し、これによりアン
カーバー15の立上がり部15aを回動させ、アンカーバー1
5の中間部19を車体フロア8側に倒した状態を示したも
のである。
このときプッシュレバー23はアンカープレート取付ブ
ラケット11の内側側面に係合して、回動状態を保つ。
こうして、アンカーバー15は乗員の妨げとはならず、
スムーズな乗車を行なうことができる。
プッシュレバー23は、再び、シート1を後方に移動さ
せることにより、アンカープレート取付ブラケット11が
離れて、元の位置に復帰する。そして、再びアンカーバ
ー15の立上がり部15aはスプリング22によってシート側
に引かれ立ち上がった状態となる。
g.発明の効果 以上述べたように本発明によるフロントシートスライ
ド装置によれば、車体のフロアに配設されたロアレール
に対してシートに設けられたアッパーレールをスライド
可能に設け、かつ該シート側にシートベルトのリトラク
タを装着したフロントシートスライド装置において、上
記ロアレールの外側のフロアに、両端部を回動可能に支
持されたリトラクタ補強用のアンカーバーを設け、この
アンカーバーの形状を、中間部を矩形状に折曲げ、かつ
車両前方側の一端部を上記中間部と略同方向に立ち上が
らせて形成し、該中間部の両端部を取付ブラケットを介
して車体フロアに回動自在に支持させ、上記アンカーバ
ーとシート側との間に、アンカーバーの中間部をシート
側に付勢する弾撥手段を設け、かつ、アンカーバーの中
間部が立ち上がった状態で、アンカーバーと上下方向に
係合可能なアンカープレートを上記シートベルトのリト
ラクタと共にアッパーレールに装着されたアンカープレ
ート取付ブラケットに取付け、平面視、略L字状に形成
されたプッシュレバーを、上記アンカープレート取付ブ
ラケットの移動方向であって、上記アンカーバーの一端
立ち上がり部に係合する位置に配設し、かつ、該プッシ
ュレバーに、上記アンカープレート取付ブラケットに係
合する爪部を立設し、リヤシートへの乗り降りに際し
て、上記シートを、車体前方、シートウォークイン位置
にスライドさせたとき、プッシュレバーの爪部を上記ア
ンカープレート取付ブラケットによって回動し、該プッ
シュレバーの回動に伴って、プッシュレバーのレバー部
によってアンカーバーの一端立ち上がり部を弾撥手段に
抗してフロア側に回動させて、アンカーバーの中間部が
フロア側に倒れるように構成し、かつシートを後方にス
ライドさせたとき、プッシュレバーの爪部から上記アン
カープレート取付ブラケットの係合を解除してプッシュ
レバーを元の位置に復帰させ、アンカーバーの一端立ち
上がり部との係合を解除してアンカーバーの中間部が上
記弾撥手段によって立ち上がるように構成したので、シ
ートベルトのリトラクタを取り付けるアンカープレート
取付ブラケットに共締めされたアンカープレートをアン
カーバーによってフロア側に引き留めることができるこ
とから、シートベルトのリトラクタ取付部の補強を図る
ことができると共に、シートウォークイン位置ではアン
カーバーを車体フロア側に倒して収納させることができ
ることから、リヤシート側への乗り降りを容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の一実施例によるフロント
シートスライド装置を示し,第1図はシートを後方にス
ライドさせた状態を示す概念図,第2図は第1図のII−
II線断面図,第3図は第1図のIII−III線断面図,第4
図はシートウォークイン位置の状態を示す概念図,第5
図はプッシュレバーとアンカーバーを示す概念図,第6
図はアンカーバー収納構造を示す分解斜視図である。 第7図はパッシブシートベルトを示す概念図,第8図は
従来のアンカーバーを示す概念図である。 1……シート、 4……アッパーレール、 5……ロアレール、 8……車体フロア、 12……リトラクタ、 13……アンカープレート、 15……アンカーバー、 19……中間部、 22……スプリング、 23……プッシュレバー、 26……シートベルト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のフロアに配設されたロアレールに対
    してシートに設けられたアッパーレールをスライド可能
    に設け、かつ該シート側にシートベルトのリトラクタを
    装着したフロントシートスライド装置において、上記ロ
    アレールの外側のフロアに、両端部を回動可能に支持さ
    れたリトラクタ補強用のアンカーバーを設け、このアン
    カーバーの形状を、中間部を矩形状に折曲げ、かつ車両
    前方側の一端部を上記中間部と略同方向に立ち上がらせ
    て形成し、該中間部の両端部を取付ブラケットを介して
    車体フロアに回動自在に支持させ、上記アンカーバーと
    シート側との間に、アンカーバーの中間部をシート側に
    付勢する弾撥手段を設け、かつ、アンカーバーの中間部
    が立ち上がった状態で、アンカーバーと上下方向に係合
    可能なアンカープレートを上記シートベルトのリトラク
    タと共にアッパーレールに装着されたアンカープレート
    取付ブラケットに取付け、平面視、略L字状に形成され
    たプッシュレバーを、上記アンカープレート取付ブラケ
    ットの移動方向であって、上記アンカーバーの一端立ち
    上がり部に係合する位置に配設し、かつ、該プッシュレ
    バーに、上記アンカープレート取付ブラケットに係合す
    る爪部を立設し、リヤシートへの乗り降りに際して、上
    記シートを、車体前方、シートウォークイン位置にスラ
    イドさせたとき、プッシュレバーの爪部を上記アンカー
    プレート取付ブラケットによって回動し、該プッシュレ
    バーの回動に伴って、プッシュレバーのレバー部によっ
    てアンカーバーの一端立ち上がり部を弾撥手段に抗して
    フロア側に回動させて、アンカーバーの中間部がフロア
    側に倒れるように構成し、かつシートを後方にスライド
    させたとき、プッシュレバーの爪部から上記アンカープ
    レート取付ブラケットの係合を解除してプッシュレバー
    を元の位置に復帰させ、アンカーバーの一端立ち上がり
    部との係合を解除してアンカーバーの中間部が上記弾撥
    手段によって立ち上がるように構成したことを特徴とす
    るフロントシートスライド装置。
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