JP2785148B2 - 連続吸排装置 - Google Patents
連続吸排装置Info
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- JP2785148B2 JP2785148B2 JP8945790A JP8945790A JP2785148B2 JP 2785148 B2 JP2785148 B2 JP 2785148B2 JP 8945790 A JP8945790 A JP 8945790A JP 8945790 A JP8945790 A JP 8945790A JP 2785148 B2 JP2785148 B2 JP 2785148B2
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- Japan
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- chamber
- liquid
- suction
- separate
- solid
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、例えばシールド工法におけるセグメントの
泥水処理用などに供せられる連続吸排装置に関するもの
である。
泥水処理用などに供せられる連続吸排装置に関するもの
である。
[従来技術とその問題点] 第4図に見られるよう、土木工事現場などにおいて真
空ポンプ3′により固液をセパレートタンク1′内に回
収し、回収した固液の液分を水中ポンプ9′で所定の廃
棄場所まで搬送するという液体吸排装置は公知である。
空ポンプ3′により固液をセパレートタンク1′内に回
収し、回収した固液の液分を水中ポンプ9′で所定の廃
棄場所まで搬送するという液体吸排装置は公知である。
しかしこの従来の装置では、液分の排送は自動的に行
われるが、固分を排送する能力はなく、セパレートタン
ク1′内に溜まった固形物は、真空ポンプ3′による吸
引を中断して排出しなければならない。
われるが、固分を排送する能力はなく、セパレートタン
ク1′内に溜まった固形物は、真空ポンプ3′による吸
引を中断して排出しなければならない。
固形物の排出方法としては、 A.蓋1′cを開いてセパレートタンク1′内から重力
で落下させる。
で落下させる。
B.蓋1′cを開いてセパレートタンク1′内から人力
で排出させる。
で排出させる。
C.セパレートタンク1′内で固液を撹拌して均一にし
たのち、空圧を加えてバルブから排出する。
たのち、空圧を加えてバルブから排出する。
という方法が採られる。
上記いずれの方法によっても、真空保持を中断する必
要があるため、液分の吸排作業をも中断させることにな
り、連続的な吸排が行われず非能率である。また、この
ように連続的な吸排が行われない結果として、大容積の
セパレートタンク1′を必要とする。
要があるため、液分の吸排作業をも中断させることにな
り、連続的な吸排が行われず非能率である。また、この
ように連続的な吸排が行われない結果として、大容積の
セパレートタンク1′を必要とする。
[発明の目的] 本発明の目的は、固分の排出をも自動的に行わせ、セ
パレートタンク内の真空保持を中断させることなく、固
液の吸排が連続的に行われる装置を提供することにあ
る。
パレートタンク内の真空保持を中断させることなく、固
液の吸排が連続的に行われる装置を提供することにあ
る。
[発明の構成] 本発明に係る連続吸排装置においては、水切りスクリ
ーンにより第1室から区画された別室を併設したセパレ
ートタンクを有し、真空ポンプの吸気口を上記別室内の
上方部へ連通させ、排気口を循環水タンクの水面上へ開
口させると共に吸水口を循環水タンクの水面下へ導入開
口させ、更に水面上から循環水タンク外へ導出される排
気路を形成せしめ、前記第1室より吸込管を導出してそ
の導出先端部を固液吸込口となし、水中ポンプの吸込口
を前記別室内へ開口させると共に吐出口を外部へ導出さ
せて液分排出口となし、前記第1室の下底部よりスクリ
ューフィーダーを導出してその導出先端部を固分排出口
とする。
ーンにより第1室から区画された別室を併設したセパレ
ートタンクを有し、真空ポンプの吸気口を上記別室内の
上方部へ連通させ、排気口を循環水タンクの水面上へ開
口させると共に吸水口を循環水タンクの水面下へ導入開
口させ、更に水面上から循環水タンク外へ導出される排
気路を形成せしめ、前記第1室より吸込管を導出してそ
の導出先端部を固液吸込口となし、水中ポンプの吸込口
を前記別室内へ開口させると共に吐出口を外部へ導出さ
せて液分排出口となし、前記第1室の下底部よりスクリ
ューフィーダーを導出してその導出先端部を固分排出口
とする。
[作 用] 固分排出口を閉止した状態で本発明装置を駆動させる
と、真空ポンプの作用によりセパレートタンク内および
吸込管内が真空状となって供液源の液体および土砂類が
セパレートタンクの第1室内に流入し、重力差により液
体および土砂類から分離せられた気体はセパレートタン
クの上方部から真空ポンプの吸気口へ吸引されると共に
吸水口から吸引された冷却水と結合して排気口より循環
水タンク内へ還流される過程で真空ポンプの冷却が行わ
れ、冷却水から分離した気体のみが水面上の排気路から
循環水タンク外へ排出される。また、セパレートタンク
の第1室内には固分と若干の液分が残り、大部分の液分
は水切りスクリーンに漉されて別室内へ流入し、水中ポ
ンプの作用により吐出口から所定の廃棄場所へ導出され
て液分排出口から連続的に排出される。そして固分は若
干の液分と共にスクリューフィーダーの作用により、第
1室の下底部から所定の廃棄場所へ導出せられ、逆止弁
機構を開いて固分排出口から連続的に排出される。
と、真空ポンプの作用によりセパレートタンク内および
吸込管内が真空状となって供液源の液体および土砂類が
セパレートタンクの第1室内に流入し、重力差により液
体および土砂類から分離せられた気体はセパレートタン
クの上方部から真空ポンプの吸気口へ吸引されると共に
吸水口から吸引された冷却水と結合して排気口より循環
水タンク内へ還流される過程で真空ポンプの冷却が行わ
れ、冷却水から分離した気体のみが水面上の排気路から
循環水タンク外へ排出される。また、セパレートタンク
の第1室内には固分と若干の液分が残り、大部分の液分
は水切りスクリーンに漉されて別室内へ流入し、水中ポ
ンプの作用により吐出口から所定の廃棄場所へ導出され
て液分排出口から連続的に排出される。そして固分は若
干の液分と共にスクリューフィーダーの作用により、第
1室の下底部から所定の廃棄場所へ導出せられ、逆止弁
機構を開いて固分排出口から連続的に排出される。
[実施例] 以下実施例の図面に従い説明する。
1はセパレートタンク、2はセパレートタンク1内に
設けられた水切りスクリーンであって、該水切りスクリ
ーン2によってセパレートタンク1内は第1室1aと別室
1bとに区画される。
設けられた水切りスクリーンであって、該水切りスクリ
ーン2によってセパレートタンク1内は第1室1aと別室
1bとに区画される。
3は循環水タンク4上に設置された真空ポンプであっ
て、吸気口3aを別室1b内の上方部へ連通させ、排気口3b
を循環水タンク4の水面上へ開口させると共に吸水口3c
を循環水タンク4の水面下へ導入開口させる。5は循環
水タンク4の水面上から循環水タンク4の外へ導出され
る排気路である。
て、吸気口3aを別室1b内の上方部へ連通させ、排気口3b
を循環水タンク4の水面上へ開口させると共に吸水口3c
を循環水タンク4の水面下へ導入開口させる。5は循環
水タンク4の水面上から循環水タンク4の外へ導出され
る排気路である。
6はセパレートタンク1の第1室1aより導出された吸
込管であって、その導出先端部は供液源7へ導入される
固液吸込口8となっている。
込管であって、その導出先端部は供液源7へ導入される
固液吸込口8となっている。
9は別室1b内へ吸込口9aを開口させた水中ポンプであ
って、その吐出口9bを外部へ導出させて液分排出口10と
する。
って、その吐出口9bを外部へ導出させて液分排出口10と
する。
11は第1室1aの下底部より導出されたスクリューフィ
ーダーであって、その導出先端部は固分排出口13とな
る。
ーダーであって、その導出先端部は固分排出口13とな
る。
14は固分排出口13を必要に応じて閉止するための逆止
弁機構であり、例えば第2図[A]に示すように2枚の
矩形状ゴム板14a,14bを重合してその両側縁部を一体に
接合し、これを第2図[B]のように円筒状に変形させ
て固分排出口13の口端外周面に嵌着させる。嵌着部は円
筒状となりその先端は第1図に実線で図示すよう常時扁
平状に閉合しているが、固形物の排出時には押し拡げら
れて第1図に仮想線で図示するよう先端部も円筒状に開
口する。第3図に見られるよう、当初から基部が円筒状
で先端部が扁平状の形状に塑造してもよいことは勿論で
ある。
弁機構であり、例えば第2図[A]に示すように2枚の
矩形状ゴム板14a,14bを重合してその両側縁部を一体に
接合し、これを第2図[B]のように円筒状に変形させ
て固分排出口13の口端外周面に嵌着させる。嵌着部は円
筒状となりその先端は第1図に実線で図示すよう常時扁
平状に閉合しているが、固形物の排出時には押し拡げら
れて第1図に仮想線で図示するよう先端部も円筒状に開
口する。第3図に見られるよう、当初から基部が円筒状
で先端部が扁平状の形状に塑造してもよいことは勿論で
ある。
固液吸込口8を供液源7内へ挿入して、本発明装置を
駆動させると、真空ポンプ3の作用によりセパレートタ
ンク1内および吸込管6内が真空状となって供液源7の
液体および土砂類がセパレートタンク1の第1室1a内に
流入し、重力差により液体および土砂類から分離して上
昇した気体はセパレートタンク1の上方部から真空ポン
プ3の吸気口3aへ吸引されると共に吸水口3cから吸引さ
れた冷却水と結合して排気口3bより循環水タンク4内へ
還流される過程で真空ポンプ3の冷却が行われ、冷却水
から分離した気体のみが水面上の排気路5から循環水タ
ンク4外へ排出されるが、この間逆止弁機構14が閉止し
ているので、セパレートタンク1内の真空状態は保持さ
れる。そしてセパレートタンク1の第1室1a内には固分
と若干の液分の残りが、大部分の液分は水切りスクリー
ン2に漉されて別室1b内へ流入し、水中ポンプ9の作用
により吐出口9bから所定の廃棄場所へ導出されて液分排
出口10から連続的に排出される。また、固分は若干の液
分と共にスクリューフィーダー11の作用により、第1室
1aの下底部から所定の廃棄場所へ導出せられ、逆止弁機
構14を押し拡げつつ固分排出口13から連続的に排出され
るが、この間逆止弁機構14が開放されていても、スクリ
ューフィーダー11内および固分排出口13附近に存在する
固分により、セパレートタンク1の気密性は保持され
る。従って、固液吸込口8からの吸込作業を中断するこ
となく固分の排出を行わせることができるのである。
駆動させると、真空ポンプ3の作用によりセパレートタ
ンク1内および吸込管6内が真空状となって供液源7の
液体および土砂類がセパレートタンク1の第1室1a内に
流入し、重力差により液体および土砂類から分離して上
昇した気体はセパレートタンク1の上方部から真空ポン
プ3の吸気口3aへ吸引されると共に吸水口3cから吸引さ
れた冷却水と結合して排気口3bより循環水タンク4内へ
還流される過程で真空ポンプ3の冷却が行われ、冷却水
から分離した気体のみが水面上の排気路5から循環水タ
ンク4外へ排出されるが、この間逆止弁機構14が閉止し
ているので、セパレートタンク1内の真空状態は保持さ
れる。そしてセパレートタンク1の第1室1a内には固分
と若干の液分の残りが、大部分の液分は水切りスクリー
ン2に漉されて別室1b内へ流入し、水中ポンプ9の作用
により吐出口9bから所定の廃棄場所へ導出されて液分排
出口10から連続的に排出される。また、固分は若干の液
分と共にスクリューフィーダー11の作用により、第1室
1aの下底部から所定の廃棄場所へ導出せられ、逆止弁機
構14を押し拡げつつ固分排出口13から連続的に排出され
るが、この間逆止弁機構14が開放されていても、スクリ
ューフィーダー11内および固分排出口13附近に存在する
固分により、セパレートタンク1の気密性は保持され
る。従って、固液吸込口8からの吸込作業を中断するこ
となく固分の排出を行わせることができるのである。
[効 果] 本発明装置によれば、供液源7からの固液の回収作業
を継続したままで液分および固分の排出を連続的に行わ
せ得るため、吸排の作業能率を著しく高めることがで
き、また、このような連続吸排の行われる結果として、
セパレートタンクは小容積のもので足りるという副次的
効果をも生じるのである。
を継続したままで液分および固分の排出を連続的に行わ
せ得るため、吸排の作業能率を著しく高めることがで
き、また、このような連続吸排の行われる結果として、
セパレートタンクは小容積のもので足りるという副次的
効果をも生じるのである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明装置の機構説明図である。第2図は本発
明装置に附設される逆止弁機構の斜視図であって、
[A]は非装着時の状態を示し、[B]はこれを固分排
出口に装着するため円筒状に変形させた状態を示す。第
3図は本発明装置に附設される逆止弁機構の他の実施態
様を示した斜視図である。第4図は従来の非連続式吸排
装置の機構説明図である。 1……セパレートタンク、1a……第1室、1b……別室、
2……水切りスクリーン、3……真空ポンプ、3a……吸
気口、3b……排気口、3c……吸水口、4……循環水タン
ク、5……排気路、6……吸込管、8……固液吸込口、
9……水中ポンプ、9a……吸込口、9b……吐出口、10…
…液分排出口、11……スクリューフィーダー、13……固
分排出口。
明装置に附設される逆止弁機構の斜視図であって、
[A]は非装着時の状態を示し、[B]はこれを固分排
出口に装着するため円筒状に変形させた状態を示す。第
3図は本発明装置に附設される逆止弁機構の他の実施態
様を示した斜視図である。第4図は従来の非連続式吸排
装置の機構説明図である。 1……セパレートタンク、1a……第1室、1b……別室、
2……水切りスクリーン、3……真空ポンプ、3a……吸
気口、3b……排気口、3c……吸水口、4……循環水タン
ク、5……排気路、6……吸込管、8……固液吸込口、
9……水中ポンプ、9a……吸込口、9b……吐出口、10…
…液分排出口、11……スクリューフィーダー、13……固
分排出口。
Claims (1)
- 【請求項1】水切りスクリーン(2)により第1室(1
a)から区画された別室(1b)を併設したセパレートタ
ンク(1)を有し、真空ポンプ(3)の吸気口(3a)を
上記別室(1b)内の上方部へ連通させ、排気口(3b)を
循環水タンク(4)の水面上へ開口させると共に吸水口
(3c)を循環水タンク(4)の水面下へ導入開口口さ
せ、更に水面上から循環水タンク(4)外へ導出される
排気路(5)を形成せしめ、前記第1室(1a)より吸込
管(6)を導出してその導出先端部を固液吸込口(8)
となし、水中ポンプ(9)の吸込口(9a)を前記別室
(1b)内へ開口させると共に吐出口(9b)を外部へ導出
させて液分排出口(10)となし、前記第1室(1a)の下
底部よりスクリューフィーダー(11)を導出してその導
出先端部を固分排出口(13)としたことを特徴とする連
続吸排装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8945790A JP2785148B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | 連続吸排装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8945790A JP2785148B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | 連続吸排装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03287926A JPH03287926A (ja) | 1991-12-18 |
JP2785148B2 true JP2785148B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=13971233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8945790A Expired - Lifetime JP2785148B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | 連続吸排装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2785148B2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-03 JP JP8945790A patent/JP2785148B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03287926A (ja) | 1991-12-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |