JP3670021B2 - 固液吸排装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、真空吸引方式による固液吸排装置に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
従来から、例えば図10に見られるよう、吐液口3′を設けた貯液槽2′b内に水中ポンプ1′を沈設し、該水中ポンプ1′のポンプ吐出口1′bを貯液槽2′b内に開口させると共に、吸液口4′を設けた吸引槽2′aをポンプ吸込口1′aへ連通させた液体吸排装置は公知である。
【0003】
しかしこのような液体吸排装置は、固形物を含んだ汚水や汚泥の吸排用として用いた場合に、固形物が貯液槽2′b内に沈澱して排出されず堆積し、また、繊維状の夾雑物が水中ポンプ1′のインペラーやシャフトに絡み付いて閉塞を生じさせるという欠点がある。
【0004】
【発明の目的】
本発明の目的は、このような従来の欠点を払拭し、汚水や汚泥の吸排用に供しても固形物が回収タンク内に堆積することなく完全に排出せられ、また、絡み付きや閉塞の生じない固液吸排装置を提供することにある。
【0005】
【発明の構成】
本発明では、真空発生装置の作動によって供液源の固液を揚送管を介して固液回収タンク内へ揚送する固液吸排装置において、固液回収タンクの下底部に矩形状の排出口を開設し、該排出口の口縁部に角筒状弾性膜体の上縁部を嵌着して相対する両側壁の下方部に夫々内屈状の折り込み線を縦設することにより常開型リップ弁となし、固液回収タンク内の圧力が大気圧と均衡しているときは前記両側壁と直交状に対向する前壁および後壁が平行状に離隔して矩形状の排出口を開放させ、固液回収タンク内の圧力が大気圧よりも低くなれば前壁と後壁が互に近接して面接触による閉合状態を形成することで矩形状の排出口を閉塞するよう構成した。
【0006】
【実施例】
以下実施例の図面により説明をする。
【0007】
図1および図2において、1は水封式の真空ポンプ等を用いた真空発生装置、2は真空発生装置1の作動によって負圧とされる固液回収タンクであって、その下底部には矩形状の排出口3が穿設されている。4は固液回収タンク2の上方部より導下された揚送管であって、その導下先端部4eは供液源5内へ導入開口されている。6は真空発生装置1の吸気口を固液回収タンク2の上方部へ導通させた通気管である。7は上記矩形状排出口3に装着された常開型リップ弁であって、図3および図4にみられるような角筒状弾性膜体の上縁を図5に示すような取付枠8を介して前記排出口3の孔縁部に嵌着し、該孔縁部から導下されたガイドプレート8g,8gに沿って相対する両側壁9a,9aの下方部に夫々内屈状の折り込み線10,10を縦設し、固液回収タンク内の圧力が大気圧と均衡しているときは、上記両側壁9a,9aと直交状に対向する前壁および後壁壁9b,9bが、図6および図7に示すよう平行状に離隔して矩形状の排出口3を開放させ、固液回収タンク内の圧力が大気圧よりも低くなれば、両側壁9a,9aと直交する前壁および後壁9b,9bの下方部が、図8および図9に示すよう互いに近接して面接触による閉合状態を形成することで矩形状排出口3を閉塞する。11,11は前・後壁9b,9bの閉合時に形成される傾斜面の強度を補強するための補強プレートである。
【0008】
【作用】
真空発生装置1が駆動していないときの固液回収タンク2内の圧力は、大気圧と同じであるため、常開型リップ弁7は自らの弾力により開放状態を保持している。
【0009】
しかし真空発生装置1を駆動すれば固液回収タンク2の矩形状排出口3から空気を吸引してその吸気作用により図1に示すよう常開型リップ弁7は閉成し、真空発生装置1の駆動を継続することにより固液回収タンク2内は負圧となるため供液源5の固液は揚送管4により揚送されて固液回収タンク2内へ回収されるが、このとき固液回収タンク2内の圧力は降下しているため常開型リップ弁7には大気圧力との差圧分の圧力が作用し、矩形状排出口3を強固に閉塞して固液回収タンク2内からの固液流出が阻止されると共に気密性も保持されることになる。
【0010】
そして供液源5内に固液が存在しなくなったとき、または揚送管4の導下先端部4eを供液源5の液面上へ引き揚げることにより、揚送管4から通気作用を生じて固液回収タンク2内の真空度は下がるため図2に示すよう常開型リップ弁7は開状態に復帰し、固液回収タンク2内に貯溜されていた固液は矩形状排出口3から排出せられ、別途搬送機関12に積載されて所定の廃棄場所へと運ばれるのである。
【0011】
矩形状排出口3からの固液排出が終われば、固液の存在する供液源5内へ揚送管4の導先端部4eを挿入することにより再び固液回収タンク2内への固液回収が行われる。このようにして固液の回収と排出を反復して行わせることができる。
【0012】
【発明の効果】
水中ポンプ1′のポンプケーシング内を通過させて液体の吸排作用を行わせる従来の液体吸排装置では、吸液中の固形物が貯液槽2′b内に沈澱して排出されず堆積し、また、繊維状の夾雑物が水中ポンプ1′のインペラーやシャフトに絡み付いて閉塞を生じるため、固形物を含んだ汚水や汚泥の吸排用には供し難いという欠点がある。
【0013】
これに対し本発明装置においては、供液源5の固液はポンプ内を通ることなく、揚送管4を通って固液回収タンク2内へ回収されたのち、常開型リップ弁7の装着された矩形状排出口3から排出されるのであり、内部に回転機構の存在しない構造であるため、この装置を汚水や汚泥の吸排用に供した場合でも、従来のように固形物がポンプ内に絡み付いたり閉塞を生じたりするおそれがなく極めて安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明固液吸排装置の管路構成図であって、固液回収時の状態を示す。
【図2】 本発明固液吸排装置の管路構成図であって、固液排出時の状態を示す。
【図3】 本発明固液吸排装置に装着される常開型リップ弁を構成する角筒状弾性膜体の開状態における斜視図である。
【図4】 本発明固液吸排装置に装着される常開型リップ弁を構成する角筒状弾性膜体の閉状態における斜視図である。
【図5】 本発明固液吸排装置に装着される常開型リップ弁の取付枠の斜視図である。
【図6】 本発明固液吸排装置に装着される常開型リップ弁の開状態における縦断側面図である。
【図7】 図6のA−A線における横断平面図である。
【図8】 本発明固液吸排装置に装着される常開型リップ弁の閉状態における縦断側面図である。
【図9】 図8のB−B線における横断平面図である。
【図10】 従来から多用されている液体吸排装置の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 真空発生装置
2 固液回収タンク
矩形状の排出口
4 揚送管
5 供液源
7 常開型リップ弁
9a,9a 両側壁
9b,9b 前・後壁
10,10 折り込み線

Claims (1)

  1. 真空発生装置(1)の作動によって供液源(5)の固液を揚送管(4)を介して固液回収タンク(2)内へ揚送する固液吸排装置において、固液回収タンク(2)の下底部に矩形状の排出口(3)を開設し、該排出口(3)の口縁部に角筒状弾性膜体の上縁部を嵌着して相対する両側壁(9a)(9a)の下方部に夫々内屈状の折り込み線(10)(10)を縦設することにより常開型リップ弁(7)となし、固液回収タンク(2)内の圧力が大気圧と均衡しているときは前記両側壁(9a)(9a)と直交状に対向する前壁および後壁(9b)(9b)が平行状に離隔して矩形状の排出口(3)を開放させ、固液回収タンク(2)内の圧力が大気圧よりも低くなれば前壁と後壁(9b)(9b)が互に近接して面接触による閉合状態を形成することで矩形状の排出口(3)を閉塞するよう構成したことを特徴とする固液吸排装置。
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