JP2784470B2 - 記録媒体カートリッジの挿入及び排出機構 - Google Patents

記録媒体カートリッジの挿入及び排出機構

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JP2784470B2
JP2784470B2 JP1187450A JP18745089A JP2784470B2 JP 2784470 B2 JP2784470 B2 JP 2784470B2 JP 1187450 A JP1187450 A JP 1187450A JP 18745089 A JP18745089 A JP 18745089A JP 2784470 B2 JP2784470 B2 JP 2784470B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光ディスクカートリッジの収納及び駆動
を行う光ディスクライブラリ装置等において、該ライブ
ラリ装置内にディスクカートリッジ等のカートリッジ式
記録媒体を導入又は排出するためのカートリッジ挿入口
における挿入及び排出機構に関し、特に、挿入時の記録
媒体カートリッジの位置よりも排出時の該記録媒体カー
トリッジの位置の方を外部に突出させることにより取り
出し易くした機構に関する。
[従来の技術] 第5図における光ディスクライブラリ装置100におい
て、収納ラック22は、光ディスクカートリッジ20を収納
・保管するための複数の棚状のものである。駆動部21
は、光ディスクカートリッジ20に記録されている情報を
読み取り、この読み取った情報を図示しない上位装置に
供給するものである。搬送機構23は、収納ラック22にお
ける所望の棚と駆動部21との間で、光ディスクカートリ
ッジ20を保持するホルダ50を上下に搬送する。なお、光
ディスクカートリッジ20の両面に情報が記録されている
が、駆動部21では片面づつ情報を読み取るようになって
おり、従って、必要に応じて、光ディスクカートリッジ
20を保持したホルダ50を略180度反転し、カートリッジ2
0の両面の読み取りを行うことができるようになってい
る。
光ディスクライブラリ装置100内に光ディスクカート
リッジ20を導入し、若しくは該ライブラリ装置100から
光ディスクカートリッジ20を排出するために、挿入口24
が設けられている。挿入口24に関連して挿入及び排出機
構60が設けられている、この挿入及び排出機構60は、挿
入時においては、挿入された光ディスクカートリッジ20
を受け取り、ホルダ50に収納する機能を果たし、排出時
においては、ホルダ50から光ディスクカートリッジ20を
取り出し、挿入口24から排出する機能を果たす。
光ディスクカートリッジ20においては、内部ディスク
にアクセスするためのシャッタ面が略半分の領域の所定
個所に設けられており、その個所は手で触れず、面の残
りの略半分の領域を手で握むようになっている。また、
ライブラリ装置内においてフックによって光ディスクカ
ートリッジ20を機械的に握むために該カートリッジ20の
両側面の端に凹部20hが設けられている。この凹部20h
は、普通、上述の手で握んでよい領域の側に設けられて
いる。従って、光ディスクカートリッジ20をライブラリ
装置100に対して挿入するときは、該カートリッジ20の
シャッタ側の端20bを挿入口24側に向け、他端の凹部20h
側を手前側にして手に持ち、挿入する。
〔発明が解決しようとする課題〕
挿入口24においては、例えば第6図のように、カート
リッジ挿入/排出時のカートリッジ位置を制御すること
が望まれる。まず、挿入時は、手に持った光ディスクカ
ートリッジ20を挿入口24に差し込み、所定の位置E(便
宜上これを挿入位置という)まで押し込む。この所定の
位置Eまでカートリッジ20が押し込まれると、後は自動
的に引き込み動作が行われ、カートリッジ20が取り込ま
れる。排出時には、カートリッジ20は、挿入位置Eに戻
されるのではなく、それよりも突出した位置、例えば位
置F(便宜上これを排出位置という)に戻されるのが望
ましい。これは手で取り出し易いからである。
このように、カートリッジの挿入位置Eよりも排出位
置Fのほうが挿入口24から突出していた方が好ましい。
ところで、このような挿入位置Eと排出位置Fの違い
を、機械系または電気的制御系による位置決め制御によ
って行うと、挿入時と排出時の位置制御が異なってしま
うので、その分制御が複雑となり、好ましくない。
そこで、この発明は、挿入時と排出時とで格別異なる
位置制御を行うことなく、自動的に挿入位置よりも排出
位置を突出させることのできる記録媒体カートリッジの
挿入及び排出機構を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] この発明に係る記録媒体カートリッジの挿入及び排出
機構は、記録媒体カートリッジを出し入れ可能に収納す
る収納体と、該カートリッジの挿入方向に関して該収納
体に対して相対的に変位可能に設けられ、該収納体に挿
入された該カートリッジの挿入方向端部に接する端部当
接部材と被係合用部材とを有し、該カートリッジの挿入
に応じて前記端部当接部材が押されることにより所定の
第1の位置から第2の位置まで変位する可動部と、前記
カートリッジの挿入に応じて前記可動部が前記第2の位
置まで変位したとき前記被係合用部材に係合するように
設けられた係合用部材と該係合用部材を付勢するバネ部
材とを有し、該バネ部材によって付勢された該係合用部
材を前記被係合用部材に係合させることにより前記可動
部を前記第2の位置でロックするロック手段と、前記ロ
ック手段によるロック状態で前記カートリッジを収納し
た前記収納体を前記挿入方向に更に引き込むことと、引
き込んだ前記収納体を排出方向に戻すこととを行うハン
ドリング機構と、所定位置に固定された突出部と、前記
ロック手段の係合用部材にリンクする第1の部材と前記
突出部に当接しうる突部を有する第2の部材とを有して
なり、前記ハンドリング機構にて前記収納体を引き込む
ときの動きに従って前記突部が前記突出部に当接すると
きこれに応じた前記第2の部材の動きが前記第1の部材
に伝達されずに前記ロックを保持するが、これとは反対
方向の前記ハンドリング機構にて前記収納体を排出方向
に戻すときの動きに従って前記突部が前記突出部に当接
するときこれに応じた前記第2の部材の動きが前記第1
の部材に伝達されて前記ロック手段の係合用部材を前記
バネ部材による付勢に抗する方向に動かすことにより前
記ロックを解除するように、該第1の部材と第2の部材
が一方向リンク機構を構成してなるロック解除手段と、
前記可動部が前記第1の位置から第2の位置まで変位す
る過程で偏倚し、前記ロックの解除に伴い復帰して前記
可動部を前記第1の位置まで突出させる弾性部材とを具
えたものである。
上記各構成要件と第1図に示された実施例との対応を
示すと、概ね、上記収納体はホルダ50のフレームKに対
応し、上記可動部は可動部M1,M2を含む可動体に対応し
ており、その端部当接部材は垂直部材VPに、被係合用部
材はピンP1にそれぞれ対応している。また、上記ロック
手段はレバーL及びその凹部Ld及びバネSP3を含む機構
に対応しており、係合用部材はレバーLの凹部Ldに相当
し、バネ部材はバネSP3に相当する。上記ハンドリング
機構は図示されていないが、ホルダ50を挿入口24と搬送
機構23との間で動かす機構に相当する。上記突出部はス
トッパSTPに対応する。上記ロック解除手段は揺動部材1
2と可動部材11を含む機構に対応し、上記第1の部材は
揺動部材12に相当し、上記第2の部材は可動部材11に相
当する。上記弾性部材は引張バネSP1,SP2、に夫々対応
する。
[作用] 記録媒体カートリッジを挿入する場合、該カートリッ
ジを手に持って収納体の挿入口に差し込み、押し込む。
該収納体に対して相対的に変位可能に設けられた可動部
は、押し込まれたカートリッジの挿入方向端部によって
押されて所定の第1の位置から第2の位置まで変位す
る。この変位の過程で弾性部材が偏倚される。可動部が
第2の位置まで変位すると、この第2の位置でロック手
段の係合用部材が可動部の被係合用部材に係合して両者
がロックされる。こうして、収納体にカートリッジを収
納した状態で可動部がロックされることにより、挿入操
作が終了する。その後は、ハンドリング機構が動作し
て、前記ロック手段によるロック状態で前記カートリッ
ジを収納した前記収納体を前記挿入方向に更に引き込む
ことが行われ、該カートリッジを収納ラックまたは読み
取り駆動部等に搬送する。このとき、ハンドリング機構
にて前記収納体を引き込むときの動きに従って第2の部
材の前記突部(第1図の突出部11tに対応)が前記突出
部(第1図のストッパSTPに対応)に当接し、これに応
じて前記第2の部材が動かされるが、第1の部材と第2
の部材は一方向リンク機構を構成していて、このときの
第2の部材の動きは第1の部材に伝達されないようにな
っているので、第1の部材にリンクしているロック手段
の係合用部材も動かず、前記ロック状態が保持される。
カートリッジを収納体から排出する場合は、ハンドリ
ング機構による収納体の排出動作に連動して自動的に前
記ロックが解除されるようになっている。すなわち、挿
入時とは反対方向に、前記ハンドリング機構にて前記収
納体を排出方向に戻すときの動きに従って、前記突部
(第1図の突出部11tに対応)が前記突出部(第1図の
ストッパSTPに対応)に当接し、これに応じて前記第2
の部材が動かされることになり、第1の部材と第2の部
材は一方向リンク機構を構成しているので、このときの
第2の部材の動きは第1の部材に伝達されるようになっ
ている。従って、第1の部材の動きにリンクして前記ロ
ック手段の係合用部材が前記バネ部材による付勢に抗す
る方向に動かされることにより前記ロックが解除され
る。このロックの解除に伴い、それまで偏倚していた弾
性部材が復帰して、可動部を前記第2の位置から第1の
位置まで突出させる。これにより、カートリッジが挿入
口から飛び出す。
このように、第2の位置よりも突出した第1の位置ま
で、弾性部材の復帰力により自動的に可動部を突出させ
るようにしたため、挿入時と排出時とで格別異なる位置
制御を行うことなく、自動的に挿入位置(第2の位置)
よりも排出位置(第1の位置)を突出させることがで
き、記録媒体カートリッジを取り出す際に手に持ち易く
することができる。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の一実施例を詳細に
説明しよう。
第1図,第2図の示す実施例においては、本発明に係
る挿入及び排出機構の一部がホルダ50側に搭載されるよ
うになっている。すなわち、ホルダ50は、図示しないマ
テリアル・ハンドリング機構により搬送機構23と挿入口
24との間で搬送されるようになっており、第1図及び第
2図はホルダ50を挿入口24の側に持って来た状態を示し
ている。第1図はカートリッジ20が排出位置にある状態
を示しており、第2図はカートリッジ20が挿入位置にあ
る状態を示している。第1図に対応する側断面図が第4
図に示されている。
ホルダ50のフレームKは、光ディスクカートリッジ20
を収納する収納スペースを画成するもので、該フレーム
Kはホルダ本体に相当する。可動部M1,M2、垂直部材VP
は、フレームKに対して所定量だけ可動であり、平行に
並んだ可動部M1,M2間を垂直部材VPが連結し、これらが
一体に動く、可動部M1,M2はフレームKの上壁面の上に
配されている。可動部M1,M2には細長のガイド孔H1,H2,H
3が穿ってあり、フレームKの上壁面上に固設されたガ
イドピンP1,P2,P3が各ガイド孔H1,H2,H3に挿入されてい
る。従って、可動部M1,M2、垂直部材VPからなる可動体
は、ガイド孔H1,H2,H3の範囲内で可動であり、ガイドピ
ンP1,P2,P3に沿って挿入方向INまたは取り出し方向OUT
に直線変位する。垂直部材VPは光ディスクカートリッジ
20の収納スペースの一端面を構成し、ホルダ50に挿入さ
れた光ディスクカートリッジ20の奥縁部20bが当接す
る。
フレームKの所定個所と可動部M1,M2の所定個所との
間は引張バネSP1,SP2によって夫々結ばれており、可動
部M1,M2が該バネSP1,SP2の作用によって取り出し方向に
常に引っ張られるようになっている。
レバーLは3つの枝部La,Lb,Lcを有している。可動部
M1の略中央付近の所定個所に固定ピンP7が設けられてお
り、該ピンP7によってレバーLの1つの枝部Lcの端を枢
支している。また、可動部M1の所定個所とレバーLのも
う1つの枝部Laの端との間に引張バネSP3が設けられて
いる。レバーLの残りの枝部LbにはピンP4が設けられて
おり、これが揺動部材12の細長のガイド孔H4に挿入され
ている。レバーLの2つの枝部LaとLcの間に凹部Ldが設
けられている。この凹部Ldは、後述するように、ガイド
ピンP1に係合するのに適した形状をなしている。
揺動部材12は全体として細長であり、略中程の揺動支
点FSを介してフレームKに枢支され、揺動可能である。
揺動部材12は、ホルダ50の奥行きに沿って延びており、
奥寄りの側には、前述の通り、ガイド孔H4を穿ってあ
る。また、挿入口寄りの側には、所定の位置にガイドピ
ンP5,P6が設けてあり、この部分に重ねて可動部材11が
配置されている。可動部材11には細長のガイド孔H5,H6
がそれぞれ設けてあり、これらに前記ガイドピンP5,P6
が夫々挿入されている。
可動部材11の外側面に突出部11tが設けられており、
ガイド孔H5は、この突出部11tに入り込んで「く」の字
に曲がっている。ガイド孔H6は、可動部材11の長手方向
に対して幾分斜めになっている。
可動部材11の所定個所と揺動部材12の所定個所との間
には引張バネSP4が取り付けられており、可動部材11は
バネSP4の張力によって揺動部材12の方に引き寄せられ
るようになっている。
可動部材11の突出部11tを臨んで、所定の位置にスト
ッパSTPが固定されている。このストッパSTPは、第3図
に拡大して示すように、右斜面S1,最先端部S2,左斜面S3
によって囲まれたカム状の突起からなる。可動部材11の
移動に応じてその突出部11tがストッパSTPのカム状突起
に当接するようになっている。ストッパSTPは光ディス
クカートリッジ20の挿入/排出時に、可動部材11の動き
を制御するためものである。
次に、上述の構成における各部の作用を説明する。
まず、挿入時の動作について説明する。まず、光ディ
スクカートリッジ20を手に持って挿入口24に差し込み、
第1図のように、光ディスクカートリッジ20の奥縁部が
可動部M1,M2の垂直部材VPに軽く当たる位置まで挿入す
る。カートリッジ20を更に押し込むと、垂直部材VPが挿
入方向INに変位し、同時に可動部M1,M2がIN方向に直線
変位する。この過程で、バネSP1,SP2が伸び、また、バ
ネSP3が縮み、レバーLの枝部LaがバネSP3の方に引き寄
せられ、レバーLが図で反時計方向に回動し、これに伴
い、レバーLの凹部LdがピンP1に近づき、また、レバー
Lの枝部LbのピンP4がガイド孔H4に沿って移動し、揺動
部材12が図で反時計方向に回動し、一緒に可動部材11が
反時計方向に回動し、その突出部11tがストッパSTPのカ
ム状突起に近づく。
そして、カートリッジ20が完全に押し込まれたとき、
第2図に示すように、レバーLの凹部LdがピンP1に嵌合
し、可動部M1,M2がロックされる。これによりカートリ
ッジ20がホルダ50にラッチされる(保持される)。この
とき、レバーLの枝部LbのピンP4はガイド孔H4の端に達
し、揺動部材12は最大量回動している。また、可動部材
11の突出部11tはストッパSTPのカム状突起にほぼ接して
いる。このように、カートリッジ20が挿入口24内に手で
完全に押し込まれたときの位置が「挿入位置」である。
カートリッジ20が「挿入位置」に達すると、該カート
リッジ20を保持したホルダ50が図示しないハンドリング
機構によって更に奥に(IN方向に)引き込まれ、搬送機
構23(第5図)まで搬送される。
ホルダ50が図示しないハンドリング機構によって更に
奥に引き込まれるとき、可動部材11の突出部11tがスト
ッパSTPのカム状突起に当接し、該カム状突起に沿って
可動部材11が変位する。この点について第3図により説
明すると、まず、カートリッジ20が「挿入位置」に達し
た状態(第2図の状態)では、可動部材11は実線Aの位
置にある。ホルダ50がここから更にIN方向に移動する
と、可動部材12側のガイドピンP5,P6はIN方向に直進す
るが、可動部材11の突出部11tがストッパSTPの右斜面S1
に当接することにより、可動部材11はそのガイド孔H5,H
6を介してガイドピンP5,P6に沿って幾分回りながら変位
し、かつストッパSTPの右斜面S1に沿って最先端部S2に
向かって移動する。このように、揺動部材12と可動部材
11が分離して動き、このときの可動部材11の回動及び移
動の遅れによりバネSP4が伸びる。
可動部材11の突出部11tがストッパSTPの最先端部S2に
接した状態では、該可動部材11は二点鎖線Bの位置にあ
る。ホルダ50が更に奥に引き込まれて、可動部材11の突
出部11tがストッパSTPの最先端部S2を越えると、突出部
11tは左斜面S3に沿って下るので、バネSP4が徐々に戻
り、やがて、可動部材11が揺動部材12に対して真っ直に
重なる位置に復帰する。この状態では、該可動部材11は
一点鎖線Cの位置にある。
このように、可動部材11と揺動部材12が分離構造であ
るため、揺動部材12は動かずにカートリッジ20のラッチ
を維持し、可動部材11だけが動いてストッパSTPを回避
する。
なお、カートリッジ20を保持したホルダ50を図示しな
いハンドリング機構によって搬送機構23(第5図)まで
引き込む過程で、必要に応じて、該ホルダ50を水平に略
180度回転するようにしてよい。これは、カートリッジ2
0の凹部20hの側を奥に向かせ、図示しないフックによっ
て該凹部20hをピックするのに便ならしめるためであ
る。第4図においては、カートリッジ20をホルダ50ごと
水平に180度回転する際の回転軸KJがホルダ50に設けら
れていることが示されている。
次に、光ディスクライブラリ装置100から光ディスク
カートリッジ20を排出する場合の動作について説明す
る。挿入時とは逆に、カートリッジ20を保持したホルダ
50が図示しないハンドリング機構によって挿入口に向け
て(OUT方向に)搬送される。可動部材11が第3図の一
点鎖線Cの位置まで来ると、可動部材11の突出部11tが
ストッパSTPの左斜面S3に当接し、そこから更にOUT方向
へ進むと、突出部11tが左斜面S3に沿って最先端部S2の
方に動き、これに伴い、可動部材11と揺動部材12が一体
となって軸FSを中心にして時計方向に回動する。すなわ
ち、バネSP4の引張作用により可動部材11と揺動部材12
が一体に保持される。この揺動部材12の時計方向の回動
により、レバーLの凹部LdとピンP1との係合が解かれ、
可動部材11、揺動部材12、レバーL等は第1図に示すよ
うな配置となる。これに伴い、可動部M1,M2、垂直部材V
Pのロックが解かれ、バネSP1,SP2が復帰し、該可動部M
1,M2、垂直部材VPが勢いよくOUT方向に飛び出る。同時
にカートリッジ20もOUT方向に飛び出て、挿入口24から
排出される。この状態は第1図に示す状態と同じであ
り、このときのカートリッジ20の位置が「排出位置」で
ある。
このように、「排出位置」(第1図)の方が「挿入位
置」(第2図)よりも突出しており、手で取り出し易
い。
また、排出時のホルダ50の搬送は、「挿入位置」に対
応する位置まででよく、後はバネSP1,SP2の復帰力によ
ってカートリッジ20が「排出位置」まで自動的に排出さ
れる。
この発明は、光ディスクカートリッジに限らず、その
他のカートリッジ式記録媒体に適用可能である。
バネSP1〜SP4は引張バネに限らず、その他の弾性部材
を使用してよい。
上記実施例は、ホルダ50が搬送されることを前提にし
ているが、このホルダ50は挿入口24の個所で固定されて
いるか、適量だけ動くようになっていてもよい。
[発明の効果] 以上の通り、この発明によれば、第2の位置よりも突
出した第1の位置まで、弾性部材の復帰力により自動的
に可動部を突出させるようにしたため、挿入時と排出時
とで格別異なる位置制御を行うことなく、自動的に挿入
位置(第2の位置)よりも排出位置(第1の位置)を突
出させることができ、記録媒体カートリッジを取り出す
際に手に持ち易くすることができる、という優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る記録媒体カートリッジの挿入及び
排出機構の一実施例を、カートリッジが完全に押し込ま
れていない状態につき、示す平面図、第2図は同実施例
においてカートリッジを完全に押し込んだ状態を示す平
面図、第3図は同実施例におけるストッパと可動部材の
関連動作例を説明する拡大平面図、第4図は同実施例の
側断面図、第5図は光ディスクライブラリ装置の一例を
説明する側面略図、第6図は光ディスクライブラリ装置
に対する光ディスクカートリッジの挿入及び排出時の位
置関係を示す平面略図、である。 50……ホルダ、K……フレーム、M1,M2……可動部、VP
……可動部に連なる垂直部材、L……レバー、Ld……レ
バーの凹部、11……可動部材、12……揺動部材、20……
光ディスクカートリッジ、STP……ストッパ、H1〜H6…
…ガイド孔、P1〜P6……ガイドピン、SP1〜SP4……引張
バネ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体カートリッジを出し入れ可能に収
    納する収納体と、 該カートリッジの挿入方向に関して該収納体に対して相
    対的に変位可能に設けられ、該収納体に挿入された該カ
    ートリッジの挿入方向端部に接する端部当接部材と被係
    合用部材とを有し、該カートリッジの挿入に応じて前記
    端部当接部材が押されることにより所定の第1の位置か
    ら第2の位置まで変位する可動部と、 前記カートリッジの挿入に応じて前記可動部が前記第2
    の位置まで変位したとき前記被係合用部材に係合するよ
    うに設けられた係合用部材と該係合用部材を付勢するバ
    ネ部材とを有し、該バネ部材によって付勢された該係合
    用部材を前記被係合用部材に係合させることにより前記
    可動部を前記第2の位置でロックするロック手段と、 前記ロック手段によるロック状態で前記カートリッジを
    収納した前記収納体を前記挿入方向に更に引き込むこと
    と、引き込んだ前記収納体を排出方向に戻すこととを行
    うハンドリング機構と、 所定位置に固定された突出部と、 前記ロック手段の係合用部材にリンクする第1の部材と
    前記突出部に当接しうる突部を有する第2の部材とを有
    してなり、前記ハンドリング機構にて前記収納体を引き
    込むときの動きに従って前記突部が前記突出部に当接す
    るときこれに応じた前記第2の部材の動きが前記第1の
    部材に伝達されずに前記ロックを保持するが、これとは
    反対方向の前記ハンドリング機構にて前記収納体を排出
    方向に戻すときの動きに従って前記突部が前記突出部に
    当接するときこれに応じた前記第2の部材の動きが前記
    第1の部材に伝達されて前記ロック手段の係合用部材を
    前記バネ部材による付勢に抗する方向に動かすことによ
    り前記ロックを解除するように、該第1の部材と第2の
    部材が一方向リンク機構を構成してなるロック解除手段
    と、 前記可動部が前記第1の位置から第2の位置まで変位す
    る過程で偏倚し、前記ロックの解除に伴い復帰して前記
    可動部を前記第1の位置まで突出させる弾性部材と を具えた記録媒体カートリッジの挿入及び排出機構。
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