JP2784015B2 - 難燃性制振床敷パッド - Google Patents

難燃性制振床敷パッド

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JP2784015B2
JP2784015B2 JP63280744A JP28074488A JP2784015B2 JP 2784015 B2 JP2784015 B2 JP 2784015B2 JP 63280744 A JP63280744 A JP 63280744A JP 28074488 A JP28074488 A JP 28074488A JP 2784015 B2 JP2784015 B2 JP 2784015B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は難燃性制振床敷パッドに係り、特に船舶用非
ハロゲン難燃性制振床敷パッドに関する。
[従来の技術および発明が解決すべき課題] 近年居住区域に振動減衰材を使用する船舶が増えてき
た。この振動減衰材は、火災時の安全性の観点から難燃
性ならびに低発煙性が要求され、船舶防火構造規則に合
格したものでなければならない。ところで、制振性能の
優れた振動減衰材はそのままでは、表面に凹凸があり、
また摩耗しやすく耐久性が劣るため、従来はこの振動減
衰材上に床敷パッドを敷設して居住性・耐久性を向上さ
せる必要があった。この床敷パッドに使用される材質と
して、従来は美観と耐久性を兼ねてポリ塩化ビニル(PV
C)等の化粧タイルが敷設されているが、表面床張り材
合格品ではあっても火災時には有毒なHClガスを発生す
るので問題があった。安全性の面からは、化粧タイル材
も非ハロゲン化し、有毒ガスの発生を減少させることが
望ましく、当然船舶防火構造規則に合格したものでなけ
ればならない。しかし、現在まで自己消焔性程度のもの
はあるが、極難燃性のものは得られていなかった。
[発明の目的] 本発明は上記の点を解決するために成されたもので、
船舶防火構造規則に合格し、かつ、極難燃性素材から成
る振動減衰材と床敷パッド材とを一体化し、振動減衰材
と床張り材両方の機能を兼ね備えた難燃性制振床敷パッ
ドを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明による難燃性制
振床敷パッドは、船舶甲板の一次甲板床張り材上に敷設
して用いる床敷パッドにおいて、一次甲板床張り材上に
敷設する、エポキシーポリアミド系樹脂、ブチルゴム、
ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン−ブ
タジエン系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑
性エラストマーから選ばれた非ハロゲン樹脂に難燃材を
配合した非ハロゲン難燃性制振材と、非ハロゲン難燃性
制振材の一次甲板床張り材とは反対側に非ハロゲン難燃
性敷物パッド材とを積層して成ることを特徴とする。
[実施例] 本発明による難燃性制振床敷パッドの好ましい実施例
を図面を参照して説明する。
第1図に示すように本発明による難燃性制振床敷パッ
ド1は、船舶甲板5上の一次甲板床張り材4上に敷設す
る側の非ハロゲン難燃性制振材3と、非ハロゲン難燃性
制振材3の一次甲板床張り材4とは反対側に非ハロゲン
難燃性敷物パッド材2とを積層して成る。
本発明による難燃性制振床敷パッド1を構成する非ハ
ロゲン難燃性制振材3としては、エポキシーポリアミド
系樹脂、ブチルゴム、熱可塑性エラストマー(ポリオレ
フィン系、スチレンーブタジエン(SB系)、ポリアミド
(PA系))が好適し、これらの樹脂に難燃材を配合した
公知の難燃性樹脂でもよい。断面の厚さは3〜25mmが好
適である。
具体的には、エポキシーポリアミド系樹脂、エチレン
ーエチレンアクリレート(EEA)、エチレン酢酸ビニル
共重合(EVA)、アクリル系エマルジョン等ハロゲン成
分を含まないもの100重量部に対し、金属水和物(Al(O
H)、Mg(OH)等)50〜500重量部、リン系難燃材
(トリフェニルフォスフェート、トリメチルフォスフェ
ート、トリオクチルフォスフェート等)0〜20重量部、
無機質充填材(グラファイト、マイカ、ケイ砂、Fe
3O4、Al2O3等金属酸化物、鉛玉、クレー、炭酸カルシウ
ム等)50〜500重量部を混合したものが好適である。
上記高分子材料をベースにした非ハロゲン難燃性制振
材3は難燃材を多量に添加可能で、かつ、多量の難燃材
添加にもかかわらず減衰性能は低下しないよう以下の様
な構造のものがより好適である。第2図に示すように基
材7としての自己消焔性、汎用難燃性制振材(エポキシ
ーポリアミド系樹脂等)面に円柱状の穴6を設け、液状
ポリウレタンに有機酸(フマール酸、マレイン酸等低発
煙性のもの)を加えたものをベースにして、Fe玉および
/またはPb玉を加え、50〜100μの比較的粗粒のAl2O3
よび/またはMg(OH)粗粒を混合しペースト状にして
封入した構造である。
本発明による難燃性制振床敷パッド1を構成する非ハ
ロゲン難燃性敷物パッド材2としては、EEA、EVA、PE等
をベースとする非ハロゲン難燃材料、またはブチルゴ
ム、熱可塑性エラストマーの非ハロゲン難燃材料が好適
であり、断面の厚さは2〜3mmが好適である。
具体的には、PE、EVA、EEA等のポリオレフィン、また
は熱可塑性エラストマー(オレフィン系、スチレン系、
ウレタン系)でいずれもハロゲンを含まないもの100重
量部に対し、金属水和物(Al(OH)、Mg(OH)等)
30〜300重量部、リン系難燃材(トリフェニルフォスフ
ェート、トリメチルフォスフェート、トリオクチルフォ
スフェート等)0〜20重量部、無機質充填材(グラファ
イト、マイカ、ケイ砂、Fe3O4、Al2O3等金属酸化物、鉛
玉、クレー、炭酸カルシウム等)30〜300重量部、必要
に応じる着色材を混合したものが好適である。
上記非ハロゲン難燃材料を使用した本発明による難燃
性制振床敷パッド1について難燃性表面床張り材試験を
実施した結果は、以下のように船舶防火構造規則に合格
し、燃焼ガス中にはハロゲン化水素を含まず、安全性が
高かった。
発煙試験の発煙係数(6分後)CA=10〜100 火炎伝播性試験 CLASS 1〜CLASS 2 本実施例では非ハロゲン難燃性制振材3上に非ハロゲ
ン難燃性敷物パッド材2を積層させて難燃性制振床敷パ
ッド1を構成し、該難燃性制振床敷パッド1を一次甲板
床張り材上にエポキシ樹脂で接着敷設したが、一次甲板
床張り材上に非ハロゲン難燃性制振材3を塗布後、非ハ
ロゲン難燃性敷物パッド材2を塗布積層しても同様の効
果が得られる。
[発明の効果] 以上の説明からも明らかなように、本発明の難燃性制
振床敷パッドは、船舶甲板の一次甲板床張り材上に敷設
して用いる床敷パッドにおいて、一次甲板床張り材上に
敷設する非ハロゲン難燃性制振材と、非ハロゲン難燃性
制振材の一次甲板床張り材とは反対側に非ハロゲン難燃
性敷物パッド材とを積層して成ることを特徴とするの
で、船舶防火構造規に適う極難燃性素材から構成され、
振動減衰材と床張り材両方の機能を兼ね備えた難燃性制
振床敷パッドとなり、船舶居室の制振性能・居住性およ
び安全性を向上させ耐久性をも備えたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にる難燃性制振床敷パッドの一使用例の
断面図、第2図は非ハロゲン難燃性制振材の好ましい構
造を示す断面図である。 1……難燃性制振床敷パッド 2……非ハロゲン難燃性敷物パッド材 3、3′……非ハロゲン難燃性制振材 4……一次甲板床張り材 5……甲板 6……穴 7……基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−110992(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 21/08 B63B 29/02 B63B 3/48 F16F 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船舶甲板の一次甲板床張り材上に敷設して
    用いる床敷パッドにおいて、前記一次甲板床張り材上に
    敷設する、エポキシ−ポリアミド系樹脂、ブチルゴム、
    ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン−ブ
    タジエン系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑
    性エラストマーから選ばれた非ハロゲン樹脂に難燃材を
    配合した非ハロゲン難燃性制振材と、前記非ハロゲン難
    燃性制振材の前記一次甲板床張り材とは反対側に非ハロ
    ゲン難燃性敷物パッド材とを積層して成ることを特徴と
    する難燃性制振床敷パッド。
JP63280744A 1988-11-07 1988-11-07 難燃性制振床敷パッド Expired - Lifetime JP2784015B2 (ja)

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