JP2783903B2 - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP2783903B2
JP2783903B2 JP2216759A JP21675990A JP2783903B2 JP 2783903 B2 JP2783903 B2 JP 2783903B2 JP 2216759 A JP2216759 A JP 2216759A JP 21675990 A JP21675990 A JP 21675990A JP 2783903 B2 JP2783903 B2 JP 2783903B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空気を浄化するための空気清浄機を有する
空調装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、ビル等の室内空間には、住環境を快適なもの
とするために空調装置が装備されている。
このような従来の空調装置を示すものとしては、例え
ば、特開昭58−217131号公報,特開昭58−129430号公報
等に開示されるようなものが知られている。
第14図は、このような空調装置を示すもので、図にお
いて、符号11は、空調空間を示している。
この空調空間11には、空気を吹き出す2個の吹出口13
および空気を吸い込む吸込口15が設けられ、この吹出口
13および吸込口15は、供給ダクト17および換気ダクト19
を介して空調機21にそれぞれ連結されている。
この空調機21は、空気を圧送する送風機23と、空気中
の塵埃を除去する空気清浄機25と、クーリングコイル等
の熱交換器27とから構成されている。この空気清浄機25
には、タバコの煙や体臭等の臭いを除去するため、例え
ば、活性炭フィルタからなる脱臭フィルタ28が配置され
ている。
また、換気ダクト19には、排気ファン29が配置された
排気ダクト31と外気を導入する外気ダクト33が連結され
ている。排気ダクト31と外気ダクト33の間の換気ダクト
19および外気ダクト33には、第1ダンパ35,第2ダンパ3
7がそれぞれ配置されている。排気ファン29,第1ダンパ
35,第2ダンパ37がそれぞれ配置されている。排気ファ
ン29,第1ダンパ35および第2ダンパ37は、例えば空調
空間11に配置されたCO2センサからの信号が入力される
制御装置により制御される。
以上のように構成された空調装置では、空気が、送風
機23により、空気清浄機25,供給ダクト17を介して吹出
口13から空調空間11内に吹き出され、空調空間11を循環
した空気は、吸込口15から吸引され、換気ダクト19を介
して空調機21に導入される。
一方、空調空間11のCO2濃度が高くなった場合には、C
O2センサからの信号が入力された制御装置により排気フ
ァン29が駆動されるとともに、第1ダンパ35が閉じら
れ、第2ダンパ37が開かれ、外気が外気ダクト33から空
調空間11に導入され、空調空間11の空気が換気ダクト19
および排気ダクト31により外部に排出され、空調空間11
が換気される。
以上のように構成された空調装置では、空気清浄機25
の脱臭フィルタ28により、タバコの臭いや体臭等を除去
することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の空調装置では、通常
は、空調空間11の空気は空調機21と空調空間11を循環す
る定量運転であり、また、CO2濃度が高くなった時に空
調空間11の換気を行っていたため、例えば、体臭の強い
人が入室した場合や、タバコを吸う人が急激に増加した
場合等には、空調空間11の換気を、臭いの発生に対応し
て迅速に行なうことができず、空気の循環により空調空
間11の空気汚染が広がるという問題があった。
特に、空調機21は、多数の部屋からなる空調空間11を
同時に空調する場合が殆どであるため、一つの部屋から
なる空調空間11の空気が汚染されると、空調空間11全体
に空気汚染が広がるという問題があった。
本発明は上記のような問題点等を解決するためになさ
れたもので、浄化した空気を空調機に導入して、空調空
間全体の空気汚染を有効に防止することができる空調装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1記載の空調装置は、空調空間に空調空気を導
入し前記空調空間を循環させるとともに循環した前記空
調空気が前記空調空間から導入される空調機と、前記空
調空間内の空気を吸引して浄化するとともにこの清浄空
気を前記空調空間に吐出する空気清浄機と、赤外線を使
用して前記空調空間内に人がいるか否かを判断する人体
センサと、前記空調空間内のタバコの火を感知する炎セ
ンサと、前記空調空間内のタバコの臭いや建材臭を感知
する臭いセンサと、前記人体センサによる人の検出によ
り前記空気清浄機の電源をオンし、前記炎センサおよび
臭いセンサからの信号により前記空調空間内の汚染度が
一定以上になった場合に前記空気清浄機を作動させる制
御装置とを備えてなることを特徴とするものである。
請求項2記載の空調装置は、請求項1記載の空調装置
において、空気清浄機は、遠心送風機およびフィルタが
収容された清浄機本体と、この清浄機本体と清浄空気吹
出口とを連結するとともに遠心送風機から発生する音を
吸音する吸音装置が設置されている吹出ダクトと、前記
清浄機本体と清浄空気吸込口とを連絡する吸込ダクトと
を備え、前記吸音装置は、清浄空気の流通通路を形成す
る壁を吸音部材により形成し、清浄空気の流通通路の中
央部に吸音部材により形成された吸音偏流部が配置され
ていることを特徴とするものである。
請求項3記載の空調装置は、空調空間に空調空気を導
入し前記空調空間を循環させるとともに循環した前記空
調空間が前記空調空間から導入される空調機と、前記空
調空間内の空気を吸引して浄化するとともにこの清浄空
気を前記空調機に導入する空調清浄機と、赤外線を使用
して前記空調空間内に人がいるか否かを判断する人体セ
ンサと、前記空調空間内のタバコの火を感知する炎セン
サと、前記空調空間内のタバコの臭いや建材臭を感知す
る臭いセンサと、前記人体センサによる人の検出により
前記空気清浄機の電源をオンし、前記炎センサおよび臭
いセンサからの信号により前記空調空間内の汚染度が一
定以上になった場合に前記空気清浄機を作動させる制御
装置とを備えてなることを特徴とするものである。
請求項4記載の空調装置は、請求項3記載の空調装置
において、空気清浄機は、遠心送風機およびフィルタが
収容された清浄機本体と、この清浄機本体と清浄空気吸
込口とを連結する吸込ダクトと、前記清浄機本体の空気
吹出口に連絡するとともに遠心送風機から発生する音を
吸音する吸音装置が設置されている吸込ダクトとを備
え、前記吸音装置は、清浄空気の流通通路を形成する壁
を吸音部材により形成し、清浄空気の流通通路の中央部
に吸音部材により形成された吸音偏流部が配置されてい
ることを特徴とするものである。
〔作 用〕
請求項1記載の空調装置においては、空調機により空
調空間に空調空気を導入し空調空間を循環させ、循環し
た空調空気を空調空間から導出させる。そして、人体セ
ンサが空調空間内に人がいることを検出すると、制御装
置が空気清浄機の電源をオンにする。また、制御装置
が、炎センサおよび臭いセンサからの信号により空調空
間の汚染度が一定以上になったと判断すると、空気清浄
機を作動させ、空調空間内の空気を吸引して浄化し、こ
の清浄空気を空調空間に吐出する。
このようにして清浄空気で空調空間の空調が行われ、
これにより、浄化した空気が空調機に導入され、空調空
間全体の汚染を有効に防止することができる。
請求項2記載の空調装置においては、遠心送風機から
発生する音が吸音装置により確実に吸音される。
請求項3記載の空調装置においては、空調機により空
調空間に空調空気を導入し空調空間を循環させ、循環し
た空調空気を空調空間から導出させる。そして、人体セ
ンサが空調空間内に人がいることを検出すると、制御装
置が空気清浄機の電源をオンする。また、制御装置が、
炎センサおよび臭いセンサからの信号により空調空間内
の汚染度が一定以上になったと判断すると、空気清浄機
を作動させ、空調空間内の空気を吸引して浄化し、この
清浄空気を直接空調機に送り、この空調機により空調空
間に吐出する。
このようにして、清浄空気で空調空間の空調が行わ
れ、これにより、浄化した空気が空調機に導入され、空
調空間全体の汚染を有効に防止することができる。
請求項4記載の空調装置においては、遠心送風機から
発生する音が吸音装置により確実に吸音される。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を図面に示す実施例について説明
する。
第1図は、本発明の空調装置の第1実施例を示すもの
で、図において、符号41は、建築物の上下方向に所定間
隔を置いて形成された床スラブを示している。
この床スラブ41の下方には、所定間隔を置いて天井板
43が配置されており、この天井板43の下方には空間が形
成されて、この空間が空調空間45とされている。
この空調空間45の側方には、空調空間45に空調空気を
導入し空調空間45を循環させるとともに、循環した空調
空気を空調空間45から導出する空調機47が配置されてい
る。
即ち、空調機47には、空調空間45側に開口する吹出口
49と吸込口51に連結されたダクト53,55が接続されてお
り、吹出口49から吹き出した空調空気は、空調空間45を
循環して吸込口51から吸引され、空調機47に導入され
る。
そして、天井板43には、空調空間45内の空気を吸引し
て浄化するとともにこの清浄空気を空調空間45に吐出す
る空気清浄機57が配置されている。
この空気清浄機57は、第2図および第3図に示すよう
に、例えば、シロッコファンからなる遠心送風機59およ
びフィルタ61が収容された清浄機本体63と、この清浄機
本体63と清浄空気吹出口65とを連結する吹出ダクト67
と、清浄機本体63と空気吸込口69とを連結する吸込ダク
ト71とから構成されている。
遠心送風機59は、その空気を吸引する吸込口73を、吸
込ダクト71の連結位置と反対側に向けて配置されてお
り、清浄機本体63の空気流通通路にはフィルタ61が配置
されている。
このフィルタ61は、第4図および第5図に示すよう
に、プレフィルタ75と、メインフィルタ77と、脱臭フィ
ルタ79とから構成されており、空気の流通方向にプレフ
ィルタ75,メインフィルタ77,脱臭フィルタ79が順次積層
状態で相互に着脱可能に固定されている。
プレフィルタ75は、抗菌剤を練り込んだ繊維を濾材と
するもので、例えば、微粒子状の無機抗菌剤をポリエス
テル中に混練紡糸した抗菌エステル綿を濾材とし、方形
枠体80に支持させてユニット化したものであって、1〜
2カ月毎に、掃除機により付着ダストを吸引除去するこ
とにより、また水道水により洗浄することによって、抗
菌性を損なうことなく再生することが可能である。
メインフィルタ77は、帯電させた濾材からなる帯電フ
ィルタであって、同じく方形枠体81に支持させてユニッ
ト化したものである。この帯電フィルタは再生不可能で
あり、ダストの付着により性能が低下した場合には新品
と交換の必要があり、その寿命は運動頻度にもよるが通
常6カ月乃至1年程度とされている。
脱臭フィルタ79は、加熱再生可能な活性炭繊維を濾材
とするもので、繊維状活性炭マットに耐熱性ネットを機
械的に接合することによってプリーツ状の形状を保持さ
せ、同じく方形枠体82に支持させてユニット化したもの
である。この活性炭フィルタは熱風により加熱すること
によって再生が可能であり、通常3〜9カ月毎に加熱再
生を行い数回にわたって再生使用が可能である。
フィルタ61は、第5図に示したように、最も厚みのあ
る脱臭フィルタ79を支持する方形枠体82の三辺に支持金
具83を突設し、支持金具83のない一辺側からプレフィル
タ部材75およびメインフィルタ部材77を挿脱することに
より、プレフィルタ部材75,メインフィルタ部材77,脱臭
フィルタ部材79が相互に着脱可能に固定されている。
また、吹出ダクト67には、第2図に示したように、遠
心送風機59から発生する音を吸音する吸音装置84が配置
されている。この吸音装置84は、清浄空気の流通通路を
形成する壁を吸音部材により形成して構成されており、
この吸音部材は、第6図に示すように、多数の孔87が形
成された内側鋼板88と通常の外側鋼板89との間にグラス
ウール等の吸音材92を介装して構成されている。さら
に、第2図に示したように、吸音装置84における清浄空
気の流通通路の中央部には、音を有効に吸音すべく前述
した吸音部材により吸音偏流部90が形成されている。
さらに、清浄機本体63は、第2図に示したように、前
述した吸音部材により形成されており、遠心送風機59の
吸込口73に対向する清浄機本体63には、吸込口73側に突
出する吸音部材からなる突出部91が形成され、遠心送風
機59の発生する音が有効に吸音されている。
また、天井板43には、第1図に示したように、空調空
間45内の汚染度を感知するセンサ93,95,97が配置されて
おり、これらのセンサ93,95,97は空調空間45内の汚染度
が一定以上になった場合に空気清浄機57を作動させる制
御装置99に接続されている。
即ち、天井板43には、例えば、赤外線を使用して空調
空間45内に人がいるか否かを判断する人体センサ93,タ
バコの火を感知する炎センサ95およびタバコの臭いや建
材臭を感知する臭いセンサ97が配置されている。
以上のように構成された空調装置では、第7図に示す
ように、先ず、人体センサ93により空調空間45内に人が
いるか否かを判断する。空調空間45内に人がいる場合に
は、制御装置99により、空気清浄機57が弱で運転され
る。ここで、空気清浄機57を弱で運転とは、空気清浄機
57内の遠心送風機59の回転力が低い状態での運転を意味
する。
空気清浄機57が運転されると、遠心送風機59が回転し
て、空気吸込口69から空気が強制的に吸入され、吸入ダ
クト71を介して清浄機本体63に導入される。ここで、空
気がフィルタ61を通過するため、濾過され浄化される。
浄化された空気は吸込ダクト71と反対側の遠心送風機59
の空気吸込口73から遠心送風機59内に入り、吹出ダクト
67,吹出口65を介して空調空間45内に吐出される。
そして、炎センサ95が反応したか、または、臭いセン
サ97が基準値以上になっており、空気清浄機57停止後一
定時間が経過している場合には、制御装置99により、空
気清浄機57が強で運転され、所定時間経過後に運転が停
止される。この場合に強で運転することにしたのは、炎
センサ95,臭いセンサ97により、空調空間45内の空気の
汚染が進行する虞が大きいからである。ここで、空気清
浄機57を強で運転とは、空気清浄機57内の遠心送風機59
の回転力が高い状態での運転を意味する。
また、空気清浄機57が運転されるためには、空気清浄
機57停止後一定時間が経過していることを条件にし、さ
らに、空気清浄機57は所定時間経過後に停止するように
したのは、炎センサ95や臭いセンサ97は繊細であるとと
もに誤作動する虞があるため、空気清浄機57の継続運転
を防止するためである。
この空気清浄機57は、手動運転も可能であり、手動運
転の場合には、壁等に設けられたスイッチを押すだけ
で、空気清浄機57の運転,停止が可能となる。
しかして、以上のように構成された空調装置では、空
調空間45に空調空気を導入し空調空間45を循環させると
ともに循環した空調空気が空調空間45から導入される空
調機47と、空調空間45内の空気を吸引して清浄するとと
もにこの清浄空気を空調空間45に吐出する空気清浄機57
と、空調空間45内の汚染度を感知するセンサ93,95,97
と、これらのセンサ93,95,97からの信号により空調空間
45内の汚染度が一定以上になった場合に空気清浄機57を
作動させる制御装置99とから構成したので、空調空間45
内の汚染度を感知するセンサ93,95,97からの信号によ
り、空調空間45内の汚染度が一定以上になった場合に
は、制御装置99により空気清浄機57が作動され、空調空
間45内の空気が吸引されて清浄され、この清浄空気が空
調空間45内に吐出され、このような清浄空気が空調機47
により吸引され、空調空間45の空調が行なわれ、これに
より、浄化した空気を空調機47に導入して、空調空間45
全体の空気汚染を有効に防止することができる。
即ち、空調空間45内が汚染すると空気清浄機57が作動
し、清浄な空気が空調空間45内に吐出され、この清浄な
空気が空気吸込口69から空調機47に吸い込まれるので、
例えば、体臭の強い人が入室した場合や、タバコを吸う
人が急激に増加した場合等でも、空調空間45の浄化を、
臭いの発生に対応して迅速に行なうことができる。この
ため、空調機47が、多数の部屋からなる空調空間45を同
時に空調する場合であっても、一つの部屋で発生した空
気汚染は、その汚染度が低くされて空調機47に導入さ
れ、この空調機47により多数の部屋に空調空気が循環さ
れる。従って、多数の部屋全体に空気汚染が広がること
を有効に防止することができる。
また、空調空間45内に、この空調空間45内の汚染度を
感知するセンサ93,95,97を配置し、これらのセンサ93,9
5,97からの信号により空調空間45内の汚染度が一定以上
になった場合に、制御装置99により空気清浄機57を作動
したので、例えば、空調空間45内に人がいない場合や、
空調空間45の空気が清浄である場合には空気清浄機57は
作動せず、空気清浄機57を経済的に使用することができ
る。
第8図は、本発明の空調装置の第2実施例を示すもの
で、この実施例では、床スラブ101と天井板103間が、空
調機104の吸込ダクト105とされている。尚、上記第1実
施例と同様の部分は同一番号を付して説明を省略する。
ダクト105には、天井板103に配置された空気清浄機10
7の吹出ダクト109が開口されている。
即ち、空気清浄機107は、第9図および第10図に示す
ように、天井板103の吸込口111に吸込ダクト113が連結
され、この吸込ダクト113が清浄機本体114に連結されて
おり、この清浄機本体114により浄化された空気を、床
スラブ101と天井板103間に形成されたダクト105に吐出
すべく、端部がダクト105内に開口する吹出ダクト109を
接続して構成されている。
以上のように構成された空調装置では、空調空間113
内の汚染度を感知する人体センサ115,炎センサ117,臭い
センサ119からの信号により、空調空間113内の汚染度が
一定以上になった場合には、制御装置121により空気清
浄機107が作動され、空調空間113内の空気が吸引されて
浄化され、この清浄空気が直接空調機104に導入され、
この空調機104により空調空間113の空調が行なわれる。
従って、浄化した空気を空調機104に導入して、空調
空間113全体の空気汚染を有効に防止することができ
る。
そして、この場合には、上記第1実施例よりも他の部
屋に空気汚染が広がることを防止することができる。
即ち、空気清浄機107により清浄化された空気が直接
空調機123に導入されるため、空調機104には常時浄化さ
れた空気が導入されることになるからである。
尚、第1実施例では、清浄機本体63に、管状の吸込ダ
クト71および吸込ダクト67を連結した例について説明し
たが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
例えば、第11図および第12図に示すように、清浄機本体
131内に遠心送風機133を2台配置し、清浄機本体131内
に、吸込ダクト135および吹出ダクト137を一体に形成し
ても、第1実施例とほぼ同様の効果を得ることができ
る。この場合に、遠心送風機133は1台でも、また、風
量により台数を変えてもよい。
また、上記実施例では、天井板43,103に、人体センサ
93,115,炎センサ95,117,臭いセンサ97,119を配置し、こ
れらのセンサ93,115,95,117,97,119からの信号にょり、
空気清浄機57,107を制御した例について説明したが、本
発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、
臭いセンサのみ配置し、空気清浄機を制御すると、第13
図に示すような経過を辿り、空気清浄機の運転停止が行
なわれる。
〔発明の効果〕
請求項1記載の空調装置においては、人体センサから
の信号により制御装置が空気清浄機の電源をオンし、ま
た、制御装置が、炎センサおよび臭いセンサからの信号
により空調空間内の汚染度が一定以上になった場合に空
気清浄機を作動させ、空調空間内の空気を吸引して浄化
し、この清浄空気を空調空間に吐出して、清浄空気で空
調空間の空調を行い、浄化した空気を空調機に導入し、
空調空間全体の汚染を有効に防止する。
請求項2記載の空調装置においては、遠心送風機から
発生する音を確実に消音する。
請求項3記載の空調装置においては、人体センサから
の信号により制御装置が空気清浄機の電源をオンし、ま
た、制御装置が、炎センサおよび臭いセンサからの信号
により空調空間内の汚染度が一定以上になった場合に空
気清浄機を作動させ、空調空間の空気を吸引して浄化
し、この清浄空気を直接空調機に吐出して、清浄空気で
空調空間の空調を行い、浄化した空気を空調機に導入
し、空調空間全体の汚染を有効に防止する。
請求項4記載の空調装置においては、遠心送風機から
発生する音を確実に消音する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空調装置の第1実施例を示す説明図で
ある。 第2図は第1図の空気清浄機の一部を切り欠いて示す平
面図である。 第3図は第1図の空気清浄機の一部を切り欠いて示す側
面図である。 第4図は第1図のフィルタを示す平面図である。 第5図は第4図のフィルタの一部を切り欠いて示す斜視
図である。 第6図は消音装置や清浄機本体の吸音部材を示す縦断面
図である。 第7図は空気清浄機の運転停止を示すフローチャートで
ある。 第8図は本発明の空調装置の第2実施例を示す説明図で
ある。 第9図は第8図の空気清浄機の一部を切り欠いて示す平
面図である。 第10図は第8図の空気清浄機の一部を切り欠いて示す側
面図である。 第11図は吸込ダクトおよび吹出ダクトを清浄機本体に一
体に設けた例に示す平面図である。 第12図は第11図の清浄機本体の横断面図である。 第13図は天井に臭いセンサのみを配置した場合の空気清
浄機の運転防止を示すフローチャートである。 第14図は従来の空調装置を示す説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 45,113……空調空間 47,104……空調機 57,107……空気清浄機 99,121……制御装置 93,115……人体センサ 95,117……炎センサ 97,119……臭いセンサ。
フロントページの続き (72)発明者 牛場 五朗 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 高原 繁 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 株 式会社大気社東京本店内 (72)発明者 北川 透 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 株 式会社大気社東京本店内 (56)参考文献 特開 平3−263529(JP,A) 実開 平4−27329(JP,U) 実開 昭63−66725(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 3/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調空間に空調空気を導入し前記空調空間
    を循環させるとともに循環した前記空調空気が前記空調
    空間から導入される空調機と、 前記空調空間内の空気を吸引して浄化するとともにこの
    清浄空気を前記空調空間に吐出する空気清浄機と、 赤外線を使用して前記空調空間内に人がいるか否かを判
    断する人体センサと、 前記空調空間内のタバコの火を感知する炎センサと、 前記空調空間内のタバコの臭いや建材臭を感知する臭い
    センサと、 前記人体センサによる人の検出により前記空気清浄機の
    電源をオンし、前記炎センサおよび臭いセンサからの信
    号により前記空調空間内の汚染度が一定以上になった場
    合に前記空気清浄機を作動させる制御装置と を備えてなることを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の空調装置において、 空気清浄機は、 遠心送風機およびフィルタが収容された清浄機本体と、 この清浄機本体と清浄空気吹出口とを連結するとともに
    遠心送風機から発生する音を吸音する吸音装置が設置さ
    れている吹出ダクトと、 前記清浄機本体と清浄空気吸込口とを連絡する吸込ダク
    トと を備え、 前記吸音装置は、清浄空気の流通通路を形成する壁を吸
    音部材により形成し、清浄空気の流通通路の中央部に吸
    音部材により形成された吸音偏流部が配置されている ことを特徴とする空調装置。
  3. 【請求項3】空調空間に空調空気を導入し前記空調空間
    を循環させるとともに循環した前記空調空間が前記空調
    空間から導入される空調機と、 前記空調空間内の空気を吸引して浄化するとともにこの
    清浄空気を前記空調機に導入する空調清浄機と、 赤外線を使用して前記空調空間内に人がいるか否かを判
    断する人体センサと、 前記空調空間内のタバコの火を感知する炎センサと、 前記空調空間内のタバコの臭いや建材臭を感知する臭い
    センサと、 前記人体センサによる人の検出により前記空気清浄機の
    電源をオンし、前記炎センサおよび臭いセンサからの信
    号により前記空調空間内の汚染度が一定以上になった場
    合に前記空気清浄機を作動させる制御装置と を備えてなることを特徴とする空調装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の空調装置において、 空気清浄機は、 遠心送風機およびフィルタが収容された清浄機本体と、 この清浄機本体と清浄空気吸込口とを連結する吸込ダク
    トと、 前記清浄機本体の空気吹出口に連絡するとともに遠心送
    風機から発生する音を吸音する吸音装置が設置されてい
    る吹出ダクトと を備え、 前記吸音装置は、清浄空気の流通通路を形成する壁を吸
    音部材により形成し、清浄空気の流通通路の中央部に吸
    音部材により形成された吸音偏流部が配置されている ことを特徴とする空調装置。
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