JP2783781B2 - ビス固定補助具 - Google Patents

ビス固定補助具

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JP2783781B2
JP2783781B2 JP6571696A JP6571696A JP2783781B2 JP 2783781 B2 JP2783781 B2 JP 2783781B2 JP 6571696 A JP6571696 A JP 6571696A JP 6571696 A JP6571696 A JP 6571696A JP 2783781 B2 JP2783781 B2 JP 2783781B2
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▲隆▼夫 若井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、石膏板やAL
C、木毛板のような柔らかくて脆い建材に、ビスを用い
て各種部材や器具を取り付ける場合に使用するビス固定
補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】上記した柔らかくて脆い建材に部材や器
具をビス止めする場合、建材に直接ビスをねじ込んでも
強度が得られないため、従来は、建材に設けた下孔にプ
ラグを挿入し、このプラグにビスをねじ込むことによっ
て部材や器材を取り付ける方法が例えば実開昭59−1
68007号等によって提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の固定方法に用いられているプラグは、ビスのねじ込
み時に共回りしないよう、ビスのねじ込みによって押し
込まれるくさびによってピンを外面に突出させるように
しているが、ピンでは回り止効果が低く、プラグが共回
りする場合がある。
【0004】また、プラグは軸心に設けたねじ孔にビス
をねじ込む構造になっているため、プラグの外径が太く
なり、建材に大きな下孔を穿孔しなければならないと共
に、ビスと建材の直接的な螺合部分がないため、耐引き
抜き強度が弱いという問題がある。
【0005】そこで、この発明の課題は、プラグの共回
り発生を確実に防止できると共に、建材に設ける下孔の
小径化及び耐引き抜き強度の向上が図れるビス固定補助
具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、軸方向に沿ってビスのねじ込み
孔が偏って設けられたプラグの厚肉部分に開口部を設
け、この開口部に、プラグの外径内に納まってねじ込み
孔内へ突出し、ねじ込み孔に螺入したビスでプラグの外
側に突出するよう押出される突出部材を設けた構成を採
用したものである。
【0007】ここで、プラグは、合成樹脂を用い、ねじ
込み孔の偏在によって形成される薄肉部分はビスのねじ
山が貫通し得る厚さになっている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0009】図示のように、プラグ1は、外形が円軸状
となる胴部2に、軸方向に沿うよう上端から下部先端に
わたってビス11のねじ込み孔3が偏って設けられ、上
端部外周面に外方へ突出する頭部4が設けられている。
【0010】このプラグ1は合成樹脂を用い、胴部2の
全長は組合わせ使用するビス11の軸部12に見合う長
さに設定され、胴部2の外径は軸部12に設けたねじ山
13の外径程度かそれよりも少し大径に形成され、ま
た、ビス11のねじ込み孔3は軸部12が適合する内径
に形成され、このねじ込み孔3の胴部2に対する偏心量
は、ねじ込み孔3の偏心側に位置する薄肉部分5がねじ
山13の高さよりも低い厚みになるよう設定されてい
る。
【0011】前記プラグ1の胴部2における厚肉部分6
の途中には、軸方向に沿って長く、かつ、横断面がねじ
込み孔3から外周面に貫通する半径方向の開口部7が設
けられ、この開口部7内に回り止用の突出部材8が収納
されている。
【0012】この突出部材8は、開口部7内の幅に納ま
る板厚と開口部7の長さ内に納まる上下長さを有し、図
1(A)に示すように、上端部が細幅で下部に向けて漸
次広幅となり、ねじ込み孔3にビス11がねじ込まれな
いときは、外側部分が胴部2の外径よりも外側に突出し
ないように全体が胴部2内に収まり、内側に位置する部
分がねじ込み孔3内に突出するように収納されている。
【0013】このような状態を得るため、突出部材8
は、その上端が開口部7の上縁で胴部2と連なり、胴部
2と同一材料で一体に成形したり、また、突出部材8を
胴部2と別体に同種あるいは異種材料で形成し、その上
端を開口部7の上縁に接着や溶着の手段で固定してもよ
い。
【0014】図示の場合、突出部材8は、外面から見て
上下に長い平板状に形成したが、例えば外面から見て楕
円形になるように形成してもよく、当然ながら開口部7
も突出部材の形状に合わせればよい。
【0015】なお、図示の場合、胴部2の外周面に凹段
部9を設けると共に、薄肉部分5に長さ方向の切れ目1
0を断続的に設けた例を示しているが、切れ目はなくて
もよく、また頭部4を除く全長に設けてもよい。
【0016】この発明の補助具は上記のような構成であ
り、石膏板や木毛板、ALCのような建材Aに部材や器
具Bを固定するには、建材Aにプラグ1が丁度納まる内
径と長さの下孔Cをドリルで穿孔し、この下孔C内にプ
ラグ1を挿入した後、ビス11の挿入孔Dを設けた器具
Bを建材Aに重ね、挿入孔Dからプラグ1のねじ込み孔
3に向けてビス11をねじ込む。
【0017】ビス11は軸部12の外周面に形成したね
じ山13がねじ込み孔3の周囲に喰込んで進入し、ねじ
山13は薄肉部分5を突き破って建材Aに直接喰込むこ
とになる。
【0018】上記ビス11のねじ込み孔3への進入が進
むと、このねじ込み孔3内に突出する突出部材8がビス
11で外方に押されることになり、突出部材8は図1
(C)及び図2(B)に示すように、胴部2の外面から
建材Aに向けて突出する。
【0019】このように、突出部材8が建材Aに対して
突出すると、プラグ1の回転に対する回り止めが得られ
ることになり、ビス11のねじ込みに対してプラグ1の
共回り発生を確実に防止でき、また、プラグ1の抜止め
も同時に得られ、これによってビス11を確実にねじ込
むことができ、図1(C)に示したように、建材Aの外
面に器具Bを強固に締付け固定化することができる。
【0020】また、プラグ1は、ビス11のねじ込み孔
3を偏心位置に設け、プラグ1の外径をビス11のねじ
山13と略同径とすることにより、プラグ1の小径化が
可能になり、建材Aに穿設する下孔の穿孔ドリル作業の
コストダウンが図れると同時に、ビス11のねじ山13
は、プラグ1の厚肉部分6と建材Aの両者にわたって喰
込むことにより、この部分においてもプラグ1の回り止
め効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、プラ
グの厚肉部分からねじ込み孔内に突出部材を収納し、ビ
スのねじ込みにより突出部材をプラグの外側に押し出す
ようにしたので、柔らかくて脆い材質に対する部材や器
具のビス止めにおいて、下孔に挿入したプラグにビスを
ねじ込んだとき、突出部材がビスでプラグの外面に押し
出されて突出し、ビスのねじ込みに対するプラグの共回
り発生を確実に防止することができ、柔らかくて脆い建
材に対する部材や器具のビス止めが強固に行なえる。
【0022】また、プラグに設けたビスのねじ込み孔を
偏心させ、薄肉部分をビスのねじ山が貫通するようにな
っているので、プラグの外径を小径化することができ、
建材に設ける下孔の小径化によりドリルでの下孔の穿孔
コストを低減できる。
【0023】更に、プラグのビスねじ込み孔が偏心して
設けられているので、ねじ込んだビスはプラグの厚肉部
分と建材とにわたって喰込むことになり、これによって
もプラグの回り止めが得られると共に、ビスによる強固
な固定が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明に係るビス固定補助具の縦断
正面図、(B)は(A)の矢印B−Bに沿う拡大断面
図、(C)はビスのねじ込み状態を示す縦断面図
【図2】(A)はビス固定補助具の正面図、(B)は同
上のビスねじ込み状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 プラグ 2 胴部 3 ビスねじ込み孔 4 頭部 5 薄肉部分 6 厚肉部分 7 開口部 8 突出部材 11 ビス 12 軸部 13 ねじ山
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−79239(JP,A) 特開 平6−313413(JP,A) 実開 昭59−168007(JP,U) 実開 平6−85913(JP,U) 実開 昭62−37609(JP,U) 実開 昭53−18459(JP,U) 特公 昭34−1308(JP,B1) 実公 昭44−7459(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 25/00 F16B 13/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に沿ってビスのねじ込み孔が偏っ
    て設けられたプラグの厚肉部分に開口部を設け、この開
    口部に、プラグの外径内に納まってねじ込み孔内へ突出
    し、ねじ込み孔に螺入したビスでプラグの外側に突出す
    るよう押出される突出部材を設けたビス固定補助具。
JP6571696A 1996-03-22 1996-03-22 ビス固定補助具 Expired - Fee Related JP2783781B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2960339B2 (ja) 1995-10-17 1999-10-06 若井産業株式会社 ビス固定補助具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2960339B2 (ja) 1995-10-17 1999-10-06 若井産業株式会社 ビス固定補助具

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JPH09257020A (ja) 1997-09-30

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