JP3130240B2 - アンカー - Google Patents

アンカー

Info

Publication number
JP3130240B2
JP3130240B2 JP07345301A JP34530195A JP3130240B2 JP 3130240 B2 JP3130240 B2 JP 3130240B2 JP 07345301 A JP07345301 A JP 07345301A JP 34530195 A JP34530195 A JP 34530195A JP 3130240 B2 JP3130240 B2 JP 3130240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
screw
hole
plastic
opening end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP07345301A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09158927A (ja
Inventor
良一 村松
Original Assignee
国際鋲螺株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 国際鋲螺株式会社 filed Critical 国際鋲螺株式会社
Priority to JP07345301A priority Critical patent/JP3130240B2/ja
Publication of JPH09158927A publication Critical patent/JPH09158927A/ja
Priority to JP36289599A priority patent/JP3641176B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3130240B2 publication Critical patent/JP3130240B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dowels (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用のアンカー
に関する。
【0002】
【従来の技術】石膏ボード等に使用されるアンカーとし
て、従来、全体が金属製であって、かつ、雄ねじ突条を
軸部外周に突設して、セルフタッピングしつつ石膏ボー
ド等に螺着し、その後に、被取付物を取付ける螺着具
を、このアンカーの孔部に螺着するものが、公知であっ
た。この従来のアンカーでは、上記セルフタッピングの
ためにプラスドライバーを使用するが、そのため螺着具
の挿入される孔部は十字型として、その開口端まで同一
の横断面形状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建築の現場
や各家庭に於て、トイレットペーパーホルダや棚等の各
種のものを石膏ボード等に取付ける際に、従来の上記ア
ンカーを使用すると、次のような問題が発生していた。
【0004】即ち、このアンカーに対して、例えば、3
mm〜6mmと異種のビス(螺着具)が(多種多様に)使用
されるので、(例えば、)4mmのビス用にアンカーの十
字型の孔を製作しておくと、 4.5mmとなると螺進が難し
い。逆に、3mmのビスを使用すると強固に止着すること
ができず、引き抜けてしまうことがある。
【0005】このように、所定の寸法プラグには所定の
ビス(螺着具)を必要とし、作業の現場にて、例えば、
トイレットペーパーに予め付属のビスの径が大きすぎた
り小さすぎると、確実な取付作業ができず、作業者が困
るということが多発しているのが実状である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアンカー
は、取付用螺着具が挿入される孔部の少なくとも開口端
内面を、プラスチックとし、このプラスチック開口端内
面に、外方へしだいに拡大する階段部を形成して、異種
の外径の上記螺着具が対応可能に構成されている
【0007】また、プラスドライバーのビット先端が挿
入可能に十字溝部をプラスチック開口端内面に凹設し、
しかも、ビット先端のプラス歯の基端が、アンカー基端
面よりも 2.0mm以上沈み込んで挿入可能として、孔奥部
噛合部を形成した。そして、沈み込み寸法を、 2.0mm〜
5.0mmに設定するのが良い。
【0008】また、プラスチック開口端内面の階段部の
傾斜角度θを5°〜30°に設定した そして、先端に穿
孔刃が形成されると共に軸部外周に螺旋状雄ねじ突条を
有し、かつ、取付用螺着具の螺進に伴って軸部が開脚す
るようにスリット部を形成した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0010】図1〜図に於て、このアンカーは主とし
て石膏ボードに使用され、全体が硬質プラスチックから
成り、先端に穿孔刃1が形成された軸部2とその外周2
aに突設された螺旋状雄ねじ突条3とを有するアンカー
本体部4と、その基端のフランジ頭部5と、を備えてい
る。
【0011】そして、後述の図の取付状態に示す如
く、ビスやボルト等の取付用螺着具24が挿入される孔部
6を軸心に有し、その孔部6の奥部から先端近くまで、
スリット部7が形成されている。螺着具24の螺進に伴っ
て軸部2はこのスリット部7から二股状に開脚する(図
参照のこと)。
【0012】図例では、穿孔刃1の付根部近傍で「く」
の字状に折曲っており、そのスリット部7の先端は、仮
連結部8にて2本の脚片9,9が連結され、石膏ボード
等への螺進時に、2本の脚片9,9がばらばらでは強度
的に弱いのを、相互に補強し合っている。この仮連結部
8は図に示すように最終取付状態では切断して、2本
の脚片9,9が拡大して、強固に石膏ボード10に止着さ
れる。
【0013】そして、図のように取付用螺着具24が挿
入される孔部6の少なくとも開口端内面をプラスチック
とする。図ではアンカー全体を硬質のプラスチックと
している場合を示す。
【0014】この孔部6の開口端内面に、(図の−
断面を示した)図で明らかな如く、取付用螺着具24
が挿入される孔部6のプラスチック開口端内面に、外方
へし だいに拡大する階段部21を形成し、仮想線(二点鎖
線)にて示すように、ねじ径が相違する(異種の外径d
1 ,d2 の)螺着具24が対応可能───螺進可能───
に構成されている。特にプラスチックであるため、螺着
具24の外径がd1 乃至d2 と相違しても、セルフタッピ
ングしつつ、比較的スムースに螺進可能である。
【0015】ところで、図3及び図4に示すように、十
字溝部12が、外方拡径状の上述の開口端内面に、凹設さ
れ、プラスドライバー13(図4の三点鎖線参照)のビッ
ト先端13aが十字溝部12に挿入可能───噛合可能──
─である。しかも、ビット先端13aのプラス歯の基端P
は、アンカー基端面14───フランジ頭部5の上面──
─よりも、2.0mm 以上沈み込んで挿入されるように、孔
部6の奥部(内部)まで十字溝部12を深く刻設(形成)
する。このように、本発明のアンカーは、孔奥部噛合部
15を有している。
【0016】なお、図3に於て三角山形に90°ピッチで
突出形成されているところが、孔奥部噛合部15であり、
その孔奥部噛合部15…に囲まれるように、十字溝部12が
形成されている。
【0017】プラスチックは大きな回転トルクが与えら
れると亀裂を生じ易い欠点があるにかかわらず、本発明
では、孔部6の内部位置に、噛合部15を配設したので、
その亀裂を有効に防止できて、大きなトルクを付与可能
となる。
【0018】なお、沈み込み寸法T(図4参照)を、
2.0mm〜 5.0mmに設定するのが好ましい。Tが 2.0mm未
満であると、上述の亀裂防止効果が小さく、逆に、Tが
5.0mmを越えると、不必要に孔部の比較的大きな横断面
の部分が深く形成されることに伴って、アンカーのその
周囲壁の肉厚が薄くなり、強度的に不利となるからであ
る。なお、図2で明らかなように、軸部2の基端に、外
方拡径テーパ部16を形成しているのは、上述の周囲壁の
肉厚の補強のためであり、このようにすることは、図5
のように石膏ボード10に螺着時の固定強度の点からも、
望ましい。
【0019】次に、異種径の螺着具24に適用可能である
上述の階段部21の傾斜角度θ───軸心に対する片側
角度を言う───は、5°〜30°が好ましい。この傾斜
角度θが5°未満であると、孔部6が長くなり過ぎ、ま
た、30°を越えると円滑に螺着具24のセルフタッピング
が行われにくくなる。
【0020】また、図4に於て、この階段部21の開口端
径D2 と奥部最小径D1 との比は、( 1.2〜 3.5)とす
るのが良い。特に、( 1.5〜 3.2)が望ましい。その理
由は、下限よりも小さいと異種径の螺着具24の適用範囲
が狭く実用上好ましくないからであり、逆に、上限を越
えると、種々の径の螺着具24に適用できるように(一見
すれば)考えられるが、アンカーとしての他の部位の寸
法と強度が、アンバランスとなる(螺着具の適用ねじ径
に対して)。
【0021】これに伴って、螺着具24として使用できる
最大ねじ径と最小ねじ径の比は、(1.3〜 3.3)とな
り、特に、( 1.4〜 3.0)とするのが望ましい
【0022】のように構成された本発明に係るアンカ
ーの使用方法を説明すると、まず、十字(プラス)ドラ
イバー13のビット先端13aを(図のように)十字溝部
12に挿入して、孔奥部噛合部15にて噛合させ、回転を与
えて、石膏ボード10へねじ込む。プラスチック製アンカ
ーであるといえども、内部にその回転トルクを受ける孔
奥部噛合部15を有するので、亀裂等を生じないで、石膏
ボードにセルフタッピングしつつ、雄ねじ突条3が螺進
してゆく。先端の穿孔刃1が下孔を明けて先に進むた
め、スムースにセルフタッピングが可能である。なお、
この穿孔刃1の形状は種々変形自由である。
【0023】かつ、仮連結部8にて両脚片9,9が連結
されているので、両脚片9,9が、各々、曲ったり折れ
ることが、防止される。最後にテーパ部16がボード10に
圧入されるので、がたつきが無くアンカーが固着され
る。
【0024】次に、被取付物17───トイレットペーパ
ーホルダ、棚、棚取付金具、吊金具等───を、螺着具
24にて取付けるが、螺着具24が螺進するに伴って、仮連
結部8が切断して両脚片9,9は拡大(開脚)する。こ
の螺着具24の外径───ねじ径───が大小種々異なっ
ていても、本アンカーは階段部21を備えているので、円
滑に螺進できる(適用自在である)。
【0025】なお、図示省略したが、金属製の軸部2と
雄ねじ突条3に対し、その孔部にプラスチック短円筒体
を圧入や接着や融着等にて一体化して、開口端内面をプ
ラスチックとして、上述の如き、形状・寸法に構成する
も、自由である。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上述の構成により次のような
著大な効果を奏する。
【0027】 (請求項によれば、)1種類のアン
カーにて、各家庭・各現場に於て、寸法不明の螺着具24
又は種々の寸法の螺着具24…を、簡単にそのまま使用で
きて、作業の迅速・容易化を図り得る。かつ、螺着具は
傾かないで真直に螺進して、強固に取付けが可能であ
る。
【0028】 (請求項によれば、)プラスドライ
バー13にて強力な回転トルクを付与できる。即ち、アン
カーの孔部6の開口端からの亀裂を生じない。 (請
求項によれば、)異種の寸法の螺着具24…が適用容易
であり、かつ 、スムースにセルフタッピングしつつ孔部
6内へ誘導案内される。
【0029】 (請求項によれば、)プラスドライ
バー13による強力な回転トルクを受 止めることができる
と共に、不必要に孔部が長くならない。 (請求項
によれば、)迅速かつ確実な、かつ強固な取付けができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の正面図である。
【図2】側面図である。
【図3】拡大平面図である。
【図4】図3の−拡大断面説明図である。
【図5】使用方法説明断面図である。
【符号の説明】
1 穿孔刃 2 軸部 2a 軸部外周 3 雄ねじ突条 6 孔部 7 スリット部12 十字溝部 13 プラスドライバー 13a ビット先端14 アンカー基端面 15 孔奥部噛合部 21 階段部 24 取付用螺着具 P 基端 T 沈み込み寸法 θ 傾斜角度

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付用螺着具24が挿入される孔部6の少
    なくとも開口端内面を、プラスチックとし、このプラス
    チック開口端内面に、外方へしだいに拡大する階段部21
    を形成して、異種の外径の上記螺着具24が対応可能に構
    成されたことを特徴とするアンカー。
  2. 【請求項2】 プラスドライバー13のビット先端13aが
    挿入可能に十字溝部12をプラスチック開口端内面に凹設
    し、しかも、ビット先端13aのプラス歯の基端Pが、ア
    ンカー基端面14よりも 2.0mm以上沈み込んで挿入可能と
    して、孔奥部噛合部15を形成した請求項1記載のアンカ
    ー。
  3. 【請求項3】 プラスチック開口端内面の階段部21の傾
    斜角度θを5°〜30°に設定した請求項1記載のアンカ
    ー。
  4. 【請求項4】 沈み込み寸法Tを、 2.0mm〜 5.0mmに設
    定した請求項記載のアンカー。
  5. 【請求項5】 先端に穿孔刃1が形成されると共に軸部
    外周2aに螺旋状雄ねじ突条3を有し、かつ、取付用螺
    着具24の螺進に伴って軸部2が開脚するようにスリット
    部7を形成した請求項1,2又は4記載のアンカー。
JP07345301A 1995-12-06 1995-12-06 アンカー Expired - Lifetime JP3130240B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07345301A JP3130240B2 (ja) 1995-12-06 1995-12-06 アンカー
JP36289599A JP3641176B2 (ja) 1995-12-06 1999-12-21 アンカー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07345301A JP3130240B2 (ja) 1995-12-06 1995-12-06 アンカー

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36289599A Division JP3641176B2 (ja) 1995-12-06 1999-12-21 アンカー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09158927A JPH09158927A (ja) 1997-06-17
JP3130240B2 true JP3130240B2 (ja) 2001-01-31

Family

ID=18375670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07345301A Expired - Lifetime JP3130240B2 (ja) 1995-12-06 1995-12-06 アンカー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3130240B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012122562A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Jefcom Kk アンカー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09158927A (ja) 1997-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6186716B1 (en) Anchor bolt
US6419436B1 (en) Auger-like drywall screw
KR950008324B1 (ko) 앵커
JP2520778B2 (ja) 自己穿設型アンカ―
US20070183866A1 (en) Self locating wall fastener
US20060120822A1 (en) Self-drilling hollow wall anchor
JPH08320010A (ja) セルフタッピング式アンカ
JP2960339B2 (ja) ビス固定補助具
JP2750102B2 (ja) ビスとビス固定補助具の組合せ体
JP3130240B2 (ja) アンカー
JP2000161323A (ja) アンカ―
JP2834056B2 (ja) アンカー金具
JP2003013920A (ja) アンカー
JP3009696U (ja) アンカー
JPH10110475A (ja) アンカー金具
JP2511769B2 (ja) 自己ドリルアンカ―
JPS6222656Y2 (ja)
JP2783781B2 (ja) ビス固定補助具
JP3000632U (ja) アンカー
JPH10159185A (ja) アンカー金具
JPH086734B2 (ja) コンクリートなどへのビス固定補助具
JP2855059B2 (ja) コンクリートなどへのビス固定補助具
JP2540148Y2 (ja) ボードアンカー
JP2001343011A (ja) 座金付きナット、座金付きボルト
JP3012346U (ja) 自己穿孔ねじ

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term