JP2783744B2 - 連結構造 - Google Patents

連結構造

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JP2783744B2
JP2783744B2 JP5085441A JP8544193A JP2783744B2 JP 2783744 B2 JP2783744 B2 JP 2783744B2 JP 5085441 A JP5085441 A JP 5085441A JP 8544193 A JP8544193 A JP 8544193A JP 2783744 B2 JP2783744 B2 JP 2783744B2
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JP
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outer cylinder
cylinder
inner cylinder
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connection structure
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靖 佐久間
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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連結構造、より詳細に
は、外筒と、該外筒内に摺動自在に嵌合される内筒との
係止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の連結機構の一例を説明す
るための要部構成図で、図中、1は外筒、2は内筒(2
は必ずしも筒でなくても、例えば、内部に空間を有しな
い円柱体でもよいが、本明細書では、説明を簡明にする
ために、これらを含めて内筒という)で、この外筒1と
内筒2は軸方向及び周方向に摺動自在に嵌合され、係止
部3によって、軸方向の所定位置に係止されるようにな
っている。
【0003】図4において、係止部3は、外筒1の周方
向に沿って設けられた複数個の孔1a,外筒1の孔1a
に配設されたボール3a、スプリング3b、スプリング
押え3c、及び内筒2の外周部に円環状に設けられた凹
溝2a等から成り、前記孔1aの内筒2に対する側の孔
径は、ボール3aの径より小さく形成されている。
【0004】従って、孔1a内にボール3a、次いで、
スプリング3bを入れ、スプリング押え3cを孔1aの
タップねじに螺合させて固定すると、ボール3aは、常
時は、スプリング3bにより孔1aより一部が内筒2側
に押し出されている。内筒2が外筒1内に嵌入されてく
ると、ボール3aは内筒の外周面で押され、スプリング
3bに抗して外側に押し出されるので、内筒2は、更に
外筒1内に嵌入することができる。内筒2の外表面に
は、周方向に沿って前記ボール3aの表面と係合する円
環状の凹溝2aが設けられており、円筒2の凹溝2aが
ボール3aの位置まで嵌入された時に、該凹溝2aにボ
ール3aが係合するので、ここで、内筒2と外筒1と
は、ある程度以上の力を加えなければ、軸方向に移動し
ないように係止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
によると、複数個のボール、スプリング、スプリング押
え等を必要とするばかりでなく、外筒に複数個のタップ
孔を設けなければならず、そのため、部品数が嵩んでコ
ストが高くなり、しかも、加工作業が大変であった。
【0006】更に、上記従来技術によると、外筒1内に
ボールやスプリングが収納されるため、外筒1の肉厚を
厚くしなければならず、そのため、全体の外径寸法が大
きくなり、連結部の構造が見ために悪く、また、使用勝
手も悪いものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のごとき
課題を解決するために、(1)外筒と、該外筒内に摺動
自在に嵌合される内筒と、該外筒と内筒とを所定位置に
係止させるための係止機構とを有する連結構造におい
て、前記係止機構は、前記外筒の内周面に形成された円
環状の凹溝と、該凹溝内に収納され、かつ、内側に向っ
て球面状の複数の凸部を有する弾性板と、前記内筒の外
周部に円環状に前記弾性板の凸部と係合する凹溝を有す
ることを特徴としたものであり、更には、(2)前記外
筒の内周面に形成された円環状の凹溝内に弾性部材を介
して前記弾性板が収納されていることを特徴としたもの
である。
【0008】
【作用】外筒の内面に周方向に円環状に凹溝を形成する
とともに、該凹溝内に球面状の凸部を有する弾性板を配
設し、前記外筒内に摺動自在に嵌入される内筒の外周部
に円環状に、前記凸部に係合する凹溝を形成しておき、
前記弾性板の凸部と内筒の凹溝との係合により、前記外
筒と内筒とを軸方向の所望の位置関係に係止する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明による連結構造の一使用例を
説明するための図で、同図は、本発明を歯科治療におい
て、歯科治療中に口腔内に発生する汚液、汚物等を吸
引、排出するバキューム装置に適用した場合の例を示
す。
【0010】図1において、10はバキューム管、30
はバキュームホース、20は該バキューム管10とバキ
ュームホース30を連結する連結部で、該連結部20
は、バキューム管10を着脱自在に嵌入する内筒21、
該内筒21に摺動自在に嵌合される外筒(化粧筒)2
2、バキュームホース30を固定する内筒23、外筒2
4等から成り、バキュームホース30の端部を前記内筒
23と外筒24間に挟持固定するとともに、この外筒2
4をバキューム管用の内筒21と螺合して連結する。
【0011】而して、上述のごとき、連結部20におい
て、バキューム管用の内筒21の外側には、該内筒21
をカバーする化粧筒(外筒)22が、該内筒21に摺動
自在に嵌合されており、この外筒22を時々取り外して
オートクレーブにかける等して衛生上の配慮を払うよう
にしている。
【0012】上記外筒22は内筒21に対して軸方向及
び周方向に摺動自在に嵌合されており、常時は、後述の
連結構造によって、外筒22を内筒21に対して所定位
置に係止している。
【0013】而して、この連結構造として、前述のごと
き従来の連結構造を用いるとすれば、前述のように、外
筒22にボール、スプリング、スプリング押え等の多数
の部品を配設しなければならず、コストが高くなるばか
りでなく、この部分の外筒の肉厚を厚くしなければなら
ず、見た目にも非常に悪いものになる。
【0014】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、この外筒22と内筒23との連結構造をよ
り簡便にかつ安価に構成可能にするとともに、外筒22
の肉厚をそれ程厚くする必要なく、もって、体裁のよう
連結構造を提供するものである。
【0015】図1において、22aは外筒22の内周部
に設けられた円環状の凹溝、25は該溝内に配設される
弾性板で、この弾性板25の長さは前記凹溝25の周長
に等しいか、それよりも短く形成され、かつ、その面に
は、図2に示すように、球面の一部を形成する凸部25
aが設けられており、この凸部25aが内筒21に対面
するように、凹溝22a内に配設されている。
【0016】図2は、前述の弾性板25の一例を説明す
るための図で、図(a)は平面図、図(b)は図(a)
のB−B線断面図で、この弾性板25の幅は前記外筒の
凹溝22aの幅より狭く、また、長さは、前記凹溝22
aの長さより短く形成され、かつ、その厚みは、前記凹
溝22aの深さより薄く、かつ、凸部25aが該凹溝2
2aから円筒21側に突出するように形成されている。
従って、この弾性板25を単に凹溝22a内に入れるだ
けで、該弾性板25を凹溝22a内に配設することがで
きる。
【0017】一方、内筒21の外周面には、周方向に沿
って、前記弾性板25の球面状凸部25aに係合する円
環状の凹溝21aが形成されており、該内筒21と外筒
22が係合された時に、これら弾性部材25に形成され
た凸部25aと内筒21に形成された凹溝21aとが係
合し、内筒21と外筒22は、軸方向に関し、その所定
位置に係止される。
【0018】内筒21と外筒22の係止関係を解除する
には、これら内筒21と外筒22とに軸方向の力をかけ
て引張れば、これら内筒21と外筒22は容易に分離さ
れる。図示例の場合、斯様にして外筒22を取り外して
オートクレーブ等にかけることができる。
【0019】なお、以上には、弾性板25を円環状凹溝
22a内に直接収納するようにした例について説明した
が、図3に拡大して示すように、凹溝22a内に、例え
ば、ゴム等の弾性部材26を介して収納するようにする
ことも可能であり、このようにすると、感触が柔らかく
なり、非常に使い勝手のよいものとなる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、従来技術に比して、部品点数が少なく、か
つ、加工も容易で、従って、安価で、しかも、外筒の肉
厚を薄くすることができ、従って、体裁のよい連結構造
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の連結構造が適用されたバキューム装
置の一例を説明するための図である。
【図2】 本発明の実施に用いる弾性板の一例を説明す
るための図である。
【図3】 本発明の連結構造の改良例を示す要部拡大図
である。
【図4】 従来の連結構造の一例を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
10…バキューム管、20…連結部、21…内筒、21
a…円環状凹溝、22…外筒、22a…円環状凹溝、2
3…バキュームホース固定用内筒、24…バキュームホ
ース固定用外筒、25…弾性板、25a…球面状凸部、
26…弾性部材、30…バキュームホース。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 21/18 F16B 7/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒と、該外筒内に摺動自在に嵌合され
    る内筒と、該外筒と内筒とを所定位置に係止させるため
    の係止機構とを有する連結構造において、前記係止機構
    は、前記外筒の内周面に形成された円環状の凹溝と、該
    凹溝内に収納され、かつ、内側に向って球面状の複数の
    凸部を有する弾性板と、前記内筒の外周部に円環状に前
    記弾性板の凸部と係合する凹溝を有することを特徴とす
    る連結構造。
  2. 【請求項2】 前記外筒の内周面に形成された円環状の
    凹溝内に弾性部材を介して前記弾性板が収納されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の連結構造。
JP5085441A 1993-03-18 1993-03-18 連結構造 Expired - Fee Related JP2783744B2 (ja)

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