JP2001112781A - 歯科あるいは外科用アングルピース - Google Patents

歯科あるいは外科用アングルピース

Info

Publication number
JP2001112781A
JP2001112781A JP2000294505A JP2000294505A JP2001112781A JP 2001112781 A JP2001112781 A JP 2001112781A JP 2000294505 A JP2000294505 A JP 2000294505A JP 2000294505 A JP2000294505 A JP 2000294505A JP 2001112781 A JP2001112781 A JP 2001112781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
angle piece
handle
crown
locking element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000294505A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4160718B2 (ja
Inventor
Norbert Schatz
シュナッツ ノーベルト
Richard Kardeis
カーダイス リチャード
Andreas Bachmaier
バッハマイアー アンドレーアス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BUERMOOS DENTALWERK
Dentalwerk Buermoos GmbH
Original Assignee
BUERMOOS DENTALWERK
Dentalwerk Buermoos GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AT165699A external-priority patent/AT407699B/de
Priority claimed from AT6762000A external-priority patent/AT408514B/de
Application filed by BUERMOOS DENTALWERK, Dentalwerk Buermoos GmbH filed Critical BUERMOOS DENTALWERK
Publication of JP2001112781A publication Critical patent/JP2001112781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4160718B2 publication Critical patent/JP4160718B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
    • A61C1/12Angle hand-pieces

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘッド部、屈曲部および把手部の分解、結合を
簡単かつ確実に行えるようにする。 【解決手段】屈曲部(3)にロック位置およびロック解除
位置に当たる2箇所の間で軸方向に動く冠状リング(12)
が付いており、同リング内には少なくとも1つのロック
エレメント(11)が内側あるいは外側のリング(12)の位置
によって放射方向に動くように設置されている。屈曲部
(3)に少なくとも1つの縦長の操作器(14,14’)がほぼ
軸方向にスライドするように設置されており、同操作器
が一方で冠状リング(12)と他方で把手部(4)の操作面(1
6,16’)と共働し、把手部(4)を結合することによら
り、屈曲部(3)とヘッド部(2)とを連結する。操作器
(14,14’)は、押さえ棒あるいは連結棒として形成する
ことができ、それぞれの場合に応じて把手部(4)の操作
面(16,16’)も構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分解しやすさを改
善した、ヘッド部、屈曲部および把手部からなる歯科あ
るいは外科用アングルピースに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決すべき課題】従来、既知の
この種のアングルピースは、ねじあるいはこれに類似す
る部品を弛めることにより分解することができるもの
で、概ね信頼のおけるものであった。しかし、衛生規定
がますます厳しくなったことを受けて、特に手術に使用
する外科用アングルピースの場合は、数年前よりも頻繁
に分解を行うことが必要になっている。このため、分解
手順の煩雑さが目立つようになったため、分解手順の単
純化が必要となった。
【0003】本発明はこのような問題を解決することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するのための手段】本発明は、屈曲部に、
一方はロック位置および他方はロック解除位置に当たる
2箇所の間で軸方向に可動する冠状リングをもつケージ
を取り付けることを提案している。このケージの中に
は、ケージのとる内側または外側の位置によって、少な
くとも1つのロック・エレメントが放射状に可動するよ
うに軸受けされている。そして、さらに屈曲部には、少
なくとも1つの縦長の操作器を基本的に軸方向にスライ
ドするように軸受けされる。この操作器は一方の先端で
ケージと、他方の先端では把手部の操作面と共働する。
【0005】本発明によれば、工具や手間暇のかかる手
続きを必要とせずにハンドピースを簡単に三つの主要構
成部分に分解することができる。
【0006】本発明の最初の形態では、縦長の操作器は
連結棒、把手部の操作面は回転可能な戻り止めエレメン
トの一部となっている。このため、屈曲部の向かい側の
把手部を回転させると分解できる構成になっている。
【0007】本発明の第2の形態では、縦長の操作器は
押さえ棒、把手部の操作面は前面となっている。この形
態では、把手部が特にコンパクトで簡単な構造となって
おり、把手部にある周知の接続構成を使って、把手部と
屈曲部を接続させることが可能、すなわち、スナップ機
構、一種の差込継手、ねじ込み式ソケットなどを使っ
て、屈曲部と把手部を接続することができる。
【0008】本発明は要する以下のように構成される。
【0009】第1の発明は、ヘッド部(2)、屈曲部
(3)、把手部(4)とから構成され、これらが互いに分
解可能な歯科用あるいは外科用アングルピース(1,1’)
であって、屈曲部(3)のヘッド部(2)との結合部にお
いて、屈曲部(3)にロック位置およびロック解除位置に
当たる2箇所の間を軸方向に動く冠状リング(12)が備え
られ、この内部には、少なくとも1つのロックエレメン
ト(11)が冠状リング(12)の軸方向位置によって放射方向
に動き、かつこれによりヘッド部(2)と結合するよう
に設置され、屈曲部(3)には少なくとも1つの縦長の操
作器(14,14’)がほぼ軸方向にスライドするように設置
されており、この操作器(14,14’)が一方で冠状リン
グ(12)と他方で把手部(4)の操作面(16,16’)と共働し、
把手部(4)を屈曲部(3)に結合したときに冠状リング
(12)を移動させるようになっていることを特徴とす
る。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、少な
くとも1つの縦長の操作器(14)が、把手部(4)の回転可
能な戻り止めエレメント(17)の傾斜部(16)と把手部分側
で共働する連結棒であることを特徴とする。
【0011】第3の発明は、第2の発明において、前記
戻り止めエレメント(17)が円筒状であり、かつ少なくと
も1つのねじ状リセス(21)を有することを特徴とする。
【0012】第4の発明は、第2または第3の発明にお
いて、アングルピースが組み立てられた状態で、少なく
とも1つの連結棒(14)の把手部側先端が、戻り止めエレ
メント(17)の連結棒を保持する傾斜部(16)の窪み(18)の
中に位置していることを特徴とする。
【0013】第5の発明は、第1の発明において、冠状
リングの位置で、ハンドピース軸心を挟んでほぼ反対側
に位置して向き合っている2つの操作器(14)が備えられ
ることを特徴とする。
【0014】第6の発明は、第1の発明において、前記
少なくとも1つの縦長の操作器(14’)が、把手部(4)の
操作面(16)と把手部側で共働する押さえ棒であることを
特徴とする。
【0015】第7の発明は、第6の発明において、押さ
え棒(14’)が、ばね作用により圧縮力を冠状リング(12)
に伝達するリング束(13’)に作用することを特徴とす
る。
【0016】第8の発明は、第1から第7の発明におい
て、前記ロックエレメント(11)が制動ボールであること
を特徴とする。
【0017】第9の発明は、第1から第7の発明におい
て、ロックエレメント(11)が、放射方向にに内側に位
置したときに、ロックエレメントが、ヘッド部(2)に
設けたナット(9)のリセスに突出して係合することを特
徴とする。
【0018】第10の発明は、第1から第7の発明にお
いて、前記冠状リング(12)の円錐面が、ロックエレメン
ト(11)を放射方向の内側に向けて押し込むのに対抗する
ように、冠状リング(12)を軸方向に押す、少なくとも
1つのばね(13)を設けたことを特徴とする。
【0019】なお、括弧内の符号は実施の形態において
使用したものを例示的に用いた。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】図1には、本発明に基づき作られたアング
ルピース(以下の説明においてハンドピースともいう)
1の組立状態の断面を示している。図2は、図1と全く
同じ面であるが部分的に外側の被覆を外した状態を示し
ている。図3でさらに明瞭に分かるように、ハンドピー
ス1は、本発明に基づく方法で3つのセグメントあるい
はパーツに分解することができる。
【0022】すなわち、ヘッド部2、屈曲部3および把
手部4に分解可能である。これらの図に示した形態で
は、本発明に基づく分解手順により、同時に把手部4に
ついても2つの部分、すなわちソケット部分5と駆動部
分6に分解することができる。
【0023】ヘッド部2からは付随するシャフト7が突
き出しており、組み立てられた状態において(図1,図
2)、このシャフト7は駆動部分6に対応して示されて
いる先端と、冠状歯車を介して互いに噛み合い、同期し
て回転する。
【0024】ヘッド部2は、シャフト7の周囲を被うほ
ぼシリンダ状のパイプ部分8を有し、外周に環状溝をも
つナット9が付いている。
【0025】屈曲部3にはこのパイプ部分8を外側から
被うシリンダ状の延長部分10が突出している。このシリ
ンダ状延長部分10には、ハンドピース1を組み立てた状
態で、ナット9と向き合う位置に開孔が形成され、その
中にロックエレメントとして、本実施例では制動ボール
11が納まるようになっている。
【0026】そして、この開孔に収めた制動ボール11の
外側には冠状リング12が組み込まれ、少なくとも一つの
ばね13が冠状リング12に作用する。詳しくは、冠状リン
グ12の内周の円錐面が制動ボール11をナット9に向けて
押し付ける状態から緩めるように軸方向に向けてばね13
が冠状リング12を押しやる。
【0027】これらコンポーネントが全体として、制動
ボール11のために屈曲部側の可動ケージ20を形成してい
る。
【0028】本実施例では、連結棒14として形成されて
いる、2つの縦長の操作器が、冠状リング12と協動する
ように、連結されている。
【0029】この連結棒14は屈曲部3をほぼ軸方向に摺
動可能に貫通して軸受支持され、その先端が(アングル
ピース1に組み立てられた状態で)把手部4のソケット
部分5の内周部に設けた、円筒状の戻り止めエレメント
17の操作面としての傾斜部16の位置にくるように、屈曲
部3の被覆15から突出している。
【0030】傾斜部16は、とくに図2にもあきらかなよ
うに、戻り止めエレメント17を表示した位置から約90°
廻した時に、傾斜部16の先端(入口)が連結棒14の位置
に来るように作られており、戻り止めエレメント17をも
つソケット部分5をはめ込んで、その状態から約90°
廻した時(図の位置)に、連結棒14の先端に設けた突起
あるいは折り曲げ部位が係合する傾斜部16により、連結
棒14が把手部4側に向けて強く引き寄せられる。
【0031】この動きにより、連結棒14と係合する冠状
リング12は、ばね13に反して同様に把手部4側の方向に
引き寄せられ、開孔に組み込まれている制動ボール11を
ナット9に向けて押し込む。
【0032】このようにして、ヘッド部2は屈曲部3を
間に置いて把手部4と一体化し、3つの部分は連結棒14
の引張作用によりしっかりと結合される。その際、戻り
止めエレメント17により、把手部4、特に把手部のソケ
ット部分5と、しっかりとあるいは少なくとも廻らない
ように結合されている。
【0033】本発明はこのような構成により、分解、組
立に全く工具を必要としない分解可能なハンドピースを
作ることができる。
【0034】さらに詳しく説明すると、図2に示すよう
に、傾斜部16には、ロック位置に僅かな窪み18があり、
このため、連結棒14が本来の傾斜部分のこの窪み18の縁
に達し、窪みにはまったというはっきりとした瞬間がロ
ック位置となり、このため誤ったロック解除あるいは振
動、衝突あるいはこれに類似する意図しないロック解除
そしてこれに起因するような分解が生じることはない。
【0035】本実施例では、2本の連結棒14、3つの制
動ボール11および3つのばね13が使われているが、当業
者であれば何の問題もなく他の形態を作り上げることが
可能である。コイルばね13の代わりにリングばねを使用
すれば、完全な分解あるいは器具製造の際の組立が容易
になる。
【0036】本実施例では、冠状リング12の動きを妨
げないようにするために、また大きな許容誤差で作業で
きるように、連結棒14の先端係合部は、冠状リング12
の外面に設けた大きなリセス12aの中のヘッド部2の
方を向いた側に位置している。連結棒14が引き寄せら
れるときに先端係合部がリセス12aと係合し、冠状リン
グ12を移動させる。
【0037】屈曲部3の内側では、連結棒14は元々の位
置にあることもあるが、機能として重要なのは、戻り止
めエレメント17が回転した場合に確かに傾斜部16に到達
し、また連結棒がその把手部側の先端位置で把手部軸を
軸として回転しないようにすることにある。
【0038】実施例では、戻り止めエレメント17に、少
なくとも1つのねじ状リセス21が形成されているため、
円筒状の部材であるエレメント17に軸方向に弾力を与
え、伸縮を可能とし、一方で許容誤差を調整しつつ他方
でプリテンションが連結棒14にかかるようになってい
る。
【0039】ハンドピース1を本発明に基づく構造にす
ることにより、個々のコンポーネントの軸方向の許容誤
差を調整するために、駆動部分6の連結部分19を軸方向
に動く(伸縮する)ように形成することは、有利である
ばかりでなくほとんどの場合不可欠である。本実施例で
は、このために、駆動部分6の軸受け部分と連結部分19
の間に圧縮ばねを配置している。もちろん、このような
弾性を有する配置により、両部分の結合の回転安定性が
影響を受けることがあってはならない。
【0040】本発明の知識を有する医療用ハンドピース
の分野の当業者であれば、同様の効果を生むために様々
な措置を講じることができるため、本例の様な方法で許
容誤差の軸方向の調整を行うことは必ずしも必要という
わけではない。また、少なくとも一つのばね13も必ずし
も必要ではないし、本例のように配置することもなく、
円板ばねあるいはばね板を使用することも可能である。
戻り止めエレメント17がその弾性作用を維持するための
ねじ状リセス21に関しても同様である。
【0041】連結棒として作られた2つの縦長の操作器
を使った、本発明に依拠する1つのバリエーションを図
4および図5に示す。同一部位を示す部分には、図1〜
図3と同じ番号を使用している。
【0042】本発明に基づくアングルピース(ハンドピ
ース)1’は、大きく分けて、ヘッド部2、屈曲部3お
よび把手部4から構成されている。本実施例では、把手
部4は、ソケット部分5およびソケット部分5の内部に
位置する駆動部分6からなる。屈曲部3およびヘッド部
2の中には、ヘッドから離れた先端で冠状歯車を介して
噛み合い、駆動部分6と同期回転することでヘッド部に
取り付ける本来の工具(図には表示していない)を駆動さ
せるシャフト7が配置されている。
【0043】ヘッド部2には、シャフト7を取り巻くほ
ぼシリンダ状のパイプ部分8があり、外周に環状溝をも
つナット9が付いている。このナット9には、リセス、
例えば半球状の窪みを適合する位置に付けることもでき
る。屈曲部3は、シリンダ状の延長部分10が設けられ、
これがパイプ部分8から突き出ている。シリンダ状延長
部分10は、ハンドピース1’を組み立てた状態でナット
9と向き合う位置で開孔を有しており、その中にロック
エレメント、ここで示したモデル例では制動ボール11が
納まるようになっている。この開孔および制動ボール11
に対して、その外側には少なくとも一つの冠状リング12
が配置されており、これが制動ボール11を放射状に内側
に、ナット9へと押し込む。冠状リング12の内側に一部
が食い込むようにリングを軸方向に分割したリング束1
3’が配置され、互いに当接している。
【0044】さらに、少なくとも一つの力の小さいばね
を付けることができる。本実施例では、図では全く見え
ないが、冠状リング12とリング束13’との間にL状断面
のばね板1つを介在させており、冠状リング12の円錐面
が制動ボール11を放射状にやや内側に押し込み、ナット
9で軽く固定されるような方向に、冠状リング12を押し
込んでいる。すなわち、ヘッド部2および屈曲部3はそ
の位置で互いに固定し合い、意図しない弛みが生じない
ようになっているが、軸方向に軽く引けば両部分を分離
することができる。これらのコンポーネントは全体とし
て、本発明に基づくハンドピース1’の屈曲部3にある
制動ボール11のためのケージ20を形成している。
【0045】そして、これらの結合のために、縦長の操
作器として少なくとも一つの押さえ棒14’を使って屈曲
部側のケージ20を操作することができる。すなわち、本
実施例では2つの押さえ棒14’を使って、ヘッド方向に
向けて、冠状リング12をリング束13’を介してばねを圧
縮しながら押し込み、制御ボール11を放射状に内側にナ
ット9の中に押し込むようになっている。これにより、
ヘッド部2と屈曲部3が正確な位置でしっかりとロック
されるのである。このために、把手部4を屈曲部3と組
み立てると、押さえ棒14’の端部が把手部4の前端の操
作面16’によって押され、押さえ棒14の後端がばね力に
逆らってヘッド方向にスライドする。
【0046】前端面16’を駆動部分6あるいはソケット
部分5により直接的に設ける必要はなく、ルート、ステ
ップなどにより操作面を構成することができる。
【0047】把手部4と屈曲部3とは、性変形を使って
ソケット部分を被せたり、回転、解除機構操作あるいは
強く引張して弛めるという、クリップ継手などの通常の
方法で、結合させることができる。また、ねじ結合を使
った1種の継ぎ手用ソケットあるいはその他の先行技術
による既知の結合を採用することともできる。
【0048】組立を容易にするために、ヘッド部2と屈
曲部3の間に番号15’として強調してある予備的な嵌合
部を設け、制動ボール11が十分な力と正確さでその結合
力を発揮するまで、両部分を互いに正しい位置に保持す
るクリップ継手あるいは差込継手を使用することもでき
る。
【0049】把手部4が屈曲部3に接続することによっ
て、押さえ棒14’がヘッド部2に押し込まれないかぎ
り、リング束13’も比較的自由に動くことができ、ばね
長さの短いばねであれば、冠状リング12も自由に動ける
ようになり、制動ボール11がナット9から放射方向に外
側に出て、屈曲部3をヘット部分2から分離することが
できる。
【0050】このばね自体が、組立を容易にするのに貢
献しており、組み立てたハンドピース1の縦方向に生じ
る許容誤差(押さえ棒との間の誤差)を調整することも
できる。
【0051】本発明は、本実施例だけに限定されること
はなく、様々な形態を作り出すことができる。既に述べ
たように、許容誤差を適切に小さく保てば、リング束1
3’と冠状リング12間にばねを使わずに済ますことも可
能である。この場合、リング束13’の使用をやめたり、
リング束13’と冠状リング12とを1つのコンポーネント
に統合することもできる。許容誤差を調整したければ、
例えば、屈曲部3と把手部4の間に調整ばねを付けるこ
とができる。
【0052】上記の構造を使用する場合、リング束13’
の軸方向の動きを、ばねのばね長よりもかなり大きく選
定することが有効である。押さえ棒14’が前面16’に密
接していない場合は、制動ボール11が放射状に十分大き
く動けるように大きく冠状リング12を動かすことができ
るため、ヘッド部2を速やかに屈曲部3から分離でき
る。
【0053】本ロックエレメントの寸法および位置を上
記のようにする必要はなく、特に球状ロックエレメント
を使用しない場合は、他の寸法および位置を選定するこ
とができる。
【0054】ケージ、ボールおよび操作エレメント用の
材料としては、医療用機器製造分野の専門家に知られて
いる類似する状況で使用するあらゆる材料が適してお
り、本発明を知っている専門家であれば選定も容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくアングルピースの実施の形態の
断面図である。
【図2】ヘッド部および把手部に被覆がかかっていない
状態の図1のアングルピースの側面図である。
【図3】図1のアングルピースを分解した状態を示す分
解図である。
【図4】本発明に基づくアングルピースの他の実施の形
態の一部断面図示した概略図である。
【図5】図4の断面図に対してほぼ直交する部分の断面
図である。
【符号の説明】
1 アングルピース 2 ヘッド部 3 屈曲部 4 把手部 11 制動ボール 12 冠状リング 13 ばね 14 連結棒 14’押さえ棒 16 傾斜部 16’操作面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード カーダイス オーストリア共和国 A−5111 ビュルモ ース シュバルベングラッセ 2 (72)発明者 アンドレーアス バッハマイアー オーストリア共和国 A−5110 オーベル ンドルフ ベルクシュトラッセ 13/8

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッド部(2)、屈曲部(3)、把手部
    (4)とから構成され、これらが互いに分解可能な歯科
    用あるいは外科用アングルピース(1,1’)であって、屈
    曲部(3)のヘッド部(2)との結合部において、屈曲部
    (3)にロック位置およびロック解除位置に当たる2箇所
    の間を軸方向に動く冠状リング(12)が備えられ、この内
    部には、少なくとも1つのロックエレメント(11)が冠状
    リング(12)の軸方向位置によって放射方向に動き、かつ
    これによりヘッド部(2)と結合するように設置され、
    屈曲部(3)には少なくとも1つの縦長の操作器(14,14’)
    がほぼ軸方向にスライドするように設置されており、こ
    の操作器(14,14’)が一方で冠状リング(12)と他方で
    把手部(4)の操作面(16,16’)と共働し、把手部(4)を
    屈曲部(3)に結合したときに冠状リング(12)を移動
    させるようになっていることを特徴とする歯科用あるい
    は外科用アングルピース。
  2. 【請求項2】少なくとも1つの縦長の操作器(14)が、把
    手部(4)の回転可能な戻り止めエレメント(17)の傾斜部
    (16)と把手部分側で共働する連結棒であることを特徴と
    する請求項1に記載のアングルピース。
  3. 【請求項3】前記戻り止めエレメント(17)が円筒状であ
    り、かつ少なくとも1つのねじ状リセス(21)を有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載のアングルピース。
  4. 【請求項4】前記アングルピースが組み立てられた状態
    で、少なくとも1つの連結棒(14)の把手部側先端が、戻
    り止めエレメント(17)の連結棒を保持する傾斜部(16)の
    窪み(18)の中に位置していることを特徴とする請求項2
    または3に記載のアングルピース。
  5. 【請求項5】冠状リングの位置で、ハンドピース軸心を
    挟んでほぼ反対側に位置して向き合っている2つの操作
    器(14)が備えられることを特徴とする請求項1に記載の
    アングルピース。
  6. 【請求項6】少なくとも1つの縦長の操作器(14’)が、
    把手部(4)の操作面(16)と把手部側で共働する押さえ棒
    であることを特徴とする請求項1に記載のアングルピー
    ス。
  7. 【請求項7】押さえ棒(14’)が、ばね作用により圧縮力
    を冠状リング(12)に伝達するリング束(13’)に作用する
    ことを特徴とする請求項6に記載のアングルピース。
  8. 【請求項8】前記ロックエレメント(11)が制動ボールで
    あることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記
    載のアングルピース。
  9. 【請求項9】ロックエレメント(11)が、放射方向にに
    内側に位置したときに、ロックエレメントが、ヘッド部
    (2)に設けたナット(9)のリセスに突出して係合するこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のア
    ングルピース。
  10. 【請求項10】前記冠状リング(12)の円錐面が、ロック
    エレメント(11)を放射方向の内側に向けて押し込むのに
    対抗するように、冠状リング(12)を軸方向に押す、少
    なくとも1つのばね(13)を設けたことを特徴とする請求
    項1〜7のいずれか一つに記載のアングルピース。
JP2000294505A 1999-09-27 2000-09-27 歯科あるいは外科用アングルピース Expired - Fee Related JP4160718B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AT165699A AT407699B (de) 1999-09-27 1999-09-27 Zahnärztliches oder chirurgisches winkelstück
AT1656/99 1999-09-27
AT676/2000 2000-04-17
AT6762000A AT408514B (de) 2000-04-17 2000-04-17 Zahnärztliches oder chirurgisches winkelstück

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001112781A true JP2001112781A (ja) 2001-04-24
JP4160718B2 JP4160718B2 (ja) 2008-10-08

Family

ID=25596444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000294505A Expired - Fee Related JP4160718B2 (ja) 1999-09-27 2000-09-27 歯科あるいは外科用アングルピース

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6398551B1 (ja)
EP (1) EP1086658B1 (ja)
JP (1) JP4160718B2 (ja)
DE (1) DE50006806D1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010050630A1 (en) * 2008-10-28 2010-05-06 Jeil Medical Corporation Manual handpiece for medical treatment
JP2012085784A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Osada Res Inst Ltd 歯科治療用マイクロエンジンハンドピース
JP2015526216A (ja) * 2012-08-31 2015-09-10 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 衝撃力が閾値を上回ったときに連結の終了を可能にする内部構成要素のための締結要素を含む医療デバイス

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2855961B1 (fr) * 2003-06-10 2006-02-03 Micro Mega Int Mfg Sa Perfectionnement aux appareils d'entrainement, dits "contre-angles", pour outils rotatifs utilises en chirurgie, notamment en chirurgie dentaire
FR2904528B1 (fr) * 2006-08-07 2009-09-11 Micro Mega Int Mfg Sa Contre angle pour implantologie ou chirurgie comportant des sous ensembles demontables et notamment un support intermediaire de positionnement.
JP5231086B2 (ja) * 2007-06-25 2013-07-10 株式会社ナカニシ 歯科用ハンドピース
US20100035205A1 (en) * 2008-08-09 2010-02-11 Daniel Wang Non-90-Degree Ergonomically-Shaped Dental Prophylaxis Angle with a Straight Driving Shaft
US20110244420A1 (en) * 2009-10-02 2011-10-06 Dentsply International, Inc. Dental device adapter system, dental system, and method of operating a dental system
US11872096B2 (en) * 2021-03-15 2024-01-16 Ttbio Corp. Fixing structure of dental handpiece

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2370632A (en) * 1943-11-06 1945-03-06 Nat Chayes Contra-angle attachment for dental handpieces
JPS507756Y2 (ja) * 1971-11-09 1975-03-07
US4382790A (en) * 1979-09-19 1983-05-10 Kaltenbach & Voight Gmbh & Co. Dental handpiece
JPS5839695Y2 (ja) * 1980-07-14 1983-09-07 有限会社中西歯科器械製作所 光学ハンドピ−ス
US4403959A (en) * 1981-07-31 1983-09-13 Kabushiki Kaisha Yoshida Seisakusho Coupling device for a dental instrument
US5020994A (en) * 1990-02-09 1991-06-04 Huang Jerry T Dental prophylaxis angle
JPH0628086Y2 (ja) * 1990-08-24 1994-08-03 株式会社中西歯科器械製作所 歯科用ハンドピースの防塵装置
US5741263A (en) * 1997-04-18 1998-04-21 Midas Rex Pneumatic Tools, Inc. Mutiple flat quick release coupling
US6206694B1 (en) * 1999-11-24 2001-03-27 Crystalmark Dental Systems, Inc. Handpiece assembly for air abrasion

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010050630A1 (en) * 2008-10-28 2010-05-06 Jeil Medical Corporation Manual handpiece for medical treatment
JP2012085784A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Osada Res Inst Ltd 歯科治療用マイクロエンジンハンドピース
JP2015526216A (ja) * 2012-08-31 2015-09-10 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 衝撃力が閾値を上回ったときに連結の終了を可能にする内部構成要素のための締結要素を含む医療デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
EP1086658A2 (de) 2001-03-28
EP1086658A3 (de) 2003-03-12
JP4160718B2 (ja) 2008-10-08
DE50006806D1 (de) 2004-07-22
US6398551B1 (en) 2002-06-04
EP1086658B1 (de) 2004-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1832222B1 (en) Endoscope
AU707607B2 (en) Articulation transmission mechanism for surgical instruments
US8915939B2 (en) Tubular medical instrument
JP3911068B2 (ja) 外科器械用の関節運動伝達機構
US6361488B1 (en) Support apparatus for endoscopic surgery
US20130310866A1 (en) Surgical handpiece with a compact clutch
US20070006692A1 (en) Torque limiting device
US8834479B2 (en) Prosthetic acetabular cup inserter and impactor
JP2019141589A5 (ja)
JP2002536047A (ja) 外科用ツールのための作動機構及び固定機構
JP2015513979A (ja) 骨ねじおよび自己保持型ドライバ
US6190168B1 (en) Dental handpiece having improved bur release means
JP2001112781A (ja) 歯科あるいは外科用アングルピース
JP4295628B2 (ja) 分解可能にハウジングに配設された機能ユニットを結合するための装置
JP2006138465A (ja) クランプフリーホイール並びに補綴部品のためのクランプフリーホイールの使用
JP2014515952A (ja) 挿入具
JP5820637B2 (ja) 歯科用ハンドピースのチャック機構及びこれを用いた歯科用ハンドピース
EP2006565A1 (en) Gear apparatus
JP5669690B2 (ja) 内視鏡
US20210038057A1 (en) Device for simultaneous fixation of medical instruments and corresponding system
JPH11342138A (ja) 医療用または歯科用回転工具の着脱自在の固定装置
CN117357211A (zh) 一种锁止结构以及手术钳
JP2002309746A (ja) 手摺りの自在接続具
JP3655813B2 (ja) 内視鏡の操作装置
EP1232731A1 (en) Dental handpiece having improved bur release means

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080402

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080715

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130725

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees