JP3326908B2 - 迅速継手接続用プラグ - Google Patents

迅速継手接続用プラグ

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孝之 中西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス栓のホースエンド
に取り付けられる迅速継手(商品名「カチット」)接続
用のプラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8(a)は、JIS規格で定められた
ガス栓のゴム管直接接続用ホースエンド2の形状を示し
たもので、これにワンタッチ式の迅速継手を接続する場
合、従来は図7(a)に示すように、一端部がホースエ
ンド2に嵌挿されるゴム管1の他端部の外周に、迅速継
手3(図1参照)の鋼球14が嵌合する凹溝20を設け
たゴム製の迅速継手接続用プラグが使用されていたが、
耐久性、耐熱性、引張強度等の点で問題があった。そこ
で近年、図7(b)又は(c)に示すように、プラグ本
体1を金属製とし、その内周面にシール用のパッキン1
0を保持させたものが開発されているが、その固定手段
に問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば金属製のプラグ
本体1とホースエンド2の固定手段として、図7(b)
に示すように、迅速継手と同様な鋼球21と操作環22
を用いる方式は、操作環22を手前に引きながらプラグ
本体1を相当な力で押し込むという面倒な作業を必要と
し、また構造が複雑で精度が要求されるのでコストが高
くななる上に、鋼球21の飛び出し量とホースエンド2
側の寸法公差との余裕が少なく、従って図8(b)に示
すような旧型のホースエンド6にも対応できるような構
造とすることは困難であった。また図7(b)に示すよ
うに、プラグ本体1の周面の複数箇所にねじ孔23を貫
設してビス24で固定する方式は、ビス24の位置をホ
ースエンド2又は6の凹部13に合わせながら周囲から
ドライバで締め付ける作業が非常に面倒であった。本発
明はかかる問題点に鑑み、構造が簡単で、素人でもワン
タッチで取り付けることができ、しかも種類の異なるホ
ースエンド2あるいは6にも対応できるようなこの種の
迅速継手接続用プラグを提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による迅速継手接
続用プラグは、図1に示すように、前端を迅速継手接続
部Aとし後端をホースエンド挿入部Bとした筒状プラグ
の本体1内に、迅速継手3の作動棒4によって操作され
る弁体5と、ホースエンド2あるいは6の先端に圧接し
て摺動する作動環7とを嵌挿して、弁体5と作動環7の
間に圧縮ばね8を介装し、本体1の後端部に螺着した環
状ねじ9の内周にホースエンド2あるいは6の外周面に
密着するパッキン10を装着すると共に、環状ねじ9の
前端面を作動環7の後端を受けるストッパ面9aとな
し、作動環7の後端部の外周に環状のコイルばね11を
嵌着して、作動環7がホースエンド2に押圧されて前進
した際に、コイルばね11が本体1の内周面に形成され
た段部12と係合することにより、作動環7から脱落し
てホースエンド2の外周の凹部13に嵌着し、ホースエ
ンド2の抜け止めストッパとなるようにしたものであ
る。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、図7(c)の場合のよう
なビス24の締め付けや、同図(b)の場合のように、
操作環22を手前に引きながらプラグ本体1を押し込む
というような面倒な操作を必要とせず、押圧のみのワン
タッチ動作でホ−スエンド2への迅速継手用プラグ1の
装着が可能である上に、環状コイルばね11のコイル径
を適当に選ぶことによって、ホ−スエンド2の外周形状
の寸法公差を吸収できるので、図8(b)に示すような
JIS規格外の旧型ガス栓のホ−スエンド6にも対応で
き、また圧縮ばね8は弁体5の復帰用及び作動環7の復
帰用を兼ねている上に、鋼球21等を必要としないの
で、構造が簡単で精度が要求されず、部品点数も節減で
きる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示したもので、迅
速継手接続用プラグ1は、前端が迅速継手接続部A、後
端がホースエンド挿入部Bとなっており、迅速継手接続
部Aの外周には、迅速継手3の鋼球14が嵌入する凹溝
15が設けられている。筒状のプラグ本体1内には、迅
速継手3の作動棒4によって操作される弁体5と、ホー
スエンド2の先端に圧接して摺動する作動環7とが嵌挿
されており、弁体5と作動環7の間に圧縮ばね8が介装
されている。プラグ本体1の後端部には、環状ねじ9が
螺着され、この環状ねじ9の内周にホースエンド2の外
周面に密着するシール用のパッキン10が装着されてお
り、この環状ねじ9の前端面が作動環7の後端を受ける
ストッパ面9aとなっている。作動環7の後端部の外周
には、図2(d)などに見えるように、浅底の凹条16
が形成され、この凹条16に環状のコイルばね11が嵌
着されている。なお17及び18は、シ−ル用のOリン
グである。
【0007】図2(a)〜(d)は、本発明による迅速
継手接続用プラグ1をガス栓のホ−スエンド2に取り付
ける際の動作状態を示したもので、(a)図において、
プラグ1を図の右方へ押し込むことにより、作動環7が
ホースエンド2に押圧されて本体1内を図の左方へ移動
すると、(b)図に示すように、環状コイルばね11が
本体1の内周面に形成された段部12に係合して作動環
7から脱落し、(c)図に示すように、ホースエンド2
の外周の凹部13に嵌着する。プラグ本体1から手を離
すと、(d)図に示すように、作動環7は圧縮ばね8の
復元力によりにより復帰し、環状ねじ9の前端内縁の傾
斜面9bが環状コイルばね11に係合して、これがホー
スエンド2の抜け止めストッパとなる。
【0008】図3は、図2(d)におけるストッパ部の
拡大図を示したもので、環状コイルばね11は実質的に
イ,ロ,ハの3点で支持されるが、このときコイルばね
11が環状ねじ9の押圧力により凹部13から飛び出し
てしまわないためには、図示の角度φが180度以下と
なるように、コイルばね11の直径と環状ねじ9の傾斜
面9bの傾斜角との関係を定めておけばよい。本実施例
では、環状コイルばね11のコイル径を2mmとし、傾
斜面9bの傾斜角を45度としている。
【0009】図4は本発明の他の実施例を示したもの
で、傾斜面9bの傾斜角を小さくすることによって、図
8(a)のJIS規格によるホ−スエンド2にも、図8
(b)に示したJIS規格外の旧型のホ−スエンド6に
も使用できるようにしたものである。図4(b)は旧型
のホ−スエンド6に使用した状態を示しており、同図
(c)は同じプラグ1をJIS規格品2に使用した場合
を示している。本実施例では、コイル径2mmに対して
傾斜角θを23度としている。図5は更に他の実施例を
示したもので、傾斜角を小さくしても環状ねじ9の全長
が長くならないように、上記傾斜面9bを同一傾斜角で
段違いの2部分9b及び9dに分けて形成したものであ
り、図6の実施例は同じ目的で、上記傾斜面9bを変角
点9eを挟んで傾斜角の異なる前後2部分9b及び9d
に分けて形成したものである。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば上述のように、作動環7
に嵌着された環状コイルばね11を、プラグ本体1の押
し込み動作によってホースエンド2の周面に落下させ、
抜け止めストッパとして作用させるようにしたので、従
来のようなビス24の締め付けや、操作環22を引きな
がらプラグ本体1を押し込むというような面倒な操作を
必要とせず、押圧のみのワンタッチ動作で簡単にホ−ス
エンド2への迅速継手用プラグ1の装着ができ、従って
ユーザ自身で取り付けることができるという利点があ
り、また環状コイルばね11のコイル径を適当に選ぶこ
とによって、ホ−スエンド2の外周形状の寸法公差を吸
収できるので、JIS規格以外の旧型ガス栓のホ−スエ
ンド2にも対応できるという利点があり、また従来のこ
の種のプラグのように鋼球21等を必要としない上に、
作動環7を弾性支持するための圧縮ばね8は、常時は弁
体5を弾性保持しておくための圧縮ばね8を兼用するこ
とができるので、構造がきわめて簡単で部品点数も節減
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図。
【図2】(a)〜(d)は同上の動作を示す要部断面
図。
【図3】同上の要部拡大断面図。
【図4】本発明の他の実施例を示すもので、(a)は縦
断面図、(b)及び(c)は要部使用状態を示す要部拡
大断面図。
【図5】(a)及び(b)は更に他の実施例の要部拡大
断面図。
【図6】(a)及び(b)は更に他の実施例の要部拡大
断面図。
【図7】(a)(b)及び(c)は従来の迅速継手接続
用プラグの構造例を示す要部断面図。
【図8】(a)及び(b)は本発明プラグを装着するガ
ス栓のホースエンドの形状例を示す側面図。
【符号の説明】
1 プラグ本体 2 JIS規格のホースエンド 3 迅速継手 4 作動棒 5 弁体 6 旧型のホースエンド 7 作動環 8 圧縮ばね 9 環状ねじ 9a ストッパ面 9b,9c,9d 傾斜面 9e 変角点 10 パッキン 11 環状コイルばね 12 段部 13 凹部 14 鋼球 15 凹溝 16 凹条 17,18 Oリング 19 操作環 20 凹溝 21 鋼球 22 操作環 23 ねじ孔 24 ビス
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−231791(JP,A) 実開 昭60−108882(JP,U) 特許3092882(JP,B2) 実公 平2−22548(JP,Y2) 実公 平3−5757(JP,Y2) 実公 昭63−9832(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 17/00 - 17/10 F16L 37/28 F16L 29/00 F16L 33/00 - 33/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端を迅速継手接続部とし後端をホース
    エンド挿入部とした筒状プラグの本体内に、迅速継手の
    作動棒によって操作される弁体と、ホースエンドの先端
    に圧接して摺動する作動環とを嵌挿して、該弁体と作動
    環の間に圧縮ばねを介装し、本体後端部に螺着した環状
    ねじの内周にホースエンドの外周面に密着するパッキン
    を装着すると共に、該環状ねじの前端面を上記作動環の
    後端を受けるストッパ面となし、作動環の後端部の外周
    に環状のコイルばねを嵌着して、作動環がホースエンド
    に押圧されて前進した際に、上記コイルばねが本体内周
    面に形成された段部と係合することにより、作動環から
    脱落してホースエンドの外周の凹部に嵌着し、ホースエ
    ンドの抜け止めストッパとなるようにしたことを特徴と
    する迅速継手接続用プラグ。
  2. 【請求項2】 上記環状ねじの前端内縁を傾斜面とし
    て、該傾斜面を上記抜け止めストッパに当接せしめたこ
    とを特徴とする請求項1記載の迅速継手接続用プラグ。
  3. 【請求項3】 上記傾斜面を同一傾斜角で段違いの2部
    分に分けて形成したことを特徴とする請求項2記載の迅
    速継手接続用プラグ。
  4. 【請求項4】 上記傾斜面を傾斜角の異なる前後2部分
    に分けて形成したことを特徴とする請求項2記載の迅速
    継手接続用プラグ。
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