JP2783124B2 - 熱延鋼材の温度制御方法 - Google Patents

熱延鋼材の温度制御方法

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JP2783124B2
JP2783124B2 JP5156543A JP15654393A JP2783124B2 JP 2783124 B2 JP2783124 B2 JP 2783124B2 JP 5156543 A JP5156543 A JP 5156543A JP 15654393 A JP15654393 A JP 15654393A JP 2783124 B2 JP2783124 B2 JP 2783124B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延した熱延綱板
を巻取り機に巻取るに先立ってこの熱延鋼材の温度を巻
取りに適した所望の温度まで冷却する熱延鋼材の温度制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延設備において、一般に熱延鋼材
である帯を巻取り機に巻取るのに適した温度まで冷却
するために冷却設備が利用されている。図2はこのよう
な従来の冷却設備のブロック図である。1は仕上げ圧延
機、2aは冷却設備内の後述するフィードフォワード制
御用の冷却部、2bは同じくフィードバック制御用の冷
却部、3は巻取り機、4は仕上げ圧延機1を出て冷却設
備に送り込まれる帯の温度を測定する入側温度計、5
は仕上げ圧延後の帯の板厚を測定する板厚計、6は冷
却設備への帯の供給速度である仕上げ圧延機1の
の搬出速度を測定する入側速度検出器である。
【0003】また、7は巻取り時の帯の温度を測定す
る出側温度計、8は冷却設備からの帯の搬出速度であ
る巻取り機3の帯の巻取り速度を測定する出側速度検
出器、9は帯を所望の巻取り温度に冷却するために冷
却部2a、2bへの注水パターンを算出する冷却制御
部、10は冷却制御部9による注水パターンの算出のた
めに後述する学習係数を決定して冷却制御部9に出力す
る学習制御部、11は冷却制御部9から出力された注水
量に基づいて冷却部2a、2bに注水指令を出力するバ
ンク開閉入出力部、Sは熱延鋼材である帯、Rは冷却
設備である。
【0004】仕上げ圧延機1で圧延形成された帯S
は、ランアウトテーブル上を走行して巻取り機3に巻取
られる。ランアウトテーブルには帯Sを巻取りに適し
た温度まで冷却する冷却設備Rが配置されている。冷却
設備Rは、ランアウトテーブルを挟んで上下に分割され
ると共に、ランアウトテーブルの前半に配置されたフィ
ードフォワード制御用の冷却部2aと後半に配置された
フィードバック制御用の冷却部2bとに分割されてい
る。更に、これらの冷却部2a、2bはそれぞれ複数の
冷却バンクに分割されている。そして、このような冷却
部2a、2bの各バンクへの注水量を調節することによ
帯Sに対する冷却量を制御する。
【0005】次に、この冷却設備Rのフィードフォワー
ド制御の動作について説明する。冷却制御部9は、
Sを全長にわたって所望の巻取り温度に維持するために
フィードフォワード制御用の冷却部2aの各バンクへの
注水パターンを次式によって算出する。
【0006】
【数2】
【0007】ここで、△Tは冷却設備Rによる帯Sの
巻取り時までの温度降下量(予測値)、dは後述する学
習制御部10から出力される学習係数、△TUi、△T
Diはそれぞれ上部、下部の冷却部2a中のiバンクの
冷却作用による帯Sの温度降下量、△TAiはiバン
クにおける空冷(放熱)による帯Sの温度降下量であ
る。
【0008】そして、冷却制御部9は、予測値である温
度降下量△T、学習係数d、あらかじめ求められている
空冷による温度降下量△TAi、入側温度計4で測定さ
れた仕上げ圧延後の温度、板厚計5で測定された板厚、
入側速度検出器6及び出側速度検出器8で測定された速
度に基づいて注水パターンの算出を行う。すなわち、こ
れらに基づき式(1)を用いて、温度降下量△Tが目標
温度降下量になるように上部冷却部2aの各バンクの温
度降下量△TUi、下部冷却部2aの各バンクの温度降
下量△TDiを算出する。
【0009】よって、これらの温度降下量△TUi、△
TDiから冷却部2aの各バンクの注水量が算出され、
この各バンクの注水量がバンク開閉入出力部11に出力
されてバンク開閉入出力部11から各バンクに注水指令
が出力されることにより冷却制御が行われる。そして、
このような注水パターンの算出と冷却制御は、最終的な
温度降下量△Tが目標温度降下量になるまで一定時間又
は一定距離ごとに注水パターンを変えながら繰り返し行
われる。
【0010】次に、学習制御部10は、上記のような注
水パターンの算出で用いる学習係数dを以下のような手
順で決定する。まず、式(1)より導出される次式によ
帯S内の一点jにおける学習係数djを求める
【0011】
【数3】
【0012】ここで、△TRjはj点における帯Sの
温度降下量である。この温度降下量△TRjは入側温度
計4による仕上げ圧延後の温度の実測値と出側温度計7
による巻取り時の温度の実測値から求められる。また、
上部冷却部2aによる温度降下量Σ△TUi、下部冷却
部2aによる温度降下量Σ△TDi、空冷による温度降
下量Σ△TAiは過去の帯Sの冷却制御時の注水量、
速度等の実績から求められる。
【0013】よって、学習制御部10は、式(2)より
帯Sのj点における学習係数djを決定するが、同様
にしてm個の学習ポイントにて学習係数djを求め、こ
れらを次式のように平均して最終的な学習係数dを求め
る。
【0014】
【数4】
【0015】この学習係数dが学習制御部10から冷却
制御部9へ出力されることにより上記のような冷却制御
が行われることになる。ただし、実際の制御においては
帯S内の各学習係数djはそれぞれの学習ポイントご
とに異なることがある。このような帯S内における学
習係数djの変動は、圧延速度の加速変化とそれに対す
る速度予測値の誤差、各バンクの冷却能力の経時的変
化、注水指令に対する注水装置の応答遅れの変動等に起
因するものである。
【0016】図3はこのような帯S内における学習係
数djの変動の例を示す図である。d1 、d2 、d3 は
それぞれ帯Sの先端部、中央部、尾端部における学習
係数、△TRは帯Sの温度降下量の実績値、△TPは
同じくその予測値である。図3では本来予測値△TPの
ような温度降下量になるはずのものが、実際は△TRの
ように帯Sの先端部で過冷却、尾端部で冷却不足が発
生していることを示している。この実績△TRから式
(2)によって求められた学習係数djは先端部d1 、
中央部d2 、尾端部d3 でそれぞれ1.1、1.0、
0.9となっている。したがって、これら3点の学習係
数djを平均した学習係数dは1.0であり、次に冷却
する帯Sにおいても過冷却及び冷却不足を補償しない
ままとなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の温度制御方法で
は以上のように帯内の複数の学習ポイントにおける学
習係数から平均値として1つの学習係数を求めてこれを
学習制御に用いていたので、帯内の学習係数が変動し
ていると帯内における過冷却や冷却不足を補償できな
いという問題点があった。本発明は、上記課題を解決す
るために、帯内において学習係数が変動している場合
でも過不足のない冷却制御ができる熱延鋼材の温度制御
方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱延鋼材を複
数の温度制御領域に区分し、仕上げ圧延後の温度の実測
値と巻取り時の温度の実測値から求めた各温度制御領域
中のj点における鋼材の温度降下量を△TRj、冷却設
備の上部冷却部による鋼材の温度降下量をΣ△TUi、
下部冷却部による鋼材の温度降下量をΣ△TDi、空冷
による鋼材の温度降下量をΣ△TAiとしたとき、温度
制御領域ごとに制御実績に基づく学習係数djを
【数5】 のように求め、学習係数djを用いて冷却設備による温
度制御領域の温度降下量を算出し、温度降下量が目標温
度降下量になるように冷却制御することを特徴とする。
また、熱延鋼材を複数の温度制御領域に区分し、温度制
御領域ごとに制御実績に基づく学習係数を求め、学習係
数を用いて冷却設備による温度制御領域の温度降下量を
算出し、温度降下量が目標温度降下量になるようにフィ
ードフォワード制御用の冷却部を制御することを特徴と
する。また、熱延鋼材を複数の温度制御領域に区分し、
温度制御領域ごとに制御実績に基づく学習係数を求め、
学習係数を用いて冷却設備による温度制御領域の温度降
下量を算出し、温度降下量が目標温度降下量になるよう
にフィードバック制御用の冷却部を制御することを特徴
とする。また、熱延鋼材を複数の温度制御領域に区分
し、制御実績に基づいて上部冷却部、下部冷却部、及び
空冷の学習係数を温度制御領域ごとに求め、上部冷却
部、下部冷却部、及び空冷の学習係数を用いて冷却設備
による温度制御領域の温度降下量を算出し、温度降下量
が目標温度降下量になるように冷却制御することを特徴
とする。
【0019】
【作用】本発明によれば、熱延鋼材が複数の温度制御領
域に区分され、その温度制御領域ごとに制御実績に基づ
いて学習係数が算出される。そして、温度制御領域が冷
却設備に達したときに、学習係数に基づいて冷却設備に
よる温度制御領域の温度降下量が算出され、その温度降
下量が目標温度降下量になるように冷却設備の注水パタ
ーンが決定される。また、温度制御領域の温度降下量が
目標温度降下量になるようにフィードフォワード制御用
の冷却部の注水パターンが決定される。 また、温度制御
領域の温度降下量が目標温度降下量になるようにフィー
ドバック制御用の冷却部の注水パターンが決定される。
また、温度制御領域ごとに制御実績に基づいて上部冷却
部、下部冷却部、及び空冷の学習係数が算出され、これ
ら上部冷却部、下部冷却部、及び空冷の学習係数に基づ
いて温度制御領域の温度降下量が算出され、その温度降
下量が目標温度降下量になるように冷却制御が行われ
る。
【0020】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示す熱延鋼材の温
度制御方法のフローチャートを示す図である。本実施例
は、この温度制御方法をフィードフォワード制御に適用
した例であるが、冷却設備としては図2の例と同様であ
り、したがって図2の符号をそのまま用いてその手順を
説明する。
【0021】まず、冷却制御がスタートすると(ステッ
プ100)、冷却制御部9は、帯Sが仕上げ圧延機1
に達したときに帯Sの全長(予測値)を計算し、次い
帯Sを長手方向に複数の温度制御領域に区分けしそ
の制御領域の領域長を計算する(ステップ101)。そ
して、帯Sの巻取りが完了したかどうかを判定し(ス
テップ102)、巻取り途中ならば判定Noとなってス
テップ103に進む。
【0022】次に、冷却制御部9は、入側速度検出器6
及び出側速度検出器8で測定された圧延速度により
Sの先端から現在入側温度計4の直下にある温度制御領
域、すなわちこれから冷却設備Rに入る温度制御領域ま
での距離を測定し、これと前述の領域長によってこの温
度制御領域の番号(以下、jとする)を決定しこの制御
領域番号jを学習制御部10に出力する(ステップ10
3)。
【0023】学習制御部10には、温度制御領域ごとに
設けられた学習ポイントにおいて図2の例と同様にして
算出された学習係数djがあらかじめ記憶されている。
そして、学習制御部10は冷却制御部9から制御領域番
号jが出力されるとこの温度制御領域の学習係数djを
冷却制御部9に出力する(ステップ104)。
【0024】次に、冷却制御部9は、この学習係数d
j、入側温度計4で測定された圧延後の温度、板厚計5
で測定された板厚、入側速度検出器6及び出側速度検出
器8で測定された圧延速度等に基づき、式(1)と同様
の次式によって番号jの温度制御領域における温度降下
量△Tjが目標温度降下量になるように注水パターンを
算出する(ステップ105)。
【0025】
【数6】
【0026】そして、バンク開閉入出力部11にこの注
水パターンを出力することによりフィードフォワード制
御用の冷却部2aの各バンクに注水指令が出力され温度
制御が行われる(ステップ106)。次いで、番号jの
温度制御領域が出側温度計7を通過、すなわち冷却設備
Rを通過したかどうかを判定し(ステップ107)、通
過していないときは判定Noとなってステップ105に
戻り注水パターンの算出を行う。
【0027】この注水パターンの算出は一定時間又は
帯Sの一定長ごとに繰り返し行われ、同一の温度制御領
域中では同一の学習係数djが用いられることになる。
次に、ステップ107において番号jの温度制御領域が
出側温度計7を通過し終えると、学習制御部10は、冷
却部2a及び2bの注水パターン実績、巻取り温度実
績、その他の圧延実績からこの温度制御領域の学習係数
djを再計算して更新する(ステップ108)。ここ
で、算出された各温度制御領域の学習係数djは次の
帯Sの温度制御において使用される。
【0028】そして、ステップ102に戻って帯Sが
全て巻取り機3に巻取られるまでは判定Noとして次の
温度制御領域の温度制御に移り、上記のような処理を各
温度制御領域について帯Sの巻取り完了まで繰り返
す。よって、帯S内の各温度制御領域ごとに個別の学
習係数djを用いて温度制御を行うことになる。これを
図3の例で説明すると、図3の例では以前の帯Sの先
端部で過冷却、尾端部で冷却不足が発生していてその学
習係数djがそれぞれ1.1、0.9である。
【0029】本実施例では次に冷却する帯Sにおい
て、先端部で学習係数dj=1.1を使用し(式(4)
より温度降下量△Tjが同じだとすると注水量が減って
過冷却を補償する方向に働く)、尾端部で学習係数dj
=0.9を使用する(同じく注水量が増えて冷却不足を
補償する)ことにより過冷却及び冷却不足を補償できる
ことになる。したがって、学習係数djが温度制御領域
ごとに変動していたとしても適切な注水パターンによる
過不足のない温度制御が可能となる。
【0030】図1の実施例ではフィードフォワード制御
に適用したが、フィードバック制御に適用することもで
きる。フィードバック制御においては、フィードフォワ
ード制御の制御誤差を補う微調整を行うため帯Sの出
側温度計7による巻取り温度の実測値と目標温度とを比
較し、その誤差を補正するようにフィードバック制御用
の冷却部2bの各バンクの注水量を決定している。
【0031】その注水量は、次式において温度降下量△
Tを巻取り温度の実測値と目標値の誤差の比例積分値と
し、冷却部2bの各バンクの注水パターンを変化させる
ことにより決定される。
【0032】
【数7】
【0033】冷却制御部9は、このフィードバック制御
によってフィードフォワード制御の結果を微調整するよ
うにしている。次に、このようなフィードバック制御に
本発明の温度制御方法を適用したときの手順を説明す
る。その手順は基本的に図1の例と同様であり、冷却制
御部9は、図1の例と同じ学習係数djに基づいて番号
jの温度制御領域が冷却部2bの直下にあるときの注水
パターンを次式にて算出する。
【0034】
【数8】
【0035】したがって、フィードバック制御にも学習
係数djを導入し、帯S内の各温度制御領域ごとに個
別の学習係数djを用いることによってより高精度の温
度制御を行うことができる。
【0036】また、本発明の温度制御方法を特開昭64
―62206号で提案された温度制御に適用することも
できる。この温度制御では次式のように学習係数dを上
部冷却部のiバンクにおける学習係数ai、下部冷却部
のiバンクにおける学習係数bi、空冷の学習係数ci
に分離して制御している。
【0037】
【数9】
【0038】この温度制御においても各学習係数は
S内では一定である。そこで、図1の例と同様に帯S
を区分けして番号jの温度制御領域における上部冷却部
の学習係数aij、下部冷却部の学習係数bij、空冷
の学習係数cijを用いて温度制御領域ごとに温度降下
量△Tjが目標温度降下量になるように制御することに
より高精度の制御を行うことができる。
【0039】
【数10】
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、熱延鋼材内の各温度制
御領域ごとに個別の学習係数を使用して冷却設備の注水
パターンを算出するので、熱延鋼材内において熱流速が
変動し学習係数が変動する場合でも、熱延鋼材の全長に
わたって適切な注水パターンによる過不足のない高精度
な温度制御を行うことができる。また、フィードフォワ
ード制御において、熱延鋼材内の各温度制御領域ごとに
個別の学習係数を用いるようにしたので、鋼材内におい
て学習係数が変動する場合でも高精度な温度制御を行う
ことができる。 また、フィードバック制御において、学
習係数を導入し各温度制御領域ごとに個別の学習係数を
用いるようにしたので、従来のフィードバック制御と比
べてより高精度な温度制御を行うことができる。 また、
学習係数を上部冷却部、下部冷却部、及び空冷の学習係
数に分離して冷却制御を行う場合に、これらの学習係数
を温度制御領域ごとに算出して用いるようにしたので、
鋼材内において学習係数が変動する場合でも高精度な温
度制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す熱延鋼材の温度制御方
法のフローチャートを示す図である。
【図2】従来の冷却設備のブロック図である。
【図3】帯内における学習係数の変動の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 仕上げ圧延機 2a フィードフォワード制御用の冷却部 2b フィードバック制御用の冷却部 3 巻取り機 4 入側温度計 5 板厚計 6 入側速度検出器 7 出側温度計 8 出側速度検出器 9 冷却制御部 10 学習制御部 11 バンク開閉入出力部 S 帯 R 冷却設備 dj 温度制御領域の学習係数 △Tj 温度制御領域の温度降下量

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延された熱延鋼材を巻取り機に巻
    取るのに適した温度まで冷却する熱延鋼材の温度制御方
    法において、 熱延鋼材を複数の温度制御領域に区分し、仕上げ圧延後の温度の実測値と巻取り時の温度の実測値
    から求めた各温度制御領域中のj点における鋼材の温度
    降下量を△TRj、冷却設備の上部冷却部による鋼材の
    温度降下量をΣ△TUi、下部冷却部による鋼材の温度
    降下量をΣ△TDi、空冷による鋼材の温度降下量をΣ
    △TAiとしたとき、 温度制御領域ごとに制御実績に基づく学習係数djを 【数1】 のように求め、 前記学習係数djを用いて冷却設備による温度制御領域
    の温度降下量を算出し、 前記温度降下量が目標温度降下量になるように冷却制御
    することを特徴とする熱延鋼材の温度制御方法。
  2. 【請求項2】 熱間圧延された熱延鋼材を巻取り機に巻
    取るのに適した温度まで冷却する熱延鋼材の温度制御方
    法において、 熱延鋼材を複数の温度制御領域に区分し、 温度制御領域ごとに制御実績に基づく学習係数を求め、 前記学習係数を用いて冷却設備による温度制御領域の温
    度降下量を算出し、 前記温度降下量が目標温度降下量になるようにフィード
    フォワード制御用の冷却部を制御することを特徴とする
    熱延鋼材の温度制御方法。
  3. 【請求項3】 熱間圧延された熱延鋼材を巻取り機に巻
    取るのに適した温度まで冷却する熱延鋼材の温度制御方
    法において、 熱延鋼材を複数の温度制御領域に区分し、 温度制御領域ごとに制御実績に基づく学習係数を求め、 前記学習係数を用いて冷却設備による温度制御領域の温
    度降下量を算出し、 前記温度降下量が目標温度降下量になるようにフィード
    バック制御用の冷却部を制御することを特徴とする熱延
    鋼材の温度制御方法。
  4. 【請求項4】 熱間圧延された熱延鋼材を巻取り機に巻
    取るのに適した温度まで冷却する熱延鋼材の温度制御方
    法において、 熱延鋼材を複数の温度制御領域に区分し、 制御実績に基づく上部冷却部、下部冷却部、及び空冷の
    学習係数を温度制御領域ごとに求め、 前記上部冷却部、下部冷却部、及び空冷の学習係数を用
    いて冷却設備による温度制御領域の温度降下量を算出
    し、 前記温度降下量が目標温度降下量になるように冷却制御
    することを特徴とする熱延鋼材の温度制御方法。
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