JP2782999B2 - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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JP2782999B2 JP3222313A JP22231391A JP2782999B2 JP 2782999 B2 JP2782999 B2 JP 2782999B2 JP 3222313 A JP3222313 A JP 3222313A JP 22231391 A JP22231391 A JP 22231391A JP 2782999 B2 JP2782999 B2 JP 2782999B2
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duct
air
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resistor
unit
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泰司 山本
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロアユニットとヒー
タユニットとの間に介在するダクト内にエバポレータを
装着することによって空調装置に変更できる車両用暖房
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用暖房装置は、車室内の吹出
口から所定の風量で送風するためのブロアユニットと、
このブロアユニットから送られて吹出口から吹き出され
る空気を加熱するヒ−タコアを内蔵したヒータユニット
と、ブロアユニットとヒータユニットとの間に設置され
るヒータダクトとを備え、ヒータダクトをクーリングユ
ニット(エバポレータ内蔵)に交換することによって空
調装置に変更できるように構成されている。そして従来
は、ク−リングユニットの圧損がヒ−タダクトよりも大
きいことから、クーリングユニットに変更して空調装置
として使用する際に所望の風量が得られるようにブロア
ファンの容量が決定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用暖房装置にあっては、暖房装置から空
調装置に変更する際に高価なヒータダクトを廃棄処分し
なくてはならないという問題がある。また、上述のよう
にブロアファンの容量が空調装置にとって最適となるよ
うに決定されているので、暖房装置にとってはヒータコ
アに流入する風量が多過ぎて十分加熱できず、そのため
暖房感が損なわれるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、ブロアユニットとヒータ
ユニットとの間に介在するダクトを空調装置と共通化
し、高価な廃棄部品が発生しないようにするとともに暖
房性能を向上させた車両用暖房装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応づけて本発明を説明すると、本発明は、車室内の吹出
口から所定の風量で送風するためのブロアユニットと、
このブロアユニットから送られる空気を加熱するヒ−タ
コアを内蔵したヒータユニットと、これらのユニットの
間に設置され、エバポレータが装着可能で、エバポレー
タに接続されるクーラ用配管が貫通する貫通孔11aが
穿設されているダクト10とを有し、ダクト10内にエ
バポレータを装着して空調装置に仕様変更可能な車両用
暖房装置に適用される。そして、ダクト10内に、その
ダクト10の空気通路全体を覆い、かつ、ブロアユニッ
トから送られてくる空気流に対してエバポレータと同等
の空気抵抗を与える複数の孔51が全体に渡って形成さ
れた抵抗体50を設置することにより、上述の目的が達
成される。
【0006】
【作用】フロアユニットとヒータユニットとを接続する
ダクト10を空調装置用(クーリングユニット用)にし
たから、暖房装置を空調装置に変更する場合、従来のよ
うに高価なヒータダクトを廃棄する必要がなく、廉価な
抵抗体50を廃棄するだけでよい。また、ヒータユニッ
トに送られる風量は抵抗体50で適宜規制されるから、
ヒータユニットを通過する空気を適度に暖めることがで
き、暖房性能を向上できる。さらに、抵抗体50に形成
された複数の孔51により空気流が整流されてブロアユ
ニット内の騒音が低減される。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】図1〜図4により本発明の実施例を説明す
る。車両用暖房装置は、車室内の吹出口から所定の風量
で送風するためのブロアを備えたブロアユニットと、こ
のブロアユニットから送られる空気を加熱するヒ−タコ
アを内蔵したヒータユニットと、ブロアユニットとヒー
タユニットとの間に設置されるダクトとを備える。そし
て、ダクト内にエバポレータを装着することによって簡
単に空調装置に仕様変更できる。
【0009】図1は上記ダクトを示すもので、符号10
でダクトが示されている。ダクト10は、略升形をした
下部ダクト11および上部ダクト12からなり、上下ダ
クト11,12の各開口縁を接触させて締結することで
一体化される。下部ダクト11には円弧状の切欠き11
aが形成され、上部ダクト12にもこの切欠き11aと
対向する不図示の切欠きが形成され、これらの切欠きに
よりダクト10には貫通孔が形成される。空調装置とし
て使用する時は貫通孔にクーラ用配管がシール材を介し
て挿通され、暖房装置として使用する時は貫通孔は後述
する抵抗体の一部で閉塞される。
【0010】50は、エバポレータとほぼ同一の外形形
状と同等の空気通過抵抗を有する抵抗体であり、この抵
抗体50は上下ダクト11,12内に不図示の手段で固
定される。抵抗体50には空気の流れる方向に複数の貫
通孔51が穿設されており、この貫通孔51の数量およ
び大きさにより空気抵抗を任意に調節でき、エバポレー
タの空気抵抗と同等になるように設定できる。また、抵
抗体50がダクト10内に設置される時、図2に示すよ
うに、抵抗体50の一側面52は上下ダクト11,12
の切欠き11aなどで形成される貫通孔を閉塞する。
【0011】このような暖房装置では、上述のように、
抵抗体50の空気通過抵抗がエバポレータの空気通過抵
抗と同等にされているから、ブロアユニットからヒータ
ユニットに送られる風量は適宜規制され、ヒータユニッ
トのヒータコアを通過する空気は適度に加熱される。し
たがって、ヒータユニットの吹出口から吹き出される温
風の温度も適温となり、暖房感を高めることができる。
【0012】暖房装置を空調装置に変更する場合、まず
上部ダクト11を下部ダクト12から外して抵抗体50
を取り外す。次に、図4に示すように、エバポレータ6
0を下部ダクト11に収納し、クーラ用配管61を下部
ダクト11の切欠き11aにシール材を介して挿入した
後、上部ダクト12を下部ダクト11に締結すればよ
い。したがって、廉価な抵抗体50を廃棄するだけでよ
く、従来のように高価なインジェクション成形品のヒー
タダクトを廃棄する必要がなくなり、部品の無駄が軽減
される。また、ダクト10の貫通孔を抵抗体50の側面
52によって閉塞するようにしたので、この貫通孔を閉
塞するシール材が不要となりコストの低廉化が図られ
る。
【0013】なお、図3に示すように、抵抗体50Aの
一側面に凸部53を形成し、この凸部53を貫通孔に挿
入して閉塞してもよい。この場合、上記実施例に比べて
シール性が向上するとともに、貫通孔の位置に応じて突
部の位置を変更できるので、設計自由度が増加する。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、クーラ配管用の貫通孔
が形成されたダクトでヒータユニットとブロアユニット
とを連結し、暖房装置として使用する時には、エバポレ
ータと同等の空気通過抵抗を有し、ダクトのクーラ配管
用貫通孔を閉塞できる抵抗体をダクト内に収納するよう
にしたから、暖房装置を空調装置に変更する場合、抵抗
体をエバポレータに交換して抵抗体を廃棄するだけでよ
く、部品の無駄が軽減される。また、暖房時は抵抗体に
よりヒータユニットに送られる風量が規制されヒータユ
ニットを通過する空気は適度に加熱され、ヒータユニッ
トの吹出口から吹き出される温風の温度も適温となって
暖房感を高めることができる。さらに、抵抗体に形成さ
れた複数の孔により空気流が整流されブロアユニット内
の騒音が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用暖房装置の一実施例を示す
分解斜視図である。
【図2】ダクトの貫通孔を抵抗体によって閉塞すること
を説明する断面図である。
【図3】ダクトの貫通孔を抵抗体で閉塞する変形例を示
す断面図である。
【図4】図1の一実施例を空調装置に変更した状態を示
す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 ダクト 11 下部ダクト 12 上部ダクト 50 抵抗体 51 貫通孔 52 閉塞面 60 エバポレータ 61 クーラ用配管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内の吹出口から所定の風量で空気を送
    風させるためのブロアユニットと、 このブロアユニットから送られる空気を加熱するヒ−タ
    コアを内蔵したヒータユニットと、 前記ブロアユニットと前記ヒータユニットとの間に設置
    され、エバポレータが装着可能で、このエバポレータに
    接続される冷媒用パイプが貫通する貫通孔が穿設されて
    いるダクトとを有し、 前記ダクト内に前記エバポレータを装着して空調装置に
    仕様変更可能な車両用暖房装置において、 前記ダクト内に、そのダクトの空気通路全体を覆い、か
    つ、前記ブロアユニットから送られてくる空気流に対し
    前記エバポレータと同等の空気抵抗を与える複数の孔
    が全体に渡って形成された抵抗体を設置したことを特徴
    とする車両用暖房装置。
JP3222313A 1991-08-07 1991-08-07 車両用暖房装置 Expired - Lifetime JP2782999B2 (ja)

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JPH0538928A JPH0538928A (ja) 1993-02-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3284058B2 (ja) * 1996-08-30 2002-05-20 株式会社ケーヒン 車両用暖房装置
JP2000103224A (ja) * 1998-09-28 2000-04-11 Zexel Corp 車両用空気調和装置のブロアユニット
JP5106326B2 (ja) * 2008-09-10 2012-12-26 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置

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JPH02112505A (ja) * 1988-10-20 1990-04-25 Toray Kensetsu Kk 斜面における人工芝張設方法

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