JP2781748B2 - 乗物の乗客を拘束する膨張可能な拘束具 - Google Patents

乗物の乗客を拘束する膨張可能な拘束具

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JP2781748B2
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗物搭乗者用の膨張可
能な拘束具、特に、折り畳んだ状態にあるとき、エアバ
ッグの容積を最小にし得る方法にて縫合された一又は複
数の織地材料パネルで形成したエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】典型的なエアバッグモジュールは、膨張
流体の体積を画成し得るように縫合した織地材料で出来
た一又は複数のパネルから形成されたエアバッグを備え
ている。エアバッグの縫合工程中、縫目線を使用して継
目にて材料層を接続する。エアバッグを縫合した後、該
エアバッグは、インフレータと共にハウジング内に取り
付けて、モジュールを形成する。該モジュールは、乗物
内に取り付ける。乗物が衝突したとき、該インルータ
は、作動させて膨張流体をエアバッグ内に導入する。該
エアバッグは、折り畳み且つ格納状態から展開且つ膨張
状態まで膨張し、乗物の搭乗者を拘束する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乗物の前部シート乗客
を拘束するのに使用されるエアバッグモジュールは、乗
物の計器盤内に取り付けられる。この位置にて、エアバ
ッグに利用可能なスペースは限られている。このため、
エアバッグモジュールの一部として折り畳んだエアバッ
グが占めるスペースを最小にすることが望まれる。
【0004】エアバッグの縫目線は、折り畳んだときな
にエアバッグの厚さを増す。このため、エアバッグは、
一般に、縫目線が存在しない箇所よりも縫目線が存在す
る箇所の方が厚さが厚くなる。折り畳んだエアバッグの
厚さは、一連の縫目線が互いに重なり合う関係で配置さ
れている箇所にて望ましくない程に厚くなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、膨張流体源と
共に使用され、膨張したときに、乗物の乗客を拘束する
膨張可能な拘束具に関する。該拘束具は、第一及び第二
の対向端部分と、第一及び第二の対向端部分とを有する
織地材料のパネルを備えている。該パネルは、離間した
第一の折畳み線に沿って折り畳まれ、パネルの第一の端
部分は、第二の端部分に重なり合う。第一の縫目線がパ
ネルの第一及び第二のパネル部分を接続する。第一の縫
目線を有するパネルは、第一の縫目線に対して鋭角度で
伸長する離間した第二の折畳み線に沿って折り畳まれ
る。該第二の折畳み線は、互いに重なり合い且つ互いに
当接係合するパネルの複数の折畳み部分を画成する。ま
た、第二の折畳み線は、互いに離間され且つ互いに重な
り合う関係にはない第一の縫目線の複数の折畳み部分を
画成する。
【0006】
【実施例】本発明の上記以外の特徴は、本発明の当業者
が添付図面に関する以下の詳細な説明を読むことによっ
て理解されよう。
【0007】本発明は、乗物搭乗者用の膨張可能な拘束
具、特に、乗物の衝突時に生ずるような乗物の急激な減
速時に乗物搭乗者を拘束するエアバッグに関するもので
ある。本発明は、各種の膨張可能な拘束具の構造に適用
可能である。本発明の一例として、図1にエアバッグ1
0が示してある。
【0008】エアバッグ10は、インフレータ14と共
に折り畳まれて、ハウジング12内に格納されている。
断面図で概略図的にのみ示したインフレータ14は、細
長の円筒状の形状をしている。インフレータ14の両端
は、ハウジング12の対向側壁(図示せず)に固着され
ている。エアバッグ10、ハウジング12、インフレー
タ14は、共に、乗物の安全装置、即ち、エアバッグモ
ジュール16を形成する。
【0009】ハウジング12は、薄板金属で出来てお
り、また、該ハウジング12は、平行で略平面状の上方
壁20及び下方壁22を備えている。該ハウジング12
は、上方壁20と下方壁22との間を伸長し且つこれら
の壁を相互に接続して、図1に示したC字形の断面形状
を形成する湾曲中央壁24を更に備えている。ハウジン
グの上方壁20及び下方壁22並びに側壁(図示せず)
の縁部分は、中央壁24に対向開口部26をハウジング
12に形成する。また、ハウジングの壁は、ハウジング
12にチャンバ28を画成する。エアバッグモジュール
16の軸線30は、ハウジング12の側壁の間を伸長す
る。
【0010】エアバッグモジュール16は、ハウジング
12を乗物の計器盤のような乗物の一部に固着する手段
(図示せず)を備えている。また、該乗物の安全装置1
6は、ハウジング12内への開口部26を閉鎖するカバ
ー(図示せず)を備えている。該カバーは、適当なプラ
スチックで出来て、また、乗物の計器盤の一部を形成す
ることが望ましい。
【0011】好適な実施例において、エアバッグ10
は、織地材料、望ましくは、織りナイロンの一枚のパネ
ル40(図2)で形成され、該ナイロンは、折り畳み且
つ縫合されて、エアバッグを形成する。パネル40(図
2)は略矩形の形状をしている。パネル40の2つの側
縁部50、52は、パネルの長手方向軸線54に対して
平行に伸長している。パネル40の交軸線56は、長手
方向軸線54に対して垂直に伸長する。パネル40は、
交軸線56の両側部に配置された第一の端部分42及び
第二の端部分44を備えている。交軸線56は、端部分
40、42の間に配置されたパネル40の中間部分10
2を貫通して伸長している。また、該パネル40は、長
手方向軸線54の両側部に配置され且つ第一及び第二の
端部分42、44及び中間部分102のそれぞれ左側部
分及び右側部分を有する左側部分及び右側部分(図2に
図示)を備えている。
【0012】パネル40の第一の端縁部60は、側縁部
50、52の間を伸長し且つこれらの側縁部を互いに接
続する。第一の端縁部60は、側縁部50、52よりも
著しく短い。第一の端縁部60の第一の部分62は、パ
ネル40の第一の頂点66と側縁部50のコーナ部分6
4との間を直線状に伸長する。第一の端縁部60の第二
の部分68は、第一の頂点66と側縁部52の一端にお
けるコーナ部分70との間を伸長する。端縁部分62、
68の各々は、交軸線56に対して鋭角な角度、望まし
くは約10°で伸長している。これらの縁部分62、6
8は、コーナ部分64、70にて交軸線56に最も近
く、また、第一の頂点66にて交軸線から最も離れてい
る。第一の端部分60に隣接した位置にて、パネル40
の第一の端部分42には、細長の膨張流体開口部72が
形成されている。
【0013】パネル40の第二の端部分44は、交軸線
56を中心として第一の端部分42の鏡像である。第二
の端部分44は、側縁部50、52の間を伸長し且つこ
れらの側縁部を互いに接続するパネル40の第二の端縁
部78と境を接している。該第二の端縁部78は、第一
の端縁部60と長さが等しく、また、側縁部50、52
よりは著しく短い。第二の端縁部78は、第二の頂点8
4と側縁部50の一端におけるコーナ部分82との間を
直線状に伸長する第一の部分80を備えている。第二の
端縁部78の第二の部分86は、第二の頂点84と側縁
部52の一端におけるコーナ部88との間を直線状に伸
長する。これらの縁部分80、86の各々は、交軸線5
6に対して鋭角な角度、望ましくは約10°で伸長して
いる。第二の端縁部78に隣接する位置にて、第二の端
縁部分44には、細長の膨張流体開口部90が形成され
ている。これらの膨張流体開口部72、90は、パネル
40の上方頂点66及び下方頂点84を貫通して伸長す
る長手方向軸線54の上に横方向中心がある。
【0014】図3及び図4には、エアバッグ10を形成
するパネル40を折り畳む工程中の第一の段階後のパネ
ル40の状態が示してある、この第一の折畳み段階中、
パネル40は交軸線56に対して平行に伸長する折畳み
線100(図2、図4)に沿って折り畳まれる。該折畳
み線100は、パネル40の第二の端部分44とパネル
の中間部分102との間に配置されている。該端部分4
4は、折畳み線100を中心として中間部分102に関
して枢動し、中間部分の上方の位置に達する。また、該
パネル40は、パネルの第一の端部分42とパネルの中
間部分102との間で折畳み線100に対して平行に伸
長する折畳み線104に沿って折り畳まれる。パネル4
0の第一の端部分42は、折畳み線104を中心として
中間部分102に関して枢動し、中間部分102の上方
となり且つ第二の端部分44の上方となる位置に達す
る。パネル40の第一の端部分42の膨張流体開口部7
2は、パネルの第二の端部分44に形成された膨張流体
開口部90と整合し且つ該開口部90の上方になる。
【0015】次に、パネル40の第一の端部分42は、
二重針縫目線110、120により第二の端部分44に
縫合する。これらの縫目線110、120は、側縁部5
0、52の間でパネル40の幅を横断して伸長する。縫
目線110は、第一の端縁部60に隣接する位置にてパ
ネル40の第一の端部分42をパネルの第二の端部分4
4に接続する。縫目線110は、パネルの縁部分62に
沿ってコーナ部64から頂点66まで伸長する直線状に
配置された一連の縫目を有する第一の部分112を備え
ている。また、これらの縫目線110は、縁部分68に
沿って頂点66からコーナ部70まで伸長する、直線状
に配置された一連の縫目を有する第二の部分114を備
えている。
【0016】同様の方法にて、二重針縫目線120は、
パネルの第二の端縁部78に隣接する位置にてパネル4
0の端部分42、44に接続する。該縫目線120は、
縁部分80に沿ってコーナ部82から頂点84まで伸長
する直線状に配置された一連の縫目を有する第一の部分
122を備えている。縫目線120の第二の部分124
は、縁部分86に沿って頂点84からコーナ部88まで
伸長する直線状に配置された一連の縫目を有する。
【0017】縫目線110、120は、パネル40の端
縁部60、78に極く近接し且つ該端縁部60、78に
沿って伸長する。このように、縫目線110、120
は、パネル40の長手方向軸線56に対して平行に又は
パネルの長手方向軸線54に対して垂直に伸長しない。
縫目線110の第一の部分112は、長手方向軸線56
に対し約10°の角度で伸長する。縫目線110の第二
の部分114は、第一の部分112に対し約20°の角
度、従って、交軸線56に対し約10°の角度で伸長す
る。縫目線120は、縫目線110の鏡像として形成さ
れる。このように、縫目線120の第一の部分122
は、交軸線56に対し、約10°の角度で伸長する。縫
目線120の第二の部分124は、縫目線部分122に
対し、約20°の角度、従って、交軸線56に対し約1
0°の角度で伸長する。
【0018】パネル40の上端及び下端(図3に示すよ
うに)は、次に、図5及び図6に示すような方法にて膨
張流体開口部72、90に向けて内方に曲がっている。
折畳み線104におけるパネル40の材料は、折り畳ん
だパネル40の内側のスペースまで動かす。この結果、
2つの更なる折重ね線、又はタック縫い線144、14
6(図6)が形成される。同様の方法にて、折畳み線1
00におけるパネル40の材料は、折り畳んだパネルの
内側のスペース内に動かされる。その結果、2つの更な
る折畳み線又はタック縫い線140、142が形成され
る。
【0019】次に、折り畳んだパネル40の側部を共に
縫い合わせる。パネル40の左側部分46(図5)は、
パネル40の一端におけるタック縫い線140、142
とパネル40の他端におけるタック縫い線144、14
6との間を伸長する、直線状に配置された一連の縫目を
含む二重針縫目線150と縫合わせる。同一の方法に
て、パネル40の右側部分48は、パネル40の一端に
おけるタック縫い線140、142とパネル40の他端
におけるタック縫い線144、146との間を伸長す
る、直線状に配置された一連の縫い目を含む二重針縫目
線152で縫い合わせる。所望であれば、追加の材料
層、即ち、パネル40のタック部分にて追加の縫い付け
を行うことが出来る。
【0020】次に、管状の取り付けパネル160(図
6)及び保持リング162をパネル40に接続する。取
り付けパネル160は、略図的に符号164で示したよ
うにパネルの端部分42、44に縫合される。取り付け
パネル160は、保持リング162を取り囲み且つ該保
持リングをパネル40に固着する。モジュール16内で
パネル40を固着するその他の任意の適当な手段を使用
することが出来る。
【0021】次に、図7乃至図18に順次、示すよう
に、エアバッグ10を側部方向に折り畳む。図7乃至図
18において、織地層の断面線、パネル40の端縁部6
0、78、側部縫目線150、152のような特定の要
素は、明確化のため、図示していない。また、図7乃至
図18に示したエアバッグ10は、図5及び図6に示し
たその位置と反対方向に向いた状態で示してあることを
理解すべきである。即ち、取り付けパネル160及び保
持リング162(図6及び図8)は、折り畳んだパネル
40の下側(図8に見て)に配置した状態で示してあ
る。
【0022】図7に示すように、長手方向軸線54の左
側である、エアバッグ10の左側部分46は、最初に、
図7乃至図14に順次、示すように、3つの段階から成
る折畳み方法にて側部方向に折り畳む。この方法の第一
の段階にて、パネル40は、保持リング162の左縁部
(図7及び図8に示すように)にて折畳み線170に沿
って矢印168(図8)で示した方向に折り畳む。折畳
み線170は、長手方向軸線54に対し平行に且つ交軸
線56に対して垂直に伸長している。この第一の折畳み
段階の結果、エアバッグ10は、図9及び図10に示し
た状態となる。パネル40の左側部分46及び左側縁部
50(図9)は、パネルの右側部分48の上に配置され
る。
【0023】次に、エアバッグ10の左側部分46は、
長手方向軸線54に一致する折畳み線172に沿って矢
印171(図10)で示した方向に折り畳む。折畳み線
172は、交軸線56に対し垂直に伸長している。次
に、エアバッグ10は、図11及び図12に示した状態
となる。エアバッグ10の左側部分は、保持リング16
2の左縁部(図11及び図13に示すように)にて折畳
み線174に沿って矢印173(図12)で示した方向
に更に折り畳む。折畳み線174は、交軸線56に対し
垂直に伸長する。次に、エアバッグ10の部分は、図1
3及び図14に示した状態となる。パネル40の左側縁
部50は、長手方向軸線54に略一致する位置に配置さ
れる。
【0024】エアバッグ10の左側部分46を側部方向
に折り畳むことにより、長手方向軸線54の一側部(図
18に見て左方向)に配置されたパネル40の一群の折
畳み部分180、182、184、186(図18)が
形成される。これらの折畳み部分180乃至186は、
明確化のため、離間した状態で示してあり、また、図1
8に拡大縮尺で示してある。実際には、折畳み部分18
0乃至186は、互いに重なり合い且つ互いに当接係合
状態に配置される。
【0025】折畳み線170、172、174は、第一
の縫目線110と90°以外の角度で交差する。このた
め、エアバッグ10の左側部分46を側部方向に折り畳
むことにより、第一の縫目線110の一群の折畳み部分
が形成される。第一の縫目線110のこれらの折畳み部
分は、長手方向軸線54の一側部(図17にて見て左方
向)に配置される。第一の縫目線110の折畳み部分
は、互いに重なり合う関係にはならず、互いに離間され
ている。縫目線110が交軸線56に対して鋭角な角度
で伸長し、従って、Z字形又はジグザグ状の形態に折り
畳まれるため、この離間した関係が生じる。
【0026】具体的には、折畳み線170、172、1
74は、図7乃至図18に示したように、長手方向軸線
54の左側に配置された第一の縫目線110の部分を分
割して複数の連続的部分にする。第一の縫目線110の
第一の部分190(図17)は、長手方向軸線54と折
畳み線170との間を伸長する。第一の部分190に連
続した第二の部分192は、折畳み線170及び折畳み
線172の間を伸長し、図17に示すように、第一の部
分190に対して20°の角度を形成する。第二の部分
192に連続する第三の部分194は、折畳み線172
と折畳み線174との間を伸長し、図17に示すよう
に、第二の部分192に対し20°の角度を形成する。
第三の部分194と連続する第四の部分196は、パネ
ル40の折畳み線174と左側縁部50との間を伸長
し、図17に示すように、第三の部分194に対し20
°の角度を形成する。縫目線110の部分190乃至1
96は、互いにある角度で伸長しているため、これらの
部分は、互いに重なり合う関係にはなく、互いに離間さ
れている。
【0027】同様に、エアバッグ10の左側部分を側部
方向に折り畳むことにより、第二の縫目線120(図1
7)を分割して、互いに重なり合う関係にはなく、互い
に離間された、一連の相互に接続した折畳み部分とす
る。具体的には、縫目線120の第一の部分230は、
長手方向軸線54と第一の折畳み線170との間を伸長
する。第一の部分230と連続する第二の部分232
は、折畳み線170と折畳み線172との間を伸長し、
図17に示すように、第一の部分230に対し20°の
角度を形成する。第二の部分232と連続する第三の部
分234は、折畳み線172、174の間を伸長し、図
17に示すように、第二の部分232に対して20°の
角度を形成する。第三の部分234と連続する第四の部
分236は、折畳み線174と側縁部50との間を伸長
し、図17に示すように、第三の部分234に対して2
0°の角度を形成する。これらの部分230乃至236
の各々は、その隣接する部分に対してある角度で伸長す
る。このように、縫目線120の折畳み部分230乃至
236は、重なり合う関係にはなく、互いに離間されて
いる。
【0028】図7に示すように、長手方向軸線線54の
右側に配置されたエアバッグ10の部分48は、図14
乃至図18に順次、示すように、2つの段階から成る折
畳み工程により側部方向に折り畳まれる。この工程の第
一の段階にて、エアバッグ10の右側部分48は、保持
リング162の右縁部(図14及び図15に示すよう
に)の折畳み線200に沿って矢印198(図14)で
示した方向に折り畳まれる。折畳み線200は、長手方
向軸線54に対して平行に且つ交軸線56に対して垂直
に伸長している。次に、エアバッグ10は、右側部分4
8が折り畳んだ左側部分46に重なり合う状態となる図
15及び図16に示した状態に達する。パネル40の右
側縁部52は、エアバッグ10の折り畳んだ左側部分4
6の僅かに左側に配置される。
【0029】次に、エアバッグ10は、長手方向軸線5
4に一致する折畳み線202に沿って矢印201(図1
6)で示した方向に折り畳む。この折畳み線202は、
交軸線56に対して垂直に伸長している。次に、エアバ
ッグ10は、図17及び図18に示した状態となる。パ
ネル40の右側縁部52は、保持リング162の右縁部
(図17に示すように)に配置される。
【0030】エアバッグ10の右側部分48を側部方向
に折り畳むことにより、長手方向軸線54の一側部(図
17及び図18に示した右側)に配置されたパネル40
の一群の折畳み部分210、212、214が形成され
る。これらの折畳み部分210乃至214は、明確化の
ため、図18には互いに離間した状態で拡大縮尺で示し
てある。これらの折畳み部分210乃至214は、実際
には、互いに重なり合い且つ互いに当接係合状態に配置
される。
【0031】これらの折畳み線200、202は、第一
の縫目線110に交差する。このように、エアバッグ1
0の右側部分48を側部方向に折り畳むことにより、長
手方向軸線54の一側部(図17及び図18に示すよう
に右側)に配置された第一の縫目線110の一群の折畳
み部分が形成される。第一の縫目線110の折畳み部分
は、互いに重なり合う関係にはなく、互いに離間されて
いる。この離間した関係は、折畳み線200、202が
90°以外の角度で伸長して縫目線110に交差するた
めに生じ、折り畳んだときに、縫目線110の右側部分
をZ字形又はジグザク状の形状にする。
【0032】具体的には、折畳み線200、202は、
長手方向軸線54の右側の縫目線110の部分114
(図17)を分割して複数の連続部分にする。第一の部
分220は、長手方向軸線54と折畳み線200との間
を伸長する。第一の部分220に連続する第二の部分2
22は、折畳み線200と折畳み線202との間を伸長
し、図17に示すように、第一の部分220に対して2
0°の角度を形成する。第二の部分222と連続する第
三の部分224は、折畳み線202とパネル40の右側
縁部52との間を伸長し、また、図17に示すように、
第二の部分222に対して20°の角度を形成する。こ
れらの部分220乃至224は、互いにある角度を成し
て伸長するため、該部分は、互いに重なり合う関係には
なく、互いに離間されている。
【0033】同様に、エアバッグ10の右側部分を側部
方向に折り畳むことにより、第二の縫目線120の第二
の部分124(図17)は、分割されて、互いに重なり
合う関係になく、互いに離間された一連の相互に接続し
た折畳み部分となる。第一の部分240は、長手方向軸
線54と第一の折畳み線200との間を伸長する。第一
の部分240と連続する第二の部分242は、折畳み線
200、202の間を伸長し、図17に示すように、第
一の部分240に対し20°の角度を形成する。第二の
部分242と連続した第三の部分244は、折畳み線2
02とパネル40の右側縁部52との間を伸長し、図1
7に示すように、第二の部分242に対して20°の角
度を形成する。第二の縫目線120の部分240乃至2
44の各々は、その隣接する部分に対しある角度を成し
て伸長する。その結果、縫目線120の折畳み部分24
0乃至244は、互いに重なり合う関係にはなく、互い
に離間されている。
【0034】最後に、エアバッグ10は、図1及び図1
9に概略図で示すように、ハウジング12内に収容し得
るように頂部から底部に折り畳まれる。図1は、エアバ
ッグ10の折り畳んだ状態を概略図的に示すものである
ことを理解すべきである。エアバッグ10は、実際に
は、きつく折り畳まれて、ハウジング12内の利用可能
なスペースを充填し得るように収容される。頂部から底
部に折畳むことは、本発明の一部を形成するものではな
く、従って、本明細書で詳細には説明しない。
【0035】上述のように、縫目線110、120は、
折り畳まれて、互いに重なり合う関係にはなく、互いに
離間された部分となる。このため、折り畳んだエアバッ
グ10の厚さは、縫目線110、120の各種の折畳み
部分が互いに重なり合う関係にあり、互いに離間してい
ない場合よりも薄くなる。その結果、ハウジング12内
に折り畳まれたエアバッグ10の厚さは最小となる。
【0036】本発明により構成したその他のエアバッグ
において、エアバッグを形成するパネルの端縁部は、エ
アバッグの軸線に対して異なる角度で伸長することにな
る。かかるエアバッグの端部分を接続する縫目線は、そ
の場合、そのパネルの端縁部に沿って伸長し、従って、
同様の角度で伸長するようにすることが望ましい。これ
とは別に、本発明に従って形成されたエアバッグのパネ
ルの上方及び下方端縁部は、エアバッグの交軸線に対し
平行に伸長するようにしてもよい。その場合、縫目線
は、端縁部に対してある角度を成して伸長する。
【0037】本発明の上記の説明から、当業者は、本発
明の改良点、変更及び応用例が認識されよう。例えば、
複数の織地材料片を縫い合わせて本発明によるパネル4
0又はエアバッグを形成することが出来る。当業者の範
囲に属する、かる変更及び応用例は、特許請求の範囲に
含めることを意図するものである。
【0038】
【発明の効果】縫目線110、120は、互いに重なり
合う関係にはなく、互いに離間された部分となるように
折り畳まれる。このため、折り畳んだエアバッグ10の
厚さは、縫目線110、120の各種の折畳み部分が互
いに重なり合う関係にあり、互いに離間していない場合
よりも薄くなる。そのため、ハウジング12内に折り畳
まれたエアバッグ10の厚さを最小にすることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により構成されるエアバッグを備えるエ
アバッグモジュールの概略図的な横断面図である。
【図2】図1のエアバッグを形成するために折り畳まれ
且つ縫合する前の状態にある織地材料パネルの平面図で
ある。
【図3】パネルの端部分が互いに折り畳まれ且つ縫合さ
れる最初の折畳み段階後の図2のパネルの平面図であ
る。
【図4】図3の線4−4に沿った断面図である。
【図5】パネルの端部分をタック縫いし且つパネルの側
部分を縫合する後続の段階後のパネルを示す、図3と同
様の図である。
【図6】図5のパネルに接続された取り付けパネル及び
保持リングを示す、図5の線6−6に沿った断面図であ
る。
【図7】側部方向に折り畳む工程の開始段階における図
5に示したエアバッグの簡略図である。
【図8】明確化のため、断面線を省略した、図7の線8
−8に沿った断面図である。
【図9】側部方向に折り畳む工程の第一の段階を示す、
図7と同様の図である。
【図10】明確化のため、断面線を省略した図9の線1
0−10に沿った断面図である。
【図11】側部方向に折り畳む工程の別の段階を示す、
図9と同様の図である。
【図12】明確化のため、断面線を省略した図11の線
12−12に沿った断面図である。
【図13】側部方向に折り畳む工程の更に別の段階を示
す、図11と同様の図である。
【図14】明確化のため、断面線を省略した図13の線
14−14に沿った断面図である。
【図15】側部方向に折り畳む工程の更に別の段階を示
す、図13と同様の図である。
【図16】明確化のため、断面線を省略した図15の線
16−16に沿った断面図である。
【図17】側部方向に折り畳む工程の完了時におけるエ
アバッグを示す、図15と同様の図である。
【図18】明確化のため、断面線を省略した図17の線
18−18に沿った概略図的な断面図である。
【図19】図18の折畳んだエアバッグの概略図的な側
面図である。
【符号の説明】
10 エアバッグ 12 ハウジング 14 インフレータ 16 エアバッグモ
ジュール 20 ハウジングの上方壁 22 ハウジングの
下方壁 24 ハウジングの中央壁 26 開口部 28 チャンバ 40 パネル 42 パネルの第一の端部分 44 パネルの第二
の端部分 46 エアバッグの左側部分 48 エアバッグの
右側部分 50、52 パネルの側縁部 60 パネルの第一
の縁部 62 第一の縁部の第一の部分 64 第一の部分の
コーナ部分 66 パネルの第一の頂点 68 第一の縁部の
第二の部分 70 第二の部分のコーナ部分 72 開口部 78 パネルの第二の端縁部 80 第二の端縁部
の第一の部分 82 第一の部分のコーナ部 84 パネルの第二
の頂点 86 第二の端縁部の第二の部分 88 第二の部分の
コーナ部 90 開口部 100、104 折
畳み線 102 パネルの中間部分 110、120 縫
目線 140、142、144 タック縫い線 160 管状取り付けパネル 162 保持リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲイリー・アール・ラロンデ アメリカ合衆国ミシガン州48038,クリ ントン,リーラナウ 20565 (72)発明者 ケヴィン・ジェイ・ボクシー アメリカ合衆国ミシガン州48219,デト ロイト,ウィンストン 17354 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 21/16

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張流体源(14)と共に使用され、膨
    張したとき、乗物の乗客を拘束する膨張可能な拘束具
    (10)にして、 第一及び第二の対向端部分(42、44)、第一及び第
    二の対向側部分(46、48)を有する織地材料パネル
    (40)を備え、 該パネル(40)が、離間した第一の折畳み線(10
    0、104)に沿って折り畳まれ、該パネル(40)の
    第一の端部分(42)が前記第二の端部分(44)に重
    なり合い、第一の縫目線(110)が前記パネル(4
    0)の前記第一及び第二の端部分(42、44)を接続
    し、 前記パネル(40)が、前記第一の縫目線(110)に
    対して90°以外の角度で伸長する、離間した第二の折
    畳み線(170−174、200、202)に沿って折
    り畳まれ、前記第二の折畳み線が、互いに重なり合い且
    つ互いに当接係合する前記パネル(40)の複数の折畳
    み部分(180−186、210−214)を形成し、
    前記第二の折畳み線(170−174、200、20
    2)が、離間され且つ互いに重なり合うように係合しな
    い前記第一の縫目線(110)の複数の折畳み部分(1
    90−196、220−224)を形成することを特徴
    とする膨張可能な拘束具(10)。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の膨張可能な拘束具(1
    0)にして、前記第一の縫目線(110)が第一の部分
    (112)と、該第一の部分に対して角度を成して伸長
    する第二の部分(114)とを備え、前記第一の縫目線
    (110)の前記第一及び第二の部分(112、11
    4)が、前記第二の折畳み線(170−174、20
    0、202)に対して90°以外の角度で伸長すること
    を特徴とする膨張可能な拘束具(10)。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の膨張可能な拘束具(1
    0)にして、前記第一の縫目線(110)から離間した
    位置にて、前記パネル(40)の前記第一及び第二の端
    部分(42、44)を接続する第二の縫目線(120)
    を更に備え、前記第二の縫目線(120)が前記第二の
    折畳み線(170−174、200、202)に対して
    90°以外の角度で伸長することを特徴とする膨張可能
    な拘束具(10)。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の膨張可能な拘束具(1
    0)にして、前記パネル(40)が、前記第一の端部分
    (42)の少なくとも一部を形成する第一の端縁部(6
    0)と、前記第二の端部分(44)の少なくとも一部を
    形成する第二の端縁部(78)と、前記第一及び第二の
    端縁部(60、78)の間を伸長し且つ該第一及び第二
    の端縁部(60、78)を相互に接続する、対向側縁部
    (50、52)とを含む複数の外周縁部を備え、前記第
    一の縫目線(110)が前記第一の端縁部(60)に隣
    接する位置に配置され、前記第二の縫目線(120)が
    前記第二の端縁部(78)に隣接する位置に配置される
    ことを特徴とする膨張可能な拘束具(10)。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の膨張可能な拘束具(1
    0)にして、前記第一の端部分(42)に形成された第
    一の膨張流体開口部(72)と、前記パネル(40)の
    前記第一の端部分(42)が前記第二の端部分(44)
    に重なり合うとき、前記第一の膨張流体開口部(72)
    と重なり合う整合状態となる、前記第二の端部分(4
    4)に形成された第二の膨張流体開口部(90)とを更
    に備え、前記パネル(40)が、前記整合した開口部
    (72、90)を貫通して伸長する長手方向軸線(5
    4)を有し、 前記第二の折畳み線(170−174、200、20
    2)が、前記長手方向軸線(54)の一側部に配置され
    た前記複数の第一の縫目線(110)の折畳み部分から
    成る第一の群(190−196)と、前記長手方向軸線
    (54)の別の側部に配置された前記第一の縫目線(1
    10)の複数の折畳み部分から成る第二の群(220−
    224)とを備えることを特徴とする膨張可能な拘束具
    (10)。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の膨張可能な拘束具(1
    0)にして、前記第一の縫目線(110)の前記複数の
    折畳み部分(190−196、220−224)が、相
    互に接続した複数の部分を有するZ字形の形態を形成
    し、該複数の部分が第一の部分(190、220)と該
    第一の部分に連続し且つ該第一の部分に対して鋭角度を
    形成する第二の部分(192、222)とを備えること
    を特徴とする膨張可能な拘束具(10)。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の膨張可能な拘束具(1
    0)にして、前記パネル(40)が、前記第一の折畳み
    線(100、104)に対して略平行に伸長する交軸線
    (56)と、該交軸線(56)に対して略垂直に伸長す
    る長手方向軸線(54)とを備え、該長手方向軸線(5
    4)が、前記第一の縫目線(110)に交差し且つ前記
    第一の縫目線(110)を第一及び第二の部分(190
    −196、220−224)に分割し、 前記第二の折畳み線(170−174、200、20
    2)の第一の群(170−174)が、前記第一の縫目
    線(110)の前記第一の部分(190−196)を分
    割して前記長手方向軸線(54)の第一の側部に配置さ
    れた第一の系統の連続部分にし、前記第二の折畳み線の
    第二の群(200、202)が前記第一の縫目線(11
    0)の前記第二の部分(220−224)を前記長手方
    向軸線(54)の第二の側部に配置された第二の系統の
    連続部分にすることを特徴とする膨張可能な拘束具(1
    0)。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の膨張可能な拘束具(1
    0)にして、前記パネル(40)が、第一及び第二の対
    向側縁部(50、52)と、該第一及び第二の側縁部
    (50、52)の間を伸長し且つ該第一及び第二の側縁
    部を相互に接続する第一及び第二の対向端縁部(60、
    78)とを有する略矩形の形状であり、前記パネル(4
    0)が、前記第一及び第二の側縁部(50、52)の中
    間に配置され且つ該第一及び第二の側縁部(50、5
    2)に対して略平行に伸長する長手方向軸線(54)を
    有し、前記第二の折畳み線(170−174、200、
    202)が、前記長手方向軸線(54)に対して略平行
    で且つ該第一及び第二の側縁部(50、52)に対して
    略平行に伸長することを特徴とする膨張可能な拘束具
    (10)。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の膨張可能な拘束具(1
    0)にして、前記第一の縫目線(110)の前記複数の
    折畳み部分(190−196、220−224)が、前
    記第一の側縁部(50)から前記長手方向軸線(54)
    まで第一のZ字形の形態で伸長すると共に、前記長手方
    向軸線(54)から前記第二の側縁部(52)まで第二
    のZ字形の形態で伸長することを特徴とする膨張可能な
    拘束具(10)。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の膨張可能な拘束具
    (10)にして、前記パネル(40)の前記折畳み部分
    (180−186、210−214)が、前記第一の側
    部分(46)を形成する前記パネル(40)の前記折畳
    み部分(180−186、210−214)の第一の群
    (180−186)と、前記第二の側部分(48)を形
    成し、前記パネル(40)の前記折畳み部分の前記第一
    の群(180−186)から離間された位置に配置され
    た前記パネル(40)の前記折畳み部分の第二の群(2
    10−214)とを備えることを特徴とする膨張可能な
    拘束具(10)。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の膨張可能な拘束具
    (10)にして、前記パネル(40)の前記折畳み部分
    (180−186、210−214)の前記第一の群
    (180−186)の各々が、前記第一の縫目線(11
    0)の前記複数の折畳み部分(190−196)のそれ
    ぞれ1つを有し、前記パネル(40)の前記折畳み部分
    の前記第二の群(210−214)の各々が、前記第一
    の縫目線(110)の前記複数の折畳み部分(220−
    224)のそれぞれ1つを有することを特徴とする膨張
    可能な拘束具(10)。
  12. 【請求項12】 膨張流体源(14)と共に使用され、
    膨張したとき、乗物の乗客を拘束する膨張可能な拘束具
    (10)にして、 互いに略平行に伸長する第一及び第二の対向側縁部(5
    0、52)と、該側縁部の間を伸長する第一及び第二の
    対向端縁部(60、78)とを有する、略矩形の織地材
    料パネル(40)であって、第一及び第二の対向側部分
    (46、48)と、第一及び第二の対向端部分(42、
    44)とを有する前記パネル(40)を備え、 前記パネル(40)が折り畳まれ、該パネルの前記第一
    の端部分(42)が前記第二の端部分(44)に重なり
    合い、 前記パネル(40)の前記重なり合う第一及び第二の端
    部分(42、44)を接続する第一の縫目線(110)
    であって、前記第一及び第二の端縁部(60、78)に
    対して略平行な方向に前記第一及び第二の側縁部(5
    0、52)の間を伸長する前記第一の縫目線(110)
    を備え、 前記第一の縫目線(110)を有する前記パネル(4
    0)が、離間した折畳み線(100、104)に沿って
    折り畳まれ、互いに重なり合い且つ互いに当接係合する
    前記パネル(40)の複数の折畳み部分(180−18
    6、210−214)を形成し、 前記折畳み線の各々が、90°以外の角度で伸長して、
    前記第一の縫目線(110)に交差し、互いに離間され
    且つ互いに重なり合うように係合しない前記第一の縫目
    線(110)の複数の折畳み部分(190−196、2
    20−224)を形成することを特徴とする膨張可能な
    拘束具(10)。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の膨張可能な拘束具
    (10)にして、前記パネル(40)が、前記側縁部
    (50、52)の間で且つ該側縁部に対して略垂直に伸
    長する交軸線(56)を有し、前記第一の端縁部(6
    0)の少なくとも一部が、前記パネル(40)の前記交
    軸線(56)に対して鋭角な角度で伸長することを特徴
    とする膨張可能な拘束具(10)。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の膨張可能な拘束具
    (10)にして、前記第一の縫目線(110)の前記折
    畳み部分(190−196、220−224)が互いに
    連続し、前記第一の縫目線(110)の前記折畳み部分
    の隣接する部分が互いに90°以外の角度で伸長し且つ
    Z字形の形態にて配置されることを特徴とする膨張可能
    な拘束具(10)。
  15. 【請求項15】 請求項12に記載の膨張可能な拘束具
    (10)にして、前記パネル(40)の前記側縁部(5
    0、52)が前記パネル(40)の前記端縁部(60、
    78)よりも著しく長いことを特徴とする膨張可能な拘
    束具(10)。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載の膨張可能な拘束具
    (10)にして、前記パネル(40)が、該パネルの前
    記端縁部(60、78)間を伸長する長手方向軸線(5
    4)を有し、前記パネル(40)の前記複数の折畳み部
    分(180−186、210−214)が、前記長手方
    向軸線(54)の一側部に配置されたエアバッグ(1
    0)の第一の群の折畳み部分(180−186)と、前
    記長手方向軸線(54)の別の側部に配置された前記エ
    アバッグ(10)の第二の群の折畳み線部分(210−
    214)とを備え、 前記第一及び第二の群(180−186、210−21
    4)の前記エアバッグ(10)の前記折畳み部分(18
    0−186、210−214)の各々が、前記第一の縫
    目線(110)の前記折畳み部分(190−196、2
    20−224)の少なくとも1つを有することを特徴と
    する膨張可能な拘束具(10)。
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