JP2781458B2 - 改良された子宮内装置 - Google Patents

改良された子宮内装置

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JP2781458B2 JP2500491A JP50049190A JP2781458B2 JP 2781458 B2 JP2781458 B2 JP 2781458B2 JP 2500491 A JP2500491 A JP 2500491A JP 50049190 A JP50049190 A JP 50049190A JP 2781458 B2 JP2781458 B2 JP 2781458B2
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    • A61F6/00Contraceptive devices; Pessaries; Applicators therefor
    • A61F6/06Contraceptive devices; Pessaries; Applicators therefor for use by females
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明の対象は、極めて効果的であると共に、子宮
内で著しい耐薬性がある改良された子宮内装置である。
子宮内装置、とくに子宮内避妊薬装置の分野では、活
性化物質の支持部材に起因する不快感、子宮への危害の
危険を軽減するための解決策が種々提案されている。EP
−A−O 100 924(バウア)に記載されている1解決策
が提案している子宮内装置では、子宮壁への係留部材が
捩子もしくはかぎの形状をなし、活性化物質を形成する
銅の小形鎖と一体になってている。この鎖は1本の房ま
たは閉じたループの形状に形成されている。本願と同一
出願人のBE−A−901 652が提案している他の解決策に
よる子宮内避妊薬装置では、子宮内で活性化する物質か
らなり、貫通し、かつ、端と端で縦に繋がれ針が通る長
手導管を形成して柔軟な結合をなす中空要素が設けら
れ、針による挿入に好適な、子宮組織への引っ掛け手段
をもつフィラメントを該結合体と一体に形成する。
堅い台と一体な従来の子宮内避妊装置と比べると、上
記の2公報に記載された装置は以下の利点を有する。第
1に、自由に変形できるので、苦痛さらには傷さえも引
き起こす制限を子宮に与えること無く子宮の動きに追従
である。第2に、子宮の動きが引き起こす装置の変形に
応じて該装置の活性化要素が変位可能であるので、活性
化物質を子宮体腔内に放出する領域を或る範囲に亘って
物理的に分布できる。
この発明の目的は、子宮の動きを利用することによっ
て、子宮体腔内で活性化物質が放出される領域をさらに
増大することができる子宮内装置を提供することにあ
る。
実際、上記の従来装置においては活性化物質が放出さ
れる範囲が制限される。1つには、房もしくは1個のル
ープであっても、変位を引き起こすために該房もしくは
ループの一部分に作用が加えられると、房もしくはルー
プの他の部分に反動が生じて、該他の部分の変位範囲を
制限する。第2に、順次配列されて房もしくはループ状
の鎖を形成する要素から活性化物質が放出されるので、
鎖の各環が隣接環に影響され各環の動作範囲が制限され
ることとなる。
この発明の対象である子宮内装置は、上記2公報に記
載のものと同様に、子宮体腔内で活性化する物質からな
り、子宮壁への保持部と一な変形可能要素を有してい
る。そして、BE−A−901 652に記載のものと同様に、
子宮壁への保持部であるフィラメントには針による挿入
に好敵な、子宮組織への引っ掛け手段が設けてある。こ
の発明の対象である上記のような子宮内装置は公知の子
宮内装置に比較して、装置が配置される体腔内での活性
化物質の放出領域を大巾に増大するという利点を有す。
この大巾増大は、子宮の動きの影響の下で装置の要素の
それぞれが勝手に変位することに起因している。
この発明の1特徴によると、上記目的を達成するため
に、子宮体腔内で活性化する物質からなる変形可能要素
として子宮体腔内で活性化する物質を放出するプラスチ
ック繊維体を使用し、この繊維体を並置の数本の房もし
くはループに形成し、房もしくはループの長さに比して
小寸法の繋ぎ合わせ領域において束ねて、子宮内で該房
もしくはループが上記繋ぎ合わせ領域以外では互いに独
立して自由に移動できるようにした。
この発明の実施に適した繊維体としては、例えば近年
開発されたポリマー繊維体があり、これはステロイドに
対して透過性がある。この繊維体は避妊、治療用に活性
化する物質を放出する。従来この繊維体は、避妊薬装置
の銅フィラメントと同様にTまたは7字状に巻回され子
宮内台として使用されていた。
この発明の他の特徴によると、子宮組織への引っ掛け
手段を担持するフィラメントは、繊維体の要素を繋ぎ合
わせる領域において該遠視体と一体に形成される。
この発明の他の特徴によると、繊維体が巻回されて少
なくとも1個のループと、このループと長さがほぼ等し
い2本の房とを形成し、子宮組織への引っ掛け手段を設
けたフィラメントに形成した結び目によってループと房
とを繋ぎ合わせ、上記結び目が繊維体の種々の要素を繋
ぎ合わせると同時に、子宮組織への引っ掛け装置を設け
たフィラメントへ該繊維体を固着する。
この発明の他の特徴によると、繊維体を数本の房もし
くはループに形成し、各房もしくはループが単一の同じ
繋ぎ合わせ要素と一体に形成される。子宮組織への引っ
掛け装置を担持するフィラメントを上記繋ぎ合わせ要素
と一体に形成される。
この発明のさらに他の特徴によると、繋ぎ合わせ要素
がリングの形状をなし、このリングの内部空間が針を通
すのに十分な大きさである。
以下の記載およびこれに添付されこの発明の種々の実
施例を例示する図面によってこの発明がよく理解されよ
う。
図1はこの発明の一実施例を示す側面図である。
図2はこの発明の他の実施例を示す斜視図である。
図3はこの発明のさらに他の実施例を示す側面図であ
る。
図4はさらに他の実施例を示す側面図で、子宮組織へ
の引っ掛け装置を担持するフィラメントが繊維体と一体
に形成されている位置が異なる点を除けば図3と同様な
図である。
この発明の極めて簡単な実施例においては、子宮内装
置は図1に示すようにループ2、2本の房3,3′の形状
に形成された繊維体1からなる。繊維体のこれらの要素
の周りにフィラメント5の結び目4を作ることによっ
て、該要素を繋ぎ合わせる。フィラメントの他端にも結
び目6を設ける。この結び目6は子宮組織への引っ掛け
装置を形成し、針による挿入に好適である。したがっ
て、結び目4は小寸法の繋ぎ合わせ領域を形成してい
る。
図2に示す繊維体21は房23または23′の形状を取り、
リング状の繋ぎ合わせ要素24と一体である。この繋ぎ合
わせ要素にはフィラメント25も固着されており、該フィ
ラメントの他端を参照番号26に示すような形状にして子
宮組織への引っ掛け装置を形成する。リング24内の空間
27は十分大きく、子宮組織内への引っ掛け装置26の挿入
を行うための針が通されるようになっている。繋ぎ合わ
せ要素24と一体な房は23に示すような単純な房または中
心23″で折り曲げ、繋ぎ合わせ要素24と一体にした房2
3′とすることができる。ここでもまた、繋ぎ合わせ要
素24は小寸法の繋ぎ合わせ領域を形成している。
図3に示す実施例においては、繊維体31はループ32,3
2′の形状に形成される。これらのループは、例えばに
わかスポットのような繋ぎ合わせ要素34によって束ねら
れ、この繋ぎ合わせ要素に保持されるフィラメント35の
他端に設けた結び目36が子宮組織への引っ掛け装置を形
成し、針による挿入に好適である。
図4に示す最終実施例は図3の実施例と殆ど同じであ
る。繊維体41は、繋ぎ合わせ要素44によって束ねられる
ループ42,42′の形状に形成される。図3の実施例と
は、子宮組織への引っ掛け装置を形成する結び目46に終
端するフィラメント45が、繋ぎ合わせ要素44ではなく繊
維体のループ42″に固着されている点で異なる。
終わりの2実施例においても、繋ぎ合わせ要素は小寸
法の繋ぎ合わせ領域を形成している。
上記した種々の実施例によると、繊維体の各種要素は
単一の小寸法領域において互いに繋ぎ合わせられている
ため、該領域以外では子宮の動きの影響を受けて子宮内
でそれぞれが自由に移動でき、繊維体が放出する活性物
質の子宮内分布を改善することができる。もちろん、異
なる活性物質を放出する異なる繊維体を1つの子宮用装
置において組み合わせて使用してもよい。
この発明の子宮内装置は、例えば子宮体腔全体のよう
に繊維体の寸法に対して比較的大きな領域をカバーする
ことができ、かつ、子宮頚のように限定された狭い空間
に簡単に配置することができる。一方、装置の保持部に
よって、所望の処置に最適な位置を任意に選択できる。
したがって、保持部を子宮底部の壁に配置すれば、繊維
体は子宮体腔内で機能し、子宮への入り口である頚状部
の端に配置すれば、繊維体は子宮頚管内で機能する。
エストラジオールや黄体ホルモンなどポリマー繊維体
が放出できる各種ホルモンによって、この発明の装置は
異なる用途に対してそれぞれ有効な器具となる。まず第
1に、黄体ホルモン剤を放出する繊維体を備えて避妊薬
用具として有効であり、放出された黄体ホルモン剤は子
宮体腔内あるいは子宮頚管内で完全に分布され、頚部粘
液を遊動精子に対して不透過性となるように変える。子
宮組織への引っ掛け装置の位置を選択することによって
種々の機能モードが得られる。またこの発明の装置は月
経過多、更年期障害を治療するための器具としても極め
て有効であり、エストロジェンを用いる全身的交換治療
が引き起こす子宮障害を黄体ホルモンの局所的放出によ
って補償することができる。後者の局部用途を適切に行
うには、子宮体腔に放出される黄体ホルモンをできるだ
けけ一様に分布することが重要である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】子宮体腔内で活性化する物質からなり房ま
    たはループ形状をなす変形可能要素と、この要素を子宮
    壁へ保持するために該要素に一体に形成されるフィラメ
    ント手段と、この手段に設けられ、針による挿入に好敵
    な子宮組織への引っ掛け手段とを備えた子宮内装置にお
    いて、変形可能要素が、子宮体腔内で活性化する物質を
    放出するプラスチックの繊維体(1;21;31;41)であり、
    この繊維体が、房またはループの長さに比して小寸法の
    1個の繋ぎ合わせ領域(4;24;34;44)において束ねられ
    た複数個の該房またはループ(2,3,3′;23,23′;32,3
    2′;42,42′,42″)からなることを特徴とする子宮内装
    置。
  2. 【請求項2】子宮組織への引っ掛け手段(6;26;36)を
    設けたフィラメント(5;25;35)が、繊維体(1;21;31)
    の繋ぎ合わせ領域(4;24;34)において該繊維体と一体
    化されていることを特徴とする請求項1の子宮内装置。
  3. 【請求項3】繊維体(1)が、巻回されて少なくとも1
    個のループ(2)と、このループと長さがほぼ等しい2
    本の房(3,3′)とを形成し、子宮組織への引っ掛け手
    段(6)を設けたフィラメント(5)に形成した結び目
    (6)によってループと房とを繋ぎ合わせ、上記結び目
    が繊維体の要素を繋ぎ合わせると同時に、子宮組織への
    引っ掛け手段を設けたフィラメントへ該繊維体を固着す
    る機能をなすことを特徴とする請求項1又は2の子宮内
    装置。
  4. 【請求項4】繋ぎ合わせ要素が、リング(24)の形状を
    なし、このリングの内部空間(27)が針を通すのに十分
    な大きさであることを特徴とする請求項1又は2の子宮
    内装置。
  5. 【請求項5】繋ぎ合わせ要素が、にわかのスポット(3
    4;44)であることを特徴とする請求項1の子宮内装置。
JP2500491A 1988-11-23 1989-11-22 改良された子宮内装置 Expired - Fee Related JP2781458B2 (ja)

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DK (1) DK174696B1 (ja)
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