JP2781447B2 - 無沈殿透析溶液 - Google Patents

無沈殿透析溶液

Info

Publication number
JP2781447B2
JP2781447B2 JP2136933A JP13693390A JP2781447B2 JP 2781447 B2 JP2781447 B2 JP 2781447B2 JP 2136933 A JP2136933 A JP 2136933A JP 13693390 A JP13693390 A JP 13693390A JP 2781447 B2 JP2781447 B2 JP 2781447B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bicarbonate
solution
sodium bicarbonate
chamber
concentrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2136933A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03103265A (ja
Inventor
ラインハルト ベルトルド
バルツ フォルカー
Original Assignee
フレゼニウス アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=6381493&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2781447(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by フレゼニウス アクチエンゲゼルシャフト filed Critical フレゼニウス アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JPH03103265A publication Critical patent/JPH03103265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2781447B2 publication Critical patent/JP2781447B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/14Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/14Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis
    • A61M1/28Peritoneal dialysis ; Other peritoneal treatment, e.g. oxygenation
    • A61M1/287Dialysates therefor

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 従来の技術および解決するための課題 本発明は血液を清浄にするための透析液製造用重炭酸
ナトリウム含有濃縮液に関する。代謝産物の除去のほか
に、血液透析、血液濾過、ヘモダイアフィルトレーショ
ン、CAVH、CAVHDおよび腹膜透析といった人工腎臓療法
の最も重要な仕事の一つは代謝性アシド−シスの矯正で
ある。この理由のため、これら手法に用いられる透析液
のすべてが緩衝剤を含んでいる。血液透析およびCAPDに
おいては、重炭酸ナトリウムの形の重炭酸塩が本来の緩
衝剤であった。しかしその後、他の緩衝剤、例えば乳酸
塩(通常はCAPDに利用される)あるいは酢酸塩(通常は
血液透析に使用される)がこれに代って利用された。
透析液の安定性を制御することができないという本来
の技術的問題に加えて、これら溶液に起こる炭酸カルシ
ウムの沈殿生成に帰せられる一つの特別な問題が緩衝剤
物質を変える理由となった。尿毒疾患者の治療において
は、2ミリモル/のオーダーのカルシウム濃度と42ミ
リモル/までの重炭酸塩濃度が利用され、あるいは必
要とされる。このようにして、これら溶液の利用または
添加の様式によってカルシウムと炭酸塩イオンの溶解度
積を越え、従って溶液から炭酸カルシウムの沈殿生成が
起こる。この問題は、無菌にするために約120℃でオー
トクレーブ処理する必要があるという理由から、CAPD溶
液中の炭酸カルシウムの沈殿生成によって一層悪化す
る。
血液透析およびそれに付随する手順において、数年間
にわたり重炭酸塩緩衝剤含有透析溶液が、一方において
は塩基性重炭酸塩濃縮物または他方においてカルシウム
イオン含有酸性電解質濃縮物を別個の容器に保持すると
いう方法で提供された[Feriani等、米国特許第4,630,7
27号明細書(1986年12月23日)参照、その開示を参考の
ためここに取り入れている]。これらの容器を透析機械
につなぎ、使用のすぐ直前にこれら二つの濃縮物を水と
混合して実際に使用する透析液をつくる。溶液の調製に
これらの注意を払ったとしても、尚透析機械に炭酸カル
シウムの沈殿生成が起こり、これは明らかに透析手順に
おける妨害となりうる。
長期的にみて複雑化を避けるため、透析機械の幾つか
のチューブラインを、炭酸カルシウム除去のため、酢酸
および同様な希酸といった酸類で定期的に洗い出す。
この分野では、血液浄化のための重炭酸塩含有透析液
の製造に関する多数の特許明細書が認識されている。二
つの濃縮液のpH値を、導入された幾つかの解離性塩、例
えば塩化カルシウム、重炭酸ナトリウム、あるいは炭酸
ナトリウムのpHにより調節する酸濃縮液および塩基性重
炭酸塩溶液の利用が幾つかの刊行物に開示されている。
このようにして、酸性度のレベルを上げるため、即ち、
塩基性濃縮液との混合後に生理学的pH値7.3が得られる
ように測定されたpH値を低下させるため、酸濃縮液へ更
に酸を供縮することができる。
重炭酸塩含有透析液、濃縮物、および透析液をそれ自
身の製造に対する配置がドイツ特許第3146425号、欧州
特許第022922号および欧州特許第086553号明細書ならび
に最後の参考文献に引用された特許明細書に開示されて
いる。カルシウム含有濃縮物の混合後の炭酸カルシウム
沈殿生成を減少させる、あるいは除去するために、重炭
酸塩含有濃縮物のpH補正を示唆していないことがこれら
特許明細書の幾つかに共通する点である。このことは、
酸を添加すると重炭酸塩/二酸化炭素平衡が二酸化炭素
の方向へ移動する(二酸化炭素ガスが放出することを意
味する)ことが知られているので説明がつく。このこと
は容器に対して特別な安全対策を必要とするが、それは
そのようにしないと二酸化炭素が洩れ出し、従って再び
pH値を上昇させる、即ちpHを塩基性領域中に押しやるか
らである。
このように、化学的な理由のため、既に酸性のカルシ
ウムイオン含有溶液を、重炭酸塩濃縮物と混合したとき
望む透析液組成を得るために更に酸で酸性にするのであ
る。
血液透析の場合と同様に、FerianiおよびLaGreceの示
唆に従い、緩衝剤として余り生理学的でない乳酸塩に代
って重炭酸塩の再導入は、米国特許第4,630,727号明細
書記載のように、2室容器でカルシウム含有電解質溶液
から分離される。これら著者による他の論文はInt,Art
Organs(1985)57〜58頁に、またMonograph Peritoneal
Dialysis Proceeding of the Second International C
ourse(1986)143〜148頁に見出される。両方の濃縮液
を二つの相互に連結できるチャンバーに保持するという
これら刊行物に記載の配置によると、何ら問題を起こさ
ずにオートクレーブ処理を実施できる。しかし、混合後
あるいは腹腔内での処理中の炭酸カルシムウ沈殿生成を
避けることはできない。混合後比較的短時間で(最高2
時間)炭酸カルシウムが沈殿するので、これは腹膜透析
において実行可能な問題ではないからである。
炭酸カルシウムの沈殿生成を避けるために、これら著
者等は希薄な重炭酸ナトリウム水溶液、即ち最終溶液で
重炭酸塩含量30ミリモル/未満、そしてカルシウム濃
度1.5モル/を使用した。この方法が沈殿生成の危険
と関係しないという事実は別として、これらの重炭酸塩
濃度は患者のアシド−シスを十分に矯正するには不十分
である。従って、患者の重炭酸塩血漿濃度は22mm/よ
り上に上昇せず、通常はこの濃度より下に留まるが、一
方正常な重炭酸塩血漿濃度は25ミリモル/のオーダー
になければならない。よれ故に本発明の仕事は、混合段
階の間に、あるいは透析処置の時間中に炭酸カルシウム
の沈殿生成が起こる危険を避ける重炭酸塩濃縮液ならび
に重炭酸塩含有透析液の調製法を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明に係る重炭酸ナトリウム濃縮液は、室温で7.6
以下に留まるpH値を与えるように生理学上容認できる程
の追加の酸を含有する。この目的はこの濃縮物中に酸の
濃縮物を導入することにより達成される。このようにし
て、重炭酸ナトリウム溶液のpH値は室温で7.2から7.4、
適当な値としては7.3から7.35のレベルに下げられる。
本発明の手順に従いつくられる透析溶液は、重炭酸塩
濃度60モリモル/まだ、そしてカルシウム濃度5ミリ
モル/まで安定である(即ち、炭酸カルシウムを沈殿
しないであろう)。このようなCAPD溶液の使用に対して
要求される安定性は12時間(終夜時間)であり、アシド
−シスの除去に必要な重炭酸塩濃度に対して2倍以上を
越える。このことは動物とヒト両方の場合に最初の実験
によって証明された。
図面の簡単な記述 本発明の特に適当な様式であるFeriani等、米国特許
第4,630,727号明細書記載の2−チャンバーバッグを説
明する。
第1図はバッグの側面図である。
第2図は第1図の線II−IIで切ったバッグの断面図で
ある。
第3図はバッグの二つのチャンバーの間に置かれた折
れ易い部分の拡大図である。
図面の詳細な記述 第1図および第2図中に、プラスチックバッグの形で
つくられた容器10を示す。この容器10は二つのチャンバ
ー、即ち第一のチャンバー12と第2のチャンバー14とを
もち、溶接継ぎ目の形の分割構造により互に分割されて
いる。更にまた、バッグ10は溶接周辺域18をもち、これ
により二つのチャンバー12と14は大気と遮断されてい
る。この溶接された継ぎ目18は更に溶接継ぎ目16とつな
がっていて、流路部分20を除いてこれらチャンバー間に
流れの連絡はない。この流路部分20は溶接継ぎ目の中に
固定され、継ぎ目に包囲されている。
更に、第一のチャンバー12は放出管22につながり、後
者はその周りに形成された溶接継ぎ目18を有し、留め具
24(放出管22を遮断するように設計するのがよい)を開
くと第一のチャンバーとの連絡を生ずることができる。
この留め具24は、パッケージを使用するときこわす折れ
易い部分をもったプラスチック管から通常つくられる。
第3図の拡大図に見られる流路部分20は、管状部分26
からなり、そしてこれは小さい外径をもつもう一つの管
状部分28と結合し、ライン32に沿って走る折れ易い部分
30により閉鎖されている。
第一のチャンバー12は7.6未満のpHをもつ重炭酸塩含
有液体34(更に希釈することになっている)で満すのが
有利であり、一方第二のチャンバー14は透析溶液に必要
とされる他のイオンの溶液36で満される。パッケージを
使用するとき、この折れ易い部分30を流路部分から折り
取り、酸溶液36が流路38を通って流路部分20へ、次に第
一のチャンバー12への道をつくるようにする。
二つの液体を混合し、透析用液体あるいは血液濾過に
使用する液体または点滴液を調製した後、留め具24を開
いて放出管22を開通させる。その他端には通常の連結手
段(図示していない)、例えばCAPDコネクター、カテー
テル、点滴装置などを取り付ける。
最後に、容器10はその上端にハトメ溶接の形の吊り下
げ手段49をもつ。
前記の通り、溶液は溶接したへり18の充てん用スリッ
ト(図示していない)を経てチャンバー12および14中に
導入され、次にこれらを溶接により閉じる。必要に応
じ、このような溶接の前に、ある量の二酸化炭素ガスを
チャンバー中に導入して、例えば40から80mm/Hgの内圧
をつくり出し、かつ重炭酸塩の分解平衡に影響を及ぼす
ようにすることができる。
プラスチックバッグ用材料は、通常は積層した重合体
層である。少なくとも第一のチャンバー12は貯蔵中に実
質量(最初の値の5%以下)のCO2を失なってはならな
いので、ガスに対して、特にCO2に対して実質的に不透
過性の少なくとも一つの層を前記積層物中に加えるとよ
い。本発明の目的に対しては、前記積層物にアルミニウ
ム層を用いている。
特に適当な具体例の記述 本発明濃縮液、即ち酸濃縮液Aおよび塩基性重炭酸塩
濃縮液B、は当業者にとって一般に公知の方法でつくる
ことができる。本発明の目的に対しては、生理学上許容
できる酸の添加により重炭酸塩溶液を7.6以下のpH値に
調節することが重要である。利用できる酸には、例えば
塩酸あるいは有機代謝酸、例えば酢酸あるいは乳酸が含
まれる。しかし、後者の酸は、当業者が酢酸塩/乳酸塩
溶液を避けたいと考えているので余り好ましくない。更
にまた、透析液のpH値を7.6以下に下げる限り、炭酸の
無水物、即ち二酸化炭素を添加できることは言うまでも
ない。当然のことながら、仕上った濃縮液は、ガス状ま
たは溶解形いずれかの二酸化炭素が濃縮液から溶け出る
(pH値を上昇させるであろう)ことを許さない容器を適
当に選択することにより保護すべきであるということを
勘定に入れなければならない。
完成した透析溶液は下記の組成範囲(mval/)をも
つ: 使用できる重炭酸ナトリウム溶液(これは次に酸性炭
酸カルシウム濃縮液と混合できる)は72ミリモル/の
重炭酸ナトリウムを含むのが適当であり、そのpH値は塩
酸の添加により室温(25℃)で7.35から7.4のレベルに
下げられる。
この濃縮液は常法により滅菌フィルター(平均細孔寸
法0.2ミクロン)を通して滅菌することにより滅菌でき
るが、この場合フィルター圧は120℃でのオートクレー
ブ処理で1バールを越えてはならない。しかし、いずれ
の場合でも、溶液は実質的に二酸化炭素不透過性のシー
ルされた容器内に入れるべきであり、さもないと二酸化
炭素が失なわれ、平衡が再び実質的に塩基性の側に移動
する。
塩基性濃縮液(B)は酸性濃縮物(A)と1対1の比
で混合することができ、それにより酸性濃縮物(A)は
下記の組成をもつ: 塩化ナトリウム 196 ミリモル 塩化カルシウム 3.6ミリモル 塩化マグネシウム 1 ミリモル この濃縮物(A)を同様に滅菌し、必要に応じ、例え
ばFeriani等、米国特許第4,630,727号明細書に開示され
た二重チャンバーバッグを利用することにより、無菌条
件下で濃縮液(B)と混合できる。他方、別々の容器、
即ち幾つかのチャンバーからなる袋あるいはフラスコを
用いることも可能である。これらの容器を適当な相互連
絡系、即ちホース系を用いて互に連結する。更にまた、
これら溶液を相互に約3:1から約1:3、とりわけ1:1の比
で適当に用いる。電解質、即ち浸透圧剤、の量は特別な
希釈度および望む最終濃度に相当する。これら容器は、
圧力1バール下で表面積1m2当たりの24時間の水蒸気透
過量を20℃において測定したとき1g/m2/日/バール未満
の水蒸気透過性、及び圧力1バール下で厚さ100μmで
表面積1m2当たりの24時間の二酸化炭素透過量を20℃に
おいて測定したとき1cm3/100μm/m2/日/バール未満の
二酸化炭素透過性をもつべきである。
かかる水蒸気透過性は、DIN53122による測定法によ
り、また二酸化炭素透過性は、DIN53380による測定法に
より測定できる。
DIN53122による測定法は、クレイダールの電気分解ハ
イグロメーターを用いて電気分解法によりシート状のサ
ンプルの水蒸気透過性を測定するものである。更に具体
的には、シート状のサンプルに水蒸気を透過させ、透過
した水蒸気を電極に吸着させて水素と酸素に電気分解
し、電気分解によって生じ電流量変化によって透過した
水蒸気量を測定するものである。
DIN53380による測定法は、フィルム状にしたサンプル
に二酸化炭素を透過させ透過した二酸化炭素の量を測定
するものである。
上記した容器については、米国特許第4、630、727号
明細書、特開昭61−355号公報などが参照される。いず
れの場合でも、溶液のpHは出発値と最終値との間で値の
差0.15を越えてはならない。
他方、このような濃縮液は当然のことながら血液透析
用の透析液調製のため透析機械で混合することができ
る。
このようにして得られる溶液は、少なくとも134ミリ
モル/のナトリウムイオン、1.8ミリモルのカルシウ
ムイオン、0.5ミリモルのマグネシウムイオン、ならび
に約34ミリモル/の炭酸水素ナトリウム(ならびに過
剰の溶解あるいはイオンの形の二酸化炭素、炭酸イオ
ン、ならびに残存塩化イオン)を適宜含む。
究極の透析液の炭酸水素塩濃度は患者の必要条件に応
じて調節でき、そしてこれはもう一つの本発明に係る独
立した特に適当な具体例である。このようにして、患者
の血液の重炭酸塩含量の全二酸化炭素、即ちtCO2、そし
てこれから求められる全重炭酸塩含量は尿毒症患者の血
液値から決定できる。これから、治療中の患者に与える
必要のある炭酸水素塩の量は個々に計算でき、また適当
な選択によって特定の濃度を利用できる。このようにし
て、本発明に係る濃縮液の利用により、患者のアシドー
シスを中和することができ、そして透析処置中アンドー
シス症状が起こり得ない十分な濃度で重炭酸塩をプール
できる。
更にまた、生理学的pH値をもつ腹膜腔中への重炭酸塩
透析溶液の導入は、腹膜腔に存在する自然の免疫を不活
性化せず、むしろ保存するというもう一つの利点を有す
る。
事実、最近の研究によると、以前から常用された5.1
から5.4のpH値をもつCAPD透析液は腹膜腔内の大食細胞
の免疫防御機構を実質的に打ち消すので、感染体の不注
意な導入による腹膜炎の危険がある。これは生理学的pH
をもつ透析液の使用により事実上避けることができる。
既に示したように、種々な重炭酸塩含量の透析液を相
応に提供された濃縮液から処方できるが、後者の重炭酸
塩含量は少なくとも20ミリモル/である。完成された
溶液における重炭酸塩含量は、なるべく25から40ミリモ
ル/とすべきである。それ故に、加えられる重炭酸塩
の実際の量はむしろ高くしなければならないことが分か
る。それは重炭酸塩が二酸化炭素と平衡状態にあり、pH
値が最初の8〜8.8から7〜7.4に落ちると、炭酸水素塩
から二酸化炭素が生成するからである。勿論この二酸化
炭素の量はpH値に依存し、一般に最初の炭酸水素塩値の
5から10%に相当するので、従って最初に加えられる炭
酸水素塩の量は相応に補正しなければならない。
追加の酸によって、混合物中に物理的に溶かされてい
てCO2と平衡状態にある炭酸水素塩から、2〜5ミリモ
ル/の二酸化炭素の解放が起こるが、ただしこれは酸
の添加が完了後系からCO2が逃げないことを条件とす
る。このようにして、最終溶液は50から90mm/Hgのオー
ダーのpCO2の分圧を有しうる。
二つの溶液(A)および(B)の代りに、三つの溶
液、即ち酸溶液(A)、重炭酸ナトリウム溶液(B1)、
およびもう一つの酸溶液(B2)を利用することも可能で
ある。このようにして、前述したように、最終溶液がせ
いぜい7.6pH値をもつように(B2)が酸性度レベルを有
するという仕方で溶液(B1)と(B2)を先ず混合するこ
とができる。従って、この炭酸水素塩溶液は上記濃縮液
(B)に相当するものであり、次にこれを濃縮液(A)
と混合できる。
最終透析液は生理学的電解質含量をもち、この値は特
定の患者ごとに変動しうる。従って、この生理学的領域
内で幾つかの組成物の可能性がある。重炭酸塩含有溶液
がCAPDにおける利用に必要な浸透圧性をもたねばならな
い状況に対しては、浸透圧反応剤を適当な量で加える。
このためにはグルコースが特に適している。現在の場
合、酸成分はグルコース20から90グラム/を含有し、
そしてこれは1:1の希釈で350から550mosm/の溶液の浸
透性を生ずる。酸濃縮液(これはグルコースも含む)を
pH値を5.5から6.2程のレベルに保持するのが有利であ
る。これにより、高温、即ち121℃、での滅菌中のグル
コースのカラメル化が避けられる。酸溶液のこのどちら
かと言えば低レベルの酸性度は、塩基性濃縮液(B)の
pH値に関して、混合物のpH値を殆ど変えないが、それは
重炭酸ナトリウム緩衝液の緩衝能力がこのような少数の
プロトンを容易に緩衝するからである。
両方の濃縮液(A)および(B)において、合併した
とき低溶解度炭酸塩の沈殿生成を起こすようなイオンだ
けを離して保持し、その他は残りの成分の濃度を考える
という実際の考慮を払うだけで済む。このようにして、
溶液(A)はカルシウム塩とマグネシウム塩だけを含
み、濃縮液(B)は炭酸水素ナトリウムを含み、その他
の点では、他の基準、例えばグルコースのカラメル化に
対する酸性レベルによりどちらの濃縮液中に残りの成
分、即ち塩化カリウム、塩化ナトリウムなどを入れるか
が決まる。
次の例により本発明を説明する。
例1 濃縮液B 炭酸水素ナトリウム76ミリモルを1の水に秤り込
む。その後、このようにして得られた溶液を1ミリモル
の塩酸で処理して、7.35〜7.4のpHを得る。溶液全体を
濾過してピロゲンを除く。
塩酸の代りに酢酸または乳酸も使用でき、あるいは必
要に応じ、CO2を大気圧またはやや高めた圧力(2バー
ルまで)で通気して望むpH値に達せしめることもでき
る。
濃縮液A 塩化ナトリウム 196 ミリモル 塩化カルシウム二水和物 3.0 ミリモル 塩化マグネシウム六水和物 1 ミリモル グルコース一水和物 1.66ミリモル を秤量し、水と混合して1とする。数滴の1規定塩酸
でpH値を5.5に調節する。
両濃縮液を加熱滅菌前に2−チャンバー容器(米国特
許第4,630,727号明細書記載のような)に詰める。この
チャンバーは、両液体を相互に接触させるように切断で
きる連結装置により互に連結されている。
濃縮液(B)を流出口とつながるチャンバーに入れ
る。
例2 濃縮液の使用 二つの濃縮液を含有するバッグを約121℃で滅菌す
る。この滅菌は、バッグ内の分圧に対抗するために十分
量の水と二酸化炭素を含むオートクレーブ中で行なうの
がよい。両濃縮液を混合するため、折れ易いコネクター
をこわす。これによって濃縮液(A)はバッグのガス過
圧によって重炭酸塩濃縮液(B)中に押し出される。濃
縮液の混合は容器のチャンバー間で溶液を前後に移動さ
せることにより行なう。
これにより下記濃度を有するCAPD用重炭酸塩溶液が得
られる。
ナトリウム 136ミリモル/ カルシウム 1.5ミリモル/ マグネシウム 0.5ミリモル/ グルコース 0.84ミリモル/ 炭酸水素塩 約74ミリモル/ 塩化物 約103ミリモル/ pH 7.3 この溶液は6時間の観察時間にわたり炭酸カルシウム
の沈殿を示さず、CAPDに対し常法により利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はバッグの側面図であり、第2図はその断面図で
あり、第3図はバッグの二つのチャンバー間に置かれた
折れ易い部分の拡大図である。 10……容器、12……第一のチャンバー 14……第二のチャンバー、34……重炭酸塩含有液 36……酸溶液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−355(JP,A) 特開 昭56−20511(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61M 1/14 A61K 9/08

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重炭酸イオン少なくとも25から40ミリ当量
    /の重炭酸ナトリウムを含有する水溶液を含む、少な
    くとも1個の液体用出口をもち、圧力1バール下で表面
    積1m2当たりの24時間の水蒸気透過量を20℃において測
    定したとき1g/m2/日/バール未満の水蒸気透過性を有す
    る容器において、上記重炭酸ナトリウム含有水溶液のpH
    が7.6以下であり、上記容器が、圧力1バール下で厚さ1
    00μmで表面積1m2当たりの24時間の二酸化炭素透過量
    を20℃において測定したとき1cm3/100μm/m2/日/バー
    ル未満の二酸化炭素透過性を有することを特徴とする、
    上記容器。
  2. 【請求項2】重炭酸ナトリウム溶液は7.2から7.4のpHを
    もつ、請求項第1項記載の容器。
  3. 【請求項3】少なくとも1個の液体用入口および少なく
    とも1個の液体用出口を有し、0.1から10ミリ当量/
    のCa2+、0から6ミリ当量/のMg2+、90.5から121ミ
    リ当量/のCl-、180から290ミリ当量/のNa+を含有
    する水溶液を含む、請求項第1項記載の容器と共に使用
    するための容器。
  4. 【請求項4】透析などに供する重炭酸ナトリウム含有液
    体を送り出すための供給系において、 (イ)重炭酸イオン少なくとも25から40ミリ当量/の
    重炭酸ナトリウムを含有する水溶液を含む、少なくとも
    1個の液体用出口をもち、圧力1バール下で表面積1m2
    当たりの24時間の水蒸気透過量を20℃において測定した
    とき1g/m2/日/バール未満の水蒸気透過性を有する容
    器、 (ロ)少なくとも1個の液体用入口および少なくとも1
    個の液体用出口を有し、0.1から10ミリ当量/のC
    a2+、0から6ミリ当量/のMg2+、90.5から121ミリ当
    量/のCl-、180から290ミリ当量/のNa+を含有する
    水溶液を含む溶液からなり、そして(イ)の出口が
    (ロ)の入口に連結している上記供給系であって、
    (イ)の重炭酸ナトリウム含有水溶液のpHが7.6以下で
    あり、(イ)の溶液が圧力1バール下で厚さ100μmで
    表面積1m2当たりの24時間の二酸化炭素透過量を20℃に
    おいて測定したとき1cm3/100μm/m2/日/バール未満の
    二酸化炭素透過性を有することを特徴とする、上記供給
    系。
  5. 【請求項5】容器(イ)中の重炭酸ナトリウム溶液は7.
    2から7.4のpHをもつ請求項第4項記載の供給系。
  6. 【請求項6】重炭酸ナトリウム含量は両チャンバー中の
    混合液体の炭酸水素塩含量を少なくとも20ミリモルとす
    るのに十分である、請求項第4項記載の供給系。
  7. 【請求項7】両チャンバー中の混合液体の炭酸水素塩含
    両は重炭酸塩25から40ミリモルである、請求項第6項記
    載の供給系。
  8. 【請求項8】生理学上容認しうる酸によりpH値を調節す
    る、請求項第4項記載の供給系。
  9. 【請求項9】酸は塩酸または炭酸である、請求項第8項
    記載の供給系。
  10. 【請求項10】酸は炭酸である、請求項第6項記載の供
    給系。
  11. 【請求項11】容器は、 (イ)少なくとも二つのチャンバーをもつ有機重合体の
    外部バッグ構造物、 (ロ)重炭酸塩含有溶液で満たした上記チャンバーのう
    ちの第一のチャンバー、 (ハ)他のイオン溶液で満たした上記チャンバーのうち
    の第二のチャンバー、 (ニ)上記第二のチャンバーに対する唯一の入口あるい
    は出口である、第一のチャンバーを第二のチャンバーと
    連結する開口のできる流れ遮断弁、および (ホ)上記の外部バッグに対しシールされており、かつ
    これを通り抜けて上記第一のチャンバー中に通じ、取り
    除くことのできる留め具を付けた少なくとも1個の放出
    管である、請求項第4項記載の供給系。
  12. 【請求項12】上記第一のチャンバーは、等張溶液を予
    定された高い浸透圧へ上昇させるのに十分な量で浸透圧
    に効果を及ぼす物質を更に含有する、請求項第11項記載
    の供給系。
  13. 【請求項13】第一のチャンバーの溶液と第二のチャン
    バーとは、これらを合わせたとき、腹膜の自然の防御機
    構を阻害しない生理学的pH値の溶液を生ずる、請求項第
    11項記載の供給系。
  14. 【請求項14】pHは7.2である、請求項第13項記載の供
    給系。
  15. 【請求項15】容器はツインチャンバーバッグの形式を
    とり、その第一及び第二のチャンバーは分割手段により
    互いに分離されている、請求項第11項記載の供給系。
  16. 【請求項16】分割手段はバッグを横断して走る溶接継
    ぎ目の形式をとり、遮断弁はそれを通して開くことがで
    きる遮断された通路である、請求項第15項記載の供給
    系。
  17. 【請求項17】ツインチャンバーバッグは水蒸気と二酸
    化炭素に対して低い透過性をもつ有機重合体の内側ホイ
    ルからなる、請求項第15項記載の供給系。
  18. 【請求項18】外側ホイルはポリアミド、PVC、ポリ塩
    化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレートまたは他の
    ポリエステルである、請求項第17項記載の供給系。
  19. 【請求項19】透析溶液の製造法において、 (イ)8を越える最初のpHを有する重炭酸ナトリウムの
    水溶液へ生理学上容認しうる酸を加えることによりその
    pHを7.6未満まで低下させ、 (ロ)上記の酸添加により発生する二酸化炭素を保持す
    る条件下で溶液を滅菌し、 (ハ)透析溶液を作るのに必要とされる他のイオンのす
    べてを含む水溶液を調製し、 (ニ)上記水溶液を滅菌し、 (ホ)上記重炭酸塩溶液へ加えた酸により発生する二酸
    化炭素を保持する条件下で、上記重炭酸塩溶液と上記水
    溶液とを混合する、 ことからなる上記方法。
  20. 【請求項20】以下の1当たりmvalの単位で表される
    成分 Ca2+ =0.5−5 Mg2+ =0−3 Cl- =90.5−121 Na+ =128−145 K+ =0−4 HCO3 - =25−40 を含有する血液また腹膜の透析に適した透析液を製造す
    るための、重炭酸イオンを実質的に含有しない第二のカ
    ルシウムイオン含有濃縮液と混合するための実質的にカ
    ルシウムイオンを含有しない重炭酸ナトリウム含有水性
    濃縮液であって、上記カルシウムイオン含有濃縮液と混
    合する前に上記重炭酸塩含有水性濃縮液のpH値を7.6以
    下にするために十分な量の生理学上容認し得る酸を上記
    重炭酸ナトリウム含有水性濃縮液に加えることを特徴と
    する、上記重炭酸ナトリウム含有水性濃縮液。
  21. 【請求項21】重炭酸ナトリウム含有水性濃縮液が実質
    的に水蒸気と二酸化炭素とを透過しない容器中に保持さ
    れることを特徴とする、請求項第20項記載の重炭酸ナト
    リウム含有水性濃縮液。
  22. 【請求項22】pH値が7.2から7.4の生理学的範囲内にあ
    ることを特徴とする、請求項第20項または第21項記載の
    重炭酸ナトリウム含有水性濃縮液。
  23. 【請求項23】pHが塩酸により調節されることを特徴と
    する、請求項第20項記載の重炭酸ナトリウム含有水性濃
    縮液。
JP2136933A 1989-05-26 1990-05-25 無沈殿透析溶液 Expired - Lifetime JP2781447B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3917251A DE3917251A1 (de) 1989-05-26 1989-05-26 Natriumbicarbonat enthaltendes konzentrat sowie verfahren zur herstellung einer dialysierfluessigkeit
DE3917251.1 1989-05-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03103265A JPH03103265A (ja) 1991-04-30
JP2781447B2 true JP2781447B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=6381493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2136933A Expired - Lifetime JP2781447B2 (ja) 1989-05-26 1990-05-25 無沈殿透析溶液

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5211643A (ja)
EP (1) EP0399549B2 (ja)
JP (1) JP2781447B2 (ja)
KR (1) KR0163425B1 (ja)
AU (1) AU633917B2 (ja)
BR (1) BR9002474A (ja)
CA (1) CA2017531C (ja)
DE (2) DE3917251A1 (ja)
ES (1) ES2047757T5 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003088582A (ja) * 2001-09-19 2003-03-25 Jms Co Ltd 腹膜透析液および保存容器

Families Citing this family (78)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5032615A (en) * 1989-10-31 1991-07-16 The Regents Of The University Of California Continuous hemodialysis using citrate
EP0457960A3 (en) * 1990-05-17 1993-01-07 Minntech Corporation High acid concentration dialysates
DE4039471A1 (de) * 1990-12-11 1992-06-25 Braun Melsungen Ag Spezialkonzentrat fuer die bicarbonat-dialyse und seine verwendung
DE4122754A1 (de) * 1991-07-10 1993-01-21 Martin Prof Dr Med Vlaho Herstellung einer substitutionsloesung fuer die haemofiltration bei dialyseverfahren
SE9103395D0 (sv) * 1991-11-18 1991-11-18 Gambro Ab System med anvaendning av ensteril medicinsk loesning innehaallande glukos eller glukosliknande aemnen samt en loesning avsedd foer detta system
DE4211455C1 (de) * 1992-04-06 1993-12-16 Schael Wilfried Verfahren und Vorrichtung zur Bereitung von Dialysierflüssigkeit für die Hämodialyse
EP0564672B2 (de) * 1992-04-06 1999-05-06 Baxter International Inc. Wässrige Peritonealdialyse-Lösung
US5827820A (en) * 1992-04-06 1998-10-27 Baxter International Inc. Aqueous peritoneal dialysis solution
US6380163B1 (en) * 1992-12-22 2002-04-30 Baxter International Inc. Peritoneal dialysis solutions with polypeptides
DE59310106D1 (de) * 1993-02-19 2000-11-02 Wilfried Schael Verfahren zur Bereitung von bicarbonathaltigen Dialysierflüssigkeiten für die Hämodialyse
US5383324A (en) * 1993-04-23 1995-01-24 Baxter International Inc. Method for manufacturing and storing stable bicarbonate solutions
IL107088A (en) * 1993-09-23 1997-01-10 Travenol Lab Israel Ltd Multi-compartment bag
US5589197A (en) * 1993-10-04 1996-12-31 Baxter International, Inc. Low sodium peritoneal dialysis solution
CN1130205C (zh) 1994-07-01 2003-12-10 巴克斯特国际有限公司 生物化学平衡的腹膜透析溶液
US5605934A (en) * 1995-03-23 1997-02-25 Baxter International Inc. Method of manufacturing and storing solutions
US5674190A (en) * 1995-08-28 1997-10-07 Organetics, Ltd. Extracorporeal whole body hyperthermia using alpha-stat regulation of blood pH and pCO2
US5925011A (en) 1995-08-30 1999-07-20 Baxter International Inc. System and method for providing sterile fluids for admixed solutions in automated peritoneal dialysis
US6436969B1 (en) * 1995-09-12 2002-08-20 Kansas University Medical Center Research Institute Inc. Dialysis solutions and methods
DE19631124A1 (de) * 1996-08-01 1998-02-05 Fresenius Medical Care De Gmbh Verfahren zur Herstellung einer Bicarbonat enthaltenden Infusions- oder Dialysierlösung
US5876396A (en) * 1996-09-27 1999-03-02 Baxter International Inc. System method and container for holding and delivering a solution
US5945449A (en) * 1996-11-01 1999-08-31 Dialysis Solutions Inc. Sterile bicarbonate concentrate
DE19748290B8 (de) * 1997-10-31 2009-09-03 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Lösung für die Peritonealdialyse
DE19850830B4 (de) * 1998-11-04 2004-12-30 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Verfahren zur Herstellung einer Lösung, insbesondere einer Dialyse- oder Infusionslösung
WO2000051987A2 (en) 1999-03-05 2000-09-08 Kansas University Medical Center Inhibitors of advanced, post-amadori glycosylation reactions
DE60039978D1 (de) 1999-04-26 2008-10-02 Edwards Lifesciences Ag Substitutions-infusionflüssigkeit und zitratanticoagulation
US8105258B2 (en) * 1999-04-26 2012-01-31 Baxter International Inc. Citrate anticoagulation system for extracorporeal blood treatments
US7186420B2 (en) * 1999-04-26 2007-03-06 Edwards Lifesciences Corporation Multi-part substitution infusion fluids and matching anticoagulants
US6309673B1 (en) 1999-09-10 2001-10-30 Baxter International Inc. Bicarbonate-based solution in two parts for peritoneal dialysis or substitution in continuous renal replacement therapy
US20040215129A1 (en) * 1999-09-16 2004-10-28 Gambro Ab Method and cycler for the administration of a peritoneal dialysis fluid
US7678097B1 (en) 1999-11-12 2010-03-16 Baxter International Inc. Containers and methods for manufacturing same
DE19955578C1 (de) 1999-11-18 2001-09-06 Fresenius Medical Care De Gmbh Mehrkammerbehälter, mit Glucosekonzentratkompartiment und Salzsäurekonzentratkompartiment
NL1016235C2 (nl) 2000-09-21 2002-03-22 Adrianus Antonius Marcus Johan Vloeistof voor hemofiltratie.
AU2002226209A1 (en) 2000-12-20 2002-07-01 Dialysis Solutions Inc. Sterile low bicarbonate dialysis concentrate solutions
WO2002049694A2 (en) 2000-12-20 2002-06-27 Dialysis Solutions Inc. Sterile bicarbonate-free dialysis concentrate solutions
JP2003054621A (ja) * 2001-08-06 2003-02-26 Hosokawa Yoko Co Ltd 包材及び包装容器
AU2008201009B2 (en) * 2002-01-11 2010-07-01 Nikkiso Co., Ltd. Bicarbonate-based solutions for dialysis therapies
US7122210B2 (en) 2002-01-11 2006-10-17 Baxter International Inc. Bicarbonate-based solutions for dialysis therapies
ITMI20020516A1 (it) * 2002-03-12 2003-09-12 Gambro Lundia Ab Liquidi per dialisi peritoneale emodialisi e reintegrazione
US7445801B2 (en) 2002-06-07 2008-11-04 Baxter International Inc. Stable bicarbonate-based solution in a single container
SE526013C2 (sv) * 2002-11-08 2005-06-14 Gambro Lundia Ab Behållare med syrabarriär och användning därav
US20040121982A1 (en) * 2002-12-20 2004-06-24 Leo Martis Biocompatible dialysis fluids containing icodextrins
SE0400523D0 (sv) * 2004-03-01 2004-03-01 Gambro Lundia Ab A medical solution, a method for producing said medical solution and use thereof
SE0400522D0 (sv) * 2004-03-01 2004-03-01 Gambro Lundia Ab A medical solution, a method for producing said medical solution and use thereof
US20050276868A1 (en) * 2004-06-10 2005-12-15 Bart Degreve Bicarbonate-based peritoneal dialysis solutions
JP4458346B2 (ja) * 2004-07-12 2010-04-28 旭化成クラレメディカル株式会社 持続緩徐式血液ろ過透析装置
SE0402507D0 (sv) 2004-10-14 2004-10-14 Gambro Lundia Ab Medicinsk lösning, förfarande för framställning och användning därav
US7935070B2 (en) * 2005-01-28 2011-05-03 Fresenius Medical Care North America Systems and methods for dextrose containing peritoneal dialysis (PD) solutions with neutral pH and reduced glucose degradation product
US20090101577A1 (en) * 2007-09-28 2009-04-23 Fulkerson Barry N Methods and Systems for Controlling Ultrafiltration Using Central Venous Pressure Measurements
US9308307B2 (en) 2007-09-13 2016-04-12 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Manifold diaphragms
US9358331B2 (en) 2007-09-13 2016-06-07 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Portable dialysis machine with improved reservoir heating system
US8040493B2 (en) 2007-10-11 2011-10-18 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Thermal flow meter
US9199022B2 (en) 2008-09-12 2015-12-01 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Modular reservoir assembly for a hemodialysis and hemofiltration system
US8535522B2 (en) * 2009-02-12 2013-09-17 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. System and method for detection of disconnection in an extracorporeal blood circuit
US8240636B2 (en) 2009-01-12 2012-08-14 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Valve system
US20090114037A1 (en) * 2007-10-11 2009-05-07 Mark Forrest Smith Photo-Acoustic Flow Meter
US8597505B2 (en) 2007-09-13 2013-12-03 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Portable dialysis machine
US8475399B2 (en) * 2009-02-26 2013-07-02 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Methods and systems for measuring and verifying additives for use in a dialysis machine
US8105487B2 (en) 2007-09-25 2012-01-31 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Manifolds for use in conducting dialysis
US20090076434A1 (en) * 2007-09-13 2009-03-19 Mischelevich David J Method and System for Achieving Volumetric Accuracy in Hemodialysis Systems
CA2960103C (en) 2007-11-29 2020-03-10 Fredenius Medical Care Holdings, Inc. System and method for conducting hemodialysis and hemofiltration
US20090214807A1 (en) 2008-02-27 2009-08-27 Shawn Davis Peelable seals including porous inserts
US20110005958A1 (en) * 2009-07-09 2011-01-13 Onpharma, Inc. METHODS AND SYSTEMS FOR ADJUSTING THE pH OF MEDICAL BUFFERING SOLUTIONS
US8162917B2 (en) * 2008-05-21 2012-04-24 Onpharma, Inc. Methods and apparatus for buffering anesthetics
US20100184198A1 (en) * 2009-01-16 2010-07-22 Joseph Russell T Systems and Methods of Urea Processing to Reduce Sorbent Load
MX343532B (es) * 2008-10-07 2016-11-09 Fresenius Medical Care Holdings Inc Sistema de cebado y metodo para sistemas de dialisis.
CA2928208A1 (en) 2008-10-30 2010-06-03 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Modular, portable dialysis system
WO2010055963A1 (en) * 2008-11-17 2010-05-20 Lee, Jin Tae Manufacturing method of acetate-free dialysate composition
US8585963B2 (en) 2009-07-09 2013-11-19 Onpharma, Inc. Methods and devices for sterilizing and holding buffering solution cartridges
JP5729838B2 (ja) * 2009-07-09 2015-06-03 オンファーマ, インコーポレイテッド 緩衝溶液カートリッジを滅菌および保持する方法およびデバイス
US9585810B2 (en) 2010-10-14 2017-03-07 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Systems and methods for delivery of peritoneal dialysis (PD) solutions with integrated inter-chamber diffuser
US9201036B2 (en) 2012-12-21 2015-12-01 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Method and system of monitoring electrolyte levels and composition using capacitance or induction
US9157786B2 (en) 2012-12-24 2015-10-13 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Load suspension and weighing system for a dialysis machine reservoir
US9433720B2 (en) 2013-03-14 2016-09-06 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Universal portable artificial kidney for hemodialysis and peritoneal dialysis
US20140263062A1 (en) 2013-03-14 2014-09-18 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Universal portable machine for online hemodiafiltration using regenerated dialysate
US9354640B2 (en) 2013-11-11 2016-05-31 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Smart actuator for valve
DE102018103866A1 (de) * 2018-02-21 2019-08-22 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Vorrichtung enthaltend eine Dialyseslösung
CN108992460A (zh) * 2018-08-31 2018-12-14 山东威高药业股份有限公司 一种血液透析浓缩b液的制备工艺
US11925703B1 (en) 2022-07-29 2024-03-12 Xellia Pharmaceuticals Aps Liquid composition comprising glucose

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1017249A (en) * 1973-12-19 1977-09-13 Chemo Drug Company Injectable electrolyte solutions
US4399036A (en) * 1979-06-14 1983-08-16 Diachem, Inc. Proportioning system for bicarbonate dialysate
DE2929871A1 (de) * 1979-07-24 1981-01-29 Gambro Dialysatoren Waessriges konzentrat fuer dialyse-loesungen
DE3146425A1 (de) * 1980-05-09 1982-06-03 A Babb System for bicarbonate dialysate
US4489535A (en) * 1980-10-02 1984-12-25 Veltman Preston Leonard Materials and method for preparing dialysis solutions containing bicarbonate ions
DE3224823A1 (de) * 1982-07-02 1984-01-05 Lentia GmbH Chem. u. pharm. Erzeugnisse - Industriebedarf, 8000 München Verfahren zur herstellung einer fuer den entsprechenden krankheitsfall optimierten elektrolytloesung zur anwendung in der haemodialyse
US4507114A (en) * 1983-10-21 1985-03-26 Baxter Travenol Laboratories, Inc. Multiple chamber container having leak detection compartment
US4591049A (en) * 1984-01-16 1986-05-27 Kidde, Inc. Hermetically sealed two-component mixing system
IT1214872B (it) * 1984-04-06 1990-01-18 Mariano Feriani Sacca contenente due o piu'sostanze per infusione ad uso medicale, poste in scomparti separati, comprendente mezzi atti a consentire la miscelazione di tali sostanze solo al momento dell'uso.
DE3586844T2 (de) * 1984-06-22 1994-03-17 Richard L Veech Elektrolytlösungen und deren (in vivo) verwendung.
US4608043A (en) * 1984-06-22 1986-08-26 Abbott Laboratories I.V. fluid storage and mixing system
GR870129B (en) * 1987-01-27 1987-02-04 Giatzidis Ippokratis Stable bicarbonate - glycylglycine dialysate for hemodialysis and peritoneal dialysis

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003088582A (ja) * 2001-09-19 2003-03-25 Jms Co Ltd 腹膜透析液および保存容器

Also Published As

Publication number Publication date
KR900017615A (ko) 1990-12-19
ES2047757T3 (es) 1994-03-01
EP0399549A1 (de) 1990-11-28
EP0399549B2 (de) 1999-05-26
EP0399549B1 (de) 1993-11-18
DE59003505D1 (de) 1993-12-23
AU633917B2 (en) 1993-02-11
BR9002474A (pt) 1991-08-13
KR0163425B1 (ko) 1998-11-16
DE3917251A1 (de) 1990-11-29
DE3917251C2 (ja) 1993-03-11
JPH03103265A (ja) 1991-04-30
CA2017531A1 (en) 1990-11-26
CA2017531C (en) 1999-07-27
US5211643A (en) 1993-05-18
ES2047757T5 (es) 1999-09-16
AU5581390A (en) 1990-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2781447B2 (ja) 無沈殿透析溶液
EP1131077B2 (en) Bicarbonate-based solution in two parts for peritoneal dialysis or as a substitution solution in continuous renal replacement therapy
US9254356B2 (en) Dialysis system for preparing a citrate dialysate from a base concentrate and an acid concentrate
AU683878B2 (en) Method for manufacturing and storing stable bicarbonate solutions
KR101130017B1 (ko) 이코덱스트린을 함유하는 생체친화성 투석액
EP1465688B9 (en) Bicarbonate-based solutions for dialysis therapies
JPH10501443A (ja) 溶液の製造および保存方法
MXPA04012299A (es) Una solucion estable a base de bicarbonato en un recipiente individual.
JP4284737B2 (ja) 中性腹膜透析液
JPH0987182A (ja) 中性腹膜透析液
JP2004154558A (ja) ろ過型人工腎臓用補液収容複室容器