JP2780965B2 - フライバック変成器のインダクタンス調整方法及び装置 - Google Patents

フライバック変成器のインダクタンス調整方法及び装置

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JP2780965B2
JP2780965B2 JP8135448A JP13544896A JP2780965B2 JP 2780965 B2 JP2780965 B2 JP 2780965B2 JP 8135448 A JP8135448 A JP 8135448A JP 13544896 A JP13544896 A JP 13544896A JP 2780965 B2 JP2780965 B2 JP 2780965B2
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    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
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    • H01F3/10Composite arrangements of magnetic circuits
    • H01F3/14Constrictions; Gaps, e.g. air-gaps
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はTVおよびモニター
のブラウン管等に高電圧を供給する高電圧発生装置のフ
ライバック変成器(FLYBACK TRANSFOR
MER)に関し、特に、フライバック変成器の上部およ
び下部フェライトコアの間に別途のスペーサーを用いる
ことなくフライバック変成器が所望のインダクタンス値
を有するように上部および下部フェライトコアのギャッ
プの間隔を調整可能なフライバック変成器に関する。ま
た、本発明はフライバック変成器のインダクタンス調整
装置および方法に関し、特に、下部フェライトコアを取
り付けたフライバック変成器を所定の位置に搬送し待機
させ、上部フェライトコアを供給し、それをフライバッ
ク変成器の下部フェライトコアの上方位置でクランピン
グし、クランピングされた上部フェライトコアを下部フ
ェライトコアから一定間隔離間した所定の位置まで下降
させてフライバック変成器のインダクタンス値をその公
差の範囲内に調整した後、インダクタンス値を調整した
フライバック変成器を搬送して接着剤の硬化により上部
および下部フェライトコア間のギャップを一定に維持す
ることにより、フライバック変成器が所定のインダクタ
ンス値を有するようにしたフライバック変成器のインダ
クタンス調整方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に知られている従来のフライバッ
ク変成器のフェライトコア取付方法は、図7に示すよう
に、上部および下部に分割配置されたフェライトコア3
02,302’の一端を低圧ボビン301のコア結合溝
303内に挿入し、上部および下部フェライトコア30
2,302’の結合部の間に別途のギャップ紙304を
介在させることによって相互に一定間隔離間させるとと
もに、ギャップ紙304に接着剤を塗布するとともにU
クリップ305を用いて上部および下部フェライトコア
302,302’を結合固定させていた。
【0003】上記のようなフライバック変成器におい
て、フライバック変成器内部の低圧ボビン301と一体
にフェライトコア302,302’を結合固定させる場
合、下部フェライトコア302’を取り付けた後、別途
の微細な厚みを有するギャップ紙304を介在させてそ
れに接着剤を塗布し、この接着剤が硬化する前に上部フ
ェライトコア302を載置する。そして、上部および下
部フェライトコアの一側端部をUクリップ305を用い
て結合し、上部および下部フェライトコア間に一定のギ
ャップを挟んで固定することにより、フライバック変成
器が一定のインダクタンス値を有するようにしている。
【0004】なお、フライバック変成器をTVに使用す
る場合には、インダクタンス値を通常1.3mmH±7
%に設定し、それに対するギャップの形成厚みを約0.
35mmの僅少な範囲に設定しなければならないので、
外的な条件によりギャップが5/100mmだけ違うよ
うになっても、インダクタンスの設定値の公差範囲を外
れてしまう。従って、かなり精密な調整が必要となる。
【0005】しかし、上記のような上部および下部フェ
ライトコア302,302’間のインダクタンスの調整
は、多数の複雑な作業工程を要するため作業性が劣ると
いう問題があった。また、単純にギャップの距離のみを
考慮してインダクタンス値を保つようにしているが、ギ
ャップ間の水平および垂直偏差が生じた場合やギャップ
紙の中心が一致しない場合やギャップ紙が結合するコア
の結合部の平面状態等のような条件によっては、ギャッ
プの形成のための作業工程において均一なギャップの形
成は困難となるので、それぞれのフライバック変成器毎
に上部および下部フェライトコア302,302’結合
部間のギャップが不均一となり、相互に異なるインダク
タンス値を有するようになって、不良が頻繁に生ずると
いう問題があった。
【0006】そこで、最近では、インダクタンスの調整
装置によってフライバック変成器のフェライトコアのギ
ャップを一定に保って精密な状態のインダクタンス値を
得るように成す方法が開発されている。即ち、特開昭6
1−225812号公報に記載のインダクタンス調整装
置によれば、図8に示すように、フライバック変成器4
00の上部および下部フェライトコア401,401’
間にギャップ402を形成し、ギャップ402に弾性ス
ペーサー403を取付けた後、ロッド404を備えた加
圧機405で上部フェライトコア401を下部フェライ
トコア401’に対して押圧し、図9に示すように、弾
性スペーサー403を圧縮することによって、フライバ
ック変成器の所定のインダクタンス値を得るようにして
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
報に記載のものは、上部および下部のフェライトコア間
のギャップ部分にギャップ紙の代わりに別途の弾性スペ
ーサーを用いているが、上述したような各種の条件等に
より精密なインダクタンス値を得ることが難しいという
問題は依然残されていた。
【0008】本発明は上記のような従来の諸問題を改善
するためになされたものであって、その目的は、フライ
バック変成器の上部および下部フェライトコア間のギャ
ップ部分に別途のスペーサーを用いることなく所望のイ
ンダクタンス値を有するようにギャップを調整および維
持可能なフライバック変成器を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、インダクタンス調整
装置を介して自動的に上部および下部フェライトコアの
間隔を一定に維持しながら堅固に結合固定でき、また、
上部および下部フェライトコアの固定のためのUクリッ
プを不要とするとともに、フライバック変成器のインダ
クタンスの調整作業を容易且つ精密な状態で成すことが
でき、さらに、所望のインダクタンス値を有するように
ギャップを維持することによってフライバック変成器の
品質の均一化と、インダクタンス値に関する不良の発生
を未然に予防し得るフライバック変成器のインダクタン
ス値調整方法および装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に基づくフライバック変成器のインダクタン
ス調整方法は、フライバック変成器を載せたパレットが
コンベヤーによって所定の組立位置に搬送されたことを
確認するために位置検出部を介してパレットの有無を検
出する段階と、駆動部とチャッキング装置を備えたクラ
ンピングユニットを昇降手段によって一体的に下降させ
て、感知器をフライバック変成器の低圧ボビンのターミ
ナルピンと接触させる段階と、上部コアを上下方向に移
送する移送部を前記チャッキング装置によりクランピン
グし、駆動制御部からの信号に応じて前記駆動部を駆動
することによって、チャッキング装置にクランピングさ
れた移送部を回転駆動しながら上部コアを基準位置まで
下降させる段階と、LCR測定部からの測定信号に基づ
いてインダクタンス値が基準値の公差内にあるか否かを
判断して、公差内に無ければ前記駆動制御部の信号によ
り駆動部を再び駆動し上部コアを基準位置まで移送する
過程を繰返す段階と、測定されたインダクタンス値が公
差内にあれば、上部コアを上下方向に移送させる移送部
のクランピングを解除し、前記チャッキング装置と駆動
部を備えたクランピングユニットを上昇させ、上部コア
の組立てを完了したフライバック変成器を載せたパレッ
トをコンベヤーにより接着剤の硬化のために搬送する段
階とから成ることを特徴とする。
【0011】また、本発明に基づくフライバック変成器
のインダクタンスの調整装置は、所定の工程を行うよう
に各部を制御するマイクロプロセッサー(10)と、コ
ンベヤーにより搬送されるパレット(110)が所定の
位置にあるか否かを検出する位置検出部(20)と、前
記マイクロプロセッサー(10)からの制御信号を受け
て駆動部(70)とチャッキング装置(40)を備えた
クランピングユニット(80)を昇降手段により一体的
に昇降させるクランピングユニット駆動部(30)と、
上部コアを上下方向に移送する移送部(90)をクラン
ピングするとともに駆動部の駆動により上部コアと一体
に下降するチャッキング装置(40)と、上部および下
部コア間のギャップ部分のインダクタンス値を測定して
前記マイクロプロセッサー(10)へ出力するLCR測
定部(50)と、前記マイクロプロセッサー(10)か
らの制御信号を受けて駆動部(70)を駆動制御する駆
動制御部(60)と、前記駆動制御部(60)からの駆
動信号を受けて移送部(90)と一体的に回転駆動して
インダクタンス値の調整作業を行うようにした駆動部
(70)とから構成されたことを特徴とする。
【0012】さらに、本発明に基づくフライバック変成
器は、フライバック変成器のケースの内部に高電圧の引
出しのためのコイルを巻回した高圧および低圧ボビンを
有し、前記フライバック変成器の一側にはフォーカスお
よびスクリーン電圧の引出しのためのフォーカスユニッ
トが取付けられて前記ボビンと連設し、前記フライバッ
ク変成器のケースの前記一側に高電圧の引出部が設けら
れ、それにアノードケーブルが接続されて高電圧を引出
すようにし、前記電圧ボビンの中央に挿通され、前記フ
ライバック変成器のケースの一側の外部にフェライトコ
アが取付けられ、前記フェライトコアは上部および下部
コアに分割配置されるとともに上部および下部コア間に
フライバック変成器のインダクタンス調整のためのギャ
ップを保つようになっているフライバック変成器におい
て、前記フライバック変成器の低圧ボビンに取り付けた
下部コアの結合部上面に接着剤が塗布され、別途のギャ
ップ維持手段を用いることなく前記接着剤の硬化により
上部および下部コア間のギャップを保つことによって一
定のインダクタンス値を有するようにしたことを特徴と
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明によるフライバック変成器
の組立とインダクタンスの調整および搬出過程を示す概
略構成図である。
【0015】フライバック変成器1のケース内に高電圧
を引出すためのコイルを巻回した高圧および低圧ボビン
が各々配設され、フライバック変成器のケースの一側に
はフォーカスおよびスクリーン電圧の引出しのためのフ
ォーカスユニットが取付けられ、ボビンとケーブルを通
じて連結される。
【0016】フライバック変成器のケースの上部の一側
には高電圧の引出部が設けられ、それにアノードケーブ
ルを接続してブラウン管に高電圧を引出すようにする。
フライバック変成器1には、低圧ボビン2の中央に挿通
されフライバック変成器のケースの一側の外部に配置さ
れるフェライトコア3が組立てられる。
【0017】上記のように組立が完了したフライバック
変成器1の内部には絶縁のための絶縁性樹脂が充填さ
れ、その後フライバック変成器1はパレット110(図
3)上に固定され、コンベヤー100によってフライバ
ック変成器のインダクタンス調整部150に搬送され
る。このインダクタンス調整部150においては、フェ
ライトコア3の分割配置された上部および下部コア4,
4’間に別途の間隔維持手段を用いることなくフライバ
ック変成器1のインダクタンス値を調整する。インダク
タンス調整部150でインダクタンスが調整されたフラ
イバック変成器1はコンベヤーによって搬出され、接着
剤の硬化過程を経ることによって一定のインダクタンス
値を保つようになる。
【0018】図2は本発明によるフライバック変成器の
インダクタンス調整装置の構成を示すブロック図であ
り、図3はこのインダクタンス調整装置の斜視図であ
る。
【0019】本発明によるフライバック変成器のインダ
クタンス調整装置は、本発明に基づく工程を行うように
制御するプログラムをメモリ部(図示せず)から受けて
各部を制御するマイクロプロセッサー10と、コンベヤ
ー100により搬送されるパレット110が所定の位置
にあるか否かを検出する位置検出部20と、マイクロプ
ロセッサー10からの制御信号を受けて駆動部70とチ
ャッキング装置40を備えたクランピングユニット80
を昇降手段を介して一体に昇降させるクランピングユニ
ット駆動部30とを有する。
【0020】更に、上部コアを上下方向に移送する移送
部90をクランピングして駆動部の駆動により上部コア
を下降させるチャッキング装置40と、フライバック変
成器1の上部および下部コア間のギャップ(GAP)部
分のインダクタンスを測定してマイクロプロセッサー1
0に出力するLCR測定部50と、マイクロプロセッサ
ー10からの制御信号を受けて駆動部70を駆動制御す
る駆動制御部60と、駆動制御部60からの駆動信号を
受けて移送部90と一体的に回転駆動しインダクタンス
値の調整作業を行う駆動部70とから構成される。
【0021】クランピングユニット80は、上側に駆動
部70が設けられ、それにチャッキング装置40が連設
されて回転駆動し、チャッキング装置40のチャック4
1が昇降手段によりクランピングユニット80と一体的
に昇降して移送部90をクランピングする。
【0022】更に、駆動制御部60により制御される駆
動部70はサーボモーターである。クランピングユニッ
ト80と連設され一体に昇降する感知器51は、低圧ボ
ビンのターミナルピンと接触し、LCR測定部50にイ
ンダクタンス値を伝達する。
【0023】フライバック変成器1を搬送するコンベヤ
ー100には、その上部にフライバック変成器と一体的
にコア移送部90を固定したパレット110が載置され
る。
【0024】このように構成されたフライバック変成器
のインダクタンス調整装置による調整方法を、図5に示
すフローチャートに沿って説明する。
【0025】内部に低圧および高圧ボビンを備えたフラ
イバック変成器1は、その内部に絶縁性樹脂を充填した
後、パレット110上に固定しコンベヤー100によっ
てインダクタンス調整部150に搬送される。インダク
タンス調整部150に到達すると、ストッパー(図示せ
ず)により搬送動作が停止して以下のようなインダクタ
ンス調整作業を行う。
【0026】段階201において、インダクタンス調整
部150の所定の上部コア組立位置にパレット110が
到達すると、センサーを介してパレットの有無を位置検
出部20で検出し、その検出信号をマイクロプロセッサ
ー10に送る。
【0027】この検出信号によりフライバック変成器1
を載せたパレット110が所定の組立位置に搬送された
ことが確認されると、段階202において、マイクロプ
ロセッサー10からの制御信号を受けて駆動部70とチ
ャッキング装置40を備えたクランピングユニット80
が昇降手段により下降し、クランピングユニット80の
一側に設けた感知器51がフライバック変成器1の低圧
ボビン上側に突設したターミナルピンと接触する。
【0028】マイクロプロセッサー10の制御信号によ
りクランピングユニット80を昇降させる手段は、例え
ば油圧または空圧により作動するシリンダー等とするこ
とができる。また、クランピングユニット80に連設さ
れて昇降する感知器51は例えばプローブであって、低
圧ボビンのターミナルピンと接触する。
【0029】段階203において、上部コア4を上下方
向に移送する移送部90をチャッキング装置40のチャ
ック41を介してクランピングする。次に、段階204
において、マイクロプロセッサー10からの制御信号を
受けた駆動制御部60を介して駆動部70を駆動する
と、回転チャッキング装置40のチャック41にクラン
ピングされた移送部90が回転しながら下降し、上部コ
ア4を設定距離だけ下方向に移送する。
【0030】チャッキング装置40のチャック41は、
図4において一例として示すように、本体の下側に複数
の顎部を有し、上部コアを上下方向に移送する移送部9
0のボールスクリュー(Ball Screw)をクラ
ンピングした状態で駆動部70の駆動力により下部コア
にたいして上部コアを設定位置まで下降させる。なお、
駆動制御部60を介して制御する駆動部70はサーボモ
ータとすることができ、また、他の駆動手段としてもよ
い。
【0031】段階205において、駆動部により所定の
位置に下降した上部コアはフライバック変成器に取り付
けられた下部コアとの間に一定間隔のギャップをもって
離間して配置され、LCR測定部50を通じてインダク
タンス値を測定する。次に、段階206において、感知
器51を通じてLCR測定部50に入力された測定信号
のインダクタンス値が基準値の公差範囲内にあるか否か
を判断する。
【0032】測定したインダクタンス値が基準値の許容
範囲内で無い場合には、段階204に戻って駆動部70
を微細駆動して再びインダクタンス値を調整する。一
方、測定したインダクタンス値が基準値の許容範囲内で
ある場合には、段階207に移行する。
【0033】段階207および段階208において、上
部コア4を上下方向に移送させる移送部90をチャッキ
ング装置40のチャック41のクランピングから解放
し、マイクロプロセッサー10の制御信号によりチャッ
キング装置40と駆動部70を備えたクランピングユニ
ット80を上昇させる。
【0034】段階209において、コンベヤー100を
制御するPLCは制御部からの制御信号によりストッパ
ーを解除するとともにコンベヤー100を駆動して、上
部コアと下部コアとが一定間隔のギャップをもって組立
てられた状態のフライバック変成器1を載せたパレット
110を搬出位置に移送してインダクタンスの調整作業
を完了する。
【0035】このようにインダクタンス調整作業が完了
したフライバック変成器1は、図1に示すように、コン
ベヤー100によりステーション160に搬送され、接
着剤の硬化により上部および下部コアが堅固に結合した
後、上部および下部コアの組立が完了したフライバック
変成器をパレットから分離し、次の工程に移送する。
【0036】フライバック変成器1は、図6に示すよう
に、フライバック変成器1の低圧ボビンに取り付けられ
た下部コア4’の結合部の上面に接着剤を塗布した状態
で上記のような段階を経て組み立てられる。このように
上部コア4は下部コア4’の上側に一定のギャップを保
ちながら結合するようになっているので、別途のギャッ
プ維持手段を用いることなく接着剤の硬化だけでインダ
クタンス値の公差範囲内の相互に隔離した隙間を形成す
ることができる。
【0037】
【発明の効果】上記のように構成された本発明によるフ
ライバック変成器のインダクタンス調整装置および方法
によれば、フライバック変成器の上部および下部フェラ
イトコア間のギャップ部分にスペーサーのような別途の
ギャップ維持手段を設ける必要はなく、フライバック変
成器内のインダクタンス値を精密に調整することがで
き、また、所望のインダクタンス値を持つようにギャッ
プを維持することができる。更に、上部および下部フェ
ライトコア間の間隔を自動的に設定して堅固な状態に結
合固定することができ、上部および下部フェライトコア
の固定のためのUクリップの使用を不要とした。従っ
て、フェライトコアの一定のインダクタンス値が維持さ
れ、フライバック変成器の品質が均一となり、インダク
タンス値に関する不良の発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフライバック変成器の組立とイン
ダクタンス調整および搬送過程を示す概略図である。
【図2】本発明によるフライバック変成器のインダクタ
ンス調整装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明のインダクタンス調整装置を示す斜視図
である。
【図4】本発明のチャッキング装置の一例を示す図であ
る。
【図5】本発明によるフライバック変成器のインダクタ
ンス調整方法を示すフローチャートである。
【図6】本発明のフライバック変成器のフェライトコア
の結合状態を示す図である。
【図7】一般的なフェライトコアの結合構造を示すフラ
イバック変成器の分解斜視図である。
【図8】従来のフライバック変成器のフェライトコア結
合装置を示す概略図である。
【図9】図8のフェライトコア間に取付けられるスペー
サーの変形状態を示す図面である。
【符号の説明】 1 フライバック変成器 3 フェライトコア 4,4’ 上部および下部コア 10 マイクロプロセッサー 20 位置検出部 30 クランピングユニット駆動部 40 チャッキング装置 50 LCR測定部 60 駆動制御部 70 駆動部 80 クランピングユニット 90 移送部 100 移送コンベヤー 110 パレット

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フライバック変成器を載せたパレットが
    コンベヤーによって所定の組立位置に搬送されたことを
    確認するために位置検出部を介してパレットの有無を検
    出する段階と、 駆動部とチャッキング装置を備えたクランピングユニッ
    トを昇降手段によって一体的に下降させて、感知器をフ
    ライバック変成器の低圧ボビンのターミナルピンと接触
    させる段階と、 上部コアを上下方向に移送する移送部を前記チャッキン
    グ装置によりクランピングし、駆動制御部からの信号に
    応じて前記駆動部を駆動することによって、チャッキン
    グ装置にクランピングされた移送部を回転駆動しながら
    上部コアを基準位置まで下降させる段階と、 LCR測定部からの測定信号に基づいてインダクタンス
    値が基準値の公差内にあるか否かを判断して、公差内に
    無ければ前記駆動制御部の信号により駆動部を再び駆動
    し上部コアを基準位置まで移送する過程を繰返す段階
    と、 測定されたインダクタンス値が公差内にあれば、上部コ
    アを上下方向に移送させる移送部のクランピングを解除
    し、前記チャッキング装置と駆動部を備えたクランピン
    グユニットを上昇させ、上部コアの組立てを完了したフ
    ライバック変成器を載せたパレットをコンベヤーにより
    接着剤の硬化のために搬送する段階とから成ることを特
    徴とするフライバック変成器のインダクタンス調整方
    法。
  2. 【請求項2】 前記クランピングユニットの駆動部はサ
    ーボモーターであることを特徴とする請求項1記載のイ
    ンダクタンス調整方法。
  3. 【請求項3】 所定の工程を行うように各部を制御する
    マイクロプロセッサー(10)と、 コンベヤーにより搬送されるパレット(110)が所定
    の位置にあるか否かを検出する位置検出部(20)と、 前記マイクロプロセッサー(10)からの制御信号を受
    けて駆動部(70)とチャッキング装置(40)を備え
    たクランピングユニット(80)を昇降手段により一体
    的に昇降させるクランピングユニット駆動部(30)
    と、 上部コアを上下方向に移送する移送部(90)をクラン
    ピングするとともに駆動部の駆動により上部コアと一体
    に下降するチャッキング装置(40)と、 上部および下部コア間のギャップ部分のインダクタンス
    値を測定して前記マイクロプロセッサー(10)へ出力
    するLCR測定部(50)と、 前記マイクロプロセッサー(10)からの制御信号を受
    けて駆動部(70)を駆動制御する駆動制御部(60)
    と、 前記駆動制御部(60)からの駆動信号を受けて移送部
    (90)と一体的に回転駆動してインダクタンス値の調
    整作業を行うようにした駆動部(70)とから構成され
    たことを特徴とするフライバック変成器のインダクタン
    ス調整装置。
  4. 【請求項4】 前記クランピングユニット(80)は、
    上側に駆動部(70)を備え、それにチャッキング装置
    (40)が連設されて回転駆動し、前記チャッキング装
    置(40)のチャック(41)は昇降手段によりクラン
    ピングユニット(80)と一体的に昇降して移送部(9
    0)をクランピングするようにしたことを特徴とする請
    求項3記載のインダクタンス調整装置。
  5. 【請求項5】 前記クランピングユニット(80)に連
    設され一体的に昇降する感知器(51)は低圧ボビンの
    ターミナルピンと接触してLCR測定部(50)にイン
    ダクタンス値を出力可能としたことを特徴とする請求項
    3記載のインダクタンス調整装置。
  6. 【請求項6】 前記フライバック変成器と一体的にコア
    移送部(90)を載置したパレット(110)を搬送す
    るコンベヤー(100)をさらに含むことを特徴とする
    請求項3記載のインダクタンス調整装置。
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