JP2780904B2 - 物体の供給/排出方法および装置 - Google Patents

物体の供給/排出方法および装置

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JP2780904B2
JP2780904B2 JP5047994A JP4799493A JP2780904B2 JP 2780904 B2 JP2780904 B2 JP 2780904B2 JP 5047994 A JP5047994 A JP 5047994A JP 4799493 A JP4799493 A JP 4799493A JP 2780904 B2 JP2780904 B2 JP 2780904B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置の組み立て、試
験、あるいは、記憶媒体へのデータのコピー作業などに
おいて、作業部に、部品、装置、フロッピーなどの物体
を供給し、また、作業済みの物体を排出するための物体
の供給/排出方法および装置に関し、特に本発明は、物
体を供給/排出する際、物体の位置、量を判断してロボ
ットにより自動的に物体を供給/排出することができる
物体の供給/排出方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、組み立て装置、試験装置、複写装
置などに、部品、部品等を搭載した装置、フロッピー等
の記録媒体等の物体を供給するには、ハンド機構等を備
えた移送装置を用いて、一定量に積み上げられた物体を
上から取り出すか、あるいは、積み上げられた物体を物
体の量に関係のない特定の位置から取り出して必要箇所
に供給していた。また、上記組み立て装置、試験装置な
どから物体を排出する場合には、排出された物体を、物
体毎に予め定められた位置に設けられた排出部に移送し
て集積していた。
【0003】図17は上記した従来例を示す図であり、
同図(a)は物体を一定量に積み上げて上から物体を取
り出して必要箇所に供給し、また、物体毎に予め定めら
れた位置に設けられた排出部に排出する例を示し、同図
(b)は積み上げられた物体を一定位置から取り出す例
を示している。同図(a)において、Aは物体の供給
部、Bは物体の排出部、81は物体、82は物体間を仕
切る仕切り板である。
【0004】同図において、供給部Aに一定の高さHに
積み上げられた一番上の物体が、前記したように物体移
送装置のハンド機構等により保持されて図示しない組み
立てライン、試験装置等に供給され、また、組み立てラ
イン、試験装置等から排出された物体は、物体毎に予め
定められた位置に設けられた排出部Bに移送され集積さ
れていた。
【0005】また、同図(b)は物体の供給部を示して
おり、同図において、81は物体、82は物体間を仕切
る仕切り板、83は横方向に移動可能な台である。同図
において、物体を供給部Aより取り出す場合には、同図
に示すように、台83を右方向に移動させ、積み上げら
れた物体の内、最下段の物体を取り出していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来に示す方法は、物体供給時、作業者が常に決められた
位置に決められた量の物体を置いておく必要があり、ま
た、排出時には、排出された物体を予め定められた位置
に置く必要があり、フレキシブル性に欠けていた。特
に、図10(a)に示す方法の場合には、物体を常に一
定の高さHまで積み上げて置く必要があり、作業者にと
って負担が大きく、また、同図(b)に示す方法の場合
には、積み上げる量を一定にする必要はないが、物体を
載置した台を移動させる必要があり、取り出し機構が複
雑になった。
【0007】本発明は上記した従来技術の問題点を考慮
してなされたものであって、供給時には、ランダムに積
まれた物体をロボットにより自動的にサーチして取り出
して必要箇所に供給するとともに、排出時には自動的に
排出位置をサーチして、物体を排出することができ、物
体を決められた位置に決められた量だけ置く必要がない
フレキシブル性に富んだ物体の供給/排出方法および装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図であり、同図において、1は移送装置、1aは物体保
持機構、1bは物体存在検出手段、1cは物体の向きも
しくは種類を検出するセンサ、2は物体を集積した供給
/排出部、3aは供給される物体、3bは排出された物
体、4は物体保持機構1aを制御する制御手段、5は記
憶手段、6は作業部、7は排出物体3bの区切りを示す
表示板である。
【0009】本発明の請求項1の発明は、図1に示すよ
うに、物体の存在を検出する物体存在検出手段1bと物
体の向きを検出するセンサ1cを具備する物体保持機構
1aと、その動作を制御する制御手段4とを備えた移送
手段1により、物体が集積された供給/排出部2から集
積された物体3aを作業部6へ移送し、作業済の物体3
bを作業部6から供給/排出部2に排出する物体の供給
/排出方法において、物体3aを作業部6に供給する
際、移送手段1が供給/排出部2にランダムに積まれた
物体3aの各領域をサーチして、物体3aの存在する領
域の位置およびその領域における物体の量を検出して記
憶手段5に記憶し、記憶手段5に記憶された結果に基づ
き、物体の存在する領域から順次物体3aを取り出して
作業部6へ移送し、また、作業部6からの作業済の物体
3bを供給/排出部2へ排出する際、移送手段1が供給
/排出部2の各領域をサーチして、物体3bを排出でき
る領域を検出して記憶手段5に記憶し、記憶手段5の記
憶結果に基づき、物体を排出できる領域に作業済の物体
3bを順次排出し、上記供給もしくは排出作業を行う
際、上記センサ1cにより物体の向きを検出し、物体の
向きの補正をするようにしたものである。
【0010】本発明の請求項2の発明は、請求項1の発
明において、移送手段1の制御手段4が、供給/排出部
2の各領域の上部の所定位置に物体保持機構1aを位置
決めしたのち、物体保持機構1aを下降させて、物体存
在検知手段1bが物体3aの存在を検出するまでの下降
量をカウントし、上記カウント値に基づき、物体3aの
存在量および物体の位置3aを求めるようにしたもので
ある。
【0011】本発明の請求項3の発明は、物体存在検出
手段1bを具備する物体保持機構1aと、その動作を制
御する制御手段4とを備えた移送手段1により、作業部
6から作業済の物体3bを供給/排出部2に排出する物
体の排出方法において、供給/排出部2に複数種類の表
示板7を集積し、作業部6からの作業済の物体3bを供
給/排出部2へ排出する際、移送手段1が、供給/排出
部2の各領域をサーチして、物体3bを排出できる領域
を検出して記憶手段5に記憶し、記憶手段5の記憶結果
に基づき、物体を排出できる領域に作業済の物体3bを
順次排出し、また、作業部6から一連の作業済の物体が
排出されるとき、移送手段1は、上記供給/排出部2か
ら表示板を上記物体の排出領域に移送して、一連の物体
の最初と終わりが識別できるように一連の物体の最初と
最後に表示板を介在させるようにしたものである。
【0012】本発明の請求項4の発明は、請求項3の発
明において、一連の排出物体3bが異なった領域に跨が
って排出されたりあるいは一連の排出物体3b間に異な
った種類の物体が介在することにより、一連の排出物体
3bが分割された場合に、移送手段1は、供給/排出部
2から一連の排出物体3bの連続性を示す表示板を上記
物体の排出領域に移送して、上記表示板を一連の排出物
体3bの分割部の前後に介在させるようにしたものであ
る。
【0013】本発明の請求項の発明は、物体存在検出
手段(1b)を具備する物体保持機構(1a)と、その動作を制
御する制御手段(4) とを備えた移送手段(1) により、物
体が集積された供給/排出部(2) から、集積された物体
(3a)を作業部(6) へ供給し、作業部から作業済の物体を
供給/排出部(2) に排出する物体の供給/排出方法にお
いて、移送手段(1) は、供給/排出部(2) の各領域をサ
ーチして、物体を供給、もしくは、排出できる領域を検
出して記憶手段(5) に記憶し、記憶手段(5) に記憶され
た結果に基づき、供給する物体が存在する位置もしくは
物体を排出する位置を求めて物体の供給もしくは排出作
業を行い、上記供給もしくは排出作業を行う際、物体保
持機構(1a)が物体を保持できなかった場合に、一旦、他
の物体の供給もしくは排出作業を行い、ついで、上記保
持できなかった物体を保持する作業を再試行し、再試行
を行うに際して、排出する物体の保持作業を供給する物
体の保持作業に優先して行うようにしたものである。
【0014】本発明の請求項の発明は、作業部に供給
される物体3aを集積するとともに、排出された物体3
bが集積される供給/排出部2と、供給/排出部2から
供給された物体3aに所定の作業を行う作業部6aと、
物体の存在を検出する物体存在検出手段1bと物体の向
きを検出するセンサ1cを具備する物体保持機構1a
と、その動作を制御する制御手段4とから構成され、供
給/排出部2に集積された供給物体3aを取り出して作
業部6に供給し、作業済みの物体3bを作業部6より取
り出し、供給/排出部2に排出する移送手段1と、物体
存在検出手段1bにより検出された物体の位置、およ
び、量を記憶する記憶手段5とを備えた物体の供給/排
出装置において、制御手段4により、次のようにして物
体の供給/排出を制御するようにしたものである。
【0015】物体を作業部6に供給する際、制御手段4
は移送手段1により供給/排出部2にランダムに積まれ
た物体3aの各領域をサーチさせ、物体3aの存在する
領域の位置およびその領域における物体の量を記憶手段
5に記憶させ、記憶手段5に記憶された結果に基づき、
供給する物体が存在する位置を求め、求めた位置に物体
保持機構1aを移動させて、物体の存在する領域から順
次物体3aを取り出して作業部6へ移送させる。 また、
作業部6からの作業済の物体3bを供給/排出部2へ排
出する際、制御手段4は移送手段1により供給/排出部
2の各領域をサーチさせて、物体3bを排出できる領域
の位置を検出して記憶手段5に記憶させ、記憶手段5に
記憶された結果に基づき、物体を排出できる領域に物体
保持機構1aを移動させて、作業済の物体3bを順次排
出させる。さらに、上記供給もしくは排出作業を行う
際、上記制御手段4は、上記センサ1cにより検出され
た物体の向きに基づき、物体の向きの補正させる
【0016】本発明の請求項の発明は、請求項の発
明において、物体を保持するバキューム・ハンドを備え
た物体保持機構1aと、物体保持機構1aが物体に所定
距離まで接近したとき、出力を発生する物体存在検出手
段1bとを設けたものである。
【0017】
【作用】図1において、供給/排出部2に集積された物
体3aを作業部6に供給する場合、移送手段1の制御手
段4は物体保持機構1aを供給/排出部2の上部に移動
させ、物体存在検出手段1bにより物体の存在を検出す
ることにより、物体3aが存在する領域の位置およびそ
の領域における物体の量を検出して記憶手段5に記憶す
る。
【0018】そして、制御手段4は記憶手段5に記憶さ
れた結果に基づき、物体3aが存在する位置を求め、物
体保持機構1aにより物体3aを取り出し、取り出した
物体3aを作業部6に順次供給する。また、物体3bを
供給/排出部2に排出する場合には、上記と同様、制御
手段4は物体保持機構1aを供給/排出部2の上部に移
動させ、物体存在検出手段1bにより物体の存在を検出
することにより、供給/排出部2の各領域をサーチし
て、物体3bを排出できる領域を検出し、記憶手段5に
記憶する。
【0019】そして、記憶手段5に記憶された結果に基
づき、供給/排出部2に、物体3bを排出する。本発明
の請求項1ないし請求項2の発明は、上記のようにし
て、供給/排出部2から物体3aを作業部6に供給する
ようにしたので、任意の高さに積まれた供給物体を、位
置、量を判断しながら自動的に供給することができ、予
め供給物体を一定の位置に一定の高さに積み上げて置く
必要がない。
【0020】また、上記のようにして、作業部6から供
給/排出部2に作業済の物体3bを排出するようにした
ので、空になった領域など排出可能な領域を自動的にサ
ーチし、その領域に物体を自動的に排出することができ
る。このため、物体の供給/排出をフレキシブルに行う
ことが可能となる。さらに、センサ1cにより物体の向
きもしくは物体の種類を検出するようにしたので、物体
を作業部6に供給する際、あるいは、供給/排出部2に
物体を排出する際、物体の向きを揃えることができる。
【0021】本発明の請求項3ないし請求項4の発明に
おいては、排出物体3bの間に表示板を介在させるよう
にしたので、一連の排出物体3bを区別して取り出すこ
とができるとともに、一連の排出物体3bが異なった領
域に跨がって排出されたり、あるいは、一連の排出物体
3b間に異なった種類の物体が介在した場合であって
も、一連の排出物体3bを排出順に並べ直すことができ
る。
【0022】本発明の請求項の発明においては、供給
もしくは排出作業を行う際、物体保持機構1aが物体を
保持できなかった場合に、一旦、他の物体の供給、もし
くは、排出作業を行い、ついで、上記保持できなかった
物体を保持する作業を再試行するので、物体の保持に失
敗した場合においても、作業を継続することができ、ま
た、再試行を行うに際して、排出する物体の保持作業を
優先して行っているので、作業部6に物体が溜まること
がなく、作業をスムーズに行うことができる。
【0023】本発明の請求項に発明においては、図1
に示した供給/排出装置により、供給/排出部2から作
業部6に物体3aを供給し、作業済みの物体3bを作業
部6から供給/排出部2に排出するようにしたので、請
求項1ないし請求項3の発明と同様、任意の高さに積ま
れた供給物体を、位置、量を判断しながら自動的に供給
することができるとともに、空になった領域など排出可
能な領域に物体を自動的に排出することができる。した
がって、予め供給物体を置く領域と、排出物体を置く領
域を定めて置く必要がなく、スペースを有効に活用する
ことができ、また、物体の供給/排出をフレキシブルに
行うことが可能となる。さらに、センサ1cにより物体
の向きを検出するようにしたので、物体を作業部6に供
給する際、あるいは、供給/排出部2に物体を排出する
際、物体の向きを揃えることができる。
【0024】
【実施例】図2は本発明の実施例の物体供給/排出装置
の一例を示す図であり、同図の(a)は上面から見た
図、(b)は側面から見た図を示しており、21はロボ
ットのアーム、22はロボットのハンド、23は物体が
供給される作業部であり、作業部23には、第1の作業
部23aと第2の作業部23bが設けられており、第1
および第2の作業部23a,23bのそれぞれに作業の
対象となる物体を供給することにより並行して作業を行
うことができる。また、第1および第2の作業部23
a,23bにおいて、23a−1,23b−1は作業の
対象となる物体が集積される供給部、23a−2,23
a−2は作業済の物体が集積される排出部である。
【0025】24は物体を集積した供給/排出部、25
はロボットを支持する柱、26はロボットの制御部であ
り、制御部26にはロボットのアームを駆動する駆動部
と、ロボットを制御するプロセッサが内蔵されており、
ロボットはプロセッサに格納されたプログラムにより制
御され、そのアーム21は同図(a)の一点鎖線Aに示
す範囲内を動く。
【0026】図3は上記ロボットのハンド機構を示す図
であり、同図(a)はハンドが物体を保持していない状
態を示し、(b)は物体を保持した状態を示しており、
31はバキューム・ハンド、32はバキューム・ハンド
取付部材、33はバキューム・ハンド31を真空引きす
るホース、34は物体の存在を検出する検出レバー、3
5は検出レバーに取り付けられた遮蔽板、36はセン
サ、37はセンサ36を取り付ける金具、38はロボッ
トの軸、39はロボットに保持される物体を示してい
る。
【0027】同図において、物体がロボットのハンドに
保持されていない状態においては、同図(a)に示すよ
うに、検出レバー34の遮蔽板35はセンサ36の凹部
に入っており、センサの内部に設けられた発光部の光を
遮蔽し、センサは出力を発生しない。物体39がバキュ
ーム・ハンド33により保持されると、同図(b)に示
すように、検出レバー34は上動し、検出レバー34に
取り付けられた遮蔽板35はセンサ36の凹部外に出
る。このため、センサ36内の発光部の光は受光部によ
り受光されセンサ36が出力を発生する。
【0028】センサ36の出力はロボットの制御装置に
入力され、後述するように、センサ出力により、ロボッ
トは物体の存在を認識する。図4は前記した物体の供給
/排出部を示す図であり、同図において、41は供給/
排出部に積み上げられた物体、42は物体間を仕切る仕
切り板である。図2ないし図4において、物体を作業部
23に供給する場合、ロボットは供給/排出部24をサ
ーチして必要な物体の位置を自動的に検出する。例え
ば、図4に示すように、物体41が供給/排出部にラン
ダムな高さに積み上げられている場合、ロボットは供給
/排出部24の各ブロックAないしEにアーム21を移
動させ、そのバキューム・ハンドに取り付けられたセン
サにより、物体41の存在を順番にサーチする。
【0029】そして、図4に示すように、ブロックA,
B,D,Eに物体が積み上げられている場合、これらの
ブロックより順番にロボットのアーム21先端のハンド
22で物体を保持し、作業部23に移送する。作業部2
3に物体が移送されると、移送された物体に対して所定
の作業が行われ、作業済みの物体は、ロボットのハンド
22により保持されて供給/排出部に移送され排出され
る。
【0030】その際、ロボットのハンド22は、予め、
上記したように、供給/排出部24の各ブロックAない
しEにアーム21を移動させ、そのバキューム・ハンド
に取り付けられたセンサにより、物体41の存在を順番
にサーチし、供給/排出部24において物体が存在しな
いブロックなど、物体を排出できるブロックを探索して
そのブロックを記憶しておき、排出時、記憶されたブロ
ックに物体を集積する。
【0031】図5(a)は本実施例において、物体を供
給する場合のフローチャートを示す図であり、同図
(b)は物体供給時の動作を説明する図であり、前述し
た図1ないし図4を参照して、同図により本実施例にお
ける物体の供給処理について説明する。なお、同図にお
いて、物体をサーチする場合、ロボットは物体の厚さに
応じた単位距離づつ移動し、Kはその際のロボットの移
動回数を示している。また、この例において、1ブロッ
ク当たりのKの上限は10である。
【0032】図5(a)のステップS1において、ロボ
ットのアーム21を同図(b)のブロックAの位置P1
に動かし、ステップS2において、K>10であるか否
かを判別する。そして、K>10の場合には、ロボット
の移動回数が上限に達しているので、ステップS10に
おいて、同図(b)に示すブロックBの位置P11にロ
ボットのアームを移動させる。
【0033】K>10でない場合には、ロボットの移動
回数が上限に達していないので、ステップS3に行き、
K=K+1として、ステップS4において、ロボットの
アーム21を点P1より所定距離だけ下方に動かす。つ
いで、ステップS5において、ロボットのバキューム・
ハンド31に取り付けられたセンサ36(図3参照)が
オンであるか否かを判別する。センサ36がオンでない
場合には、バキューム・ハンドが物体の有る位置まで達
していないので、ステップS2に戻り、上記処理を繰り
返す。
【0034】ステップS5において、センサ36がオン
になると、ステップS6において、ロボットのハンドが
最初にあった位置P1とロボットの移動回数Kを加算し
て、現在のロボット位置P2を求めて記憶しておき、ス
テップS7に行き、ロボットのバキューム・ハンドを下
向きに動かす。ステップS8において、物体をバキュー
ム・ハンドがつかんだか否かを判別し、つかんでいない
場合にはステップS7に戻り上記処理を繰り返す。ロボ
ットのバキューム・ハンドが物をつかむと、ステップS
9に行き、点P1を経由して元の位置に戻る。
【0035】次に物体を供給する際には、上記ステップ
S6において記憶された位置P2を始点として上記処理
を繰り返す。また、ステップS2において、K>10に
なったと判断されると、そのブロックは空になったもの
として、次のブロックの位置P11に行き、上記処理を
繰り返す。図6は物体の供給および排出を行う際の動作
を説明する図であり、同図において、41は供給される
物体、42は仕切り板、43は作業が終わり排出された
物体を示している。
【0036】同図に示すように、ブロックB,D〜Gに
作業部へ供給される物体が積み上げられており、また、
ブロックA,Cに置かれていた物体の供給が終わり、そ
れらのブロックが空になっている場合、ブロックB,D
〜Gから物体が作業部に供給される一方、ロボットは各
ブロックにおける物体の存在をサーチし、例えば空にな
っているブロックAなど、作業済みの物体を排出できる
ブロックがあると、そのブロックへ作業済みの物体を排
出する。
【0037】図7(a)は排出できるブロックをサーチ
する処理を示すフローチャートであり、同図(b)は動
作を説明する図である。同図において、排出可能なブロ
ックをサーチするには、ステップR1において、ロボッ
トのハンドを位置P1まで移動させ、ステップR2にお
いて、単位距離ロボットのハンドを下降させる。ステッ
プR3において、センサ36(図3参照)がオンである
か否か判別し、センサ36がオンでない場合には、ステ
ップR2に戻り上記処理を繰り返す。センサ36がオン
になると、ステップR4に行き、ロボットのハンドが下
限値Zに達したか否かを判別し、下限値に達した場合に
は、そのブロックが空であり、排出可能なブロックであ
るとして、ステップR6に行き、P1経由で元の位置に
戻り、次に処理において、物体を排出する場合にはその
ブロックに排出する。
【0038】また、ステップR4において、ロボットの
ハンドが下限値Zに達していないと判別された場合に
は、ステップR5に行き、そのブロックはまだ、未供給
の物体があるものとして、次のP11に行く。図8
(a)は物体を排出する処理を示すフローチャートであ
り、また、同図(b),(c)はその動作を示す図であ
る。
【0039】同図において、ステップT1において、ロ
ボットのハンドを位置P1まで移動させ、ステップT2
において、ロボットの移動回数Kが1より小さいか否か
を判別する。ロボットの移動回数Kが1より小さくない
場合には、ステップT3に行き、K=K−1として、そ
のブロックの位置P2に排出物体を集積する。ついで、
ステップT5において、P2=P1−K求めて、物体を
集積した位置P2を記憶し、P1経由で元の位置に戻
り、次の排出処理等を行う。
【0040】また、ステップT2において、K<1と判
断された場合には、そのブロックには排出物体を排出で
きないと判断してステップT7に行き、次のブロックの
位置P11に行き上記処理を繰り返す。上記したよう
に、本実施例によれば、任意の高さに積まれた供給物体
を、位置、量を判断しながら自動的に作業部に供給する
ことができ、また、作業済みの物体を排出する際には、
空になったブロックなど排出可能なブロックを自動的に
サーチし、そのブロックに物体を自動的に排出すること
ができる。したがって、人手を要することなく物体の供
給/排出を行うことができるとともに、予め供給物体を
置くブロックと、排出物体を置くブロックを定めて置く
必要がなく、スペースを有効に活用することができ、物
体の供給/排出をフレキシブルに行うことが可能とな
る。
【0041】図9は本発明の他の実施例を示す図であ
る。本実施例は物体の向き揃えて供給もしくは排出する
実施例を示しており、同図において、31はバキューム
・ハンド、38はロボットの軸、39は物体、91はセ
ンサ、92は発光部である。同図に示すように、供給/
排出部もしくは作業部Aから作業部もしくは供給/排出
部Bに物体を移送する際、同図(a)に示すように、A
で物体を保持したのち、Bに移送する途中で、同図
(b)示すように発光部92の上を通過させ、発光部9
2からの光がセンサ91により受光できるか否かにより
物体39の向きを検出する。ついで、検出結果に基づ
き、同図(c)に示すように物体39の向きを補正し
て、同図(d)において、物体39を供給もしくは排出
する。
【0042】図10はマスター・ディスクの内容を空の
フロッピー・ディスクにコピー作業するため、供給/排
出部から作業部にフロッピー・ディスクを供給し、コピ
ー作業が終わったフロッピー・ディスクを排出する場合
において、フロッピー・ディスクの向き、および、フロ
ッピー・ディスクがマスター・ディスクである否かを判
別する実施例を示しており、この例においては、第1な
いし第3のセンサSEN1〜SEN3により、フロッピ
ー・ディスク101の向きおよびマスター・ディスクで
ある否かを検出している。
【0043】同図において、同図(a)は、センサの配
置を示す図、また、同図(b)はフロッピー・ディスク
101の向きとセンサSEN1ないしSEN3の関係を
示す図であり、101aはフロッピー・ディスク101
に設けられた穴、101bはライト・プロテクト時に開
く穴(マスター・ディスクの場合には穴101bが開
く)、101cは切り欠き部である。
【0044】同図(b)に示すように、フロッピー・デ
ィスク101がマスター・ディスクでありその向きが同
図(b)のCASE1に示す向きの場合、センサSEN
1ないしSEN3は全てオンとなる。また、フロッピー
・ディスク101がマスター・ディスクでない場合に
は、センサSEN1,SEN2がオンで、センサSEN
3がオフとなる。
【0045】また、マスター・ディスク以外のフロッピ
ー・ディスク101の向きが同図のCASE2に示す向
きの場合、センサSEN1がオフとなり、センサSEN
2がオンとなる。同様に、同図のCASE3,CASE
4の場合には、センサSEN1,2の出力は、オフ、オ
フあるいはオン、オフとなる。図10から明らかなよう
に、マスター・ディスク以外のフロッピー・ディスクの
向きはセンサSEN1,SEN2の出力により判別で
き、また、ディスクがCASE1の向きの場合に、セン
サSEN3の出力によりマスター・ディスクであるか否
かを判別することができる。
【0046】図11は上記のような考え方に基づきフロ
ッピー・ディスクの向きを補正するとともに、その種類
を判別する処理を示すフローチャートであり、同図は、
マスター・ディスクについては、正しい向き(CASE
1の向き)で移送され、また、マスター・ディスク以外
のフロッピー・ディスクの向きは図10のCASE1な
いしCASE4のいずれかの向きで移送されることを前
提としており、本フローチャートにおいては、移送され
るディスクがマスター・ディスクであるか否かを判別す
るとともに、マスター・ディスク以外のディスクについ
ては、その向きを補正する処理を示している。
【0047】次に、同図により上記実施例について説明
する。ステップV1において、センサSEN1がオンで
あるか否かを判別し、センサSEN1がオンである場合
には、ステップV2でセンサSEN2がオンであるか否
かを判別する。センサSEN1およびSEN2が共にオ
ンである場合には、フロッピー・ディスクの向きが正し
いので(図10のCASE1の向き)、ステップV3に
おいて、センサSEN3がオンであるか否かを判別す
る。センサSEN3がオンである場合には、ステップV
10にいきマスター・ディスクであるとして、ステップ
V11において、供給/排出部の各領域の内、フロッピ
ー・ディスクを排出する空の領域をサーチし、マスター
・ディスクを排出する。
【0048】また、ステップV3において、センサSE
N3がオフであると判別された場合には、検出の対象と
なったフロッピー・ディスクはマスター・ディスクでは
なく、また、その向きは正しいので、ステップV4に行
き、センサSEN1がオンであるか否か確認し、さら
に、ステップV5において、センサSEN2がオンであ
るか否か確認して終了する。その際、ステップV4,V
5でセンサSEN1あるいはセンサSEN2がオフであ
ると判別された場合には、ステップV1に戻り上記処理
を繰り返す。
【0049】ステップV1でセンサSEN1がオフであ
ると判別された場合には、ステップV7に行き、センサ
SEN2がオンであるか否かを判別する。センサSEN
2がオンである場合には(図10のCASE2の場
合)、ステップV8で左に90°回転させ、ステップV
4に行き、上記と同様の確認処理を行う。また、ステッ
プV7でセンサSEN2がオフであると判別された場合
には(図10のCASE3の場合)、ステップV9で右
に180°回転させ、上記と同様、ステップV4に行き
確認処理を行う。
【0050】さらに、ステップV2でセンサSEN2が
オフであると判別された場合には(図10のCASE
4)、ステップV6で右に90°回転させ、上記と同
様、ステップV4に行き確認処理を行う。なお、上記実
施例においては、発光部の発光する光が供給/排出する
物体の穴および切り欠き部を透過する実施例を示した
が、ロボットのアームに取り付けられたセンサを反射形
センサとし、反射光をセンサにより検出し、物体の向き
を検出することもできる。
【0051】図12は排出された物体と未供給の物体を
識別できるようにするとともに、排出された物体を排出
順に並べ直せるようにするため、色の異なったカラー表
示板を用いる他の実施例を示す図であり、同図(a)は
供給/排出部の各ブロックを示し、(b)は排出された
物体を順番に並べ直した状態を示している。同図におい
て、41は未供給の物体、42は仕切り板、43は排出
された物体、43−1ないし43−5はそれぞれ色の異
なったカラー表示板を示している。
【0052】同図は、物体をブロックA→B→C…の順
番で排出した場合を示しており、最初、ブロックA,
B,C,Eが空で、ブロックDには供給し残り分の未供
給物体41が集積されているとする。上記状態から物体
を排出するには、まず、ブロックAにカラー表示板43
−1を置き、ついで、ブロックAに排出物体43を集積
する。そして、ブロックAが一杯になると、ブロックA
の最後にカラー表示板43−2を置き、次のブロックB
に排出物体を集積する。その際、ブロックBの最初にブ
ロックAの最後に置いたカラー表示板43−2と同一の
色のカラー表示板43−2を置き、その上に排出物体4
3を集積する。
【0053】そして、上記と同様に、カラー表示板43
−3を置きながら排出物体を順次ブロックB→Cと積み
上げて行き、ブロックCが一杯になると、最後にカラー
表示板43−4を置き、ついで、ブロックDの未供給物
体41の上にカラー表示板43−4を置き、その上に排
出物体を集積する。以下同様にして順次排出物体を集積
する。
【0054】排出物体を排出された順番に並べ直すに
は、各ブロックからカラー表示板43−1ないし43−
5と共に排出物体43を取り出し、同じ色のカラー表示
板が隣合うように排出物体を並べる。その結果、図11
(b)のないしに示すように排出物体を順番に並べ
直すことができる。上記実施例によれば、作業済みの排
出物体を作業順に並べ直すことができるとともに、未供
給分が残っているブロックにも、未供給分と区分けして
排出物体を集積することができる。
【0055】図13は排出された物体の間にカラー表示
板を介在させる場合の供給/排出部の各物体の配置およ
び作業部を示す図であり、23は作業部、24は供給/
排出部を示している。同図に示すように、供給/排出部
23には、供給もしくは排出物体を集積する1ないし1
5のブロックと、赤と青のカラー表示板を集積する領域
が設けられており、最初、1,2,3のブロックは空で
あり、4ないし15のブロックに作業の対象となる物体
が集積されている。
【0056】また、作業部23には、物体が供給される
供給部23aと作業済みの物体が集積される排出部23
bが設けられている。図14は供給/排出部24から作
業部23に物体を供給し、作業済みの物体を作業部23
から供給/排出部24に排出する手順の一例を示してお
り、同図(a)は供給時の手順を示し、(b)は排出時
の状態を示している。
【0057】同図(a)に示すように、供給時には、ブ
ロック4から物体を作業部23に供給し(同図(a)の
(1) 〜(10))、次に、ブロック5から物体を供給する
(同図(a)の(11)〜(20))。以下同様にブロック6な
いし15から物体を作業部23に供給する(同図(a)
の(21)〜(30))。例えば、前記したフロッピー・ディス
クに対するコピー作業を行う場合には、まず、マスター
・ディスクを作業部23aに供給し、次に、コピーされ
るフロッピー・ディスクを供給する。
【0058】作業済みの物体を作業部23から供給/排
出部24に排出する場合には、まず、物体を排出できる
領域をサーチし、次に前記したように、物体間の区切り
を示すカラー表示板を介在させながら、まず、空のブロ
ック1ないし3に排出し、次に、物体を供給することに
より、空となった4以降のブロックに排出する。例え
ば、フロッピー・ディスクのコピー作業の場合には、図
13(b)に示すように、まず、空の領域をサーチし
(同図(b)の(1) )、次に、青のカラー表示板をブロ
ック1に排出する(同図(b)の(2) )。ついで、マス
ター・デッスクおよびそれの内容がコピーされたフロッ
ピー・ディスクを排出し(同図(b)の(3) 〜(12))、
最後に赤いカラー表示板をブロック1に排出する(同図
(b)の(13))。
【0059】図15は物体の排出時に供給/排出部24
における空の領域をサーチし、物体間の区切りを示すカ
ラー表示板を入れる処理を示すフローチャートであり、
同図において、ステップW1において、ロボットのアー
ムを下降させ、ステップW2において、ハンドに付けた
物体の存在を検出するセンサがオンであるか否かを判別
し、オンでない場合には、ステップW1に戻り上記処理
を繰り返す。センサがオンになると、ステップW3にお
いて、ロボットのZ軸の位置が下限か否かを判別し、下
限でない場合には、ステップW4において、そのブロッ
クには物があると判断して、ステップW5に行き、その
ブロックが最終のブロックが否かを判別する。そして、
最終のブロックでない場合には、次のブロックにいき
(ステップW6)、ステップW1に戻り、上記処理を繰
り返す。また、最終のブロックである場合には、終了す
る。
【0060】また、ステップW3において、Z軸の下限
であると判別された場合には、ステップW7において、
前回おいたカラー表示板の色が赤以外であるか否かを判
別し、赤以外であれば、ステップW8に行き、赤いカラ
ー表示板を供給/排出部24のそのブロックに移す。ま
た、ステップW9において、前回置いたカラー表示板が
赤であると判別された場合には、ステップW9に行き、
青いカラー表示板を供給/排出部24に移す。ついで、
図14の(3) 〜(12)に示す排出作業を行う。
【0061】図16は一連の物体を排出したのち、区切
りとなるカラー表示板をそのブロックに移す処理を示す
フローチャートであり、同図のステップY1において、
前回おいたカラー表示板の色が赤以外であるか否かを判
別し、赤以外であれば、ステップY2に行き、赤いカラ
ー表示板を供給/排出部24のそのブロックに移し、次
の空の領域をサーチする場合には、図15のAに行く。
【0062】また、ステップY1において、前回おいた
物体が赤であると判別された場合には、ステップY3に
行き、青いカラー表示板を供給/排出部24に移し、次
に、上記と同様、次の空の領域をサーチする場合には、
図15のAに行く。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、供給/排出部にランダムに積まれた物体の各領域を
サーチして、物体が存在する領域の位置およびその領域
における物体の量を検出して物体を作業部に順次供給
し、また、物体の排出時には、供給/排出部の各領域を
サーチして、物体を排出できる領域を検出して供給/排
出部に、物体を排出するようにしたので、任意の高さに
積まれた供給物体を、位置、量を判断しながら自動的に
供給することができるとともに、空になった領域など排
出可能な領域に物体を自動的に排出することができる。
したがって、予め供給物体を置く領域と、排出物体を置
く領域を定めて置く必要がなく、スペースを有効に活用
することができ、また、物体の供給/排出をフレキシブ
ルに行うことが可能となる。
【0064】また、一連の物体を排出する際、排出物体
の間に表示板を介在させるこのにより、一連の排出物体
を区別して取り出すことができるとともに、一連の排出
物体が異なった領域に跨がって排出されたり、あるい
は、一連の排出物体間に異なった種類の物体が介在した
場合であっても、一連の排出物体を排出順に並べ直すこ
とができる。
【0065】さらに、ロボットのハンドに保持した物体
の向きを判別するセンサを取り付けて置くことにより、
物体の向きを補正することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の実施例の物体供給/排出装置の一例を
示す図である。
【図3】本発明の実施例のロボットのハンド機構を示す
図である。
【図4】本発明の実施例の物体の供給/排出部を示す図
である。
【図5】本発明の実施例の物体供給処理のフローチャー
トを示す図である。
【図6】物体の供給および排出を行う際の動作を説明す
る図である。
【図7】排出するブロックをサーチする処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】物体を排出する処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】物体の向き揃えて供給もしくは排出する実施例
を示す図である。
【図10】フロッピー・ディスクの向き、種類を判別す
る実施例を示す図である。
【図11】フロッピー・ディスクの向き補正処理を示す
フローチャートである。
【図12】排出された物体を区切る表示板を用いる実施
例を示す図である。
【図13】供給/排出部における各ブロックの配置を示
す図である。
【図14】供給/排出部と作業部間の物体の供給/排出
の手順の一例を示す図である。
【図15】空の領域をサーチし表示板を入れる処理を示
すフローチャートである。
【図16】排出作業の最後に表示板を入れる処理を示す
フローチャートである。
【図17】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 移送装置 1a 物体保持機構 1b 物体存在検出手段 2 供給/排出部 4 制御手段 5 記憶手段 6 作業部 7 表示板 21 ロボットのアーム 22 ロボットのハンド 23 作業部 24 供給/排出部 26 ロボットの制御部 31 バキューム・ハンド 32 バキューム・ハンド取付部材 33 バキュームを供給するホース 34 検出レバー 35 遮蔽板 36 センサ 38 ロボットの軸 39 ロボットに保持される物体 41 未供給の物体 42 仕切り板 43 排出された物体 43−1〜43−5 カラー表示板 91 センサ 92 発光部 101 フロッピー・ディスク
フロントページの続き (72)発明者 岡田 博之 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地 の2 株式会社ピーエフユー内 (56)参考文献 特開 平3−13403(JP,A) 特開 平1−317993(JP,A) 実開 昭62−71183(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/00 - 1/20 B65G 60/00 B66C 13/22,13/48

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体の存在を検出する物体存在検出手段
    (1b)と物体の向きを検出するセンサ(1c)を具備する物体
    保持機構(1a)と、その動作を制御する制御手段(4) とを
    備えた移送手段(1) により、物体が集積された供給/排
    出部(2) から集積された物体(3a)を作業部(6) へ移送
    し、作業済の物体(3b)を作業部(6) から供給/排出部
    (2) に排出する物体の供給/排出方法であって物体を作業部(6) に供給する際、 移送手段(1) は、供給
    /排出部(2) にランダムに積まれた物体(3a)の各領域を
    サーチして、物体(3a)の存在する領域の位置およびその
    領域における物体の量を検出して記憶手段(5) に記憶
    し、記憶手段(5)に記憶された結果に基づき、物体の存
    在する領域から順次物体(3a)を取り出して作業部(6) へ
    移送し作業部(6) からの作業済の物体(3b)を供給/排出部(2)
    へ排出する際、移送手段(1) は、供給/排出部(2) の各
    領域をサーチして、物体(3b)を排出できる領域を検出し
    て記憶手段(5) に記憶し、記憶手段(5) の記憶結果に基
    づき、物体を排出できる領域に作業済の物体(3b)を順次
    排出し、 上記供給もしくは排出作業を行う際、上記センサ(1c)に
    より物体の向きを検出し、物体の向きの補正をする こと
    を特徴とする物体の供給/排出方法。
  2. 【請求項2】 移送手段(1) の制御手段(4) が、供給/
    排出部(2) の各領域の上部の所定位置に物体保持機構(1
    a)を位置決めしたのち、物体保持機構(1a)を下降させて
    物体存在検知手段(1b)が物体(3a,3b) の存在を検出する
    までの下降量をカウントし、 上記カウント値に基づき、物体の存在量および物体の位
    置を求めることを特徴とする請求項1の物体の供給/排
    方法。
  3. 【請求項3】 物体存在検出手段(1b)を具備する物体保
    持機構(1a)と、その動作を制御する制御手段(4) とを備
    えた移送手段(1) により、作業部(6) から作業済の物体
    (3b)を供給/排出部(2) に排出する物体の排出方法であ
    って、 供給/排出部(2) に複数種類の表示板(7) を集積し、 作業部(6) からの作業済の物体(3b)を供給/排出部(2)
    へ排出する際、移送手 段(1) は、供給/排出部(2) の各
    領域をサーチして、物体(3b)を排出できる領域を検出し
    て記憶手段(5) に記憶し、記憶手段(5) の記憶結果に基
    づき、物体を排出できる領域に作業済の物体(3b)を順次
    排出し、 また、作業部(6) から一連の作業済の物体が排出される
    とき、移送手段(1) は、上記供給/排出部(2) から表示
    板を上記物体の排出領域に移送して、一連の物体の最初
    と終わりが識別できるように一連の物体の最初と最後に
    表示板を介在させる ことを特徴とする物体の排出方法。
  4. 【請求項4】 一連の排出物体(3b)が異なった領域に跨
    がって排出されたりあるいは一連の排出物体(3b)間に異
    なった種類の物体が介在することにより、一連の排出物
    体(3b)が分割された場合に、移送手段(1) は、供給/排
    出部(2) から一連の排出物体(3b)の連続性を示す表示板
    を上記物体の排出領域に移送して、 上記表示板を一連の排出物体(3b)の分割部の前後に介在
    させることを特徴とする請求項3の 物体の排出方法。
  5. 【請求項5】 物体存在検出手段(1b)を具備する物体保
    持機構(1a)と、その動作を制御する制御手段(4) とを備
    えた移送手段(1) により、物体が集積された供給/排出
    部(2) から、集積された物体(3a)を作業部(6) へ供給
    し、作業部から作業済の物体を供給/排出部(2) に排出
    する物体の供給/排出方法であって、 移送手段(1) は、供給/排出部(2) の各領域をサーチし
    て、物体を供給、もしくは、排出できる領域を検出して
    記憶手段(5) に記憶し、記憶手段(5) に記憶された結果
    に基づき、供給する物体が存在する位置もしくは物体を
    排出する位置を求めて物体の供給もしくは排出作業を行
    い、 上記供給もしくは排出作業を行う際、移送手段(1) は、
    物体保持機構(1a)が物体を保持できなかった場合に、一
    旦、他の物体の供給もしくは排出作業を行い、 ついで、上記保持できなかった物体を保持する作業を再
    試行し、再試行を行うに際して、排出する物体の保持作
    業を供給する物体の保持作業に優先して行う ことを特徴
    とする物体の供給/排出方法。
  6. 【請求項6】 作業部に供給される物体(3a)を集積する
    とともに、排出された物体(3b)が集積される供給/排出
    部(2) と、 供給/排出部(2) から供給された物体(3a)に所定の作業
    を行う作業部(6) と、 物体の存在を検出する物体存在検
    出手段(1b)と物体の向きを検出するセンサ(1c)を具備す
    る物体保持機構(1a)と、その動作を制御する制御手段
    (4) とから構成され、供給/排出部(2) に集積された供
    給物体(3a)を取り出して作業部(6) に供給し、作業済み
    の物体(3b)を作業部(6) より取り出し、供給/排出部
    (2) に排出する移送手段(1) と、 物体存在検出手段(1b)により検出された物体の位置、お
    よび、量を記憶する記憶手段(5) とを備え、 制御手段(4) は、物体を作業部(6) に供給する際、移送
    手段(1) により供給/排出部(2) にランダムに積まれた
    物体(3a)の各領域をサーチさせ、物体(3a)の存在する領
    域の位置およびその領域における物体の量を記憶手段
    (5) に記憶させ、記憶手段(5) に記憶された結果に基づ
    き、供給する物体が存在する位置を求め、求めた位置に
    物体保持機構(1a)を移動させて、物体の存在する領域か
    ら順次物体(3a)を取り出して作業部(6) へ移送させ、 作業部(6) からの作業済の物体(3b)を供給/排出部(2)
    へ排出する際、移送手段(1) により、供給/排出部(2)
    の各領域をサーチさせて、物体(3b)を排出できる領域の
    位置を検出して記憶手段(5) に記憶させ、記憶手段(5)
    に記憶された結果に基づき、物体を排出できる領域に物
    体保持機構(1a)を移動させて、作業済の物体(3b)を順次
    排出し、 上記供給もしくは排出作業を行う際、上記制御手段(4)
    は、上記センサ(1c)により物体の向きを検出し、物体の
    向きの補正をする ことを特徴とする物体の供給/排出装
    置。
  7. 【請求項7】 物体を保持するバキューム・ハンドを備
    えた物体保持機構(1a)と、物体保持機構(1a)が物体に所
    定距離まで接近したとき、出力を発生する物体存在検出
    手段(1b)とを備えたことを特徴とする請求項6の物体の
    供給/排出装置。
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