JP2780575B2 - 並列画像生成装置 - Google Patents

並列画像生成装置

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JP2780575B2 JP4199391A JP19939192A JP2780575B2 JP 2780575 B2 JP2780575 B2 JP 2780575B2 JP 4199391 A JP4199391 A JP 4199391A JP 19939192 A JP19939192 A JP 19939192A JP 2780575 B2 JP2780575 B2 JP 2780575B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3次元座標で表現され
た形状データに基づいて画像を生成する並列画像生成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、3次元座標で表現された物体の形
状データに基づいて、任意の位置からこれを見たときの
3次元的な画像を生成する技術が注目されている。この
技術は商品の設計、テレビ放送や映画において用いられ
る映像効果、物理的な事象のシミュレーション等の分野
で非常に有効なものとなっている。
【0003】図2に一般的な画像生成装置の一例を示
す。形状データ保持手段21には表示されるべき物体を
3次元座標で記述した形状データが蓄積されており、こ
れが画像生成手段22に出力される。一般的に形状デー
タは便利に扱うことのできる小さな区分(形状要素)に
分解された形式になっており、これは多くの場合、平面
多角形である。すなわち1つの物体は平面多角形の集合
として表現される。画像生成手段22では形状データを
処理、操作して画像を生成する。
【0004】画像生成のためのデータ処理法は、例えば
「コンピュータ グラフィクッス」(Computer Graphic
s PRINCIPLES AND PRACTICES、Foley, van Dam, Feine
r,Hughes著、ADDISON-WESLEY PUBLISHING COMPANY、(19
90))等に詳しく記されているが、一般的には座標変換
手段23によって入力された形状要素ごとに設定された
視点を原点とする座標系に座標変換し、その後画素生成
手段24によって生成する画像を構成する各画素ごとの
輝度を、その画素上に存在する形状要素とその表面属
性、光源等の周囲の環境属性を考慮して算出する。
【0005】処理時間はほぼ座標変換処理については形
状要素の数に比例し、画素生成処理については輝度を算
出するべき画素の数に比例する。また、画像中のある特
定の座標に複数の形状要素が存在する場合は、最も手前
のものだけを選択し、その形状要素の表面属性に応じた
輝度を算出しなければならない。さらに、最も手前の形
状要素の表面属性が半透明である場合は、その透過度を
考慮しながら次に手前にある形状要素の輝度と合成する
必要がある。そして最後に画像表示手段25によって、
生成された画像が表示される。
【0006】このような画像生成処理には膨大な数値演
算処理が必要である上に、より現実感のある画像を生成
するために多量の形状データを用いたり、ある種のシミ
ュレータでは非常に高速な画像生成が必要とされている
ので、図2のような構成の画像生成装置では必要な画像
生成能力を達成することが不可能である。従って、画像
生成能力の向上のために複数の画像生成手段を並列に動
作させる形式の並列画像生成装置が提案されている(例
えば、特開平2−284277号公報)。
【0007】そこで以下図面を参照しながら、従来の並
列化手法を用いた並列画像生成装置の例について説明す
る。図3は従来の並列画像生成装置の第1の例を示すも
のである。図3において、31は形状データ保持手段
で、表示されるべき物体の形状データを分割して(図3
の例では4分の1づつ)保持している。32は画像生成
手段で、それぞれ別々の形状データ保持手段に接続され
ている。33は画素データ保持手段で、生成画像を構成
する各画素の属性と奥行き値(Z値と呼ぶ)を保持する
ための記憶領域を持っている。これをフレームバッファ
及びZバッファと呼ぶ。画素の属性は例えば赤(R)、
緑(G)、青(B)の輝度といったものになる。
【0008】以上のように構成された並列画像生成装置
についてその動作を以下に説明する。画像生成手段32
は図3の例ではそれぞれ全体の4分の1づつの形状デー
タを入力され、それぞれ独立に画像生成処理を実行す
る。その結果から、各画素の属性と奥行き値からなる画
素データを画素データ保持手段33に出力する。画素デ
ータ保持手段33は入力された奥行き値とZバッファ3
5に保持している奥行き値を比較し、入力の奥行きのほ
うが小さい時のみZバッファ35とフレームバッファ3
4の当該画素に入力値を書き込む。そして一連の画素デ
ータの入力が終了し、1つの画像が完成するとフレーム
バッファ34の内容を読み出し、画像表示手段36に出
力し、画像表示手段36が画像を表示する。
【0009】図3の例では複数の形状データ保持手段で
構成する場合を挙げたが、1つ形状データ保持手段が複
数の画像生成手段に形状データを分配するような構成を
とるものもある。この場合でも画像生成手段以降の動作
は図3の場合と同じである。
【0010】次に、図4に従来の並列画像生成装置の第
2の例を示す。図4において、41は形状データ保持手
段で、表示されるべき物体の形状データをすべて保持し
ている。42は画像生成手段で、複数の画像生成手段が
1つの形状データ保持手段41に接続されている。43
は画素選択手段で、複数の画像生成手段42が出力した
画素データから必要なものを選択して画像表示手段44
に出力する。
【0011】以上のように構成された並列画像生成装置
についてその動作を以下に説明する。形状データ保持手
段41は複数の画像生成手段42へ形状データを出力す
る。この時、形状データを分配するのではなく、すべて
のデータをすべての画像生成手段42へ出力する。すな
わち、画像生成手段42には同一の形状データが入力さ
れることになる。画像生成手段42は生成する画像中の
画素を分割して分担し、図4の場合は4分の1づつの画
素データを生成する。
【0012】画像の分割の方法は、例えば図5aのよう
に画像を4つの領域に分割してそれぞれの領域を別の画
像生成手段42に担当させる方法や、図5bのように画
像を非常に小さい領域(普通は1画素相当)に分割し、
それぞれ隣あった領域が同一の画像生成手段42の担当
にならないようにしながら、4分の1づつ割り当てる方
法がある。
【0013】また、1つの形状データ保持手段41が多
数(図4の場合は4個)の画像生成手段42にデータを
送る形式は、画像生成手段の数が多くなった場合に問題
があるので、形状データ保持手段を画像生成手段の数と
同数だけ用意して1対1に接続する方法もある。この場
合はすべての形状データ保持手段は全く等しい内容の形
状データを保持している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら一般的に
処理を並列化して実行するような装置の理想は、並列要
素の数に比例した処理能力(すなわちn個の画像生成手
段でn倍の処理能力)を得ることと、並列要素数が無制
限に増大することを認めるような構成をとることである
が、前記のような従来の構成の並列画像生成装置では、
以下に述べるようにこの理想を満たしていない。
【0015】まず図3に示す第1の従来例のような構成
では、すべての画像生成手段32が1つの画素データ保
持手段33に画素データを出力する構成になっている。
一般的にフレームバッファ34とZバッファ35は半導
体メモリ用いて実現されており、同時に複数のデータの
読み出しや書き込みを行なうことができない。従って、
何らかの調整機構を設け複数の画像生成手段の出力を禁
止する必要がある。
【0016】しかも、調整機構が働いている時間は画像
生成手段32の画素データ出力は中断されるので、全体
としての画像生成効率を下げることになる。さらに、画
像生成手段32の数が増加すればするほど、同時に画素
データ出力が発生する頻度が高くなり、さらに効率が下
がる。これは、並列要素数の増加に限界があることを示
している。
【0017】図4に示す第2の従来例のような構成で
は、すべての画像生成手段が同一の形状データを入力さ
れるので、座標変換処理の時間は全く短縮されない。例
えば座標変換処理に要する時間と画素生成処理に要する
時間が1対1の場合を仮定すると、図4のように4個の
並列要素を並列動作させた場合でも、画素生成時間のみ
が4分の1になるに過ぎないので、全体の画像生成時間
は8分の5にしかならない。
【0018】第1と第2の従来例を組み合わせて、座標
変換処理は形状要素単位で並列化し、画素生成処理は画
素単位で並列化する手法も存在するが、座標変換手段か
ら画素生成手段への通信路は並列要素が増加するに従っ
て非常に複雑なものになり、並列要素数を無制限に増加
させることが不可能となってしまう。
【0019】以上のような問題点に留意し、本発明は次
に示すような特徴を持つ並列画像生成装置を提供するこ
とを目的とする。 1.並列要素数に比例した処理能力を得ることができ
る。 2.並列要素数を無制限に増加させることができる。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の並列画像生成装置は、複数の形状データ保持
手段と、前記形状データ保持手段のそれぞれと1対1に
接続された複数の画像生成手段とを有し、前記画像生成
手段と同じ数で画像生成手段と1対1に接続された画像
合成手段を列状に接続し、列の最後に画像表示手段を接
続するという構成を備えたものである。
【0021】
【作用】本発明は前記した構成をとることによって、個
々の画像生成手段はそれが接続されている形状データ保
持手段から形状データを入力されるとそれを処理し、画
素データをそれが接続されている画像合成手段に出力す
る。
【0022】個々の画像合成手段はそれが接続されてい
る画像生成手段と前段の画像合成手段とから入力された
画素データの奥行き値を比較し、より奥行き値の小さい
画素データを選択し、後段の画像合成手段に出力する。
【0023】以上のように動作することによって、画像
生成手段がそれぞれ独立に画像生成処理を行って出力し
た画素データを画像合成手段が合成し、1つの画像とす
ることができる。従って、個々の画像生成手段は1つの
形状データ保持手段とのみ接続され、それが保持してい
る形状データだけの処理をすれば良いので、画像生成手
段の数に比例した処理能力を得ることが可能である。
【0024】また、画像合成手段もただ1つの画像生成
手段にしか接続されていないので複数の画像生成手段の
出力を禁止する調整機構が必要なく、従って、画像生成
手段は画素データ出力を中断されることなく連続的に出
力することができる。
【0025】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の実施例の並列画像生成装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の
第1の実施例における並列画像生成装置を示すものであ
る。
【0026】図1において、11は形状データ保持手
段、12は画像生成手段、13は画像合成路であり、画
像合成路13は初期画像生成手段15、複数の画像合成
手段14、画像表示手段16を一列に接続したような構
成をとっている。また、形状データ保持手段11、画像
生成手段12、画像合成手段14が順に接続されてお
り、これが1つの並列要素となっている。図1では並列
要素が4つの場合の例を挙げたがさらに多くの並列要素
を用いても全く同じ構成が可能である。
【0027】以上のように構成された並列画像生成装置
について、以下にその動作を説明する。
【0028】形状データ保持手段11は完成画像上に表
示されるべき物体の形状データを分割して(図1の場合
は全体の4分の1づつを)保持しており、これを画像生
成手段12に出力する。
【0029】画像生成手段12は、それぞれ別々の形状
データ保持手段11に接続されており、これから入力さ
れた形状データを処理、操作して画素データを生成、出
力する。従って、個々の画像生成手段12は全体の4分
の1の形状データしか処理しない。画素データは1つの
画像を構成する各画素ごとに属性(例えばRGB)と奥
行き値から構成され、表示されるべき物体が全く存在し
ない画素では表現できる最も大きい値が奥行き値とな
る。またこの時、画素データは画像上の座標順に規則正
しく出力されなければならない。
【0030】例えば図6に示したように、最も上の水平
走査線上を左から右へ、その後1つ下の水平走査線上を
同じく左から右へというように最後の水平走査線まで出
力する。
【0031】画像合成手段14は、それぞれ別々の画像
生成手段12に接続されており、さらに画像合成手段同
志が一列に接続されている。個々の画像合成手段(例え
ば14c)は、それに接続されている画像生成手段(1
2c)と、前段の画像合成手段(14b)とから画素デ
ータが入力される。この時2つの画素データは画像上で
同一の座標値のものが同時に入力されるようになってい
る。そこで、その画素データ中の奥行き値を比較し、奥
行き値の小さい方を選択して後段の画像合成手段(14
d)に出力する。
【0032】画像合成路全体としては、例えば図1の最
も右の画像合成手段14dがX座標がXの画素の奥行き
値を比較している時点では画像合成手段14cはX座標
がX+1、画像合成手段14bはX座標がX+2、画像
合成手段14aはX座標がX+3の画素の処理を行なう
といったパイプライン型の処理を行なっている。画像生
成手段12は接続されている画像合成手段14の必要と
する画素データを必要な時点で出力する。
【0033】初期画像生成手段15は、奥行き値を表現
できる最も大きな数値にした画素データを画像合成手段
14aに出力する。これが画像合成路中を転送される画
素データの始まりとなる。初期画像生成手段15が出力
した画素データには表示されるべき物体の像は含まれて
いないが、画像合成手段14aを通過した時には画像生
成手段12aが生成した画像(すなわち、形状データ保
持手段11aに保持されている形状データだけから生成
された画像)が合成されている。さらに画像合成手段1
4b、14c、14dを通過してそれぞれ画像生成手段
12b、12c、12dが生成した画素が合成され完成
画像となる。最後に画像表示装置16は完成画像を表示
する。
【0034】以上のように、形状データ保持手段11が
全体の形状データをそれぞれ分割して保持し、その分割
された形状データを個々の画像生成手段12が別々に処
理することにより、画像生成手段12の個数に比例した
画像生成能力を得ることが可能である。それに加えて、
初期画像生成手段15、画像合成手段14、画像表示手
段16を一列に接続した構成の画像合成路13を設け、
複数個存在し並列動作する画像生成手段12のそれぞれ
が画像合成手段14に接続されたような構成を取ること
により、並列要素数が増大し画像合成路13が非常に長
くなっても、個々の画像合成手段14の入出力数は変化
しないので、並列要素数を無制限に増大させることがで
きる。
【0035】また、実際に並列画像生成装置を実現する
時も形状データ保持手段11と画像生成手段12、画像
合成手段14各1個で1つのユニットとして扱うことが
できるので、ユニット単位での増設が容易になり、且つ
増設したユニットの数に比例して画像生成能力も向上す
るような装置にすることができるという利点もある。
【0036】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。図7は画像生成
手段12の内部構成である。
【0037】図7において、71は座標変換手段で、座
標変換処理を行なう。72は画素データ生成手段で、画
素データを生成する。73は画素データ保持手段で、そ
の内部に生成画像を構成する各画素の属性と奥行き値を
保持するための記憶領域を持っている。この記憶領域
が、図7ではフレームバッファ74及びZバッファ75
で示されている。フレームバッファ74とZバッファ7
5はダブルバッファ構成をとっており、一方に画素デー
タを入力すると同時に他方からの画素データの出力が可
能である。
【0038】以上のように構成された並列画像生成装置
について、以下にその動作を説明する。
【0039】まず、形状データ保持手段11から画像生
成手段12に形状データが形状要素である平面多角形単
位で入力される。この平面多角形は座標変換手段71で
座標変換処理が行なわれ、その後、画素データ生成手段
72で当該平面多角形を構成するすべての画素の属性と
奥行き値が計算され、順に画素データ保持手段73に出
力される。画素データ保持手段73では入力された画素
データをどちらか一方のフレームバッファ(例えば74
aとする)とZバッファ(同じく75aとする)に格納
する。このとき既に格納されている画素が存在する場合
はZバッファの奥行き値と入力画素データの奥行き値を
比較し、入力の方が小さい時のみフレームバッファ74
aとZバッファ75aを更新する。
【0040】一連の形状データ入力が終了し、1枚の画
像が完成するとフレームバッファ74とZバッファ75
の入力バッファを切替え、次の画像のための形状データ
が入力、処理される。従って、生成された画素データは
フレームバッファ74bとZバッファ75bに格納され
る。これと同時に既に完成している画像が保持されてい
るフレームバッファ74aとZバッファ75aの画素デ
ータは画像合成手段14に座標順に規則正しく出力され
る。
【0041】第1の実施例では、画像生成手段12は画
像上を順に走査していくような、規則正しい画素データ
の出力が必要とされ、また、その画像生成手段12と前
段の画像合成手段14が同時に同じ座標の画素データを
出力するような機構が必要とされた。
【0042】そこで、第2の実施例では、フレームバッ
ファ74とZバッファ75を用いて、一度画素データ生
成手段72が出力するすべての画素データを蓄積した後
で、これを座標順に規則正しく出力することで前記の機
構を実現している。
【0043】さらに、フレームバッファとZバッファを
ダブルバッファ構成にすることにより、画素データ生成
手段72が出力する画素データの蓄積と、画素データの
画像合成手段14への出力を同時に行なうことができる
ようにして、画像生成能力の向上を実現している。
【0044】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について図面を参照しながら説明する。図8は本発明の
第3の実施例における並列画像生成装置を示すものであ
る。第1の実施例を示す図1と比較すると、画像合成路
13の最後段の画像合成手段14dと画像表示手段16
の中間に属性合成手段17が挿入されている。
【0045】まず、画像生成手段12は形状データ記憶
手段11から入力された形状データに従って、画素デー
タを出力する。その時、奥行きの最も小さいものだけで
はなく、最も小さいものから順に複数(例えば4個づ
つ)の属性と奥行き値を出力する。この場合、属性には
RGBごとの輝度だけではなく、その画素の透過度が付
加される。以降、最も奥行き値の小さいものを第1レベ
ル、以後順に第2レベル、第3レベル、第4レベルと呼
ぶことにする。
【0046】個々の画像合成手段14もそれが接続され
ている画像生成手段12と1つ前段の画像合成手段14
から入力される複数(例えば各々4個づつで合計8個)
の奥行き値を比較し、入力された属性と奥行き値の中で
奥行き値のより小さいもの半分(合計8個の場合は4
個)を選択し後段の画像合成手段に出力する。
【0047】最後段の画像合成手段14dから出力され
た画素データは、属性合成手段17に入力される。属性
合成手段17は入力された複数の属性を合成して1つの
属性にする処理を実行する。この処理は例えば(数1)
に示したようなアルファ合成演算になる。
【0048】
【数1】
【0049】(数1)においてα1〜α4はそれぞれ第
1レベルから第4レベルまでの透過度で、0の時は不透
明、1の時は完全に透明(表示されない)、0から1の
間の数値の場合はその数の大きさに応じた半透明とな
る。R1〜R4、G1〜G4、B1〜B4は、それぞれ
第1レベルから第4レベルまでの赤、緑、青の輝度であ
る。そして、アルファ合成演算の結果のR、G、Bが画
像表示手段16に出力され、表示される。
【0050】以上のように第3の実施例によれば、1つ
の画素データに複数の属性と奥行き値を持たせることに
より、半透明な物体の表示を実現することが可能となっ
ている。
【0051】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
について図面を参照しながら説明する。図9は本発明の
第4の実施例における並列画像生成装置を示すものであ
る。第1の実施例との違いは、初期画像生成手段15に
本装置の外部から画像を入力する端子を設けていること
と、さらに、最後段の画像合成手段14dの出力が画像
記憶手段18に入力されており、画像記憶手段18の出
力は初期画像生成手段15の外部画像入力端子に接続さ
れていることである。
【0052】以上のように構成された並列画像生成装置
について、以下にその動作を説明する。
【0053】まず、初期画像生成手段15には本装置の
外部から画像が入力され、初期画像生成手段15はこの
画像から各画素単位のR、G、Bの輝度を抽出、画素デ
ータ中の属性とし、奥行き値には表現可能な最も大きい
数値から識別できる最も小さな数値を減じた値を付加し
て画像合成手段14aに出力する。
【0054】この画素データを入力された画像合成手段
14aは、接続されている画像生成手段12aから入力
された画素データと奥行き値を比較するが、初期画像生
成手段15が出力する奥行き値が前記のように設定され
ていることと、画像生成手段12が物体が存在しない画
素では奥行き値に表現可能な最も大きい数値を出力する
ことのために、物体が存在している画素では画像生成手
段12aからの画素データでが選択され、物体が存在し
ていない画素では、初期画像生成手段15からの画素デ
ータが選択されることになる。
【0055】従って、画像表示手段16で表示される画
像は、表示されるべき物体が存在する画素では画像生成
手段12aから12dで生成した画像が奥行き値に従っ
て合成されて表示され、物体が存在しない画素では初期
画像生成手段15に入力された外部画像が表示されるこ
とになる。これは外部画像を背景とし、それと生成画像
の合成処理を行なっていることに他ならない。
【0056】さらに、生成された画像の画素データは画
像表示手段16で表示されると同時に画像記憶手段18
にも入力され、保存される。保存された画素データは必
要に応じて取り出され、初期画像生成手段15の外部画
像入力端子から入力される。
【0057】このような構成をとることにより、前記の
外部画像を背景にする場合と全く同じ動作で一度生成さ
れた画像を背景として再利用することができる。
【0058】また、前記の例では初期画像生成手段15
が背景となるような奥行き値を自動的に生成していた
が、画像記憶手段18には奥行き値も保存されており、
これを入力することも可能であるので、この場合は、単
なる背景ではなく奥行き値を考慮した画像の合成を行な
うことが可能となる。このような機能を用いれば、あら
かじめ多数の移動しない物体だけで画像を生成して画像
記憶手段18で保存し、その後この画像に合成する形式
で少数の移動する物体の画像を連続的に生成することに
より、少数の物体の処理だけで動画像を生成することが
可能となる。
【0059】以上のように、第4の実施例によれば、初
期画像生成手段15に外部入力端子を設けるだけで、特
別な画像合成装置なしで外部画像を背景とし、内部で生
成した画像との合成を行なうことができ、さらに、画像
記憶手段18を付加することにより、一度生成された画
像を再利用した高速な画像生成を行なうことが可能とな
っている。
【0060】なお、前記第2の実施例ではフレームバッ
ファとZバッファの大きさを1画像相当とし、1枚の画
像が生成された時点で入出力バッファが切り替わること
としたが、各バッファの大きさをもっと小さくとり、例
えば1水平走査線相当で、1水平走査線上の処理の終了
ごとにバッファが切り替わるような構成でも構わない。
【0061】さらに、前記のすべての実施例において、
奥行き値はその値が小さいほど奥行きが小さい(視点に
近い)ものとしたが、逆に奥行きが小さいほどその値が
大きくなるように奥行き値を定義しても、画像合成手段
14ではより奥行き値の大きいものを選択し、初期画像
生成手段15では表現できる最も小さい数値を奥行き値
として出力することで、本実施例における並列画像生成
装置と同様に実現できる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明の並列画像生成装置
は、複数の形状データ保持手段と、前記形状データ保持
手段のそれぞれと1対1に接続された複数の画像生成手
段とを備え、前記画像生成手段のそれぞれと1対1に接
続された画像合成手段を列状に接続し、列の最後に画像
表示手段を接続したことにより、並列要素数に比例して
処理能力を向上させ、且つ無制限な並列要素数の増大を
認めるような構成をとることができる。
【0063】また、画像生成手段内に2つの記憶領域の
フレームバッファとZバッファを設けることと、これら
のバッファをダブルバッファ構成にすることにより、画
像生成能力の向上を実現している。
【0064】さらに、1つの画素データに複数の属性と
奥行き値を持たせることにより、半透明な物体の表示を
実現することが可能となり、初期画像生成手段に外部入
力端子を設けることにより背景の合成が、画像記憶手段
を付加することにより一度生成された画像の再利用が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における並列画像生成装
置のブロック図
【図2】一般的な画像生成装置の一例を示すブロック図
【図3】従来の並列画像生成装置の第1の例を示すブロ
ック図
【図4】従来の並列画像生成装置の第2の例を示すブロ
ック図
【図5】(a)は従来の並列画像生成装置における4つ
の領域に画像分割する例を示す図 (b)は同画像を非常に小さい領域に分割する例を示す
【図6】画像合成手段に入力される画素データの並びを
示す図
【図7】本発明の第2の実施例における並列画像生成装
置の画像生成手段ブロック図
【図8】本発明の第3の実施例における並列画像生成装
置のブロック図
【図9】本発明の第4の実施例における並列画像生成装
置のブロック図
【符号の説明】
11 形状データ保持手段 12 画像生成手段 13 画像合成路 14 画像合成手段 15 初期画像生成手段 16 画像表示手段 17 属性合成手段 18 画像記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 西村 健二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 中 俊弥 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 峰久 次郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 安部 美乃夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−232076(JP,A) 特開 平3−233781(JP,A) 特開 平3−201081(JP,A) STEVEN MOLNER”PIX ELFLOW:HIGH−SPEED RENDERING USING IM AGE COMPOSITION”,C OMPUTER GRAPHICS,A CM SIGGRAPH,JULY 1992,VOL.26,NO.2,P.231 −240 JOHN POULTON”BREA KING THE FRAME−BUF FER BOTTLENECK WIT H LOGIC−ENHANCED M EMORIES”,IEEE COMP UTER GRAPHICS AND APPLICATIONS,IEEE, NOVEMBER 1992,P.65−74 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 15/40,1/20 (FTERMテーマコード 5B08 0;キー CA03) JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N(N≧1)個の形状データ保持手段と、
    前記形状データ保持手段のそれぞれに1対1に接続され
    たN個の画像生成手段と、最前段に初期画像生成手段、
    最後段に画像表示手段、その中間に前段の出力が後段の
    入力になるようなN個の画像合成手段が列状に接続さ
    れ、さらに前記画像合成手段のそれぞれが前記画像生成
    手段のそれぞれと1対1に接続された画像合成路とを具
    備し、前記形状データ保持手段は、それぞれが1つの画
    像中に存在する3次元形状のデータを分割して保持し、
    前記画像生成手段はこれに接続されている前記形状デー
    タ保持手段が保持している3次元形状データに従って画
    素ごとの属性と奥行きからなる画素データを生成及び出
    力し、前記初期画像生成手段は最前段の前記画像合成手
    段に奥行きの最も大きい画素データを与え、前記画像合
    成手段は前記画像生成手段から入力される画素データと
    前記画像合成路内の前段から入力される画素データとの
    奥行きを比較し、奥行きの小さいものを選択して前記画
    像合成路内の後段へ出力し、前記画像表示手段は最後段
    の前記画像合成手段の出力する画素データから画像を表
    示することを特徴とする並列画像生成装置。
  2. 【請求項2】画像生成手段は、入力を前記形状データ保
    持手段に接続された画素データ生成手段と、入力を前記
    画素データ生成手段に接続され、出力を画像合成手段に
    接続された画素データ保持手段とを具備し、前記画素デ
    ータ生成手段は入力された形状データから画素データを
    生成し、前記画素データ保持手段は内部に画素データを
    保持する記憶領域を持ち、前記記憶領域中の奥行きと前
    記画素データ生成手段から入力された画素データの奥行
    きを比較し、入力された画素データの方が奥行きが小さ
    い場合のみ記憶領域中の画素データを入力されたものに
    書き換え、一連の画素データの入力終了ごとに記憶領域
    中の画素データを読み出して出力することを特徴とする
    請求項1記載の並列画像生成装置。
  3. 【請求項3】画素データ保持手段は2つの記憶領域を持
    ち、一方の記憶領域は前記画素データ生成手段から入力
    された画素データによって更新されると同時に、他方の
    記憶領域は画素データが読み出されて出力され、一連の
    画素データの更新と読み出しの終了ごとに更新される記
    憶領域と読み出される記憶領域が入れ替わることを特徴
    とする請求項2記載の並列画像生成装置。
  4. 【請求項4】画像生成手段は、奥行きの最も小さいもの
    から順にM(M≧1)個の属性とM個の奥行きを持った
    画素データを出力し、画像合成手段はM個の属性と奥行
    きを持った画素データを前記画像生成手段と画像合成路
    内の前段の両方から入力され、これらの合計のM×2個
    の奥行きを比較し、より奥行きの小さいM個の属性と奥
    行きを選択し、画素データとして後段に出力することを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の並列画像
    生成装置。
  5. 【請求項5】画像合成路中の画像表示手段とこれに接続
    されている最後段の画像合成手段との中間に、画素デー
    タ中のM個の属性を合成し1つの属性とする属性合成手
    段を付加した請求項4記載の並列画像生成装置。
  6. 【請求項6】初期画像生成手段は、外部からの画像を入
    力する端子を持ち、外部から入力された画像を画素デー
    タに変換して最前段の画像合成手段に出力することを特
    徴とする請求項1記載の並列画像生成装置。
  7. 【請求項7】画像合成路中の最後段の画像合成手段が出
    力する画素データを蓄積する画像記憶手段を付加し、前
    記画像記憶手段の出力を初期画像生成手段に接続し、外
    部からの画像を入力する代わりに前記画像記憶手段に蓄
    積された画像を入力することを特徴とする請求項6記載
    の並列画像生成装置。
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