JP3527831B2 - ランダムドットの動画像の生成方法および生成装置ならびにランダムドット動画像表示処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ランダムドットの動画像の生成方法および生成装置ならびにランダムドット動画像表示処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP3527831B2
JP3527831B2 JP18877497A JP18877497A JP3527831B2 JP 3527831 B2 JP3527831 B2 JP 3527831B2 JP 18877497 A JP18877497 A JP 18877497A JP 18877497 A JP18877497 A JP 18877497A JP 3527831 B2 JP3527831 B2 JP 3527831B2
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俊夫 小長谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像生成方法、
ランダムドットの動画像の生成方法および生成装置なら
びにランダムドット動画像表示処理プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ランダムドットの動画像を表示するに
は、ドットパターンの異なる複数のランダムドットパタ
ーンを予め記憶装置に記憶しておく。たとえば、ドット
パターンの異なる8種類のランダムドットパターンを予
め記憶装置に記憶しておく。そして、各種類のランダム
ドットパターンを所定時間間隔でフレームメモリに順次
転送してディスプレイに表示させる。これにより、ラン
ダムドットのドット自体が動いているような動画像が得
られる。
【0003】ところで、ランダムドットの各ドットは、
1ビットで表現することができるが、パーソナルコンピ
ュータ等のハードウエアの制約上、ランダムドットの各
ドットは、通常は、8ビットで表現される。このため、
各種類のランダムドットパターンを順次フレームメモリ
に転送する従来の方法では、ランダムドットパターンの
切り替えに時間がかかるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ランダム
ドットパターンの切り替え時間の短縮化が図れるランダ
ムドットの動画像の生成方法および生成装置ならびにラ
ンダムドット動画像表示処理プログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的
とする。
【0005】この発明は、ランダムドットパターンの切
り替え時間の短縮化が図れかつ容易にランダムドットパ
ターンの動画像をカラー表示させることができるランダ
ムドットの動画像の生成方法および生成装置ならびにラ
ンダムドット動画像表示処理プログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的
とする。
【0006】この発明は、ランダムドットパターンの切
り替え時間の短縮化が図れかつ容易にランダムドットパ
ターンの動画像をカラー表示させることができると同時
に文字情報をランダムドットパターンの動画像とは異な
る色で表示させることができるランダムドットの動画像
の生成方法および生成装置ならびにランダムドット動画
像表示処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】 この発明によるランダム
ドットの動画像の生成方法は、1画素が2以上の整数で
あるnビットで表現される複数種類の表示用ランダムド
ットパターン画像を、所定時間毎に切り替えて表示する
ランダムドットの動画像の生成方法において、パターン
が異なる(n−1)種類の動画用ランダムドットパター
ン画像と、そのうちの1つの動画用ランダムドットパタ
ーン画像に対してパターンが反転された1つの反転ラン
ダムドットパターン画像とからなり、値が0である画素
データと1つのビット位置のみ値が1である画素データ
とによって表現され、かつ値が1であるビット位置がそ
れぞれ異なる複数種類のランダムドットパターン画像
、CPUが重畳して重畳画像を生成するステップ、上
記重畳画像と、上記nビットで表現される値の最大値と
最小値との2値からなる文字情報とに基づいて、CPU
重畳画像における文字情報表示位置が文字情報に置き
換えられた合成画像を生成してフレームメモリに格納す
るステップ、およびフレームメモリに格納した合成画像
から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを
PUが順次切り替えることにより、文字情報に対応する
画像と上記各動画用ランダムドットパターンに対応した
ランダムドットパターン画像とからなる複数種類の出力
画像を順次出力するステップを備えていることを特徴と
する。
【0015】各変換テーブルとしては、たとえば、入力
画素データが上記nビットで表現される値の最小値であ
るときには、所定の第1の色データを出力し、入力画素
データが上記nビットで表現される値の最大値であると
きには、所定の第2の色データを出力し、入力画素デー
タが上記最小値および最大値以外の場合には、入力画素
データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められ
た1つのビット位置の値が1であるときに所定の第3の
色データを出力し、変換テーブルごとに定められた1つ
のビット位置の値が1でないときには第4の色データを
出力するものが用いられる。
【0016】この発明によるランダムドットの動画像の
生成装置は、1画素が2以上の整数であるnビットで表
現される複数種類の表示用ランダムドットパターン画像
を、所定時間毎に切り替えて表示するランダムドットの
動画像の生成装置において、パターンが異なる(n−
1)種類の動画用ランダムドットパターン画像と、その
うちの1つの動画用ランダムドットパターン画像に対し
てパターンが反転された1つの反転ランダムドットパタ
ーン画像とからなり、値が0である画素データと1つの
ビット位置のみ値が1である画素データとによって表現
され、かつ値が1であるビット位置がそれぞれ異なる複
数種類のランダムドットパターン画像が重畳された重畳
画像と、上記nビットで表現される値の最大値と最小値
との2値からなる文字情報とに基づいて、重畳画像にお
ける文字情報表示位置が文字情報に置き換えられた合成
画像を生成してフレームメモリに格納する手段、および
フレームメモリに格納した合成画像から出力画像を得る
ための複数種類の変換テーブルを順次切り替えることに
より、文字情報に対応する画像と上記各動画用ランダム
ドットパターンに対応したランダムドットパターン画像
とからなる複数種類の出力画像を順次出力する手段を備
えていることを特徴とする。
【0017】各変換テーブルとしては、たとえば、入力
画素データが上記nビットで表現される値の最小値であ
るときには、所定の第1の色データを出力し、入力画素
データが上記nビットで表現される値の最大値であると
きには、所定の第2の色データを出力し、入力画素デー
タが上記最小値および最大値以外の場合には、入力画素
データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められ
た1つのビット位置の値が1であるときに所定の第3の
色データを出力し、変換テーブルごとに定められた1つ
のビット位置の値が1でないときには第4の色データを
出力するものが用いられる。第1の色データ、第2の色
データ、第3の色データおよび第4の色データを設定す
る手段を設けることが好ましい。
【0018】この発明によランダムドット動画像表示
処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体は、1画素が2以上の整数であるnビットで表
現される複数種類の表示用ランダムドットパターン画像
を、所定時間毎に切り替えて表示させるためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
って、パターンが異なる(n−1)種類の動画用ランダ
ムドットパターン画像と、そのうちの1つの動画用ラン
ダムドットパターン画像に対してパターンが反転された
1つの反転ランダムドットパターン画像とからなり、値
が0である画素データと1つのビット位置のみ値が1で
ある画素データとによって表現され、かつ値が1である
ビット位置がそれぞれ異なる複数種類のランダムドット
パターン画像を、CPUが重畳して重畳画像を生成する
ステップ、上記重畳画像と、上記nビットで表現される
値の最大値と最小値との2値からなる文字情報とに基づ
いて、CPUが重畳画像における文字情報表示位置が文
字情報に置き換えられた合成画像を生成してフレームメ
モリに格納するステップ、およびフレームメモリに格納
した合成画像から出力画像を得るための複数種類の変換
テーブルをCPUが順次切り替えることにより、文字情
報に対応する画像と上記各動画用ランダムドットパター
ンに対応したランダムドットパターン画像とからなる複
数種類の出力画像を順次出力するステップをコンピュー
タに実行させるためのランダムドット動画像表示処理プ
ログラムが記録それていることを特徴とする。
【0019】各変換テーブルとしては、たとえば、入力
画素データが上記nビットで表現される値の最小値であ
るときには、所定の第1の色データを出力し、入力画素
データが上記nビットで表現される値の最大値であると
きには、所定の第2の色データを出力し、入力画素デー
タが上記最小値および最大値以外の場合には、入力画素
データの各ビットのうち、変換テーブルごとに定められ
た1つのビット位置の値が1であるときに所定の第3の
色データを出力し、変換テーブルごとに定められた1つ
のビット位置の値が1でないときには第4の色データを
出力するものが用いられる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0021】〔1〕第1の実施の形態についての説明 図1は、ランダムドットの動画像を表示するための表示
装置の構成を示している。
【0022】この表示装置は、CPU101によって制
御される。CPU101には、そのプログラム等を記憶
するハードディスク102および必要なデータを記憶す
るメモリ103が接続されている。また、CPU101
には、入力装置104が接続されている。
【0023】さらに、CPU101には、フレームメモ
リ105が接続されている。フレームメモリ105は、
カラーパレット部106およびD/A変換器107を介
して2Dディスプレイ108に接続されている。
【0024】ハードディスク102には、図2に示すよ
うに、8種類のパターンの異なるランダムドットパター
ン(第1パターンP1〜第8パターンP8)が重畳され
た1枚の画像(以下、重畳画像Pという)が記憶されて
いる。
【0025】重畳画像Pは、以下のようにして生成され
る。まず、各ランダムドットパターンP1〜P8を生成
する。各ランドムドットパターンの大きさは、たとえ
ば、縦480画素、横640画素である。また、各ラン
ダムドットパターンの各ドットは、8ビットデータで表
される。つまり、黒ドットは”0”〔0000000
0〕であり、白ドットは”255”〔1111111
1〕である。〔〕で囲まれた数字は、8ビットの2進数
を表している。
【0026】第1パターンP1の白ドットのデータを”
128”〔10000000〕に変換する。第2パター
ンP2の白ドットのデータを”64”〔0100000
0〕に変換する。第3パターンP3の白ドットのデータ
を”32”〔00100000〕に変換する。第4パタ
ーンP4の白ドットのデータを”16”〔000100
00〕に変換する。第5パターンP5の白ドットのデー
タを”8”〔00001000〕に変換する。第6パタ
ーンP6の白ドットのデータを”4”〔0000010
0〕に変換する。第7パターンP7の白ドットのデータ
を”2”〔00000010〕に変換する。第8パター
ンP8の白ドットのデータを”1”〔0000000
1〕に変換する。
【0027】このように白ドットデータが変換された後
の、8種類のパターンを加算することにより、重畳画像
Pを生成する。そして、得られた重畳画像Pがハードデ
ィスク102に格納される。
【0028】画素位置を(x,y)で表し、第1パター
ンP1の画素データをP1(x,y)、第2パターンP
2の画素データをP2(x,y)、第3パターンP3の
画素データをP3(x,y)、第4パターンP4の画素
データをP4(x,y)、第5パターンP5の画素デー
タをP5(x,y)、第6パターンP6の画素データを
P6(x,y)、第7パターンP7の画素データをP7
(x,y)、第8パターンP8の画素データをP8
(x,y)で表すと、重畳画像の画素データP(x,
y)は、次の数式1で表される。
【0029】
【数1】
【0030】カラーパレット部106には、後述するよ
うに、CPU101によって、第1〜第8のカラーパレ
ット(変換テーブル)Q1〜Q8が順次転送される。
【0031】図4は、図3の各位置の入力データに対し
て、第1カラーパレットQ1から出力される出力データ
を示している。第1カラーパレットQ1は、入力データ
が”0”
〔00000000〕〜”127”〔0111
1111〕であれば”0”
〔00000000〕を出力
し、入力データが”128”〔10000000〕〜”
255”〔11111111〕であれば”255”〔1
1111111〕を出力する。つまり、入力データの最
上位桁(8ビット目)が
〔0〕であれば〔000000
00〕を出力し、入力データの最上位桁が〔1〕であれ
ば〔11111111〕を出力する。したがって、重畳
画像Pが第1カラーパレットQ1に入力された場合に
は、第1パターンP1と同じデータが出力される。
【0032】図5は、図3の各位置の入力データに対し
て、第2カラーパレットQ2から出力される出力データ
を示している。第2カラーパレットQ2は、入力データ
が”0”
〔00000000〕〜”63”〔00111
111〕である場合または入力データが”128”〔1
0000000〕〜”191”〔10111111〕で
ある場合”0”
〔00000000〕を出力する。ま
た、入力データが”64”〔01000000〕〜”1
27”〔01111111〕である場合または入力デー
タが”192”〔11000000〕〜”255”〔1
1111111〕である場合には、”255”〔111
11111〕を出力する。つまり、入力データの7ビッ
ト目が
〔0〕であれば
〔00000000〕を出力し、
入力データの7ビット目が〔1〕であれば〔11111
111〕を出力する。したがって、重畳画像Pが第2カ
ラーパレットQ2に入力された場合には、第2パターン
P2と同じデータが出力される。
【0033】図6は、図3の各位置の入力データに対し
て、第3カラーパレットQ3から出力される出力データ
を示している。第3カラーパレットQ3は、入力データ
の6ビット目が
〔0〕であれば
〔00000000〕を
出力し、入力データの6ビット目が〔1〕であれば〔1
1111111〕を出力する。したがって、重畳画像P
が第3カラーパレットQ3に入力された場合には、第3
パターンP3と同じデータが出力される。
【0034】図7は、図3の各位置の入力データに対し
て、第4カラーパレットQ4から出力される出力データ
を示している。第4カラーパレットQ4は、入力データ
の5ビット目が
〔0〕であれば
〔00000000〕を
出力し、入力データの5ビット目が〔1〕であれば〔1
1111111〕を出力する。したがって、重畳画像P
が第4カラーパレットQ4に入力された場合には、第4
パターンP4と同じデータが出力される。
【0035】図8は、図3の各位置の入力データに対し
て、第5カラーパレットQ5から出力される出力データ
を示している。第5カラーパレットQ5は、入力データ
の4ビット目が
〔0〕であれば
〔00000000〕を
出力し、入力データの4ビット目が〔1〕であれば〔1
1111111〕を出力する。したがって、重畳画像P
が第5カラーパレットQ5に入力された場合には、第5
パターンP5と同じデータが出力される。
【0036】図9は、図3の各位置の入力データに対し
て、第6カラーパレットQ6から出力される出力データ
を示している。第6カラーパレットQ6は、入力データ
の3ビット目が
〔0〕であれば
〔00000000〕を
出力し、入力データの3ビット目が〔1〕であれば〔1
1111111〕を出力する。したがって、重畳画像P
が第6カラーパレットQ6に入力された場合には、第6
パターンP6と同じデータが出力される。
【0037】図10は、図3の各位置の入力データに対
して、第7カラーパレットQ7から出力される出力デー
タを示している。第7カラーパレットQ7は、入力デー
タの2ビット目が
〔0〕であれば
〔00000000〕
を出力し、入力データの2ビット目が〔1〕であれば
〔11111111〕を出力する。したがって、重畳画
像Pが第7カラーパレットQ7に入力された場合には、
第7パターンP7と同じデータが出力される。
【0038】図11は、図3の各位置の入力データに対
して、第8カラーパレットQ8から出力される出力デー
タを示している。第8カラーパレットQ8は、入力デー
タの最下位桁(1ビット目)が
〔0〕であれば〔000
00000〕を出力し、入力データの最下位桁が〔1〕
であれば〔11111111〕を出力する。したがっ
て、重畳画像Pが第8カラーパレットQ8に入力された
場合には、第8パターンP8と同じデータが出力され
る。
【0039】図12は、CPU101によるランダムド
ットの動画像の表示処理手順を示している。まず、ハー
ドディスク102から重畳画像Pがフレームメモリ10
5に転送される(ステップ101)。
【0040】次に、第1カラーパレットQ1がカラーパ
レット部106に転送される(ステップ102)。これ
により、フレームメモリ105に格納されている重畳画
像と第1カラーパレットQ1とによって、第1ランダム
ドットパターンP1と同じデータがカラーパレット部1
06から出力され、D/A変換器107を介して2次元
ディスプレイ108に送られる。したがって、第1ラン
ダムドットパターンP1と同じパターンが表示される。
【0041】次に、第2カラーパレットQ2がカラーパ
レット部106に転送される(ステップ103)。これ
により、フレームメモリ105に格納されている重畳画
像と第2カラーパレットQ2とによって、第2ランダム
ドットパターンP2と同じデータがカラーパレット部1
06から出力され、D/A変換器107を介して2次元
ディスプレイ108に送られる。したがって、第2ラン
ダムドットパターンP2と同じパターンが表示される。
【0042】以下、カラーパレットが順次切り替えられ
ることにより、第3〜第8ランダムドットパターンP3
〜P8と同じパターンが順次表示される(ステップ10
4〜109)。そして、第8ランダムドットパターンP
8と同じパターンが表示されると、ステップ102に戻
り、第1カラーパレットQ1がカラーパレット部106
に転送され、第1ランダムドットパターンP1と同じパ
ターンが表示される。
【0043】つまり、CPU101によって、カラーパ
レットが順次切り替えられることにより、ランダムドッ
トパターンが所定時間間隔で切り替えられて表示され
る。表示されるランダムドットパターンを切り替えるた
めには、従来では、フレームメモリの内容を書き換える
必要があったが、この実施の形態では、フレームメモリ
の内容を書き換えずに、カラーパレット部の内容を書き
換えるだけでよくなる。つまり、転送データ量が少なく
なる。このため、ランダムドットパターンの切替え表示
が高速に行えるようになる。また、CPU101の負担
も軽減される。
【0044】〔1−1〕第1の実施の形態の変形例の説
明 上記第1の実施の形態において、ランダムドットパター
ンP1〜P8の白ドットデータが変換された後の8種類
のパターン画像は、値が0である画素データと1つのビ
ット位置のみ値が1である画素データとによって表現さ
れ、かつ値が1であるビット位置がそれぞれ異なる複数
種類のパターン画像となっている。したがって、上記第
1の実施の形態では、値が0である画像データと1つの
ビット位置のみ値が1である画素データとによって表現
され、かつ値が1であるビット位置がそれぞれ異なる複
数種類のパターン画像を重畳して1つの重畳画像が形成
されていると考えることができる。
【0045】重畳画像の元となる複数の画像は、上記の
ように限定されたものでなくてもよい。たとえば、重畳
画像の元となる複数の画像がm値画像である場合につい
て説明する。
【0046】(x,y)を画素位置を表す空間座標とし
て、N種類のm値画像をPk (x,y)(ただし、k=
0,1,…(N−1))で表し、各m値画像が0〜(m
−1)の値をとるものとする。まず、次の数式2に基づ
いて合成画像S(x,y)を生成する。
【0047】
【数2】
【0048】次に、次の数式3の漸化式に基づいて復元
画像Q(x,y)を生成する。
【0049】
【数3】
【0050】数式3において、関数INT〔X〕は、引
数Xの整数値(小数点以下を切り捨てる)を表す関数で
ある。
【0051】上記漸化式と同一な作用はカラーパレット
(変換テーブル)で行なうことができる。例として、5
種類の3値画像の場合について説明する。
【0052】各画像P0 (x,y)、P1 (x,y)、
2 (x,y)、P3 (x,y)、P4 (x,y)に対
するPk (x,y)およびmk k (x,y)の値(*
印が付けられている値)を次の表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】この場合、S(x,y)の値は、数式4で
示されるように102となる。
【0055】
【数4】
【0056】上記数式3に基づいて、各復元画像を計算
すると、次の数式5に示すようになる。
【0057】
【数5】
【0058】この分離復元を図39(a)〜(e)に示
すカラーパレットで実現することができる。図39
(a)は、重畳画像S(x,y)からP0 (x,y)を
分離復元するために用いられるカラーパレットである。
図39(b)は、重畳画像S(x,y)からP1 (x,
y)を分離復元するために用いられるカラーパレットで
ある。図39(c)は、重畳画像S(x,y)からP2
(x,y)を分離復元するために用いられるカラーパレ
ットである。図39(d)は、重畳画像S(x,y)か
らP3 (x,y)を分離復元するために用いられるカラ
ーパレットである。図39(e)は、重畳画像S(x,
y)からP4 (x,y)を分離復元するために用いられ
るカラーパレットである。
【0059】上記は、重畳画像の元となる複数の画像が
m値画像である場合について説明したが、重畳画像の元
となる各画像がどのような多値画像であっても、加算重
畳および分離復元を行なうことができる。
【0060】つまり、(N+1)種類の画像をP
0 (x,y)、P1 (x,y)、P2 (x,y)、…P
N (x,y)とし、それらがm0 値、m1 値、m2 値、
…mN 値の画像であるとする。
【0061】これらの画像の加算重畳画像S(x,y)
は、次の数式6で表される。
【0062】
【数6】
【0063】また、各復元画像Q(x,y)は、次の数
式7で表される。
【0064】
【数7】
【0065】〔2〕第2の実施の形態についての説明 上記第1の実施の形態では、ランダムドットの動画像は
白黒表示であったが、ランダムドットの動画像をカラー
表示させることもできる。このようなことを実現する場
合の実施の形態について説明する。
【0066】重畳画像としては、第1の実施の形態と同
様にして生成された重畳画像Pを用いる。カラーパレッ
トとしては、第1の実施の形態で用いられたカラーパレ
ットとは異なるものが用いられる。
【0067】図4〜図11に示す第1〜第8のカラーパ
レットQ1〜Q8の代わりに、図13〜図20に示す第
1〜第8のカラーパレットS1〜S8が用いられる。
【0068】図13〜図20に示す第1〜第8のカラー
パレットS1〜S8は、図4〜図11に示す第1〜第8
のカラーパレットQ1〜Q8のデータ”0”が色Aに対
応するRGB各8ビットからなるRGBデータに置き換
えられ、データ”255”が色Bに対応するRGB各8
ビットからなるRGBデータに置き換えられたものであ
る。
【0069】色Aおよび色Bは、R、G、Bをそれぞ
れ”0”〜”255”の範囲内で指定することにより、
自由に設定することができる。たとえば、色Aは青色
(R=”0”、B=”255”、G=”0”)に設定さ
れ、色Bは黄色(R=”255”、B=”0”、G=”
255”)に設定される。
【0070】重畳画像Pが第1カラーパレットS1に入
力された場合には、第1パターンP1における黒ドット
が色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応する
データにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0071】重畳画像Pが第2カラーパレットS2に入
力された場合には、第2パターンP2における黒ドット
が色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応する
データにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0072】重畳画像Pが第3カラーパレットS3に入
力された場合には、第3パターンP3における黒ドット
が色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応する
データにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0073】重畳画像Pが第4カラーパレットS4に入
力された場合には、第4パターンP4における黒ドット
が色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応する
データにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0074】重畳画像Pが第5カラーパレットS5に入
力された場合には、第5パターンP5における黒ドット
が色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応する
データにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0075】重畳画像Pが第6カラーパレットS6に入
力された場合には、第6パターンP6における黒ドット
が色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応する
データにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0076】重畳画像Pが第7カラーパレットS7に入
力された場合には、第7パターンP7における黒ドット
が色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応する
データにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0077】重畳画像Pが第8カラーパレットS8に入
力された場合には、第8パターンP8における黒ドット
が色Aに対応するデータに、白ドットが色Bに対応する
データにそれぞれ置き換えられたデータが出力される。
【0078】なお、図39に示す各カラーパレットの代
わりに、各カラーパレットの出力値”0”が所定のA色
に対応するデータに、出力値”1”が所定のB色に対応
するデータに、出力値”2”が所定のC色に対応するデ
ータに、それぞれ置き換えられたカラーパレットを用い
ると、上記数式2に基づいて生成されたランダムドット
の重畳画像から、カラーのランダムドットの動画像を得
ることができるようになる。
【0079】〔3〕第3の実施の形態についての説明 上記第2の実施の形態では、ランダムドットの動画像を
カラー表示することができるが、ランダムドットの動画
像をカラー表示するとともに文字をランダムドットとは
異なる色または白黒で表示したい場合がある。このよう
なことを実現する場合の実施の形態について説明する。
【0080】重畳画像Pは、次のようにして生成され
る。つまり、まず、図21に示すように、図2の第1パ
ターンP1〜第7パターンP7と同様な7種類のパター
ンの異なる動画用ランダムドットパターンP1〜P7
と、第7パターンP7と白黒が反転されたランダムドッ
トパターン(反転ランダムドットパターン)*P7とを
用意する。実際に表示されるランダムドットパターン
は、7種類の動画用ランダムドットパターンP1〜P7
である。
【0081】各ランドムドットパターンの大きさは、た
とえば、縦480画素、横640画素である。また、各
ランダムドットパターンの各ドットは、8ビットデータ
で表される。つまり、黒ドットは”0”〔000000
00〕であり、白ドットは”255”(1111111
1〕である。〔〕で囲まれた数字は、8ビットの2進数
を表している。
【0082】第1パターンP1の白ドットのデータを”
128”〔10000000〕に変換する。第2パター
ンP2の白ドットのデータを”64”〔0100000
0〕に変換する。第3パターンP3の白ドットのデータ
を”32”〔00100000〕に変換する。第4パタ
ーンP4の白ドットのデータを”16”〔000100
00〕に変換する。第5パターンP5の白ドットのデー
タを”8”〔00001000〕に変換する。第6パタ
ーンP6の白ドットのデータを”4”〔0000010
0〕に変換する。第7パターンP7の白ドットのデータ
を”2”〔00000010〕に変換する。反転パター
ン*P7の白ドットのデータを”1”〔0000000
1〕に変換する。
【0083】このように白ドットデータが変換された後
の、8種類のパターンを加算することにより、重畳画像
Pを生成する。このようにして得られた重畳画像Pにお
いては、第7パターンP7とその反転パターン*P7と
が重畳されているため、画素値が”0”となる画素およ
び画素値が”255”となる画素は存在しない。
【0084】文字情報は、画素値”0”からなる黒ドッ
トと、画素値”255”からなる白ドットとを用いて生
成される。そして、重畳画像Pにおける文字情報表示位
置が文字情報に置き換えられた画像が図1のフレームメ
モリ105に格納された後、カラーパレット部106に
送られる。
【0085】カラーパレットとしては、第1の実施の形
態とは異なり、7種類のカラーパレットが用いられる。
つまり、図4〜図10に示す第1〜第7のカラーパレッ
トQ1〜Q7の代わりに、図22〜図28に示す第1〜
第7のカラーパレットT1〜T7が用いられる。
【0086】図22〜図28に示す第1〜第7のカラー
パレットT1〜T7においては、入力値”0”に対して
は色Cに対応するRGB各8ビットのRGBデータが出
力される。また、入力値”255”に対しては色Dに対
応するRGB各8ビットのRGBデータが出力される。
つまり、文字情報は、色Cと色Dとで表現される。
【0087】色Cおよび色Dは、R、G、Bをそれぞ
れ”0”〜”255”の範囲内で指定することにより、
自由に設定することができる。文字をたとえば、白黒で
表示したい場合には、色Cは黒色(R=”0”、B=”
0”、G=”0”)に設定され、色Dは白色(R=”2
55”、B=”255”、G=”255”)に設定され
る。
【0088】図22〜図28に示す第1〜第7のカラー
パレットT1〜T7の入力値”0”および”255”以
外の入力値に対応する出力データについて説明する。図
22〜図28に示す第1〜第7のカラーパレットT1〜
T7の入力値”0”および”255”以外の入力値に対
応する出力データは、図4〜図10に示す第1〜第7の
カラーパレットQ1〜Q7のデータ”0”が色Aに対応
するRGB各8ビットからなるRGBデータに置き換え
られ、データ”255”が色Bに対応するRGB各8ビ
ットからなるRGBデータに置き換えられたものであ
る。色Aおよび色Bは、R、G、Bをそれぞれ”0”
〜”255”の範囲内で指定することにより、自由に設
定することができる。たとえば、色Aは青色(R=”
0”、B=”255”、G=”0”)に設定され、色B
は黄色(R=”255”、B=”0”、G=”25
5”)に設定される。
【0089】重畳画像Pにおける文字情報表示位置が文
字情報に置き換えられた画像が、第1カラーパレットT
1に入力された場合には、文字情報の黒ドットが色Cに
対応するデータに、白ドットが色Dに対応するデータ
に、第1パターンP1における黒ドットが色Aに対応す
るデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞ
れ置き換えられたデータが出力される。
【0090】重畳画像Pにおける文字情報表示位置が文
字情報に置き換えられた画像が、第2カラーパレットT
2に入力された場合には、文字情報の黒ドットが色Cに
対応するデータに、白ドットが色Dに対応するデータ
に、第2パターンP2における黒ドットが色Aに対応す
るデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞ
れ置き換えられたデータが出力される。
【0091】重畳画像Pにおける文字情報表示位置が文
字情報に置き換えられた画像が、第3カラーパレットT
3に入力された場合には、文字情報の黒ドットが色Cに
対応するデータに、白ドットが色Dに対応するデータ
に、第3パターンP3における黒ドットが色Aに対応す
るデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞ
れ置き換えられたデータが出力される。
【0092】重畳画像Pにおける文字情報表示位置が文
字情報に置き換えられた画像が、第4カラーパレットT
4に入力された場合には、文字情報の黒ドットが色Cに
対応するデータに、白ドットが色Dに対応するデータ
に、第4パターンP4における黒ドットが色Aに対応す
るデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞ
れ置き換えられたデータが出力される。
【0093】重畳画像Pにおける文字情報表示位置が文
字情報に置き換えられた画像が、第5カラーパレットT
5に入力された場合には、文字情報の黒ドットが色Cに
対応するデータに、白ドットが色Dに対応するデータ
に、第5パターンP5における黒ドットが色Aに対応す
るデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞ
れ置き換えられたデータが出力される。
【0094】重畳画像Pにおける文字情報表示位置が文
字情報に置き換えられた画像が、第6カラーパレットT
6に入力された場合には、文字情報の黒ドットが色Cに
対応するデータに、白ドットが色Dに対応するデータ
に、第6パターンP6における黒ドットが色Aに対応す
るデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞ
れ置き換えられたデータが出力される。
【0095】重畳画像Pにおける文字情報表示位置が文
字情報に置き換えられた画像が、第7カラーパレットT
7に入力された場合には、文字情報の黒ドットが色Cに
対応するデータに、白ドットが色Dに対応するデータ
に、第7パターンP7における黒ドットが色Aに対応す
るデータに、白ドットが色Bに対応するデータにそれぞ
れ置き換えられたデータが出力される。
【0096】〔2〕応用例の説明 以下、この発明を立体視検査装置に応用した場合の実施
の形態について説明する。
【0097】図29は、立体視検査装置の外観を示して
いる。
【0098】立体視検査装置は、検査者によって操作さ
れるパーソナルコンピュータ1と、被検査者に立体視検
査のための画像を提供する3次元ディスプレイ装置(3
Dディスプレイ装置)2とから構成されている。パーソ
ナルコンピュータ1としては、この例では、2次元ディ
スプレイ(2Dディスプレイ)19を備えているいわゆ
るノート型パソコンが用いられている。3Dディスプレ
イ装置2として、パララックスバリア方式のものが用い
られている。
【0099】図30は、立体視検査装置の構成を示して
いる。
【0100】パーソナルコンピュータ1は、CPU11
によって制御される。CPU11には、そのプログラム
等を記憶するハードディスク12および必要なデータを
記憶するメモリ13が接続されている。また、CPU1
1には、マウスを含む入力装置14が接続されている。
【0101】さらに、CPU11には、第1のフレーム
メモリ15および第2のフレームメモリ16が接続され
ている。第1のフレームメモリ15は、D/A変換器1
7を介して2Dディスプレイ19に接続されている。第
2のフレームメモリ16は、カラーパレット部18およ
びD/A変換器20を介して3Dディスプレイ装置2に
接続されている。カラーパレット部18には、第1の実
施の形態のカラーパレット部106と同様に、CPU1
1によって第1〜第8のカラーパレットQ1〜Q8が転
送される。
【0102】図31は、3Dディスプレイ装置2の表示
部の構成を示している。
【0103】3Dディスプレイ装置2には、図32に示
すように、パーソナルコンピュータ1から、元となる左
目用画像が水平方向に1/2に縮小された左目用縮小画
像30Lと、元となる右目用画像が水平方向に1/2に
縮小された右目用縮小画像30Rとからなる画像情報3
0が送られる。3Dディスプレイ装置2は、送られてき
た左目用縮小画像および右目用縮小画像をそれぞれ縦長
の短冊状の画像に分解し、図31および図32に示すよ
うに、液晶パネル21に左目用の短冊状画像31Lと右
目用の短冊状画像31Rとを水平方向に交互に並べて表
示させる。
【0104】図31に示すように、液晶パネル21の背
面側には、バックライト22が配されている。液晶パネ
ル21の前側には、開口部23aと遮光部23bとが水
平方向に交互に配されたパララックスバリア23が配さ
れている。被検査者がパララックスバリア23を介して
液晶パネル21上の画像を観察することにより、左目L
には左目用の短冊状画像のみが見え、右目Rには右目用
の短冊状画像のみが見える。
【0105】以下、この立体視検査装置によって行われ
るランダムドットテストについて説明する。
【0106】ランダムドットテストでは、背景がランダ
ムドット画像であり、四角のランダムドット画像または
丸のランダムドット画像が背景から浮き上がって表示さ
れたり、背景から浮き上がった四角のランダムドット画
像が水平方向に移動されたりする。背景のランダムドッ
ト画像、四角のランダムドット画像および丸のランダム
ドット画像は、ランダムドットのドット自体が動いてい
るように見える動画像である。
【0107】図33は、ランダムドットテストを行う際
に表示されるメニュー画面の例を示している。この例で
は、四角のランダムドット画像が水平方向に移動する画
面を選択するための”左右移動”と記されたボタン6
1、四角のランダムドット画像と丸のランダムドット画
像とが同時に飛び出る画像を選択するための”飛び出し
同時”と示されたボタン62、四角のランダムドット画
像と丸のランダムドット画像とが交互に飛び出る画像を
選択するための”飛び出し交互”と示されたボタン63
等が2Dディスプレイ19に表示される。
【0108】このメニュー画面が2Dディスプレイ19
に表示されている状態において、ボタン61、ボタン6
2またはボタン63のいずれかが押されると、押された
ボタンに対応したランダムドットテストの処理が実行さ
れる。
【0109】メニュー画面が2Dディスプレイ19に表
示されている状態において、飛び出し同時を選択するボ
タン62が押された場合のテストの処理について説明す
る。
【0110】まず、飛び出し同時を選択するボタン62
が押された場合に、3Dディスプレイ装置2に表示され
る画像について説明する。
【0111】飛び出し同時を選択するボタン62が押さ
れた場合には、背景がランダムドット画像であり、四角
のランダムドット画像および丸のランダムドット画像が
背景から同時に浮き上がったり、同時に奥に引っ込んだ
りする画像が表示される。
【0112】このような動画像を表示するためには、所
定時間ごとに、異なるコマ画像を順次表示していく必要
がある。ここでは、8種類の異なるコマ画像によって、
上記のような動く画像が得られるものとする。また、四
角のランダムドット画像および丸のランダムドット画像
は、立体画像であるので、各コマ画像は、左目用縮小画
像と右目用縮小画像とから構成される。
【0113】このような8種類のコマ画像が重畳された
重畳画像(以下、飛び出し同時用重畳画像という)が、
ハードディスク12に格納されている。重畳画像は、次
のようにして生成される。
【0114】各コマ画像40は、図34に示すように、
左目用画像41Lと右目用画像41Rとが互いに水平方
向に縮小された画像、つまり、左目用縮小画像42Lと
右目用縮小画像42Rとによって、1フレーム分の画像
とされたものである。左目用画像41Lは、図35に示
すように、背景画像51Lと、基準位置より右側にずれ
た位置の四角画像52Lおよび丸画像53Lとを合成し
た画像となり、右目用画像は、背景画像51Rと、基準
位置より左側にずれた位置の四角画像52Rおよび丸画
像53Rとを合成した画像となる。ここで合成とは、四
角画像が存在する部分では四角画像のデータとなり、丸
画像の存在する部分では丸画像のデータとなり、これら
以外の部分では背景画像のデータとなることを意味す
る。
【0115】同じコマ画像においては、左目用画像の背
景のランダムドットパターンと、右目用画像の背景のラ
ンダムドットパターンとは同じパターンである。また、
同じコマ画像においては、左目用画像の四角画像のラン
ダムドットパターンと、右目用画像の四角画像のランダ
ムドットパターンとは同じパターンである。さらに、同
じコマ画像においては、左目用画像の丸画像のランダム
ドットパターンと、右目用画像の丸画像のランダムドッ
トパターンとは同じパターンである。
【0116】異なるコマ画像間においては、背景のラン
ダムドットパターンは、互いに異なる。つまり、8個の
コマ画像においては、背景のランダムドットパターンは
互いに異なる。また、異なるコマ画像間においては、四
角画像のランダムドットパターンは、互いに異なる。つ
まり、8個のコマ画像においては、四角画像のランダム
ドットパターンは互いに異なる。さらに、異なるコマ画
像間においては、丸画像のランダムドットパターンは、
互いに異なる。つまり、8個のコマ画像においては、丸
画像のランダムドットパターンは互いに異なる。
【0117】また、四角画像および丸画像については、
8個のコマ画像において、左目用画像および右目用画像
の間の水平方向位置のずれ量が、小から大に徐々に変化
している。
【0118】このような8個のコマ画像は、ランダムド
ットで構成されているため、白データ”255”と黒デ
ータ”0”とから構成されている。8個のコマ画像の白
データが、コマ画像ごとに変換される。つまり、第1の
実施の形態と同様に、第1コマ画像の白データは”25
5”から”128”に変換される。第2コマ画像の白デ
ータは”255”から”64”に変換される。第3コマ
画像の白データは”255”から”32”に変換され
る。第4コマ画像の白データは”255”から”16”
に変換される。第5コマ画像の白データは”255”か
ら”8”に変換される。第6コマ画像の白データは”2
55”から”4”に変換される。第7コマ画像の白デー
タは”255”から”2”に変換される。第8コマ画像
の白データは”255”から”1”に変換される。
【0119】このように白ドットデータが変換された後
の、8個のコマ画像を加算することにより、飛び出し同
時用重畳画像が生成される。そして、得られた飛び出し
同時用重畳画像がハードディスク12に格納される。
【0120】飛び出し同時を選択するボタン62が押さ
れると、飛び出し同時用重畳画像が、ハードディスク1
2から読み出されてフレームメモリ16に転送される。
CPU11は、カラーパレット部18で使用するカラー
パレットを、所定時間ごとに、順次切り替えていく。こ
の際、第1カラーパレットから、第2カラーパレット、
第3カラーパレットというように昇順でカラーパレット
が切り替えられて、第8カラーパレットに切り替えられ
ると、次は、第7カラーパレット、第6カラーパレット
というように、降順でカラーパレットが切り換えられて
いく。そして、第1カラーパレットにカラーパレットが
切り替えられると、再び昇順でカラーパレットが切り替
えられていく。
【0121】第1カラーパレットQ1が選択されている
ときには、第1のコマ画像と同じ画像がD/A変換器2
0を介して3Dディスプレイ装置2に送られる。第2カ
ラーパレットQ2が選択されているときには、第2のコ
マ画像と同じ画像がD/A変換器20を介して3Dディ
スプレイ装置2に送られる。第3カラーパレットQ3が
選択されているときには、第3のコマ画像と同じ画像が
D/A変換器20を介して3Dディスプレイ装置2に送
られる。第4カラーパレットQ4が選択されているとき
には、第4のコマ画像と同じ画像がD/A変換器20を
介して3Dディスプレイ装置2に送られる。
【0122】第5カラーパレットQ5が選択されている
ときには、第5のコマ画像と同じ画像がD/A変換器2
0を介して3Dディスプレイ装置2に送られる。第6カ
ラーパレットQ6が選択されているときには、第6のコ
マ画像と同じ画像がD/A変換器20を介して3Dディ
スプレイ装置2に送られる。第7カラーパレットQ7が
選択されているときには、第7のコマ画像と同じ画像が
D/A変換器20を介して3Dディスプレイ装置2に送
られる。第8カラーパレットQ8が選択されているとき
には、第8のコマ画像と同じ画像がD/A変換器20を
介して3Dディスプレイ装置2に送られる。
【0123】ディスプレイ装置2は、送られてきた左目
用縮小画像と右目用縮小画像とを、それぞれ縦長の短冊
状の画像に分解し、液晶パネル21に左目用の短冊状画
像と右目用の短冊状画像とを水平方向に交互に並べて表
示させる。したがって、正常な被検査者が液晶パネル2
1に表示された画像を観察すると、四角のランダムドッ
ト画像と、丸のランダムドット画像とが、飛び出した
り、引っ込んだりするように見える。
【0124】検査者は、飛び出したり、引っ込んだりす
る画像が見えるか否かを被検査者に尋ねる。
【0125】次に、飛び出し同時を選択するボタン62
が押された場合に、2Dディスプレイ19に表示される
画像について説明する。
【0126】飛び出し同時を選択するボタン62が押さ
れると、図36に示すように、2Dディスプレイ19の
メニュー画面上のボタン62が反転表示に変わるととも
に、3Dディスプレイ装置2に表示されている立体画像
の動きを表す2次元画像が表示される。
【0127】つまり、四角画像の左目用画像および右目
用画像との間の水平方向位置のずれ量および丸画像の左
目用画像および右目用画像との間の水平方向位置のずれ
量に基づいて、四角画像および丸画像の背景面に対する
動きがわかる2次元の動画像が2Dディスプレイ19に
表示される。
【0128】メニュー画面が2Dディスプレイ19に表
示されている状態において、飛び出し交互を選択するボ
タン63が押された場合のテストの処理について説明す
る。
【0129】この場合には、3Dディスプレイ2には、
四角画像が飛び出すときには、丸画像が引っ込み、四角
画像が引っ込むときには、丸画像が飛び出す画像が得ら
れる。
【0130】このような画像を得るための重畳画像(飛
び出し交互用重畳画像)が予め生成されてハードディス
ク12に記憶されている。飛び出し交互用重畳画像の生
成方法は、飛び出し同時用重畳画像と同様に、8個のコ
マ画像から生成される。飛び出し同時用重畳画像の元と
なるコマ画像では、四角画像に対するずれ量の変化の方
向と、丸画像に対するずれ量の変化の方向が同じ方向で
あるのに対し、飛び出し交互用重畳画像の元となるコマ
画像では四角画像に対するずれ量の変化の方向と、丸画
像に対するずれ量の変化の方向が逆方向である。
【0131】飛び出し交互を選択するボタン63が押さ
れた場合には、飛び出し交互用重畳画像が、ハードディ
スク12から読み出されてフレームメモリ16に転送さ
れる。CPU11は、カラーパレット部18で使用する
カラーパレットを、上記と同様に所定時間ごとに、順次
切り替えていく。
【0132】飛び出し交互を選択するボタン63が押さ
れた場合の2Dディスプレイ19の表示は、次のように
なる。つまり、図37に示すように、メニュー画面上の
ボタン63が反転表示に変わるとともに、3Dディスプ
レイ装置2に表示されている立体画像の動きを表す2次
元画像が表示される。
【0133】メニュー画面が2Dディスプレイ19に表
示されている状態において、左右移動を選択するボタン
61が押された場合のテストの処理について説明する。
【0134】左右移動を選択するボタン61が押された
場合には、3Dディスプレイ装置2に、四角のランダム
ドット画像が背景(ランダムドット画像)に対して浮き
上がった状態で水平方向に移動する画像が得られる。
【0135】このような画像を得るための重畳画像(左
右移動用重畳画像)が予め生成されてハードディスクに
記憶されている。左右移動用重畳画像の生成方法は、飛
び出し同時用重畳画像と同様に、8個のコマ画像から生
成される。元となる8個のコマ画像において、四角画像
のずれ量は同じであるが、四角画像の表示位置が徐々に
水平方向に変化している。
【0136】左右移動を選択するボタン61が押された
場合には、左右移動用重畳画像が、ハードディスク12
から読み出されてフレームメモリ16に転送される。C
PU11は、カラーパレット部18で使用するカラーパ
レットを、上記と同様に所定時間ごとに、順次切り替え
ていく。
【0137】したがって、正常な被検査者が液晶パネル
21に表示された画像を観察すると、四角のランダムド
ット画像が背景に対して浮き上がった状態で水平方向に
移動して見える。検査者は、水平移動する画像が見える
か否かを被検査者に尋ねる。
【0138】次に、左右移動を選択するボタン61が押
された場合の2Dディスプレイ19の表示は、次のよう
になる。つまり、図38に示すように、2Dディスプレ
イ19のメニュー画面上のボタン61が反転表示に変わ
るとともに、3Dディスプレイ装置2に表示されている
立体画像の動きを表す2次元画像が表示される。つま
り、3Dディスプレイ装置2に供給される立体画像(左
目用画像と右目用画像)とに基づいて、背景面から浮き
出た四角画像の動きがわかる2次元の動画像が2Dディ
スプレイ19に表示される。
【0139】この左右移動の検査では、検査者は、被検
査者の目の動きと、2Dディスプレイ19に表示された
四角図形の動きとを比較することにより、被検査者が背
景に対して浮き上がった四角画像を認識しているか否か
を判断することができる。
【0140】なお、ランダムドットテストにおいて、背
景および立体視対象物体(四角画像、丸画像)をランダ
ムドット画像としているのは、3Dディスプレイ装置2
に表示された画像を片目のみで観察したときに、立体視
対象物体が認識されないようにするためである。
【0141】また、背景および立体視対象物体(四角画
像、丸画像)のランダムドット画像のドットを動かして
いるのは、立体視対象物体を移動させた場合に、立体視
対象物体を立体視できない場合においても、立体視対象
物体の動きが認識されないようにするためである。この
原理は、たとえば、砂場の地中をモグラが移動した場合
には、その移動経路に沿って砂場の表面が波うつのでモ
グラの移動経路が分かってしまうが、砂場全体を波うた
せていれば、モグラが地中を移動してもその移動経路が
分からないことから理解されるであろう。
【0142】上記実施の形態では、3Dディスプレイ装
置として、パララックスバリア方式のディスプレイ装置
が用いられているが、レンティキュラ方式等の他のメガ
ネを用いない3Dディスプレイ装置を用いてもよい。ま
た、3Dディスプレイ装置として、偏光メガネ、液晶シ
ャッタメガネを併用する3Dディスプレイ装置を用いて
もよい。
【0143】なお、カラーパレット部18に、第2の実
施の形態で説明した第1〜第8のカラッパレットS1〜
S8を転送するようにすると、背景および立体視対象物
体(四角画像、丸画像)のランダムドット画像をカラー
表示させることができる。このようにすると、背景およ
び立体視対象物体のランダムドット画像の輝度を同じに
できるため、高精度の立体視検査が行なえるようにな
る。
【0144】また、たとえば、被検査者の観察位置が好
適な立体視観察位置となるように、LおよびRの文字情
報を3Dディスプレイ装置2に表示したい場合には、次
のようにすればよい。つまり、重畳画像を上記第3の実
施の形態で説明した手法に基づいて生成するとともに、
文字情報を第3の実施の形態で説明した手法に基づいて
生成し、文字情報を表示する場合には重畳画像における
文字情報表示位置が文字情報に置き換えられた画像をフ
レームメモリ16に格納する。そして、カラーパレット
部18に、第3の実施の形態で説明した第1〜第7のカ
ラッパレットT1〜T7を転送すればよい。
【0145】
【発明の効果】この発明によれば、ランダムドットパタ
ーンの切り替え時間の短縮化が図れるようになる。
【0146】また、この発明によれば、ランダムドット
パターンの切り替え時間の短縮化が図れるとともに、容
易にランダムドットパターンの動画像をカラー表示させ
ることができるようになる。
【0147】さらに、この発明によれば、ランダムドッ
トパターンの切り替え時間の短縮化が図れるとともに、
容易にランダムドットパターンの動画像をカラー表示さ
せることができると同時に文字情報をランダムドットパ
ターンの動画像とは異なる色で表示させることができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ランダムドットの動画像を表示するための表示
装置の構成を示している。
【図2】重畳画像を生成する元となる8つのパターンの
異なるランダムドットパターンを示す模式図である。
【図3】”1”〜”255”の入力データを示す表であ
る。
【図4】図3の各位置の入力データに対して、第1カラ
ーパレットQ1から出力される出力データを示す表であ
る。
【図5】図3の各位置の入力データに対して、第2カラ
ーパレットQ2から出力される出力データを示す表であ
る。
【図6】図3の各位置の入力データに対して、第3カラ
ーパレットQ3から出力される出力データを示す表であ
る。
【図7】図3の各位置の入力データに対して、第4カラ
ーパレットQ4から出力される出力データを示す表であ
る。
【図8】図3の各位置の入力データに対して、第5カラ
ーパレットQ5から出力される出力データを示す表であ
る。
【図9】図3の各位置の入力データに対して、第6カラ
ーパレットQ6から出力される出力データを示す表であ
る。
【図10】図3の各位置の入力データに対して、第7カ
ラーパレットQ7から出力される出力データを示す表で
ある。
【図11】図3の各位置の入力データに対して、第8カ
ラーパレットQ8から出力される出力データを示す表で
ある。
【図12】ランダムドットの動画像の表示処理手順を示
すフローチャートである。
【図13】図3の各位置の入力データに対して、第1カ
ラーパレットS1から出力される出力データを示す表で
ある。
【図14】図3の各位置の入力データに対して、第2カ
ラーパレットS2から出力される出力データを示す表で
ある。
【図15】図3の各位置の入力データに対して、第3カ
ラーパレットS3から出力される出力データを示す表で
ある。
【図16】図3の各位置の入力データに対して、第4カ
ラーパレットS4から出力される出力データを示す表で
ある。
【図17】図3の各位置の入力データに対して、第5カ
ラーパレットS5から出力される出力データを示す表で
ある。
【図18】図3の各位置の入力データに対して、第6カ
ラーパレットS6から出力される出力データを示す表で
ある。
【図19】図3の各位置の入力データに対して、第7カ
ラーパレットS7から出力される出力データを示す表で
ある。
【図20】図3の各位置の入力データに対して、第8カ
ラーパレットS8から出力される出力データを示す表で
ある。
【図21】重畳画像を生成する元となる8つのパターン
の異なるランダムドットパターンを示す模式図である。
【図22】図3の各位置の入力データに対して、第1カ
ラーパレットT1から出力される出力データを示す表で
ある。
【図23】図3の各位置の入力データに対して、第2カ
ラーパレットT2から出力される出力データを示す表で
ある。
【図24】図3の各位置の入力データに対して、第3カ
ラーパレットT3から出力される出力データを示す表で
ある。
【図25】図3の各位置の入力データに対して、第4カ
ラーパレットT4から出力される出力データを示す表で
ある。
【図26】図3の各位置の入力データに対して、第5カ
ラーパレットT5から出力される出力データを示す表で
ある。
【図27】図3の各位置の入力データに対して、第6カ
ラーパレットT6から出力される出力データを示す表で
ある。
【図28】図3の各位置の入力データに対して、第7カ
ラーパレットT7から出力される出力データを示す表で
ある。
【図29】立体視検査装置の外観を示す外観図である。
【図30】立体視検査装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図31】3Dディスプレイ装置の表示部の構成を示す
模式図である。
【図32】パーソナルコンピュータから3Dディスプレ
イ装置に供給される画像と、3Dディスプレイ装置に表
示される画像を示す模式図である。
【図33】ランダムドットテストを行う場合に表示され
るメニュー画面の一例を示す模式図である。
【図34】飛び出し同時用重畳画像を生成する元となる
コマ画像を示す模式図である。
【図35】コマ画像の元となる左目用画像と右目用画像
を示す模式図である。
【図36】ランダムドットテスト用のサブメニューに基
づいて、飛び出し同時を選択するボタンが押されたとき
の2Dディスプレイの表示画面を示す模式図である。
【図37】ランダムドットテスト用のサブメニューに基
づいて、飛び出し交互を選択するボタンが押されたとき
の2Dディスプレイの表示画面を示す模式図である。
【図38】ランダムドットテスト用のサブメニューに基
づいて、左右移動を選択するボタンが押されたときの2
Dディスプレイの表示画面を示す模式図である。
【図39】カラーパレットの内容を示す模式図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ 2 3Dディスプレイ装置 11 CPU 12 ハードディスク 13 メモリ 14 入力装置 15、16 フレームメモリ 17、20 D/A変換器 18 カラーパレット部 19 2Dディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 晃弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 竹本 賢史 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 磯野 春雄 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本 放送協会 放送技術研究所内 (56)参考文献 特開 平9−98949(JP,A) 特開 平6−67646(JP,A) 特開 平6−337662(JP,A) 特開 平10−97641(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 11/60 - 17/50 G09G 5/00 - 5/40 H04N 13/00 - 17/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画素が2以上の整数であるnビットで
    表現される複数種類の表示用ランダムドットパターン画
    像を、所定時間毎に切り替えて表示するランダムドット
    の動画像の生成方法において、 パターンが異なる(n−1)種類の動画用ランダムドッ
    トパターン画像と、そのうちの1つの動画用ランダムド
    ットパターン画像に対してパターンが反転された1つの
    反転ランダムドットパターン画像とからなり、値が0で
    ある画素データと1つのビット位置のみ値が1である画
    素データとによって表現され、かつ値が1であるビット
    位置がそれぞれ異なる複数種類のランダムドットパター
    ン画像を、CPUが重畳して重畳画像を生成するステッ
    プ、 上記重畳画像と、 上記nビットで表現される値の最大値
    と最小値との2値からなる文字情報とに基づいて、CP
    Uが重畳画像における文字情報表示位置が文字情報に置
    き換えられた合成画像を生成してフレームメモリに格納
    するステップ、およびフレームメモリに格納した合成画
    像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを
    CPUが順次切り替えることにより、文字情報に対応す
    る画像と上記各動画用ランダムドットパターンに対応し
    たランダムドットパターン画像とからなる複数種類の出
    力画像を順次出力するステップ、 を備えていることを特徴とするランダムドットの動画像
    の生成方法。
  2. 【請求項2】 各変換テーブルは、入力画素データが上
    記nビットで表現される値の最小値であるときには、所
    定の第1の色データを出力し、入力画素データが上記n
    ビットで表現される値の最大値であるときには、所定の
    第2の色データを出力し、 入力画素データが上記最小値および最大値以外の場合に
    は、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルご
    とに定められた1つのビット位置の値が1であるときに
    所定の第3の色データを出力し、変換テーブルごとに定
    められた1つのビット位置の値が1でないときには第4
    の色データを出力するものである請求項1に記載のラン
    ダムドットの動画像の生成方法。
  3. 【請求項3】 1画素が2以上の整数であるnビットで
    表現される複数種類の表示用ランダムドットパターン画
    像を、所定時間毎に切り替えて表示するランダムドット
    の動画像の生成装置において、 パターンが異なる(n−1)種類の動画用ランダムドッ
    トパターン画像と、そのうちの1つの動画用ランダムド
    ットパターン画像に対してパターンが反転された1つの
    反転ランダムドットパターン画像とからなり、値が0で
    ある画素データと1つのビット位置のみ値が1である画
    素データとによって表現され、かつ値が1であるビット
    位置がそれぞれ異なる複数種類のランダムドットパター
    ン画像が重畳された重畳画像と、上記nビットで表現さ
    れる値の最大値と最小値との2値からなる文字情報とに
    基づいて、重畳画像における文字情報表示位置が文字情
    報に置き換えられた合成画像を生成してフレームメモリ
    に格納する手段、およびフレームメモリに格納した合成
    画像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブル
    を順次切り替えることにより、文字情報に対応する画像
    と上記各動画用ランダムドットパターンに対応したラン
    ダムドットパターン画像とからなる複数種類の出力画像
    を順次出力する手段、 を備えていることを特徴とするランダムドットの動画像
    の生成装置。
  4. 【請求項4】 各変換テーブルは、入力画素データが上
    記nビットで表現される値の最小値であるときには、所
    定の第1の色データを出力し、入力画素データが上記n
    ビットで表現される値の最大値であるときには、所定の
    第2の色データを出力し、 入力画素データが上記最小値および最大値以外の場合に
    は、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルご
    とに定められた1つのビット位置の値が1であるときに
    所定の第3の色データを出力し、変換テーブルごとに定
    められた1つのビット位置の値が1でないときには第4
    の色データを出力するものである請求項3に記載のラン
    ダムドットの動画像の生成装置
  5. 【請求項5】 第1の色データ、第2の色データ、第3
    の色データおよび第4の色データを設定する手段を備え
    ている請求項4に記載のランダムドットの動画像の生成
    装置。
  6. 【請求項6】 1画素が2以上の整数であるnビットで
    表現される複数種類の表示用ランダムドットパターン画
    像を、所定時間毎に切り替えて表示させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
    あって、 パターンが異なる(n−1)種類の動画用ランダムドッ
    トパターン画像と、そのうちの1つの動画用ランダムド
    ットパターン画像に対してパターンが反転された1つの
    反転ランダムドットパターン画像とからなり、値が0で
    ある画素データと1つのビット位置のみ値が1である画
    素データとによって表現され、かつ値が1であるビット
    位置がそれぞれ異なる複数種類のランダムドットパター
    ン画像を、CPUが重畳して重畳画像を生成するステッ
    プ、 上記重畳画像と、 上記nビットで表現される値の最大値
    と最小値との2値からなる文字情報とに基づいて、CP
    Uが重畳画像における文字情報表示位置が文字情報に置
    き換えられた合成画像を生成してフレームメモリに格納
    するステップ、およびフレームメモリに格納した合成画
    像から出力画像を得るための複数種類の変換テーブルを
    CPUが順次切り替えることにより、文字情報に対応す
    る画像と上記各動画用ランダムドットパターンに対応し
    たランダムドットパターン画像とからなる複数種類の出
    力画像を順次出力するステップ、 をコンピュータに実行させるためのランダムドット動画
    像表示処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 各変換テーブルは、入力画素データが上
    記nビットで表現される値の最小値であるときには、所
    定の第1の色データを出力し、入力画素データが上記n
    ビットで表現される値の最大値であるときには、所定の
    第2の色データを出力し、 入力画素データが上記最小値および最大値以外の場合に
    は、入力画素データの各ビットのうち、変換テーブルご
    とに定められた1つのビット位置の値が1であるときに
    所定の第3の色データを出力し、変換テーブルごとに定
    められた1つのビット位置の値が1でないときには第4
    の色データを出力するものである請求項6に記載のラン
    ダムドット動画像表示処理プログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
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