JP2780357B2 - シーリング材表面の防汚方法 - Google Patents
シーリング材表面の防汚方法Info
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- JP2780357B2 JP2780357B2 JP1184527A JP18452789A JP2780357B2 JP 2780357 B2 JP2780357 B2 JP 2780357B2 JP 1184527 A JP1184527 A JP 1184527A JP 18452789 A JP18452789 A JP 18452789A JP 2780357 B2 JP2780357 B2 JP 2780357B2
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- Japan
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- sealing material
- acrylate
- meth
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- antifouling method
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、防汚されやすい未硬化時の熱硬化性樹脂製
シーリング材表面の防汚方法に関するものである。
シーリング材表面の防汚方法に関するものである。
［従来の技術及び発明が解決しようとする課題］ 各種構築物の目地部には、気密性や防水性等を目的と
してシリコーン系，ポリサルファイド系，ポリウレタン
系等のシーリング材が使われている。これらの材質から
なるシーリング材は、未硬化状態で施工されてから硬化
するまで長時間を要し、未硬化表面は粘着性に富むた
め、未硬化の間に空気中の汚れが付着して、建築物の美
観を損なうという欠点を有していた。
してシリコーン系，ポリサルファイド系，ポリウレタン
系等のシーリング材が使われている。これらの材質から
なるシーリング材は、未硬化状態で施工されてから硬化
するまで長時間を要し、未硬化表面は粘着性に富むた
め、未硬化の間に空気中の汚れが付着して、建築物の美
観を損なうという欠点を有していた。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、前述の課題を解決するためになされたもの
であり、熱硬化性樹脂製シーリング材の未硬化時の表面
に、（メタ）アクリル酸アルキルエステルと、ポリフル
オロアルキル基の炭素数が３〜21個であるポリフルオロ
アルキル基を含有する（メタ）アクリレートと、の共重
合体を塗布することを特徴とするシーリング材表面の防
汚方法に関するものである。
であり、熱硬化性樹脂製シーリング材の未硬化時の表面
に、（メタ）アクリル酸アルキルエステルと、ポリフル
オロアルキル基の炭素数が３〜21個であるポリフルオロ
アルキル基を含有する（メタ）アクリレートと、の共重
合体を塗布することを特徴とするシーリング材表面の防
汚方法に関するものである。
本発明において、ポリフルオロアルキル基の炭素数が
３〜21個であるポリフルオロアルキル基を含有する（メ
タ）アクリレート（以下、Rf基を含有する（メタ）アク
リレートという。）とその他の共重合性化合物との共重
合体（以下、Rf基を含有するアクリレート系重合体とも
いう。）を使用するその他の共重合性化合物として、未
硬化時のシーリング材表面との相溶性の高いものを選ぶ
ことにより、塗布後の共重合体の耐久性すなわち防汚性
能の持続性を高めることができる。
３〜21個であるポリフルオロアルキル基を含有する（メ
タ）アクリレート（以下、Rf基を含有する（メタ）アク
リレートという。）とその他の共重合性化合物との共重
合体（以下、Rf基を含有するアクリレート系重合体とも
いう。）を使用するその他の共重合性化合物として、未
硬化時のシーリング材表面との相溶性の高いものを選ぶ
ことにより、塗布後の共重合体の耐久性すなわち防汚性
能の持続性を高めることができる。
Rf基を含有する（メタ）アクリレートとしては、特に
限定されず、下記の化合物等から選ぶことができる。
限定されず、下記の化合物等から選ぶことができる。
前記Rf基を含有する（メタ）アクリレートと共重合し
得る共重合性化合物としては、本発明の作用効果を阻害
しない限り広範囲に選択可能である。例えば、エチレ
ン、酢酸ビニル、塩化ビニル、弗化ビニル、ハロゲン化
ビニリデン、スチレン、α−メチルスチレン、ｐ−メチ
ルスチレン、アクリル酸とそのアルキルエステル、メタ
クリル酸とそのアルキルエステル、ポリ（オキシアルキ
レン）アクリレート、ポリ（オキシアルキレン）メタク
リレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセ
トンアクリルアミド、メチロール化ジアセトンアクリル
アミド、Ｎ−メチロールアクリルアミド、ビニルアルキ
ルエーテル、ハロゲン化アルキルビニルエーテル、ビニ
ルアルキルケトン、ブタジエン、イソプレン、クロロプ
レン、グリシジルアクリレート、ベンジルメタクリレー
ト、ベンジルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、無水マレイン酸、アジリジニルアクリレート又はメ
タクリレート、Ｎ−ビニルカルバゾールのごときポリフ
ルオロアルキル基を含まない重合し得る化合物の一種又
は二種以上を、共重合体の構成単位として共重合させる
ことが可能である。これらの共重合成分のうち、（メ
タ）アクリル酸のアルキルエステルを必須成分とする。
またアルキルエステルとして、炭素数１〜５の低級アル
キルエステルが好ましい。これらの共重合成分の共重合
体中における共重合割合は、通常１〜90重量％、好まし
くは40〜70重量％が適当であり、あまりに多い場合には
防汚性が不充分となるため好ましくない。
得る共重合性化合物としては、本発明の作用効果を阻害
しない限り広範囲に選択可能である。例えば、エチレ
ン、酢酸ビニル、塩化ビニル、弗化ビニル、ハロゲン化
ビニリデン、スチレン、α−メチルスチレン、ｐ−メチ
ルスチレン、アクリル酸とそのアルキルエステル、メタ
クリル酸とそのアルキルエステル、ポリ（オキシアルキ
レン）アクリレート、ポリ（オキシアルキレン）メタク
リレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセ
トンアクリルアミド、メチロール化ジアセトンアクリル
アミド、Ｎ−メチロールアクリルアミド、ビニルアルキ
ルエーテル、ハロゲン化アルキルビニルエーテル、ビニ
ルアルキルケトン、ブタジエン、イソプレン、クロロプ
レン、グリシジルアクリレート、ベンジルメタクリレー
ト、ベンジルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、無水マレイン酸、アジリジニルアクリレート又はメ
タクリレート、Ｎ−ビニルカルバゾールのごときポリフ
ルオロアルキル基を含まない重合し得る化合物の一種又
は二種以上を、共重合体の構成単位として共重合させる
ことが可能である。これらの共重合成分のうち、（メ
タ）アクリル酸のアルキルエステルを必須成分とする。
またアルキルエステルとして、炭素数１〜５の低級アル
キルエステルが好ましい。これらの共重合成分の共重合
体中における共重合割合は、通常１〜90重量％、好まし
くは40〜70重量％が適当であり、あまりに多い場合には
防汚性が不充分となるため好ましくない。
又、本発明におけるRf基を含有するアクリレート系重
合体を得るためには、原料の重合し得る化合物を、適当
な有機溶媒に溶かし、重合開始源（使用する有機溶剤に
溶ける過酸化物、アゾ化合物あるいは電離性放射線な
ど）の作用により、溶液重合させる方法が通常採用され
る。溶液重合に好適な溶剤は、トルエン、酢酸エチル、
イソプロピルアルコール、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−
トリフルオロエタン、テトラクロルジフルオロエタン、
メチルクロロホルム等である。
合体を得るためには、原料の重合し得る化合物を、適当
な有機溶媒に溶かし、重合開始源（使用する有機溶剤に
溶ける過酸化物、アゾ化合物あるいは電離性放射線な
ど）の作用により、溶液重合させる方法が通常採用され
る。溶液重合に好適な溶剤は、トルエン、酢酸エチル、
イソプロピルアルコール、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−
トリフルオロエタン、テトラクロルジフルオロエタン、
メチルクロロホルム等である。
本発明における、前述の単独重合体や共重合体はそれ
ぞれ単独で用いても良く、又は二種以上の混合物として
も使用し得る。本発明のRf基を含有するアクリレート系
重合体におけるフッ素含有率は、少なくとも５重量％以
上、好ましくは30重量％以上のフッ素を含有しているこ
とが防汚性能上適当である。本発明のRf基を含有するア
クリレート系重合体は、水に分散させたもの、あるいは
有機溶剤中に分散又は溶解させたものを、未硬化時のシ
ーリング材表面にスプレーしたり、刷毛塗りしたりする
ことにより、処理できる。有機溶剤としては、アセト
ン、メチルエチルケトンなどのケトン類、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸イソアミル等のエステル類、ジエチル
エーテル、ジオキサン等のエーテル類、メチルクロロホ
ルム、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、テ
トラクロロジフルオロエタン、1,1,2−トリクロロ−1,
2,2−トリフルオロエタン、メタキシレンヘキサフルオ
ライド等のハロゲン化炭化水素類の一種又は二種以上の
混合物が採用され得る。かかる溶液中にジクロロジフル
オロメタン、モノフルオロトリクロロエタン、ジクロロ
テトラフルオロエタン等の噴射剤を添加して適当な容器
に充填すれば、スプレー処理ができ、処理後、直ちに乾
燥し、防汚性を発揮し得る。溶剤中又は水中のRf基を含
有するアクリレート系重合体の配合量は、通常0.1〜20
重量％、好ましくは５〜10重量％である。
ぞれ単独で用いても良く、又は二種以上の混合物として
も使用し得る。本発明のRf基を含有するアクリレート系
重合体におけるフッ素含有率は、少なくとも５重量％以
上、好ましくは30重量％以上のフッ素を含有しているこ
とが防汚性能上適当である。本発明のRf基を含有するア
クリレート系重合体は、水に分散させたもの、あるいは
有機溶剤中に分散又は溶解させたものを、未硬化時のシ
ーリング材表面にスプレーしたり、刷毛塗りしたりする
ことにより、処理できる。有機溶剤としては、アセト
ン、メチルエチルケトンなどのケトン類、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸イソアミル等のエステル類、ジエチル
エーテル、ジオキサン等のエーテル類、メチルクロロホ
ルム、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、テ
トラクロロジフルオロエタン、1,1,2−トリクロロ−1,
2,2−トリフルオロエタン、メタキシレンヘキサフルオ
ライド等のハロゲン化炭化水素類の一種又は二種以上の
混合物が採用され得る。かかる溶液中にジクロロジフル
オロメタン、モノフルオロトリクロロエタン、ジクロロ
テトラフルオロエタン等の噴射剤を添加して適当な容器
に充填すれば、スプレー処理ができ、処理後、直ちに乾
燥し、防汚性を発揮し得る。溶剤中又は水中のRf基を含
有するアクリレート系重合体の配合量は、通常0.1〜20
重量％、好ましくは５〜10重量％である。
以下、本発明の実施例について、さらに説明する。
［実施例］ 実施例１〜４に示すモノマー組成で溶液重合を行な
い、酢酸ブチル等の溶剤で６重量％溶液を作る。２枚の
スレートで10mm幅の目地を作り、その目地に市販の１成
分系変性シリコーン系シーリング剤を充填した後、上記
含フッ素防汚剤をハケ塗りする。
い、酢酸ブチル等の溶剤で６重量％溶液を作る。２枚の
スレートで10mm幅の目地を作り、その目地に市販の１成
分系変性シリコーン系シーリング剤を充填した後、上記
含フッ素防汚剤をハケ塗りする。
２日間室内で放置した後、65℃,90％RHの雰囲気下に
１週間保存する。その後室温まで冷却した後、黒土をふ
りかけ、汚れ付着状況を目視で判断した。
１週間保存する。その後室温まで冷却した後、黒土をふ
りかけ、汚れ付着状況を目視で判断した。
［発明の効果］ 本発明方法に従えば、シーリング材未硬化表面の汚れ
付着を良く防止することができ、シーリング材が汚れる
ことにより建築物等の美観が損なわれることもない。
付着を良く防止することができ、シーリング材が汚れる
ことにより建築物等の美観が損なわれることもない。
Claims (2)
- 【請求項１】熱硬化性樹脂製シーリング材の未硬化時の
表面に、（メタ）アクリル酸アルキルエステルと、ポリ
フルオロアルキル基の炭素数が３〜21個であるポリフル
オロアルキル基を含有する（メタ）アクリレートと、の
共重合体を塗布することを特徴とするシーリング材表面
の防汚方法。 - 【請求項２】熱硬化性樹脂製シーリング材が変成シリコ
ーン系のシーリング材である請求項１に記載の防汚方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1184527A JP2780357B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | シーリング材表面の防汚方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1184527A JP2780357B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | シーリング材表面の防汚方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0350286A JPH0350286A (ja) | 1991-03-04 |
| JP2780357B2 true JP2780357B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=16154759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1184527A Expired - Fee Related JP2780357B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | シーリング材表面の防汚方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2780357B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102013202291B4 (de) | 2013-02-13 | 2020-06-18 | Adidas Ag | Dämpfungselement für Sportbekleidung und Schuh mit einem solchen Dämpfungselement |
| CN106752233B (zh) * | 2016-11-22 | 2019-01-01 | 北京海岩兴业混凝土外加剂销售有限公司 | 一种uv固化多功能防污剂 |
| CN106752232B (zh) * | 2016-11-22 | 2019-01-01 | 北京海岩兴业混凝土外加剂销售有限公司 | 一种多功能复合防污剂 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5235188A (en) * | 1975-09-12 | 1977-03-17 | Asahi Glass Co Ltd | Soil resistant finishing agent with good dry soil and friction resista nce |
| JPS62197484A (ja) * | 1986-02-25 | 1987-09-01 | Sunstar Giken Kk | シ−ル工法 |
-
1989
- 1989-07-19 JP JP1184527A patent/JP2780357B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0350286A (ja) | 1991-03-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |