JP2779576B2 - 車輌用標識灯の取付構造 - Google Patents

車輌用標識灯の取付構造

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JP2779576B2
JP2779576B2 JP35372092A JP35372092A JP2779576B2 JP 2779576 B2 JP2779576 B2 JP 2779576B2 JP 35372092 A JP35372092 A JP 35372092A JP 35372092 A JP35372092 A JP 35372092A JP 2779576 B2 JP2779576 B2 JP 2779576B2
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喜八郎 内田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な車輌用標識灯の取
付構造に関する。
【0002】詳しくは、ウインドシールドに支持部材を
介して取り付けられる車輌用標識灯に関するものであ
り、ウインドシールドと支持部材及び支持部材と車輌用
標識灯との支持構造に工夫を施すことにより、車輌用標
識灯をウインドシールドの所定の位置に精確に取着する
ことができると共に、車輌用標識灯をウインドシールド
から適時取り外すことができる新規な車輌用標識灯の取
付構造を提供しようとするものである。
【0003】
【従来の技術】近年、所謂ハイマウントストップランプ
と称される自動車の停止を表示する車輌用標識灯が自動
車の後部に取り付けられるようになってきた。
【0004】この種の車輌用標識灯は、例えば、リヤウ
インドシールドの内側面の上部に取り付けられる。
【0005】図10及び図11はこのような車輌用標識
灯の従来例を示す。
【0006】aはハイマウントストップランプであり、
左右方向に細長く前面が開口した比較的薄型の箱状をし
た灯具ボディbと該灯具ボディb内に左右方向に配列さ
れた複数の発光ダイオードc、c、・・・と該発光ダイ
オードc、c、・・・を支持すると共にこれらに給電す
るための回路基板d等から成る。
【0007】灯具ボディbは、合成樹脂から成り、上方
から見て中央部が前方に突出するような弓形状をしてお
り、また、その下壁eが上壁fよりも前方に突き出てお
り、その左右の側壁g、gは側方から見て底辺が前方に
突き出た略台形状を呈している。
【0008】そして、下壁eの前端縁、上壁fの前端縁
及び左右側壁g、gの前端縁は灯具ボディbがリヤウイ
ンドシールドhの内側に取り付けられたときにリヤウイ
ンドシールドhの内面に略接触するように形成されてい
る。
【0009】iはハイマウントストップランプaに給電
するための接続コードであり、一端は灯具ボディb内に
おいて回路基板dの回路パターンに接続されている。
【0010】しかして、このようなハイマウントストッ
プランプaはその灯具ボディbの開口面がリヤウインド
シールドhの内側面に突き合わさるような向きで、接着
剤jを介してリヤウインドシールドhに取着され、灯具
ボディbから引き出された接続コードiは灯具ボディb
及びリヤウインドシールドh内面を這わされて自動車の
ハーネス等に接続される。
【0011】図12は車輌用標識灯の別の従来例を示
す。
【0012】ここに示すハイマウントストップランプk
はリヤウインドシールドhに半田付けしたナットl、l
に取付ネジm、mでその灯具ボディbを取着するように
したものである。
【0013】尚、図12では、ハイマウントストップラ
ンプkの左右方向の片方の端部のみ示す。
【0014】nはリヤウインドシールドhの内側面に焼
き付けにより形成された導電箔から成る回路パターンで
あり、その一方nはプラス、他方nはマイナスの電源に
それぞれ接続されている。
【0015】そして、この回路パターンn、nに上記ナ
ットl、lが所定の間隔を空けて各別に半田付けにより
固着されている。
【0016】灯具ボディbの後壁oの左右両端部にはリ
ヤウインドシールドhに取着されたときにリヤウインド
シールドhに対して略平行になるような取付部p、pが
形成され、該取付部p、pにはネジ挿通孔q、qが形成
されており、該2つのネジ挿通孔qとqとの間の間隔と
上記2つのナットlとlとの間の間隔とが同じにされて
いる。
【0017】しかして、このようなハイマウントストッ
プランプkはその灯具ボディbの開口面がリヤウインド
シールドhの内側面に突き合わさるような向きで、その
ネジ挿通孔q、qがナットl、lに各別に対応するよう
に位置され、そして、該ネジ挿通孔q、qに取付ネジ
m、mを挿通してナットl、lに螺合することによりリ
ヤウインドシールドhに取着される。
【0018】r、rはその一部が回路基板dに接続され
たフレキシブルプリント基板であり、該フレキシブルプ
リント基板r、rにはその略中央部にネジ挿通孔s、s
が形成されていて、上記取付ネジm、mをナットl、l
に螺着する際にフレキシブルプリント基板r、rのネジ
挿通孔s、sに取付ネジm、mが挿通されて灯具ボディ
bと共に一緒に固定され、回路基板dに形成された配線
パターンがフレキシブルプリント基板r、rを介してナ
ットl、lに接続され、これにより、ハイマウントスト
ップランプkへの給電が図られるようになっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなリヤウインドシールドhへのハイマウントストップ
ランプa、kの取付構造には以下のような問題があっ
た。
【0020】即ち、前者のハイマウントストップランプ
aにあっては、発光ダイオードcが切れたとき、その交
換をするにはリヤウインドシールドhから接着部分を剥
がさなければならず、その作業に手間が掛かってしまう
という問題があった。
【0021】また、後者のハイマウントストップランプ
kにあっては、ランプボディbの取付けが取付ネジm、
mを介して行っているため、発光ダイオードcの交換は
容易であるが、ナットl、lを半田付けする位置を精確
にしなければ、ハイマウントストップランプkをリヤウ
インドシールドhに取付けることができなくなってしま
うという問題がある。
【0022】即ち、ナットl、lと灯具ボディbのネジ
挿通孔q、qとはそれぞれ対応関係にあるため、これら
の位置がずれてしまったときは、ネジ挿通孔q、qに取
付ネジm、mを挿通しても取付ネジm、mをナットl、
lに螺合することはできない。そのために、ネジ挿通孔
q、qを水平方向に長い長孔にすることも考えられる
が、ナットl、lとネジ挿通孔q、qとの位置関係が水
平方向にずれるとは限らず、例えば、片方のナットlが
上下方向にずれたときは、当該ハイマウントストップラ
ンプkがリヤウインドシールドhに対して斜めに取着さ
れてしまうことになり、結局、ハイマウントストップラ
ンプkをリヤウインドシールドhの所望の位置に取付け
ることができない。
【0023】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明車輌用標
識灯の取付構造は上記した課題を解決するために、車輌
用標識灯の灯具ボディを合成樹脂製の支持部材を介して
ウインドシールドに取り付けるその支持部材にウインド
シールドと同じ角度に傾斜した接着面を形成すると共
に、両端から弾性片を突設させ、灯具ボディはその支持
凹部内に支持部材を圧入することによって支持部材に対
して着脱自在に支持され、支持部材はその接着面がウイ
ンドシールドに接着剤により接着されると、灯具ボディ
内の給電用回路パターンを有するプリント基板から突設
された接触片がウインドシールドに形成された給電用接
触部に接触するようにしたものである。
【0024】
【作用】従って、本発明車輌用標識灯の取付構造によれ
ば、車輌用標識灯をウインドシールドから適時、容易に
取り外すことができると共に、ウインドシールドの所定
の位置にガタつかないようにしっかりと精確に、かつ、
容易に取着することができる。
【0025】
【実施例】以下に、本発明車輌用標識灯の取付構造の詳
細を添付図面に示した実施例に従って説明する。
【0026】尚、図面に示した実施例は本発明車輌用標
識灯の取付構造をハイマウントストップランプのリヤウ
インドシールドへの取付に適用したものである。
【0027】1はハイマウントストップランプであり、
自動車のリヤウインドシールド2の上部または下部内側
面に取り付けられる。尚、本実施例においては、ハイマ
ウントストップランプをリヤウインドシールドの上部に
取り付ける場合について説明する。
【0028】ハイマウントストップランプ1は、左右方
向に細長く前面が開口し上下方向で比較的薄型の箱状を
した灯具ボディ3と、該灯具ボディ3内に左右方向に配
列された複数の発光ダイオード4、4、・・・と、該発
光ダイオード4、4、・・・を支持すると共にこれらに
給電するための回路パターンを有するプリント基板5
と、透明な合成樹脂から成り、上記灯具ボディ3内に収
納されるレンズ体6と、上記灯具ボディ3の左右両端部
に着脱自在に取着され、リヤウインドシールド2に接着
剤を介して固定される支持部材7等から成る。
【0029】灯具ボディ3は不透明な合成樹脂から成
り、略矩形の板状をした底板部8と、該底板部8の後端
縁から略垂直に立設された後板部9と、該後板部9の上
端縁から略前方へ向って突設され前後幅が上記底板部8
の前後幅の略3分の1の天板部10と、底板部8の左右
両側縁から立設されると共に後端縁が後板部9にまた上
端縁が天板部10にそれぞれ連結された側板部11、1
1等が一体に型成形されて成り、側板部11、11はそ
の前半分の上端縁が前方へ行くに従い下方へ偏倚するよ
うに傾斜されており、かかる傾斜角は上記リヤウインド
シールド2の傾斜角と略同じに形成されている。
【0030】12、12は灯具ボディ3の上記側板部1
1、11よりも内方に稍寄った位置に灯具ボディ3の内
部を左右方向に分割するように形成された仕切り板であ
り、該仕切り板12、12と左右の側板部11、11と
の間の空間が前記支持部材7、7が挿入される支持凹部
13、13となっており、該支持凹部13、13はその
正面方向から見た形状が稍横長な矩形に形成されてい
る。
【0031】レンズ体6は透明な合成樹脂から成り、左
右方向に細長く後面が開口し上下方向で比較的薄型の箱
状をしたレンズ本体部14と該レンズ本体部14の前面
の下縁から前方に向かって突設された前方突出板15と
該前方突出板15の左右両側縁から立設されると共に後
端縁がレンズ本体部14の前面の左右両側縁に連結され
側方からみて三角形に形成された側片16、16とが一
体に型成形されて成り、側片16、16の上縁の傾斜角
は上記リヤウインドシールド2及び灯具ボディ3の側板
部11、11の前半部上端縁の傾斜角と略同じに形成さ
れている。
【0032】また、レンズ本体部14の前面壁14aの
内側面には所定のレンズステップが形成され、また、上
面壁14bの後端縁は下面壁のそれよりも後方へ突出さ
れ、更に、左右側面壁14c、14cにはその上下方向
における略中央部に前後方向に延びる半円柱状のボス部
17、17が後端縁に達するように形成されており、該
ボス部17、17には後方に開口する螺孔が形成されて
いる。
【0033】レンズ本体部14の上下方向の外法は灯具
ボディ3の底板部8と天板部10との間の間隔の内法よ
り稍小さく、また、その左右幅は左右の仕切り板12と
12との間の間隔よりも小さく形成されていて、レンズ
体6を灯具ボディ3内に収納したときに上記仕切り板1
2、12との間に縦長な空間18、18が形成されるよ
うになっている。
【0034】プリント基板5はその上下幅がレンズ体6
の上下幅より稍小さく、その左右方向の長さがレンズ体
6のそれより長く、仕切り板12と12との間の間隔よ
りも稍小さく形成されており、その一方の面にその長さ
方向に発光ダイオード4、4、・・・が配設されてい
る。
【0035】プリント基板5の左右両端部には発光ダイ
オード4、4、・・・が配設された側の面と同じ側の面
に板ばね部材から成るスプリング接片19、19が設け
られている。
【0036】5a、5aはプリント基板5のスプリング
接片19、19が取着された位置より稍内側の位置に形
成された左右方向に長い長孔であり、該長孔5a、5a
は上記レンズ本体部14のボス部17、17の螺孔に対
応されて形成されている。
【0037】スプリング接片19、19はプリント基板
5から前方へ向かって突出するように設けられ、その先
端部がZ字状に屈曲されてその上側の接触片19a、1
9aが前方へ行くに従い下方へ変位するように傾斜され
ており、スプリング接片19、19の基端部はL字状に
屈曲され、上記プリント基板5に図示しないビスにより
その回路パターンに電気的に接続された状態で固定され
ている。
【0038】スプリング接片19、19が上述のように
取着されたプリント基板5はその発光ダイオード4、
4、・・・がレンズ本体部14の内部に後方から挿入さ
れる向きでその開口を覆うように位置され、この状態で
長孔5a、5aがレンズ本体14の左右側壁14c、1
4cのボス部17、17の螺孔とそれぞれ一致し、ビス
20、20が該螺孔に螺着されてレンズ体6に取着さ
れ、プリント基板5に取着されたスプリング接片19、
19はレンズ本体部14の左右側壁14c、14cの外
側にそれぞれ位置される。
【0039】プリント基板5が取着されたレンズ体6は
灯具ボディ3内にその前方から挿入され、プリント基板
5のスプリング接片19、19はレンズ体6と仕切り板
12、12との間の空間18、18内にそれぞれ位置さ
れる。
【0040】このように、灯具ボディ3にプリント基板
5及びレンズ体6が組み付けられたとき、灯具ボディ3
の側板部11、11の前半上端縁とレンズ体6の側片1
6、16の上端縁とが側方から見て略一致し、かつ、ス
プリング接片19、19の接触片19a、19aがこれ
ら側板部11、11の前半上端縁及び側片16、16の
上端縁よりも稍前方に位置するようになっている。
【0041】21、21、・・・は灯具ボディ3の底板
部8及び天板部10の仕切り板12、12が形成された
位置よりも内側に前後方向に延びるように形成された位
置決め用突条であり、左右に位置する位置決め用突条2
1と21との間の間隔は上記レンズ体6の左右方向の外
法と略同じか又は稍小さく形成されており、レンズ体6
を灯具ボディ3内に挿入するときのレンズ体6の収納位
置を決めるためのものである。
【0042】22、22は上記仕切り板12、12の後
端部にその後端が後板部9に連結するように形成された
基板位置決め部であり、該基板位置決め部22、22は
正面から見て左右方向に扁平なコ字状をし、左右に位置
する基板位置決め部22、22のそれぞれの開口が互い
に向かい合うように配置されており、レンズ体6に取着
されたプリント基板5が灯具ボディ3内に収納されたと
きにその左右両端部が各基板位置決め部22、22のコ
字状に囲まれた部分に位置される。
【0043】23、23、・・・は灯具ボディ3の後板
部9の内側面であって、天板部10よりも稍下方へ寄っ
た位置に左右方向に略等間隔で一体に形成された引掛突
片であり、レンズ体6が灯具ボディ3内に挿入されたと
きに、レンズ体6の上面壁14bの後端縁が引掛突片2
3、23、・・・と灯具ボディ3の天板部10との間の
間隙に位置される。
【0044】24、24、・・・は灯具ボディ3の底板
部8の前端縁より稍後側の位置にその前端縁に沿って左
右方向に略等間隔の位置に形成された係止孔であり、2
5、25、・・・はレンズ体6の前方突出板15の前端
縁より稍後側の位置の下面にその前端縁に沿って左右方
向に略等間隔の位置に突設された係止爪であり、該係止
爪24、24、・・・は上記灯具ボディ3に形成された
係止孔22、22、・・・に各別に対応されており、レ
ンズ体6を灯具ボディ3内に収納したときに各係止爪2
4、24、・・・が各係止孔22、22、・・・に係合
され、これにより、レンズ体6は灯具ボディ3から容易
には抜け出さないように灯具ボディ3内に収納される。
【0045】支持部材7は後面が開口した四角筒状で前
端面が下方へ行くに従い前方へ変位するように傾斜され
た支持基体26と、該支持基体26の後面開口縁のうち
左右側縁から斜め後方に突設された弾性片27、27と
が合成樹脂により一体に形成されている。
【0046】支持基体26の上下方向の外法は灯具ボデ
ィ3の底板部8と天板部10との間の間隔と略同じか又
は稍小さく、また、左右方向の外法が灯具ボディ3の側
板部10と仕切り板12との間の間隔よりも小さく形成
されていて、また、一方の弾性片27の外側面と他方の
弾性片27の外側面との間の外法はこれらに外力が加え
られていない状態において、灯具ボディ3の側板部10
と仕切り板12との間の間隔よりも大きく形成されてい
る。
【0047】そのため、支持部材7を略水平方向に移動
させて灯具ボディ3の支持凹部13に挿入したとき、2
つの弾性片27、27は支持基体26の左右側面に近接
する方向へ撓まされることになり、弾性片27、27は
灯具ボディ3の側板部11及び仕切り板12に支持凹部
13の内側から弾接されて、これにより、支持部材7は
左右方向にガタがない状態で支持凹部13内に支持され
る。
【0048】支持基体26の前端面26aの傾斜角は上
記灯具ボディ3の側板部11の前半部上端縁の傾斜角及
びレンズ体6の側片16の上縁の傾斜角と略同じに形成
されており、また、支持部材7が支持凹部13内に挿入
された状態において支持基体26の前端面26aは灯具
ボディ3の側板部11の前半部上端縁及びレンズ体6の
側片16よりも稍前方に突出するようになっている。
【0049】28は支持基体26の底面部の後端寄り位
置に形成された左右方向に長い長孔であり、29は灯具
ボディ3の底板部8の後端に寄った位置であって、上記
支持基体26の長孔28に対応した位置に形成された挿
通孔であり、支持部材7を灯具ボディ3の支持凹部13
内にそれぞれ挿入したときに支持部材7の長孔28が灯
具ボディ3の挿通孔29に各別に一致する。
【0050】尚、支持部材7に形成された長孔28は、
温度変化に伴ない、灯具ボディ3とリヤウインドシール
ド2とが熱膨張又は熱収縮しても、その熱膨張又は熱収
縮による変化の差を吸収するためのものである。
【0051】30、30は支持部材7、7の長孔28、
28及び灯具ボディ3の挿通孔29、29に挿通して支
持部材7、7の支持基体26、26の底面部と灯具ボデ
ィ3の底面部8とを結着する結着ファスナーであり、か
かる結着ファスナー30、30は2枚の板部材を重ね合
わせてこれら板部材に形成されて挿通孔に一致させ、こ
れら挿通孔に挿通することにより2枚の板部材を結着す
ることができる既存の結着ファスナーである。
【0052】また、このような結着ファスナー30は板
部材の挿通孔に一旦挿入されると抜けにくいが、ある程
度以上の力で引き抜くと取り外すことができ、従って、
支持凹部13に挿入し結着ファスナー30によって支持
された支持部材7は結着ファスナー30の抜き差しによ
り灯具ボディ3に対して着脱することができる。
【0053】そして、支持部材7、7は、灯具ボディ3
の支持凹部13、13内にそれぞれ挿入された後、上記
結着ファスナー30、30を灯具ボディ3の挿通孔2
9、29及び支持部材7、7の長孔28、28に挿通す
ることにより灯具ボディ3の支持凹部13、13内に収
納された状態で灯具ボディ3に支持される。
【0054】31、31はリヤウインドシールド2の内
側面であってその左右両側部及び上端部に焼き付けによ
り形成された導電箔から成る回路パターンであり、その
一方31aはプラス、他方31bはマイナスの電源に後
述するようにそれぞれ接続されている。
【0055】プラス側回路パターン31aとマイナス側
回路パターン31bのそれぞれのリヤウインドシールド
2の中央部側の端部(以下、「接触部」という。)32
a、32bは縦長な矩形に形成され、該中央部側の端部
32aと32bとの間の間隔は上記スプリング接片19
と19との間の間隔と略同じに形成されていて、又、両
回路パターン31a、31bの左右両側の端部は図示し
ない電源コードと各別に接続され、これにより、回路パ
ターン31、31に給電されるようになっている。
【0056】しかして、このように構成されたハイマウ
ントストップランプ1のリヤウインドシールド3への取
り付けは次のようにして行う。
【0057】先ず、上述のようにして支持部材7、7を
灯具ボディ3の支持凹部13、13内に挿入し、ファス
ナー30、30にて支持する。
【0058】次に、このように組み立てられたハイマウ
ントストップランプ1の支持部材7、7の支持基体2
6、26の前端面26a、26aに接着剤33、33を
塗布し、リヤウインドシールド2の中央上部にその内側
からスプリング接片19、19の接触片19a、19a
が上記接触部32a、32bに各別に接触するように位
置合わせして、ハイマウントストップランプ1をリヤウ
インドシールド2の内側面に押し付ける。
【0059】このときのハイマウントストップランプ1
のリヤウインドシールド2への押し付けはハイマウント
ストップランプ1の一ヶ所、例えば、左右方向の略中央
部をリヤウインドシールド2側に押圧すればよい。
【0060】そして、ハイマウントストップランプ1の
支持部材7、7の支持基体26、26の前端面26a、
26aに塗布した接着剤33、33が硬化することによ
り、ハイマウントストップランプ1はリヤウインドシー
ルド2に取着され、また、そのスプリング接片19、1
9の接触片19a、19aが回路パターン31、31の
接触部32a、32bに各別に接触して電気的接続がな
され、ハイマウントストップランプ1への給電が可能と
なる。
【0061】また、リヤウインドシールド2からハイマ
ウントストップランプ1を取り外すときは上記ファスナ
ー30、30を支持部材7、7の長孔28、28と灯具
ボディ3の挿通孔29、29から引抜くことによって
為される。
【0062】即ち、支持部材7、7の長孔28、28と
灯具ボディ3の挿通孔29、29に嵌合した結着ファス
ナー30、30はある程度以上の力で抜き方向に引っ張
ると支持部材7、7の長孔28、28と灯具ボディ3の
挿通孔29、29から引き抜くことができ、結着ファス
ナー30、30を抜き取った後、灯具ボディ3をリヤウ
インドシールド2から、離脱する方向へ略水平方向に
っ張ることにより、リヤウインドシールド2に接着され
た支持部材7、7から取り外すことができ、従って、灯
具ボディ3をリヤウインドシールド2から取り外すこと
ができる。
【0063】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明車輌用標識灯の取付構造は、車輌用標識灯の
灯具ボディの左右両端部を合成樹脂製の支持部材を介し
てウインドシールドに取り付ける車輌用標識灯の取付構
造であって、上記支持部材には上記ウインドシールドと
同じ角度に傾斜した接着面が形成されると共に、両端か
らは弾性片が突設され、上記灯具ボディはその支持凹部
内に上記支持部材を圧入することによって支持部材に
して着脱自在に支持され、上記支持部材はその接着面が
ウインドシールドに接着剤により接着されると、上記灯
具ボディ内の給電用回路パターンを有するプリント基板
から突設された接触片が上記ウインドシールドに形成さ
れた給電用接触部に接触することを特徴とする。
【0064】従って、本発明車輌用標識灯の取付構造に
よれば、車輌用標識灯をウインドシールドから適時、容
易に取り外すことができると共に、ウインドシールドの
所定の位置にガタつかないようにしっかりと精確に、か
つ、容易に取着することができる。
【0065】尚、前記実施例において本発明車輌用標識
灯の取付構造を発光ダイオードがプリント基板に複数配
列された車輌用標識灯の取付構造に適用したものについ
て説明したが、本発明車輌用標識灯の取付構造はこれに
限らず、例えば、複数の発光ダイオードを発光ダイオー
ド保持部材に保持してその後面にフレキシブルプリント
基板を配設してフレキシブルプリント基板にて発光ダイ
オードへの給電を行なうようにした車輌用標識灯の取付
構造にも適用することができる。
【0066】また、前記実施例において示した具体的な
構造ないし形状は、本発明車輌用標識灯の取付構造の実
施に当たってのほんの一例を示したものにすぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されては
ならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明車輌用標識灯の取付構造をハイマウント
ストップランプに適用した実施の一例を示し、ハイマウ
ントストップランプの中央部を省略して示す正面図であ
る。
【図2】図1におけるII−II線に沿う断面図であ
る。
【図3】図1におけるIII−III線に沿う断面図で
ある。
【図4】レンズ体とプリント基板とを分解して示し、そ
の一部を省略して後方から見た分解斜視図である。
【図5】灯具ボディとプリント基板が取着されたレンズ
体とを分解して示し、その要部を前方から見た分解斜視
図である。
【図6】灯具ボディにプリント基板及びレンズ体が取着
されたものと支持部材とを分解して示し、その要部を前
方から見た分解斜視図である。
【図7】リヤウインドシールドに接着した支持部材にプ
リント基板及びレンズ体が取着された灯具ボディを支持
する直前の状態を示す要部の断面図である。
【図8】リヤウインドシールドを内側から見た図であ
る。
【図9】本発明車輌用標識灯の取付構造を適用したハイ
マウントストップランプを自動車に取り付けた状態を示
し、自動車を斜め後方から見た斜視図である。
【図10】従来の車輌用標識灯の取付構造の一例を適用
した車輌用標識灯を搭載した自動車の背面図である。
【図11】図10におけるXI−XI線に沿う拡大断面
図である。
【図12】従来の車輌用標識灯の取付構造の別の例を示
し、その要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 車輌用標識灯 2 ウインドシールド 3 灯具ボディ 7 支持部材5 プリント基板 13 支持凹部 19 接触片 26a 接着面 27 弾性片 32a、32b 給電用接触部 33 接着剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌用標識灯の灯具ボディの左右両端部
    合成樹脂製の支持部材を介してウインドシールドに取
    り付ける車輌用標識灯の取付構造であって、上記支持部材には上記ウインドシールドと同じ角度に傾
    斜した接着面が形成されると共に、両端からは弾性片が
    突設され、 上記灯具ボディはその支持凹部内に上記支持部材を圧入
    することによって 支持部材に対して着脱自在に支持さ
    れ、上記 支持部材はその接着面がウインドシールドに接着剤
    により接着されると、上記灯具ボディ内の給電用回路パ
    ターンを有するプリント基板から突設された接触片が上
    記ウインドシールドに形成された給電用接触部に接触す
    ことを特徴とする車輌用標識灯の取付構造。
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