JP2779398B2 - 超電導回転電機用回転子 - Google Patents

超電導回転電機用回転子

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JP2779398B2
JP2779398B2 JP4074545A JP7454592A JP2779398B2 JP 2779398 B2 JP2779398 B2 JP 2779398B2 JP 4074545 A JP4074545 A JP 4074545A JP 7454592 A JP7454592 A JP 7454592A JP 2779398 B2 JP2779398 B2 JP 2779398B2
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    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、計測リード線及び電
線管から侵入する熱量を低減することができる超電導回
転電機用回転子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開昭61−18846
号公報及び特開昭59−117457号公報に記載され
た従来の超電導回転電機用回転子を示す断面図である。
図5において、1は冷却液である液体ヘリウム(図示せ
ず)によって極低温(4K)に冷却される超電導界磁コ
イル、2は超電導界磁コイル1が取り付けられるコイル
取付軸、3はコイル取付軸2の両側に設けられ、トルク
を伝達する円筒形のトルクチューブ、4、5はトルクチ
ューブ3にそれぞれ接続された駆動側端部軸、反駆動側
端部軸、6は駆動側端部軸4、反駆動側端部軸5を軸支
する軸受、7はコイル取付軸2及びトルクチューブ3を
取り囲むように配置され、超電導回転電機用回転子の振
動を減衰させる常温ダンパ、8はコイル取付軸2と常温
ダンパ7との間に配置され、超電導回転電機用回転子の
振動を減衰させる低温ダンパである。
【0003】9、10はコイル取付軸2のそれぞれ外周
部、両側面部に配置され、ヘリウムを保持するためのヘ
リウム外筒、ヘリウム端板である。超電導界磁コイル
1、コイル取付軸2、ヘリウム外筒9及びヘリウム端板
10によって極低温部が構成される。11はトルクチュ
ーブ3に設けられ、輻射によって侵入する熱量を低減す
る穴あき円板形の側部輻射シールド、12はトルクチュ
ーブ3に取り付けられ、トルクチューブ3を通してコイ
ル取付軸2に侵入する熱量を低減する熱交換器である。
トルクチューブ3の内部、常温ダンパ7と低温ダンパ8
との間、低温ダンパ8とヘリウム外筒9との間等は真空
部13となっている。14は超電導界磁コイル1に界磁
電流を供給するためのスリップリング、15は超電導界
磁コイル1等に取り付けられた計測素子(図示せず)か
ら出力される電気信号を伝送する計測リード線である。
計測素子は極低温部の温度やコイル取付軸2の歪み等の
計測を行い、計測結果を電気信号として出力するもので
ある。16は計測リード線15が内部に通されて、これ
をコイル取付軸2から駆動側端部軸4の中空部に導く電
線管、17は計測リード線15が接続される気密端子、
18は駆動側端部軸4の中空部をふさぐメクラブタであ
る。
【0004】次に、図5に示した従来の超電導回転電機
用回転子の動作について説明する。まず、ヘリウム容器
部(ヘリウム外筒9及びヘリウム端板10から構成され
る)により保持される液体ヘリウムによって、超電導界
磁コイル1を極低温に冷却し、超電導界磁コイル1を電
気抵抗をゼロの状態にする。液体ヘリウムは反駆動側端
部軸5の中空部内に設けられた導入管(図示せず)を介
してヘリウム容器部に供給されている。この状態でスリ
ップリング14を介して界磁電流を供給すれば、電気抵
抗ゼロの状態では励磁損失がなくなるため、超電導界磁
コイル1に強力な磁界を発生させることができる。この
とき、駆動側端部軸4にトルクを与えて回転させると、
固定子(図示せず)に設けられたコイルに交流電流が発
生する。なお、液体ヘリウムの排出管や、超電導回転電
機用回転子に設置されるヘリウム導入装置、ヘリウム排
出装置等の図示は省略されている。
【0005】次に、極低温部に侵入する熱量を低減する
ための構造について説明する。トルクチューブ3を通し
て侵入する熱量が少なくなるように、トルクチューブ3
は薄肉円筒形にされ、熱交換器12が取り付けられてい
る。また、側面からの輻射によって侵入する熱量を低減
するために側部輻射シールド11が設けられている。さ
らに、真空部13が設けられ高真空に保たれている。
【0006】一方、常温ダンパ7及び低温ダンパ8は、
固定子からの高調波磁界をシールドすることにより超電
導界磁コイル1を保護するとともに、電力系統のじょう
乱に起因する回転子振動を減衰させる。さらに、常温ダ
ンパ7は真空部13の外筒としての機能、低温ダンパ8
はヘリウム外筒9に対する輻射シールドとしての機能も
有している。
【0007】また、計測素子が超電導界磁コイル1等に
取り付けられて、所定の計測を行っている。この計測素
子から出力される電気信号を伝送する計測リード線15
は、電線管16内の中空部に通されて、気密端子17に
接続されている。このため、計測リード線15及び電線
管16は4Kの極低温部と約300Kの常温部とを結ん
でいることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の超電導回転電機
用回転子は、以上のように構成されており、計測素子に
接続される計測リード線15及び計測リード線15が通
される電線管16を伝導して極低温部に熱が侵入してし
まう。このため、超電導界磁コイル1を冷却する液体ヘ
リウム消費量の増大を招くとともに、液体ヘリウムの気
化に起因するヘリウム容器部内の液体ヘリウムの液面変
動のために、超電導回転電機用回転子の信頼性が低下す
るという課題があった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、計測リード線及び電線管を通し
て侵入する熱量を低減することにより、液体ヘリウム消
費量を少なくするとともに、信頼性の高い超電導回転電
機用回転子を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る超電導回転電機用回転子は、電線管内部の気体の移動
を妨げる仕切り板を電線管内部に設けたものである。
【0011】
【作用】この発明の請求項1に係る超電導回転電機用回
転子においては、仕切り板を用いて電線管を対流が生じ
る区間に分割し、特に、極低温部と常温部との間で対流
が生じないようにして、極低温部に侵入する熱量を低減
させる。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の参考例を示す断面図であ
り、図1と同一または相当部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。19は先端部が電線管16に接続さ
れ、液体ヘリウムの気化後の冷却ガスすなわちヘリウム
ガスを電線管16に導く冷却ガス導入管、20は先端部
が電線管16に接続され、電線管16からのヘリウムガ
スを超電導回転電機用回転子の外部に排出する冷却ガス
排出管である。
【0013】次に、図1に示したこの発明の参考例の動
作について説明する。超電導界磁コイル1を冷却し気化
した後のヘリウムガスの一部を、冷却ガス導入管19に
よって電線管16に導く。導かれたヘリウムガスは、計
測リード線15及び電線管16を冷却し、これらを伝導
して極低温部に侵入する熱量を低減させる。伝導熱を吸
収して温度が上昇したヘリウムガスは、冷却ガス排出管
20によって超電導回転電機用回転子の外部に排出され
る。なお、冷却ガス導入管19に導入されるヘリウムガ
スは、もともと、超電導回転電機用回転子の外部に排出
される蒸発ガスの一部であり、ヘリウムガスを新たに必
要とはしない。
【0014】実施例1. 図2はこの発明の実施例1を示す断面図であり、21は
電線管16内部の気体の移動を妨げるために、電線管1
6の内部に複数個設けられ電線管16内の空間を軸方向
に区切る仕切り板である。図3(a)のように仕切り板が
無い場合、電線管16内のヘリウムガスには、大きな遠
心力のために、常温部と極低温部との間での激しい対流
が生じる。このとき、ヘリウムガスは常温部で加熱され
て極低温部で熱を放出するため、電線管16がヒートパ
イプのように作用することになる。
【0015】そこで、図3(b)のように仕切り板21を
設けてヘリウムガスの軸方向の移動を妨げることにより
対流を各区間内に留まらせれば、ヘリウムガスの対流に
よって極低温部が加熱されるのを防止することができ
る。
【0016】実施例2. 図4はこの発明の実施例2を示す断面図であり、19
a、20aは仕切り板21によって区切られた区間毎に
1対設けられた冷却ガス導入管、冷却ガス排出管であ
る。実施例2では、仕切り板21によって極低温部と常
温部との間での対流をなくしており、さらに、各区間に
導入されるヘリウムガスによって、計測リード線15及
び電線管16を伝導する熱を超電導回転電機用回転子の
外部に排出することができる。
【0017】なお、実施例1及び2では、超電導回転電
機用回転子は発電機に用いられているとしたが、電動機
に用いられているとしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1に係
る超電導回転電機用回転子によれば、計測リード線及び
電線管を通して侵入する熱量を低減し、液体ヘリウム消
費量を少なくするとともに、信頼性が向上するという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の参考例を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施例1を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施例1の説明図である。
【図4】 この発明の実施例2を示す断面図である。
【図5】 従来の超電導回転電機用回転子を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 超電導界磁コイル、2 コイル取付軸、9 ヘリウ
ム外筒、10 ヘリウム端板、15 計測リード線、1
6 電線管、19 冷却ガス導入管、20 冷却ガス排
出管、21 仕切り板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却液によって極低温に冷却される極低
    温部と、 この極低温部に配置され、計測を行い、計測結果を電気
    信号として出力する計測素子と、 前記計測素子から出力される電気信号を伝送する計測リ
    ード線と、 前記計測リード線が通される電線管と、 を有する超電導回転電機用回転子において、 前記電線管内部の気体の移動を妨げる仕切り板を前記電
    線管内部に設けたことを特徴とする超電導回転電機用回
    転子。
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