JP2603002B2 - 超電導回転電機の回転子 - Google Patents

超電導回転電機の回転子

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JP2603002B2
JP2603002B2 JP3057581A JP5758191A JP2603002B2 JP 2603002 B2 JP2603002 B2 JP 2603002B2 JP 3057581 A JP3057581 A JP 3057581A JP 5758191 A JP5758191 A JP 5758191A JP 2603002 B2 JP2603002 B2 JP 2603002B2
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良治 長谷
嘉延 中村
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超電導発電関連機器・材料技術研究組合
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Superconductive Dynamoelectric Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超電導回転電機の回
転子に関し、特に回転子における超電導界磁コイルに電
流を供給する電流リードの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は例えば特開昭61ー18846号
公報に示された従来の超電導回転電機の回転子の構造を
示す断面図である。図において、1は両端を駆動側端部
軸2のフランジ部2aおよび反駆動側端部軸3のフラン
ジ部3aに固定された中空のトルクチューブ、4はトル
クチューブ1の中央部に形成された中空のコイル取付
軸、5はコイル取付軸4に巻回固定された超電導界磁コ
イルである。このコイル取付軸4の外周部にはヘリウム
外筒6が配設され、コイル取付軸4の両側面部のそれぞ
れにはヘリウム端板7が配設され、冷媒の液溜め部であ
る液体ヘリウムの液溜め部8を形成している。9は両端
を駆動側端部軸2のフランジ部2aおよび反駆動側端部
軸3のフランジ部3aに固着して、トルクチューブ1と
コイル取付軸4とを包囲して配設された常温ダンパ、1
0はコイル取付軸4と常温ダンパ9との間に配設された
低温ダンパ、11は駆動側端部軸2および反駆動側端部
軸3を軸支する軸受、12はトルクチューブ1に形成あ
るいは配置された熱交換器、13はコイル取付軸4の両
側面部の外側のトルクチューブ1内に設けられた側部輻
射シールド、14は真空部である。
【0003】15は反駆動側端部軸3に設けられた界磁
電流供給用のスリップリングであり、このスリップリン
グ15は電流リード(図示せず)を介して超電導界磁コ
イル5に界磁電流を供給する。16は液体ヘリウムの液
溜め部8に液体ヘリウムを供給する液体ヘリウム供給
管、17は液体ヘリウムの液溜め部8と熱交換器12と
を連通するヘリウム配管、18は熱交換器12からのガ
スヘリウムを排出するガスヘリウム排出管である。
【0004】つぎに、従来の超電導回転電機の回転子の
動作について説明する。まづ、冷媒である液体ヘリウム
が、ヘリウム供給管16を介して液体ヘリウムの液溜め
部8に供給される。超電導界磁コイル5は、液体ヘリウ
ムの液溜め部8内の液体ヘリウムにより極低温に冷却さ
れ、電気抵抗が零の状態となる。液体ヘリウムの液溜め
部8内の液体ヘリウムは、トルクチューブ1からの熱伝
導により侵入する熱および低温ダンパ10からの輻射に
より侵入する熱等により蒸発し、気体となったヘリウム
はヘリウム配管17を介して熱交換器12に一旦導か
れ、駆動側端部軸2および反駆動側端部軸3からトルク
チューブ1に侵入する熱の大部分を吸収し、その後、ガ
スヘリウム排出管18を通って機外に排出される。つぎ
に、スリップリング15から電流リードを介して超電導
界磁コイル5に界磁電流を供給し、超電導界磁コイル5
を励磁する。超電導界磁コイル5は、電気抵抗が零の状
態となっているので、励磁損失がなく、強力な磁界を発
生し、固定子(図示せず)に交流電力を発生させる。
【0005】このように、この超電導界磁コイル5を極
低温に冷却、保持するために、液体ヘリウムの液溜め部
8に液体ヘリウムを供給する一方、回転子内部を真空部
14により高真空に保つとともに、極低温の超電導界磁
コイル5とコイル取付軸4とに回転トルクを伝えるトル
クチューブ1を薄肉円筒とし、かつ熱交換器12を設
け、液体ヘリウムの液溜め部8からヘリウム配管17、
熱交換器12およびガスヘリウム排出管18を経て低温
の気体ヘリウムを流すことにより、トルクチューブ1を
通じて極低温部に侵入する熱を極力減らしている。さら
に、側部輻射シールド13が、側面からの輻射により侵
入する熱を低減している。また、常温ダンパ9および低
温ダンパ10は、固定子からの高調波磁界をシールド
し、超電導界磁コイル5を保護するとともに、電力系統
の擾乱による回転子振動を減衰させる機能を有し、さら
に常温ダンパ9は真空外筒としての機能、低温ダンパ1
0はヘリウム貯液部8への輻射シールドとしての機能を
も兼ね備えている。
【0006】ここで、図2に示す従来の超電導回転電機
の回転子における電流リードについて、図3に基づいて
説明する。図3は例えば特公昭54ー28564号公報
に示された従来の電流リードの一例を示す要部拡大断面
図であり、図において20は反駆動側端部軸3内に支持
固定された中空軸、21は常温部導電性端子、22は常
温導電性端子21に対向して配置された極低温部導電性
端子、23は常温部導電性端子21と極低温部導電性端
子22とを電気的に接続する複数の導電性パイプ、24
は両端内面の固着部25、26で常温部導電性端子21
および極低温部導電性端子22を固着支持する絶縁内筒
である。この絶縁内筒24は、中空軸20の内壁面に形
成された凹部20aにより位置決めされて中空軸20内
に収納され、常温部導電性端子21および極低温部導電
性端子22と中空軸20との短絡を防止している。常温
部導電性端子21には、ねじが形成されており、導電性
ボルト27、導電性ブッシュ28を介して第1のリード
線29に電気的に接続されている。この第1のリード線
は29は他端をスリップリング15aに電気的に接続さ
れている。30は導電性ブッシュ28と中空軸20との
短絡を防止する絶縁ブッシュ、31は一端を極低温部導
電性端子22に接続され、他端を超電導界磁コイル5に
接続された超電導線からなる第2のリード線である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の超電導回転電機
の回転子は以上のように構成されているので、回転子の
運転時において、中空軸20、導電性パイプ23および
絶縁内筒24等の熱膨張係数の違いからそれらに熱伸び
差が生じて、軸方向の熱応力を発生させ、絶縁内筒24
を破断したり、また、絶縁内筒24が軸方向にずれて、
常温部導電性端子21あるいは極低温部導電性端子22
と中空軸20とが電気的に短絡するなどの課題があっ
た。この発明は、上記のような課題を解決するためにな
されたもので、回転子の運転時において発生する導電性
パイプおよび絶縁内筒等の熱伸び差による軸方向の熱応
力を吸収でき、絶縁内筒の破断を防止できる電流リード
を備えた超電導回転電機の回転子を得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る超電導回
転電機の回転子は、電流リードを構成する絶縁内筒を軸
方向に分割し、かつ、分割された絶縁内筒のそれぞれ
に、導電性端子のそれぞれを固着するものである。
【0009】
【作用】この発明においては、絶縁内筒が軸方向に分割
され、分割された絶縁内筒のそれぞれが対向する導電性
端子のそれぞれに固着されているので、回転子の運転時
において発生する導電性パイプおよび絶縁内筒等の熱伸
び差を吸収する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明による超電導回転電機の回転子の一
実施例を示す要部拡大断面図であり、図において図2お
よび図3に示した従来の超電導回転電機の回転子と同一
または相当部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図において、32は常温部導電性端子21と極低温
部導電性端子22との中間部の分割部33において分割
された絶縁内筒であり、分割された絶縁内筒32はそれ
ぞれ固着部25、26で常温部導電性端子21および極
低温部導電性端子22に固着されている。
【0011】ここで、図3に図示されていないが、スリ
ップリング15bと超電導界磁コイル5の他方の端部と
を電気的に接続するために常温部導電性端子21、極低
温部導電性端子22および導電性パイプ23と同様の構
成の導電性端子および導電性パイプが絶縁内筒32内の
対向する内面に同様に配設されている。上記実施例で
は、回転子の運転中に液体ヘリウムにより電流リードが
冷却されると、導電性パイプ23および絶縁内筒32に
熱伸び差が発生する。このとき、絶縁内筒32は一端を
固着部25で常温部導電性端子21に固定され、他端を
固着部26で極低温部導電性端子22に固定されている
ので、分割部33により熱伸び差を吸収できる。
【0012】なお、上記実施例では、分割部33を絶縁
内筒32の中間部に設けて説明しているが、分割部33
は常温部導電性端子21と極低温部導電性端子22との
間であれば任意の位置に設けてもよい。また、上記実施
例では、中空軸20を反駆動側端部軸3内に支持固定し
て説明しているが、中空軸20を用いずに反駆動側端部
軸3内に直接電流リードを配設し、常温部導電性端子2
1とスリップリング15とを直接電気的に接続しても同
様の効果が得られる。なおまた、上記実施例では、冷媒
として液体ヘリウムを用いて説明したが、この発明はこ
れに限定されるものではない。
【0013】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、絶縁内
筒を軸方向に分割し、分割された絶縁内筒のそれぞれを
対向して配置された導電性端子のそれぞれに固着されて
いるので、回転子の運転時に導電性パイプおよび絶縁内
筒等で発生する熱伸び差を分割された絶縁内筒で吸収で
き、絶縁内筒の破断を防止できる電流リードを備えた超
電導回転電機の回転子が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のよる超電導回転電機の回転子の一実
施例を示す要部拡大断面図である。
【図2】従来の超電導回転電機の回転子の一例を示す断
面図である。
【図3】従来の超電導回転電機の回転子における電流リ
ードの構造を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
5 超電導界磁コイル 21 常温部導電性端子 22 極低温部導電性端子 23 導電性パイプ 31 第2のリード線 32 絶縁内筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−208858(JP,A) 特開 平4−351460(JP,A) 特開 昭60−223464(JP,A) 特開 昭60−167674(JP,A) 実開 平4−28785(JP,U) 実開 平4−25472(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して配設された一対の導電性端子
    と、前記導電性端子間に挿入され、前記導電性端子間を
    電気的に接続する複数の導電性パイプと、端面のそれぞ
    れの方向に一対の前記導電性端子がくるように前記導電
    性端子を収納する絶縁内筒と、一端を超電導界磁コイル
    に接続され、他端を一方の前記導電性端子に接続された
    リード線とを有する電流リードを備え、外部より前記電
    流リードを介して界磁電流を前記超電導界磁コイルに供
    給し、前記超電導界磁コイルを励磁して駆動する超電導
    回転電機の回転子において、前記絶縁内筒は、軸方向に
    分割され、かつ、分割された前記絶縁内筒のそれぞれ
    は、前記導電性端子のそれぞれに固着されたことを特徴
    とする超電導回転電機の回転子。
JP3057581A 1991-03-22 1991-03-22 超電導回転電機の回転子 Expired - Lifetime JP2603002B2 (ja)

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JPH04351462A JPH04351462A (ja) 1992-12-07
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KR101104890B1 (ko) * 2009-11-27 2012-01-12 한전케이피에스 주식회사 발전기 회전자 단부권선의 분할형 절연링 및 그 결합방법

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